ミサンガの絆
_ミサンガの絆 Start_
私は、河野陽菜!!とっびっきり元気な中学二年生!!
六年生になって、たまたま席が近かった4人、美玖と祥子と玲奈と私はとっても仲がいいの!
でもね、私来月には転校しちゃうんだ…だから転校までたっくさん遊ぶぞ〜!!
_みんなで遊べる最終日_
美玖「陽菜、ぁ…私たちのこと忘れないでよね!」
陽菜「忘れるわけないじゃん!ッもー!玲奈泣かないでよぉ…」
玲奈「だって、陽菜ッ…いなくなっちゃうの悲しいもんッ…」
祥子「当たり前。でしょ!」
陽菜「あ、そういえば私みんなにおそろいのミサンガ作ったんだよね、これ…」
玲奈「えっ、ほんとにこれ陽菜が‥‥?」
陽菜「もちろんだよ!さぁ、とってとって!」
4人の右手にはキラキラと光る赤、黄、緑、青の色違いのミサンガがはめられていた。
_転校先の学校_
陽菜「河野陽菜、好きなことは、みんなで遊ぶこと、みなさんよろしくお願いします…」
先生「じゃ、河野さんの席は〜、水野さんの隣ね」
水野「おっ、わからないことあったら聞いてね!」
水野という女の子は愛くるしい瞳の持ち主で、とても頼りになるお姉さんのような存在だった。
休み時間になると即座に私の周りにたくさんの生徒が来た。
「前はどこに住んでたの?」「前歯なんて呼ばれてた?」「好きな食べ物は?」
水野「ちょっと待って〜!そんなに一斉に聞いたら、河野さん困っちゃうじゃない!
ね、昔は何て呼ばれてたの?」
陽菜「陽菜とか、陽菜ちゃんとか‥でも今はここの学校にいるから好きなように呼んでもらえれば…」
私はわざと前の学校との関係を断ち切るようないいかたをした。
水野「じゃぁ、ひーちゃんは?よくない?」
「いいねいいね!」「花凛天才!」
ここのクラスの王様は…水野花凛。花凛に気に入られなけらば…
花凛「ねー、見て〜!髪切ったんだぁ!」
「すごっ…!」「かわいいぃぃ」「アニメの主人公みたい!」
水野の取り巻きたちが声を上げていく。
花凛「ひーちゃんはどう思う?」
こちらに視線を向けられていそいで言葉を探す。
陽菜「あ、ロングからショートにしたんだ、!私は前のほうがよかったかな?;;」
「は?…転校生なのに生意気なんだよっ!」「うっざw」
花凛「ねぇねぇ、みんなひーちゃんがかわいそうだよ?
笑そんなに髪の毛に執着あるんだったら、あたしが切ってあげようか」
花凛が手をはさみの形にする。
「花凛、はさみ!」
花凛「おー、ありがと!」
バサッバサッ‥‥
花凛「だっさ!!」
陽菜「え‥?」
頭を触ってみると、耳から下の髪の毛がなくなっている。
陽菜「やめてよ!やめて!」
花凛「転校生のくせに本当に生意気…死ねよ」
陽菜「やめて!」
私は花凛をドンと突き飛ばした。
花凛「いっ…たぁぁぁ…」
「はぁ?ちょっと何してんの?」「花凛んっ!」
美玖、祥子、玲奈ぁ…!みんな…!
気づけば私は前の学校の校門の前に来ていた。
右手のミサンガを触る。戻ってこれたという安心感でいっぱいだった。
??「‥でさでさーwって、あれ?」
陽菜「玲奈ッ!」
玲奈・美玖・祥子「陽菜?!」
美玖「どしたの?何でここにいるの?ってか、髪‥」
陽菜「ううん、何でもない!このあと時間ある?いつもいってたカフェ行こうよ!ねぇ!」
祥子「申し訳ないけど…」
玲奈「私達…」
美玖「これからバンド見にいくんだ。女の子バンド、ウィンキーズって知らない?」
陽菜「しら、ない…」
もうここにも私の居場所はなくなってたんだ。陽菜の心のぽっかりと空いた傷に冷たい風が通る。
そして、うつむく。美玖と玲奈と祥子の右手にはミサンガは無かった。
_end_
Mel_sircさん(東京・11さい)からの相談
とうこう日:2024年5月26日みんなの答え:2件
私は、河野陽菜!!とっびっきり元気な中学二年生!!
六年生になって、たまたま席が近かった4人、美玖と祥子と玲奈と私はとっても仲がいいの!
でもね、私来月には転校しちゃうんだ…だから転校までたっくさん遊ぶぞ〜!!
_みんなで遊べる最終日_
美玖「陽菜、ぁ…私たちのこと忘れないでよね!」
陽菜「忘れるわけないじゃん!ッもー!玲奈泣かないでよぉ…」
玲奈「だって、陽菜ッ…いなくなっちゃうの悲しいもんッ…」
祥子「当たり前。でしょ!」
陽菜「あ、そういえば私みんなにおそろいのミサンガ作ったんだよね、これ…」
玲奈「えっ、ほんとにこれ陽菜が‥‥?」
陽菜「もちろんだよ!さぁ、とってとって!」
4人の右手にはキラキラと光る赤、黄、緑、青の色違いのミサンガがはめられていた。
_転校先の学校_
陽菜「河野陽菜、好きなことは、みんなで遊ぶこと、みなさんよろしくお願いします…」
先生「じゃ、河野さんの席は〜、水野さんの隣ね」
水野「おっ、わからないことあったら聞いてね!」
水野という女の子は愛くるしい瞳の持ち主で、とても頼りになるお姉さんのような存在だった。
休み時間になると即座に私の周りにたくさんの生徒が来た。
「前はどこに住んでたの?」「前歯なんて呼ばれてた?」「好きな食べ物は?」
水野「ちょっと待って〜!そんなに一斉に聞いたら、河野さん困っちゃうじゃない!
ね、昔は何て呼ばれてたの?」
陽菜「陽菜とか、陽菜ちゃんとか‥でも今はここの学校にいるから好きなように呼んでもらえれば…」
私はわざと前の学校との関係を断ち切るようないいかたをした。
水野「じゃぁ、ひーちゃんは?よくない?」
「いいねいいね!」「花凛天才!」
ここのクラスの王様は…水野花凛。花凛に気に入られなけらば…
花凛「ねー、見て〜!髪切ったんだぁ!」
「すごっ…!」「かわいいぃぃ」「アニメの主人公みたい!」
水野の取り巻きたちが声を上げていく。
花凛「ひーちゃんはどう思う?」
こちらに視線を向けられていそいで言葉を探す。
陽菜「あ、ロングからショートにしたんだ、!私は前のほうがよかったかな?;;」
「は?…転校生なのに生意気なんだよっ!」「うっざw」
花凛「ねぇねぇ、みんなひーちゃんがかわいそうだよ?
笑そんなに髪の毛に執着あるんだったら、あたしが切ってあげようか」
花凛が手をはさみの形にする。
「花凛、はさみ!」
花凛「おー、ありがと!」
バサッバサッ‥‥
花凛「だっさ!!」
陽菜「え‥?」
頭を触ってみると、耳から下の髪の毛がなくなっている。
陽菜「やめてよ!やめて!」
花凛「転校生のくせに本当に生意気…死ねよ」
陽菜「やめて!」
私は花凛をドンと突き飛ばした。
花凛「いっ…たぁぁぁ…」
「はぁ?ちょっと何してんの?」「花凛んっ!」
美玖、祥子、玲奈ぁ…!みんな…!
気づけば私は前の学校の校門の前に来ていた。
右手のミサンガを触る。戻ってこれたという安心感でいっぱいだった。
??「‥でさでさーwって、あれ?」
陽菜「玲奈ッ!」
玲奈・美玖・祥子「陽菜?!」
美玖「どしたの?何でここにいるの?ってか、髪‥」
陽菜「ううん、何でもない!このあと時間ある?いつもいってたカフェ行こうよ!ねぇ!」
祥子「申し訳ないけど…」
玲奈「私達…」
美玖「これからバンド見にいくんだ。女の子バンド、ウィンキーズって知らない?」
陽菜「しら、ない…」
もうここにも私の居場所はなくなってたんだ。陽菜の心のぽっかりと空いた傷に冷たい風が通る。
そして、うつむく。美玖と玲奈と祥子の右手にはミサンガは無かった。
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Mel_sircさん(東京・11さい)からの相談
とうこう日:2024年5月26日みんなの答え:2件
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めっちゃ悲しい話(ノД`)シクシク 最初は、花凜めっちゃ優しいやん!
最後は、元々の子たちも花凜も、マレフィセントやん!
めっちゃ悲しい話!あげたミサンガつけないとか、「悲しい」は嘘かよ! ララさん(東京・10さい)からの答え
とうこう日:2024年8月31日 -
うぅ 小5のきゃらめるです...
悲しい 悲しすぎる(´;ω;`)
今の学校も前の学校にも居場所がなくなるなんて...
3人の右手にミサンガがなかったのを知ったとき、
めっちゃムカついた(●`ε´●)
でもめっちゃいい作品でした!
それでは\(^o^)/バイバイ きゃらめるさん(福岡・11さい)からの答え
とうこう日:2024年8月30日
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