勉強で繋がる想い
「ねぇ秀くん?」
「…何?」
やっぱ今日もカッコいい…
あ、こんにちは!私、如月凛果(きさらぎりか)です!中学2年、理科と算数が得意で大好きです☆
そんな私にはっ!なんとちょーカッコいい幼馴染がいるんです!
で、私はその幼馴染こと羽瀬秀くんが好きなの。。
秀くんはその名の通り秀才で、この中学入学からずぅっと学年総合1位をキープ。
ここの学校私立で、試験も超難しかったから本当に頭のいい人しか入れないのに、すごくない!?
ちなみに私は理科と算数が1位、国語は6位、社会は11位、英語32位という結果。
文学系苦手なんだけど、ここまで来れたのは秀くんと友達の明日花のお陰だ。
明日花は私の1番の友達で、文系が超得意で活字中毒の同級生。
その明日花は私を置いて、小学生6年生のころ体育会系でバカのハルと付き合った。
だから私は秀くんと一緒に登下校してるの。
「明日花が付き合ったんだって。あの…ハル?って奴と。だからお願い!一緒に行って帰ろ!」
なんて口実ができて、実は嬉しいのは秘密。
秀くんはよくわからなそうな顔をして、頷いた。
で、今下校中。
私も秀くんも頭いいって言われてるし、絶対サイキョーコンビになるはず、、
いや、でもね?
流石に付き合うとかはないけどさぁ…でもほら、整った顔と薄い丸眼鏡。その奥にあるすらっとしつつも優しい雰囲気を持つ瞳。制服からは微かにいい匂いがし、白い肌は傷ひとつついていない。
「あ、のさ。」
秀くんが急に話しかけてきた。
「あんまジロジロ、見ないで、くれない?」
恥ずかしかったのだろう。頬を真っ赤にして伝える彼は超可愛い。
「あ、ごめん…」
会話が弾まない。気まずい。
「好き」
え?
驚いて、目を大きく見開く。
「好き」
もう一度しっかりと伝えた、秀くん。
「…好き!!」
まだ理解ができない私に、普段では全く想像できないやんちゃな姿で叫んだ、彼。
「私も」
いつの間にか私の口から溢れでた言葉。
「えっ?」
驚く秀くん。
「だから、私も好き!」
今までずっと喉の奥にあった言葉が、こんなにするっと出た。
『ずっとこのままそばにいたい。』『前から好きでした、付き合って下さい』『ずっと前から私にとって特別な存在でした。』『付き合って下さい。』だなんて、鏡で練習していた自分が馬鹿みたい。
「じゃあ、一緒に勉強しよ」
彼らしい告白だ。
「うん、ずっと一緒ね」
そう言って、小指を立てて差し出した。
「うん」
彼は小指を絡ませた。
「指切りげんまーん…」
Fin
おまけ
「明日花ー!」
「おー、凛果!」
休み時間。明日花のクラスに行くとすぐに気づいてくれた。
「今日さ、赤点回避したいハルと文系明日花と私と秀くんで勉強デートしない?」
「おー、いいね…って、秀と付き合ってんの!?あんだけ悩んでたくせに!?」
「うん。両思いで」
流石は明日花。いい反応してくれた。
「えっ、じゃあ今すぐキスして!証明して!」
「はっ?」
まだやったこともないのに学校で?
と思ったら、幸か不幸か秀くんが通りかかった。
「秀ー!」
明日花が呼ぶとくるっと振り向き近づいてきた。
「ねえキスして!」
唐突なお願いには?という顔をする。
「ちがっ、ねぇー!」
私は全力で阻止するも…
チュッ
唇に優しい感触がすると、秀くんのイケメンな顔が目の前に。
「ひゃっ」
そう叫ぶと慌てて離れた。
「うわぁー!ガチじゃん」
背中をバシバシ叩かれる。痛い。
「秀くん…ありがと//」
照れ気味に伝えると、
「いや…もう僕行くよ」
のとトイレに行ってしまった。
丁度鳴ったチャイムで自分のクラスに戻る。
その後の授業は集中できなかった。
おまけFin 青藍/seiraさん(東京・10さい)からの相談
とうこう日:2024年5月25日みんなの答え:1件
「…何?」
やっぱ今日もカッコいい…
あ、こんにちは!私、如月凛果(きさらぎりか)です!中学2年、理科と算数が得意で大好きです☆
そんな私にはっ!なんとちょーカッコいい幼馴染がいるんです!
で、私はその幼馴染こと羽瀬秀くんが好きなの。。
秀くんはその名の通り秀才で、この中学入学からずぅっと学年総合1位をキープ。
ここの学校私立で、試験も超難しかったから本当に頭のいい人しか入れないのに、すごくない!?
ちなみに私は理科と算数が1位、国語は6位、社会は11位、英語32位という結果。
文学系苦手なんだけど、ここまで来れたのは秀くんと友達の明日花のお陰だ。
明日花は私の1番の友達で、文系が超得意で活字中毒の同級生。
その明日花は私を置いて、小学生6年生のころ体育会系でバカのハルと付き合った。
だから私は秀くんと一緒に登下校してるの。
「明日花が付き合ったんだって。あの…ハル?って奴と。だからお願い!一緒に行って帰ろ!」
なんて口実ができて、実は嬉しいのは秘密。
秀くんはよくわからなそうな顔をして、頷いた。
で、今下校中。
私も秀くんも頭いいって言われてるし、絶対サイキョーコンビになるはず、、
いや、でもね?
流石に付き合うとかはないけどさぁ…でもほら、整った顔と薄い丸眼鏡。その奥にあるすらっとしつつも優しい雰囲気を持つ瞳。制服からは微かにいい匂いがし、白い肌は傷ひとつついていない。
「あ、のさ。」
秀くんが急に話しかけてきた。
「あんまジロジロ、見ないで、くれない?」
恥ずかしかったのだろう。頬を真っ赤にして伝える彼は超可愛い。
「あ、ごめん…」
会話が弾まない。気まずい。
「好き」
え?
驚いて、目を大きく見開く。
「好き」
もう一度しっかりと伝えた、秀くん。
「…好き!!」
まだ理解ができない私に、普段では全く想像できないやんちゃな姿で叫んだ、彼。
「私も」
いつの間にか私の口から溢れでた言葉。
「えっ?」
驚く秀くん。
「だから、私も好き!」
今までずっと喉の奥にあった言葉が、こんなにするっと出た。
『ずっとこのままそばにいたい。』『前から好きでした、付き合って下さい』『ずっと前から私にとって特別な存在でした。』『付き合って下さい。』だなんて、鏡で練習していた自分が馬鹿みたい。
「じゃあ、一緒に勉強しよ」
彼らしい告白だ。
「うん、ずっと一緒ね」
そう言って、小指を立てて差し出した。
「うん」
彼は小指を絡ませた。
「指切りげんまーん…」
Fin
おまけ
「明日花ー!」
「おー、凛果!」
休み時間。明日花のクラスに行くとすぐに気づいてくれた。
「今日さ、赤点回避したいハルと文系明日花と私と秀くんで勉強デートしない?」
「おー、いいね…って、秀と付き合ってんの!?あんだけ悩んでたくせに!?」
「うん。両思いで」
流石は明日花。いい反応してくれた。
「えっ、じゃあ今すぐキスして!証明して!」
「はっ?」
まだやったこともないのに学校で?
と思ったら、幸か不幸か秀くんが通りかかった。
「秀ー!」
明日花が呼ぶとくるっと振り向き近づいてきた。
「ねえキスして!」
唐突なお願いには?という顔をする。
「ちがっ、ねぇー!」
私は全力で阻止するも…
チュッ
唇に優しい感触がすると、秀くんのイケメンな顔が目の前に。
「ひゃっ」
そう叫ぶと慌てて離れた。
「うわぁー!ガチじゃん」
背中をバシバシ叩かれる。痛い。
「秀くん…ありがと//」
照れ気味に伝えると、
「いや…もう僕行くよ」
のとトイレに行ってしまった。
丁度鳴ったチャイムで自分のクラスに戻る。
その後の授業は集中できなかった。
おまけFin 青藍/seiraさん(東京・10さい)からの相談
とうこう日:2024年5月25日みんなの答え:1件
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楽しい! やっほー♪
まゆだよ!
面白いし、楽しいね!
上手だ! まゆさん(選択なし・12さい)からの答え
とうこう日:2024年8月30日
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