懐かしい小学生のころの恋のお話覚えてる?
懐かしいあの小学生のころ。私たちは最初から、繋がる運命だったんだね。
恋なんていつまで続くか分からない。
授業中、課題を終わらせた私は窓の外の冬の景色を眺めた。
私は小学生。
今、好きな人と付き合ってもいつまでもつかなんて分からない。
しかも、私の好きな人と中学が離れてしまうなんて…
もう、恋なんて諦めようかな。
私の好きな人はイケメンで字が上手くて背が高くて勉強ができて…
好きな人のいいところを思い出すと止まらない。
もう、好きな人のことが好きすぎて。
「どうしたの?」
「あ…いや、何でもないよ」
ちょっとショタボ系の声が特徴の優しい男子。
さとみだ。
隣の席の子で仲がいい。
さとみはとにかく優しい。
そして私の好きな人も知っていた。
「あ〜ゆうまのこと?なずなゆうまのこと好きだもんな〜」
「ゆうまに聞こえちゃうじゃん!!静かに!」
私が怒るとさとみは
「ごめんね」
と言う。
優しさがすてきだ。
そんな日々を過ごしていたころ、すららに
「好きな人いる?」
と聞いた。
「…さとみだよ。優しさが本当に好きなんだ」
私はびっくりした。さとみは優しいけど顔が私のタイプではなかったから。
「んで、告白どうするの?」
「告白!?できないできない!てか、なずなは好きな人いる?」
「え?うーんと…」
そして私はゆうまのことが好きだと伝えた。
「そうなんだ…あ、いいこと思い付いた!提案なんだけど…」
それは私がさとみの好きな人を聞き、友達(すらら)がゆうまの好きな人を聞くということだ。
私はさとみに毎日「好きな人いる?」と聞いたが、「いない」としか言ってくれなかった。
でも、ある日のこと。
クラスの3分の1ぐらいの人たちで公園で遊んだときのことだった。
私はいつも通り「好きな人いる?」と聞いた。
「いる」
その言葉がどんなに苦しくて嬉しかったことか分からない。
私はゆうまのことが好きなのに。
複雑な気持ちをかかえたまま質問を続けた。
「誰?同じクラス?」
などなど…
でも教えてなんてくれなかった。毎日毎日聞いているのに…
「いつ教えてくれる?」
私の何気ない言葉。
「…いつがいい?」
私は悩んだすえ
「さとみの誕生日とか!」
さとみは迷った顔をしていた。でも笑顔になり、
「いいよ」
と答えてくれた。その日が待ち遠しい。
何でだろう。何でなんだろう。
私はもう、ゆうまのこと好きじゃないのかな。
じゃあ誰が好きなんだろう。
すぐに分かった。
さとみなんだって。
でも、すららはさとみのことが好きなんだ。しかもさとみとは中学で離れる。
もう、だめなんだって。
涙がこぼれそうになったとき、ふわっと優しいなにかが私を抱いてくれた。
涙が溢れる。誰かなんてもう分かる。この優しい手に広い肩幅。
「さとみ…」
からからになった頬の上を歩くように涙が通った。
「好きだよ」
私とさとみ、声がそろって言った。
その後、2人とも泣きながら笑ったよね。覚えてる。
2人は中学が違くても2人は結ばれる。
信じてよかったね。さとみ。
「うん。懐かしい」
END
るーるらさん(選択なし・11さい)からの相談
とうこう日:2020年11月11日みんなの答え:1件
恋なんていつまで続くか分からない。
授業中、課題を終わらせた私は窓の外の冬の景色を眺めた。
私は小学生。
今、好きな人と付き合ってもいつまでもつかなんて分からない。
しかも、私の好きな人と中学が離れてしまうなんて…
もう、恋なんて諦めようかな。
私の好きな人はイケメンで字が上手くて背が高くて勉強ができて…
好きな人のいいところを思い出すと止まらない。
もう、好きな人のことが好きすぎて。
「どうしたの?」
「あ…いや、何でもないよ」
ちょっとショタボ系の声が特徴の優しい男子。
さとみだ。
隣の席の子で仲がいい。
さとみはとにかく優しい。
そして私の好きな人も知っていた。
「あ〜ゆうまのこと?なずなゆうまのこと好きだもんな〜」
「ゆうまに聞こえちゃうじゃん!!静かに!」
私が怒るとさとみは
「ごめんね」
と言う。
優しさがすてきだ。
そんな日々を過ごしていたころ、すららに
「好きな人いる?」
と聞いた。
「…さとみだよ。優しさが本当に好きなんだ」
私はびっくりした。さとみは優しいけど顔が私のタイプではなかったから。
「んで、告白どうするの?」
「告白!?できないできない!てか、なずなは好きな人いる?」
「え?うーんと…」
そして私はゆうまのことが好きだと伝えた。
「そうなんだ…あ、いいこと思い付いた!提案なんだけど…」
それは私がさとみの好きな人を聞き、友達(すらら)がゆうまの好きな人を聞くということだ。
私はさとみに毎日「好きな人いる?」と聞いたが、「いない」としか言ってくれなかった。
でも、ある日のこと。
クラスの3分の1ぐらいの人たちで公園で遊んだときのことだった。
私はいつも通り「好きな人いる?」と聞いた。
「いる」
その言葉がどんなに苦しくて嬉しかったことか分からない。
私はゆうまのことが好きなのに。
複雑な気持ちをかかえたまま質問を続けた。
「誰?同じクラス?」
などなど…
でも教えてなんてくれなかった。毎日毎日聞いているのに…
「いつ教えてくれる?」
私の何気ない言葉。
「…いつがいい?」
私は悩んだすえ
「さとみの誕生日とか!」
さとみは迷った顔をしていた。でも笑顔になり、
「いいよ」
と答えてくれた。その日が待ち遠しい。
何でだろう。何でなんだろう。
私はもう、ゆうまのこと好きじゃないのかな。
じゃあ誰が好きなんだろう。
すぐに分かった。
さとみなんだって。
でも、すららはさとみのことが好きなんだ。しかもさとみとは中学で離れる。
もう、だめなんだって。
涙がこぼれそうになったとき、ふわっと優しいなにかが私を抱いてくれた。
涙が溢れる。誰かなんてもう分かる。この優しい手に広い肩幅。
「さとみ…」
からからになった頬の上を歩くように涙が通った。
「好きだよ」
私とさとみ、声がそろって言った。
その後、2人とも泣きながら笑ったよね。覚えてる。
2人は中学が違くても2人は結ばれる。
信じてよかったね。さとみ。
「うん。懐かしい」
END
るーるらさん(選択なし・11さい)からの相談
とうこう日:2020年11月11日みんなの答え:1件
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るーるらちゃん! るーるらちゃん!小学生のころを振り替えっている感じがめっちゃ好き!また小説作ってね!楽しみにしてる! マカロンちゃんのレモンスカッシュさん(選択なし・11さい)からの答え
とうこう日:2020年11月12日
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