短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
恋情
「労咳?」 私は自分の顔から血の気が失われてゆくのを感じた。 労咳、それは治せない病気だ。 武郎(たけろう)は頷いた。 「そう。だから、もう会うのはやめよう。清にうつるかもしれないし、俺は父上から清(きよ)と会うのはやめろと言われている。武士が医者の娘の会うのはやめろと。武士は武家の娘と結婚する。医者の娘とは結婚しないと」 武郎は儚げに笑った。 「ねえ、戦いになったら、戦いに行くの?」 街を歩いていると、薩長の動きや幕府の動きが耳に入ってくる。それは事実かどうか分からないものばかりだけど、両者とも不穏な動きをしていることは確かだった。 病身の武郎は戦いに赴くのだろうか?帰ってこられるだろうか?私は武郎に、恋人に会えるだろうか? 「行ける状態なら行くさ。武士ならね」 武士、か……。武士でない私には武士の覚悟は想像することしかできない。壮絶で、とても尊い覚悟なんだろうなとしか思えない。せめて、武家の娘なら。武家に生まれていれば、もっと実感することが出来たのだろうか。武家に生まれていれば、武郎と結婚できたのだろうか。武家に生まれていればもう少し、武郎を引き止められたのだろうか。 「……ねえ、私の病院に来てよ。お父さんが治してくれるかもしれない」 かもしれない、どころじゃない。きっと治らない。そもそも、武郎と私の馴れ初めは武郎がお父さんの病院に咳が止まらないと来たのがきっ掛けだ。その時にはすでに、武郎は労咳だったに違いない。 労咳を治せなくても、武郎を引き止めたかった。武郎を引き止めるすべはもうこれしか私には残っていないから。 「それは出来ない。父上が止めるさ。俺は別の医院にかかるよ」 武郎の決意は固い。武士としての覚悟や、私を思ってのことでもあるから、言い返せない。 私は上を向いた。涙がこぼれないように。 泣くことは武郎の決意と想いを冒涜することだ。 泣くな。堪えろ。 そう思うのに、涙は膨れ上がる。 武郎は黙って私の前から姿を消した。 武郎の足音が聞こえなくなると、私の目からは涙が零れ落ちた。 その事実にさらに涙が転がり落ちる。 私は蹲った。 泣くな。堪えろ。 それなのに、そう思うのに、涙は止む気配を見せなかった。 半年後、私のところに武郎のお父さんから書簡が届いた。そこには、“武郎は死んだ。最期は清ちゃんを呼んでいた。”と書かれていた。 武郎のお父さんを責める気にはならない。言っていることはもっともだから。 責めるとしたら、労咳だ。 視界が涙で馴染んでいく。書簡に涙が一粒、浮かんだ。 あの時のように、涙は止まらなかった。 後に言う戊辰戦争が勃発したのは一月後のことだった。 私には前世の記憶が物心ついた頃からある。 清という幕末から明治を生きた女性の記憶。清さんは武郎という武士と恋仲になったけれど、それは悲恋に終わった。清さんは生涯独身を貫いた。 大抵の人には前世の記憶が無いと知った時の衝撃は今でも忘れられない。 それから暫くは自分はおかしいのだろうかと苦悩した。 いつからか、私は武郎さんに会うことを切望していた。 俺には前世の記憶というものがある。 武郎さんという幕末の武士の記憶だ。武郎さんは清さんという女性と恋仲になったけれど、武郎さんは労咳という、今で言う肺結核にかかって十六歳で死んでしまう。 大抵の人には前世の記憶が無いということを知った時の衝撃は今でもありありと思い出すことができる。 それから暫くは自分は異常者なのだろうかと思い悩んだ。 そして、気づくと俺は清さんに会いたくなっていた。 二十四歳の男女二人は道端で会うことを望んでいた人物に出会った。 男の名は武(たけし)、女の名は清子(きよこ)と言った。 二人は一目で互いのことを武郎、清だと悟った。確信といったほうが正しい。 二人は互いのことを認めると、涙し、同時に言った。 「武郎さん、会いたかった」 「清さん、会いたかった」 と。 男と女は互いのことを、一目見た瞬間に好きになっていた。
あなたが残してくれた贈り物
地球から何億光年離れた場所に、ヨフリ星という星がありました。 その星は、今深刻な感染症が流行していて、何百万人といた星の民は、今や百人もいませんでした。 その感染症は、直接人から人にうつることはないものの、感染してから1日も経たないうちに死んでしまうのでした。 ミリナは、もう疲れていました。親は自分が産まれてすぐ死んでしまったらしく、身寄りもなく1人で生きていました。小さな頃は、ある夫婦の家にいましたが、12才でその家を出ました。 そして、もう星の民が50人以下まで減った時、すべての民があるシェルターに集められました。もちろんミリナもその1人でした。その間にも感染症は容赦なく人々を襲いかかり、ミリナの胸には不安ばかりが募りました。 そんな時、ある1人の少年と出会いました。その少年はアルトといい、その出会いが、誰にも溶かせないほど凍りついたミリナの胸を溶かしていきました。そして、ミリナはアルトに好意を持つようになりました。そして、2人は付き合うことになりました。アルトと過ごす時はとても楽しく、1度、キスをしたのもあって、距離はとても縮まりました。その時、2人は20才目前でした。 ただ、そんな生活も長くは続きませんでした。アルトが、感染症で亡くなってしまいました。ミリナは、毎日泣き続けました。そして、とうとう1人ぼっちになりました。ミリナは、星を出ました。そして、アルトが残してくれた、贈り物に気付きました。そして、ミリナは呟きました。 「アルトが残してくれた2人、大切に育てるから、安心して。」
とある死神の呟き
お、こんにちは!私は葉月! ごめん急に。君と話したいことがあってさ! ……え、初対面だろ自己紹介しろって? えと…わたしの名前は天地葉月。 地獄に住んでんだ。 とは言っても罪人を裁く所じゃなくて、地獄で働く、元は天国行きの人たちが住む地区にね。 デメリットは暗くてジメッとしているとこくらいしかない。 街の人たちは明るく、屋台が毎日ズラっと並んでていい所だよ~。 君も住むw? …あ、ごめん本題に戻すね! そんな地獄にも学校があってさあ。 私はその学校の生徒。友達は個性的で面白くって…。 あ、君にも紹介してあげるよ、私の親友たち! 「いえい!おはよう葉月!」 そう声をかけてくるのは、サンって言う明るい女の子なんだ。 目は太陽のようなオレンジ色で、真っ赤な唇からは鋭い牙がのぞいてる。 彼女は、吸血鬼で… 「ハロ~!」 親友の二人目は 真っ青な肌と肌に浮き出ている赤い血管、そして頭のツノが特徴的な、可愛い系男子のゾリオ。 彼は、青鬼なんだ。 更にねえ。 「おはよ。」 最後に、エメラルドグリーンのきつめの目をした女の子。 見た目は人間に近いけどなんと彼女は… 「おい閻魔、テンションあげようぜ!」 「閻魔って呼ばないでよ…」 そう、彼女、閻魔様なんだ! カリスマオーラ半端なくて、なぜか女子にモテモテw 怖そうだけど優しいよ。 んで、こっからが本題なんだけど…。 こーんなに違う三人だけど、そんな三人含めた地獄の住民全員が不思議がってることがあるんだ。 「なんで地上の人間たちは同じ人間という生き物に対して平等じゃないんだ?」 なんで関係ねえお前たちが気にするんだよ、とか思った? だってこんなにいろいろな生き物が共同生活している地獄は平等な社会なのに 人間の社会ときたら 肌の色、貧富、見た目、とかそのくらいで差別する社会なんだもの。いじめとかもそう。 私たちにとって不思議すぎてしょうがないのもわかるでしょ? だから人間である君に教えて欲しいな、って。 君は、人間でしょ? みんな私の答えを待ってんだ。 ……え、なんで皆が私の答えを待っているかって? 私、死神なんだ。 地獄で唯一人間と関わる仕事でさ。ほら、今も君と会話できてるだろ? だからさ、君なりの答えが参考として聞きたいなーって。 難しいのはわかってるけどさあ。 私の宿題(笑)、手伝ってくんない? ね、そこの、君。 ~あとがき~ こんにちは!DJ arya?です! 地獄の死神からむっっずかしい質問をされた皆さん、自分なりの答えを死神の葉月に答えることはできますか? …私は多分彼女たちの様な平等な社会に住む人たちを満足させられる答えは出せません。 これを通していじめの異常さや、「平等」の難しさを感じてもらえたら嬉しいです! 感想よろしくお願いします~
命
私はトキワ、旅する写真家。 四季折々の美しさを写真に、 その写真から人々に感動を。 今日は随分遠くの田舎町に写真を撮りに来た。 私は小さい頃から都会育ち。 なのに儚い命が好きだったんだ。 旅行に行くのが好きだった事も。 人とは違う命もある。 動物にも植物にも命がある。 宇宙は大きく広く、私もその一部だ。 ーーーーーーーーーー 「いらっしゃい」 「こんにちは。」 「遠いのにわざわざありがとう」 「こちらこそ。」 今日は民宿に許可を頂き泊まることに。 「おばあさんは、命は好きですか?」 「命かい?」 「私ぐらいの歳になると周りの人達はどんどん先にいなくなるさ。」 「私はあまり好きじゃないなぁ。命には限りがあるし短いだろう。」 「私は、命に限りがある事も、命の良さだと思うんです。」 「そうかぁ」 「まぁ確かに、限りがなかったらつまらないかもだなぁ。」 「だから、一つの命をシャッター越しに残したいんです。」 「今、生きているよ。ここにいるよ。という証を。」 「はっはっは。良いじゃないか。私の事も、シャッター越しに残すかい?」 「有難うございます!」 カシャッ 「その写真は、嬢ちゃんがもっていてくれよ。」 「はい、分かりました」 ーーーーーーーーーー 「おばあさん、人は人が傷つくような事をするのはどうしてですか。」 「うぅん。自分の欲求じゃないかい?勝ちたい、地位を確保したい。」 「邪魔者をいなくしたら、その人はさらに強くなるのと同じだろう。」 「おばあさん、人が争うのはどうしてですか。」 「広い心がないからだよ。ただ、目の前の勝利を掴もうとする。すると必ず苦しむ人が出る。」 「おばあさん。」 「…なんだい?」 「私、もう泣きたくない。寿命じゃないのに。その人はもっと生きて良いのに。命が可哀想。」 「そうだなぁ。」 「人と人との争いをなくすのは、難しいかもだな。でもな、しなきゃ良いんだよ。」 「お婆ちゃんとの約束だよ。悲しくなったらさっきの写真を見な。」 「生きとし生けるものをシャッター越しに残す、嬢ちゃんのやりたい事なんだろ?」 「…はい!」 ーーーーーーーーーー …数年後 私はトキワ。今も写真家だ。 私はあの時の写真を眺めている。 おばあさんがニコニコ笑っている写真だ。 私はあの時の言葉が今の宝物だ。 ''生きとし生けるものをシャッター越しに残す、嬢ちゃんのやりたい事なんだろ?'' 私は今日も、命を撮りに、歩み出す。
江戸に行ってしまいました。
問一。ここはどこでしょう? 答え。分かりません。推測では江戸時代かと。 問二。ここから現代へ戻る術はありますか? 答え。あるかもしれませんが、それが何かは分かりません。家に帰った瞬間、突然、ここに来てしまったので。 問三。衣食住は保障されますか? 答え。行動してみないことには分かりません。携帯小説などでは保障されることになりますが、そんなにうまくいくはずがないので。言葉も通じるかどうか分かりませんし。 問四。ここは江戸時代のどこですか? 答え。風景や言葉を聞く限り、関西辺りかと。 問五。江戸時代に詳しいですか? 答え。それなりに詳しいと思います。 私は自問自答を終えると、木陰から立ち上がった。 携帯電話をスカートのポケットから出すと、表示は圏外だった。 とにかく、服をどうにかしよう。 この時代にこの服じゃ目立つ。私は徳川慶喜や土方歳三じゃない。 うーんと、自分と体格が似てる女の人から着物を盗むか。髪型はその後だ。髪を切る前で良かった。 現代のお金はこの時代じゃ通用しないし。 でも、人の道理に背くようなことはしたくないんだよな。この時代なら盗賊とか当たり前なのかもしれないけど。戦国時代は殺人が当たり前だっただろうし。 私に気づいた男の人がこちらに歩いてきた。 私は男の人に突進し、体育で習った柔道の技で組み敷いた。 携帯電話の充電器で両手を縛り、お金を探す。 お金が見つかると、私はその人を解放した。 男の人は真っ青になりながら走っていった。 着物の着方は分かっていた。家が呉服屋をやっていて、幼い頃から着物の着付けについて教わっていた。 周りの人からの視線を集めながら、男の人から奪ったお金で着物と草履を買って、着替えようと最初にいた木陰に戻ったその瞬間、私は白い物に包まれた。 私は玄関の前に立っていた。 下を見ると、砂ではなくコンクリートの上に靴が乗っていた。 良かった、現代に戻ってきた。 ほっとして、私は靴を脱いだ。 右手には着物、左手には草履。 どうやってお母さんとお父さんに説明しようかと思いながら私はリビングに行った。 「おかえり、竹乃(たけの)。その着物と草履はどうしたの?」 お母さんがそう言った。
君は、私のヒーローだ。
生きる意味がわからない。 それを誰かに聞くと 「昨日なくなった人の分あなたは生きなさい」 「諦めないで生きろ」「がんばれ」 そんな綺麗事は求めてないんだよ。 もう頑張ったんだよ。諦めないで頑張ったんだよ。 でもそれが苦しいんだ。 毎日毎日、期待ばっか。途中で夢が変わっても後押ししてくれない。 言いたいことを我慢する日々。 どうしたらいいの? もう、いっそのことくらげになって消えたい。否 消えてしまいたい。 友達とかに聞いても、綺麗事ばっか並べて、、、 誰かしらに聞いても、綺麗事、綺麗事、綺麗事。 人間って、綺麗事しか言えないのかな? 親に言ったら、「なんであんたは゛普通゙じゃないの!!??」 って帰ってきた。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 普通じゃなくてごめんなさい、、、嗚呼、普通になりたい、、、 そんなこと思いながら猫かぶりする。 そんなときだ、君が現れたのは。 君は、私の話を聞いてくれたよね。 その時に、君は 「そうだったんだね。たくさん頑張ってきたね。偉かったね。でも、もうむりしなくていいんだよ。君が悪いんじゃない。僕と一緒にゆっくりやっていこう。もう、君は一人じゃないよ。」 どれだけこの言葉を待ったことか。他の子に言われた言葉よりこの言葉の方が私の心にゆとりを持たせてくれた。 あれからどれだけの時が過ぎたのだろうか。 君のおかげで私は立ち直れた。君は私のヒーローだ。 私は今、君の隣にいる。君は私のヒーロー、今では大切な人だ。 君が困ったら次は私が助ける。 今度は私がヒーローになる。 そう思いながら、桜が舞う並木道を二人で手をつなぎ、桃色の花の中へとあるいていった。
やまない雨と三丁目
この町は100年の間、雨がずっとずっと降っている。 大雨というわけもなく、ずっと同じくらいの雨が降っている。 僕の名前は霧矢 つかさ 14歳の中学生だ。列車で学校に通っている。 この町にだけ雨が降り続いている。 もともとこの町は島で、僕ら住民は旅行の時に晴れを見たこともあるし、そんなにここが嫌いではない。 この町は霧雨町といって、霧雨神社のある土地。 霧雨神社は三丁目の真ん中にあって、雨をつかさどる神社。 三丁目の住民はみんな孤児で、僕もその一人だ。みんないつも笑顔だった。 僕達は1日1回朝6時に神社に行ってお祈りをする。 いつも僕はヒナタという子と、リオンという子と一緒にいる。 ある日神社に行くと、いつもいるはずのリオンがいなかった。 少し待つと、風で一つの巻紙のようなものが落ちてきた。 ふと開けると、リオンそっくりの女の子、ヒナタそっくりの男の子もいた。 それに、三丁目の子供たちにそっくりの子もいた。でも、そこに僕はいなかった。 そして、巻紙をずっと眺めていると、誰かに押されて、気を失ってしまった。 目を開けると、みんながいた。 リ『私の話を聞いてほしいの』 つ「何?」 ヒ[この町に雨が降り続ける理由がわかったんだ] つ「本当に?」 リ『うん。 霧雨町に雨が降り続ける理由は、十年に一度、三丁目の子供を天にさづ…ける…こと』 リオンの声に徐々に泣き声が混じっていった。 つ「それはどうにかならないの?」 ヒ[どうにもならないみたいだよ] つ「そんなぁ…」 ヒ[一人が残って、それ以外の子供が生贄になるか、一人が生贄になって、それ以外の子が残るか、どっちからしい] つ「じゃあ、僕が生贄になるよ」 リ&ヒ【駄目だよっ…っ】 僕は二人の意見を無視して、天に言った。 つ「僕が生贄になるよ。だからみんなを助けて」 〔わかった〕と天から声がした。 そうすると僕は宙に浮いた。 二人は「いかないで」と言っている。 そんなの無視して僕は天に行く。 そして、またみんなはいつもの日常に戻った。
リア充?…ああ、私のことね。【短編小説】
「ねえ、2組の亜美、杉田くんと付き合ったって」 「…え、まじ?」 とある共学高校の教室。 私たち非リア連合軍は、教室の片隅にひっそりと居座っていた。 「えー!亜美は仲間だって思ってたのにー」 「仕方ねえよ。みんなそうやって大人になっていくんだよ」 「だってなるみん~!」 …私、なるみんこと吉田成美は、この非リア連合軍のリーダー。 生まれてこのかた恋愛に全く関わって来ずにここまで来ちゃった、可哀想な人間。 「まあ最初はみんなそうだよ。悟りを開け、悟りを」 「え、悟り?」 非リア連合軍は、非リア5人で形成されている。 私と、もう4人。 男運に悪い、ヨッシーこと岸田由乃。 二次元に恋してきた、はるること春山瑠衣。 いつか王子様が現れると信じてやまない、チッちゃんこと仲村千夏。 そして、新人のコノこと富岡好未。 私たちは、恋愛に興味はあるし、男子にも興味はあるけど、関わることができないそんな連中なのだ。 「あっ!ほら見てよ、何あれ。見せつけ?」 ヨッシーが睨むように見つめる。それに釣られて四人もその方向を向いた。 そこには、亜美と杉田くんが手を繋いで歩いている光景が。 しかも恋人繋ぎ。 「よく堂々と歩けるよね。廊下の真ん中」 コノが悪意を込めて言った。 「それなw」 「お札でも立ってたんかな。『このはしわたるべからず』的な」 「一休さんかてw」 これは私たちのいつものノリ。非リアっぽいっしょ? 可哀想?……言わんといて!! 「今日カラオケ行こぜー」 チッちゃんがいつものようにそう言う。 「おけおけー」 「…しゃあ!アニソンめっちゃ歌ったるわ!」 二次元大好きなはるるが、早速気合いを入れ始めた。 「いや、そこはラブソングっしょ」 「思いっきりロックで良くね?」 「「いやロックはない!w」」 そうそう。このノリ。 ……あれ。私、今一瞬思った。 『なんだかんだ言って結局、これがいちばん楽しくない?』 男子の前だと緊張しすぎて全く話せないもん。 ___これが青春でも、悪くないかも。 「っしゃー!ラブソングメドレー歌うぞー!」 「「「おーー!!」」」 「えー私クラシックがいー」 「いやなんで!?ってか歌詞なくない!?」 …恋愛ばっかりが青春じゃないよね? 男子とドキドキロマンチックだけがリア充じゃないよね? こうやって友達と笑い合えてるうちは、私だって「リアルに充実」してんじゃない? ……ほら。そこの君も。 笑って楽しく生きてるうちは、全然『リア充』なんじゃない? __END こんにちは!嵐翔です!初投稿です! みなさんも何度か「非リア」とか「リア充」とか聞いたことありませんか? 私はものすっごく聞くんですよ。 …でも、その意味って人それぞれであって、みんなそれぞれに「リア充」してんじゃないかなって思います。 「私は非リアだから…」とかそう思わずに頑張ってください! この私がいつでも背中を押して差し上げます! 題名のように、自信を持っていただければなと思います!! 以上です♪
俺の部屋にある彼女の指輪【恋愛短編小説】
今まで、いくらでも好きに言って、 全部受け止めるから、なんて言ってきた。 けど俺がただ1つだけ甘えるならば、、 さよならだけは言わないでほしい。 出会いはちょっとしたクラブで。 疲れていたから入った、っていう 単純な理由をお互いに明かし意気投合。 こういう関係になったのは徐々にだけど、 それもまたいいと思っている今日この頃。 「あれ、私の指輪知らない?」 『そこ置いてなかった?』 「ないんだけど…」 『え、どこか落ちたとか…?』 彼女を相手にする時は優しめに。 でないと離れていってしまいそうで。 「んー、なさそう、、」 『ウチ、、泊まってく?』 「、、ごめん。最近心配されてて…」 『そっか、じゃあまた』 「ん、ばいばい」 そう、彼女は絶対にまたね、と言わない。 それって俺への挑戦状かな、なんて。 『またね、は?』 抱き止めて催促してしまうのは、 俺から彼女への挑戦状。 「ふふ、言えるなら言いたいのに」 急に憂いのある表情するから それにも見惚れて、結局俺は彼女には勝てない。 「じゃあね」 『うん、』 案外別れはあっさり来るもんで、 それから彼女からの連絡はなかった。 今でも俺の部屋のベットサイドチェストには ダイヤが輝く指輪が入っている。 『あいつなんかやめて俺にしろよ、 なんて言えたらなぁ』 ー*ー こんにちは。 私、キラキラした恋愛よりも日常にありふれていそうな切ない系で男の人を書くのが好きなんです。 需要があるかわかりませんが、、笑 バットエンドというか、、そもそも論? 元から恋なんてしてはいけなかった関係とか。 根っからのやつが好きです。 それに憧れてたりもします、、笑 話逸れましたが、感想待ってます。 おためし期間終了、寂しいです。。
泡王国vs水王国
ここはどこの家にもある、あの場所でのお話。 ここは家の中のどの場所か、想像しながらお読みください。 今日も泡王国と水王国の戦いが始まった。 「泡軍団、攻めるぞ~!」 「はい!」 ドドドド… 「水軍団、泡軍団を攻撃だー!」 「ラジャー!」 ドドドド…。この戦いは、結局毎度、水王国の勝利となる。 そりゃそうだ。泡は水をかけるとグッバイなのだから。 それでもこりずに泡王国は水王国に攻撃を仕掛ける。 その繰り返し…。 ある日、泡王国の王様は 「もう戦いはやめにしないか?」 といった。だが水王国の王様は 「人間がこの場に入って来ない限りはどうにもならない」 といった。両国は考えた。どうにか戦いを終わらせようと。 そして良い案を思いついた。それは、人間にこの場に入らないように伝えること。 果たして上手く行くのか…。人間が入って来た。両国の王様は『せーの』と言って喋り始めた。 「もうこの場には入らないで下さい!」 しかし、人間にはこの声が届かなかった。豆のような声…。 両国の王様は諦めた。人間は毎日入ってくる。もうどうしようもない… そう諦めかけた瞬間、また良い案を思いついた。今度こそは上手くいける案だ。 それは…戦わない!生き残るのは水王国だけだけど、泡王国との時間は平和にすごそう、と。 次の日、その事を実際にしてみた。案外、行けた。両国はずっとこの事を続けよう、と誓った。 そして今に至る。現在も両国は平和に仲良くあの場所で皆さんを待っています。 end… どうでしたか?この場所、分かりましたか?正解は… ↓ ↓ お風呂場、でした!面白かったですかね。結構自信作なんですよ! コメントなど良ければお願いします
絵の中のこの子が好きです。
パララララララ…。ノートをめくると、白黒の鉛筆で描いた、一人の女の子がどのページにもいる。 この子は、ゆうちゃん。クラスメイトだ。誰にでも優しくて、可愛い。 みんな、ゆうちゃんが好きだ。(友達として) でも、ゆうちゃんのことを、きっと、誰よりも(恋愛対象として)好きなのは、僕だ。 「おい!しゅう!もう、学校終わったぞ!」 そういって、僕の肩をグラグラゆするのは、親友のたけるだ。 「はやく帰って、オンラインゲームしようぜ。な?」 僕は、あいまいな返事をして、校門を出た。 空は、ぬけるように青く、美しい。 帰りに、公園のベンチで、遊具で遊ぶ子供たちをなんとなく描いていると だれかが、とんとん、と肩をたたいた。 びっくりして振り返ると、そこには、女神のように微笑むゆうちゃんがいた。 「どうしたの?公園で、僕に声を掛けてくれるなんて。」 「えっと、しゅうくんがいたから、どうしたのかなって。あの、約束してたの。」 なんだ。驚いた。 「へえ。誰と?」 すると、ゆうちゃんは顔を赤くして 「た、たけるくん。お、お買いものに行こう。って、さそってくれたの。」 メールで「おまえってさ、ゆうちゃんのこと好きなの?」 って聞いたら「うん。そうなんだよね。気付いた?」 だってさ…。 最悪。たけるは顔も整ってるし、性格もいい。ゆうちゃんも、きっとたけるの事が好きになる。 僕の初恋は、終わった。 まあいい。僕には、絵の中の「ゆうちゃん」がいるもんね。
私と電車
私は小っちゃい時から電車が大好きで、電車の雑誌やキーホルダーや模型や写真を大切にしている。 よく私は、「電車が好きとか男かよ(笑)」とか言われていた。 しかし家族の皆は私の趣味に理解がある。地元の電車の写真を撮りに連れて行ってくれた。 中でも私は、岐阜県を走るローカル線で樽見鉄道のファンになり、毎日岐阜県に行って樽見鉄道に乗りたいって言って泣きわめいたほどだ。 しかし私は病気で遠出ができない。私はその樽見鉄道を写真やパソコンの画像で見ているだけだった。実物を見てみたい。 私は心臓病だ。毎日ベッド生活だ。そんな時、何時もハイモ516は私のベッドの横に寄り添い「あんたは必ず元気になるから」と言って励ましてくれた。 そんな時奇跡が起きた。家族が私の為に岐阜県まで連れて行ってくれた。私は念願の樽見鉄道に乗ることができた。 私はうれしくて電車の写真を撮りまくった。 終点の樽見に着いた時、淡墨桜を見て、薄墨温泉に入った。 そしてその一週間後私はこの世を去った。 私の棺には、樽見鉄道の写真が入れられた。
僕は君の隣にいるべき人じゃない。
「ずっと前から好きでした、私と、付き合ってください!」 君はよくある台詞を僕に言った。 でもこれは単なる台詞ではなくて、本心…だと思う。 別に君が嫌いな訳ではなくて、言ってしまえば…好きだった。 けど、僕はきっと、君の隣にいてもなにもしてあげられない。 こんな出来損ないの僕が隣にいたら、 君でさえも出来損ないに見えてしまうかもしれない。 僕なんかよりもっと君に相応しい人はたくさんいて、 その相応しい人が君の隣にいたら君は輝いて見えるだろう。 だから僕は君に好きだと伝えられてもOKは絶対にしない。 僕が君に相応しい人に変われたら…と何度も考えたけれど、 それはただの夢でしかなくて現実に打ちのめされる。 結局、僕は僕にしかなれなくて君に相応しい人には変われない。 『努力すれば何でも出来るようになる。』 そんな綺麗事を熱く語る輩がたまにいるが、 努力してもできないものはできないし、 僕は努力するという才能は少しも持ってない。 君はそれを知らないから僕に声を掛けたんじゃないだろうか。 きっと誰だって努力も出来ない奴と隣にいたくないだろう。 僕は微笑みながら返事を返した。 「ありがとう。でもごめん。君と付き合うことはできない。 僕は君の隣にいるべき人じゃないから。」 どうも、湊です! 最後まで読んで頂きありがとうございます! どうだったでしょうか? 短編小説のカテゴリもうちょっとで終わるの寂しいです…
ラスト1週間の奇跡
ここは、3月のある小学校。 今、 6年生を送る会 を終えた所だ。 私は、6年1組の 林 佳子だ。今は火曜日。 私には友達も、彼氏もいない。好きな人はいる。 私はもともと社交的だから、クラスメイトや好きな人にいっぱい話しかけて、皆優しかったから、話をしてくれた。 だけど、「友達になろう」「好きです」が言えなかった。 それから、毎日、気合を入れて皆ともっと話をして、(いつものことだけど)係じゃないけど、計画帳やノートを配った。 みんなが嫌がった卒業式の代表の言葉に立候補した。 それでも、友達になろうや好きですはなかなか言えなかった。 それと共に、卒業までの期間が短くなっていった・・・ 土日が終わり、今日は月曜日。卒業式は明日だ。 はぁー・・・とため息をつきながら自分の靴箱の中を見ると・・・一通のラブレターが有った。封筒には 林さんへ 土屋正人(好きな人の名前)より とかいてあった。 嬉しさもあったけど、不安もあった。 彼はイケメンでモテるから、こくはくされたのがばれると、嫌われるかもしれないから。 ー昼休み― 私は、クラスメイト全員に教室に呼び出された。 ドキドキしていると、クラスの人気者の凛ちゃんが代表として、 「私たちー今までたくさん林さんに助けてもらったよね?6年生で同じクラスになってからずっと、 係でもないのに提出物を配ってくれたり、うちのクラスの給食不人気№1の黒豆の余ったものを食べてくれたり だから、卒業前の今日、伝えようと思ったんだ。 ー私たち、友達にならない?」 私は、嬉し泣きをしながら、 「うん!」 と答えた。 ー卒業式の日ー 私は、何人かの友達と別れるさみしさもあったけれど、明るい気持ちで卒業を迎えた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ねねです! 初めてでしたが、どうですか? 感想待ってます!
あなたの名前はなんですか?【意味怖】
僕の名前は 深川 はやて とても可愛い彼女がいる。今日は彼女とデートの約束をしている。僕は彼女を迎えに行く。 朝から行くもんだから誰もいない。静かだ。ぼくの靴の音だけが響く。コツコツ…。しばらく歩いて彼女の家に着く。彼女の家はマンションだ。合鍵を出してドアを開ける。 「こんにちは。」 彼女に話しかける。 「あなたは誰ですか?」 怯えた表情で彼女は言う。 とてもきれいな口をしてとてもきれいな髪でとっても可愛いぼくの彼女。 でも彼女はぼくが見えない。だって彼女は目が見えないから。 目が見えないから誰かわからない。 目が見えないから声で判断する。 「ぼくは君の彼氏だよ」 そっと彼女に話しかける。 彼女はとても不安そうに 「はるくん?」 ときく。ぼくは満面の笑みで 「そうだよ!!」 という。 「はるくん!今日なんかあったっけ?」 今度はとても笑顔だった。 「うん。今日はデートだよ。」 僕は優しい声で返事をする。 「そうだっけ?楽しみだな~!」 「僕もだよ。」 「そういえばはるくん。風邪?声が変だけど…」 彼女は不思議そうにきく。 解説 彼女は主人公はやてのことを「はるくん」と言っている。彼女が彼氏の名前を間違えるだろうか。 そう。彼女の彼氏は「はやて」ではないのだ。でも、なぜ声で気づかなかったのか。それは、彼女ははるくん(彼氏)が風邪だと思っているからだ。 彼女に何もないといいが……
作文
ある日の放課後、先生が言った。 「皆さんには明日、作文を書いてもらいます。どんなものでも構いません。」 みんなが「えー」と批判する中、私、羽馬真みなみだけ静かに考え込んだ。 帰り道、私は一人で考えた。 (作文…か。何を書こう?) ぼんやり空を眺めながら歩いていく。 すると、向こうからワルガキの声がする。 「おっ、無口がいたぞー!」 「やーいやーい、今日も無口だったなー!」 「無口のバカ野郎ー!」 私は首をひねりながらワルガキを無視して歩いた。 すると、また別のほうでヒソヒソ声が聞こえる。 「うわ、羽馬間さんいるよ」 「いっつも無口無表情で、怖いったらありゃしない」 「あんなんだから男子にモテないんだね」 モテて、何になるんであろうか。 大真面目にそう考えながら、私は帰宅していった。 次の日。 「それでは、作文を書いていく前に、まず何を書くかについて決めましょう。」 先生がそう言った。 みんな口々に話し出す。 私は外を眺めながら昔のことを思い出した。 そして、くべられた紙に内容をスラスラと書いた。 そのあと、二時間目に作文を書き、午後の授業になった。 「それでは、作文を発表してもらいます。まずは○○さんから…」 しばらく「僕の大切な人」「私の思い出」などをいろいろな人が発表していった。 「はい、次は羽馬間さんですね。発表してください。」 すると、みんながヒソヒソし始めた。 「羽馬間さんの作文って、どんなのかな?」 「どうせ、ろくなものじゃないでしょ」 などの陰口ばかり聞こえる。 そのざわつきを打ち破るかのように、私はしゃべり始めた。 「私が嫌いなもの 羽馬間 みなみ 私は、世界で一番嫌いなものがあります。 それは、人間です。」 私がそう言った瞬間、ざわっと声が起こった。 「私はいつも、バカにされたり、陰口を言われました。 男子は私のことを無口、無口と言うし、女子は陰で悪口ばっかり。 あなたたちは、私が無口な理由を知っていますか。 侮辱に慣れてしまったからです。 口を開いて話したら、周りから相手にされなくてかなしくなるだけ。 だから、口はいらないのです。 私はいつも、疑問に思います。 なぜここに、善良な人間はいないのですか。 あなたたちは人を馬鹿にして罵ることだけが取り柄なのですか。 私が善良な人間だとは言いませんが、 もし心当たりがあるならば、今すぐ改めたほうがいいと思います。 これで、私の発表を終わります。」 みんなが話し始めた。 みんな焦った様子で私を見る。 私はそんな教室を去った。 しばらく歩くと、周年ぶりに口を開いた。 「―――――清々した」
たった4文字、動かない手 (短編小説)
今日こそは今日こそはー。私、鈴花は 好きな人、秋斗に想いを伝えるため、 LINEをひらく。とても勇気がいる、「すきです」のたった4文字。でも決心したから…!そう自分にいい聞かせる。「す」すごく震える手でうつ。心臓もバクバクしている。「き」きっと 彼は私のことなんて好きじゃない。 「で」でも、0.1パーセントでも可能性があるなら、私はそれを信じたい。 そして、「す」と打とうとした時。 ー「俺、陽菜のことが好きでさ。 鈴花、協力してくれない??」 陽菜、というのは私の親友の名前だ。 ー何度も読み返した。でもなんにも 変わらなかった。今日こそは、 今日こそは、って先送りにしてなきゃよかったんだろうか。涙がこぼれた。 「もちろん」 彼を悲しませるわけにはいかないと 思ってそう返事を送った。なんで 「もちろん」の4文字はこんなにもすんなりと打てるのに「すきです」の 4文字は打てなかったんだろうか。 泣けて、泣けて、泣けた。 ーでも少ししてから思ってしまった。 「彼の幸せ=私の幸せ」だといえるようになるには時間がかかりそうだけど 彼のために、もう少し頑張ろう、と。 ーENDー
どうしてアノコ。~スマホがないから~
… 私は緒川 桃絵(おがわももえ)。 私には親友の河野 実咲(かわのみさき)がいる。 実咲とは幼稚園の頃からの仲良しで、学校もおそろいだった。 でも、小学6年生になってからは違った。 ある日の放課後。 「実咲~!このあと私の家来ない?」 いつもなら、うん!ありがとうと すぐ飛び付いてくる。 「ごめん、今日りなりんと約束が…」 りなりんとはクラスで浮いてる方の女子達だ。私は浮いてないので、少し悲しくなった。 「そっ…か。」 私は浮かない顔で家に帰った。 どうして。どうして私は選ばれなくて 出会ってまもない李菜さんが選ばれるのかな。私の方が大事なんじゃないのかな。悲しいな…。きっと今も公園で遊んでるのだろう。 「私がスマホ持ってないから!?」 李菜さんと実咲はスマホを持ってる。 じゃあ私が持ってなくてつまんないという事なのだろうか。それはとても… 「お母さん…」 「スマホ持ってないだけで、実咲がそっぽ向いてるの…」 「…お母さん分かるよ。私もリサたん人形持ってなくて、それでお友だちがどんどんいなくなっちゃって。」 お母さんは人形が無いことで同じ目に… 「スマホ、かってあげたの。」 「え?」 そこで差し出されたのは、子供にぴったりと言われていたスマホであった。私は嬉しくてさっそく実咲に電話してみた。 けど返事は来なかった。遊んでるからだろうか。思えば私…。 嫉妬してんじゃないか。 李菜さんに嫉妬してるんだ。私と仲良くしてたのは私なのにって。 私は少し安堵した。