刑事になるには：キッズなんでも相談：ニフティキッズ

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情報いろいろ(4/4)最後に蛇足を… 長くなりましたのでこれで最後、ちょっとした蛇足というか、雑学を。

『名探偵コナン』に白鳥警部という人が出てきますが、実は彼は警視庁の採用試験を受けて警察官になった人ではありません。彼は

①大学卒業と前後して「国家公務員1種」という試験に合格、
②各省庁の中から警察庁（警視庁と名前が紛らわしいですが、これは国の組織で、全国的な視野での政策立案が主な仕事です）を志望して入庁、
③今は現場経験を積むために警視庁に派遣されている

という経歴の人、いわゆる「キャリア組」です。現実には、キャリアなのにずっと捜査一課一筋、という人はほとんどいないと思います。

警察物のドラマでも「キャリア組の警察幹部 vs 現場の警察官(ノンキャリア組)」といった対立場面が時々出てきますが、実は警視庁の捜査一課長はノンキャリアの指定席、逆に捜査二課長はキャリアの指定席、といったエピソードもあります。

以上、与太話でした。 浩太郎＠今回でキズなん卒業さん（長野・19さい）からの答え
とうこう日：2022年8月19日
情報いろいろ(3/4)補足を2つ 補足を2つほど。

①刑事ドラマなどでは「刃物を持った犯人と1対1で格闘」「巧妙なトリックを暴く」といった話がよく出てきますが、現実にはそういう話は少ないはずです。たとえば、凶器を持っている犯人には大人数で対抗するのが大原則です。

あるいは、仮に殺人事件を担当する場合でも、「現場周辺の聞き込み」「周辺の防犯カメラの解析」といった地道な作業や、あるいは遺族の心のケアなども重要な仕事になります。カッコイイ場面はそうそう多くない、ということは今のうちから心得ておいてください。

②柔道などの経験があるに越したことはありませんが、あまり強くなりすぎると（例えば全国大会出場とか）「普通の警察官としてではなく、警察の道場の師範として勤務してくれ」と言われる可能性が高いです。逆に柔道未経験でも、警察学校に入った時点で護身術などと一緒に一通りの基本を必ず習うはずですので、平均より少し上の体力と運動能力があれば身体面は大丈夫です。他にも採用試験の加点材料は色々ありますので、その中で自分の得意分野を磨いてみてください。 浩太郎＠今回でキズなん卒業さん（長野・19さい）からの答え
とうこう日：2022年8月19日
情報いろいろ(2/4)刑事になるまで ④しばらく経験を積むと、巡査から巡査部長への昇進試験の案内があって、それと前後して、この警察署の中で別の部署に異動したい人、という募集の話があるはずです。その時に「刑事課に行きたい」という希望を出して、それが認められればめでたく刑事としてデビューすることになります。

この時点ではまだ「空き巣」や「コンビニ強盗」といった小さな事件の担当がメインだと思いますが、もし管内で大きな事件が起きれば、警視庁本部の人と一緒に（それこそ殺人事件なら捜査一課強行犯係の人と一緒に）捜査に参加します。

⑤この先は僕も詳細を知らないのですが、所轄署の刑事課である程度の実績を積むと、「本庁に行きたい」という希望を出せるはずです。その希望が通れば晴れて本庁勤務になります。

⑥ただし注意点を。本庁の捜査一課は強行犯係（＝殺人・強盗事件担当）だけではありません。たとえば女性ということで、性犯罪の担当を任されるかもしれません。「推しのキャラと同じ仕事をしたい」という理由だけではかなり厳しいので、もしどうしても殺人事件を担当したければ、警察署勤務のうちにしっかり実績を積んでください。 浩太郎＠今回でキズなん卒業さん（長野・19さい）からの答え
とうこう日：2022年8月19日
情報いろいろ(1/4)採用試験～配属 スミマセン遅れました。分かる範囲で一通りお伝えします。長くなりますがお付き合いください。

①まず大前提として、警察は原則、都道府県ごとの組織です。なのでまずは、各都道府県の警察が実施する採用試験を受けます。「警視庁」は東京都を担当する警察なので、警視庁に採用されたら基本的には都内（といっても23区・多摩地区・島しょ部と広いですが）で働くことになります。

②いま高校3年・大学4年の人向けの試験の詳細は、既に各都道府県警察のサイトに出ています。まずは「警視庁警察官採用」で検索してください。どんな資格が加点材料になるのかも詳しく書いてあります。

それと、大抵の人は警視庁1か所だけでなく、複数の都道府県の警察も並行して受験します。もし警視庁がダメだった場合の第二・第三志望をどこにするかも考えて、「◯◯県警察官採用」でも検索してください。

③ぶじ採用されたら、学校卒業後の4月からはまず全寮制の警察学校で訓練を受けます。そのあと都内の（他県の警察に採用された場合は当然その県内の）各警察署に配属です。この時点では普通は「地域課」（主に交番勤務）か「交通課」に配属されます。 浩太郎＠今回でキズなん卒業さん（長野・19さい）からの答え
とうこう日：2022年8月19日
ぶ道とか 刑事になるには、まずけいさつ官になる必要があり、そのためにはけいさつ官さいよう試けんに受からなければなりません。じゅう道・けん道右どのぶじゅつや、語学・ぼ記などができると、さいよう試けんの時、それが加点されるので有利です。けいさつ官から刑事になるには、色々なこう習や試けんを受けなけねばなりません。くわしくは「刑事なり方」とけんさくしてください。 ヨッシー（別名：生き物好きの神様）さん（奈良・10さい）からの答え
とうこう日：2022年8月10日

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相談タイトル：「刑事になるには」