花火を背に、私はそう答える。
うぅー!楽しみ!早く行きたいなぁ!
私の名前は天野そな。中3です!
これから私は、好きな人と夏祭りに行く。
その人の名前は、青天りく。
私たちは、苗字に「天」が入っているという共通点から、仲良くなった。
それからたくさん話すようになって、私はどんどん彼の魅力に惹かれていった_。
「気をつけていってくるのよー」
「はーい!」
お母さんに返事をして、慣れない下駄を身につける。
そのとき『本当にお祭りに行くんだな』と、改めて思った。
やっぱり浴衣、可愛いけど動きずらいな。
そう思いながら玄関のドアを開けると、そこには、私服姿のりく君がいた。
え…?りく君私服じゃん!
どうしよう、私だけ張り切ってるみたいで恥ずかしい!
「…行こ」
「う、うんっ!」
やっぱり、この浴衣、私には似合わないかな?
せっかく準備してきたのに、意味ないじゃん…。
「……浴衣、似合ってるよ」
「え!」
うぅぅ~っ!嬉しすぎるっ!
「ありがとう!りく君のために、張り切っちゃったんだ!」
「そうなんだ。可愛い」
え…えっ!今、可愛いって……!
もうやばい!私今日で4んでもいいかも(よくない)!
「もうすぐお祭り始まっちゃうから、急ご」
「そうだね」
こうして私たちは、早歩きでお祭りの場所に向かった。
…ん?、なんか、足が変な感じする…。
まあいいや!気にしない気にしない!
「ねえ、どの屋台行く?」
あっ、そうだよね!お祭りと言ったら…数え切れないほどの屋台でしょ!
「えーっと、私はりんご飴が食べたいな!」
「わかった。」
「うーんと、これください!」
「はいよーっ!」
私は欲張って、一番大きいりんご飴を選んだ。
お、おいしそう…
「早く食べなよ」
「う、うん!…おいしいぃ!」
「よかったじゃん」
めちゃうますぎ!…だけど、こんなに食べられるかな?
よゆーで全部食べれるかと思ったけど、意外と大きいな…。
「…こんな大きいの食べれるの?」
「う、うーん?もしかしたら、完食できないかも…」
「じゃあ、ちょっとちょうだい」
「えっ!?」
りく君はそう言うと、私の手を自分の口に近づけて、りんご飴を少しだけかじった。
これはいわゆる…間接キス!?
「んー、うま」
りく君はのんきに、りんご飴の感想を言っている。
え、えーーっ!どどどっ、どうしよー!
顔が…熱い!
「顔真っ赤。かーわい」
「…っ!うるしゃい!」
あ、噛んじゃった。
「…ふはっ!俺たこ焼き食べたいから、あっち行ってみよ」
「う、うん」
うわぁ、もう…恥ずかしいよ!
″ズキッ″
「痛っ」
やっぱり、足痛かったんだ。
でも、りく君に迷惑かけたくないし…頑張って歩くか…
「どした?」
「えっ」
少しだけ足を引きずりながら、ゆっくり歩いていると、りく君がそう聞いてきた。
「別にっ、なんでもないよ!」
「…嘘。足、血でてる」
わっ、ほんとだ…こんなにも悪化してたなんて…
「歩ける?」
「うん…大丈夫だから!」
ほんとは辛いけど…という言葉をぐっと飲み込んで、私は下手くそな笑顔をした。
気づいて欲しい…なんて言えない。
「…のれよ」
すると、りく君が急にしゃがみ込んだ。
え、どーゆーこと…?
「ほんとは辛いんだろ。知ってるよ、そんなこと」
「…っ」
「ほら」
私は仕方なく、目の前の背中にのった。
その瞬間、体がぶわっと浮き上がる。
おんぶされたのなんて…小学生以来かも。
「…重くない?大丈夫?」
「全然平気。むしろ軽すぎ」
「~っ!…ばか」
『ヒュルルル_ドカーン』
空には、綺麗で大きな花が咲いている。
「花火」という名前の、空にしか咲かない花。
大きな音を立てて、咲きほこっている。
「話したいことがある」
「…なに?」
足の痛みがおさまり、屋台から少し離れた場所についたとき、りく君が急にそう言った。
「俺さ…お前、じゃなくて…そなが好きなんだ」
「っ…えっ!」
頭の中が、全然整理できない。
夢…だよね?
「だから俺と、付き合ってください」
ほっぺをつねってみる。…痛い。
じゃあ、目の前にいるりく君は、夢じゃないんだよね?
告白の返事…しなきゃ。
_花火を背に、私はそう答える。
「はい!よろしくお願いします!」 なこさん(岐阜・12さい)からの相談
とうこう日:2023年6月22日みんなの答え:4件
私の名前は天野そな。中3です!
これから私は、好きな人と夏祭りに行く。
その人の名前は、青天りく。
私たちは、苗字に「天」が入っているという共通点から、仲良くなった。
それからたくさん話すようになって、私はどんどん彼の魅力に惹かれていった_。
「気をつけていってくるのよー」
「はーい!」
お母さんに返事をして、慣れない下駄を身につける。
そのとき『本当にお祭りに行くんだな』と、改めて思った。
やっぱり浴衣、可愛いけど動きずらいな。
そう思いながら玄関のドアを開けると、そこには、私服姿のりく君がいた。
え…?りく君私服じゃん!
どうしよう、私だけ張り切ってるみたいで恥ずかしい!
「…行こ」
「う、うんっ!」
やっぱり、この浴衣、私には似合わないかな?
せっかく準備してきたのに、意味ないじゃん…。
「……浴衣、似合ってるよ」
「え!」
うぅぅ~っ!嬉しすぎるっ!
「ありがとう!りく君のために、張り切っちゃったんだ!」
「そうなんだ。可愛い」
え…えっ!今、可愛いって……!
もうやばい!私今日で4んでもいいかも(よくない)!
「もうすぐお祭り始まっちゃうから、急ご」
「そうだね」
こうして私たちは、早歩きでお祭りの場所に向かった。
…ん?、なんか、足が変な感じする…。
まあいいや!気にしない気にしない!
「ねえ、どの屋台行く?」
あっ、そうだよね!お祭りと言ったら…数え切れないほどの屋台でしょ!
「えーっと、私はりんご飴が食べたいな!」
「わかった。」
「うーんと、これください!」
「はいよーっ!」
私は欲張って、一番大きいりんご飴を選んだ。
お、おいしそう…
「早く食べなよ」
「う、うん!…おいしいぃ!」
「よかったじゃん」
めちゃうますぎ!…だけど、こんなに食べられるかな?
よゆーで全部食べれるかと思ったけど、意外と大きいな…。
「…こんな大きいの食べれるの?」
「う、うーん?もしかしたら、完食できないかも…」
「じゃあ、ちょっとちょうだい」
「えっ!?」
りく君はそう言うと、私の手を自分の口に近づけて、りんご飴を少しだけかじった。
これはいわゆる…間接キス!?
「んー、うま」
りく君はのんきに、りんご飴の感想を言っている。
え、えーーっ!どどどっ、どうしよー!
顔が…熱い!
「顔真っ赤。かーわい」
「…っ!うるしゃい!」
あ、噛んじゃった。
「…ふはっ!俺たこ焼き食べたいから、あっち行ってみよ」
「う、うん」
うわぁ、もう…恥ずかしいよ!
″ズキッ″
「痛っ」
やっぱり、足痛かったんだ。
でも、りく君に迷惑かけたくないし…頑張って歩くか…
「どした?」
「えっ」
少しだけ足を引きずりながら、ゆっくり歩いていると、りく君がそう聞いてきた。
「別にっ、なんでもないよ!」
「…嘘。足、血でてる」
わっ、ほんとだ…こんなにも悪化してたなんて…
「歩ける?」
「うん…大丈夫だから!」
ほんとは辛いけど…という言葉をぐっと飲み込んで、私は下手くそな笑顔をした。
気づいて欲しい…なんて言えない。
「…のれよ」
すると、りく君が急にしゃがみ込んだ。
え、どーゆーこと…?
「ほんとは辛いんだろ。知ってるよ、そんなこと」
「…っ」
「ほら」
私は仕方なく、目の前の背中にのった。
その瞬間、体がぶわっと浮き上がる。
おんぶされたのなんて…小学生以来かも。
「…重くない?大丈夫?」
「全然平気。むしろ軽すぎ」
「~っ!…ばか」
『ヒュルルル_ドカーン』
空には、綺麗で大きな花が咲いている。
「花火」という名前の、空にしか咲かない花。
大きな音を立てて、咲きほこっている。
「話したいことがある」
「…なに?」
足の痛みがおさまり、屋台から少し離れた場所についたとき、りく君が急にそう言った。
「俺さ…お前、じゃなくて…そなが好きなんだ」
「っ…えっ!」
頭の中が、全然整理できない。
夢…だよね?
「だから俺と、付き合ってください」
ほっぺをつねってみる。…痛い。
じゃあ、目の前にいるりく君は、夢じゃないんだよね?
告白の返事…しなきゃ。
_花火を背に、私はそう答える。
「はい!よろしくお願いします!」 なこさん(岐阜・12さい)からの相談
とうこう日:2023年6月22日みんなの答え:4件
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うわぁ-ずるいずるいずr(( こんにち!
ちぅなんだぞー)^o^(ガオ-
よろしくね♪
*○*○*
さいしょりくくん
そっけない子かと思ったけど
めっちゃいい子っ
ちぅもあの子と
付き合えたらいいn((ガチ片思い中です許してください
はぁ…
あこがれ--
*☆*☆*
でわ
ばいっぴ-)^o^(マタアオウ.' ちぅさん(兵庫・11さい)からの答え
とうこう日:2023年7月29日 -
まさに理想・・! アニョン〜!元ソア★の、海凪だよっ!
みなぎって読むよ!
よろしくね(*´ω`)
この物語まさに理想なんだけどっ・・!
すごいっ・・!
りく君と、そなちゃんお似合い〜(^^♪
お幸せに・・!
じゃ、またね(=^・・^=)♪ 海凪★minagi(=^・・^=)元ソアさん(徳島・13さい)からの答え
とうこう日:2023年7月29日 -
私も、こんな恋をしてみたいな♪* Hi(^^♪My name's Uno(*´・ч・`*)
☆*: .。. o本題o .。.:*☆
私も、こんな恋をしてみたいな♪*
Have a nice day(*^^)v
Thanks for reading(*'ω'*)See ya(^^♪ 兎乃*うの*#元雲羽#8月1日改名!さん(岐阜・12さい)からの答え
とうこう日:2023年7月29日 -
私もこういう青春したぁい! こんにちは☆フルーツサンドだよ!
良い小説ですね!何回も読んじゃいました。このキュンキュンたまりません。私も、彼氏欲しいなぁ!それでは!また、小説書いてください! フルーツサンドさん(選択なし・12さい)からの答え
とうこう日:2023年7月29日
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