流れ星の君と、光の私
流れ星に3回も、お願いすることなんて、できるはずがない。
光の速さで流れる星は、まるで君の涙のようだった_
「星華ー!一緒にお弁当食べよっ」
「う、うん…」
私の名前は如月星華。16歳。
今日も、相澤さん達と食べなきゃいけないのかな。
真子は、一人で食べてる。でも…
「星華ー?どこ見てんの?早く食べようよぉ笑」
「でも…」
「は?」
「っ、わかった。早く、食べよ」
「ふふっ、そうこなくっちゃ!」
相澤さんの機嫌が、悪くなっちゃう。
そしたら、私もあんな風に…
今、真子はいじめられている。原因は、私。
私がもっと、強かったら。
私がもっと、賢かったら。
世界は変わっていたのかな。
「見てみてー、今日も一人で食べてる笑」
「ほんとだー笑笑!かわいそーー笑」
「きゃははは!」
今まで、真子と仲良くお弁当を食べていたのに、今では真子をいじめながら食べている。
真子、違うんだよ。私、ほんとは真子と一緒がいいの。
「ね?星華もそう思うよね笑?」
「…」
「ちょっと!何か答えなさいよ!」
「…そうだね。一人でかわいそう」
「だよねー笑!」
ごめんなさい、本当はそんなこと、1ミリも思ってないよ。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。
やっと今日が終わった。
あ、忘れ物しちゃった。教室まで行かなきゃ。
教室まで行って、自分の机から教科書を取り出す。
さあ、帰ろ…
「…如月さん」
え、だれの声?
後ろを振り向くと、そこには同じクラスの星川さんがいた。
「ねぇ、ちょっと来てくれない?」
すると、星川くんは私の手を引いて歩き出した。一体どこに行くんだろう。
「ついた」
「え、ここ…屋上?」
「そうだよ」
「だけど、ここは立ち入り禁止なはず…」
「俺は天文部だから、特別に入っていいんだよ」
天文部って、たしか星を観察したりするんだっけ?
「空、見てみて」
「…うわぁ!」
そこには、数え切れないほどの星が、夜空に散らばっていた。
みんな、一生懸命に自分を輝かしている。
「すごい!綺麗!」
「…如月さんも、輝けるよ」
「え?」
どうゆうこと?私が、輝ける?
「如月さんが、光になって。その子を変えられるのは、如月さんだけだから」
その子って、真子?私が真子の、光になる…?
「如月さんの名前、星が入ってるでしょ?だから、如月さん…星華さんもあの星のように、輝ける」
「そんな…無理だよ。私には…」
「無理なんかじゃない!」
星川くんがこんな大声出すの、初めて見た。
「…流れ星にお願いをするときってさ、3回お願いしないといけないじゃん?」
「う、うん。でも、あんなに速いのに3回もできないよね」
「…君ならできる」
「え?」
あんなに速くできるわけがない。なのに、なんで私はできるの?
「星華さんの願い事は?」
「えっとね『真子ともう一回仲良くなりたい』だよ」
「…真子さんのことは、好き?」
そりゃ、好きに決まってる。なんせ、私の親友だから…いや、親友だった。
「…大好きなんだね」
「うぅ…大好き、また…仲良くなりたい」
「きっと、星華さんは流れ星の速さに負けないほど、真子さんのことを想っているよ」
「うん、私もそう思う」
真子のことは大好き。ずっと、この想いが変わることはないだろう。
「あっ!流れ星だ!」
「すごい、流星群だ。綺麗…」
「初めてみた…本当に速いんだね」
「そうだよ」
「星川…いや、月翔くんは見たことあったの?」
「うん、おじいちゃんがよく見せてくれた」
「いいなー」
「月翔くん、今日はありがと。真子に謝る勇気がでたよ」
「別にいいよ。仲直り、頑張ってね」
「うんっ」
私は、流れ星に負けないくらい真子が好き。
前に一緒に、映画を見に行ったときがあったよね。
そのときに感動して、真子は泣いてた。
スクリーンの光が、綺麗な涙を照らして、きらきらと輝いていた。
私はそのとき、こう思ったんだっけ?
『流れ星みたい』
本当に、そっくりだった。
真子の涙は、綺麗な流れ星。
そして、私は真子を照らす光となる。
私の一番の親友。
あなたを照らすのは、私しかいない。
私のいる場所に、流れてきてくれてありがとう。 なこさん(選択なし・12さい)からの相談
とうこう日:2023年7月10日みんなの答え:1件
光の速さで流れる星は、まるで君の涙のようだった_
「星華ー!一緒にお弁当食べよっ」
「う、うん…」
私の名前は如月星華。16歳。
今日も、相澤さん達と食べなきゃいけないのかな。
真子は、一人で食べてる。でも…
「星華ー?どこ見てんの?早く食べようよぉ笑」
「でも…」
「は?」
「っ、わかった。早く、食べよ」
「ふふっ、そうこなくっちゃ!」
相澤さんの機嫌が、悪くなっちゃう。
そしたら、私もあんな風に…
今、真子はいじめられている。原因は、私。
私がもっと、強かったら。
私がもっと、賢かったら。
世界は変わっていたのかな。
「見てみてー、今日も一人で食べてる笑」
「ほんとだー笑笑!かわいそーー笑」
「きゃははは!」
今まで、真子と仲良くお弁当を食べていたのに、今では真子をいじめながら食べている。
真子、違うんだよ。私、ほんとは真子と一緒がいいの。
「ね?星華もそう思うよね笑?」
「…」
「ちょっと!何か答えなさいよ!」
「…そうだね。一人でかわいそう」
「だよねー笑!」
ごめんなさい、本当はそんなこと、1ミリも思ってないよ。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。
やっと今日が終わった。
あ、忘れ物しちゃった。教室まで行かなきゃ。
教室まで行って、自分の机から教科書を取り出す。
さあ、帰ろ…
「…如月さん」
え、だれの声?
後ろを振り向くと、そこには同じクラスの星川さんがいた。
「ねぇ、ちょっと来てくれない?」
すると、星川くんは私の手を引いて歩き出した。一体どこに行くんだろう。
「ついた」
「え、ここ…屋上?」
「そうだよ」
「だけど、ここは立ち入り禁止なはず…」
「俺は天文部だから、特別に入っていいんだよ」
天文部って、たしか星を観察したりするんだっけ?
「空、見てみて」
「…うわぁ!」
そこには、数え切れないほどの星が、夜空に散らばっていた。
みんな、一生懸命に自分を輝かしている。
「すごい!綺麗!」
「…如月さんも、輝けるよ」
「え?」
どうゆうこと?私が、輝ける?
「如月さんが、光になって。その子を変えられるのは、如月さんだけだから」
その子って、真子?私が真子の、光になる…?
「如月さんの名前、星が入ってるでしょ?だから、如月さん…星華さんもあの星のように、輝ける」
「そんな…無理だよ。私には…」
「無理なんかじゃない!」
星川くんがこんな大声出すの、初めて見た。
「…流れ星にお願いをするときってさ、3回お願いしないといけないじゃん?」
「う、うん。でも、あんなに速いのに3回もできないよね」
「…君ならできる」
「え?」
あんなに速くできるわけがない。なのに、なんで私はできるの?
「星華さんの願い事は?」
「えっとね『真子ともう一回仲良くなりたい』だよ」
「…真子さんのことは、好き?」
そりゃ、好きに決まってる。なんせ、私の親友だから…いや、親友だった。
「…大好きなんだね」
「うぅ…大好き、また…仲良くなりたい」
「きっと、星華さんは流れ星の速さに負けないほど、真子さんのことを想っているよ」
「うん、私もそう思う」
真子のことは大好き。ずっと、この想いが変わることはないだろう。
「あっ!流れ星だ!」
「すごい、流星群だ。綺麗…」
「初めてみた…本当に速いんだね」
「そうだよ」
「星川…いや、月翔くんは見たことあったの?」
「うん、おじいちゃんがよく見せてくれた」
「いいなー」
「月翔くん、今日はありがと。真子に謝る勇気がでたよ」
「別にいいよ。仲直り、頑張ってね」
「うんっ」
私は、流れ星に負けないくらい真子が好き。
前に一緒に、映画を見に行ったときがあったよね。
そのときに感動して、真子は泣いてた。
スクリーンの光が、綺麗な涙を照らして、きらきらと輝いていた。
私はそのとき、こう思ったんだっけ?
『流れ星みたい』
本当に、そっくりだった。
真子の涙は、綺麗な流れ星。
そして、私は真子を照らす光となる。
私の一番の親友。
あなたを照らすのは、私しかいない。
私のいる場所に、流れてきてくれてありがとう。 なこさん(選択なし・12さい)からの相談
とうこう日:2023年7月10日みんなの答え:1件
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めっちゃ上手!!完璧すぎない!? Hi(^^♪My name's Marin(*´・ч・`*)
☆*: .。. o本題o .。.:*☆
めっちゃ上手!!
完璧すぎない!?
Have a nice day(*^^)v
Thanks for reading(*'ω'*)See ya(^^♪ 舞凜*まりん*#一番星の生まれ変わり☆*さん(岐阜・12さい)からの答え
とうこう日:2023年8月17日
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