学校全体のデスゲーム
千晃「みんなで遊びたい」
幼馴染の千晃がそういった。
紗奈「どういうこと?」
千晃「だから、学校を休んで、とある場所で鬼ごっことか、かくれんぼとか…」
次の日の朝。
私は朝が苦手だ。
学校に行かなくてはならないこともある。
だるい…
行きたくない…
もうやだ…
それに今日は13日の金曜日だ。
嫌だな。
今日は不吉なことが起こりそうだと馬鹿なことを思っていたがそのことが当たるだなんて思いもしなかった。
朝教室に行くのは大体1時間目以降だ。
朝行けばみんな授業をしていて嫌な視線が私を突き刺すようにむけてくるのが嫌だった。
ガラガラガラガラと重い教室のドアを開ける。
藍「おはようございます…」
教室を見るとみんながいなかった。
正確には数人は残っていた。
しかしそれは変なお面にフードをかぶっていた人たちに運び込まれていた。
藍「っ…」
男「くそっ、まだいたか」
運がいいのか悪いのかわからない。
でも叫ぶことができない。
不審者に会った時の方法を小学校で習ったがこんなに実践するのが難しいことだとは思わなかった。
だって手も足も動かないし、声も出やしない。
男「どうする?少なくとも睡眠薬は全部使ってしまったぞ」
男「力づくか?」
男「ボスにそれはダメと言われただろう」
逃げたい。
やっぱり学校に来なければ良かった。
お父さん…お母さん…
その瞬間意識が途絶えた。
男「こいつ気絶したぞ」
男「ありがたいな。こいつもさっさと運ぶぞ」
男「了解」
私が目を覚ますと知らない場所に横たわっていた。
藍「どこ?ここ」
千晃「おっ、藍。おはよ」
藍「千晃?」
紗奈「この状況で呑気におはようを言えるのはすごいと思うわ」
千晃「朝の挨拶のおはようは大切だって佐々木先生が言ってたぞ」
紗奈「私佐々木先生じゃなくて中井先生だけど…」
藍「その会話をしている方がすごいと思う…」
ゲームマスター「桜中学校のみなさんこんにちは」
千晃「おぉ、しゃべった」
紗奈「しゃべったじゃないでしょ!あなたは一体何なの?」
ゲームマスター「私は今回のゲームマスターをさせていただきます」
女子「ここはどこなの?」
男子「俺たちはどうなるんだ?」
男子「何なんだ?デスゲームか?」
ゲームマスター「そんなに一気に喋ったら何にも答えてあげませんよ。一つにしてください」
女子「…」
男子「…」
藍「あっ、あの。どうやったらここを出られますか?」
ゲームマスター「いい質問ですね。それではルール説明をしたいと思います。あなたたちにはデスゲームをやってもらいます」
千晃「デスデーム?」
紗奈「嘘、千晃知らないの?」
千晃「おう、後で藍教えてくれ」
藍「えっ私?」
ゲームマスター「ルールは簡単。この大勢の中から1人。生き残ればその人がみんなを生き返ってもらうか、そのままでいいか決めてもらいます」
紗奈「誰も死ななかったら?1人に残らなかったら?」
ゲームマスター「そのままゲームは続きます。期限とかありませんからね」
藍「衣食住は?」
千晃「いしょくじゅう?」
紗奈「着る物、食べる物、住む所」
ゲームマスター「ありますよ。集団で居たい場合は集団用の部屋を作りますし、1人用が良かったら自分専用の部屋を作りますよ」
紗奈「藍ちゃん。一緒の部屋にしよう」
藍「いいよ。私もなんか怖いし…」
ゲームマスター「あぁ、言い忘れていたことがありました。就寝時間とかは特に制限はありませんが、11時以降、部屋からは出ない方がいいですよ」
紗奈「何があるの?」
ゲームマスター「鬼が出ます」
千晃「鬼?」
ゲームマスター「鬼が来て食べられ死にます」
藍「それでゲームオーバーか…」
千晃「まぁ、いつも通りに生活していけばいいっしょ」
男子「そうだな」
ゲームマスター「食事を食べる場所は自由ですよ。リビングルームに行って他の部屋の人とも食べていいし、自分の部屋に誰かを呼び込んで食べてもいいですよ」
ゲームマスター「もし、亡くなった場合あなたたちの腕に巻いてあるものがあります。それはいつも脈を測っていますよ」
私と紗奈ちゃんは部屋でゆっくりしていた時、腕につけていた時計が鳴った。
???『1年B組〇〇くん。1年F組の××くん…計50人が食中毒により退場。お疲れ様でした。安らかにお眠りください〜」
私は怖くなった。
こうして私たちのデスゲーム生活が始まった。 銀のかんざしさん(新潟・13さい)からの相談
とうこう日:2024年2月22日みんなの答え:2件
幼馴染の千晃がそういった。
紗奈「どういうこと?」
千晃「だから、学校を休んで、とある場所で鬼ごっことか、かくれんぼとか…」
次の日の朝。
私は朝が苦手だ。
学校に行かなくてはならないこともある。
だるい…
行きたくない…
もうやだ…
それに今日は13日の金曜日だ。
嫌だな。
今日は不吉なことが起こりそうだと馬鹿なことを思っていたがそのことが当たるだなんて思いもしなかった。
朝教室に行くのは大体1時間目以降だ。
朝行けばみんな授業をしていて嫌な視線が私を突き刺すようにむけてくるのが嫌だった。
ガラガラガラガラと重い教室のドアを開ける。
藍「おはようございます…」
教室を見るとみんながいなかった。
正確には数人は残っていた。
しかしそれは変なお面にフードをかぶっていた人たちに運び込まれていた。
藍「っ…」
男「くそっ、まだいたか」
運がいいのか悪いのかわからない。
でも叫ぶことができない。
不審者に会った時の方法を小学校で習ったがこんなに実践するのが難しいことだとは思わなかった。
だって手も足も動かないし、声も出やしない。
男「どうする?少なくとも睡眠薬は全部使ってしまったぞ」
男「力づくか?」
男「ボスにそれはダメと言われただろう」
逃げたい。
やっぱり学校に来なければ良かった。
お父さん…お母さん…
その瞬間意識が途絶えた。
男「こいつ気絶したぞ」
男「ありがたいな。こいつもさっさと運ぶぞ」
男「了解」
私が目を覚ますと知らない場所に横たわっていた。
藍「どこ?ここ」
千晃「おっ、藍。おはよ」
藍「千晃?」
紗奈「この状況で呑気におはようを言えるのはすごいと思うわ」
千晃「朝の挨拶のおはようは大切だって佐々木先生が言ってたぞ」
紗奈「私佐々木先生じゃなくて中井先生だけど…」
藍「その会話をしている方がすごいと思う…」
ゲームマスター「桜中学校のみなさんこんにちは」
千晃「おぉ、しゃべった」
紗奈「しゃべったじゃないでしょ!あなたは一体何なの?」
ゲームマスター「私は今回のゲームマスターをさせていただきます」
女子「ここはどこなの?」
男子「俺たちはどうなるんだ?」
男子「何なんだ?デスゲームか?」
ゲームマスター「そんなに一気に喋ったら何にも答えてあげませんよ。一つにしてください」
女子「…」
男子「…」
藍「あっ、あの。どうやったらここを出られますか?」
ゲームマスター「いい質問ですね。それではルール説明をしたいと思います。あなたたちにはデスゲームをやってもらいます」
千晃「デスデーム?」
紗奈「嘘、千晃知らないの?」
千晃「おう、後で藍教えてくれ」
藍「えっ私?」
ゲームマスター「ルールは簡単。この大勢の中から1人。生き残ればその人がみんなを生き返ってもらうか、そのままでいいか決めてもらいます」
紗奈「誰も死ななかったら?1人に残らなかったら?」
ゲームマスター「そのままゲームは続きます。期限とかありませんからね」
藍「衣食住は?」
千晃「いしょくじゅう?」
紗奈「着る物、食べる物、住む所」
ゲームマスター「ありますよ。集団で居たい場合は集団用の部屋を作りますし、1人用が良かったら自分専用の部屋を作りますよ」
紗奈「藍ちゃん。一緒の部屋にしよう」
藍「いいよ。私もなんか怖いし…」
ゲームマスター「あぁ、言い忘れていたことがありました。就寝時間とかは特に制限はありませんが、11時以降、部屋からは出ない方がいいですよ」
紗奈「何があるの?」
ゲームマスター「鬼が出ます」
千晃「鬼?」
ゲームマスター「鬼が来て食べられ死にます」
藍「それでゲームオーバーか…」
千晃「まぁ、いつも通りに生活していけばいいっしょ」
男子「そうだな」
ゲームマスター「食事を食べる場所は自由ですよ。リビングルームに行って他の部屋の人とも食べていいし、自分の部屋に誰かを呼び込んで食べてもいいですよ」
ゲームマスター「もし、亡くなった場合あなたたちの腕に巻いてあるものがあります。それはいつも脈を測っていますよ」
私と紗奈ちゃんは部屋でゆっくりしていた時、腕につけていた時計が鳴った。
???『1年B組〇〇くん。1年F組の××くん…計50人が食中毒により退場。お疲れ様でした。安らかにお眠りください〜」
私は怖くなった。
こうして私たちのデスゲーム生活が始まった。 銀のかんざしさん(新潟・13さい)からの相談
とうこう日:2024年2月22日みんなの答え:2件
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ひゃあっ…こわっ
ひゃっ、こっわ…いや、自称ビビりっ子さんだけどすごい怖いね。でもこれ書けたのすごい!ホラー系の小説とかだしたらウケるよ!絶対。あ、これショックとか受けなくていいからね。少し気になり…なんで食中毒で死んだんだろう?デスゲームって食中毒とか風邪で退場?そして死んじゃうの?そこが気になったかな。傷つけちゃったら本当にごめんね。年下からタメ口ごめんなさい。ばいちゃ! ビビりっ子さんさん(京都・11さい)からの答え
とうこう日:2024年4月28日 -
えっすごすぎ!! デスゲーム、めっちゃ続き気になります!
会話とかもちょっとふわふわ(?)ていうか軽い感じで、自分は好きだと思ってます!
続き作ってもらえると嬉しいです! ぬっこ。さん(千葉・12さい)からの答え
とうこう日:2024年4月28日
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