短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:1

あの子になりたい

あの子が羨ましい。そして憎い。 教室の後ろで友達と親しげに話している彼女は早乙女 美月(さおとめ みつき)。容姿端麗で、運動音痴だが成績優秀。その上、性格も良い。彼女の周りには、いつも人が集まっていた。対して窓際の席で一人寂しく外を眺めているブスは私。私は彼女とは運動音痴という所以外は正反対だった。羨ましい……。そして恵まれた彼女が憎い。恨めしい。あの子になりたい。 …いつの間に寝ていたみたい。小鳥のさえずりが聞こえる。目を開けると、見慣れない天井が視界に飛び込んできた。上半身を起こす。 「え…?ここは…どこ?」 私の部屋じゃない。ずいぶん可愛らしい部屋…。ふと見ると姿見が置いてあった。覗き込んでみると…… 「ええっ!!?」 そこには…驚いた顔の早乙女美月が映っていた。そこで私は理解した。 私…美月になれたんだ。やった! 部屋を出て一階へ降りる。すると… 「……………」何やら鬼の形相をした女性が座っていた。母親だろうか? 一応声をかけてみよう。怖いけど。 「あ……。おはよう……。」すると、 バキッ!! 「………え?」何が起きたんだろう。頬がズキズキと痛む。殴られた? 「昨日、私に話しかけないでって約束したでしょう!?ほんとにアンタはダメ人間ね!!」 母親はそう叫んだ。…どういうこと? 「は…話しかけないって…どういうこと?」 「期末テストの順位が下がった罰よ。昨日約束したわ。…忘れたの?このろくでなしが!!」 ……私は理解した。美月の母親は…毒親、ううん、虐待親だ。なのに…私はそんな事も知らず…。美月を憎いだなんて…。涙が溢れてきた。 「ごめんなさい…ごめんなさい…」 あれからずっと、私は早乙女美月のままだ。

短編小説みんなの答え:4

マスコミと恋愛

俺の名前は『松本依月(まつもと いづき)』大学4年生。 彼女とは高2の時から付き合っている。 名前は『服部杏音(はっとり あのん)』大学4年生。 彼女はモデルと女優をやっていて大学内でもとても有名だ。 芸名は『水城アノン(みずしろ あのん)』母親の旧姓だ。 仕事も忙しく、大学を休む日もよくある。 まぁモデルをやってるぐらいだから美人だし、 俺にはライバルが数え切れないほどいる。 そもそもこの年齢の女優に彼氏がいる時点で稀だし。 特に俺をライバル視してくるやつが1人いる。 『芳根想瑛(よしね そうえい)』だ。 彼はサッカーサークル所属で杏音のお隣さん。 つまり幼馴染っていう関係かな。 芳根に譲る訳にはいかないから、俺はデートに誘うことにした。 「杏音、明日、土曜だよな?仕事か?」 「ごめん、明日はmikoraの撮影があるの。」 「…分かった。頑張れよ。じゃあな。」 「っあ、ちょっと待って!依月。」 「ん?どうした?」 「再来週の月曜日って祝日じゃん?一緒に映画、見に行かない?」 「いいけどマスコミに書かれるぞ。『あのん、彼氏と映画デート☆*』って。」 「良いよ別に。大事なのは芸能の仕事より、自分の人生を後悔しないことだから!」 「分かった。じゃあ行こう!」 「チケットは私が取っておくから、詳しいことはメールするね!」 「おう!ありがと。またな!」 「じゃあね!依月ちゃん!」 「おいおい。ちゃん付けはやめろよ。」 「冗談が分からないの?まあいいや。」 ___映画デートの日 「おまたせー!」 「杏音13分遅刻してるけど?9時半集合のはずじゃなかったのか?」 「ごめんごめん。道端でおじさんと衝突して説教されてさ。」 「は?そのジジイ許さねぇ。どうせ歩きスマホだろ?」 「まぁまぁ早く映画館行こうよ!」 「OK!」 ___映画終了後 「はぁー怖かったぁ。」 「だいたい映画館デートでホラーかよ。」 「別によくない?てか普通にお腹すいたんだけど。」 「じゃあお昼食べに行こう。近くにオススメの洋食屋がある。」 「えーマジ?今は和食の気分なんだけど。」 「なんだよ。文句あるか?」 「冗談だよ!楽しみ!」 この後も私達はデートを楽しんだ。 夜は俺ん家に泊めた。 ___翌朝 「っちょ!杏音!おいおいマジかよ…。」 「なに?朝からうるさいなぁ。」 「『現役大学生で今話題の女優・水城アノンが  彼氏と熱愛!映画館からのお泊り☆*』 ってマスコミのやつが書いてやがる。」 「はぁ。案の定書かれたか。」 「支障はないのか?」 「まぁ大丈夫っしょ!」 ___4年後 俺たちは結婚した。もちろん想瑛も振り切って。 マスコミにも大きく報道された。 『水城アノンのお相手は一般男性の方』って。 俺は杏音の最高の夫になるって決めた。 *・+*・+*・+*・+*・+*・+*・+*・+*・+*・+ 誤字脱字あったらごめんm(_ _)m 沢山の感想やアドバイスを待ってるよ! 【登場人物】 ・松本依月(まつもと いづき) ・服部杏音(はっとり あのん) →芸名:水城アノン(みずしろ あのん) ・芳根想瑛(よしね そうえい)

短編小説みんなの答え:1

きみは海に沈む

ざーざーざー 海の音が鳴る、 橙の混じった青の海のなかに、 ひとつの人陰 「ねえ、もし僕が死んだら、海に投げてよ、きみがだよ?」 瞳を閉じて、箱を大切そうにもっている少し髪の長い少年に、そんな言葉が聞こえた 驚いて目を開ける少年、 さーさー 周りには誰もいない、 嗚呼、幻聴だ、この前からそうだね、 きみがいなくなってからこんなことばかり、 「俺は、、どうしたらいい、、」 俺はこいつを投げることができない、怖いんだ、これを投げると、こいつを投げると、忘れる気がするんだ 「大丈夫、きっと僕がきみを守る、きみが忘れても、僕が覚えてる、」 まただ、また、あいつの声が聞こえる、 嗚呼、嫌だ、投げたくない、 でも、あいつの夢だ、海の中に、深い海に潜ること、ちょっとは先に投げといてやろう 少年は蓋を開けた、するとひとつの封筒が 「ん?なんだこれ『黒へ、ちゃんと読んでね』、、、」 中を見てみると、今までの思い出が書き残してある日記と、最期に"彼"が書いたであろう少年への手紙、『10年後の黒へ!』 少年は日記を見る、結構最近のページになってくると文字数が少なくなると共に字が震えているように見える、そこには 『今日は黒の隣から引っ越してはや1週間、僕は倒れて病院に運ばれた、もう、僕は死んじゃうかもって、黒には言わないでっていったけど、流石に寂しいから手紙を書いておこう』 『今日は病院に運ばれて1週間、思ったよりも長く生きている、でももう限界かも、ちゃんと海に投げてくれるかな?僕のことを、しろって、よんでくれるかな?』 後ろからのページはたくさんの写真があった詩露とその家族の写真、詩露と黒の写真、小さい頃から今までなものが全て、、 遊園地に行った時、遠足に行った時、卒業式の時、入学式の時、、、詩露が、引っ越す時、、 黒は涙を流した、やっぱり寂しい、離れるのが嫌だ、と、 「でも、詩露の最期の願い、、、叶えてやろう、」 手紙を避けて遺骨のみをとる、優しく、壊さないように 「じゃあな、俺はお前のことを、、詩露のこと!覚えてだからさ!お前も覚えといてくれ   ・・ よ!またな!」 さらさら ざーざーざー 辺りは暗くなって、月に照らされた海だけが明るく見えた なぁ、詩露、 「今日はお前の誕生日だからかー!?月が!綺麗だぜーーー!!!!!!」 静かな海に響く少年の声、それは悲しみの色はない、まっすぐな声、 その少年の目に映った月は、いつもの月とは見え方が違う、、、かも?

短編小説みんなの答え:4

「ミライ先生、嫌いです。」

「産休の三池先生に代わってきました。大石ミクです!これからよろしくね!」 ぱっちりとした大きな目。 茶色がかったショートカット。 大好きな三池先生と変わった新しい先生の印象はー 最悪だった。 私の名前は、岡倉未来。まっすぐな名前だねって言われるけど、私本人を見てから言って欲しい。 重い前髪に肩まである髪の毛はくしでといただけ。黒縁の眼鏡はそろそろ度が合わなくなってきていた。 そんな私にまっすぐ、なんて言葉似合う訳がない。 そう、私は自覚するほどの陰キャだ。 クラスメイトが陰キャ、という目で私を見る中、三池先生だけが私を見てくれた。 「岡倉さんって本を読んでる時、すごく楽しそうにしているよね。先生も本を読むの好きなんだ。おすすめの本、教えてくれない?」 花が咲くみたいな笑顔を浮かべて微笑みかけられた時は、驚き過ぎて言葉も出なかった。この中学に私を見ている人がいるなんて。 それが例え先生でも、私には嬉すぎる事だった。 なのに。 (なんで代理があんな陽キャしか相手にしなさそうな先生なの!?私なんて存在すら認知されてないよ。) 向日葵のような笑顔でクラスのいわゆる、陽キャ、と話している大石先生。 これから昼休みだ。大石先生たちはグラウンドでドッジボールをする話をしていた。 教室に残って生徒の安全確認をしなくていいのだろうか。 もやもやする気持ちを追い払うように私は、本を開いた。 ただ一つ、許せるなら、 隣のクラスの大石くんと同じ苗字なのは、嫌いじゃないかも。 放課後。本を返すため、私は学校図書館に寄ることにした。 大石先生は、すごくいい先生だと思った。でも、苦手じゃなくなった訳じゃない。ああいう人をきっと、雲の上の人と言うんだろう。 「あ、新刊出たんだ。」 ポップ付きの帯のついた本を手に取ろうとした、その時。 「岡倉さん!」 突然声をかけられた。振り向くと、そこには、、 「大石先生…」 図書室なんて一生に合いそうにない先生がそこにいた。 「何してるんですか…」 「え、何って、本を借りに来たんだよ?先生、本好きだから。」 そう言ってニコッと笑う。 「似合わないって思ったでしょ?」 (は?何それ。陽キャだって自慢したいの?) 先生を見ると、構わず話そうとしている。 「中学生くらいの時は、私、すごく暗くて、本ばかり読んでた。明るくて自信がある人が羨ましくて。 でも、 あるとき、一人の先生に会ったの。初めはすごく苦手で。大嫌いだった。」 「ーえ?」 「こんにちは、岡倉未来さん。私、大石未来。本当はミライって読むんだけど、隠してたんだよね。 旧姓は、岡倉未来。 私、未来から来た、あなたなの。人生を素敵なものにするために、会いに来たの。」 嘘でしょ? だって、私、こんなだよ?あんなキラキラした人に、なれるの?私も? 「大丈夫だから。変われるから。頑張ってー」 そう言って笑う先生は、確かに、私に似ていたんのかも、しれない。 ついに、やっと。この時が、来た。 一年七組と書かれた教室の前に私はいる。 大石未来。23歳。新米の中学教師。 今日、この場所で私たちは- 運命を変える、”再会”を果たす。

短編小説みんなの答え:2

音楽

「おいおい、楽まだ作っているんだってw」 「やばww」 皆が僕の行動を馬鹿にしている。 僕は学校が終わればいつも音楽や曲を作っている。 でも皆、それを馬鹿にする。 友達も、 「諦めろって、そんなくだらないことw」 「音楽家が夢?なにそれチョー受けるw」 「音楽は男の子が作るものじゃないんだよ!」 「絶対無理w」 先生も、 「変な夢見ないでください!」 「そろそろ現実を見ろ!」 「もっと社会に役立つ夢を持て」 親も 「そんな意味もないことをして周りの人たちがどう思っているの!?」 「お前は家族としての恥!」 「あなたなんて産むんじゃなかった・・・」 そう言われると音楽を作るのをやめたくなる。 どうしてそんなに僕をいじめるの・・・・。 そもそも曲を作ろうと思ったのは小3のころだ。 友達が引っ越して悲しい思いから救ってくれたのは音楽だ。 音で僕の心を癒してくれた。 この気持ちを分かち合いたかった。 ただそれだけ・・・・・・。 12歳の時、とうとう捨てられた。町から追放された。 一人ぼっちで悲しかった。 15歳の時里親が見つかった。 僕は隠れながら曲を作り続けた。 前みたいにいじめられると思ったからだ。 そんなある日。 「「お兄ちゃ~ん!」」 弟妹の弦と奏が来た。 またいじめられたのか・・・・。 ふと思いついた。 「じゃあお兄ちゃんが元気にしてあげるよ」 僕は自分が作った曲の中から一曲聞かせた。 すると・・・ 「わぁー!いい曲!!」 「お兄ちゃんすごい!」 「もっと聞かせて!」 初めてだった。こんな感想。 気付いたら僕は何年も作ってきた音楽を二人に聞かせていた。 音に誘われて父も母もやってきた。 曲が終わるたび、拍手が鳴り止まなかった。 とても嬉しかった。 学校でも聞かせてみたら大人気になった。 「楽スゲー!」 「天才!」 「楽ってこんな才能があるんだ!」 「ねね、明日も聞かせて!」 友達も、先生も、家族も喜んでもっと聞きたいと言っている。 まさかの反応で僕の心の闇が一瞬で消えた。 ・・・・・僕も、もっと音楽を作りたい。 数か月後大震災が起きた。僕の地域は安全だった。 でも被害を受けた所は帰る場所もなくし大切な人もなくしていた。 そんな人たちの力になりたい!! 僕は音楽をたくさん作って人々に聞かせた。 すると 「力になった」 「希望をもらった」 「勇気がわいてきた」 と、反応が返ってきた。 僕はもっと元気与えたくなり、専門学校で勉強をした。 が、僕は先生よりも顔負けの才能を持っていて成績学年1位だった。 ファンクラブもできてしまった。 大学を卒業後、僕は全国旅をして作った音楽を聞かせた。 ある日・・・。 僕は見覚えのある街に来た。 ここは数年前の大震災の被害地だ。 被害が大きく、町が全然修復されていない。 学校の校庭でみんな固まっていた。 皆ボロボロだった。 人々の顔を見たときハッとした。 ・・・・・ここは僕の本当の故郷だ・・・。 すると、小さい子たちが僕と見つけると目を光らせ、 「らくさんだぁ!!らくさんがきたぁ!!」 ときゃきゃと言い僕に飛び込んできた。 僕はさっそく音楽を聞かせた。 皆リラックスして聞いていた。 「元気が出てきた!!」 「さっすがらくさん!!!」 「らくさん、また来てね!!」 僕は子供たち手を振って町を出ようとしたその時だった。 「やぁ、楽」 声が聞こえて後ろを振り向いた。 そこには僕が子供の時いじめていた友達、先生、そして家族だった。 「楽、ここに住まないか?」 「やだ楽、大昔のことなんだからもういいだろ」 皆笑顔で言った。 でも僕はすぐに分かった。 僕を使って金儲けをさせ、楽をしようとしていることを。 だから僕は 「いや、僕はお金儲けのために音楽を作っていないから。じゃあ辛い思いをしている人たちにもっと音楽を届けに行くね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 君たちみたいな人たちにいじめられている人々を」 そう言って僕は町を出て行った。

短編小説みんなの答え:1

この世界で何度でも君に恋をする。

ー運命ってなんだと思いますか? 「拓哉ー!早く渡って来てよ。一緒にスタバ飲みに行くんでしょー?」 幼馴染の拓哉は生まれた時から一緒。でも、幼馴染という関係値が私の恋を邪魔した。そんな恋にも今日終わりを告げる。 「告白ってこんな緊張するんだね、」当たり前のような事を呟き、少しでも緊張をほぐそうとしていた。 「はいはい。今行くから待っとってや。」 私も拓哉も帰宅部だから放課後にカフェに行って勉強するのが日課。もう当たり前みたいになってるけど日常の中でこの時間が1番好きだったりする。今日に幸せな時間が始まるんだと心が躍っていた。 交差点を渡ろうと拓哉が足を一歩踏み出した時だった。 ーキィィィィィィ ガシャンッッ 急に夕方の交差点に鳴り響いた衝突音。 最初はなにが起きたのかわからなかった。数分経った後に、日本中の救急車が集まってきたのではと思われるほど、凄まじいサイレンの音が夕空にこだまする。 やっと頭の中で1つ1つの点が線になって繋がり始めた。 あぁ、拓哉は車に轢かれたんだ。 「この方のお知り合いですか?」 「あ、いや、…」 反射的についてしまった嘘に罪悪感を覚える。 ー拓哉、ごめんね。 足が勝手に家の方へ向かう。 そこからは本当に記憶がない。気づいたら家のベッドで嗚咽交じりに泣いていた。 「これが私の初恋の終わり方。呆気なく終わっちゃったよね、」 そこから拓哉とは会ってもないし話してもない。死んだのか生きたのかすらわからない。なんで逃げたのか後悔してもしきれなかった。 「…そっか、ごめんな。俺が初恋なんて聞いたから。つらいこと思い出させちゃって。」 「大丈夫。もう7年前の事だから、でももう大学生なのに初恋引きずってるってやばいよね笑」 「もしさ…その人にもう一回会えるんやったらなんて言う?」 「なんだろ、とにかく事故現場から逃げたのをまず謝りたい。後、あの日告白しようとしてたのにできなかったから7年越しだけど大好きですって伝えたい。」 「そっか…7年越しの告白、」 「え?なんでそんな事聞いたの?笑」 「俺もまだ大好きやで」 『’’運命’’って本当にあるのかもしれない。』 ー私、7年前の恋やり直します!

短編小説みんなの答え:0

『ないものねだり』

「いいな、君は飛べて」 振り返ると、そこには白い兎がいた。 『…なんで?』 僕は兎に背中を向けたままそう聞いた。 「私は、狼とか怖い獣から逃げなきゃ行けないの。だから必死に走るんだけど、私遅いから…。飛べたら直ぐに逃げれるでしょ?」 兎は掠れた声で言った。 『僕だって、君が羨ましいさ』 「え?」 くるっと振り向き兎の方を向く。 『餌を見つけても他の鳥に取られちゃうし。卵が狙われてちゃうし。その分足があったら…ね?』 微笑むと、兎もつられて笑った。 「そっか。じゃあ私たちないものねだりだったんだね」 『そうだね、でも今の状況も悪いもんじゃないでしょ?』 兎は少し考えてから「確かに…」と口を開いた。 「うん、群れの皆んなは優しいし…穴の中の生活も楽しい。」 『僕もすごく楽しいよ!だからさ、今を楽しもうよ!確かに苦しいこともあるし、怖いこととか嫌なこともある。でも、そんな時は逃げればいいんだ!嫌なことばかりに目を向けてたら疲れちゃうでしょ?それに君、群れと一緒にいる時とても楽しそうだよ』 そう言うとびっくりしたような顔で此方を見た。 「見てたの⁈」 『ううん、たまたま目にとまって。僕、色んな動物を観察するのが趣味なんだ。』 「そうなんだぁ…あ、私呼ばれてるから!じゃあね!…ありがとう!」 兎は手を振ってジャンプしながら去っていった。 『…僕からもありがとうね。』 少し羽毛が抜けた羽根を見つめて、また微笑んだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー どうも蘇露伊(そろい)です。初めて書いた&語彙力がないのでこのような意味が分からない話になってしまいました。 ないものねだり…というのは多分大体の人がしたことあると思います。あの子が羨ましいなぁとかあの先生、あの子のお母さんはいいなぁ…とか。でも、自分の状況を見てみると意外に恵まれてたりします。いや、いじめとか虐待とかは別ですが。ないものねだりも嫌な状況から逃げ出せずにいることも疲れてしまいますし、自分を否定してしまうから、たまに逃げようということを言いたかったのです。すいません。では、もし次会うことがあれば!

短編小説みんなの答え:2

あの子の約束

――大親友が入院した。 その子の名前は潮瀬寧夏(しおせねいか)ちゃん。私――三浦琴乃(みうらことの)と同じ中学1年生。 寧夏ちゃんとは幼稚園年少からの1番の幼なじみだ。登下校だって、クラス内でだって、私達はずっと一緒にいた。 入院したとの報告がきたのは昨日のこと。 お母さんが焦りながら私に駆けつけてきた。 「琴乃!!ね…寧夏ちゃんが…入院したって…」 私は信じられなかった。 あの寧夏が?どうしてなんだろう… でも、寧夏は風邪で学校を休むことだって少ないから、すぐ治って帰ってくると思う。 でも、私はお見舞いに行った。 「寧夏…!」「琴乃…」 「寧夏、大丈夫なの?しんどくない?」 「…うん。大丈夫だよ!その内すぐ治るって」 「そっか…。良かった。でも、差し入れとか持ってきたから、食べて!」「ははっ、ありがと。やっぱ琴乃は優しいなぁ……」何故か悲しげで寧夏はそう言った。「優しくなんて…ないよ笑」「ううん。ある。」その時看護師さんが来た。 「寧夏さーん病院食ですよー」 「あっ…じゃあ私帰るね!また来るから!」 「うん…ありがと!」そうして私は帰った。 そのときはこんなこと考えてもいなかった。 ―――この日が寧夏と最期の過ごす日だったということを。 今日の真夜中にお母さんに起こされたのだ。 「こ…琴乃!!!!!…寧夏ちゃんが…亡くなったらしいわ…」「………………は……?」 私はしばらく現状が理解できずにいた。 「ね…寧夏が…?…嘘でしょ…病院に…」 「ううん。もう病院には行けない。でもね…寧夏ちゃんのお母さんから、琴乃へって手紙預かってるから…」その手紙には、こんなことが書いてあった。 琴乃へ これを読んでるなら私は天国だね。今日、お見舞い来てくれてありがとね。すごい元気出た。でも、琴乃には秘密にしてたことが1つあって。私…軽い病気って言ってたけど、実はすごく重い病気で、死亡率が高いの。嘘ついててゴメン。 でも、琴乃にお願いが1つある。…私みたいな病気を治す医者になってほしい。大変なお願いだとはわかってるけど…琴乃ならできるって信じてる。今までありがと!大好き。 私は号泣していた。でも、決意した。医者になることを。 ――10年後 寧夏。元気にしてる?私ちゃんと医者になったんだよ!寧夏と同じ病気になった子も治したんだ。天国でこれからも見ててね。 大好き。

短編小説みんなの答え:1

ー 猫物語 ー

 私の名前は、蘭。お母さんが、「ヴァン」っていう、名前で、、お父さんは、一日中忙しく、たまにしか帰ってこないんだ。時々なんだよね。 [{にゃんにゃん学年}登校日よ。蘭]「ふあぁぁ。んn?」[だから…]「あぁあ?、も、もう、こんな時間にぁ!」[そうよ。にゃんにゃん学年登校日って言ったじゃない]「しょぉうでしたぁ」[早く行きなさぁい]「はぁい..(=ε=)プー」|_・;)トタ。。\(・o・;)。。(_、_;)コケッ。。(;o;)。。「こぉけぇーたぁ」[こけたぁなんて言ってないで、早く行きなさい。]「はぁい…」あ、私は、蘭。私に[早く、、行ってきなさい]って行ったのは、私のお母さんだよ。あぁ、自己紹介なんか気長にしている場合じゃなかったんだっ!遅刻しちゃぁうぅ。。あっ登校初日から遅刻なんてしないよぉ!。オー! 『さぁ、皆さん。席について下さい。今日は転校生を紹介しますよー!来ていいですよ。リー・ランさん。』「はい。今日からこの学校に転校してきた、リー・蘭(ラン)です。よろしくお願いします。皆さん。蘭さんに挨拶は?』よろしくお願いします。「蘭さん。席は、、泰斗(たいと)君の隣でいいかな?』「はい」『じゃぁ、泰斗くんの横の席ね。』「はい。」〈よろしくな。。〉「よろしくね。泰斗君」〈おぉ〉 『それでは、授業を始めますよ。』   「うーん。。まだかなぁ。。」〈なにが?〉「せ・き・が・え 席替えだよ。」〈あぁ。席替えな。ん?なんで席替え?〉「好きな人ができちゃってーー、、」〈す、好きな人??蘭の?〉「うん。泰斗くんとは、ななめの席だしね。」〈そうか。LINE交換でもする?〉「しようか!。Sumaho持ってる?」〈うん。持ってるけど?〉「じゃぁ、私は、○○の、○○○だよ。」〈え?も、もう?俺は、、△△△の、△△だ。〉『じゃぁ、皆さんさようなら』「泰斗君?」〈?〉「また明日!LINEもね!」〈お、おぉOKOK〉「バイバイ☆」〈SeeYou またな 〉「うん」〈じゃ、〉 「ただいまー!」[おかえりー!宿題は?]「今からー、」[さっさと終わらせちゃいなさい。]「はぁーい。」[夜ご飯になっちゃうわよー]… 数分後ー 「宿題終わったー! よし!泰斗くんとラインしよぉー!」[誰とLINEしてるの?!]「友・達・!」[あぁね。気をつけなさいよ。] 「はぁーい。」  ーー泰斗くんとのLINEーー 泰斗:宿題終わったー?                      泰斗:俺は、もう終わってる。                                  終わったよー!:リー・蘭 泰斗:よかぁった(^o^)/ 泰斗:LINEしようぜ!                       もう、LINEしてますヨぉ(笑):リー・蘭 泰斗:あ、そっか、、じゃ、話そ!                                   OK:リー・蘭                         好きな人ができちゃった:リー・蘭                           って前言ったよね?? 泰斗:そうだな。                              それほんと!:リー・蘭   泰斗:よかったな、、( ^ω^ b)                                      好きな人ができちゃったの:リー・蘭    泰斗:聞いたよ??(´・ω・`?)                         ヒント出すから、当ててみて!:リー・蘭  泰斗:OK で?                           キラキラ笑顔でね。:リー・蘭                     見るだけでドキドキしちゃうの。:リー・蘭                           頑張りやさんでさ、:リー・蘭                         すーっごくやさしいの。:リー・蘭                          今日もすごくやさしかった:リー・蘭 泰斗:???                         はい。誰だかわかった?:リー・蘭  泰斗:誰だろ。ヒントか?                   ヒントのヒント:同じ席がいいです。:リー・蘭 泰斗:???                         答え:泰斗が好きです。:リー・蘭 泰斗:え?! お、俺?                  そうだよ。好きです。付き合って下さい:リー蘭  泰斗:俺も、蘭のことが好きだった。 付き合って下さい。              付き合おうよ!!OK!:リー・蘭   それから、蘭と泰斗は幸せに暮らしました。

短編小説みんなの答え:0

先生が…!?

「えー、明日をもって5年C組の村上先生がいなくなるので、今度新しい先生が来ます。」 9月のある日、突然全校朝会で校長先生が言った。 「どんな先生だろ?」「怖いとやだな…」 体育館中から生徒の声が聞こえる。 「皆さん静かに!」誰かわからない、美声が言った。 「では、佐藤先生から連絡です。」 その後は終わりない道を歩くかのように全員が話を聞いていた。 ここは全校朝会が終わって戻ってきた5年A組。 生徒はざわざわしている。ほとんどが新しい先生に関することだった。しかし、美央と晴夏は違った。 「ねえ、体育館で『静かに』って言った声聞いた?」美央。「え?確かにあの声は不思議すぎる。誰だろ…」晴夏。 その日の下校直前、5年B組の寿々華は廊下で顔が綺麗な誰かとぶつかった。誰かさんはぶつかる直前、「あっ」と全校朝会での美声と同じ声を出していた。寿々華が謝ろうとすると、誰かさんはどこかへ行ってしまった。 放課後、寿々華の家を訪ねた美央は、2人で寿々華がぶつかった件と全校朝会での誰かさんの注意の因果関係を考えた。結論、同一人物である可能性が高い、ということだった。 ついに新しい先生が来る日となった。新しい先生の情報はなぜかトップシークレットだった。 その日の朝の連絡の時間、若い男の先生が5年C組の教室におとなしやかに入ってきた。 「イケメンだ!」「か、かっこいい…」「え?あれ?」 その先生は「初めまして。新しく5年C組の担任をすることになりました。西川優です。」と自己紹介した。その時の声はこの前の全校朝会での美声とほとんど同じだった。 中休み。寿々華と美央と晴夏は新しい先生を見ようと5年C組へ行った。先生を見るなり、寿々華は美央と晴夏にヒソヒソと「昨日ぶつかった人と同じだ…」声を聞くなり「昨日の声の一緒だ…」 晴夏は次の瞬間先生に「先生、この前の殺人事件怖かったですね!」 その殺人事件というものは、先月この学校の近くで、西川優という23歳の男性が何者かに殺された、という事件である。晴夏はこの事件がずっと気になっていた。どう考えてもこの先生は怪しかった。被害者と名前が同じで、年齢も同じくらいに見える。 先生は「……」黙ったままだ。やがて周りの人々も怪しみ始める。その事件のことを思い出したのだ。 しかし寿々華が続ける。「先生、昨日校舎の中で先生にそっくりな人とぶつかったのですが、先生ですか?」 この質問に対しては、「昨日私は学校へ来ていません。」と先生は答えた。その瞬間、寿々華はあまりにおかしいと思った。 周りにいた誰かさんが「先生、殺人事件で殺された人にそっくりですね!」 この発言に対しては周囲の全員が怒った。「それはあまりにも失礼だよ!」「違う人物という可能性もあるじゃん!」 しかし、1番驚いたのは、その瞬間、先生が消えたことだった… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初めて短編小説にチャレンジしてみました! この後の結末。お分かりの方も… 読んでみた方、ぜひ感想をお願いします!

短編小説みんなの答え:1

僕の一瞬の初恋

こんばんは僕は奥村 領(おくむら りょう)中学二年だこれは僕が体験した不思議な話です。 ーある夏の日ー 「うわあああああ」僕は夜喉が乾きジュースを買いに行った時に、車に轢かれてしまった。ピーポーピーポ響く救急車の音を最後に僕は眠った、、 「んーここはどこだ?」目を覚ますと森の中にいた「君、誰?」木からひょっこり女の子が出てきたのだ「ぼ、僕?」僕は戸惑った「うん、君」彼女は冷静だった「僕は領っていうんだ君は?」「澪」小さな声で澪(みお)と名乗ったその女の子はショートヘアで黄色いワンピースを着ていて穏やかな雰囲気をはなっていた「ここはどこなんだ?」僕は澪にたずねた「君はここにいちゃいけないよあそこが出口だから今すぐ行って」そう澪は少し焦った口調で言った「え?」僕はその時なんだかふわっとした「はやく!」澪が大声でそう言った「わ、わかった」僕は急のみおの大声にびっくりし走り出した出口みたいなとこに行って入ろうとした時に僕は振り返った澪がないているように見えた「またね、」澪の弱々しい声が僕を送った、「領!!」母さんがそういったときに僕は起きた「あ、あれここは病院?」「そうよ、、」母さんは泣きながら僕に抱きついた「なぁ、母さん」「なぁに」優しい声で母さんは返事をしてくれた「澪って知ってる?」ふと聞いたそうすると母さんは目を開き「それは私の昔の親友よ」と言った「その澪って子は今もいるの?」「ちょうど領ぐらいの歳のときにお空に昇ったわ、」悲しそうに母さんはそう言った、僕は一瞬しかあっていなかったが優しくてかわいい澪が好きになった最後澪は泣いていたのを思い出し澪の笑顔が見たい、と思ったこんな感情は僕ははじめてだった叶うのであれば澪ともう一度会いたいと思った、、(おわり)

短編小説みんなの答え:3

私にとっての1番

孤野谷 狼菜(このや ろうな)私は、いつも1番。 それは、テストの点数。運動音痴でも、コミュ障でも、ぼっちでも、これだけは1番だった。 そう、『だった』んだ、、、あの子が来るまでは。 あの子は急に転校してきた。星野 良妃(ほしの らき)キラキラしてる子で、すぐに人気者になっていった。 あの子は、運動も勉強も人間関係も完璧だった。 私はすぐに追い抜かされた。いつも1番だったのに、2番になった。 悔しかったから、もっともっと勉強した。 でも、毎回勝てなかった。 すべて勉強になにもかもを注いできた2番の私と、全部完璧で、キラキラしてる1番のあの子。 私も、運動ができて、可愛くて、友達も多かったら楽しかっただろうに。 両親も、全然褒めてくれない。 そのくせ、2番になったら責め立てて。理不尽だ。 気持ち悪い、、、。 全部、吐き出してしまえたらいいのに、プレッシャーも、孤独も、疲れも何もかも。 気分転換に外に出た。 誰もいない静かな公園。シンとしている空気が心地よい。 緑の下のベンチに座って、読書を始めた。 それから、数十分たったくらいだろうか。 あの子がいた。 友達と楽しく遊びに来たんだろう。 、、、私とは全然違う世界。あの子はそこにいる。 あの子を見ていたら、急にこっちを向いて、声をかけてきた。 良「狼菜ちゃんだ!やっほー!」 狼「ぁ、ぇと、星野さん、こんにちは。遊びに来たの?」 良「うん!でも、まだみんな来てないんだー。」 狼「そっか、待ち合わせ中なんだね。」 良「そ、だから、その間は狼菜ちゃんとお喋りタイム!」 やっぱり、キラキラしてるなぁー。眩しいや。 太陽みたいに明るくて、星みたいにキラキラしてて。人気者になるのも納得だ。 良「そういえば、狼菜ちゃん、どうして公園に来てたの?」 狼「私?私はちょっと気分転換に本を読みに来たの。」 良「読書かー、その本面白い?」 狼「うん、とっても面白いよ、主人公の、、、」 良「うんうん、、、」 さりげない会話だけど、私にとってはとっても楽しい時間。 コミュ力が高いあの子は、聞くのも上手だった。 狼「あ、私ばっかり喋ってた、ごめんね。」 良「ううん、それより、もっと本のお話聞きたい!」 その後はずっと話してた。 にしても、あの子の友達、全然来ない。 狼「、、、友達はいいの?」 良「え?あ、そういえば全然来ないなー。話すの楽しくて忘れちゃってた。」 といっても、時すでに遅し。時計はもう午後の4時30分を指している。 これじゃ、会えたとしても、もう遊べないだろう。 狼「星野さん、ごめんね、、、お友達と遊ぶ約束してたんだよね?」 良「いやいや、僕もつい楽しくって。狼菜ちゃんのせいじゃないよ。」 狼「、、、ほんとにごめん。」 良「ほんとにいいって、、、。あ、それならさ、」 あの子は急に何かを思いついたかのような顔をして、私に言った。 狼「?」 良「僕のこと、良妃って呼んでくれない?」 狼「は、はい!えっと、ら、良妃、、くん」 良「うん!ありがとう!どうせなら送っていこっか。」 狼「え、いいの?じゃあ、お願いしてもいいかな?」 良「うん、りょーかい!」 良妃くんと一緒に私の家に帰っていった。 家についたのはだいたい5時くらい。 ぎりぎり門限を守ることができた。 なのに、玄関を開けた瞬間、人影が見えて、、、 父「こんな遅くまで何やってたんだ!」 狼「、、、ごめんなさい。」 良「で、でも、今回は僕がお話しすぎたせいで、、、」 良妃くんは、私のことをかばってくれる。だけど、 父「それでもだ。だいだい、どうして外出する必要があった?」 どっかの誰かさんから、理不尽ばっか言われたストレス発散です。 狼「気分転換に外で読書をしようと、、、」 父「いい加減にしろ!」 良「、、、そっちこそいい加減にしてください。」 父「!?」 良「あなたが勉強っていうから、狼菜さん遊ぶ間も無く勉強してるんです!」 その後、良妃くんは、父を黙らせてくれた。 良妃くんは、とってもかっこよくて、優しい。 そして、同じくらいの時間帯に、二人、あの公園で話すようになった。 良妃くんは、私にとって、1番かっこよくて、優しくて、キラキラした人。 それにしても、良妃くんに会うときだけ、顔が赤くなってしまうのはどうしてだろう? 私にとっての1番-end- 〈友人裏話〉 良妃の待ち合わせしていた友達達は、良妃が狼菜と話しているところを見たとき、 『なんかいい感じじゃね?邪魔するのはちょっと悪くね?』 と共通認識を持ち、そのまま帰っていったとか。 良妃の様子を見たら、友人達は察して、よく良妃と狼菜を二人きりにするようになったとか、、、

短編小説みんなの答え:4

隣のバイオリンと夕焼け

「スー、、、スー」 「こらっ」教科書で叩かれる。 「痛っ。ひど」 「授業中寝てるお前が悪りぃんだ」 ククククと笑う。 「はぁ。学校来てるだけマシだしぃ」 私は紗理奈。学校だるぅーって感じー。 今起こして来たクソ迷惑野郎は健斗。隣の席の男子。ふつーにウザい。みんないいやつとか言ってるけど、こいつのどこがだよなんて思ったり。 キーンコーンカーンコーン 「これで授業を終わる。紗理奈、お前後で職員室来い」 やっと帰れると思ったのに。 「だるrrrrrrrr」 「ははっ巻き舌うまwww」 笑う健斗を無視してカバンを掴む。 「黙っとけ。迷惑ガキンチョクズ男。」 返事を聞く前にとっとと職員室へ向かう。 「なぁんだ。説教かと思ってたのに」 なんか全然説教じゃなくてプリントを渡されただけだった。 ♪♪♪♪ 「何この音。うちの教室じゃんか」 覗いてみると、そこでは健斗がバイオリンを生き生きと弾いていた。夕焼けに照らされ、まるでそこがステージのようだ。 「お、紗理奈じゃん。。。ってなんで泣いてんだよ」 いつの間にか涙が出ていた。 「え、な、なんで、、、」 ゴシゴシと目を擦る。そんな私を健斗がジッと見つめて来る。 その顔は夕焼けでなのか赤い。 「紗理奈。俺ーーーーーー エンド

短編小説みんなの答え:1

私なりの

“人間はみんな、真っ白なパレットなんだよ。いろんな人と触れ合って、色がついていくの。白だから、なににでもなれるの。” 美術の先生が、よく言う言葉。 聞くたびに、自分は違う、と思っていた。 先生の言葉を借りるなら、私のパレットは真っ黒だ。 物事を素直に考えられない。 褒められても、皮肉にしか感じない。なにを言われても、悪い意味にとらえてしまう。 そのせいで、みんなからは少し距離を取られていた。 そうだ、それでいいんだ。 みんなは真っ白のところに、明るい色が付いているところなんだから。 私の黒は、どんな色も汚くする。 鮮やかな赤も、暖かい橙色も、ビビットな黄色も、柔らかい緑も、透き通った青色も、全部。 そんななか、私にずっと話しかけてくる人がいた。 最初は名前を知らなかったけど、ずっと話しかけられてやっと覚えた。 鈴木優馬くん。 同じクラスで、卓球部に入っていると話していた。 血液型はA型、身長はやや低くて160cm。 体重は内緒、と人差し指を口に当てて笑っていたことも思い出す。その時はなんとも思わなかったけど、思い出すと顔がぽっと熱くなる。 兄弟はいるの? 私がそう聞いた時、優馬くんは少し眉を下げながら目を細め、口角を上げながら首を横に振った。 小さい頃、お兄さんが亡くなったらしい。 謝ると、優馬くんは優しい目をして、やっぱり少し眉を下げたまま、こちらこそ暗い話してごめんね、と言った。 困り笑いとは少し違う、あの表情。 その表情を頻繁に思い出す自分に気づいた時、私は優馬くんに恋をしていることに気づいた。 同時に、優馬くんにあまり接しない方がいいことも。 優馬くんのパレットは、真っ白の絵の具で埋まっていた。 私の黒いパレットと近づけてはいけない。 そう考えて、私は優馬くんに話しかけないようにした。 優馬くんは寂しそうに眉を下げたけれど、話しかけてはこなかった。 これでいい。 そう、考える。 これは私の望んだことなんだから。 強く、考える。 誰かと関わりそうになったら、必死に振り切って。 優馬くんとは、1ヶ月以上話さなかった。 そうして月日が流れた頃。 あの、困り笑いとは違う不思議な表情を思い出すたびに揺らぐ心は、ついに崩れた。 また会って、話したい。 はじめてあの表情を見た時を思い出す。 お兄さんが亡くなって、親も構ってくれなくて、空っぽな人生を送る人間に育ってしまった、と優馬くんは自分を笑っていた。 私でも、できるかな。 空っぽな人生に、私なりの色をつける。 不安になりながら、優馬くんへの手紙を握りしめて、玄関の扉を閉めた。

短編小説みんなの答え:2

【短編小説】「月が綺麗ですね」

「月が綺麗ですね」 不意に君に、そんな事を言われた。 意味をわかって言っているのか。 それとも知らずに、本当に月が綺麗だと思っているのだろうか。 俺は脳をフル回転させて考える。 彼女は天然系のお嬢様だ。 生粋のお嬢様なので、夜中はめったに外に出れない。 今日を合わせて2回。 まだ2回しか夜中に外に出た事がないという。 しかも2回とも俺と一緒だ。 そんな天然お嬢様の彼女がロマンチックな告白をするのか? 「月が綺麗ですね」なんて、言われたらもう…。 俺は勇気を振り絞って――― 「ずっと前から月は綺麗だよ」 と言った。 …静寂が訪れた。 キミはこっちを見てすらくれない。 「ねぇ、ねぇってば」 俺が何度話しかけても振り向いてくれない。 よく見ると、肩が震えていた。 顔には涙を流していた。 月明かりに照らされて、まるで宝石のように綺麗な涙。 「泣かないで」 そう言おうと、彼女の肩に触れようとした。 手が、空をかいた。 何故か彼女に触れなかった。 そして君は呟いた。 「…あの人が星になる前に、そう言えたらよかったのになぁ……っ」 そうだ。そうだった。俺は――――――。 ――俺は、ずっと…君が…………。 ――ねぇ…目を覚まして?ねぇ!ねぇってばぁ……! 彼女の涙が、地面に落ちる。 その時、月に雲がかかった。

短編小説みんなの答え:2

黄昏時の花子ちゃん

「花子さん、いますかー…」 また聞こえてくるノック音。 最近の学生は 本当にうるさいものだ。 もうそろそろ痛い目を 見せないといけない。 コン、という音の 3度目が聞こえた時。 「はぁ…い」と言って 私は個室トイレのドアを 勢いよく開けた。 だけどそれにびっくりしたのは、 私の方だ。 ドアをノックしていた子の 目からは大粒の涙が流れていた。 私は流石に少し慌てて、 ハンカチを取り出す。 「ちょっと…!どうしたのよ…!」 私がハンカチでその子の顔を ゴシゴシと吹いている中、 彼女は口を開いた。 「よかった、 花子さん出てきてくれた…。 その…私、いじめられてるんです。 相談とかって、聞いてもらっても…」 女の子がそう言いかけたところで、 私は大きくわざとらしい ため息をついた。 何十年もこの学校に 居座り続けてきたが、 こんなにおかしな子は初めてだ。 だけど放っておけるはずもなく、 私は手洗い場に 腰をかけて話を聞いた。 その出来事が終わってからも、 こまちという名の女の子は 私に相談しにやってきた。 時にはこっそり お菓子を持ってきたり、 占いの本を持ってきたり。 こまちと一緒にいる時は 私も普通の女の子になれたような 気がして、少し嬉しかった。 毎日私のところに こまちが来るほど 仲良くなっていたのに、 ある日。 こまちは私のところに来なかった。 私はどこからも情報を得られないから、 こまちがどこにいるのかも わからないまま 毎日を過ごしていた。 学校のトイレにいるうちに、 こんな話を聞いた。 「一年二組の…鈴木こまちって子さ、 事故で今入院してるらしいよ。 もう死にかけとか噂で聞いたけど。」 「やばー!いじめられてた子だよね?」 私は衝撃のあまり、声も出せなかった。 こまちが、死ぬ? なのに私は何もできない。 こまちとは友達なのに。守るって決めてたのに。 こんなの、おかしい。 「花子ちゃん。」 そんな声が聞こえた。 きっとこまちの生き霊だ。 こまちの指先は透けていて、 もう少しすれば死んでしまうような 危険な状態だということがわかった。 「こまち、こまち…」 私が呼んでも、こまちは何も言わない。 私は目を瞑り、こまちの透けた手をにぎって こつん、と額をくっつけた。 「こまち、覚えてる? 一緒に内緒でお菓子食べたよね。 占いの本読んだよね。 私、こまちといる時、 すっごく楽しくて、嬉しかった。 私を普通の女の子として扱ってくれるこまちの気持ちが、 何よりも嬉しかったんだよ。」 私は大きく息を吸って、 また言葉を続ける。 「だから、こまち。 私の世界へはきちゃダメだよ。 同じになっちゃダメだよ。 生きてよ。」 私がそう言うと、 触れた指先が、 どんどん消えていくのがわかった。 気づけばここには私しかいない。 こまちの生き霊が、体に還ったんだ。 私はそれからもこまちのいない 夜を過ごしては、朝を迎えた。 こまちが生きていることを信じて。 __ある、黄昏時の春の放課後。 コンコンコン、とノック音が聞こえてくる。 「花子ちゃん。」 私はドアを開けて答える。 「はぁい。」

短編小説みんなの答え:0

僕は歌う。

 僕はあの日に聞いた音を一生忘れない。 僕は歌を歌うことが好きだった。 歌を歌うことは僕にとって「楽しみ」だった。歌を歌えば悲しいことも忘れられた。 小さい時死んだ母さんが褒めてくれた。「翔笑の歌を聞くと元気になれる」って。 母さんが死ぬ前、僕は歌い続けた。だけど母さんは死んでしまった。「翔笑の歌が好き」という言葉を残して。 悲しかった。深い海に僕の心は沈んだ。 僕は天国で僕の歌を聴く母さんのために歌手になることを目指した。 ある日歌ってみたの動画をネットにあげてみた。 だけど、現実は甘くなかった。コメント欄には「声キモ」「歌下手」「クズ」「消えろ」の数々が並んでいた。 すごく傷ついた。その日から僕は歌うのもやめた。外に出るのも怖くなった。部屋に閉じ籠る日々が続いた。 ある日僕はベランダに出てみた。その日は夕陽が綺麗だった。すると遠くの方からなにかの音が聞こえた。それは暖かくって、僕を包み込むような音だった。僕の傷ついた心を癒してくれた。僕はその音に向かって走った。音の主を見たかった。「ありがとう」って言いたかった。 走った。どれくらい走ったのだろうか。疲れ果て僕は道で寝落ちした。 僕は起きた。そこは草原だった。すごく綺麗で地平線が輝いていた。そしてその真ん中でトランペットを吹いている女の人がいた。そこに僕は走った。 その人は笑顔で「こんにちは」と言った。すごく接しやすそうだった。だけど声はかすれていた。 その人は僕がその場所に行くといつも彼女はトランペットを吹いていた。僕が口ずさむと彼女は「もっと歌っていいんだよ」と言った。僕が歌うと彼女は「あなたの歌が好き」と言った。まるで母さんのようだった。 彼女はアドバイスをしてくれた。歌の歌い方も教えてくれた。だけど彼女は絶対歌わなかった。 僕は彼女に「君も歌っていいんだよ?ずっとトランペットばかりで楽しいの?」と言った。 彼女は少し悲しい目をして、どこか遠くを見て「私は歌わないの。」と言った。 次の日草原に行ったらそこにはトランペットと一枚の置き手紙があった。そこの草原の草は枯れかけていた。 何より、彼女はそこにいなかった。 置き手紙にはこう書かれていた。 「私は歌えません。歌えなくなってしまいました。私は幼い時歌が大好きでした。だけど病気の治療によって歌が歌えなくなってしまいました。あなたはいつもきっと歌ったら綺麗な歌声だろうに、と言っていたので、期待を裏切りたくなかったからです。だから、私はトランペットを吹きました。すると、地面が喜んでいるように見えました。それからずっと吹き続けたらこの砂地に草が生え、草原となりました。私がここにいないということは、きっと病気で死んだということです。だけど、私は天国でも歌とトランペットを吹き続けます。あなたは、この地で歌ってください。どうかこの地の自然を守ってください。私はあなたの歌が大好きです。 紗和より」 どこかから歌声が聞こえた。きっと彼女の歌声だろう。すごく綺麗な声だった。 僕は歌う。今でも毎日そこに行って歌い続ける。 もう下手でもいい。僕を救った彼女の思いを引き継げたらいい。そんな想いで今日も歌う。 母さんも天国で聴いているだろうか。 いくら時間が経っただろう、この地に涙目で少年が走ってきた。

短編小説みんなの答え:1

思い出のあの公園で。

登場人物ーー 陽菜、拓海、咲奈、 始まりーー 「私、好きな人出来ちゃったの。ごめんね、陽菜ちゃん」 放課後、誰もいなくなった教室で、学年1の美女、咲奈は勝ち誇った顔をして私に話しかけた。「ごめんね」の言葉を聞いて私はそれが誰だか確信した。 「おーい、早くしないと先帰るよー?」拓海に言われて教室を飛び出た。もやもやした気持ちをグッと抑えて、外靴に履き替えた。帰り道、中学校からちょっと遠い公園に立ち寄った。そこは、小学生の時、毎日通っていた拓海との思い出の場所だった。小学生くらいの子が走り回って、にぎやかだった。公園のど真ん中にあるブランコに腰を下ろし、ゆらゆら揺れながら拓海は口を開いた。「ここでよく遊んだよねー。帰るのが遅くなって、2人で怒られた時もあったっけ。懐かしいなー」私はこくっとうなずいた。「俺たちも、いつか違う人と来るのかなあ」拓海はぼそっと言って立ち上がった。私は動けなかった。きっとその言葉に対しては深掘りしちゃいけない気がしたからだ。「ごめんね、陽菜ちゃん」そんな言葉が頭をよぎる。自信がなくなってくる。けど、もっと話していたい、もっと2人で笑っていたい、という私の気持ちはもう誰にも止められない。止められたくない。「拓海ー!」私は大きな声で拓海を呼んだ。拓海は驚いて振り返り、それと同時に私の頬が赤く染る。私は拓海に向かって走り出した。手汗が半端ない私の手をそっと拓海の頬にあて、唇を近づけた。その瞬間は、まるで2人だけの世界にいるような、物音ひとつなく、静かな時間だった。顔と顔が離れた時、拓海は頬を赤く染めて固まっていた。深呼吸をして私は口を開いた。「私、拓海が好き!もうこの気持ち、抑えられないの、、」「なんだよそれ、反則すぎ、、」そう言って拓海は私を抱きしめた。私の頬が再び赤くなり、お互いの胸の音が伝わる。 雲ひとつない、青空の下で、私たちは同じ時間(とき)を過ごしていた。 終わりーー あとがきーー こんにちは!作者のちろるです!今回は、こんな恋愛してみたい!っていうのを作りました。気に入ってくれたら嬉しいですー!

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