絶対に叶わない恋....
私、七瀬 沙里(ななせ さり)高校2年生。
私は今ずっとかなわない恋をしている。その相手は―
「沙里っ!ごめんっ!遅くなっちゃった。」
「莉緒!遅いよ....」
藤ヶ谷 莉緒(ふじがや りお)私と同じ高校2年生。
日本4大財閥のひとつに数えられる藤ヶ谷財閥の御曹司でもあり私の片思い相手。
「あっ、沙里。今日香乃愛(かのあ)も一緒なんだけどいい?」
あっ.....
「いっ.....いいにきまっているじゃんっ!香乃愛ちゃんは莉緒の婚約者でしょ?」
はぁ、自分で言っておきながら心をえぐられた気分....
香乃愛ちゃん―暁 香乃愛(あかつき かのあ)こちらも日本4大財閥に数えられる暁財閥の令嬢でもあり、莉緒の婚約相手だ。
はぁ、今日のこの数十分だけで何回溜息ついただろう....?
そんなことを考えているうちに香乃愛ちゃんが莉緒の車に乗車。
「おはようっ。莉緒っっっ!」
香乃愛ちゃんはそう言って莉緒にギューって抱き着いた。
婚約者だもん。しかたがないしかたがない。そう思っているのに黒い感情が私を支配する。私だけの莉緒なのに..っていう黒い感情。
「かっ....香乃愛。沙里も乗っているから離れてくれない?」
莉緒はいつだって優しいな....
「あっ、ごめんねぇ〜。香乃愛、沙里ちゃんのっているなんて知らなかったぁ〜。」
ぐっ、あからさますぎる私への嫌味。香乃愛ちゃんはきっと私が莉緒への好意を知った上で嫌がらせをしてきているのだ。
じゃないとこんなあからさまに私に嫌味なんて言わないし。
「沙里ちゃん、香乃愛、本当に知らなかったの!許してくれるよね?」
まるで許さないとどうなるかわかっているよねとでも言うような威圧感。まぁもちろん私はこんな威圧感に耐えられるわけないから
「う....うんいいよ。全然気にしていないし。」
嘘。こんなの大嘘。本当はやめてほしかったのに.....そう言えるような強い人だったらどれほど良かったか....
「やったぁ〜!沙里ちゃん、ありがと〜。」
絶対思っていないのに、ほらその証拠に莉緒には見えないように香乃愛ちゃんは意地悪な笑みを浮かべている。
そんなことをしているうちに学校に到着。
「沙里、香乃愛。俺職員室に用事あるから2人で先に教室行ってきて。」
はい.....?香乃愛ちゃんと2人で教室に行けと.....?
「はぁ〜い。」
「沙里、本当にごめんっ!」
「う....うん。」
無言。気まず....何か喋らないと....
「か、香乃愛ちゃ...「七瀬沙里。」
え?なんで急にフルネーム??しかもいつもと違って声が低い。
「な...なに?」
「あんたなんか香乃愛の視界から消え去りなさいよっ!!莉緒くんの婚約者は香乃愛なのよ!!あんたなんかブスと莉緒くんは釣り合わないのよっ!香乃愛は4大財閥の1つに数えられる暁の人間だから藤ヶ谷家の御曹司と釣り合うの!!あんたみたいな庶民は
莉緒くんと釣り合うわけがない!莉緒くんに触れてはいけないのよっ!!」
え?なにこれ....そっか、香乃愛ちゃんは私に現実を教えてくれているんだ。私は本来莉緒くんの隣にいてはおかしい存在。
分かっていたのに....いざ言われるとつらい....
「あははっ、泣き顔もブッサイク〜〜www庶民は庶民ねっw」
「へぇ、香乃愛ってこういうことするのが趣味なんだ。噂で聞いていたけど、やっぱ君って酷いね。」
「っ..........!?なんでここにっ莉緒くんが....」
「俺の大事な婚約者を助けに来たんだよ。沙里。」
「....なんで。莉緒くん、莉緒くんは香乃愛の婚約者だよっ!!目を覚まして!!」
「とっくに覚ましているよ。暁家との縁談はなしにしてもらった。」
「なんで....」
「とぼけるの?君が俺の大事な沙里を傷つけるような行為をしたからだよ。今まで何度もね。」
「......チッ、もういいわっ!!!!!!!」
「沙里。ごめんな。来るの遅くなって。」
「わ....私は大丈夫なんだけど、香乃愛ちゃんとの縁談がなし?それに私が...婚約者ってどういう事?」
「そのままの意味だよ。」
「莉緒くんは嫌じゃない??」
「嫌なわけないだろう?沙里が好きなんだから。」
「へ?」
今、沙里が好きって言った!?
「沙里は?」
これ、伝えちゃっていいのかな?
「わ...私も!莉緒くんのことが好きっ!!!!」
「え?嘘だろ....」
「嘘じゃない!!!!」
「じゃあ、もう一回言って?」
「莉緒くん、好きです。」
「もう一回。今度は莉緒って呼んで?」
ハ...ハードル高っ....!!
「莉緒、好き....ですっ!」
「はぁ、幸せ。」
「こっちのセリフだよ。」
絶対にかなうはずのない....と思っていた恋が
今、叶ったんだ!!!!!!!!
+..........+FIN.+......... +透和+.とわ.#元恋#中2女子♪さん(三重・13さい)からの相談
とうこう日:2023年10月2日みんなの答え:2件
私は今ずっとかなわない恋をしている。その相手は―
「沙里っ!ごめんっ!遅くなっちゃった。」
「莉緒!遅いよ....」
藤ヶ谷 莉緒(ふじがや りお)私と同じ高校2年生。
日本4大財閥のひとつに数えられる藤ヶ谷財閥の御曹司でもあり私の片思い相手。
「あっ、沙里。今日香乃愛(かのあ)も一緒なんだけどいい?」
あっ.....
「いっ.....いいにきまっているじゃんっ!香乃愛ちゃんは莉緒の婚約者でしょ?」
はぁ、自分で言っておきながら心をえぐられた気分....
香乃愛ちゃん―暁 香乃愛(あかつき かのあ)こちらも日本4大財閥に数えられる暁財閥の令嬢でもあり、莉緒の婚約相手だ。
はぁ、今日のこの数十分だけで何回溜息ついただろう....?
そんなことを考えているうちに香乃愛ちゃんが莉緒の車に乗車。
「おはようっ。莉緒っっっ!」
香乃愛ちゃんはそう言って莉緒にギューって抱き着いた。
婚約者だもん。しかたがないしかたがない。そう思っているのに黒い感情が私を支配する。私だけの莉緒なのに..っていう黒い感情。
「かっ....香乃愛。沙里も乗っているから離れてくれない?」
莉緒はいつだって優しいな....
「あっ、ごめんねぇ〜。香乃愛、沙里ちゃんのっているなんて知らなかったぁ〜。」
ぐっ、あからさますぎる私への嫌味。香乃愛ちゃんはきっと私が莉緒への好意を知った上で嫌がらせをしてきているのだ。
じゃないとこんなあからさまに私に嫌味なんて言わないし。
「沙里ちゃん、香乃愛、本当に知らなかったの!許してくれるよね?」
まるで許さないとどうなるかわかっているよねとでも言うような威圧感。まぁもちろん私はこんな威圧感に耐えられるわけないから
「う....うんいいよ。全然気にしていないし。」
嘘。こんなの大嘘。本当はやめてほしかったのに.....そう言えるような強い人だったらどれほど良かったか....
「やったぁ〜!沙里ちゃん、ありがと〜。」
絶対思っていないのに、ほらその証拠に莉緒には見えないように香乃愛ちゃんは意地悪な笑みを浮かべている。
そんなことをしているうちに学校に到着。
「沙里、香乃愛。俺職員室に用事あるから2人で先に教室行ってきて。」
はい.....?香乃愛ちゃんと2人で教室に行けと.....?
「はぁ〜い。」
「沙里、本当にごめんっ!」
「う....うん。」
無言。気まず....何か喋らないと....
「か、香乃愛ちゃ...「七瀬沙里。」
え?なんで急にフルネーム??しかもいつもと違って声が低い。
「な...なに?」
「あんたなんか香乃愛の視界から消え去りなさいよっ!!莉緒くんの婚約者は香乃愛なのよ!!あんたなんかブスと莉緒くんは釣り合わないのよっ!香乃愛は4大財閥の1つに数えられる暁の人間だから藤ヶ谷家の御曹司と釣り合うの!!あんたみたいな庶民は
莉緒くんと釣り合うわけがない!莉緒くんに触れてはいけないのよっ!!」
え?なにこれ....そっか、香乃愛ちゃんは私に現実を教えてくれているんだ。私は本来莉緒くんの隣にいてはおかしい存在。
分かっていたのに....いざ言われるとつらい....
「あははっ、泣き顔もブッサイク〜〜www庶民は庶民ねっw」
「へぇ、香乃愛ってこういうことするのが趣味なんだ。噂で聞いていたけど、やっぱ君って酷いね。」
「っ..........!?なんでここにっ莉緒くんが....」
「俺の大事な婚約者を助けに来たんだよ。沙里。」
「....なんで。莉緒くん、莉緒くんは香乃愛の婚約者だよっ!!目を覚まして!!」
「とっくに覚ましているよ。暁家との縁談はなしにしてもらった。」
「なんで....」
「とぼけるの?君が俺の大事な沙里を傷つけるような行為をしたからだよ。今まで何度もね。」
「......チッ、もういいわっ!!!!!!!」
「沙里。ごめんな。来るの遅くなって。」
「わ....私は大丈夫なんだけど、香乃愛ちゃんとの縁談がなし?それに私が...婚約者ってどういう事?」
「そのままの意味だよ。」
「莉緒くんは嫌じゃない??」
「嫌なわけないだろう?沙里が好きなんだから。」
「へ?」
今、沙里が好きって言った!?
「沙里は?」
これ、伝えちゃっていいのかな?
「わ...私も!莉緒くんのことが好きっ!!!!」
「え?嘘だろ....」
「嘘じゃない!!!!」
「じゃあ、もう一回言って?」
「莉緒くん、好きです。」
「もう一回。今度は莉緒って呼んで?」
ハ...ハードル高っ....!!
「莉緒、好き....ですっ!」
「はぁ、幸せ。」
「こっちのセリフだよ。」
絶対にかなうはずのない....と思っていた恋が
今、叶ったんだ!!!!!!!!
+..........+FIN.+......... +透和+.とわ.#元恋#中2女子♪さん(三重・13さい)からの相談
とうこう日:2023年10月2日みんなの答え:2件
[ まえへ ]
1
[ つぎへ ]
2件中 1 〜 2件を表示
-
尊い〜 好きな人に告白されたい。。 わあああああああああああ。
こんな青春したいんですけど。!
もう尊いっすね!
私も恋、叶いそうにないけど頑張ってみます。
とわちゃん、最高すぎです!
好きな人に告白されたいなあ。。
それじゃあバイバイ(@^^)/~~~ 溢れる涙さん(選択なし・12さい)からの答え
とうこう日:2023年11月30日 -
りぃあ 4大財闘…あ、闘ちがう笑
感動するお話でした…!
身分の高い人と低い人って恋愛に限らず大変そうですよね…
結論:いい話! りぃあさん(選択なし・11さい)からの答え
とうこう日:2023年11月30日
[ まえへ ]
1
[ つぎへ ]
2件中 1 〜 2件を表示
-
- 【「相談するとき」「相談の答え(回答)を書くとき」のルール】をかならず読んでから、ルールを守って投稿してください。
-
- 「短編小説投稿について」をかならず読んでから、ルールを守って投稿してください。
-
- キッズなんでも相談では、投稿されたユーザーの
個人 を判断 することが出来ないため、削除依頼 には対応することは出来ません。投稿しても問題ない内容かよく確認してください。
- キッズなんでも相談では、投稿されたユーザーの
- カテゴリごとの新着相談
-
-
- みんなの好きな短歌は?11月29日
-
- 編集アプリのバグが…01月14日
-
- クラスメイト、、、どうすればいい?01月15日
-
- 学校にいきたくない理由01月15日
-
- kpopアイドルになりたいけど親に言えない01月14日
-
- 1日勉強しないくらいで怒る親01月14日
-
- 生理中の情緒不安定について01月15日
-
- 生活習慣病になりたくない01月15日
-
- 美術部を抜けたい01月14日
-
- “ドクターX”知ってる人!01月14日
-
- みんな夜桜さんちの大作戦知ってる⁈01月14日
-
- 別れるべきなのか本気で悩んでしまう01月14日
-
- 垢抜けについての質問返し!01月14日
-
- みんなのところは雪降った?01月14日
-
- どんな はぶらし 使ってる~~??01月14日
-
- あの場所で 〜笑顔と感動の物語〜09月30日
-
- 推しに幸せになってほしいけど、、01月14日
-
いじめで困ったり、ともだちや先生のことで不安や悩みがあったりしたら、一人で悩まず、いつでもすぐ相談してね。
・>>SNSで相談する
・電話で相談する
・>>地元の相談窓口を探す
18歳までの子どものための相談先です。あなたの思いを大切にしながら、どうしたらいいかを一緒に考えてくれるよ。