灯台の魔法使いと海の底
ザブ〜ン。
波の音が、私の頭に響く。私は、佐藤凛。甘酸っぱい、高校一年生です。だけど今、私は崖の上にいる。私の村は、小さな島にある。そのため、たくさんの崖がこの島にはある。
「死にたいなぁ」
私がそう呟いた時、後ろでギィと寂れたドアが開く音がした。振り返ると、男の子がいた。私と同じくらいかな。
「死なないで」
その子はそう言った。
「どうして?」
「君が死んだら、悲しむひとがいるから。」
いるわけない。私が小学生の頃、母と父は、火事で死んでしまって、私だけが助かった。その後、母の妹のおばさんとおじさんと、従兄弟のありさと暮らしている。でも、おばさんとおじさんには、毎日ひどい言葉を言われている。母とおばさんは、仲が悪かったから。だからありさを愛していて、ありさは毎日私に、新しく買ってもらった服や、アクセサリーを見せびらかしに来る。
「あなた、誰?」
私は訪ねた。見たことがない、男の子。
「僕?うーん。魔法使いかな!」
は?大丈夫かな、この子…。
「ねえ、灯台の中、入ってみる?」
「え、うん!」
灯台の中かぁ。入ったことないな。
「さあ、ついたよ。」
「わあっ。」
灯台の屋上。風が吹いて、髪の毛が揺れる。
「綺麗・・・。」
「君は、ここが好きだもんね。」
「え?」
私は、初めてここに来たのに。どう言うこと?この子は、私を知っているの?
「あ、ううん。何でもない。」
私たちは、それから毎日会ってたくさん話した。
お互いの名前、歳、好きなもの。この子は、海斗って言うらしい。
学校から帰ってきて、そのまま会う。
ある日。灯台のドアに、『ちょっと出かけます。すぐに戻ね』と書いてある紙が貼られていた。
「いないんだ・・・・。」
海斗には、私のおばさん達のことを、たくさん聞いてもらっていた。
私は、崖の芝生に座って待っていた。
ふと目を上げると、目に写ったのは海。一年前、私はあそこに飛び降りようとしたんだよな。
ふと思うと、私は崖の先の方に歩いていた。このまま、死にたい。消えてしまいたい。
ふわっと、体が浮いた時、後ろから声がした。
「凛!!!!」
海斗だ。でも、私はそのまま落ちた。
痛い。でも、もうすぐ死ねるんだ。怖くはなかった。
目をうっすらと開けると、海斗がいた。海斗も、一緒に落ちたの・・・?
「海斗・・・!?」
「凛、聞いて。僕は、魔法使いなんだ。君と僕は、小さい頃、ずっと遊んでいたんだ。」
「え・・・。」
「でもね、君の家族が火事にあって、君は連れ出された。その時君は、「助けないで」と言ったんだ。」
「そんな、知らない・・・。」
「うん。僕が消したから。君の記憶から、その言葉と、僕の存在を消した。一年前、君と再会してうれしかった。でも、君は「助けて」とは言ってくれなかった。」
「私・・・!」
「大丈夫。凛のせいじゃないよ。僕は、このまま、君といたい。君が、「助けて」と言ってくれる日まで、待つよ。」
「海斗・・・。」
「凛、いつまでも、海の底でいようね。」
ーー〈あとがき〉ーー
どうでしたか?なんか書いていると、だんだん怖くなってきちゃったような・・・(汗)
回答待ってます! メッチーさん(大阪・12さい)からの相談
とうこう日:2023年12月5日みんなの答え:3件
波の音が、私の頭に響く。私は、佐藤凛。甘酸っぱい、高校一年生です。だけど今、私は崖の上にいる。私の村は、小さな島にある。そのため、たくさんの崖がこの島にはある。
「死にたいなぁ」
私がそう呟いた時、後ろでギィと寂れたドアが開く音がした。振り返ると、男の子がいた。私と同じくらいかな。
「死なないで」
その子はそう言った。
「どうして?」
「君が死んだら、悲しむひとがいるから。」
いるわけない。私が小学生の頃、母と父は、火事で死んでしまって、私だけが助かった。その後、母の妹のおばさんとおじさんと、従兄弟のありさと暮らしている。でも、おばさんとおじさんには、毎日ひどい言葉を言われている。母とおばさんは、仲が悪かったから。だからありさを愛していて、ありさは毎日私に、新しく買ってもらった服や、アクセサリーを見せびらかしに来る。
「あなた、誰?」
私は訪ねた。見たことがない、男の子。
「僕?うーん。魔法使いかな!」
は?大丈夫かな、この子…。
「ねえ、灯台の中、入ってみる?」
「え、うん!」
灯台の中かぁ。入ったことないな。
「さあ、ついたよ。」
「わあっ。」
灯台の屋上。風が吹いて、髪の毛が揺れる。
「綺麗・・・。」
「君は、ここが好きだもんね。」
「え?」
私は、初めてここに来たのに。どう言うこと?この子は、私を知っているの?
「あ、ううん。何でもない。」
私たちは、それから毎日会ってたくさん話した。
お互いの名前、歳、好きなもの。この子は、海斗って言うらしい。
学校から帰ってきて、そのまま会う。
ある日。灯台のドアに、『ちょっと出かけます。すぐに戻ね』と書いてある紙が貼られていた。
「いないんだ・・・・。」
海斗には、私のおばさん達のことを、たくさん聞いてもらっていた。
私は、崖の芝生に座って待っていた。
ふと目を上げると、目に写ったのは海。一年前、私はあそこに飛び降りようとしたんだよな。
ふと思うと、私は崖の先の方に歩いていた。このまま、死にたい。消えてしまいたい。
ふわっと、体が浮いた時、後ろから声がした。
「凛!!!!」
海斗だ。でも、私はそのまま落ちた。
痛い。でも、もうすぐ死ねるんだ。怖くはなかった。
目をうっすらと開けると、海斗がいた。海斗も、一緒に落ちたの・・・?
「海斗・・・!?」
「凛、聞いて。僕は、魔法使いなんだ。君と僕は、小さい頃、ずっと遊んでいたんだ。」
「え・・・。」
「でもね、君の家族が火事にあって、君は連れ出された。その時君は、「助けないで」と言ったんだ。」
「そんな、知らない・・・。」
「うん。僕が消したから。君の記憶から、その言葉と、僕の存在を消した。一年前、君と再会してうれしかった。でも、君は「助けて」とは言ってくれなかった。」
「私・・・!」
「大丈夫。凛のせいじゃないよ。僕は、このまま、君といたい。君が、「助けて」と言ってくれる日まで、待つよ。」
「海斗・・・。」
「凛、いつまでも、海の底でいようね。」
ーー〈あとがき〉ーー
どうでしたか?なんか書いていると、だんだん怖くなってきちゃったような・・・(汗)
回答待ってます! メッチーさん(大阪・12さい)からの相談
とうこう日:2023年12月5日みんなの答え:3件
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おぉ.′上手すぎ〜〜 (*o_ _)o*))
ど-もですっ♪♪
@元.歌夜,瀬里菜の紫羽だょ☆+*
2/11(日)から,バレンタイン&誕生日限定ニクネ,
*紫羽*に改名してますっ♪☆*
2/18(日)は,紫羽の誕生日♪♪
11歳になります☆
(* ・∪・*)ノヨロシク.。○o〇
*******************
めっちゃ,上手すぎて,
鳥肌立った((
読んでくれてありがとう(人・∪・*)☆
またキズなんで会おうねっ♪
(*>ω<)ノ゙♪バイバイ(*・・)β 紫羽 | Siu@元.歌夜,瀬里菜さん(千葉・10さい)からの答え
とうこう日:2024年2月16日 -
おおっ!凄い… (o*。_。)oペコッ
nice to meet you!(*‘∀‘) Hello everyone who knows!('ω')ノ
功力と書いてくぬと読みます(^^♪
気軽にくぬって読んでね♪
実は最初の挨拶かえました!
只今英語勉強中!( ..)φ
リア友がきずなんやってるらしい…!
( `・∀・´)ノヨロシク
○o。.本題.。o○
天才ここに現れる!?
この短編小説読んでいるとき、本当に存在する小説だと一瞬思っちゃいました!
改行も上手くできていて、読みやすかったです!
○o。.おしまい.。o○
年下からため口.失礼しました.
Thank you for watching until the end!
きずなんでまた会おう!
ばいちゃぁ(*'ω'*) 功力さん(東京・11さい)からの答え
とうこう日:2024年2月15日 -
上手すぎる...! こんちゃっ(^^♪花凜だっちゃヾ(*。・ ω < 。*) ノ゙
☆*: .。. o本題o .。.:*☆
上手すぎる...!
読んでくれてありがとう(*'ω'*)ばいちゃっ(^^♪ 花凜*かりん*#元澄実#キズなん民さん(岐阜・12さい)からの答え
とうこう日:2024年2月15日
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