幽霊との恋案件
なんか、最近気配がする。
ずっと…ずっと…ずっと…
やっぱり事故物件に引っ越してきたのが問題だったかな…?
「キャー!!」
私は思わず叫んだ。
お風呂に入っていたらお風呂の鏡に赤い文字が…それはまるで血みたい。『そばにいる』って書いてある。
「無理無理無理無理無理!!どうしよう!」
私はイスから立ち上がった。とりあえず風呂から出たい。シャンプーを流す。でも横には赤い血の文字…
私は赤い血の文字をシャワーで洗い流す。
「消えない!?」
でも擦りたくない…
あああああ!!怖い!今すぐその場を離れたくてシャワーの水が出たまま乱暴に風呂から出た。
でもホッとなんかしてられない。この家は事故物件なんだから!気配がするってやばいよね!赤い血の文字絶対幽霊の仕業…この家に幽霊が住んでいる!
私は服を着て家を飛び出そうとした。
『待ってよ…』
どこからもなく声が聞こえた。
「え?」
これが幽霊の…
「いやぁぁあああ!!」
ありったけの声を出して家を飛び出した。
どうしよう。家に帰れない…明日も仕事だしな…やっぱり戻るしかないのかな…お金も持ってないし、この辺に知り合いの家はないし…
今度、あの家売らなきゃ!
「はぁ…戻るか…」
嫌すぎる…
家の前に着いたけど…どうしよう…
あの赤い血…いつもする気配…幽霊の声…
「無理ぃ…」
でもずっとあの赤い血の文字のことを考えていると幻覚だったような気がしてきた。あの声も空耳だったような…気配も気のせい…?事故物件だから幽霊が出るって勝手に思い込んでいたのかもしれない。
家の玄関を開けた。
誰もいない。いつも通りの家…やっぱり気のせいだった?
家に入る。何も起こらない。
「なんだ、気のせいじゃん」
私はベッドに潜り込んで眠った。
2時くらいだろうか。目が覚めたのは。
トイレに行きたい。
用を済ませてベッドに戻ろうとした時、何か変なものがいた。
戻って見に行った。
「うわぁぁぁああ!!」
白い人間がいた。だけど上半身しかない。男かな?
どうしよう、どうしよう、どうしよう!
『そんなに慌てなくても…』
幽霊が喋った。
「何…」
私はもう半泣き。
『君と友達になりたい…』
「は…?何言ってるの…」
『なってくれないの…?』
幽霊の青白い顔がこっちを見た。
「なる…!なればいいんでしょ!」
幽霊怖い…
『僕はね2年前に殺されたんだ…この家で…僕の名前な浅野達也…君は…?』
「わ、私は緩見百合」
『やった…百合ちゃん』
そう言って消えた。
「はぁ…」
私はそのまま眠りについた。
次の日の夜。
『百合ちゃん!』
「ヒャッ!」
私は驚いた。
「達也…さん…」
『今日はどうだった?』
「まぁ…ぼちぼちかな」
『今疲れてる?』
達也は私の周りを飛んでいる。
「そりゃあ…」
『お風呂入ってきなよ…僕ご飯作っといてあげるから』
私はお風呂に入った。
あいつは幽霊なんだよね?幽霊って人間を驚かせるアレだよね?なのになんであんなに人間とフレンドリーなんだ?なんであんなに優しいんだ?
お風呂から出ると達也はチャーハンを作ってくれていた。
達也のチャーハンはおいしい。
達也は面白い話をしてくれた。
『僕の弟が小さい時、ご飯を食卓に運んでたら無言で茶碗をひっくり返してたんだ…わざとじゃないらしいけど』
「弟さん可愛い」
毎日こんなことをした。
楽しかった。
達也は毎日ご飯を作ってくれて私の疲れは吹っ飛んだ。面白い話をしてくれてそばにいてくれて。
ある日私は気づいた。
会社にいる時無性に達也に会いたい。
達也とずっといたい。そう思っていた。
まさか、達也が好き!?
そんなはずは…幽霊に恋…完全にやばい人じゃん…
でも好きならば好きでいいよね。
結婚なんてできないけど達也とずっと暮らす。
いいよね。
「私、達也さんのことが好きです」
ちーかまさん(愛知・12さい)からの相談
とうこう日:2024年2月24日みんなの答え:1件
ずっと…ずっと…ずっと…
やっぱり事故物件に引っ越してきたのが問題だったかな…?
「キャー!!」
私は思わず叫んだ。
お風呂に入っていたらお風呂の鏡に赤い文字が…それはまるで血みたい。『そばにいる』って書いてある。
「無理無理無理無理無理!!どうしよう!」
私はイスから立ち上がった。とりあえず風呂から出たい。シャンプーを流す。でも横には赤い血の文字…
私は赤い血の文字をシャワーで洗い流す。
「消えない!?」
でも擦りたくない…
あああああ!!怖い!今すぐその場を離れたくてシャワーの水が出たまま乱暴に風呂から出た。
でもホッとなんかしてられない。この家は事故物件なんだから!気配がするってやばいよね!赤い血の文字絶対幽霊の仕業…この家に幽霊が住んでいる!
私は服を着て家を飛び出そうとした。
『待ってよ…』
どこからもなく声が聞こえた。
「え?」
これが幽霊の…
「いやぁぁあああ!!」
ありったけの声を出して家を飛び出した。
どうしよう。家に帰れない…明日も仕事だしな…やっぱり戻るしかないのかな…お金も持ってないし、この辺に知り合いの家はないし…
今度、あの家売らなきゃ!
「はぁ…戻るか…」
嫌すぎる…
家の前に着いたけど…どうしよう…
あの赤い血…いつもする気配…幽霊の声…
「無理ぃ…」
でもずっとあの赤い血の文字のことを考えていると幻覚だったような気がしてきた。あの声も空耳だったような…気配も気のせい…?事故物件だから幽霊が出るって勝手に思い込んでいたのかもしれない。
家の玄関を開けた。
誰もいない。いつも通りの家…やっぱり気のせいだった?
家に入る。何も起こらない。
「なんだ、気のせいじゃん」
私はベッドに潜り込んで眠った。
2時くらいだろうか。目が覚めたのは。
トイレに行きたい。
用を済ませてベッドに戻ろうとした時、何か変なものがいた。
戻って見に行った。
「うわぁぁぁああ!!」
白い人間がいた。だけど上半身しかない。男かな?
どうしよう、どうしよう、どうしよう!
『そんなに慌てなくても…』
幽霊が喋った。
「何…」
私はもう半泣き。
『君と友達になりたい…』
「は…?何言ってるの…」
『なってくれないの…?』
幽霊の青白い顔がこっちを見た。
「なる…!なればいいんでしょ!」
幽霊怖い…
『僕はね2年前に殺されたんだ…この家で…僕の名前な浅野達也…君は…?』
「わ、私は緩見百合」
『やった…百合ちゃん』
そう言って消えた。
「はぁ…」
私はそのまま眠りについた。
次の日の夜。
『百合ちゃん!』
「ヒャッ!」
私は驚いた。
「達也…さん…」
『今日はどうだった?』
「まぁ…ぼちぼちかな」
『今疲れてる?』
達也は私の周りを飛んでいる。
「そりゃあ…」
『お風呂入ってきなよ…僕ご飯作っといてあげるから』
私はお風呂に入った。
あいつは幽霊なんだよね?幽霊って人間を驚かせるアレだよね?なのになんであんなに人間とフレンドリーなんだ?なんであんなに優しいんだ?
お風呂から出ると達也はチャーハンを作ってくれていた。
達也のチャーハンはおいしい。
達也は面白い話をしてくれた。
『僕の弟が小さい時、ご飯を食卓に運んでたら無言で茶碗をひっくり返してたんだ…わざとじゃないらしいけど』
「弟さん可愛い」
毎日こんなことをした。
楽しかった。
達也は毎日ご飯を作ってくれて私の疲れは吹っ飛んだ。面白い話をしてくれてそばにいてくれて。
ある日私は気づいた。
会社にいる時無性に達也に会いたい。
達也とずっといたい。そう思っていた。
まさか、達也が好き!?
そんなはずは…幽霊に恋…完全にやばい人じゃん…
でも好きならば好きでいいよね。
結婚なんてできないけど達也とずっと暮らす。
いいよね。
「私、達也さんのことが好きです」
ちーかまさん(愛知・12さい)からの相談
とうこう日:2024年2月24日みんなの答え:1件
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すごい! キュアフレンディです!
いい話です!
幽霊さん、やっさしい! キュアフレンディさん(選択なし・11さい)からの答え
とうこう日:2024年4月30日
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