ピン球で深まる友情。
「沙和(さわ)!すごいね!!またベスト4入りじゃん!!」
「ありがと。雫(しずく)。」
私、暁 沙和(あかつき さわ)。西中学校、中2の卓球部。
今日は新人戦2日目。男子団体、女子個人の部だった。
私は個人戦で見事またベスト4に入ることができたので表彰されるところ。
たくさんの人に拍手された。私はこの光景を見るたびに「あぁ、努力が実ったんだな。」と思い、泣きそうになる。
―そんなありがたい日から、2日後。
私の大親友、大森 雫(おおもり しずく)がやってきて何度目か分からない。「おめでとう」「うちらの自慢」っていう言葉をもらった。
ベスト4にはいったからと言っても油断は絶対にしちゃダメ。最近私は、フォアドライブの調子が悪い。
フォアドライブと言うのは下回転などに対してバシッと攻撃をする技。ただし、スマッシュとはまた別ものの技。
顧問の先生に球出しをしてもらって練習しよ。
―月日は経って、今日は冬の大会1日目。男子団体、女子個人の日
「「ありがとうございました」」
「沙和ぁ〜!2回戦進出だぁ〜!」
「雫の努力が実ったんだよ。おめでとう。」
この試合は雫と南中学校の阿久津(あくつ)さんとの試合だった。
雫は 3−2で見事阿久津さんに勝った。
「次は、沙和の試合だね!!頑張って!」
「うん!でも、相手が...」
「どれどれ...って、北中の谷川(たにかわ)さん!?」
北中学校のエース。谷川 玲桜奈(たにかわ れおな)さん。ベスト4常連&優勝経験2回っていう感じでとにかく強い人。
ちなみに前の新人戦のとき彼女は当日棄権した。
「頑張って!沙和ならいけるよ!」
「雫、ありがと。頑張ってくるね。」
―試合終了―
「「ありがとうございました。」」
結果は 1−3で谷川さんの圧勝。
負けた...
雫にあわせる顔がない...
―「沙和はうちらの自慢」
そう、笑顔で言ってくれたのに...
気が付いたら私は会場を出ていた。
「ハア...ハア...どうしよう...」
私って本当になさけない...
練習したのに...
みんなにどう伝えy「沙和っ!!!!!!!!」
...え?しず、く...?
「沙和!沙和!よかった...いた...よかっ、た...」
「しず、く。」
「...」
「...」
沈黙。私が悪いけど。気まずい。
「沙和。聞きたくないと思うけど、谷川さんとも試合負けたって?」
「...うん。」
「大丈夫だよ。次の大会でリベンジしn「無理だよっっ!!!!!!!!!!!」
...あ。
我慢したのに...涙が...
ダメ。ダメ。雫に八つ当たりしちゃダメ。
なのに、なのに、
「雫が、うちらの自慢って、言うからっ!!!雫のせいだ!雫には、このキモチ、わかんないでしょっ!!!」
―どうして、そんなことを言ってしまったのだろう...
ー数日後ー
私は最近、雫を避けてしまっている。
あんなことを言ってしまったから。そんなことをいうやつと一緒にいたくないでしょ?
あっ、もう6限終わったんだ
「帰りの会を始めまーす。誰か連絡はありますか〜?っていってもいな「大森 雫です。暁 沙和さん、話があるから残ってください。」
え...あぁ、そうか、雫、たぶん私と関係を切りたいんだろうな。あんな酷いこと言ったし。
「帰りの会終わりまーす。さよならー。」
「...」
「...」
沈黙。心の準備はできている。だって私が悪いんだもん。
「沙和。」
雫の優しい声が沈黙を破った。
最後まで雫はやさしいn「ごめんなさいっ!!」
..........え?
「ちょっ、雫?え?なんで?」
思いっきり慌てる私とは反対に冷静に雫は話し始めた
「私は沙和と比べたら、弱いから、この間沙和が言ったように沙和みたいな強い人の気持ちなんて分からない。
だから、私、沙和にうちらの自慢。とかがんばってとか、そういうプレッシャーに感じる事いっぱい言って本当にごめんっ!」
え...?そんな。そんなことないよ。
雫...私の事、酷いこと言った私の事そこまで考えてくれていたなんで...
「う...うわああああああああん!!」
「沙和!?沙和!?ごめんっ!そこまでつらかったなんて...」
「違うのっ、私のほうこそ、雫にっ、ひど、い こと言ってごめんっ、」
「そんなの大丈夫だよっ、」
「ごめんね、雫。こんな私だけど、これからも一緒にいてほしい。」
「こちらこそごめんね、沙和。私は、沙和が強いだけじゃなくって、こーいう優しい性格とか責任感が強い沙和が、沙和のぜんぶぜんぶが私の自慢だよ!」
―この日から私と雫は本当の親友になれた気がする。
+..・+FIN.+・..+
あとがき
はろー。作者の愛羅ですっ☆
部活動で生まれる友情をテーマに書いてみました!
感想・アドバイス待ってます!
読んでくれてありがと 愛羅+あいら元彩芽.喜乃.透和#中2女子さん(三重・14さい)からの相談
とうこう日:2024年2月4日みんなの答え:1件
「ありがと。雫(しずく)。」
私、暁 沙和(あかつき さわ)。西中学校、中2の卓球部。
今日は新人戦2日目。男子団体、女子個人の部だった。
私は個人戦で見事またベスト4に入ることができたので表彰されるところ。
たくさんの人に拍手された。私はこの光景を見るたびに「あぁ、努力が実ったんだな。」と思い、泣きそうになる。
―そんなありがたい日から、2日後。
私の大親友、大森 雫(おおもり しずく)がやってきて何度目か分からない。「おめでとう」「うちらの自慢」っていう言葉をもらった。
ベスト4にはいったからと言っても油断は絶対にしちゃダメ。最近私は、フォアドライブの調子が悪い。
フォアドライブと言うのは下回転などに対してバシッと攻撃をする技。ただし、スマッシュとはまた別ものの技。
顧問の先生に球出しをしてもらって練習しよ。
―月日は経って、今日は冬の大会1日目。男子団体、女子個人の日
「「ありがとうございました」」
「沙和ぁ〜!2回戦進出だぁ〜!」
「雫の努力が実ったんだよ。おめでとう。」
この試合は雫と南中学校の阿久津(あくつ)さんとの試合だった。
雫は 3−2で見事阿久津さんに勝った。
「次は、沙和の試合だね!!頑張って!」
「うん!でも、相手が...」
「どれどれ...って、北中の谷川(たにかわ)さん!?」
北中学校のエース。谷川 玲桜奈(たにかわ れおな)さん。ベスト4常連&優勝経験2回っていう感じでとにかく強い人。
ちなみに前の新人戦のとき彼女は当日棄権した。
「頑張って!沙和ならいけるよ!」
「雫、ありがと。頑張ってくるね。」
―試合終了―
「「ありがとうございました。」」
結果は 1−3で谷川さんの圧勝。
負けた...
雫にあわせる顔がない...
―「沙和はうちらの自慢」
そう、笑顔で言ってくれたのに...
気が付いたら私は会場を出ていた。
「ハア...ハア...どうしよう...」
私って本当になさけない...
練習したのに...
みんなにどう伝えy「沙和っ!!!!!!!!」
...え?しず、く...?
「沙和!沙和!よかった...いた...よかっ、た...」
「しず、く。」
「...」
「...」
沈黙。私が悪いけど。気まずい。
「沙和。聞きたくないと思うけど、谷川さんとも試合負けたって?」
「...うん。」
「大丈夫だよ。次の大会でリベンジしn「無理だよっっ!!!!!!!!!!!」
...あ。
我慢したのに...涙が...
ダメ。ダメ。雫に八つ当たりしちゃダメ。
なのに、なのに、
「雫が、うちらの自慢って、言うからっ!!!雫のせいだ!雫には、このキモチ、わかんないでしょっ!!!」
―どうして、そんなことを言ってしまったのだろう...
ー数日後ー
私は最近、雫を避けてしまっている。
あんなことを言ってしまったから。そんなことをいうやつと一緒にいたくないでしょ?
あっ、もう6限終わったんだ
「帰りの会を始めまーす。誰か連絡はありますか〜?っていってもいな「大森 雫です。暁 沙和さん、話があるから残ってください。」
え...あぁ、そうか、雫、たぶん私と関係を切りたいんだろうな。あんな酷いこと言ったし。
「帰りの会終わりまーす。さよならー。」
「...」
「...」
沈黙。心の準備はできている。だって私が悪いんだもん。
「沙和。」
雫の優しい声が沈黙を破った。
最後まで雫はやさしいn「ごめんなさいっ!!」
..........え?
「ちょっ、雫?え?なんで?」
思いっきり慌てる私とは反対に冷静に雫は話し始めた
「私は沙和と比べたら、弱いから、この間沙和が言ったように沙和みたいな強い人の気持ちなんて分からない。
だから、私、沙和にうちらの自慢。とかがんばってとか、そういうプレッシャーに感じる事いっぱい言って本当にごめんっ!」
え...?そんな。そんなことないよ。
雫...私の事、酷いこと言った私の事そこまで考えてくれていたなんで...
「う...うわああああああああん!!」
「沙和!?沙和!?ごめんっ!そこまでつらかったなんて...」
「違うのっ、私のほうこそ、雫にっ、ひど、い こと言ってごめんっ、」
「そんなの大丈夫だよっ、」
「ごめんね、雫。こんな私だけど、これからも一緒にいてほしい。」
「こちらこそごめんね、沙和。私は、沙和が強いだけじゃなくって、こーいう優しい性格とか責任感が強い沙和が、沙和のぜんぶぜんぶが私の自慢だよ!」
―この日から私と雫は本当の親友になれた気がする。
+..・+FIN.+・..+
あとがき
はろー。作者の愛羅ですっ☆
部活動で生まれる友情をテーマに書いてみました!
感想・アドバイス待ってます!
読んでくれてありがと 愛羅+あいら元彩芽.喜乃.透和#中2女子さん(三重・14さい)からの相談
とうこう日:2024年2月4日みんなの答え:1件
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面白かった! こんちゃv(*'-^*)ゞ・'゚☆
苺鈴だう+.o(。*・ω・*。)o.+
Oo。.本題.。oO
とっても面白かった☆彡
よくある友情物語だけど心情がしっかり書かれていてとってもよかったよ♪+*
素敵な作品,,!
愛羅ちゃんっとっても面白い作品をありがと**
読んでくれてありがと(*>ω<) ペコペコ♪♪
ばいっちゃ(o*・ω・)o #苺鈴〆Marin*☆.+_#さん(東京・11さい)からの答え
とうこう日:2024年4月9日
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