恋をしてみたくて
私にとって、恋は憧れだった。
私の名前は濃音 恵(こいねめぐみ)SNSでは恋猫 愛(こいねこめぐみ)として活動している14歳。
フォロワー1.4万人のインフルエンサー。
「そう言えば昨日あげた写真のコメント見てなかったな」
そう言って私はおもむろにSNSアプリを開く
『めぐみん相変わらずお顔が天才( *`ω´)』
『愛ちゃん久しぶりっ☆前より可愛さ増した!?w』
学校では見向きもされない私でも、SNSでは称賛のコメントで溢れかえる。
『恋猫さん、もうすぐハロウィンですね。恋猫さんはなんの仮装をするんですか?』
この人は怒和 翔(ぬわしょう)私の好きな人……と言っても、この人と会った事はない。この名前が本名かどうかも
わからない。本人は私と同い年と言っているけど、年齢も嘘かも知れない。つまり、ネット恋愛という事になる。
『そうぃぇば、もぉすぐはろぅぃんだね≧▽≦うぅん…めぐゎ^ ^ばぁんぱぃぁの仮装をしょカナ?写真もぁげるからはろぅぃんまでまってて・:*+.ばぃちゃっ☆』私は翔くんのコメントに返信をした。「あ、もうこんな時間だ。学校に行かなきゃ」
歩いている間も、私はずっと翔くんのことを考えていた。
ーーーそれから数時間後ーーー
授業が終わって、もう下校時間。「今日こそリア友作るんだ!」そう言って私は勇気を振り絞り、
近くにいた生徒3人に声をかけようとした。「あ、あのっえっと一緒に帰らな…」
私はうまく声が出ず他の生徒たちの声に揉み消されてしまった。
声をかけられなかったので今日も1人で帰る事になった。「はぁ…いつもこうだな私は。」私は大きくため息をついた。
その時…「ピコン」スマホに通知が来た。なんと、それは翔くんからのDMだった。
『恋猫さんのことが好きです。僕と付き合ってくれませんか?』
私は、急すぎてスマホを落としてしまった。「画面にヒビ入っちゃった!いやそれより!!早く!!返事しなきゃ!!」
『ぇ!めっちゃぅれしぃ(*≧∀≦*)めぐも翔くんのことすぅきだったの!いいょつきぁぉ!これからたくさんぉもいでつくろぉね☆』私にとって恋は、彼氏は憧れだった。学校ではいつもひとりぼっちで誰も話しかけてくれなかった。
そんな私にもついに彼氏ができる。
ーーーメッセージを送信しました。ーーーー
「文章合ってるかな?これで大丈夫かな…」不安になりながら返事を待った。
その夜…「ピコン」翔くんから返事が返ってきた。『ほんと!?嬉しい!恋猫さん!あ、これからはめぐちゃんって呼ぶね。それでさ、今度の土曜日、会わない?』私は戸惑った。ネットで付き合ってすぐ会うなんて思っていなかったからだ。
でも今度の土曜日と日曜日はちょうど親がいない。つまり、私1人で出かけることもできるのだ。
私は嬉しくて勢いで返事をした。
『土曜日はちょぉどょてぃがぁいてるから会えるょ!そぉれで、どこでぁう?』
翔くんから、一瞬で返事が返ってきた。
『じゃあ東京〇〇にある〇〇カラオケの夜10時とかどうかな?』
少し遅いけど、親は居ないので問題無し。
『もっちろんだょ(*≧∀≦*)土曜日、楽しみ☆』私はそう返事をした。
ーーーーーーーーーー土曜日ーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜9時55分。集合時間の五分前。
『ぴんくとくろのりぼんをしてて、すまほをぃじってるのがめぐだょ☆』というメッセージを送り、翔くんを待つ。
「もしかして、君がめぐちゃん?」そう話しかけてきたのは…なんていうか…すごく…背が高くてカッコいい人だった。
私と同い年と言っていたけど、私の目には大学生ぐらいに見える。「翔くん?」
「やっぱり!君がめぐちゃんだね。写真通りですごく可愛いよ」
「ありがとう…!」「じゃあカラオケ、行こうか」…すごく幸せな気分で歩いていたら、すぐカラオケに着いた。
ーーカラオケの部屋ーー
「めぐちゃんはここに座って」翔くんはそう言うと、ポケットから何かを取り出した。
「ほらこれ、食べて」「…?翔くん、これは何?」「ラムネだよ。いいから食べて」
私は、そのラムネ“を口にした。「めぐちゃん、美味しい?」「ラムネにしては不思議な味だね…それで、何を歌う?」
「いや、僕は歌わないよ?もうすぐ効きはじめるからね」「え?……なんか…眠い…」
私は眠気に耐えきれずにそのまま横たわってしまった。これはただのラムネじゃない…睡眠薬だ。
翔くんは最初から付き合う気なんて1ミリも無く、この睡眠薬を飲ませるために近づいたのだ。
そう思ったが、私はそのまま寝てしまった。 小説っちさん(選択なし・11さい)からの相談
とうこう日:2023年10月28日みんなの答え:4件
私の名前は濃音 恵(こいねめぐみ)SNSでは恋猫 愛(こいねこめぐみ)として活動している14歳。
フォロワー1.4万人のインフルエンサー。
「そう言えば昨日あげた写真のコメント見てなかったな」
そう言って私はおもむろにSNSアプリを開く
『めぐみん相変わらずお顔が天才( *`ω´)』
『愛ちゃん久しぶりっ☆前より可愛さ増した!?w』
学校では見向きもされない私でも、SNSでは称賛のコメントで溢れかえる。
『恋猫さん、もうすぐハロウィンですね。恋猫さんはなんの仮装をするんですか?』
この人は怒和 翔(ぬわしょう)私の好きな人……と言っても、この人と会った事はない。この名前が本名かどうかも
わからない。本人は私と同い年と言っているけど、年齢も嘘かも知れない。つまり、ネット恋愛という事になる。
『そうぃぇば、もぉすぐはろぅぃんだね≧▽≦うぅん…めぐゎ^ ^ばぁんぱぃぁの仮装をしょカナ?写真もぁげるからはろぅぃんまでまってて・:*+.ばぃちゃっ☆』私は翔くんのコメントに返信をした。「あ、もうこんな時間だ。学校に行かなきゃ」
歩いている間も、私はずっと翔くんのことを考えていた。
ーーーそれから数時間後ーーー
授業が終わって、もう下校時間。「今日こそリア友作るんだ!」そう言って私は勇気を振り絞り、
近くにいた生徒3人に声をかけようとした。「あ、あのっえっと一緒に帰らな…」
私はうまく声が出ず他の生徒たちの声に揉み消されてしまった。
声をかけられなかったので今日も1人で帰る事になった。「はぁ…いつもこうだな私は。」私は大きくため息をついた。
その時…「ピコン」スマホに通知が来た。なんと、それは翔くんからのDMだった。
『恋猫さんのことが好きです。僕と付き合ってくれませんか?』
私は、急すぎてスマホを落としてしまった。「画面にヒビ入っちゃった!いやそれより!!早く!!返事しなきゃ!!」
『ぇ!めっちゃぅれしぃ(*≧∀≦*)めぐも翔くんのことすぅきだったの!いいょつきぁぉ!これからたくさんぉもいでつくろぉね☆』私にとって恋は、彼氏は憧れだった。学校ではいつもひとりぼっちで誰も話しかけてくれなかった。
そんな私にもついに彼氏ができる。
ーーーメッセージを送信しました。ーーーー
「文章合ってるかな?これで大丈夫かな…」不安になりながら返事を待った。
その夜…「ピコン」翔くんから返事が返ってきた。『ほんと!?嬉しい!恋猫さん!あ、これからはめぐちゃんって呼ぶね。それでさ、今度の土曜日、会わない?』私は戸惑った。ネットで付き合ってすぐ会うなんて思っていなかったからだ。
でも今度の土曜日と日曜日はちょうど親がいない。つまり、私1人で出かけることもできるのだ。
私は嬉しくて勢いで返事をした。
『土曜日はちょぉどょてぃがぁいてるから会えるょ!そぉれで、どこでぁう?』
翔くんから、一瞬で返事が返ってきた。
『じゃあ東京〇〇にある〇〇カラオケの夜10時とかどうかな?』
少し遅いけど、親は居ないので問題無し。
『もっちろんだょ(*≧∀≦*)土曜日、楽しみ☆』私はそう返事をした。
ーーーーーーーーーー土曜日ーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜9時55分。集合時間の五分前。
『ぴんくとくろのりぼんをしてて、すまほをぃじってるのがめぐだょ☆』というメッセージを送り、翔くんを待つ。
「もしかして、君がめぐちゃん?」そう話しかけてきたのは…なんていうか…すごく…背が高くてカッコいい人だった。
私と同い年と言っていたけど、私の目には大学生ぐらいに見える。「翔くん?」
「やっぱり!君がめぐちゃんだね。写真通りですごく可愛いよ」
「ありがとう…!」「じゃあカラオケ、行こうか」…すごく幸せな気分で歩いていたら、すぐカラオケに着いた。
ーーカラオケの部屋ーー
「めぐちゃんはここに座って」翔くんはそう言うと、ポケットから何かを取り出した。
「ほらこれ、食べて」「…?翔くん、これは何?」「ラムネだよ。いいから食べて」
私は、そのラムネ“を口にした。「めぐちゃん、美味しい?」「ラムネにしては不思議な味だね…それで、何を歌う?」
「いや、僕は歌わないよ?もうすぐ効きはじめるからね」「え?……なんか…眠い…」
私は眠気に耐えきれずにそのまま横たわってしまった。これはただのラムネじゃない…睡眠薬だ。
翔くんは最初から付き合う気なんて1ミリも無く、この睡眠薬を飲ませるために近づいたのだ。
そう思ったが、私はそのまま寝てしまった。 小説っちさん(選択なし・11さい)からの相談
とうこう日:2023年10月28日みんなの答え:4件
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怖ぁ… くるるん!くるるだよ。
怖ぁ…
ネッ友とは、合わないようにしようと思いましたけ。 くるるさん(選択なし・10さい)からの答え
とうこう日:2024年1月8日 -
:(;゙゚'ω゚'):Σ(゚□゚;) :(;゙゚'ω゚'):Σ(゚□゚;)
ネッ友に合うのは結構危険・・・Σ(゚□゚;)
怖いね〜
小説っちちゃんの小説またみたいな*+~ 穂乃*#ほの*(#^.^#)さん(選択なし・12さい)からの答え
とうこう日:2024年1月8日 -
すご! こんにちは〜!
なちゅです♪♪
ネットの怖さが改めて分かるお話でした。
すごく作品を作るのが上手だなぁと思いました!
ちょっと鳥肌も立ちましたし…。
タイトルも読み終えたあとからみると違う意味で読むことができてびっくりしました!
続きが気になります…!!
では(・ω・)ノ なちゅさん(千葉・12さい)からの答え
とうこう日:2024年1月8日 -
どうなっちゃうの!! こんにちは!
かばどくろだよん。
こわいい!
翔君最初は優しい人かと思ったけど
めちゃ怖!!
ネッ友と安易に会わない方がいいんですね!
では かばどくろさん(選択なし・13さい)からの答え
とうこう日:2024年1月8日
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