ふしぎな雨。
ふしぎな雨。
それは、三千年に一度だけ降る、虹色の雨で、夜にしか降らない。
わたしは、それについてネットで調べてみた。
三千年に一度、ある地域だけに降る、とか、降ると不思議なことが起こる、などと書かれている。
(降るわけないじゃん。そんな雨。ばかばかしい。)
そう思って、スマホを机に置いた。
その日の夕方。
家に、一人の男の子が来た。
知らない子だけど、同い年ぐらいで、鼻筋も通っていて、結構かっこいい。
「キミは、日野美月(ひのみつき)さん?」
男の子は無表情な顔で、そう聞く。
「はい。そうですけど・・・。」
私は、とまどいながらもそう答えた。
「あなたは?」
私は男の子に聞いた。
「僕は紺野天音(こんのあまね)。」
私は少しとまどったけど、
「あまねくんって言っていいですか?」
思い切って言った。
天音くんは一瞬考えたが、すぐに、
「うん。まあ、いいけど。」と答えた。
「それより、キミは「ふしぎな雨」っていう噂を知ってる?」
「はい。」
「ふしぎな雨が、今日、降る。」
「えっ、そんなわけないよ〜。あはははは。」
私はそう笑ったが、天音くんの顏は真剣だ。
「すいません。空気読めなくて・・・。」
「僕は別に信じてもらおうとは思っていない。でも、絶対に、降る。
そして、降った後、この町は霧に包まれ、この村にいる人は、未来のどこかへ消えてしまうだろう。」
「だから、町の人全員を村の外に出すのに手伝ってほしい。」
私はまだ半信半疑だったが、信じてやってみることにした。
わたしは、精一杯声をかけた。
「みなさん、今から、夜が明けるまで、ほかの町に移動してくれませんか!」
私は叫ぶ。
でも、みんな、ウソか冗談だと思い、移動なんてしない。
(町の人がみんないなくなっちゃうのはやだよ・・・。)
私の目から涙がこぼれる。
それを見た人が、「どういうことだい?」と話しかけてくれた。
「あの、今日、ふしぎな雨がふるんです。それで・・・」
私はすべてを話した。
「なるほどな。
昔からある話だよ。そのことを話せば、何人かは分かってくれるかもしれないけどな。」
それを聞き、私はふしぎな雨の事も話した。
すると、何人かは話を聞いてくれた。
そして、あっという間に人はいなくなった。
天音くんも協力してくれていたのだ。
やがて、夜が明けた。
それは、とても良い朝だった。
幸福をもたらすような、とても綺麗な朝日だった_。
そのころには、天音くんはもういなくなっていた。
そして、後から分かったのだけれど、
「高校生くらいの、きれいな顔の男の子が突然現れ、そこでは、いろんな不思議なことが起きる。
そして、次の日には、どこかへ去っている。」
という噂が広まっていたそう。
私は、天音くんのことだとすぐに分かった。
「また、あえたらいいな。」
私は、静かにつぶやいた。
おしまい。
のいさん(富山・13さい)からの相談
とうこう日:2023年7月24日みんなの答え:1件
それは、三千年に一度だけ降る、虹色の雨で、夜にしか降らない。
わたしは、それについてネットで調べてみた。
三千年に一度、ある地域だけに降る、とか、降ると不思議なことが起こる、などと書かれている。
(降るわけないじゃん。そんな雨。ばかばかしい。)
そう思って、スマホを机に置いた。
その日の夕方。
家に、一人の男の子が来た。
知らない子だけど、同い年ぐらいで、鼻筋も通っていて、結構かっこいい。
「キミは、日野美月(ひのみつき)さん?」
男の子は無表情な顔で、そう聞く。
「はい。そうですけど・・・。」
私は、とまどいながらもそう答えた。
「あなたは?」
私は男の子に聞いた。
「僕は紺野天音(こんのあまね)。」
私は少しとまどったけど、
「あまねくんって言っていいですか?」
思い切って言った。
天音くんは一瞬考えたが、すぐに、
「うん。まあ、いいけど。」と答えた。
「それより、キミは「ふしぎな雨」っていう噂を知ってる?」
「はい。」
「ふしぎな雨が、今日、降る。」
「えっ、そんなわけないよ〜。あはははは。」
私はそう笑ったが、天音くんの顏は真剣だ。
「すいません。空気読めなくて・・・。」
「僕は別に信じてもらおうとは思っていない。でも、絶対に、降る。
そして、降った後、この町は霧に包まれ、この村にいる人は、未来のどこかへ消えてしまうだろう。」
「だから、町の人全員を村の外に出すのに手伝ってほしい。」
私はまだ半信半疑だったが、信じてやってみることにした。
わたしは、精一杯声をかけた。
「みなさん、今から、夜が明けるまで、ほかの町に移動してくれませんか!」
私は叫ぶ。
でも、みんな、ウソか冗談だと思い、移動なんてしない。
(町の人がみんないなくなっちゃうのはやだよ・・・。)
私の目から涙がこぼれる。
それを見た人が、「どういうことだい?」と話しかけてくれた。
「あの、今日、ふしぎな雨がふるんです。それで・・・」
私はすべてを話した。
「なるほどな。
昔からある話だよ。そのことを話せば、何人かは分かってくれるかもしれないけどな。」
それを聞き、私はふしぎな雨の事も話した。
すると、何人かは話を聞いてくれた。
そして、あっという間に人はいなくなった。
天音くんも協力してくれていたのだ。
やがて、夜が明けた。
それは、とても良い朝だった。
幸福をもたらすような、とても綺麗な朝日だった_。
そのころには、天音くんはもういなくなっていた。
そして、後から分かったのだけれど、
「高校生くらいの、きれいな顔の男の子が突然現れ、そこでは、いろんな不思議なことが起きる。
そして、次の日には、どこかへ去っている。」
という噂が広まっていたそう。
私は、天音くんのことだとすぐに分かった。
「また、あえたらいいな。」
私は、静かにつぶやいた。
おしまい。
のいさん(富山・13さい)からの相談
とうこう日:2023年7月24日みんなの答え:1件
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面白かった! Hi(^^♪My name's Marin(*´・ч・`*)
☆*: .。. o本題o .。.:*☆
面白かった!
Have a nice day(*^^)v
Thanks for reading(*'ω'*)See ya(^^♪ 舞凜*まりん*#元兎乃#明日改名!さん(岐阜・12さい)からの答え
とうこう日:2023年8月31日
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