〔短編小説〕ゆびきりげんまん
あれ、これはいつだろう。
あぁそうか、幼稚園の時の記憶か。
懐かしい積み木のおもちゃ、おもちゃの楽器。すべてに、見覚えがある。
そして、目の前にいるのが拓哉(たくや)かな?可愛いなぁ。
「ねぇねぇ、舞(まい)ちゃん!おおきくなると、つきあうってことができるらしいよぉ?」
「なぁにそれ?たのしそう!!」
「でしょ?だからさぁ、ゆびきりげんまんしてつきあうことをいまやくそくしよぉ?」
「いいよぉ!!」
『ゆびきりげんまん。うそついたらはりせんぼんの〜ます!ゆびきった!!』
「へへっ、たのしみだね!!」
「そうだね!まいちゃん!」
「うん!はやくおおきくなろうね!」
そこで、記憶が途切れた。
「…ちゃん。…いちゃん。ねぇ舞!!」
「…ん〜、変な夢見たなぁ。」
起きたら、修学旅行の行きのバスの中だった。
「ほら、もうすぐで付くよ?」
「え、あ、うん。」
私、疲れてるのかな。でも、そんな記憶無いわけでは無いんだよね。
でも、拓哉と…?
最近そんな感じじゃないよね。避けられている感じしかしないし。嫌われてんのかな?でも、拓哉に針千本飲ますのも嫌だな。
正直、好きだし…。幼稚園の時から。
今日、告白してみようかな。今日なら、今日ならいける気がする。気…だけど。
「何、ぼ〜っとしてんの!?ほら、降りるよ!!」
「うわぁ、ごめん、ごめん!!」
「もしかして、疲れてる?」
「んな訳ないじゃん!!せっかくの修学旅行なんだから体調管理だけはしてきたわ!!」
「それだけか〜い!!」
親友と少し騒いで「じゃあね」と言ってそれぞれの列に並ぶ。斜め前には、拓哉が楽しそうに男子と喋ってる。
良いなぁ〜。あの時に戻りたいな。
そうしたら、拓哉とまた何も考えずに話すことが出来る。
そんな、今はもう戻れぬ昔にほっこりししている私が居た。
私は、結局何もアクションを起こせぬまま消灯時間を迎えてしまった。確かに、告白できそうって気しか無かったし…。気だけじゃ無理だったか。
そう思い仕方なく寝ようと思ったが、目を瞑っても寝れなかった。「告白」それが、心のどこかに引っ掛かっていた。
皆が寝たのを確認して部屋の電話から拓哉の部屋に電話を掛けた。
少し時間が経ってから拓哉が出た。
「誰ですか?」
ぶっきらぼうな拓哉の声が聞こえる。
「舞ですけど…?」
「あぁ、舞かぁ。急にどうした?」
いつもより声音が柔らかい。
寝ぼけてんのかな?
「あのさ、今から廊下出れる?階段の踊り場でどうかな?」
「え、うん分かった。」
あ、結構すんなり。
「ありがと。」
そして、私は静かにドアを開けて廊下に出た。
「何、急に話って?」
私は、緊張すると思ってたけど、口に出した瞬間すらすらと言葉が出てきた。
「あのさ、幼稚園の時に約束した事覚えてる?」
少し、拓哉の顔が忙しく動く。
「あぁ、あれか。付き合う…とかってやつ?」
コクリ。私が頷く。
「でも、舞的にはどうなの?俺は、幼稚園の時から好き…だけどさぁ。」
顔を真っ赤にしているのが、暗闇の中でもよく分かる。
「私がそれが良いからわざわざ、電話したんだよ?」
「じゃあ、俺達今日から付き合おうな。」
小さくても、しっかり聞こえる声で拓哉が言ってくれた。
「うん…。」
私達の小さいときの出来事が2人を味方してくれた。
ありがとう。幼稚園の時の自分。
〜END この話はフィクションです〜
どうも、ルナ猫です!!
小説って書くの難しいです…。ですが、私も出来る限り頑張っていきます!!
なので、名前だけでも覚えて下さい!!
感想、アドバイスも是非是非お願いします!!
それでは!! ルナ猫さん(選択なし・12さい)からの相談
とうこう日:2020年10月20日みんなの答え:9件
あぁそうか、幼稚園の時の記憶か。
懐かしい積み木のおもちゃ、おもちゃの楽器。すべてに、見覚えがある。
そして、目の前にいるのが拓哉(たくや)かな?可愛いなぁ。
「ねぇねぇ、舞(まい)ちゃん!おおきくなると、つきあうってことができるらしいよぉ?」
「なぁにそれ?たのしそう!!」
「でしょ?だからさぁ、ゆびきりげんまんしてつきあうことをいまやくそくしよぉ?」
「いいよぉ!!」
『ゆびきりげんまん。うそついたらはりせんぼんの〜ます!ゆびきった!!』
「へへっ、たのしみだね!!」
「そうだね!まいちゃん!」
「うん!はやくおおきくなろうね!」
そこで、記憶が途切れた。
「…ちゃん。…いちゃん。ねぇ舞!!」
「…ん〜、変な夢見たなぁ。」
起きたら、修学旅行の行きのバスの中だった。
「ほら、もうすぐで付くよ?」
「え、あ、うん。」
私、疲れてるのかな。でも、そんな記憶無いわけでは無いんだよね。
でも、拓哉と…?
最近そんな感じじゃないよね。避けられている感じしかしないし。嫌われてんのかな?でも、拓哉に針千本飲ますのも嫌だな。
正直、好きだし…。幼稚園の時から。
今日、告白してみようかな。今日なら、今日ならいける気がする。気…だけど。
「何、ぼ〜っとしてんの!?ほら、降りるよ!!」
「うわぁ、ごめん、ごめん!!」
「もしかして、疲れてる?」
「んな訳ないじゃん!!せっかくの修学旅行なんだから体調管理だけはしてきたわ!!」
「それだけか〜い!!」
親友と少し騒いで「じゃあね」と言ってそれぞれの列に並ぶ。斜め前には、拓哉が楽しそうに男子と喋ってる。
良いなぁ〜。あの時に戻りたいな。
そうしたら、拓哉とまた何も考えずに話すことが出来る。
そんな、今はもう戻れぬ昔にほっこりししている私が居た。
私は、結局何もアクションを起こせぬまま消灯時間を迎えてしまった。確かに、告白できそうって気しか無かったし…。気だけじゃ無理だったか。
そう思い仕方なく寝ようと思ったが、目を瞑っても寝れなかった。「告白」それが、心のどこかに引っ掛かっていた。
皆が寝たのを確認して部屋の電話から拓哉の部屋に電話を掛けた。
少し時間が経ってから拓哉が出た。
「誰ですか?」
ぶっきらぼうな拓哉の声が聞こえる。
「舞ですけど…?」
「あぁ、舞かぁ。急にどうした?」
いつもより声音が柔らかい。
寝ぼけてんのかな?
「あのさ、今から廊下出れる?階段の踊り場でどうかな?」
「え、うん分かった。」
あ、結構すんなり。
「ありがと。」
そして、私は静かにドアを開けて廊下に出た。
「何、急に話って?」
私は、緊張すると思ってたけど、口に出した瞬間すらすらと言葉が出てきた。
「あのさ、幼稚園の時に約束した事覚えてる?」
少し、拓哉の顔が忙しく動く。
「あぁ、あれか。付き合う…とかってやつ?」
コクリ。私が頷く。
「でも、舞的にはどうなの?俺は、幼稚園の時から好き…だけどさぁ。」
顔を真っ赤にしているのが、暗闇の中でもよく分かる。
「私がそれが良いからわざわざ、電話したんだよ?」
「じゃあ、俺達今日から付き合おうな。」
小さくても、しっかり聞こえる声で拓哉が言ってくれた。
「うん…。」
私達の小さいときの出来事が2人を味方してくれた。
ありがとう。幼稚園の時の自分。
〜END この話はフィクションです〜
どうも、ルナ猫です!!
小説って書くの難しいです…。ですが、私も出来る限り頑張っていきます!!
なので、名前だけでも覚えて下さい!!
感想、アドバイスも是非是非お願いします!!
それでは!! ルナ猫さん(選択なし・12さい)からの相談
とうこう日:2020年10月20日みんなの答え:9件
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すごぴぃ だら猫ですっ
え!?キュンキュンした!いや、拓哉くん可愛すぎぃ★
あとね最後の〜フィクションです〜がなんか好き!
猫ちゃん同士だし、なんか親近感湧く!!ルナ猫ちゃん最高だよ! だら猫さん(選択なし・11さい)からの答え
とうこう日:2020年10月24日 -
素敵な話ありがとです♪ どうも、ゆにと申します(*´∀`*)
昨日は、私の小説にコメントありがとう!(タメ口ごめんね)
お礼をしに、小説開いて読んでみたら…。
えっ、レベル高いです(笑)
タイトルと冒頭を見たときは、子供の頃の約束っていうイメージしか沸かなかったのに、どんどん内容が広がっていって…。
読者にそう思わせちゃう、小説を書けるのが凄いと思いました。
余談ですが、昔私が『利久』って名前の時に、一度ルナ猫さんの小説にコメントした気がして…。
あぁ、でも名前違かったかも…。
その当時は、私偉そうにアドバイスばかりしちゃったんですけど、今作はアドバイス無しってくらい、良かったです♪
では〜。 ゆにっこ。さん(選択なし・12さい)からの答え
とうこう日:2020年10月22日 -
ふぁんになりましたぁ!!! のおっ!こんちゃ☆秋菜だよー♪
初めまして!秋菜といいます!あっきー、秋菜、もちろんゆーな☆でもおけです!なんでも呼んでください!
本題へっ!
ルナ猫さん初めまして!ふぁんになりましたぁ!←は?
とってもよかったです!!!
もう私のハートは一撃…グハッ!(キモい)
ルナ猫ちゃんって呼んでもいいかなぁ?
なんか馴れ馴れしくてごめんね!
秋菜のこともさあっきーとかゆーな☆とか気楽に呼んでいいからね!
これからもよろです!
あ、ちなみに秋菜(元ゆーな☆)の隣にある@花嫁志望!は花嫁志望なのでつけました!お気になさらずぅ〜♪ 秋菜(元ゆーな☆)@花嫁志望!さん(北海道・13さい)からの答え
とうこう日:2020年10月22日 -
ルナ猫さぁぁぁぁん!! こんちは!おなじみすずです!
コメント遅くなってすみません!
私の小説はクズなので比べたらやばいですよ…
あ、私の小説ですか?
私の小説は、採用されません…(ボソボソ)
2、3回書いてはいるのですがね…
あ、すみません!
とてもいい小説でした!
過去形でとてもいいです!
真似していいですか!(書き方)
いつも頑張っていて、とても伝わってきます!
これからも、小説投稿頑張ってください!
では♪
すず♪さん(山口・12さい)からの答え
とうこう日:2020年10月22日 -
ねぇキャラ可愛い好き 小さい頃の約束ならではって感じのストーリー構成で、ピュアなキャラが心に刺さりました…。キャラが可愛いのなんので。
あと、ラストで過去に感謝しているシーンが、個人的にとても好きだなぁと思いました。
素敵なお話ありがとうございました♪ 臣 さん(長野・14さい)からの答え
とうこう日:2020年10月22日 -
アドバイス アンニョンハセヨ!初音です!もと海ちゃんだよ!
アドバイスです。この話はフィクションですは書かない方がいいと思います。書くと怖い話みたいになっちゃうので。
あとはとてもよかったです!タイトルで気になってみました。
じゃアンニョン♪ 初音さん(東京・9さい)からの答え
とうこう日:2020年10月21日 -
やばい! めっちゃきゅんきゅんします、、、!
作家みたい!面白かったです!
ルナ猫さん、次回作、お待ちしてまーす! キウイさん(東京・11さい)からの答え
とうこう日:2020年10月21日 -
キャーー!(人*´∀`)。*゚+ こんこんこんにちわyです!!
めっちゃキュンキュンしたぁぁぁ!
やば!同い年とは思えない!すごいクオリティですn(((何言ってんじゃ
拓哉君も舞ちゃんもいい子すぎ!幼稚園の時からの約束覚えてるとか!しかもその時から好きだったとか!最高すぎだわ!
ルナ猫さん…ファンにさせて下さi(((は?
表現とかめっさ良くてびっくりしました!Σ(゚∀゚ノ)ノ
ファンになります…!これからも小説書いてくださいネ!! yさん(福岡・12さい)からの答え
とうこう日:2020年10月21日 -
すっごい!上手! この話上手ですごいです!ファンになりました!
ルナ猫さん…はい、覚えました!
最高の小説、ありがとうございます!
私も修学旅行行きたい…!
てか、幼稚園の時の2人かわい!
またルナ猫さんの小説読みます!
前まで書いた小説にもコメント送るので、ぜひ見て下さい!
これからも頑張って下さい! 修七(元なな)さん(東京・11さい)からの答え
とうこう日:2020年10月21日
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