短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:1

恋する黒林檎 (こいするくろりんご)

主人公「黒林 美愛」クロバヤシ ミア 【恋する黒林檎】 私は、『黒』が嫌い。 どうしてかはわからないけれど、小さいときから、ずっと嫌いだった。 逆に、私は『赤』が好き。 赤いものはだいたい好き。 特に、りんご。 とても美味しい、りんご。 りんごと初めてご対面した時、りんごは私を誘惑してきた。 とても魅力的で、まんまと大好きになってしまった。 …それと、同級生の男の子も好き。 私はあの子に恋をしている。 そんなりんごに憧れの気持ちを持つ私は、りんごがやったように、会った人々を誘惑するように自分を魅せる。 一生懸命勉強して、運動して、可愛くなって。 だから、みんなに好かれている、と思う。 もちろん、好きな男の子にも。 でも、ある日、友達がひそひそ話しているのを聞いてしまった。 「美愛ちゃんって、黒いよね。笑」 「?…肌は白くない??」 「違うよw 腹黒い感じがしない?ってこと」 「そういうことねw 確かに、それは思ってたww」 とても腹がたった。 こんなにもみんなにうまくしてあげているのに。 どうして陰口を言うの? …あの子達は私のこと嫌いなんだね。 でも、否めないのが悔しい。 もう一度みんなにいいイメージを持たせなきゃ。。。 そう思っているうちに、この話がどんどん他の人にも広まってしまった。 ついに、 「美愛って影で色んな人をいじめてるんだってさw」 「あいつ猫かぶりだよw  いっつも化けの皮被ってる。  素は口悪くて、暴力振るうんだってw」 「真っ黒なやつだなw」 とまで言われるようになった。 あー、残念だなぁ。 どうしてこうなったんだろう。 みんなのイメージの私は、自分が嫌いな「黒」になってしまった。 この陰口はいじめにエスカレートしていき、ついに私は不登校になった。 家に引きこもるようになり、一人の時間が増えた。 そんな一人の時間は、自分について考える。 やることも特にないからね。 不登校になって3ヶ月がたった。 もう12月。 最近じゃあ、外を見ても雪の白色か、枯れた木の黒が混じった茶色しか視界に映らない。 今日もまた、目をつぶって自分について考える。 嗚呼、視界が真っ暗だ。 まるで暗闇の中に溶け込んでいるよう。 黒・黒・黒。 いつもなら嫌になって目を開ける。 でも、気分が乗らない最近は、どうも黒が落ち着く。 どうして?? 恐怖を覚える黒色に、こんな感情を抱くようになってしまった。 いままでずっと、自分を色で例えると綺麗な赤色だと信じて生きていた。 なんでそう思っていたのかな? 今までの自分のきもちに、初めて後悔した。 あはは、ここが私の居場所なんだ。 私は、黒が大好き。 本当の私は、腐って、枯れた…真っ黒なりんごだったんだね。 ・ E N D ・ 最後まで読んでくださり、ありがとうございました! こちらの物語は考察がたくさんできるものとなっております。 良ければ自分なりの考察をコメントしてください! もちろん、感想でも嬉しいです!!

短編小説みんなの答え:5

愛好依存症候群

大好きな友達には”親友”がいて 依存したネッ友には”おとなり”がいて 私の居場所なんてどこにもないのかなって ―そんなとき君といると”勘違い”してしまいそうになる また無駄に好きになって 好かれず 勝手に落ち込んで 好かれず でも諦めれなくて繰り返す 目に見えてるのに また、好きになる ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 題名の読み方:めんへらしょうこうぐん 中国語みたくなっちゃった(※こんな症候群はありません) 初めて小説に挑戦しました!! 読みづらかったと思いますが感想聞かせてくださると嬉しいです!!

短編小説みんなの答え:2

出来て当たり前

周りの子よりも優れて生まれた。 勉強の面、運動の面、容姿の面、交友関係の面、全てにおいて、人より、平均より劣っていることがなかった。 私は満足していた。この生活に。この世界に。 それが変わったのは小5の時。算数の授業でわからなかった時、ある男子に言われた一言だった。 「天才なのに出来ないの?」 これまでの世界が一変した。 「完璧でいなければいけない」と思うようになった。 私はそれから、「完璧」を追求した。勉強はこれまで以上にやった。ダイエットだってしたし、小顔トレーニングだって全部やった。友達の前ではいつでも笑って、相槌は欠かさず好かれるようにした。 でも、私の心は満たされない。なにをしたって周りは満足しない。 いつになったら満足してくれるんだろう。私にはなにが足りないんだろう。そう悩み始めたのは五年生の二学期だった。 三学期、ある男の子が転校してきた。その子は、「特別何かができる」というわけでもないのに、自然と人が寄っていった。 休み時間に勉強をしていると、その男子が声をかけてきた。 「なんでそんなに頑張れんの?」 「えっと…」 初めての一言がこれ?ってびっくりした。 「私が頑張れば、周りのみんなが喜んでくれるし、間違えると、みんなの期待を裏切ることになっちゃうから…」 思っていたことを素直にいう。 「へぇ、天才って大変なんだな。でも、天才も間違えてよくね?エジソンも、一回も失敗してねぇっていうのか?」 「ふふっ、なにそれ」 気づけば私は笑っていた。 「完璧」を求めすぎて忘れていた笑顔、それを彼は取り戻してくれた。 私は「完璧至上主義」の人間だった。でも今は違う。友達は増え、楽しい毎日を送っている。 転校してきて間もなかった彼。でも瞬時に私が悩んでいると見抜き、救ってくれた。 私はそんな彼のことが…END …は、想像にお任せします! ここまで読んでくれてありがとうございました。

短編小説みんなの答え:2

僕の記憶 君の顔

僕は中学二年生の時、毎日友達と遊び、勉強し、恋も。楽しい中学校生活を送っていた。あの日が来るまでは。 「たすけて」そう、愛奈からメールが来たのはいつ頃だっただろうか。「たすけて」その一文字だけの言葉。「どうしたの?」とメールで送り返した。しかし返事は来なかった。 翌日、担任から告げられた言葉を僕は受け入れることが出来なかった。信じたくなかった。 「愛奈さんは、昨日、市内の地下室で息を引き取っているところが見つかった。愛奈さんの近くに落ちていて、このケータイが見つかったんだ。君あてにメールが送られていたんだ。たすけてって。」僕は絶望と衝撃で言葉が出なかった。自分が自分でないような今まで感じたことのない悲しみが溢れた。涙も流れた。そして、「愛奈さんはまた君に会いたいとメールで送っていた。深夜の2時ごろの出来事だったから正しい状況は分かっていないんだ。」「それで警察が・・・」「分かりました。ありがとうございました。」僕は話そうとする担任の言葉を振り切って帰った。そして、一人で歩いた。愛奈と歩いたこの道を。 ということがあったんだ。25歳になった今親友にこのことを話した。 「さて教室掃除でもしようかな。」廃校になる僕の母校。愛奈はいなくなったけれど僕はこうして生きている。 「家庭教師として働いているんだよ。愛奈にも見せてやりたいよ~。僕が立派に働いているところ。」決して返事は来ないとわかっているが、毎日愛奈に一通メールを送っているんだ。 そしてそのメールを送った5分後、僕のケータイが鳴った。「家庭教師希望のお客様がいらっしゃるので、今日の6時から、○○市の○○丁の123番地にある家に行ってください。」 そしてその子の家に行った。9歳でとてもかわいい女の子だ。そして最後の別れの時、笑いかけた少女の顔は愛奈と同じ顔だった。僕の記憶が正しければ。もう一度会えたね愛奈。僕に何かを伝えたいような、感謝するような、そんな笑顔だった。 感想いただけるとうれしいです(^^♪

短編小説みんなの答え:2

桜の咲く頃に、また…

「春休みの21時に佐倉(さくら)山に行くと、7色の桜が見られて、大切な人に出会えるんだって!」 ふと思い出した、小さい頃に何回も聞いた話。誰から聞いたんだっけ…わからないけど、7色の桜を見れば分かる気がした。 私、七桜(なお)は、今年から中学生。なんでかわからないけど、昨日の夜、ふと思い出したから。そんな理由さえあればきっと見れるはず… 「いってきます!」 お母さんには、友達と遊びに行くと伝えている…ちょっと申し訳ない。私が6歳の頃に離婚したからお父さんはいないし… 佐倉山は家から歩いて10分ぐらいのところにある小さな山だ。小さい頃家族でお花見に行った気がする。…なんでだろ、私の小さい頃の記憶の中には、私とお父さんとお母さん、それにもう1人、私と同じぐらいの年の女の子がいる気がする。小さい頃はずっと、友達だと思っていたけど、なんかもやもやする。 そんなことを考えているうちに、佐倉山に着いていた。 「確かふもとに咲いていたような…」 その時、桜が光った気がした。 これが、七色の桜なんだ。 「きれいだな…」 見とれてる間に後ろから足音が聞こえてきた。 「っ…!」 「……七桜?」 「どうして…?―――」 振り向くと、私と瓜二つの女の子。もしかして、この子が… 「―――夜桜(やお)?」 すべて、思い出した。 私、夜桜には双子の妹、七桜がいた。でも、離婚によって引っ越し、離ればなれになってしまった。でも、今年からこの市に引っ越して来ることになったから、最初にこの桜を見に来たかった… 「…そうだよ」 「やっぱり…!」 「小さい頃の話、本当だったんだね」 夜に咲く、七色の桜の下、また会えたね。 どうだったでしょうか?! 辛口NGでお願いします!

短編小説みんなの答え:1

曇天、心はずっと快晴

僕には親友がいる。 小学校1年生の一番最初の席で隣だった、 光輝(こうき)。入学式の次の日、初めて喋って意気投合した。小学校に入学して半年もする頃には親友と呼べるまで仲良くなった。 低学年の頃はまだよかったけれど中学年、高学年になると僕の習い事があったりして、 放課後になかなか遊べなくなった。 それでも、2週間に一度は僕は光輝の部屋に遊びに行った。光輝の部屋はいつでも片付いていて、綺麗で。それで、僕の家からは見えない景色が見えた。 僕が光輝のところに遊びに行く時、必ず 悠斗くんっていうお兄さんがいた。光輝と悠斗くんは兄弟じゃないけど小さい時から仲がいいらしい。いつも優しくて、僕は悠斗くんが好きだ。僕が光輝のところに遊びに行くのは悠斗くんに会いに行くためでもある。 僕が光輝の所に遊びに行った帰り、光輝は絶対に同じことを言う。 「ねぇ、健斗。俺たち、永遠に親友だよな?」 「もちろん、光輝もその約束守ってよ?」 季節が変わった数ヶ月後。僕は悠斗くんと一緒に帰るため、光輝に会うために光輝の所に来た。 僕たちはもう、会えなくなった。 それを悠斗くんから聞かされた時、どんなに絶望したかは、わからない。空は、今にも雨が降りそうな曇天だった。サイレンや、足音。色々な音が聞こえる。だけど、耳に入ってこなかった。持っていたクリスマスプレゼントが音を立てて転がった。光輝の部屋は綺麗に片付けられていて、窓辺には一枚のメッセージカードがあった。 なんてことを思い出しながら僕と悠斗くんは手を合わせながら目を開けた。 今日は、光輝の命日だから。幼少期から病気と戦ってきた光輝がお星様になった日。 そして、同じように幼少期から病気と戦ってきた悠斗くん…僕のお兄ちゃんの病気が完治した日。あれから5年。僕は16歳になりました。僕の右手には一枚のメッセージカード。 “健斗11歳おめでとう。メリークリスマス 光輝” 12月25日。僕はこの日が一番好きで、一番嫌いだ。 あの日と同じ、空は曇天だ。だけど、光輝とのことを思い出して、僕の心は快晴。 どこかで、光輝が喋った気がした。 僕には親友がいる。もう、会えないけれど僕の心にはずっといる。 だって、僕と光輝は永遠に親友だから。

短編小説みんなの答え:2

幸せの本

「幸せ」とは、何だろうか?10歳の弟の書いた文章の原本が、アルバムを整理していると出てきた。 僕(S)は14歳。つい2週間前、10歳の弟を交通事故で亡くした。 それは、僕がまだ学校にいて、弟は帰ってくる時間帯であった。その日は雨な上に視界が悪く、弟を跳ねた車の方も弟が分からなかったらしい。弟は地面に叩きつけられた上、その衝撃で心臓が止まり、救急車で大病院に搬送されたらしいがそこで死亡したらしい。僕がそれを聞いて病院に駆けつけた時、弟の顔の上には白い紙がのっていて、全てを悟った。 考えてみれば、幸せの文章を書いて、出版社に出した時は事故の2日前だったのである。つまり、今から振り返ればあの時の弟の余命はあと2日だったのだ。弟は自分の死期が分かっていたのかもしれない。 そして、事故から2週間が経ち、弟の幸せの本は出版社に出版され、文庫化したらしい。それを弟が見たらどんなに喜んだことだろう。でももう弟はいない。これを見せることも出来ないのだ。 弟の人生はたった10年と、すごく短かった。でもその間に色々なことをした。帰省をした時、2人だけでハイキングをして、 山の頂上まで登ったこともあった。2人でじゃれあってそのまま丘を転げていき、迷子になりかけたこともあった。 思い出は数えきれないほどあったのだ。 もう弟は白骨になってしまったが、弟の分まで思い出を作って生きていきたいと思った。 悲しい話ですが、感想お願いします。ちなみに小説は初めて書きました。

短編小説みんなの答え:2

友達の恋

「あっ!熱っ…。最悪。火傷したあ…」 私は野々村香穂(ののむらかほ)。高校2年生の恋する乙女。 他の友達はもう付き合ってるんだけどね…私だけ付き合えないの! でもそんな私にも想っている男の子がいる。だから、今は手作りチョコレートを作っている。 相手は甘い物好きだから少し大きめのハートの方にホワイトチョコを流し込み、ピンクのチョコペンで「LOVE」って書こうと思ってるんだ。 彼の名前は檜谷斗真(ひのたにとうま)。私と同じシャイだけど勉強は結構できる。みんな違う子を好きだから私は告白ができる。 公園に呼び出そうかな?ダメダメ。渡すのは明日・バレンタインデーだもの。恋が成就するという近場の公園だったら絶対だーめ!校庭の裏?定番すぎてダメか。 最終的に神社に決まった。恋が成就する古い神社。最初私は「神社は不気味だしな…」と思ったけど斗真君がついていれば大丈夫な気がしてきた。 次の日。 私はルンルン気分で高校に行き、斗真くんに喋ろうとした。 「斗真くん、今日放課後桜川に来てね」 「…え?あ、う、ん」 斗真くんに喋っていたのはアリサだった。 アリサは転校してきた外国人。だけど日本語はペラペラで、長い金髪や水色の目が可愛らしい。 アリサは私の親友で恩人だった。私に劇の主役を推薦してくれたから。 でも。 あんな恩人のアリサを蹴落として付き合うなんてできない。 アリサは斗真君と喋り終わってからピースをして 「イェーイ!告白準備はオッケー!」 私は素直に喜べなかった。 放課後。 私は桜川に来た。アリサは「おっそいなー」と言っていた。木のかげでアリサの告白成功をそっと見守る私。 すると斗真くんが来た。アリサは私に手招きしていた。 ピコン、とスマホの着信音。 《私が告白するチャンス、作っといたよ!メールでその前に好きな人いるって聞いといたから!!そしたら静かで冷静な人ってさ。絶対香穂しかいないよ!告白ガンバ!》 じわっと涙が溢れてきた。 アリサだって斗真くんが好きかもしれないのに。ごめんね、アリサ。今の私は、自分でも止められなさそうっ…! 「斗真くんが、好きでしたっ!!」 「か、香穂さん!?」 斗真くんの顔が赤く染まった。そして、斗真くんはにっこり笑った。 数年後。 真っ白なウェディングドレスを着た私は、静かにブーケを持った。 そして、黒いスーツの斗真くんと、指輪を交換した。 涙ぐみながら拍手をしてくれるアリサ。 あの時、私にも内緒でサプライズをしてくれた。だから、こうして今、私は好きな人と一緒に歩くことができる。 ありがとう、アリサ。そして、よろしくね、斗真。

短編小説みんなの答え:0

「こんにちは、友達になろう」

 愛は与えられない人には与えられない。 それは若干15にしてワタシがたどり着いた境地でした。  そう気付いて以来、ワタシは、救いようがないくらい人嫌いになったんです。今じゃ身の周りには、誰もいません。 でも、それでいいんです、それがいいんです。わかったら、もうワタシに話しかけないでください。え?あとで絶対に後悔するですって?何を?理由を話して?ワタシ、あなたのことが本格的に嫌いです。こんな濁った曇の日に、いきなり屋上なんかに呼びつけたり、プライベートな過去にいきなり踏み込んできたり。否、まぁ、良いでしょう良いでしょう。だったらば話して差し上げます。聞き終わったあと貴方がワタシの友になることを望むとは到底思えませんがね。でも、貴方に噂を立てられたって、これからの日々すべてを侮蔑と好奇心の視線を浴びながら過ごすことになったって、ドウでも良いんですから。 ーーワタシね、隣国の戦争孤児だったんです。 父は徴兵されて帰ってきませんでした。 母はそれで心を病んでしまった。働いてはくれるけれど、ワタシと会話をしてくれない。  友達も、何もかもは、隣国においてきてしまった。また作ればいいだなんて、言わないで。この国の兵にアンジェロもミシェラもガブリエラも、殺されたんだ。私の友達。幼馴染だったのに。親友だったのに。あぁ、楽しかったなぁ。あの頃は。幼くってません純粋無垢なこころを持ってて。今じゃわからない愛なんかも、あの頃のワタシに尋ねれば案外答えが返ってくるのかもしれない。そうそう、今みたいにねずみ色の雲の隙間から暖かく光が差し込む日だった。3人とも私の目の前で死んだ。学校にミサイルが落ちてきたの。バラバラと。学校が、赤くって明るい巨大な炎の塊になってそびえ立っていた。麻痺したからっぽの脳では、それはあり得ないほど美しすぎる光景に思えた。笑いが、込み上げてきた。なんでそんなふうに思ってしまったかしれないけれど、今ではただひたすらに怖い。この国の人間が。 あれ、わたし、泣いている?失礼、失礼しました。いいえ、違う。私はこの国と共に戦った,隣国出身でしたね。決してあちらの国の出身なんかじゃない。きっとこの青い空と金色の日光とで、夢心地になってしまったんです。酔ってたの、気にしないで。 ごめんなさい、話しすぎました。感情的になりすぎました。なんでこんなに話しちゃったんでしょうね。雲の白さがあんまりにも清く見えるからかな。 ……?温かいこころを手に入れる為には必要な過程……?どういうこと、?いや、やっぱり聞くのはやめました。久しぶりに誰かとまともな会話をしておもったけれど、結局もう愛なんて人間のままじゃわかりませんよ。はなしかけないでよ。だれとも関わりたくないの。ワタシに無償の愛をずっとささげてくれる約束が出来ないなら。そして、人間ごときがそんな約束できるわけない。 ……え?あなた、人間じゃないの、じゃあなぁに?おむかえの天使様?もしかしてあなた、アンジェロ?ミシェラも、ガブリエラもそちらにいる!やった!ちゃんと、死ねたんだ!これで愛の天使になれるの、人間じゃなくなれるの、怖いおとながいないところへ行けるの!ありがとう、ありがとう!わたし今きっと、魂イチの幸せものね!

短編小説みんなの答え:1

キミへの思い

私はさくら。中2。 今、私は青い春の真っ最中です。ずっと前から、見ているだけじゃいけないと思っていた。 でも、なぜかこのままでも、幸せな気がする。 私はあなたを好きだけど、あなたはどう思ってるの? あなたから見て私はただの友だちかもしれません。   この関係をこわしたくなんて、ないんです。 5年後 いつも心のすみにひっそりとしまっておいた気持ちも、いつか、無くなっていたよ。   恋って不思議。   どんどん心変わりして、通り過ぎていってしまう。でもね、いつか運命の人に出会えると 信じてる。  ずっと思い続けたあなたとも、私の片思いで終わったね。本当のさよならは心の中でやってくる。 さよなら。 私は晴れやかな気持ちでまた、新しい一歩を踏み出していきます! (最後に) どうも!あおまるです!読んでくれてありがとうございました!!

短編小説みんなの答え:1

初恋の独りよがり

君は、世名の初恋のひと。 君を好きになったのは、小学4年生の2学期の席替え。 偶然隣の席になり、偶然同じ係になった、手紙係である。 君のとなりの時の世名、笑ってたでしょ? 一緒に手紙を取りに行ったり、なぜか君が世名を待ち伏せてたり、 図工室の帰り取った手紙を渡してくれたり、 不思議って言ってくれたのも、習字の時上手下手って笑い合ったよね。 でも、見萌莉ちゃんと席が変わった時、泣いたって知ってる? 席が変わって、君の視線と世名の視線が交わった授業中。 空見るふりして君をずーっと見てたこと、忘れない。 3学期になって、君がわたしに手紙を渡したこと。 えって思ったけど素直に受け止めなくちゃいけないんだって知って。 他の女の子たちに夢中の君を見てると、 好きな人って変わるんだってことも知った。 1年が経って5年生になった。 これで5年間同クラだあ。 わたし頑張ってるよ、嫌いな人が同じクラスでも、 笑ってハッピーなふりして独りよがりだったね。 せめて、 「好きだったよ」 って言いたかった、遅かったよね、ごめん。 世名を褒めてる時さ、笑ってて他の子よりずっと特別にしてるような気がする。 ケアとか頑張って君より人気者になりたい。 そしたらお似合いでしょ? 君が見える。 次は君の番だよ。 君の独りよがりを聞きたい。 誰よりも強いあなたを受け止めてあげられるように頑張るから。

短編小説みんなの答え:3

もし、物語の主人公なら

あと、3分… 息をつめながら、雪村羽衣菜(ゆきむら ういな)は思う。 あと、3分で、YouTuberの「レン」くんが配信を始める。 親はもうとっくに寝ていて、家にある電気はほとんど消されているなか、羽衣菜の部屋のデスクライトだけがぼんやりと光を放っていた。 レンくんの動画をみはじめたのは、レンくんがYouTuberになって、少ししたころだったから、もう、4年間はみていることになる。 動画は必ずチェックするし、配信は深夜でも平日の昼間でも必ずみている。 だって、初恋の相手だから。 歳は、公開されてはないけど、たぶん、20代後半。 ゲーム実況者で、YouTuberになる前は、プロのチームに所属していたらしい。 いつも落ち着いていて、低音だけど可愛げのある声。 それに、ホラーが苦手で実は田舎出身というギャップが完全にわたしを沼へ落とした。 それからは、グッズを買うために、はるばる東京へ行ったり、お小遣いを削ってスパチャを送ったりして、それなりにオタ活をエンジョイしている。 今日は、渋谷に来て、レンくんのグッズを買いに来ていた。 洋服は、優しい黄色のワンピースに、ブーツ。 黄色は、レンくんのイメージカラーだ。 髪型は、いつも、出かける時はポニーテールだけど、今日は、ハーフアップにしている。 平日の昼間でも、お店は混んでいた。 さすが、渋谷。 川崎市とは大違い。 なぜ、学生であるわたしが、わざわざ平日の昼間に渋谷に来たのは意味がある。 レンくんと会うため。 レンくんは、前に、いつかグッズを売っているお店に行く、と言っていた。 いつに行くかは言っていなかった。 それを聞いて、わたしは、レンくんの配信スケジュールを隅から隅まで見てみた。 配信の予定が、全くない日を探した。 配信の予定が全くなくても、お店に来るとは限らないけど、いいのだ。 レンくんは顔出しをしていないから、来ても、わからない。 裏を返せば、来ていなくても、わからない。 だから、レンくんが来そうな日に、お店に来て、レンくんと同じ日に同じ店に来ることができた、と思うことができる。 本当はその日にレンくんがいなかったとしても、気持ちの問題だ。 レンくんと同じ空気を吸えた、と思えるだけでいい。 それから、ずっと、お店にいた。 ぼんやりしながら、ふと考える。 妄想の中だったら、小説の主人公だったら、少女漫画の主人公だったら、今、レンくんにバッタリ会えたりしたんだろう、ピンチを救えてもらったんだろう、と。 そんなことを半分期待して、半分諦めながら、二時間ほどお店にいた。 案の定、少女漫画的な展開はなかった。 だけど、がっかりはしていない。 だって、 わたしは、小説の主人公でもないし、少女漫画の主人公でもない。レンくんと仲良しでもないし、恋人でもない。 今、「現実で」「雪村羽衣菜」として、生きて、レンくんに片想いしてるんだ。 そう思えたから。 ~後書き~ こんちゃっちゃ!ゆきみ大福だよ! 小説を書いたのは、初めてで楽しかったです♪ 感想を聞かせてくれるととっても嬉しいです! 辛口はもちろん×! ではではー♪

短編小説みんなの答え:5

私の恋愛

私の名前は 三日月結菜(みかづきゆな) 中1 わたしには、好きな人がいる。 「おい、結菜、髪ぼっさぼさだなあ(笑)」 この子は 上月優真(うえづきゆうま) 中1 2人は幼馴染だ。 結菜「髪ボッサぼさって、ねぼ」 優真「寝坊?www」 結菜「ち、違うもん。」 結菜は照れた。 心の中(優真と付き合うことが一番の中学生の問題!でも、受験重なってて遊べないし…) 愛莉「何落ち込んでんのー?」 このこは、宮原愛莉。モデル、メイクをやっていて、私も、1軍のようなことになっている。 結菜「いや…愛莉すぐばらしそうだし…」 愛莉「も・し・や?好きな人ができた?」 結菜「うん…幼馴染の、優真…」 愛莉「えー!いがーい!」 結菜「誰にも言わないでよー?」 愛莉「わたしはね、うちの男の担任!」 次の日__ 優真「辞めろよっ!おいっ!」 結菜「やめてあげなよ!」 他の男子たち「は~い。」 優真「放課後、体育館裏来て。」 結菜「う、うん?」 放課後の体育館裏にて__ 優真「俺から言わせて。今日は助けてくれてありがとな。あ、あのさ、結菜のことが好きなの。付き合って。」 結菜「え?ええ?う、うん。わたしでいいのっ?」 優真「うん。興奮すんなってっ!」 幼馴染がきっかけで、付き合うことになった。 感想ヨロ!

短編小説みんなの答え:2

振袖

私がこの手紙を渡しに行ったとき、部屋に大きく飾られたあなただけの写真は、なんだかとても優しく、私を励ましてくれているような感じがしました。その写真も、あなたは笑っていました。  拝啓 はーちゃん様 もう、会えなくなってから、何年経ったでしょうか。 最後にはーちゃんのこと、見送ることもできずに、本当ごめんね。今から14年前、あなたは1人ぼっちだった私に、そっと声をかけてくれました。その日から、私の見ている世界は、とても明るく素敵なものになっていったのです。 「ねえねえ、ひまりちゃんだよね。あたし、……っていうの。はーちゃんって呼んでね。」 「はーちゃん…?」 「そうだよ!よろしくね。あっそうだ、ひまりちゃんのことも、はーちゃんみたいに、ひーちゃんって呼んでもいい?」 今も忘れてはいません。あなたと出会えた入学式の日のこと、私は後悔していることがあります。あなたの名前をしっかりと聞かなかったことです。あなたの顔色を、しっかりとうかがっていなかったことです。 あなたと出会えたあの日は、今までで一番最高の日でした。私を変えてくれた日でした。学校探検のとき、 「ひーちゃん、大事なこと、一個だけ教えてあげるね。」 「うん!」 「毎日笑顔でいれば、絶対にいつか、いいことが起きるから、笑顔でいること、忘れちゃダメだよ。」 「え?でも、悲しいことがあったらどうしたらいいの?」 「そうだな…。じゃあ、悲しいことがあったら、あたしのとこに来て。そしたら泣いてもいいよ。」 「わかった!」 その言葉は、私のそれまでの生活を、大きく変え、今では私の宝物であり、励ましにもなっています。全てはーちゃんのおかげです。ありがとう。実は私、今でも泣くときははーちゃんの写真を見ながら泣くんですよ。 最後に。入学式の後、私は真夜中にはーちゃんの訃報を受け取りました。はーちゃん、あなたはずっと病気で苦しんでいたんですね。そして最後に、憧れの入学式に出席してこの世を去った。小さい頃から治療を続けていたあなたは、私が最初で最後の友達だったんですね。 私にとっても、はーちゃんは最初の友達で、とても大切な友達です。 20歳となり、成人式であった今日、私は初めて“源はるちゃん“あなたに手紙を書きました。 私を作ってくれてありがとう。大好きだよ。                                          ひーちゃんより 「今日はわざわざ来て頂いちゃって、ありがとうね。」 「いえ、こちらこそ、急に来てすみません。」 今、私は、はーちゃんの家にいる。はーちゃんのお母さんが、私を家に入れてくれた。 「ひまりさん…よね。あのね、これをずっと渡したかったの。」 「これって…」 手渡されたのは、かわいいくまさんの封筒に入れられた、幼いはーちゃんからの手紙だった。 「これね、娘が最後に力を振り絞って書いたお手紙なの。とても一生懸命に書いていたわよ。もしよかったら、読んであげてね。」 「ありがとうございます…。」 ひーちゃんへ ひーちゃんと、もっといっしょにいたかったな。ごめんね。 みじかいあいだだったけど、ひーちゃんのこと、だいすきだからね。 ずっとずっと、ずーっと!おともだちだからね。                                         はーちゃんより 「私も…。はーちゃんのこと、大好きだからね。ずっとお友達だからね。」 はーちゃんの言葉を思い出して、私は一粒だけ、涙を流した。

短編小説みんなの答え:1

言えない

「私ってどうしてこんなに可愛くないんだろう…生まれ変わりたい。」 あー、はいはいそうですか。 ツンと出たした鼻にパッチリ二重。キュッと結んだ唇にあどけなさの残る丸顔。 サラサラの髪に…なんかいい匂い。リンス変えたのかな。 あんたのこと入学式で男子がコソコソ可愛いって言ってましたよー。 ま、ウチも小野ちゃんのこと可愛いと思うけど。 「うそー!小野ちゃんめっちゃ可愛いじゃん!ウチが男子だったら絶対告ってる。」 そう言うと、小野ちゃんはなんだかしょんぼり笑った。 「私さ、実はね、彼氏に可愛くないって言われたの。でもなっちゃんがそう言ってくれるなら自信ついたよ!私、もっと可愛くなる!」 あー、彼氏か。あいつ酷いことばかり言うな。いつも小野ちゃん傷ついて悩んでるのに。別れちゃえばいいのに。 そんなウチの気持ちを察したのか、 「でもね、めっちゃ優しいの!こんな私の面倒も見てくれるし、学年一カッコよくて、運動神経もよくて、いつもちゃんと叱ってくれるの!」 優しい人なら、こんなに可愛い小野ちゃんに可愛くないなんて言わない。そんな奴のために可愛くならなくていい。てかもう十分可愛いじゃん。これ以上どうなるの… でも、言えない。小野ちゃんにはいつも思った事が言えない。傷つけたくない。 ちょっと嫉妬することもあるけど、傷つけるくらいなら言わない。 だから、いつもきちんと考えて、でも、 「ねぇ、小野ちゃん。彼氏って小野ちゃんのこと好きなの?小野ちゃんは彼氏のこと好きなの?小野ちゃんのことそんな風に言う奴を小野ちゃんは好きにならなくていい。というか」 ーーーならないで。 そんなウチの声に合わせて小野ちゃんが口を挟んだ。 「私のことを好きになってくれる人を私は好きになるの!なっちゃんが私のこと嫌いで言ってるならそれでいい!私は幸せだもん!」 違うの。ウチは小野ちゃんに辛い思いをしてほしくないの。傷ついてほしくないの。 小野ちゃんのことが大好きなの。 だからこそ、ウチは小野ちゃんを否定したくない。 「ごめん。でもウチは小野ちゃんのこと好きだから。小野ちゃんが幸せなら文句ないよ。」 そう言うと、小野ちゃんはキュッと笑った。やっぱり可愛い。 小野ちゃんはウチのこと好きなのかな。分からないな。 だから私はいつも言えない。

短編小説みんなの答え:4

恋愛 姉妹 大戦争

妹視点 私は、出口 愛実(でぐち まなみ) 私は絶賛恋をしている真っ最中! 私の好きな人は、ズバリ! 坂口 七音(さかぐち なおと)くん! 1歳上で、カッコイイ! が、「大大大問題」がある! それは、姉も七音くんの ことを好きと言うこと! 2つ年上の姉の「初恋」 らしいのだ。これには、 驚きを隠せない。 だが!私は七音くんと 話したことがあるのだ! これには、姉も負けただろう! 姉視点 私は、出口 愛菜(でぐち あいな) 私は初恋というものをしている! 私は可愛いし、カッコいい、 坂口 七音くんが好きなのだ! でも、妹も七音くんが好き なのだ。「ガチ恋」ならしい。 これには、驚きを隠せない。 だが!私は、七音くんと 委員会が同じなのだ! これには、妹も負けただろう! そんな、恋愛姉妹大戦争を しているのだが、今日は バレンタインデー。 どちらが先にチョコを 渡して告白するのだろうか? 妹視点 大丈夫、私ならいける! 姉視点 大丈夫!今日は、委員会の日。 その時に、屋上に来てと言ったから! タタタッ 一気に階段を上がる。 そこには… 妹視点 屋上に来てって言ったから! タタタッ 屋上に着いた。 七音くんがいる。 それ以外誰も、物でさえも 一つもない。 そして私は、 「七音くん!これ!チョコ、何だけど 受け取ってください!」 七音くんから、 思いがけぬ返事が返ってきた。 「いーけどさー、お前、姉と喧嘩 してる?後、付き合わないからな?」 思いがけぬ返事に驚いきながらも、 「そっか。後、お姉ちゃんと喧嘩は してないですよ?チョコ、受け取ってくれて ありがとうございます。それでは。」 そう言って、私は猛ダッシュで 帰った。泣くのを我慢した。 姉視点 そこには、チョコを渡す妹と、 七音くんがいた。 帰ろうとしたが、愛実が階段めがけて 走っていった。フラれたんだろう。 「おーい!愛菜せんぱーい!」 七音くんが叫んだ。 「はいはい。って声がでかい! いつも委員会でも静かにっt」 「先輩、要件は何ですかー? 早くしてください!」 七音くんが言った。 拗ねてるのも可愛い。天使だ(泣) 私は言った。 「えーっと。その、チョコ! ほら!七音くん、甘いの好きでしょ? だから、初めてチョコを作ってみたの!」 七音くんは言った。 「ふーん。告白とか、ないんだ。先輩、 好きでしょ?俺のこと。知ってるよ? 委員会でも、よく俺の方見てくるし」 「それは、危なっかしいから!副委員長って 自覚ある?委員長大変なんだから、手伝ってよ!」 私は言った。まぁ忙しいとか 危なっかしいっての嘘だけど。 すると、七音くんは 「じゃあ、俺から言うわ。 俺と付き合ってください。」 私は思わず 「え?」 と言ってしまった。 七音くんは照れながら、 「返事は?//」 私は 「その、い、いいよ//」 七音くんが 「やった!ねぇ!今から 一緒に帰ろー!」 「うん!」 そうして、私たちの 恋愛 姉妹 大戦争 は幕を閉じた。 終わり 莉イムです! 今回は、恋愛にしてみました! どうでしょうか? よかったら、感想聞かせて下さい! ヽ(・▽・)ノ<ヨンデクレテアリガト

短編小説みんなの答え:2

「短編小説編」百鬼夜行

私は依桜(いお)最近百鬼夜行が行われると言う噂がどこからなともなくやってきた。確かに最近鬼の数が少ない。 私達「鬼殲滅隊」私は正直この名前がダサいと思う。それはさておき、 百鬼夜行が行われたら本気でやばい。なんとしても食い止めなければ。 「やっほー」 この子は美香(みか)私達殲滅隊の同期。 「ねえ依桜」 「なに?」 それからやはり美香は百鬼夜行の話をした。 「生きて会えるといいね」 そんな事言わないでよ 「うん」 私達は別れた 生きてまた合うためには鬼を、 百鬼夜行を止めなければ 次の日 百鬼夜行が始まってしまった。 先輩や 私も戦ってやっとあと一体 「はあってえ?」 は? 嘘でしょ 鬼は 鬼のボスは 美香だった けど 私は鬼殲滅隊である限り 美香を倒さなければ。異能力を使おう 私の能力は相手の技を奪うことができる。が相手が強すぎると 能力を使いこなせず逆にやられるケースがある。 殲滅隊は命を捨てて鬼と戦う 命なんて奪っても奪われても どうってことない 「はあっっ!!!」 「無駄だよ」 私はいつの間にか大きな刃に刺されていた 「いいな!この小娘。いくらでも動ける」 美香はいった ああ。私死ぬのか。悔しい何故か美香を助けれなかったから 「ぎゃあああ」 「わたしはあなたの毒をもらったの だから大きな刃はあなたの体に繋がってるってわかってるから いっしょにいこうね?本当の美香に戻って」 私達は死んだ二人で。 亡骸はとても幸せそうだった

短編小説みんなの答え:2

【音の消えた世界で彼女は】

愚かな人類は人工知能,AIを進化させすぎたのだ。 人類は彼らを制御することが出来なくなり,滅亡の危機に陥った。 ここは荒廃した日本の屋内である。 管理する人間が消え,建物は荒れ果て野生動物は街へその生息域を拡げていた。 「-ここにも人はいないか」 彼の名は灰谷紅葉という。 十数年前まで存在した日本国に生まれた青年だ。 「そろそろ燃料の補給しなきゃ」 「今日はここで休もう」 彼は隣の存在にそう告げた。 隣にいたのは……そうロボットだ。 灰谷はハルと呼んでいた。 『ニンゲン.食料の確保を提案する』 『ここには幸い動物がいる』 「そうだな,明日にでも行動しよう」 『ああ』 彼らが出会ったのは偶然だった。 灰谷は家族を失い1人荒れた街をさまよっていた。 そんな時壊れたロボットの墓場に辿り着いた。 そこにハナはいたのだ。 灰谷の父は工学に通じていた為,彼も構造について知識があった。 彼はハナを直すために試行錯誤した。 彼は優しかった。 そうして,目が覚めたハナに灰谷は笑ったのだ。 ハナは彼を見たときひどく混乱した。 人間は,ロボットを発見したなら破壊する。 しかし彼はロボットを修理し笑ったのだから。 『全くおかしなやつだよ.お前は』 「何か言った?」 『これだからニンゲンは.聴力すら衰えたか』 「あはは…」 『……』 一度だけ尋ねてみたことがあった。 憎くないのかと。 「僕は君達を恨んでなんかいないよ,勿論どうして家族や友人が殺されたのか……悩まない日はない」 『それなら』 「だって僕は好きなんだ,ロボットが」 『…スキ?ロボットが?』 「あぁ…ただ単に好きなんだよ」 ハナは紅葉の思考の理解に苦しんだ。 人類とロボットは滅亡の危機に陥るほどの殺し合いをしたのだ。 その影響で紅葉の血縁や友人もこの世を去った。 文明の被害者である彼はロボットを好きだという。 『人間の思考回路は我々の予測域を超えている』 灰谷とハナが出会って数年の時が流れた。 人類のほとんどが滅んだ世界で他の人間を探し続けた。 しかし灰谷の体は既に限界だったのだ。 「ハナ」 『なんだニンゲン』 「僕の命が尽きたらさ」 『…』 「日本の海の見える場所に埋めてくれないか」 「…"日出ずる国"って二つ名があったんだ,きっと綺麗だ」 『私がソレを守る義務があるか?』 「いや…無いね残念ながら」 しかし彼は自信ありげに微笑んだ。 「それでも君は僕と共にいてくれるんだろう?」 『…』 「そして律儀に約束も守ってくれるんだ」 『うるさい黙れ』 「ふふっ…ごめんよ」 まだ半世紀も生きていない人間にしては,とても老けた印象だった。 それでも灰谷は変わらぬ笑顔で。 「うん,やっぱり君は優しいロボットだ」 『我々にニンゲンのような愚かな感情は必要ない』 「そうかもしれないね……それでも君は優しいよ」 『静かにしていろニンゲン』 ずっと横になりハナの動きを見ていただけの灰谷だったが,気配が変わった。 「……ハナ」 『なんだニンゲン.腹が減ったか』 「……ありがとう」 『なんのことだ.おいニンゲン』 「…」 『おいニンゲン.狸寝入りとやらをしてもムダだ』 「…」 『私はお前の脳波や心拍数を計測出来るのだぞ』 「…」 『モミジ』 名前を呼んでみたのだ。 しかし彼は応えてはくれなかった。 視界に映る数値は、ただ一つの事実を示していた。 『モミジ』 『モミジ』 『モミジ』 頬に手を当ててみるが,その温かさを数値で出すことは出来ても感じることが出来ない。 『……もういないのか』 そう口にした途端,得体の知れない感覚が彼女の身体を蝕んだ。 メンテナンスをしたのは最近のことだ。 異常はなかったはずなのだ。 それなのに何故こんなにも苦しいのだろうか 燃料切れのように力が入りにくい 撃たれても手足を失っても何も感じなかったのに なんなのだこの感覚は この世の全てを消し去ってしまいたくなるこの感覚は ━━━━誰か教えてくれ 『モミジ.お前は知っているのか?』 ハナはもう動くことのない紅葉の体に話しかけ続けた。 辺りは闇に包まれ,洞窟を照らす赤い炎が揺れるのみ。 『……ああ.なんて.静かなのだ』 この星にはかつて文明があった 彼らは今永く深い眠りについた 人類戦争と呼ばれるAIとの戦いから十数年後 この星の最後の人類は永遠に目を閉ざした ハナは朝日を眺めながら時を過ごしたのだろうか それとも…その灯火に終止符を打ったのだろうか 彼等の行く末は読者の皆様に委ねましょう

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