入れ替わり。(ホラーかも?)
短編小説初めてです。
誤字、脱字があっても温かい目で見てくれると幸いです。
俺は何歳に見える?
多分、七歳以下にしか見えないと思う。
でも、それは大はずれ。そんなに若くない。
信じられないと思うが、俺は今年で35歳になる。
あり得ない?
いいや、嘘じゃないよ。
ただし、その年齢だったのは『前の体』だったときだけど。
そう。僕はこの体を手に入れたんだ。
入れ替わったんだよ。
とある『呪術』を使ってね。
以前の俺は人生に絶望していた。
友人から「絶対に儲かる」と言われ、手を出した投資が大失敗。
多額の借金を背負ってしまったんだ。
今勤めている会社の給料じゃ、とても返せる金額じゃない。
よく考えもしないで、友人の言葉を信じた自分のバカさ加減を呪ったよ。
借金取りに追われ、家賃や光熱費も払えない状態。
持ち物を、少しでも金に変えようと部屋を漁っていた時に、一冊の古いとある本を見つけたんだ。
すっかり存在を忘れていたが、その本は、叔父が亡くなる前に、形見としてもらったもので、古今東西の呪術__『オマジナイ』が載ってある本だった。
最初は友人を呪ってやろうかと思ったが、とある呪法を見て、心変わりした。
それは『体入れ替え呪法』といって、その名の通り、体を入れ替える呪法らしい。
すぐに思った。
__これで人生をやり直せる!
翌日になると、俺は、近所の公園に足を運んだ。
小学生が5人で遊んでいる。
大人の姿がないのは都合が良かった。
体入れ替え呪法は自分も含めて三人以上がその声を聞くとそのうちの二人の魂がランダムに入れ替わってしまう。
本の文面には『対象の者の耳以外には声が届かないように、完全に密閉された部屋で行うこと』と書かれてあった。
流石に子供を連れて密室に連れて行くのはやばい。というかその時点で通報されてしまうだろう。
でも安心した。問題は無かった。
今は夏だから、蝉がうるさいのだ。
大声でも出さないと声は遠くに聞こえない。
俺は、トイレの近くのベンチで待つことにした。
案の定、すぐに少年がこちらに走ってきて、トイレから少年が出た後に大袈裟に声を出して、俺は言った。
「あれ?おかしいな。どこいったんだろう?」
少年はこちらに近寄ってきて、
「どうしたの?おじさん。何か探し物してるの?」
と言った。
俺は、財布を落としてしまったみたいだと伝え、
「探し物を見つけるためのオマジナイをしたいんだけど、協力してくれないかな?」
と続けた。
「別にいいけど。」
と頷いた少年をベンチに座らせて、目を閉じさせた。
周りを見る。
他の人がこちらに来る様子はない。
よし、今のうちだ。
自分も目を閉じ、暗記した呪文を唱えた。
一つでも間違えたら死んでしまう。
そんな恐怖感を覚えながら、最後の一言を言い終えた。
失敗か?
すると、シャツの不快な感覚が消えた。
目を開ける。
視界はぼんやりとしていたが、だんだん鮮明になってくる。
おじさんがベンチに座っている。
よく見ると、そのおじさんは自分だと分かった。
呪術は本当だった。
か細くなった自分の腕を見つめていると、
視界に入っていた自分の体が目を開けた。
しばらくキョロキョロと周りを見たたが、彼は怖くなったのか、言葉にならない叫び声をあげて猛スピードで走って行った。
大人が奇声を上げながら公園から走って出て行ったので、遊んでいた子供達が、唖然とした表情を浮かべていた。
その時、端から声がした。
「良かった。探し物のある場所が見つかったんだね。」
それは、声変わりもしていない高い声だった。
(語り手が喋っているのは気にしないでください)
れんこん。さん(福岡・10さい)からの相談
とうこう日:2024年6月21日みんなの答え:1件
誤字、脱字があっても温かい目で見てくれると幸いです。
俺は何歳に見える?
多分、七歳以下にしか見えないと思う。
でも、それは大はずれ。そんなに若くない。
信じられないと思うが、俺は今年で35歳になる。
あり得ない?
いいや、嘘じゃないよ。
ただし、その年齢だったのは『前の体』だったときだけど。
そう。僕はこの体を手に入れたんだ。
入れ替わったんだよ。
とある『呪術』を使ってね。
以前の俺は人生に絶望していた。
友人から「絶対に儲かる」と言われ、手を出した投資が大失敗。
多額の借金を背負ってしまったんだ。
今勤めている会社の給料じゃ、とても返せる金額じゃない。
よく考えもしないで、友人の言葉を信じた自分のバカさ加減を呪ったよ。
借金取りに追われ、家賃や光熱費も払えない状態。
持ち物を、少しでも金に変えようと部屋を漁っていた時に、一冊の古いとある本を見つけたんだ。
すっかり存在を忘れていたが、その本は、叔父が亡くなる前に、形見としてもらったもので、古今東西の呪術__『オマジナイ』が載ってある本だった。
最初は友人を呪ってやろうかと思ったが、とある呪法を見て、心変わりした。
それは『体入れ替え呪法』といって、その名の通り、体を入れ替える呪法らしい。
すぐに思った。
__これで人生をやり直せる!
翌日になると、俺は、近所の公園に足を運んだ。
小学生が5人で遊んでいる。
大人の姿がないのは都合が良かった。
体入れ替え呪法は自分も含めて三人以上がその声を聞くとそのうちの二人の魂がランダムに入れ替わってしまう。
本の文面には『対象の者の耳以外には声が届かないように、完全に密閉された部屋で行うこと』と書かれてあった。
流石に子供を連れて密室に連れて行くのはやばい。というかその時点で通報されてしまうだろう。
でも安心した。問題は無かった。
今は夏だから、蝉がうるさいのだ。
大声でも出さないと声は遠くに聞こえない。
俺は、トイレの近くのベンチで待つことにした。
案の定、すぐに少年がこちらに走ってきて、トイレから少年が出た後に大袈裟に声を出して、俺は言った。
「あれ?おかしいな。どこいったんだろう?」
少年はこちらに近寄ってきて、
「どうしたの?おじさん。何か探し物してるの?」
と言った。
俺は、財布を落としてしまったみたいだと伝え、
「探し物を見つけるためのオマジナイをしたいんだけど、協力してくれないかな?」
と続けた。
「別にいいけど。」
と頷いた少年をベンチに座らせて、目を閉じさせた。
周りを見る。
他の人がこちらに来る様子はない。
よし、今のうちだ。
自分も目を閉じ、暗記した呪文を唱えた。
一つでも間違えたら死んでしまう。
そんな恐怖感を覚えながら、最後の一言を言い終えた。
失敗か?
すると、シャツの不快な感覚が消えた。
目を開ける。
視界はぼんやりとしていたが、だんだん鮮明になってくる。
おじさんがベンチに座っている。
よく見ると、そのおじさんは自分だと分かった。
呪術は本当だった。
か細くなった自分の腕を見つめていると、
視界に入っていた自分の体が目を開けた。
しばらくキョロキョロと周りを見たたが、彼は怖くなったのか、言葉にならない叫び声をあげて猛スピードで走って行った。
大人が奇声を上げながら公園から走って出て行ったので、遊んでいた子供達が、唖然とした表情を浮かべていた。
その時、端から声がした。
「良かった。探し物のある場所が見つかったんだね。」
それは、声変わりもしていない高い声だった。
(語り手が喋っているのは気にしないでください)
れんこん。さん(福岡・10さい)からの相談
とうこう日:2024年6月21日みんなの答え:1件
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おー!おもしろい! どうも☆琴音と千草です!
いいね!おもしろい!初めての短編小説投稿なのに、このクオリティすごいよ!内容もおもしろいし。呪いの方法もよく思いついたね!短文でごめんね!
みんなの笑顔を願ってまたちぐ☆ 琴音と千草さん(選択なし・11さい)からの答え
とうこう日:2024年9月29日
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- 【「相談するとき」「相談の答え(回答)を書くとき」のルール】をかならず読んでから、ルールを守って投稿してください。
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