短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:2

夢の中のように【恋愛小説】

冬の朝、意識が薄れたまま目が覚めると涙が溢れていた。 なぜだろう。誰かの夢をを見ていた気がする。誰だ。思い出せない。 「百合」 夢の中で名前を呼ばれた気がする。 優しい声だった。 不思議な感覚に胸が騒ぐ。もう一度会いたい。もう一度眠ったら会えるだろうか。この胸騒ぎは一体なんなんだ。 百合は瞼を下ろしてみる。意識がなくなるまで瞼を閉じ続けた。 「百合」 そう呼ぶのは175cmほどある男性だった。長い睫毛とほくろが印象的な人だ。 「浩二くん」 知らないはずのに勝手にその名前を口にしていた。どんな関係性なのかも分からない。 「行こうか」 百合の手を優しく取り、どこかに歩きだした。 本当なら手を振りほどくはずなのに、百合は大人しく手を繋がれている。 なぜか胸が苦しかった。 何もないただ草原だけの景色が一面に広がる。 「二度寝しちゃったんだね」 「ごめんなさい。私、あなたが誰なのか分からない」 「そっか。これで何回目だろうなぁ」 「ごめんなさい」 「責めてるつもりじゃないよ。ごめんね」 彼は悲しそうに笑った。心が痛む。 隣にいると安心する。百合は会ったばかりなのに自然と惹かれていった。 「ねぇ」 目覚ましの音で目が覚めてしまった。 涙が止まらない。誰なのだろうか。夢から覚めると顔も覚えていない。すりガラスに映るようにぼんやりとしか浮かんでこない。もう眠れない。百合は体を起こし、顔を洗いに行った。鏡に映る顔は酷くやつれていた。 「浩二…浩二って誰だっけ」 夢を覚えられない自分に嫌気が差した。 きっとあの男性に恋をしている。 名前も顔も曖昧なあの人に。 「浩二くん」 勝手に彼の名前が出てくる。彼は手を握る。離れてしまわぬように。 「名前やっと覚えてくれた」 「ねぇ本当に存在するの?」 すると首を縦に振った。 「私、絶対に会いに行くから」 「焦らなくてもそのうち会えるよ。きっと」 「本当に?」 「もちろん。百合の姿がたとえ変わってても絶対に見つけるから」 その言葉に胸がとくんと跳ねる。百合は完全に恋に落ちた。 「アラーム鳴ってるよ。もう行きな」 手が離れると夢から覚めてしまうらしい。百合は彼の手を離したくなかった。もしこれで会えるのが最後だったらと考えてしまい、怖かった。 「嫌、もしこれで会うのが最後だったら生きていけない」 「大袈裟だなぁ」 彼はため息をついた。百合はハッとしてごめんなさいと俯いた。 「俺が会いに行くから」 百合は浩二に手を伸ばした。彼の心臓がリズムを刻んでいる。どこか懐かしい。 「遅刻するよ」 「もう少しだけ。安心する」 「そっか」 切ない顔を浮かべた浩二はしばらくすると百合の肩を持って離した。 「また今夜」 ふわりと頭を撫で、額にキスを落として消えてしまった。 「浩二…」 また涙を流していた。目が腫れて二重が重たかった。時計の針は昼過ぎを指している。重たい気持ちを軽くしたくて散歩をしようと思い立った。 シンプルかつ暖かさを重視した服装で外に出た。髪の毛は寝癖がついていなかったのでそのままだ。 外に出るとひんやりとした空気が鼻を通る。しばらく歩いてみたものの気持ちは晴れない。 知らない道を気が済むまで進み続けるとひっそりとした公園を見つけた。 そのベンチで一休みすることにした。 「浩二くん」 暖かな日差しに照らされ、百合はそのまま眠りについてしまった。 「百合」 聞き覚えのある声がする。しかし、視界は真っ暗だ。優しい声だけが聞こえる。 「百合、百合」 うっすらと目を開けるとキラキラと光が入る。涙で視界がぼやけていた。 目の前には心配そうな顔をしたおそらく同年代の男性が私を覗き込んでいる。 「こんなところで寝たらだめ」 「浩二くん?」 「そうだよ。やっと会えた」 浩二は冷えた百合を包み込むように抱き締めた。 「風邪引いちゃうよ」 「会いたかった」 浩二の穏やかな香りにほだされる。現実で見た彼は夢でみるよりずっと素敵だった。優しい声に、長い睫毛が咲く綺麗な二重で茶色の瞳に形のいい唇。その周りに散る星のようなほくろがより一層彼を素敵に見せていた。 「浩二くん?どうしたの?」 浩二は百合の肩に顔を埋めていた。放たれる吐息と長い睫毛が擽ったくて仕方がない。 「良かった」 自分の肩が濡れていく感覚がする。 「浩二くん」 名前を呼ぶと自分の姿を見下ろす彼。なんだか百合は嬉しくなって「好きだよ」と言ってみた。 「なに。照れる」 少しぎこちない笑顔を浮かべた。 その笑顔が愛おしくて頬にキスをした。 百合の手は変わらず夢の中のように繋がれたままだった。 趣味程度で書いているのでおかしいところあったらすみません!

短編小説みんなの答え:2

絶対に叶わない恋....

私、七瀬 沙里(ななせ さり)高校2年生。 私は今ずっとかなわない恋をしている。その相手は― 「沙里っ!ごめんっ!遅くなっちゃった。」 「莉緒!遅いよ....」 藤ヶ谷 莉緒(ふじがや りお)私と同じ高校2年生。 日本4大財閥のひとつに数えられる藤ヶ谷財閥の御曹司でもあり私の片思い相手。 「あっ、沙里。今日香乃愛(かのあ)も一緒なんだけどいい?」 あっ..... 「いっ.....いいにきまっているじゃんっ!香乃愛ちゃんは莉緒の婚約者でしょ?」 はぁ、自分で言っておきながら心をえぐられた気分.... 香乃愛ちゃん―暁 香乃愛(あかつき かのあ)こちらも日本4大財閥に数えられる暁財閥の令嬢でもあり、莉緒の婚約相手だ。 はぁ、今日のこの数十分だけで何回溜息ついただろう....? そんなことを考えているうちに香乃愛ちゃんが莉緒の車に乗車。 「おはようっ。莉緒っっっ!」 香乃愛ちゃんはそう言って莉緒にギューって抱き着いた。 婚約者だもん。しかたがないしかたがない。そう思っているのに黒い感情が私を支配する。私だけの莉緒なのに..っていう黒い感情。 「かっ....香乃愛。沙里も乗っているから離れてくれない?」 莉緒はいつだって優しいな.... 「あっ、ごめんねぇ~。香乃愛、沙里ちゃんのっているなんて知らなかったぁ~。」 ぐっ、あからさますぎる私への嫌味。香乃愛ちゃんはきっと私が莉緒への好意を知った上で嫌がらせをしてきているのだ。 じゃないとこんなあからさまに私に嫌味なんて言わないし。 「沙里ちゃん、香乃愛、本当に知らなかったの!許してくれるよね?」 まるで許さないとどうなるかわかっているよねとでも言うような威圧感。まぁもちろん私はこんな威圧感に耐えられるわけないから 「う....うんいいよ。全然気にしていないし。」 嘘。こんなの大嘘。本当はやめてほしかったのに.....そう言えるような強い人だったらどれほど良かったか.... 「やったぁ~!沙里ちゃん、ありがと~。」 絶対思っていないのに、ほらその証拠に莉緒には見えないように香乃愛ちゃんは意地悪な笑みを浮かべている。 そんなことをしているうちに学校に到着。 「沙里、香乃愛。俺職員室に用事あるから2人で先に教室行ってきて。」 はい.....?香乃愛ちゃんと2人で教室に行けと.....? 「はぁ~い。」 「沙里、本当にごめんっ!」 「う....うん。」 無言。気まず....何か喋らないと.... 「か、香乃愛ちゃ...「七瀬沙里。」 え?なんで急にフルネーム??しかもいつもと違って声が低い。 「な...なに?」 「あんたなんか香乃愛の視界から消え去りなさいよっ!!莉緒くんの婚約者は香乃愛なのよ!!あんたなんかブスと莉緒くんは釣り合わないのよっ!香乃愛は4大財閥の1つに数えられる暁の人間だから藤ヶ谷家の御曹司と釣り合うの!!あんたみたいな庶民は 莉緒くんと釣り合うわけがない!莉緒くんに触れてはいけないのよっ!!」 え?なにこれ....そっか、香乃愛ちゃんは私に現実を教えてくれているんだ。私は本来莉緒くんの隣にいてはおかしい存在。 分かっていたのに....いざ言われるとつらい.... 「あははっ、泣き顔もブッサイク~~www庶民は庶民ねっw」 「へぇ、香乃愛ってこういうことするのが趣味なんだ。噂で聞いていたけど、やっぱ君って酷いね。」 「っ..........!?なんでここにっ莉緒くんが....」 「俺の大事な婚約者を助けに来たんだよ。沙里。」 「....なんで。莉緒くん、莉緒くんは香乃愛の婚約者だよっ!!目を覚まして!!」 「とっくに覚ましているよ。暁家との縁談はなしにしてもらった。」 「なんで....」 「とぼけるの?君が俺の大事な沙里を傷つけるような行為をしたからだよ。今まで何度もね。」 「......チッ、もういいわっ!!!!!!!」 「沙里。ごめんな。来るの遅くなって。」 「わ....私は大丈夫なんだけど、香乃愛ちゃんとの縁談がなし?それに私が...婚約者ってどういう事?」 「そのままの意味だよ。」 「莉緒くんは嫌じゃない??」 「嫌なわけないだろう?沙里が好きなんだから。」 「へ?」 今、沙里が好きって言った!? 「沙里は?」 これ、伝えちゃっていいのかな? 「わ...私も!莉緒くんのことが好きっ!!!!」 「え?嘘だろ....」 「嘘じゃない!!!!」 「じゃあ、もう一回言って?」 「莉緒くん、好きです。」 「もう一回。今度は莉緒って呼んで?」 ハ...ハードル高っ....!! 「莉緒、好き....ですっ!」 「はぁ、幸せ。」 「こっちのセリフだよ。」 絶対にかなうはずのない....と思っていた恋が 今、叶ったんだ!!!!!!!! +..........+FIN.+.........

短編小説みんなの答え:2

私は何があってもひとりだと思っていた。

私は保崎奈美(ほさきなみ)小学5年生。クラスでもあまり人気のないグループに所属する陰キャだ。私にはあこがれの人がいる。それは私のクラスの谷口啓人(たにぐちひろと)くん。クラスでは一番人気の高いグループに所属する、超イケメンだ。でも私の周りにも啓人くんを狙っている子はたくさんいる。だから諦めかけていた。そしてある時事件は起こった。「お前なんか最初からいなければよかったのに!」大きな声が教室中に響いた。声の持ち主は雪宮梨璃(ゆきみやりり)私と同じグループに所属している女子だ。私達のグループの中でもダントツでイケイケの女子だった。でも私達陰キャにずっと構い続けてくれたとても優しい女の子だ。でもそんな女子から出るような声では無い声が響いた。全員が誰の声だと思い思わず振り向いた。続けて「お前が、奈美がいるからどんどん私の評判が悪くなっていくんだ!」私に向けて罵倒の声。当たり前だ。私なんかと一緒にいたら評判が悪くなるに決まっている。なのに、なぜ私に当たってくるのだろうか。そんな血迷った思いが私の心に広がってついに爆発した。「今まで私達と一緒にいたのは梨璃の方でしょ!私達だって梨璃はもっと上のグループにいた方がいいってずっと思ってた。こんなグループに居座り続けてたら評判が悪くなるのも当たり前だ!こんな事言いたくなかった。でもこれは梨璃自信が作った大きな過ちだ!」普段あまりこんな大きな声を出さない私からの言葉。誰も予測できなかったお返しの言葉。みんなどちらにも声をかけず固まっている。私の声を聞いた梨璃は目から涙が流れていた。そして「ごめん。全部私のせいで起きたことなのに奈美に当たっちゃった。本当にごめん。」梨璃の謝罪の言葉でみんなが安堵した。「いいよ。梨璃にも理由があったんでしょ。私こそ強い口調で言っちゃってごめんね。」そこをたまたま見ていた啓人くんはなぜかずっとうつむきで何かを心の中で落ち着かせているようだった。でも、梨璃がなぜ私にこんなことを言ってきたかは分からなかった。その日は一段とみんなから声をかけられた。そしてみんな「奈美ちゃんってあんなグループにいる割にはとってもかわいいよね。ここだけの話好きな人とかいる?」ドキッとした。私なんかが啓人くんの事好きなんて言ったら啓人くんのイメージを下げてしまう。「特にいないかな?それより私かわいいなんて言われたの初めて!ちょっとおしゃれのことについて教えてほしいんだけど」私はかわいいと言われたことがとっても嬉しくておしゃれについて少し学んでみることにした。そこで講師になってもらったのはクラスで啓人くんと同じグループに所属している女子、鳥塚玲奈(とりつかれいな)ちゃんに教えてもらうことにした。まず初めたのは髪型。いつもひとつ結びだった髪をツインテールにしてみたり、髪をおろして内巻きにしてみたり外はねのしてみたり、色々なことを学んだ。続いて学んだのは表情。いつも暗い顔をしていると男子から暗い子だと思われて近づいて貰えない。そう教えてもらっていつも笑顔でいるように努力をしたするとすぐにその成果が訪れた「奈美ちゃん今日よく笑ってるね。」何と啓人くんに話しかけてもらえた!これは玲奈に感謝しか無い。本当にありがとう玲奈!!特訓はまだまだ続いた。次は服装おしゃれの決め手といえば服装!服装だけで印象がガラリと変わってしまう。玲奈が私にしたいのはギャップ萌えと言うやつらしい。いわゆるかっこいい服を着ているのに中はとってもかわいい女子だったりすることだ。私はクールらしいので可愛らしい服をえらんでもらった。試着室で試しに服を着てもらうと私が私じゃないくらい別人に思えてきた。玲奈も店員さんも「とってもかわいい!」と、言ってくれた。自分の容姿に自信がない私からすれば玲奈はともかく店員さんに可愛いと言われるのがとても嬉しかった。後日早速買った服を学校に着て言ってみた。すると周りの女子から「奈美ちゃんの洋服とってもかわいい!」なんて言われちゃって嬉しかった。啓人くんにも話しかけてもらいたかったけど、近くに来ただけで話しかけてくれなかった。今日も必死に心を抑えているようだった。啓人くんにも可愛いって言われてみたいな。そんな事考えている自分はずるいだろうか。明日も必死にアピールしてみよう!そこからかなり時間がたった。啓人くんは最近私にそっけない態度を取っているような気がして嫌われちゃったかな、なんて思ったら授業にも集中できなくなっちゃってしまった。そこから更に数週間後「奈美ちゃん放課後予定ある?なければ手伝ってほしいことがあるんだけど」何と放課後も一緒に入られるチャンスが来たのだ私はすぐに「予定ない!」啓人くんはほっとした顔で「ありがとう助かった!」といった。そして放課後。教室に響いたのは「好きです」という愛を伝える言葉だった。

短編小説みんなの答え:3

君が生きたあの場所へ

昔から家が嫌いだった。 お母さんも、お父さんも私の妹、ここみを優先し、私のことなんかどうでもいい。 最後に私の名前呼んでくれたのっていつだっけな。 そんな時に出会ったのがさくら。 おばあちゃんが入院している病院で出会った。 さくらは生まれつき体が弱くて、何度も入退院を繰り返している。 「このみはさ、将来の夢ってあるの?」 私たちのお気に入りスポット、病院の屋上でさくらがそう私に尋ねる。 「カウンセラーの先生になりたい。私みたいに悩んで、苦しんでる子を1人でも減らしたい。」 さくらは私の悩みを真摯に受け止め私の心を癒してくれる唯一の存在。 「 はぁあ、早く大人になりたいなぁ。」 さくらはそんなことをため息交じりで言った。 ある日、いつものように病院の屋上に行くとさくらがいた。 いつものように他愛もない話をする。 この時、今日がさくらに会える最後の日だなんて私は思いもしなかった。 そう、次の日さくらは亡くなったのだ。 私は生きる希望を失った。 神様は意地悪だ。私から全てを奪っていく。 家族の温もりも、唯一の親友まで。 その時、さくらのお母さんから一通の手紙が届いた。 『このみへ 短い間だったけど一緒にいてくれてありがとう。 このみ、この前言ってくれたよね、さくらに会えてよかったって。 それを言わなきゃいけないのは私の方かもね。 ずっとずっと外の世界に憧れてた。 ほんとはずっといなくなっちゃいたかった。 でも、このみといる時間はこれまでにないくらい楽しかった。 カウンセラー、このみなら絶対なれるよ。 あと、お母さんとお父さんにもこのみの気持ちちゃんと伝えて。 頑張ってね。応援してるよ。 本当に、本当にこのみに会えて、よかった。』 涙が抑えきれなかった。大好きなんだ、さくらが。頑張るね、さくら。 「行ってきます。」 「行ってらっしゃい、このみ。夕ご飯までには帰ってきてね。今日はこのみがすきな唐揚げだから。」 そんな会話を大好きなお母さんとした後、私はいつもの場所へ向かった。 君が生きたあの場所へ。

短編小説みんなの答え:1

毎日かわる

わたしは星月ルイ。小学六年生。 せいかくは…クール(?) 「ルイ!」 あっ。やっときた。 「もう。おそいよ。雪菜」 この子は雪菜。同い年の友だち。 「あははーごめ-ん!」 「…まぁいいよ」 「もう!ルイはクールすぎ!」 「雪菜が明るすぎ」 「そーかなー!」 ざつだんはここまでにして… 「さぁいこ」 「うん!亅 -数時間後- 別れぎわ、雪菜は言った。 「わたしたち…しん友だよね!」 「なにいってんの。ずっと前からしん友でしょ」 「…うんそうだよね!バイバイ!」 「バイバイ!」 別れぎわの雪菜の不安そうなかおに気ずけなかったのはどうしてだったのだろう。 ー数か月後ー 「どうしてミクはこんなにやさしいのー!」 数か月後わたしのせいかくは真逆になっていた そして友だちもかわっていたのです! 新たな友だちはミク! とにかくやさしい! 「ちがうよールイちゃんがやさしいのー」 「ち・が・う!ミク!」 「WW」 そんなわたしたちを雪菜はいやそうなかおで見ていた。 ー次の日ー 「ミクおっはー!」 「ルイは朝から元気だねぇ」 「うん!」 今日もわたしはかわる。友だちもかわる。でも、 そんな毎日も好きだ。 ___________ おわり

短編小説みんなの答え:1

幸せでしたよ。

所詮僕には前世の記憶というものがある。 記憶では、大正時代だろうか。少し裕福な一般の家庭に生まれ前世の僕は、一人の黒髪を後ろで一つに結っていた、青い目をした少女と恋をして、その少女といろいろな旅をした。しかし、大正を代表とする大地震である関東地震により、彼女を残して命を落としている。 そうなってくると彼女があの後どうなったのかがとても気になってくるものだ。僕とは違う人と結婚して、幸せになったのか、はたまた一生独り身で過ごしたのか。どちらにせよ、少し僕の心は痛む結果だ。でも、彼女が幸せだったのならいい。そう思っていた。 「父さん、この写真何…?」 ある時父に家の蔵の掃除を頼まれた。わざわざ実家に帰省したのに、蔵掃除を命じられるとはついていないと思いながら掃除をしていると、一つのアルバムを見つけた。埃をたくさん被り、色あせたアルバム。表紙には、”みや子”と書かれていた。 ―彼女の名前だ。 懐かしい字と彼女の名前。アルバムを手に取り、ページをめくる。めくるたびに、少しの埃が舞い上がる。 最後のページをめくると、時間が止まったような錯覚に陥った。 「それか?そうだな…。オレの曾ばあちゃんのお姉さんのアルバムらしいぞ。ばあさん曰く、みや子さんは、生涯愛すと決めていた相手を失ったショックで、遺書を残してすぐそこの川で命を落としたそうだぞ。20代と若かったそうだからな…かわいそうに。」 アルバムの最後のページには、彼女の遺書と、白黒の僕と一緒に撮った写真が入っていた。 ―そうか…彼女は… 彼女は幸せだったのだろうか…?愛する人がなくなってしまったショックで自死を選ぶまで追い詰められていた彼女が。 ふと、彼女の遺書を見ていないことに気付き、少しだけ目を通そうとした。そこに彼女の本当の想いが残っているのではと思った。思いたかった。 そこには、彼女の友人や両親に対する言葉、僕に対する思いでが書かれている。 彼女の遺書には最後、こう書かれていた。 ―ありがとう、あなたとの旅を忘れることはないわ。私は、幸せでしたよ。 ふと、僕の頬に涙が伝っていることに気付いた。 「大丈夫?」 ふと隣を見ると、実家の帰省についてきていた青い目後ろで黒髪を一つに結っている今の僕の彼女がいた。 「実弥(みや)…?」 そう呟くと彼女はにこりと笑って、 「ありがとう、豊さん。」 そう、僕の前世の名前を口にして微笑んでいた。 あとがき 読んでくださりありがとうございます! 一応設定としては、主人公の僕の前世の名前は、『豊(ゆたか)』で、そんな彼の恋人が『みや子』さんとなっております。 『僕』はみや子さんの妹の曾孫ですね。 僕の今世での彼女である実弥さんは、みや子さんの生まれ変わりという設定です。 僕は自然と彼女の姿を忘れてしまっていたのでしょう言葉では表現できても、映像としては思い出すことができないかのような。100年以上前のことですからね。

短編小説みんなの答え:1

いっぱい食べてね天使さん。【恋愛小説】

「これも、食べてください」 「うわぁ!いいの?ありがとう」 そう言って、俺はコンビニで買ったチョコパンを差し出す。 目の前で幸せそうにチョコパンを頬張るのは、兄が営む洋食店の常連客である今野舞奈(コンノ マイナ)さんだ。 俺より二つ年上、体系は多少ぽっちゃりとしているが……笑顔が可愛くて、一緒に居ると相手を“癒しオーラ”でまるごと包み込んでしまう、とにかく凄い女性。 そして俺は柄本大(えもとだい)。 普段は大工として働いて、得た給料で買った食べ物をこうして舞奈さんに分け与えている。 …言ってしまえば片思い、というヤツだ。 「大くんも、一緒に何か食べようよ!」 舞奈さんはそう言って、おにぎりを差し出してくる。 折角舞奈さんのために買ってきたのに、俺が食べてしまうのは勿体ない。 「俺は、舞奈さんの見てるだけで十分なんで」 「えぇ、ほんとうに?」 そう言って残念そうな目でこっちを見つめてくる。 気にしないで、と首を振って伝える。 (舞奈さんの食べてる姿をみたいだけだし) 申し訳なさそうな笑顔を浮かべて、舞奈さんはまた食べるのに専念した。 __桃色の小さい口が幸せそうに食べ物に噛みついていく。 瞳はキラキラ輝いていて、ぷくっと膨らむ頬はリスみたいだ。 何かを食べているときの舞奈さんが世界で一番可愛い。 自分は勝手に天使だと思っている。 (だってほら、この可愛さは天使の羽が生えてても何らおかしくないはずだ) 可愛い。 可愛い。 超可愛い。 この笑顔を、俺は一生守っていきたい。 そのためだったら何だってすると本気で思っている。 「……まさに、人びとを癒す尊き究極の天使」 __あまりの可愛さに、脳内が口から無意識にこぼれ落ちていしまう程に。 「え?」 あ、しまった。 そう思った時にはもう全て呟き終わっていて。 あ~終わった!、絶望を告げるコングが俺の脳内で鳴り響く。 「天使って?」 「いや、その…」 「あ、あのわんちゃんのこと!?わ~確かに天使だね」 舞奈さんが見てる方に目線を向けると、真っ白なトイプードルが、飼い主とお散歩していた。 「そ、そうっすよね!天使だわ~」 全く気付いてなかったけどよかった、助かった。 俺は胸をなでおろして、再度天使の方に目線を向け始めた。

短編小説みんなの答え:1

期待させるなよぉ、、、(泣

「はぁ、、、好き。」 私はルル。いわゆるオタクである!!! 中学生だから、出来ることに制限はあるけど。やれる推し活をやってるんだ。 例えば、、、っと。これくらいにしておこうかな。さすがにこれ以上話すと止まらなくなりそうだ。。。 私はとある有名校の分校に在籍している。 有名校って言っても、偏差値が特別高いって訳でもなくて、、、 文化祭とかのイベントに力を入れてたり、地域貢献みたいな活動が自然と出来るような人が集まったりしてたんだ。 それに、この分校は美男美女の集まり!(私は違うけど。) 「辛い一日が終わった。。。さーて、推しを眺めに行きますかー!」 学校が終わって、シャワーなどを済ませた後、自分の部屋に行く。 「いってー!!!スマホ落ちてきた!!!」 スマホ寝ながら使ったことのある人は分かるであろう。あれ。 以下繰り返しである。 数日後・・・ 「皆、しゅーごー!」 担任のかけ声が教室中を駆け巡る。 「緊急で全校集会を開くことになった!とりあえず皆並んで!」 ・・・ワイワイしてるなぁ。集会だよ、、、? 「これから全校集会を始めます。早速本題ですが、この学校は、とある学校と合併することとなりました。明日から、合併した状態での生活となるので、把握の方よろしくおねがいします。」 は? 「あのさ、合併する学校の名前さ、盗み聞きしちゃったんだけど、、、キリト中学校らしい。」 「さきちゃん、それホント?」 「うん。ちゃんと聞いたから、間違いでは無いはずだよ。」 キリト中学校、、、って もしや、推しの在籍校では、、、? あり得るはずが無い。だって、2次元だぞ!?キリト中学校も推しも。 今日は集会のみで下校になった。 自分の部屋に行って、自分の頬をつねった。 「っ!」 ・・・・・・・・・・・・・ あ、、、あー夢だったか。。。 そりゃそうだよな。現実にあるわけが無い。 今日も明日も生きてます。 終わり

短編小説みんなの答え:2

季節はずれのひまわり

隣の席に、ひまわりのようにうるさいヤツがいる。 俺は鶸学尋(ひわまなつ)。俗に言う隠キャ。 そして… 「鶸!おっはー!」 このうるさいヤツは向井葵(むかいあおい)。 「……うるせ」 「えー、何それ!朝からひどくない!?」 (そっちは朝から元気だな…) 「また明日ね、鶸!」 「…………」 「無視ひどい!もう知らない!」 (…どうせ明日も、このうるさいヤツに巻き込まれるんだろうな…) 「はぁぁあ~…」 (今日も向井になんかされるだろうな…) 教室に入ると、向井の机の上に一輪のひまわりが生けてあった。 他のヤツの様子もおかしい。 (…?) チャイムと共に入ってきた先生は、深刻な顔でこう言った。 「…向井葵さんは、昨日…事故で亡くなりました」 「葵ぃ…っ」 「なんで先に逝っちゃうの…」 みんな泣いている。 俺は、泣かない。泣けない。 だって、泣いたって戻ってこない。 それに、向井は元々うざいと思ってたから。 (…よかったじゃねぇか。これからは静かに一人でいられるんだぞ) なのに、なのに…なんか、胸に突っかかる。 ふと、机の上のひまわりを見る。 そのひまわりと、アイツが重なる。 (…このひまわり、向井みてぇ…) はっとする。何考えてるんだ、俺。 …なんとなくアイツとの今までを振り返ってみる。 『(どうせ明日も…)』『(今日も向井に…)』 『鶸、おはよー!』『ひどい!』『また明日ね、鶸!』 …今になって、やっと気づいた。 もうアイツは…向井は、俺の人生に一部になっていたんだ。 そう思うと、胸がギュッとなって、涙かこぼれてきた。 (…何泣いてんだ、俺…っ) 心に穴が空いていた。 その穴を、向井が埋めてくれた。 元気で、明るくて、時には優しくて。 俺の心は、そんな向井を必要としていたんだ。 俺に光を与えてくれた、穴を幸せで埋めてくれた、 全部、全部、向井のおかげだったんだ。 …ありがとう、向井。 生まれてきてくれて、ありがとう。

短編小説みんなの答え:3

花火の下のすっぱい恋

俺、伊藤陸(いとう りく)中学3年は同じクラスの佐々木天羽(ささき くうは)に告白することを決めた。  3ヶ月前 やけに教室がざわついている。 自分の席に着くと前の席の幼馴染の雪乃(ゆきの)に何があるのか尋ねてみた  どうやら、女子の転校生が来るらしい。 俺は女子に興味がない。というよりも、女子に魅力を感じない。 何がいいのかあんまりよく分からない。 ガラガラ  うげ、俺が世界一嫌いな音。 「みんなー、席に着けー!今日は転校生を紹介するぞー」 「佐々木、入ってこい」 ふわ…くり色の長い髪は一つに結ばれ、ヘアーカフがつけられている。髪は腰のあたりまで伸びていて、輝いて見える。 整っている顔には、愛らしい綺麗な瞳がキラキラと輝いて見える。 ふっくらした唇は、イチゴのように美しい。 完全なる、美少女だ。 みんなも同じことを考えていたのか、あちこちから、うっとりとしたため息が聞こえる。 俺が他人の容姿にこんなに興味を持ったのは始めてだ。 「佐々木さん。自己紹介してください」 先生の声で俺は我に返った。 「佐々木天羽です。ささきくうは って読みます。お母さんがハーフでお父さんが日本人のクウォーターです。カナダから来ました。どうぞよろしくお願いします。」 パチパチパチ。 「じゃあ、席は…伊藤の隣な」 佐々木さんがこちらにやってくる。 えっ!?よりによっても俺の隣かよ… ん?なんかいい匂いがする。これは、イチゴか?  「あっ、気付いた?これ、イチゴの香り」 佐々木さんが、ふんわりとした笑みを浮かべる。 か、カワイイ!! 「あれ?どうしよう、教科書わすれた…」 チャンス!!  「あ、あの、よかったら俺のみる?教科書…」 パァァ!  「ありがとう!!君の名前は?なんていうの?」 「お、俺の名前は伊藤陸…」 「…りく君って呼んでもいい?」 ドキッ!ん?今、ドキドキした?そうか!俺、佐々木さんに一目惚れしたんだ!なるほど~、理解!じゃなくて……りく君、いい感じ。  「いいよ。その代わり俺も天羽って呼んでもいい?」 「もちろん!」 俺はこの時すでに、花火大会で天羽に告白することを決めていた。  花火大会当日 あぁ、浴衣姿の天羽もカワイイ! 「今晩は!」 「こんばんは」 花火が打ちあがるのは8時半。それまで、屋台を回ったり談笑したりして俺は告白の時間を待った。 8時半 ヒュ~ ドーン! 大きな花火が打ちあがった 「綺麗…!」 「天羽も」 「ん?」 「天羽も、ものすごく綺麗」 「お、俺と付き合ってくれませんか…」 りくは顔を赤らめながらも、ハッキリと天羽に告白した。 「うぅ…あぁ、うぅぅ……」  なぜか天羽は泣き出した。その顔は俺が初めて見る天羽の苦しそうな顔だった。 雪乃編  私は上石雪乃(かみいしゆきの)。りくの幼馴染で小学校の時からりくに恋をしていた。 3か月前、私たちのクラスに美少女が転校してきた。 りくはその子に一目ぼれ。花火大会にも誘った。 7年間もりくのこと見てきたのに、どうして… りくが佐々木に告白した。 天羽編 今日は転校初日。緊張する! 「佐々木天羽です。ささきくうは って読みます。お母さんがハーフでお父さんが日本人のクウォーターです。カナダから来ました。どうぞよろしくお願いします。」 パチパチパチ。 「じゃあ、席は…伊藤の隣な」 伊藤さんの隣。ここか… 伊藤さんが鼻をピクピクさせている。  「あっ、気付いた?これ、イチゴの香り」 あっ、伊藤さん笑った。かっこいいなぁ 顔もいいし。 「あれ?どうしよう、教科書わすれた…」 転校初日から、大失敗しちゃった!?  「あ、あの、よかったら俺のみる?教科書…」 ありがたい!  「ありがとう!!君の名前は?なんていうの?」 わざと聞いてみた。どんな反応するか気になったんだ 「お、俺の名前は伊藤陸…」 「…りく君って呼んでもいい?」 ちょっと、ためらったけど……  「いいよ。その代わり俺も天羽って呼んでもいい?」 「もちろん!」 嬉しいな~!なんか、りく君といるとドキドキするし! この学校に転校できてよかった!! けど、私はりく君を好きになることは許されない。彼氏がいるから。 付き合いたくもないのに、無理やり付き合わされた彼氏が。 あいつなんかとは別れたい。けど、別れられない。  次の日 クラスの女子に呼ばれて、屋上に行ったら… 「あんた、何様のつもり?」 え? バッシャーーーーーー!! 思いっ切りバケツの水をかけられた おかげで私は全身ぐしょ濡れ。 女子は笑ってた。  花火大会当日 浴衣姿のりく君かっこいい! 「お、俺と付き合ってくれませんか」 私は、花火の下で告白された。 わたしも、りく君のこと好き。でも… 「うぅ…あぁ、うぅぅ……」 気づいたら泣いていた。

短編小説みんなの答え:1

あなたへ

私の名前は、名塚美里。高校2年。 実を言うと、つい最近まで入院していたんだ。理由は記憶喪失。 1年の終わり頃強く頭を打ってしまった。そのせいで自分の名前も 当時は失っていた。でも、唯一覚えているのは頭を打つ直前眩しい光が照らされていたような気がする。その時、私は屋上で頭から血を流して倒れていたらしい。どうやら、転んで思い切りコンクリートに頭をぶつけてしまったみたい・・・・。名前や個人情報はなんとか覚え直したけれど まだその時の好きな人のことや友達、先生のことは全く覚えていない。 医者からの情報によると、いつ記憶が戻るか全くわからないとのこと。 私も不安になってくる。早く元の生活に戻りたいのに。 そんな私を温かく見守ってくれる人がいた。同じクラスの 島田涼太。彼はクラス委員のバスケ部。スポーツ万能だし頭もいい。 当然モテる。そんな彼が私を「大丈夫やって。いつか記憶は戻ると思う。 だから、なんかあったら俺に相談してな。」と声をかけてくれる。 こんな私を励ましれくれるなんて・・・。でも、どこか彼の温かさは 懐かしみを感じた。なぜかはわからないけど。そのまま数日が過ぎた。 あぁ。せっかくの生活が悲しいなぁ。 もっと、絶賛青春時代を満喫したいのに。 でも、私はそんなことで落ち込まないで一生懸命学校のお手伝いを した。クラス委員をサポートしたり、配布物を配ったり、毎時間終わりに黒板を消したり。 勉強が苦手な人に勉強を教えたり。地味なことだけれど、普通に楽しくて 少しづつ私の生活に笑顔が戻ってきた。そんなある日、涼太が 「お前。大丈夫?無理してない?」と声をかけてくれた。 私は、「大丈夫。」と返した。そうしたら、「そっか。なら良かった。もし、放課後時間があったら 今日、屋上に来てくれない?話がある。」と言った。私は「いいよ。」と返した。 そしたら彼はすぐに走り去ってしまった。 放課後、私は屋上に行った。すると彼はまだ着いていないようだった。 それから数分もしないうちに涼太が現れた。 「ごめん。待った?」と笑顔で話しかけてくれた。 私はそんな彼がカッコいと思い「え・・・。ううん・・・・!全然・・・!」と 普段の喋り方ができなかった。そうしたら彼は、「・・・ここで話したこと覚えてない?」 「え?」「俺、実はお前が好きなんだ。・・・この世界中の誰よりも・・。いつも お前、クラスの手伝いしてくれてたやろ?本当にありがとう。実を言うと、それよりずっと前にお前が好きで・・。」 「そうだったの・・。」その瞬間私は全てを思い出した。あの日、頭を打った日。 あの時も涼太に屋上に呼び出されたんだ。その時、夕日に照らされていたことを・・・・。「実はお前が・・・」重要なことを言おうとした時、私は屋上の段差につまずいて頭を打った。その瞬間記憶を失ったんだ。 私の好きな人は涼太のことだったんだ・・・。 「涼太・・・。私、思い出した・・・。全てを・・。あの時も私を屋上に呼んだんだよね・・。 私も、涼太のことが大好きだったことも思い出した・・・。ありがと・・・。」 「美里・・・。」涙を抑えきれず駆け寄ってきてくれた涼太の胸の中で思い切り泣いた。 ありがとう。ありがとう。一生忘れない。大好きだよ。涼太。

短編小説みんなの答え:7

生死屋

死にたい・・・。 そう思って、フラフラと部屋に戻ったところだった。 バカとかって、そういう いじめられた私の手には、 ナイフが握りしめてあった。 もう、生きている価値がない。 生きられない。 死ぬ道しかない。 首に垂直にナイフをもっていったとき、 机のあたりが光った。 何も考えずにその光のもとへ行くと、机の上に置いてある 遺書が光っていた。 反射的に手を伸ばす。 私は吸い込まれた。 「ここは?」 見たことがない家の中にいた。 その中には、もう2人の男子と女子がいた。 2人とも、ぐったりした顔をしている。 すると、笑顔を見せる少女が歩いてきた。 「いらっしゃいませ!ここは、死にたいと思う人だけが来れるお店でーす!」 明るくてフワフワした声音のその子が、 楽しそうに言った。 「ここは生死屋です!生死、つまり生きるか死ぬかを考えるお店なので、生死屋でーす」 私は唖然とした。 私、妄想ができるようになったのか? 「私に名前はないけど、生死って呼んでくださーい!」 私の顔を見て、にっこりする。 「あなたは有香さん」と話しかけられて驚く。 そして、もう一人の女の子に向って「あなたは、千紘さん」と言う。 男の子には、「あなたには名前がないんだよね?」と言う。 「あなたたちは、ここに来る前に自殺しようとしたんだよね?自殺しようとした子だけが集まるんだよ」 生死、と言う子が説明する。 「有香さんは、学校であった酷いいじめが理由。千紘さんは、友達や家族からの陰口が理由よね?  で、そこの男の子は、両親からの暴力が原因」 すらすらとあててくる。 「君たちが自殺しようが自殺しなかろうが私には関係ないんだけどね」 生死はにっこりする。 「今日からあなたたちは、自由にここに来られるようになる。そこで悩みを打ち明けて、自殺を防ごうっていう店」 私はここに通い始めた。 すると、悩みがどんどん減っていった。 似た環境の2人のおかげで。 そして、生死という子のおかげで。 自殺しようと思って握りしめていたナイフは、 もう、二度と握らない。 悩みは誰かに言おう。 味方は必ずいる。 友達でも家族でも先生でも、誰でもいい。 誰でもいいから、自分を守ろう。 死に逃げこむのではなく。

短編小説みんなの答え:1

会いたかった。ただ、それだけなのに、、、

これはとある高校生の切ない恋の物語。 私は咲野 松(さきの まつ)。私にはちょっと珍しんだけど,許嫁というのがいる。勝手に親が決めた、偽物の恋。 私は、名家の娘で相手の子も名家の跡継ぎ。親から見れば、またとない素晴らしい縁組なんだろね。 まだ会ったことも見たこともない、そんな相手のことなんて好きになれないよ。将来の、、、旦那さんなんてさ、、、自分で決めたいよ。 後日、相手の顔を描いてある紙と、手紙が入った封筒が届いた。顔は、なかなかいい。いやいやいやいやそうじゃなくて、中身が大事! そう思った私は手紙を見てみた。最初は相手が自分の名前に泥を塗らないように綺麗ごとを書いているのかと思った。 でも、だんだんと相手の書いた文字の一つ一つがまるで踊っているかのように見えてきて、結局は少し気になり始めていた。 ~数か月後~ 彼の名前は 遠野 里緒(とおの りお)。 私は、彼から来る手紙の一つ一つを宝物にしながら一歩一歩、彼を好きになっていった。 (両親が勝手に決めたのが始まりだったけど、なかなかいいものね。恋って!) でも、、そう長く幸せは続かなかった。その夜、許嫁という彼との関係がなくなってしまった。 父が、彼のお父様に怪我をさせてしまったそうだ。 父には悪気はなく、彼のお父様はわざと怪我しただけだったが、許嫁という関係が壊れてしまった。まだ一度もあっていないのに。 さらに私のもとには不運が重なった。家が火事で燃えてしまった。私は学校でいなかった。多くの人の命が、目の前で亡くなった。 その中に母の姿もあった。父も、その後母を失ったショックで死んでしまった。すべて投げ出して私も死のう、そう思った。 すると彼からの手紙が届いた。ひさしぶりの、彼の優しい字。その内容には涙があふれるものしかなかった。 私と、会いたい、そう書いてあった。今の私には、彼しか救いがいなかった。両親に残してもらった宝物についに会うことが、触れることができる。それだけで、私はつらいことがあっても生きていける。そうして、約束の日が来た。でもその約束の場所に、彼は来なかった。理由は、彼の家が名家だったことを妬んでいたやからが家ごと燃やしてしまったそうだ。しかも、私の家にも同じことをしたやつだった。その時私は初めて大声で泣いていた。ただただ、泣いていた。 「里緒さん…!!たったの一度も、会うことはなかったけれど・・!心の底から…!お慕いしておりました…!」泣きながら私はそういった。 わたしのなみだとともに、みんなのいのちが、まっかなゆうひに舞い上がった。

短編小説みんなの答え:2

隠れ神絵師

このクラスに、いじめられている人がいる。 その人は、優画絵真(ゆうがえま)さん。 隠キャだとか、イキリだとか。 そういう意味のわからない言葉をぶつけられている。 そんな優画さんのことは、僕は助けられないだろう。 僕は実眞優(みのるまゆ)。 優画さんの隣の席の空気です(笑)。 ある日、優画さんは傷だらけの手でノートに何かを描いていました。 チラッと見えたのは…すごく上手な、前の席の人の後ろ姿のデッサンだった。 「……………え」 (うっっっっっっっま!え、めっちゃ上手い!) 形をちゃんと捉えられていて、ノートから飛び出してきそうだった。 「…優画さん、上手いね」 「!!???みっ……見たんですか!?」 「見たというか、見えたんだよね。ごめん、びっくりさせて…」 「だ、大丈夫、です…」 いやーぁ、ほんとに神絵師だなぁ。 何度見ても上手い。 これ、みんなにも知ってほしい。 いじめっ子たちにも… …ん? あ。いいこと考えちゃった。 「ねーぇ!この絵誰のー?」 僕は声を張って言う。 すると、例のいじめっ子たちが来た。 「え、ちょっと見せてよ」 「…うわ、上手っ!」 「誰の絵?これ!」 すると影から優画さんが来て言った。 「…それ、私…です」 いじめっ子たちは焦った顔で言った。 「は、はぁ?何この絵!くっそ汚いじゃん!」 「それなー。うちらより下手だね」 「これ上手っていう人いるの?w」 僕は頭にきた。そしてこう言ってやった。 「優画さんだからって、態度変えるのやめなよ」 「は?お前だってうちらに態度変えてるじゃん。きも」 「きもいのはそっちじゃない?僕はただあんたらの真似しただけ」 「…っ、もう知らね!」 「…ありがとう、実くん」 「大丈夫だよ。さ、もう済んだことだし。…あ、あとさ」 「…?」 「僕の絵、描いてよ。どこからでもいいから!」 優画さんは少し驚いてから言った。 「…はい。喜んで!」

短編小説みんなの答え:1

好き…なわけ

「ねぇ、斎森さんって…ひ、日向くんのこと、どう、思ってる…?」 へっ?ってはぁぁぁぁぁぁあ!?急にそんなこと聞かれたらビックリするじゃん… おっと、自己紹介を忘れてました。私の名前は斎森美桜。中学2年生です。今何しているかというと、 ご覧のとーり同じクラスの小野さんに日向くんのことをどう思ってるのかと聞かれているところです。ってそんなこと呑気に説明してる場合じゃないんですけどぉ!!!  コホンコホン。  ま、まぁひ、日向くんのことなんてなぁーんとも。思ってもないし、き、き、き、気になっている訳でもないですし?だからなんとも思ってないって言える、はず…。 「べ、別になんとも思ってないよっ?ハハハ、ハハ」だぁーーー!!声裏返っちゃったぁぁぁあ  コ、コホン。 チクっ。  「…っ」 なんだろ…胸がチクチクするような…。気のせいだよねっ!うん。 「ホントに!?」   「う、うん。ホントホント…ウンホントニ…」 うぅ…なんでこんな、歯切れの悪い返事しかできないんだろ。 「じゃ、じゃあ! 私、日向くんに告白してもいい?かな…」 「…っ。 全然イイ、ヨ」  チクリ まただ。 ホントに私どーしたんだろ? ―次の日の放課後― わぁお。雨、降ってる…。と教室に傘を取りに行こうとすると… 「あの…私!日向くんのことが好きでしたっ。私と…付き合ってくださいっ!」 こ、これって…小野さん…の声? 「…っ」  気づけば私は雨の中走っていた。あの後のことが記憶にない。 「傘…結局忘れちゃった…」 「傘ならあるよ」 ふと声がして隣を見るとそこには― 日向くんがいた。 「日向…くん…」 「探したよ」 「なんで…? 私になにか用でもあるの?」 「うん、小桜に…好きって。言いにきた…」 はぁぁぁぁぁぁあ!? 「ま、まって。頭が追いつかないんだけど… でも、日向くん小野さんに、こ、コクハク、サレテタジャン…」 「? あぁ…見られてたんだ。 …でも、断ったよ。」 「な、なんで?」 「さっきも言ったじゃん。 小桜が好きって」 「…っ」  「返事はいいよ。今じゃなくても。」 わ、私は… 私ホントは。 このままでいいの、かな… 「ひ、日向くん。私…も、日向くんがす、好きです…」 「そっか。 ねぇ、キス、してもいい…?」 「…っ い、いいよ///」 私と日向くんの唇が重なる。 初キスは甘くて、でも少し、恥ずかしかった。

短編小説みんなの答え:2

最高の幼なじみ

「ねぇねぇ! かなって好きな人いるのー?」 休み時間、友達のみう にきかれた 「い、いるけど…」 わたしはかんざいかな 小学4年生だ わたしら幼なじみの ゆうとがすきだ でもゆうとはモテて いつも女子に囲まれてる 「え!だれだれ!?」 「おしえなーい」 わたしはいたずらっぽくいった 「えー(・_・;)」 授業が終わって 下校時間だ 「ゆうと!かえろー」 私は言ったいつもいっしょに帰っている 「なあかな」 わたしはきいた 「なぁに?」 「か、かなって好きな人 とかいるの?」 私は聞かれた 「い、いるけど」 「そうなんだ、 おれあした好きな人に告白 するんだ」 あぁゆうとにも彼女ができるのかー つぎのひ 「すきです! 付き合ってください!」 わたしはゆうとにこくはくされた 心臓が止まるかと思った 「は、はい!」 わたしはうれしかった! 「やっぱ俺たち最高の 幼なじみだな!」 ゆうとは笑顔でそういった

短編小説みんなの答え:1

たった一つのこの世界で恋をする。

※主人公 ・田中 華菜 ・高谷 蓮 ・橋本 恋歌 ・谷口 隼人 ー始まり(ナレーション:華菜)ー 私の名前は田中華菜。ダンスが大好きな中学一年生です! そして今私の隣にいるのが橋本恋歌。私の大親友なんだ。家が隣で0歳の時からの幼馴染! そして私には好きな人がいる。それはサッカー部、高谷蓮くん。 とっても顔がカッコ良くって、女子からもとても人気なんだ。ライバルが多そう..。 ちなみに恋歌は同じサッカー部の谷口隼人くんと付き合っている。 隼人くんはサッカー部の蓮くんの次にかっこよくて人気な男の子なんだ。そんな人と恋歌付き合えるの すごいなぁといつも私は思っている。あ、私と恋歌と隼人くんと蓮くんは幼馴染なんだ! ー放課後(ナレーション:恋歌)ー 私、恋歌は彼氏の隼人と今日帰る約束をしていた。 華菜は今日習い事があって先帰ったんだ。「お待たせ、恋歌ちゃん」隼人が来た。 「あっ、隼人!」2人並んで一緒に帰路をたどった。そしたら隼人が言った。 「ね、恋歌ちゃん。華菜ちゃんって好きな人いるの?」 私は「うん、いるらしいよ。サッカー部だってー」と答えた。華菜は隼人くんならサッカー部までなら いってもいいよ!と言われていたから私は正直に答えた。 そしたら隼人は「へぇ。そっか。蓮はどーすんだろ。」と独り言のように言った。 私はそれを聞いてしまった。「えっ。蓮?蓮がどうしたの?」私は疑問に思ったから聞いた。 そうすると隼人は「実はさ、蓮、華菜ちゃんが好きなんだって。」 私は心の中で思った(え。華菜と両思いじゃん!?!?)その話をしながら、私は家に帰った。 ー次の日(ナレーション:華菜)ー 私、華菜は恋歌と一緒に登校するため、恋歌の家に行った。 そして学校まで2人で一緒に進んだ。そしたら恋歌が。。 「ね、華菜。蓮が好きなんだよね??」 私は「うん、蓮くんが好きだよ?どうしたの?」 恋歌は「ううんっ!なんでもないっ!よかったね、華菜!」といった。 私は(どうしたのかな?)と思った。 ー3日後(ナレーション:隼人)ー 俺、隼人は蓮と一緒に今日は帰った。 「今日はサッカー大活躍だったじゃん、蓮!」 俺は蓮にそう声をかけた。 「ああ、サッカー練習してよかったよw」 蓮はそう答えた 「あ、そうだ。華菜ちゃんだけどさ。。」 そう俺がいうと蓮は顔を真っ赤にした。どれだけ華菜ちゃんが好きなんだよwと俺は思った。 「う、うん。な、な、何??」 「華菜ちゃん、好きな人いるらしいけど、こくんないの?誰かに取られて後悔すんの蓮だよ。」 蓮はしばらく黙っていった。 「俺、帰ってすぐ華菜の家行って告るわ。」 そう蓮は答えて「ごめん、隼人。俺先帰る!」と言って走っていった。 「蓮、がんばれ。」俺はそう願い続けた。 ー(ナレーション:蓮)ー 俺、蓮は華菜の家に着いた。そしてインターホンを鳴らす。 ピーンポーン。。 「はーい!あ、蓮くん?ちょっと待っててね!」と華菜の声が聞こえた。 ガチャっと華菜が出てきた。「蓮くん、どうしたの?何かあった?」 「違う、話をしにきた。」「??」 「俺は華菜が好きだ。ずっとずっと前から。付き合ってください!!」 俺は恥ずかしさをグッとこらえてそういった。 沈黙が続いたが、華菜は「えっ、本当に?私たち、りょ、両思い。。?」 そういった華菜が可愛くて仕方なかった。俺は華菜に近づいて甘いkissをした。 「俺は、華菜が好きだ。華菜は?」「わ、私も蓮くんがずっと前から好き!!」 こうして2人は結ばれ、永遠に赤い糸が切れることはなかった。 ー終わりー 読んでくれてありがとうございました。 アドバイス・感想とかあれば言ってください!辛口はNOで。

短編小説みんなの答え:4

告白・・・だと思っていた。

私の名前は酒井里緒奈(さかい りおな) ごく普通の小学生だ 私には好きな人がいる その名は田中祐樹(たなか ゆうき) ていう子 イケメンで優しくて運動神経抜群で 可愛い! 早く告白したいなぁ 次の日 おはよーう。 あれ?机に手紙がある。 祐樹くんからだ。 里緒奈へ 体育館裏にきて! だって! えっ!?まさか告白!? いやいやまっさかぁwww両想いなんてめったにないしー そう思いながらも体育館裏にきた。 あっ祐樹くんだ なんかキョロキョロしている 人がいないか確かめているんだ。 「あっ里緒奈。来てくれてありがとう・・・フフ」 あっあれ?片手にナイフ持ってる・・・ なんか怖いんだけど逃げよう・・・! あれ!?なんか見えない壁がある! 「里緒奈 なぜ呼び出したかわかる? 里緒奈を殺して焼きたいからだよ さあ 大人しく殺されな!」 えっえっ いやぁぁぁぁぁぁ! 「次のニュースです ○○小学校の体育館裏に 女子らしき死体が発見されました」 告白だと・・・思っていたのに・・・

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