髪が伸びる飴
私の名前は川上 紗愛(かわかみ さら)
私には好きな人がいてそれは同じ学園の2つ年上の西城先輩なのだが、
西城先輩はロングの女の子がタイプだということを知って、泣き崩れていた最中だった。
なぜなら私のお母さんは新米美容師であり、ずっと練習台にされているので、二週間に一度ほど髪を切っており
そのおかげで14年間ずっとショートカットだったから。
西城先輩を狙っている同級生もいっぱいいるし、もうどうしようもないことくらい自分でもわかっていたのだが、
そんな私でもチャンスがないかと思ってこっそり髪を伸ばしたりできないかと頑張っていたのに
最近は「バリカンでそる練習もさせてよー」と言ってくるありさまだ。
あぁ、どうか髪を伸ばせないだろうか、どれだけ頑張ってもセミロングほどの長さにしか伸びない髪を恨んできてさえいた。
その時だった、私の目の前に親指ほどの大きさの妖精(?)のような女の子がくるくるしていた。
「、、、、、、、あなただれ?妖精?」
「あたし、ルンラァ!願いをかなえる飴を売っているの!おねえちゃんには髪が伸びる飴をあげるよ!ほしい?」
え?髪が伸びる飴?いつもなら信じていないけれど、今はこれに頼るくらいしかもうないし、買わないのも可哀そうだし、、
「買うわよ!いくらするの?」
「お代はね、おねえちゃんがロングの髪の毛を欲しがる心。だからお金はいらないの。けど注意事項ね!一時間に一つしか食べちゃダメってこと。髪を短くするときは一緒に入っているダイヤ型の飴を食べてね。ダイヤ型の飴を食べたら、もうロングにはできないけれど。自信をつけてね。おにいちゃんと付き合えるといいね。」
そういってルンラァは消えてしまった。私の手元には飴が入った箱しか残っていなかった。
どうしよう、食べてみる?食べないで捨てる?しかし、もしかなうならひとつくらい食べたって、、、
そう思って箱を開けてみた。すると一枚の紙とイチゴ型の飴が50こ程度、ダイヤ型の飴が1つだけ入っていた。
一枚の紙には赤い大きな字で食べる前によめ。と書いてあった。
不気味だったので読んでみることにした。するとその紙には・飴一粒で5cmの髪を伸ばすことができます。・飴は一時間に一粒しか食べてはいけません。・ダイヤ型の飴を食べることで、飴を食べる前の髪の長さに伸ばすことができます。・ダイヤ型の飴を食べるともうロングには一生できなくなります。・それとこれだけは忘れないでください、これは自信を出すための飴です。と書いてあった。
ほんとなのかな、、、?嘘だと思って一粒食べてみた。
すると、髪はすぐにぐんぐん伸びていき、あっという間にセミロングになった。
うそ、、、!家で食べるとお母さんにばれちゃうから学校でこの飴をいっぱい食べよう!そうすれば先輩にだって告白されるはず!
次の日↓
私はトイレに駆け込んだ。誰もいないことを確認して、また飴を一つほおばった。
するとまた髪の毛が伸びていった。あっという間に昨日の昼から10cmも髪の毛が伸びてしまったのだ。
すごいすごい!
そして次の日も次の日もほおばった。なぜだがお母さんには髪を切らせてとは言われないようになった。
また次の日↓
「紗愛!紗愛!ビッグニュースだよ!紗愛が女子が男子役、男子が女子役をするシンデレラの劇で男子役にかんとくから大抜擢されちゃった!しかも、プリンセス役は西城先輩だよ!」
ええええええええええええええええ!?
やりたいやりたい!けど、なんで私が男子役?
いっぱい髪を伸ばして、20cmも伸ばして、最近はメイクもして十分女子らしくなっているはずなんだけど、、、
けど西城先輩、がプリンセス役なら絶対にやる!
「絶対にやるー!!」
私は今ロングの髪が超ぜつにかわいい女の子なんだし、西城先輩に劇の前にこくって、おっけーをもらって、そうしたらダイヤ型の飴を食べて、劇に励む!それでおっけ!
次の日↓
「ささささ西城先輩っ!ずっと好きでした!付き合ってください!」
まぁ、普通にOKだよね。
「え?普通に無理。誰がそんなショートカットボーイ女子好きだって言ったんだよ。俺はロングの女子が好きなんだよッ!」
そういって西城先輩は走って行ってしまった。は?わたしがショートカットボーイ女子?何言ってんの?その時、一枚の紙に書いてあった言葉を思い出した。—
—それとこれだけは忘れないでください。これは自信を出すための飴です—
自信を出すための飴?
どういうことよ?けどとにかく私からしかロングの自分が見えていないってことはわかった。
じゃぁルンラァとかいうやつは、インチキのものを売ったのね!
そりゃぁお代がいらないもんだわ。
その時だった。
「ルンラァはインチキなものなんて売っていないよ。お姉ちゃんが喜ぶ飴を売っただけだよ、、、」 ココアジュースさん(埼玉・11さい)からの相談
とうこう日:2024年4月8日みんなの答え:2件
私には好きな人がいてそれは同じ学園の2つ年上の西城先輩なのだが、
西城先輩はロングの女の子がタイプだということを知って、泣き崩れていた最中だった。
なぜなら私のお母さんは新米美容師であり、ずっと練習台にされているので、二週間に一度ほど髪を切っており
そのおかげで14年間ずっとショートカットだったから。
西城先輩を狙っている同級生もいっぱいいるし、もうどうしようもないことくらい自分でもわかっていたのだが、
そんな私でもチャンスがないかと思ってこっそり髪を伸ばしたりできないかと頑張っていたのに
最近は「バリカンでそる練習もさせてよー」と言ってくるありさまだ。
あぁ、どうか髪を伸ばせないだろうか、どれだけ頑張ってもセミロングほどの長さにしか伸びない髪を恨んできてさえいた。
その時だった、私の目の前に親指ほどの大きさの妖精(?)のような女の子がくるくるしていた。
「、、、、、、、あなただれ?妖精?」
「あたし、ルンラァ!願いをかなえる飴を売っているの!おねえちゃんには髪が伸びる飴をあげるよ!ほしい?」
え?髪が伸びる飴?いつもなら信じていないけれど、今はこれに頼るくらいしかもうないし、買わないのも可哀そうだし、、
「買うわよ!いくらするの?」
「お代はね、おねえちゃんがロングの髪の毛を欲しがる心。だからお金はいらないの。けど注意事項ね!一時間に一つしか食べちゃダメってこと。髪を短くするときは一緒に入っているダイヤ型の飴を食べてね。ダイヤ型の飴を食べたら、もうロングにはできないけれど。自信をつけてね。おにいちゃんと付き合えるといいね。」
そういってルンラァは消えてしまった。私の手元には飴が入った箱しか残っていなかった。
どうしよう、食べてみる?食べないで捨てる?しかし、もしかなうならひとつくらい食べたって、、、
そう思って箱を開けてみた。すると一枚の紙とイチゴ型の飴が50こ程度、ダイヤ型の飴が1つだけ入っていた。
一枚の紙には赤い大きな字で食べる前によめ。と書いてあった。
不気味だったので読んでみることにした。するとその紙には・飴一粒で5cmの髪を伸ばすことができます。・飴は一時間に一粒しか食べてはいけません。・ダイヤ型の飴を食べることで、飴を食べる前の髪の長さに伸ばすことができます。・ダイヤ型の飴を食べるともうロングには一生できなくなります。・それとこれだけは忘れないでください、これは自信を出すための飴です。と書いてあった。
ほんとなのかな、、、?嘘だと思って一粒食べてみた。
すると、髪はすぐにぐんぐん伸びていき、あっという間にセミロングになった。
うそ、、、!家で食べるとお母さんにばれちゃうから学校でこの飴をいっぱい食べよう!そうすれば先輩にだって告白されるはず!
次の日↓
私はトイレに駆け込んだ。誰もいないことを確認して、また飴を一つほおばった。
するとまた髪の毛が伸びていった。あっという間に昨日の昼から10cmも髪の毛が伸びてしまったのだ。
すごいすごい!
そして次の日も次の日もほおばった。なぜだがお母さんには髪を切らせてとは言われないようになった。
また次の日↓
「紗愛!紗愛!ビッグニュースだよ!紗愛が女子が男子役、男子が女子役をするシンデレラの劇で男子役にかんとくから大抜擢されちゃった!しかも、プリンセス役は西城先輩だよ!」
ええええええええええええええええ!?
やりたいやりたい!けど、なんで私が男子役?
いっぱい髪を伸ばして、20cmも伸ばして、最近はメイクもして十分女子らしくなっているはずなんだけど、、、
けど西城先輩、がプリンセス役なら絶対にやる!
「絶対にやるー!!」
私は今ロングの髪が超ぜつにかわいい女の子なんだし、西城先輩に劇の前にこくって、おっけーをもらって、そうしたらダイヤ型の飴を食べて、劇に励む!それでおっけ!
次の日↓
「ささささ西城先輩っ!ずっと好きでした!付き合ってください!」
まぁ、普通にOKだよね。
「え?普通に無理。誰がそんなショートカットボーイ女子好きだって言ったんだよ。俺はロングの女子が好きなんだよッ!」
そういって西城先輩は走って行ってしまった。は?わたしがショートカットボーイ女子?何言ってんの?その時、一枚の紙に書いてあった言葉を思い出した。—
—それとこれだけは忘れないでください。これは自信を出すための飴です—
自信を出すための飴?
どういうことよ?けどとにかく私からしかロングの自分が見えていないってことはわかった。
じゃぁルンラァとかいうやつは、インチキのものを売ったのね!
そりゃぁお代がいらないもんだわ。
その時だった。
「ルンラァはインチキなものなんて売っていないよ。お姉ちゃんが喜ぶ飴を売っただけだよ、、、」 ココアジュースさん(埼玉・11さい)からの相談
とうこう日:2024年4月8日みんなの答え:2件
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おぉ! こんちは!きゃりーばっくです!
全部読んでみましたが、すごいですね!私はこんな長文できません。。。
ぜひ続編も書いてください!
よろしくお願いします! きゃりーばっくさん(北海道・10さい)からの答え
とうこう日:2024年6月29日 -
わあ、、 うめまるでーす!
わ、すごい!
面白いところがいっぱいあった!
結局どうなったのか気になるなあー
続編もつくって欲しいなー!
またね! うめまるさん(東京・10さい)からの答え
とうこう日:2024年6月26日
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