短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
多分、何も変わらない。
「多分、何も変わらないよ。」 何も変わらない。ただ、しんどいだけ。 ある雨の日の朝、どうしようもないほどベッドから出たくなくて、布団にくるまりながらそんな鬱々とした思考だけが脳内を巡る。 カチカチ…と、時計の秒針がなるだけ、 本当に、何も変わらない。 ただたんたんとすぎる毎日が、しんどい。 ピコンッ 情けない電子音がなって、その後の思考を遮られる。 『今日は学校来るよねーー! 明日から中間とかだるいよー…』 『今日も家行くけど、無視すんなよー』 というメール。 すると、すぐさまインターホンがなった。 ピンポーン 「来ったよー」 こう、朝から五月蝿い人は、私の友達、いや、親友、、、?の舞だ。 『煩いな…今日はベッドから出る気ないんだけど』 と、私はベッドから出ずにメールで答える。 「うっそーやだやだ!いこーよー!!」 『やだもん、』 「…」 「でもさ、毎日学校行かないとか、暇じゃない?」 『暇じゃないよ。舞は陽の人間だからそんなこと言えるんだよ』 正直だるいな、そう思い始めた時、 「違う!そうじゃない!」 「毎日同じことの繰り返しで、ただ淡々とすぎる日々なんて、つまんないじゃん!手放したくなるじゃん!」 「でも、私は嫌だよ。そんな日々、そっちも嫌でしょ?だから、何回でも迎えに来るから。」 「まぁ!今日じゃなくていいけどね!」 ーーただ、昔の私みたいにはなって欲しくないの。 そして、舞が回れ右して、学校に向かおうとした時、私の足が勝手に動いた 「待ってッッ!」 「ッ!」 「行く、学校…」 「ほ、本当!?うっそ!うっれしい!!」 私が『学校に行く。』そう言っただけでこんなに喜んでくれる人がいる。 いつもと違う日常に1歩踏み出す、勇気をくれる人がいる。 ♪♪ 「行ってきまーす!」 ある雨の日の朝、私の部屋から飛び出す。 「行ってくるね、舞。」 そう、和室に置いてある舞の遺影に向かって語りかけた。 「遅いよ~」 「早く行こうぜ!」 「今日は期末テストだね~、勉強してないや」 『迎えに来たよ~!!』 そう言ってくれる舞はもう居ないけれど、 「みんな!お待たせ!!」 私は、変わらなかった日常から1歩踏み出せる。
恋は消耗品
私はあなたが大好きです。 けれど、あなたは私を好きになってはくれない。とれだけ私が愛を叫んでも、あなたが振り向くことはないでしょう。 辛くなるときもあります。なぜあなたは気づいてくれないのかと、涙するときもあるでしょう。それでも私はあなたを愛し続けます。 声が枯れても、愛を叫びます。 私はあなたに恋をしています。 恋は、脆くて弱い。 私のこの恋はいつか必ず壊れます。 でも、私がこの恋を守ろうと蓋をすれば、一生開けずに心の奥底にしまうでしょう。そうしたらこの恋は一生消えてくれない。 そうなるならいっそ溶けて消えてくれれば良い。あるいは、あなたによって壊されれば良い。 恋は消耗品なんだから。 こんにちは~かさです! 小説というよりはポエムみたいになっちゃった…
ちょっと怖い話しようか?
ある日突然俺の友達が忽然と姿を消してしまった。どうしてだろう。俺が何かしたか?こう悩んでいる彼の名は道本圭介(みちもとけいすけ)。突然彼の友達が忽然と姿を消してしまったのだ。その友達というのは堀内健斗(ほりうちけんと)。圭介とは幼馴染でお互いに兄弟のように仲が良かった。だが、この日とんでもないことになってしまった。健斗の家に彼のものは一つも無くなりまるで家出をしたかのように跡形もなく消えた。でも健斗はそんな奴ではない。そんな事を圭介がぶつぶつ言っていると、ドンッッ!!おばあさんとぶつかってしまった。「いててっ。あっ大丈夫ですか!?」その声をかき消すように真後ろを大型のトラックが通り過ぎビルの壁に激突した。「なんだなんだ。健斗に続いて俺まで殺すつもりか!?」圭介はとある声というか音が聞こえた。ピコン!チーン!ピコン!チーン!奇妙な音が聞こえる。気がつくと俺はベッドの中だった。まだ朝の5時。そうかこれは夢だったのか。ようやく気づく圭介。でもなんだろう。耳鳴りがする。(まー寝たら治るよね。)でもずっと聞こえる。まだ聞こえる。あの音。ピコンとチーンの音。一旦起きようと思った時もう何分も経っているはずなのに時間が進まない。なんだ?この体が軽くなる感覚。奇妙だ。(あれ?)口が動かない。というより全身動かない。まるで金縛りをされているようだ。目の前が真っ暗になる。自分では制御できない。やっと目が開けられるようになった。口も動く。でも、「ここはどこだ?」なんか体が浮いているようだ。そして雲か?圭介は全てを悟った。健斗がいなくなったのはまさか…っていうことは俺は…俺は!!今日の夜のニュースでニュースキャスターはこう言った。「今日の朝,堀内健斗さんと同じように道本圭介さんが行方不明になりました。警察によりますと今日の朝圭介さんが部屋で眠っていたはずなのに忽然と姿を消してしまったとのことです。警察は事件のことについて入念に捜査を進めています。」
志優と、くるみおばあちゃん。__いつまでも__
私の名前は『宮本志優(みやもとしゅう)』17歳。 お母さんの名前は『優來(ゆうら)』46歳。 私は3姉妹の長女で次女が『菜優(なゆう)』15歳。 三女が『茉優(まゆう)』15歳。2人は双子。 私達には大好きな、おばあちゃんがいる。 名前は『宮本くるみ(みやもとくるみ)』74歳。 私とくるみおばあちゃんはとても仲良し。 でも、そんなおばあちゃんがステージ2の肺がんになった。 ステージ2の肺がんの5年生存率はおよそ54%と言われている。 今は入院して闘病生活を送っている。 ___お見舞いの日 「くるみおばあちゃん!お見舞いに来たよ。」 「志優ちゃん、また来てくれたんだね。嬉しいよ。」 「おばあちゃん!大丈夫?」 「菜優ちゃんと茉優ちゃんも今日は一緒なのね。 嬉しいわ。今日は元気だし、この通り大丈夫!」 「何か買ってきてほしいものとかある?」 「お茶買ってきてほしい。麦茶。」 「うん。分かった。」 志優は病院の自販機で麦茶を買って、 届けたあと、菜優と茉優と家に帰った。 ___半年後 あれから私達は毎週、週末にお見舞いに行っている。 おばあちゃんの病気は少しずつ進行しているけれど、 まだなんとか元気にやってるみたい。 プルルル♪プルルル♪ 「はい。宮本です。」 「志優さん?今くるみさんの状態が悪化していて…。 もしかしたら近々手術するかもしれないと担当医師が。」 「…え。眞月先生。今くるみおばあちゃんは。」 「今は病室のベットの上で寝ています。 咳が増えていまして。ステージ2なので手術で治すことも可能で、 担当医師は今それを考えていて。家族の皆さんの意見も必要なので。」 「親は今仕事でいないので、私が今から向かいます。 「分かりました。」 ___1時間後 「くるみおばあちゃん。」 「志優ちゃん。心配かけてごめんね。」 「うん。」 「あのね、志優ちゃんたちにプレゼントがあるの。」 「…え?何、これ。」 「ミサンガ編んだの。みんなの好きな色で。 志優ちゃんは水色が好きだから水色。 菜優ちゃんは黄色が好きだから黄色。 茉優ちゃんは紫色が好きだから紫色。」 「いつの間に…。ありがとう。」 私の目には大粒の涙が溢れた。 ___週末 「くるみさんの状態がこれ以上悪化する前に、 手術をし、5年以内に再発しなければ完治という形になります。 手術についてお母さんはどのようにお考えですか?」 「私は母が治って元気になってくれるのが1番なんですけど、 手術にもリスクがあるから、そこが心配で。」 「お母さん、私は手術に賛成。リスクもあるけど、 やっぱりまた一緒にお出かけしたいし、 手術で治る可能性があるなら、信じたい。」 「志優…。菜優と茉優は?」 「私もお姉ちゃんに賛成。」 「…そう。分かったわ。眞月先生。手術、お願いします。」 「分かりました。」 「あの、これってくるみおばあちゃんはいつ知るんですか?」 「ちょっと志優…。」 「これは術前1週間前には伝えておく必要があります。 もちろん、くるみさんにも先日説明して、今みたいに皆さんに相談して。 そしたらくるみさんが『志優たちに決めてもらう。』 っておっしゃったので。」 「眞月先生から伝えてもらえませんか?」 「…あ。はい。分かりました。」 ___手術2日前 「くるみおばあちゃん。会いに来たよ。」 「志優ちゃん、菜優ちゃん、茉優ちゃん、優來。ありがとう。」 「うん。手術、成功して元気になったら、 くるみおばあちゃんとまた一緒にお出かけしたい。」 「いいよ。好きなもの買ってあげる。」 ___手術当日 「今から手術を始めます。」 「よろしくお願いします。」 ___5時間後 「優來さん。志優さん。菜優さん。茉優さん。 手術、成功しました!」 「本当ですか!っあ、ありがとうございます!」 「「先生、ありがとうございます!」」 ___6年後 あれから、くるみおばあちゃんの肺がんの再発はなかった。 そう。奇跡的に肺がんが完治して元気に戻った。 今は80歳になった。私は社会人になったから、 働きながらおばあちゃんと暮らしている。 「おばあちゃん、お出かけしない?」 *・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・ もはや短編小説じゃないくらい長くなってすみません! 誤字脱字あったらすみません!感想くれると嬉しいです(#^^#) 【登場人物】 ・宮本志優(みやもとしゅう:18歳:長女) ・宮本くるみ(みやもとくるみ:74歳:祖母) ・宮本優來(みやもとゆうら:46歳:母) ・宮本菜優(みやもとなゆう:15歳:双子の次女) ・宮本茉優(みやもとまゆう:15歳:双子の三女) ・眞月由良(まつきゆら:36歳:看護師)
流れ星。
山に行った。届くはずのない天を見上げればきれいな星々が光り輝いていた。 きらきら光る星の中,遠く美しく光り急いでいた流れ星を見つけて俺と弟は願いを込めた。 あんな一瞬で願い事を全部込められるのはすごいことだ。俺が願いを込め終わると弟に何を長ったのか聞いた。すると、 「このきれいな星とみんなをやさしく抱くようにまるく輝く月が、永遠になくならずみんなに届くように願った。」と言っていた。 そのあと親に同じことを聞かれても弟は何も答えなかった。 あの言葉にどれだけの思いが込められていたのか、 どうして山なんかで見た星と月がみんなに届くように願うのか、 なぜ俺にだけその願い事を話したのか、俺にはまだ理解ができなかった。 そんなことを考えたあの日だって、過去に変わる。 俺はもう大学生、弟は高校に入ったころだった。久しぶりにまたあの山へ出かけた。 前よりももっと草木が生い茂って動物たちが大勢いた。夜になった。前と同じ場所で同じ時間に、いつもの星空を見に行った。 また流れ星。懐かしさを感じながら願いを込めた。そしてループしているかのように弟に願い事を聞いた。 今度は「あの時に美しいと感じた星が、月が、みんなの心を照らし続け、僕自身のけがれとみんなのけがれを永遠になくしてくれること」 と言った。弟は、難しいことばかり願っていた。 そして今回も親に願い事をいうことはなかった。俺は弟にお前のけがれって何なのか聞いた。すると、 「僕のけがれは…まだ、言えない」 そうか?って俺は思ったけどなんでまだなのか、、、教えてくれてもいいのになっ、 あれからさらに一月が立った。弟と出かけていると、青信号の中止まらない車がいて、暴走していた。ひかれそうになった人たちを弟は何人も助けていった。しかし、やがて暴走が止まったものの、その時赤信号になっており、車を走らせた馬鹿が弟をひいた。突然の出来事だった。俺の目の前で。あんなに人の命を救った弟が、何かの間違いのように散っていった。最後あいつは一言いった。星も月も消えないよ。たったこれだけだった。 俺も一言だけ返した。「愛してる」と。そしてその夜は、いつもの月が赤く染まっていた。 終わり
いまじねーしょん?
わたしは小学6年生の兎内 小汐。妄想ばかりしている。ずっと妄想をしていたら、自分の妄想で国が作れそうな気がしてきた。妄想をするために使えない豆知識は知っているけど、学力は中の下。そして私は自分がしてきた妄想を、一つの妄想の国にまとめることにした。その国を考えていくうちに、自分だけ他の人を置いてその国を作っているような気がしてきた。そして、国を作って、かなり形になってきた時、ふと気づいた。さっきまでしていた喋り声、雑音が聞こえない。まさかと思って思考を止めると、自分が想像していた世界に立っていた。目を擦っても、私の目に映る景色は変わらない。そのとたん、とてつもない恐怖に襲われた。 自分が生きていけるような世界を作ったか不安になったのだ。自分で考えたのだから自分で思い出せばいい話だが、一度思考をとめてしまったせいで、思い出せない。私は改めて、あたりを見渡す。小さい花の生えた芝生。危険ではなさそうだ。でも何をすればいいかわからないし、何もわからない。というか、私はたくさんの生き物を想像したはずなのに、「生き物」は私しかいない。私は歩いたら他の生き物がいるかもしれない、と思い、足を動かそうとした。だけど、うごかない。そもそも、足がないように思えた。その瞬間、私が想像していた、バケモノが現れた。人を食い荒らす、恐ろしいバケモノ。私は何もできず、飛び掛かられる瞬間、目をつぶるほかなかった。意識が途切れていく。 「今回の実験も失敗でしたね。」「この生命体は、以上に想像力が高く、世界を生み出すことも可能かと思われたが、やはり事故がおきるのだな。」「もうこの星の技術はダメですね。諦めるしかないようです。」 「もう20人犠牲者が出ているからな。ムダな争いはしたくない。」「次の星にかけましょう。」 みてくれてありがとう!主人公の名前はじっさいのなまえではないです!
大好きな親友と幼なじみ
「また今日も告られたんでしょ」 私、莉子(りこ)は前を歩く斗真(とうま)に言った。 「あー?うん、これで今年入って6人目」 斗真は保育園の頃からの幼馴染。小6になった今も、こうして一緒に帰ってる。 そして会話の通り、斗真はすごくモテてる。6人に告白されるとかやばいって。 「斗真、好きな人結局だれなの?」 「フッ。そんなん言うわけねーだろ」 「教えてくれてもよくな~い?私たち幼なじみでしょ!?」 帰り道はだいたい同じ会話しかしてない。最近は斗真が告られたことについて話すことが増えた。斗真の話を聞けば聞くほど、私は不安が高まっていっていた。それもそう。私は、斗真が好きだから__________。 斗真のことが好きって気づいたのはつい最近。斗真と話してるとドキドキすることが増えて、告白された話を聞いてると嫉妬してて。でも誰にも言えなかった。 私の親友の桃香(ももか)も斗真のことが好きで。私が斗真のこと好きなのはいくら桃香でも言えなかった。 桃香は勉強が出来て、運動もできる方で、可愛くて、涙を見せない強い女の子で。誇れる親友だった。 だからこそ桃香には負けたくなかった___。 ある日桃香がこんなことを言った。「わたし、斗真君に告ろうかなって思うんだ。」 私はすごく焦った。こんな可愛い桃香、絶対OKされちゃうはずだ。でも親友の言うことだし、止めることもできなかった。 そして桃香は斗真に告白した。断られた。私は正直喜んでしまった。でも、その喜びは一瞬にして消された。 桃香が泣いていた。あの、涙を見せない桃香が。私は6年間桃香と同じクラスで、ずっと隣で過ごしてきて、泣いてる桃香を初めてみた。そして桃香は慰めれば慰めるほど、涙の量を増やしていった。 もう、喜びなんて消えた。私の心は怒りで染まっていた。この桃香を泣かせた斗真が許せなかった。何が何でも斗真の好きな人を暴いてやろうと思った。 その日の帰り道。 「斗真!あんた、私の桃香を泣かせてさ。そろそろ好きな教えてもらわないと」 「知るかよ。俺は別にあいつのこと好きじゃないから振っただけだし。ぜってー好きな人は教えないから」 「だめ、絶対教えて。今ここで!」 「教えないって言ってんだろ!」 もはや喧嘩だった。こんなに怒鳴りあったの初めて。 「じゃあなんで桃香を振ったか言ってよ。あんなに泣く桃香、初めてみたよ…。」 「だから、好きじゃないから振ったの!俺の好きな人は、おまえだから!!」 私は頭が真っ白になった。いや、あの際は 真っ赤 だったかもしれない。初めての喧嘩に加えて、こく、はく、、? 斗真の好きな人は、、、私、、?そんな、そんなはずない。私があの桃香を越した?まさかね、。 「え、?なんて?w」 「だから、。俺の好きな人はおまえ、莉子だ。」 「おまえ、ここまで言わせたんだ。俺と付き合ってくれるか?」 「そんな、、。私なんかでいいの?」 「うん。」 「わかった。いいよ、付き合おう」 そう言って、私は大好きな幼なじみと付き合った。 後日、桃香にこのことを話すとあっさり受け入れてくれた。 「莉子と斗真君、幼なじみだもんね。お幸せにね」と言ってくれた。 桃香はなんて優しいんだろう。 私、莉子はいま大好きな親友と幼なじみ、いや、彼氏がいます! _________________________________________________________________ こんにちは!初とーこーのぎゃるぴーすです!私、幼なじみ同士の恋愛がめっちゃ好きで、書いてみました! 感想聞かせてください!
【短編小説】ヒーロー
親友は心臓病だった。 死にたい私はもうすぐ死ぬ親友を望み、 生きたい親友は健康な私を望んだ。 私たちは互いに羨みあった。 1週間前、そんな親友は死んだ。 生きたいのに死んでしまう命を抱えて、 命をかかげて、私に生きろと言っているようだった。 だけど私は、まだ死にたかった。 生きたくても死ぬ人と、 死にたくても生きる人がいる世界。 それを知っても、 まだ死にたい人がいる世界。 そんなこの世界は矛盾している。 そう思ったと同時に、 親友に会いたいという口実をもとに 私は家のマンションの屋上から ヒーローとなって風をきる。 私に会いたい?寂しくない?親友。 今会いにいくからね。 ........................... ぴょこです. 感想・アドバイス等 お願いします.
同情
夏休みの作文コンクール。 僕はジェンダーについて書き、ついでに自分の心の性別や恋愛対象をカミングアウトした。 親も、先生も、クラスのみんなも、割と受け入れてくれた。 親は新しい制服を買ってくれた。 特に服装についてはあまり気にしてはいなかったが、せっかく買ってくれたのだから、着る事にした。 先生は、男女どちらも使える障害者用のトイレを使ってもいいと言ってくれた。 今の体はこれだからと、この事もあまり気にしていなかったが、なんだか使わないのも申し訳ないので使用した。 友達のほとんどが少し僕に対して気遣うようになった。 また、話した事ない人や異性の人もよく話しかけてくるようになった。 「体と心の性別が一致してればよかったのにね」 「何か変な事言われたら教えて」 「ちゃん付けの方がいいのか?」 そう心配してくる人もいれば、 「もしかしたらそういう目で俺たちの事見てたのかもよ」 「本人には悪いけど、私はちょっと無理だなー」 と言って、離れる人もいた。 なんだか僕の扱いが変わった。僕が僕じゃないみたいだ。 カミングアウトなんてしなければよかったかな。 放課後、クラスメイトとの買い物の誘いを断って1人で帰っていると、美術部仲間のケイがいた。 「なんで居んの・・・」 「お前の家行っていい?コンクールの下書きできてなくてさぁ、教えてほしいんだけど。最近お前人気者かなんかになったのか人めっちゃいて話しかけられなかったんだよね」 「母さんになんか言われそう。嫌だ。自分の家で1人寂しくやってろ」 「俺何回かお前の家行った事あるのに?」 「・・・ケイは何も思わないわけ?」 「いや、何が?」 「性別とかさ。僕、体は男だけど心は女の部分もあるし、恋愛対象に男も入るんだよ?」 「いや、今更何言ってんの?お前自体はカミングアウトする前と後で変わってないんだからさ、俺は何も気遣いとかはしないね。そもそもお前、俺の事タイプじゃないだろ」 「・・・そうだね。あんたみたいな奴は論外だわ」 「辛辣すぎる。んで教えてよ。このままだと顧問に叱られる。この借りは絶対返すから!」 頼む!と手を合わせるケイが、なんだかいつもより少しかっこよく見えた。
拝啓、星になった君へ。
拝啓、星になった君へ。 そっちは元気ですか?僕は元気です。君がオススメしてくれた会社にも入ることができて、人間関係も良く、恵まれています。 でも、君がいなくなった日から、世界の色が無くなっちゃった感じ、?笑 2011年 8月14日 病院から電話があって、何があったかと思えば君が車に引かれただなんてね。 僕の誕生日だからって「佳依がすきなもの作ってあげるね!」とか元気いっぱいに言って、君は材料を買いに家を出たんだ。 最後に聞いた言葉が「行ってきます!」になるなんて、思いもしなかった。 君と過ごしてきた時間を、もっと、もっと、もっと、大切にすれば良かった。 あの日、あの時、あの瞬間、君に愛を伝えれば良かった。 病院から電話があって駆けつけたときにはもう、君は息をしていなかった。こんなに一瞬で、もう君と話すことさえ出来なくなるなんて、思いもしなかったよ。 君は心配性だから、こんな手紙書いたら悲しくなっちゃうかもなって、ちょっと心配になってきちゃった、笑 でももう僕は大丈夫。心配しないで、? だから、君はもう僕の事を忘れて、来世では幸せになってね。それが、僕のただ1つの願いなんだ。 じゃあね、ずっとずっと、愛してるよ。 「…グスッ」 (手紙を書いた僕が泣いてどうするんだ、ッ) 「…急に居なくなって、ごめんね。佳依、愛してるよ」 その瞬間、どこからか君の声が聞こえて、世界に色がついた気がした ーーーーーーーーーーーーーーーー ちょっと意味わかんなかったらごめんなさい! 感想よろしくお願いします!
わがままなお嬢様。
「おぎゃああああ!!」 私が泣くと、 「あー、姫恋奈。大丈夫?」 母上はいつも温かく抱いてくれた。大好きで…。母上にずっとくっついていた。 私の名前は、坂田姫恋奈。さかだきこなって読むんだ。私は産まれた時から恵まれた環境だった。家がお金持ちだったからだろうか?それとも、私がわがままだったからとか?どっちにしろ、私があれが欲しいといえば、誰かが買ってくれた。私と同じくらいの歳の召使いエマは、私のことをいつも気にかけ、やりたいことをやらせてくれる。 「姫恋奈様。旦那候補の奏真様がお越しです。」 ウザイが美少女のエマ。でも、家にはお金がないらしく、私のうちで住み込みで働いている。 「通して…。」 着替えなきゃ!!奏真様は、めちゃめちゃかっこいい。あの方を旦那にできたらどれだけ幸せか…。奏真様が好きな緑色のドレスに着替え、奏真様の待つ部屋に向かう。エマが楽しそうに奏真様とお話をしている。私がきたことに気づき、 「失礼いたしました。それでは、お飲み物をお持ちいたします。」 と、出て行った。いい気味よ。エマは私のお下がりのワンピースを着ている。そんだけお金がないのだ。 「おー、奏真も来ていたか…。」 「あなた。邪魔してはいけないわよ。頑張ってね。姫恋奈。」 母上と父上が入ってきて部屋を使っていることに気づき、出て行く。 「お飲み物をお持ちいたしました。」 エマは私と違って、綺麗で真っ白い素肌を持っている。手なんかも綺麗で、その手を奏真様の前に出しているだけで気に食わない。エマが配り終わるか終わらないかくらいで、 「下がりなさい。」 と言い奏真様と2人きりになる。 「姫恋奈は、エマが好きか?」 奏真様と今日話す最初の話題がエマだ。なんだよ。金なしに…。 「なんで?エマは好きよ。だって、使えるもの…。仕事する手が速いから…。て言うか、なによ…。最初の話題がエマって…。何かあったの?」 憎しみを含めながら、奏真様に言う。エマは大っ嫌いだ。エマは使えるから、汚い仕事をしてもらうためにいる。それだけだ。 「あー、なんか…。姫恋奈がエマに冷たい気がしたから…。」 「そう。そう見えてたのね。気をつけなきゃ…。ふふ。」 あー、何が何だか知らないけどあんな金なしに貧乏神の話なんかしたくないわ。奏真様がおかえりになられる。私が屋敷の2階のベランダから見送るのに比べて、下に行って外で奏真様を見送るエマはウザイ。 私は、エマをもっと汚くすることにした。まずは、奏真様が訪れる日の前にエマの部屋に押し入り、綺麗なワンピースなどをギッタギタに切り、着れなくして他の服もまあまあ汚い服にしておいた。すると、エマは1日で洗濯や裁縫をし、もっと綺麗に仕立て上げてしまった。そして、奏真様にお褒めの言葉を頂いていた。うー、もう許さない。私は、坂田姫恋奈は、エマをいじめた。出来るだけ…。そして、エマはこの屋敷を出て行った。すると、母上に衝撃の言葉を聞かされた。 「エマはね…。本当は、あなたの兄弟なの。姫恋奈。あなたは私の子じゃないの…。私の先にいた奥様が、姫恋奈あなたを産んだ時に亡くなって、私がやってきたの。そして、あなたには明かさなかった。でもね、私はあなたが4歳の時に妊娠したの…。エマを産んだの…。でも、姫恋奈。あなたはわがままだから、許してくれないと思った。だから、エマと少しでも一緒にいれるように召使いにしたわ。あなたは、エマをいじめるけど、私はあなたが本当の子じゃないから…。実の子を守るためには、あなたを許さないこともあるわ。あなたを守ることはもうしない。」 と言うことだった。私は、ただただお金があれば、奏真がいればと、エマをいじめ続けた。そして、逆にエマは奏真や母上、父上に好かれていた。そして、私から離れていった。私がやりたい放題にし、逆に幸せを手放した。 エマは、奏真と結婚した。私は、奏真以外に好きな人ができ、その人と幸せに暮らしている。 ーフィクションです。実在(同じ名前)の人物とは関係ありません。ー
「こっくりさん。」
放課後の教室。茜色の夕焼けなんて気にしていないような、数人の女子が居た。 「ねぇねぇ、ホントにするの…?"こっくりさん"。怖いからやっぱやめようよー。」 女子高校生の集まり。その中で、一人の女子、レイが喋り出した。どうやら今からする"こっくりさん"が怖いようだ。 「こっくりさん」とは、降霊術の一つであり「狐の霊」を呼び出すと言われている。 こっくりさんをする時に必要なものは数個。硬貨「はい」「いいえ」等の文字と鳥居が書かれた紙。 硬貨の上に人差し指を置き 【こっくりさん、こっくりさん、おいでください。】 と言う。それだけである。 だがしかし、これだけにも関わらず、こっくりさんは非常に強大な霊であり、少しでも「こっくりさん」のやり方を間違えれば、"恐ろしい事"が起こると言われている。 「大丈夫だよー。ていうかあんた、マジで本気にしてんの?ないない!!」 女子高生の中のもうひとり、ルカが言った。ルカはこっくりさんを冗談のような気持ちでやっている。本気にしているレイを馬鹿にしながら、余裕の笑みを見せる。 「それじゃー、始めていい?」 ルカは紙に描かれた鳥居の上に置かれている硬貨に手を伸ばし、人差し指をそっと置いた。周りの数人も、恐る恐るだが指を乗せた。 「えーと、こっくりさん、こっくりさん、おいでください。」 ルカがこっくりさんを呼ぶ言葉を唱えた。 その瞬間。 「え…?今なんかさ、変な風みたいなの吹かなかった?」 目を見開きながら言ったのは、こっくりさんをやっている彼女たちの一人、ミキ。 ミキは霊感が強く、普段の日常でもたまに「ねぇ今なんか見えた」などと言う。 「うっそだー!だって私は何も感じなかったよ?心配しないでさ、続けちゃおうよ!」 楽観的な思考のルカは、続けてこっくりさんに質問した。 「うーん、そうだなぁ…こっくりさんこっくりさん!私に彼氏は出来ますか?」 すると、彼女達の人差し指は動き出し… [て ゛き る ] 「えー!?やっばー!今から楽しみ!」 ルカは満面の笑みを浮かべた。だがそれとは正反対に、レイとミキは怯えていた。 「いや…!もうやめようよ…やめる方法、あるんでしょ!?」 「そうだよ…!!もう嫌だ…なんか変な視線も感じる気がするし…」 レイのやめようの言葉にミキが同意。二人は完全にこっくりさんをやめたかった。 「えー!?もう、二人が言うならだけどさ…あーあ、彼氏どんな感じの人か聞きたかったのになぁー」 そうして、三人はこっくりさんを終了させた。 三人がそれぞれの帰路につき、がらんとした茜色の教室。 置かれたままの硬貨は、ひとりでに動く。 [お ま え た ち は い つ か ■ ■ ■ ]
地味系男子&無自覚美少女カップル
私、栗原 小夏。周りの子には、美少女に見えるらしい。自分自身はそんな自覚はない。すなわち、無自覚美少女というものだ。入学式の頃には、告白の行列もできたっけ。そんなことはともかく、私は、恋をしたい。中1にもなると、付き合う話が当たり前になってきた。美少女で彼氏がいないと、いろんな男子が寄ってくる。カッコいい相手も、なんだか気に入らない。 次の日。国語で使う辞書を次の学年に運んでいたとき、辞書をバラッと落としてしまった。一人で拾い上げていたら、「手伝うよ。」と誰かが拾ってくれた。一瞬、胸が締め付けられ、取り敢えず、「ありがとうございます。」とお礼で済ませた。 帰宅後、急いで、学年表を見た。いた。この男子。名前は…「山村 俊哉君。」周りの男子に向けて、そんなに目立ってはいない。でも、何だったんだろう。あの苦しさ。恋をするときに味わう感じだった。私、恋をしているのかな…。 そんな気持ちで、登校した。クラスは、一年C組。隣のクラス。廊下ですれ違うことも少なかった。でも、学年遠足で、同じグループになって、時々話すようになった。会うたび、日に日に俊哉くんのことが好きになった。そのことを、親友のメウに話すと、やばいと驚かれた。それから何ヶ月か後。急に突き当りの廊下に俊哉くんに呼び出された。「俺、栗原さんのことが好きです。」その瞬間、涙が溢れ出した。前は、男子から告白されても、嘘をついて、逃げてきた。でも、今は違う…「私もです。」こうして、私の彼氏は決定した。その情報はすぐさま皆に知れ渡った。男子は残念そうにし、私は、付き合う話に入っていけるようになった。俊哉くんは、正真正銘、私の彼氏です。 ーあとがきー どうでしょうか。ついキュンキュンする話にしてしまいました。美少女と地味系男子、なんだか面白い恋ですよね。
暑すぎる真夏の青春物語。
8月の真っ只中。最高気温は37℃以上の日が続き、蝉の鳴き声ももう聞き飽きるほどに、うるさく鳴いている。はあ、向こうの北国ならとても涼しいだろうに…。 私は忽那初(くつな うい)だ。夏休みを満喫している小6。 夏休みにも関わらず、うちの学校では部活があったり、夏祭りのダンスの練習があるのだ。私は部活には入っていないので、ダンスの練習に一生懸命に励んでいる。 ただ、私はやりたくてダンスをやっているわけではない。人数不足で仕方がなくやる事になった。本当はやりたくない。だから、正直面倒くさい。 「もう、辞めてしまいたいな」 そう思った。でも、同じダンス仲間には、仲のいい人もいる。 それは都(みやこ)だ。都は、ダンス教室を習っていて、ダンス歴はなんと6年。初心者の私なんかよりだいぶ上手い。 「ちょっと初ー。ダンスの練習サボらないでよ!あと夏祭りまで1週間もないんだよ?わからない振り付けのところはウチが教えてあげるからさ」 「ごめんごめん。ちょっと、このサビの部分難しくて。」 「そうなの。ここはこうやって…」 都は、こんな私にダンスの振りを丁寧に教えてくれた。やっぱり、上手だな。お陰で、やる気も出てきたし、__少し上手くなった気がするかも。 「はい、今日の練習はここまで!各自家に帰ってからも練習する様にね」 「初!ちゃんと家でも練習して来てよー?」 「分かったよ、ちゃんとやるから」 「初の成長、期待してるよ」 都が最後に放った言葉が、私の胸に刺さった。なんか、ませてんじゃん。先生みたいで。私も、都を見習って練習しないと。 私は、ダンスの曲を歌いながら、家に帰って行った。 「ただいまー」 「おかえり。ちゃんと練習出来た?お母さん、夏祭りが楽しみよ」 「うん、都に教えてもらいながらやったよ。前よりだいぶ良くなったと思う」 「そう、なら良かった。夏休みの中でも良く頑張っているわね」 お母さんは我が子の行事ガチ勢タイプで、授業参観や運動会、その他行事に欠かさず参加している。PTAでも次期会長候補にもなっているのだ。でも、そんなお母さんがなんか恥ずかしい。 「なんか、まだ先の話なのに緊張してきた…」 3日後の当日。とうとう夏祭りの日がやって来た。 「おかあさーん、きんぎょすくいやりたーい!」 「射的やろうぜ」 夏祭りに来ると、早速賑わっていた。全方向から、楽しそうな声や太鼓の音が聞こえて来る。盆踊りをしているのだろうか。 おじさん達が神輿を担ぎ、町内を歩き回っている。お偉いさんが来て、何か話をしている。カラオケ大会もあり、担任の先生が熱唱していたり、仲のいい子が歌っていたりしていた。 担任が熱唱していたのは、なんか笑える。 この日は、都と先に祭りに来ていた。 「まだ始まったばかりなのに、もう人がいっぱいだねー」 「人集まるの早いなぁ」 私達も、ダンスの時間になるまでは、お祭りの屋台で色々食べたり遊んだりした。やっぱり、夏は暑いけど楽しい。 あれこれしている内に、いよいよダンスの時間が来た。 「初、今までやって来た事をここで生かすんだよ!少し間違えてもいいから、踊り切って!!」 「うん、私頑張る!!」 『次の部は、片桐小による、夏祭り爆盛り上がり、爽快ダンスの披露です!皆さん、手拍子でダンスを盛り上げてください』 アナウンスが流れたあと、曲を流そうとしている人が見える。心臓はバクバクしていた。この大衆の中で間違えないかと。お母さんも丁度来ていた。でも、都の言葉を思い出した。 「少し間違えてもいいから、踊り切って!!」 そうだ、とにかく踊り切るんだ。迷ってるだけ時間の無駄だっ! (もうすぐ始まる) 曲が流れ始めた。最初のターンは、上手く踊ることが出来た。そこからも、順調にミスなく踊る事ができ、いよいよ1番難しいサビに入る。 (来るぞ来るぞ!) とても難しい足のステップ、腕を振る時のキレ。今までは全然出来なかったのに、今日は面白いほど思う通りに体が動く。緊張して固まる顔も、だんだん笑顔になって来てやる気もぐんと上がっていった。そして、曲が終わる。 観客からは、大勢の拍手を送られて、「良かったよ」というコールも貰えた。なんだろう、とても嬉しい…。 「初ー!!とても成長したじゃん!アンタのダンスめっちゃ良かったよ。ウチびっくりしちゃったよ」 「都が丁寧に細かく教えてくれたからだよ。ありがとう」 さっきまでとても暑かったのに、今はとても涼しい。 本当に、爽快だね!!!
少女の決意
駅のホームで、心臓をバクバクさせながら電車を待っていた。 先ほどから、電車が来ても怖くて動けていない。電車は10本ほど見逃したから、30分ほどここにいる計算になる。 早くしなくちゃ、と焦れば焦るほど足が動かなくなる。 ここから動かなきゃ、と思えば思うほど体が重くなる。 私は、不登校だ。 “起立性調節障害”という障害を持っていて、学校にはお昼頃から登校することが多かった。 それでクラスにも馴染めず、症状も悪化して不登校になった。 不登校になってからは、家族には心配や迷惑をかけっぱなし。 そんな自分に嫌気がさして、駅に来た。 駅につけば決意も固まると思っていたけれど、全くここから動けない。 真っ昼間に1人で突っ立っている女子中学生というのは案外目立つもので、先ほどから大学生と思われる若い女性からじろじろ見られている。 次こそは、いかなきゃ。 通学鞄をぎゅっと握り、電車が来るのを待つ。 足は震えて、真夏なのに寒気がして時折震えてしまう。 次は絶対にいかなきゃ。次の機会は絶対に逃しちゃだめだ。こうやって電車を待っている間に、決意が揺らいでしまうかもしれない。 そう考えれば考えるほど頭がくらくらしてくる。学校のことや親のことを考えると自然と涙が出てくる。 いかなきゃだめ、いかなきゃだめ、いかなきゃだめ、いかなきゃだめ。 そう自分に言い聞かせるうちに過呼吸になってしまう。 深呼吸をして、一旦落ち着いてみる。 大丈夫、ここから動くことができればすぐなんだから。 大丈夫、いま頑張ればすぐなんだから。 大丈夫、大丈夫、大丈夫…… 『まもなく、○番線に、電車が到着します。危険ですので、黄色の線までお下がりください。』 アナウンスを聞いて顔を上げる。 すぅーっと小さく息を吸い、そこから歩き出す。 大丈夫。そう自分に言い聞かせ、目をぎゅっとつむりながら、ホームから一歩踏み出した。
私の彼氏は
私は赤羽咲良(あかばねさくら)高校2年生 私には彼氏がいる 彼は私にとってヒーローだ でもその彼は今、入院していて目を覚まさない 「目を覚ましてよ・・・」 『過去の話』 私はごく普通の中学3年生で彼氏がいた 名前は、赤坂柊斗(あかさかしゅうと) 彼はとても優しい、だから密かにモテる 私は彼のことが好きな人にしょっちゅう呼び出された 「なんであんたが赤坂くんと付き合ってんの!?全然釣り合ってないわよ!さっさと別れなさいよ!」 釣り合ってないのなんて私が一番わかってた、でも 「別れないよ」 「はぁ!?なんだとっ!」 殴られるかと思ったら 彼に助けられた 「おい、なにしてんだよ!」 そう何回も助けてくれた でもある日、、、 突然呼び出されていつも通りの受け答え そのはずだったのに、、、 「・・・アンタがいなくなればいいんだ」 そう言って私を階段から突き落とした 「えっ」 その時私は死ぬことを覚悟した だけど、 「咲良!」 柊斗の声がして気づいたときは柊斗が血を流して倒れていた 「えっ」 私は理解が出来なかった 「おい!救急車!」 そう誰かが叫んだ すると徐々に何が起こったか理解した 「私を庇って?なんで・・・なんで!柊斗!」 そう泣き叫ぶことしかできなかった そして気を失った その後病院で目を覚ました 柊斗は手術をしたが目を覚ます確率は低いそうだった 私は学校に行けなくなった 高校は柊斗が行きたがっていた所にした そこには同じ中学の人はいなくて安心した 私は部活には入らずに毎日柊斗のお見舞いに行ったそして学校での出来事を話していた でも柊斗は目を覚まさなかった 『過去の話終わり』 『そしていま』 もう柊斗が目を覚まさないことが本当に辛くて泣いた 「柊斗、目を覚ましてよ、話したい事たくさんあるんだよ」 と言ってそのまま寝てしまった 心地よい 誰かに撫でられている気がした 誰だろう !もしかして・・・ そう起き上がると、、、 柊斗が起きていた 「えっ柊斗?」 「そうだよ」 私が好きな優しい声 「本当に?良かった、本当に、」 私は嬉しくてたまらなかったそして泣いてしまった 「柊斗、大好き、」 そう言うと 「うん、俺も大好き」 そう返してくれた 本当に良かった あなたは私のヒーロー
俺の担任は「悪魔」でした。
俺は現在進行形で反抗中だ。 何故かって?先生たちが理不尽だからだ。俺のことを止める先生たちはいない。みんな怖がってるそう。因みに俺の名前は「夜月 李夢(よづき りむ)」だ。 俺は今日の授業中も抜け出して、コンビニへと来ていた。大好きなアイスを買って、近くの公園で食べるとしよう。 街は卒業や進学・進級ムードが漂っている。…まぁ、俺には関係ないんだが。来年から受験生?んなことわかんねーよ。 この時の俺は何が起きるのか、知る由も無かった。 季節は巡り、俺は晴れて中3となった。クラスは3-9だ。俺の学校は10クラスまである、いわばマンモス校という奴だ。 さーてと、担任は誰だろうか… 「3年9組の担任となる先生は、牧原 晴(まきはら はる)先生だ。では自己紹介を。」 「はい。私の名前は牧原 晴と申します。ハル先生とでも、呼んでください。担当教科は理科です。仲良くしてくださいね?」 なんか、異様な雰囲気がするな…。まぁ、俺には敵わないだろう。 こうして俺の中学校最後の生活が幕を開けた。 さーてと。退屈な授業を抜け出すとするか…最初の授業は、なんとも退屈である理科だ。実験の時はまだいいのだが、考察なんてさせるなよといったところだ。では、抜け出すとしよう。 俺は教室を飛び出して、数分経った頃にはコンビニでいつものアイスを買って公園に来ていた。やっぱりアイスはうまい。 俺がアイスを食べ終え、スマホを見ていると、後ろからガシッと肩を掴まれた。 なんだ?と後ろを見るとそこにはあの担任が。 そうか。この人、新卒の教師だった。俺のこと、知らないんだ。仕方ない、分からせてやろう。 「なんだよ?俺、今スマホを見てリラックスしてたんですけどー?何か文句ですかー?先生?」 「なんで、授業を抜け出してスマホを見ているんですか?今は学校の時間ですよ?」 「授業なんて退屈なだけだろ?先生はさっさと学校に帰って授業をしてればいいんじゃないですかー?」 「夜月さん、今は学校の時間なんですよ?なんで抜け出しているんですか?」 「先生に関係あるかよ。てか、ずっと笑顔で敬語なのやめろ。吐き気がする。」 「じゃあ、辞めてあげますよ… ''早く戻れよ。李夢?''」 口調を変えた先生は、もう先生の顔ではなかった。 「早く戻ってこいよ。俺がお前の悪魔になってやる。」 そこから、俺の意識は途切れた。 「ん…」 俺が目を覚ますと、白いベットにいた。保健室か? ということは、学校に戻されたってことか… 「李夢、目覚めたか。ここが学校だってわかるな?」 「はい…」 「俺、今からお前が元に戻るように指導してやるよ?」 「は?何言ってんのアンタ。」 「さっき言っただろ?俺が『お前の悪魔』になるとよ」 「ふざけんな。お前に何ができるっていうんだよ?」 「まぁ、俺が立ててる計画としては、お前だけ特別指導ってことで、放課後、みっちりやっていこうと思ってる。」 「はぁ?!いくわけないだろ!」 「俺がそうはさせない。覚悟しとけよ?」 先生がニヤリと笑った。 この時から何回も逃げようとしたが、それを何度も阻止され、何時間もの説教だ。先生はマジで悪魔なのかと錯覚したくらい。 ある日先生が聞いてきた。「李夢は、なんで反抗するようになったんだ?」と。 俺は、ただ人が嫌いだった。明るい世界にいる人達が、暗い闇の世界にいる俺を救ってはくれないと。わかってしまったんだよ、俺は。俺はひとりで生きていくしかない、と。俺が知らないうちに言葉となって出てきてたらしい。 「李夢、そこは間違えるな!なんで1人で生きて行こうとするんだ、よ…。お前は…!」 そこに居たのは「先生」でも「悪魔」でもない、俺と同じ「闇を抱えた人間」だった。 「俺も、お前みたいな中学生だった。何度も抜け出して、何度も怒られ、ただ聞く耳を持っていなかった。そんな時、俺の前に1人の先生が現れた。その先生は俺に色々教えてくれた。生きる意味を。勉強の大切さを。社会で生きる術を。全て教えてくれた。だから俺は教師を目指したんだ。『俺みたいな奴がいたら必ず助けよう』と思って。」 そんなこと初めて聞いた。まさか、あの先生がそんな人だってことを。この時、俺に初めて夢ができた。「教師」という夢を。それから俺は猛勉強した。教師になるために。 「皆さんこんにちは。3-7の担任になりました、夜月 李夢と申します。よろしく。」 見ての通り俺は、晴れて教師となった。担当教科は理科だ。 「授業はじめるぞー」 俺がそう言うと早速授業を抜け出す奴がいた。さーてと捕まえるか。 「なんですかー?先生?」 「お前…」 「は?」 「''俺がお前の悪魔になってやるよ''」
恋する乙女は、少女剣士
私の名は、多剱 刃。(たつるぎ やいば)14歳の少女剣士だ。今時、学校にも行かず数々の鬼や妖怪と戦っている。そんな私には、好きなやつがいる。同い年の、刃 剣士(やいば けんと)だ。ぶっきらぼうだが優しいし賢いし運動神経も良いし顔も,,,,悪くはない。「おい、刃。行くぞ。」今日は、剣士と一緒に任務だ。「ほら、足元暗いから気を付けろ」まただ。剣士は、私を子供扱いする。私も14歳になったのだ、子供扱いはいい加減やめてほしい。「もう!分かってるわよ!」今日の任務の内容は狐の妖怪を倒すこと。私が一人で、倒せば剣士も子供扱いはやめるだろう。剣士の声を無視し一人でスタスタと先に進んでいく。「!?おい!刃、前!」剣士の声で前を向くとじぶんの30倍近くもある、妖怪玉藻前(たまものまえ)がいた。ギロりと睨まれ、私はその場に座り込んでしまう。腰が抜けて動くことができない。「刃!」フワリと私の体が浮遊感に包まれる。「剣士!?」私は、剣士にお姫様抱っこされ、端に動かされる。「なにやってんだ!死ぬところだったぞ!」剣士に、言われ目から涙が溢れる。「なに泣いてるんだ!?」「け、剣士,,,,。」「あ~もぉ。,,,,一緒にやるぞ。」「うん!」剣士に出された手を握り立ち上がる。二人で、一緒にジャンプする。「「いっけー!!!!!!!」」二人の、渾身の力で剣を玉藻前の首にあてる。ズバッ。「き、切れた。倒せたんだ!ねぇ、剣士,,,,」あ、でも、此じゃあまた剣士に子供扱いされる,,,,「なぁ、刃。」「,,,,なに。」剣士が、私を見つめる。こんなに、剣士の顔をしっかり見たことなかったな。「俺、お前が好きなんだ!」「え!?」私の両手を握り、剣士は言った。「お、俺と付き合ってくれるか?」「,,,,うん」私と剣士の顔は真っ赤だった。 「懐かしいな~。」「そうね。昨日の事みたいよ。」「なぁ、刃。」「なに?」くるりと刃は、振り返る。チュッ。刃の口に柔らかい何かが触れる。リップ音が刃の耳に響く。「ちょっ、剣士!?」「俺と結婚してくれるか?」「,,,,勿論。」 それから数年後…… 「なぁ、刃。」「なに?」「愛してる。一生な。」「,,,,うん」仲良く歩く刃と、剣士の左の薬指には光輝くリングがはめられていた。 end…… コメントよろしくね! 初投稿なので、誤字脱字あったらコメントお願いします。