短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
写真
私の家は代々写真家。 今日は暇だったので、私が3歳の時に亡くなった曽祖父の部屋を見ることにした。 生前から部屋はそのまま残っているのだ。 本のにおいがする曽祖父の部屋は珍しいものがいっぱい。 スイス民謡のオルゴール、よく分からない本、ホルマリン漬け。 見ているうちに、引き出しの奥から木箱を見つけた。 私の手の大きさくらいの薄い木箱。 中を見ると、1枚の写真が入っていた。 白黒写真で、モンペ服の人が写っていて、背景は崩壊した町々… そう、戦争の写真だ。 小学生くらいの女の子2人と男の子1人、そして中学生くらいの女の子が写っている。 多分、兄弟。 親は写っていない… きっと曽祖父が、若い頃撮ったのだろう。 みんな笑って、こんぺいとうを頬張っている。 私が見てきた写真の中で1番魅力的な写真。 写ってる姉弟は、生き生きしてる。 戦争中なのに。 凄い、素敵、魅力的。 素晴らしい写真なのに、怖さを感じる。 この写真を読み深めていけば、知りたくない物を知ってしまうかもしれないという恐怖。 ステキな笑顔の裏の苦しみ。 そんなことを考えると、見るのが辛くなる。 もう一度、見てみる。 何も変わっていない。 姉弟が笑って、美味しそうにこんぺいとうを頬張って、後ろに燃ている町々があって。 時代は変わっていくのに、この写真は変わらない。 そして、戦争の辛い辛い歴史も。 すっと写真を木箱に入れ、引き出しに戻す。 何も無かったよう、そっと。 この姉弟が幸せに安らかに眠れますように。 と、神に祈った。 私が出来ることはこれしかないのだろうか。 私が去った部屋の机は誰かの涙で濡れていた。
キミの血は運命で熱い【短編小説】
血液型にはIHプラスとIHマイナスがいるんだって ほとんどの人はIHプラスだけど私はIHマイナスなんだって 私は楠木 尊(クスノキ ミコト) 成績はまぁまぁだし運動ができるわけでもなくただの平凡な中学生 今日は2年生たちとバスケなんだけど… うわぁー カッコイイ そこには学校1のモテ男☆ 神坂 渉(コウサカ ワタル)先輩がいた くらっっ うーーーん… 貧血かな? おい!尊大丈夫か? 「あ うん」 コイツは柚木 譜甚(ユギ フイタ) 幼なじみの腐れ縁 よし1年も試合するぞ 「「はい!」」 試合の途中… バタッ 「おい!楠木!大丈夫か!」 うーーーん 先生? 目を開けるとそこには先輩が! 実は私先輩がスキで 「えっ!私どうして」 「貧血で倒れたんだ 輸血するって ちょっと待ってて」 「あ あの 私先輩と血液型ちがっ 「あの血液型オレならIHマイナスなので一緒ですけど…」 そこには譜甚がいた 「お前は寝ておとなしくしてろ すぐ終わらせるからな」 ニコッ その笑った顔はこの世界の何よりも綺麗で 一瞬で先輩の色だった私のココロが譜甚の色になった その後の私の身体はとても熱かった
君の友達になれたなら
私は海(うみ)。大好きな男子、光(ひかる)と出会ってから3年がたつ。 でも光は、私のことを友達としても認識していないみたいで。 何度も、一緒に図書室に行った。 毎日、たくさんお話しした。 私が怒っても、全力で嫌な顔ひとつせず謝ってくれた。 でも、それも去年までの話で。 クラスが離れてから、全然話せていない。 それどころか、私がサイコパスだとか友達に話している。 たまに、勇気を出して話しかけたりもする。 「光、国語のテストってもう終わった?」「…」 …また、無視か。 友達だと思っていたのは、私だけなのか… このままではだめだ。明日、しっかり話そう。 俺は光。大好きな海と出会ってから3年がたつ。 クラスが別れてから、海はあまり話しかけてくれなくなった。 たまに話しかけて来るが、その声には明らかに怒りが混ざっているから無視していた。 でも、その声の主は紛れもなく海。 もしかして、海は俺と無理して話していたのかもしれない。 俺は調子にのって海を傷つけてしまったことがある。 …もしかすると、俺は海の友達にもなれなかったのかもしれない。 考えても仕方ない。明日話してみよう。 次の日。 「光」 「海」 二人(被ってしまった…) 「聞きたいことがあるんだ」 「私も、ひとつ聞きたいことがある」 「「聞いてくれる?」」
反対と隣
俺は、月詠冬河(ツクヨミトウガ)、中2。 今、恋をしている。 「桜瑠~、おはよ~!」 「光河、今曰ゲ-ムできるか?」 「桜瑠ちゃん、今日遊ぼっ!」 クラスの人気者、光河桜瑠(コウガワハル)。 俺と反対の季節の名前だ。 光河は男女両性に人気で、いつも誰かしらが側にいる。 光河の側にいるヤツは、気付けば自然と、光河の事が好きになっている。 俺も、その現象の被害者だ。 毎曰、気付いたら光河を気にしていて--。 今も、教室に入ってきて、択山の人から声をかけられる光河をガン見していた。 -しっかりしろ、自分。そんなに見ちゃダメだろうが! 「冬河、おはよ!」 急に話しかけられて、そちらを向くと、光河だった。 「あ、おはよ。」 俺もあわてて返す。 光河は二ッコリ笑って、俺の2つ後ろ、自分の席へ行った。 俺は、サラサラのセミロングがゆれているのをボ-ッと見る。 -光河、今曰もまぶしいな~。 俺のロから、なんともマヌケなため息がもれた。 *-*-*-* 「桜瑠、好きな人、いるらしいよ!」 放課後、いつも一緒に帰る、空野晴人(ソラノハルト)に言われた。 晴人は基本、誰とでも仲良くできる性格で、俺の強い味方だ。 「さっき言ってた、冬河…。」 晴人の情報は信用できる。 隣のクラスの早坂琳心(ハヤサカリンム)も、小6の頃、恋愛の事で晴人に助けてもらっていたらしい。 琳心、いつも明るくてオ-プンだけど、意外とそ-ゆ-トコ、おく病なんだよな。 結果、琳心は片想い相手、未寄瑠佳(ミヨリルカ)への告白に無事成功し、今も仲良しカップルだ。 会話が友達同士っぽくて、付き合ってるのは、あまり知られてないけど…。 だから、光河に好きな人がいるのも、ウソではないと思う。 「だからって、あきらめねぇよ。」 俺がカ強く言うと、晴人は目を丸くした後、二ッと笑った。 「お!がんばれよ!」 -もじもじしてちゃダメだよな。男にならなきゃ。 俺は、晴人の明るい笑顏に勇気をもらった。 *-*-* 「光河、今曰の放課後空いてたら、勉強教えてくれ!」 翌曰の朝、俺が言った。 「しょうがないなあ、冬河は。いいよ、教えてあげる。でも私、今曰部活だからおくれるよ。」 まだこれからだが、無事に2人の時間を作れただけでも良かった、と思う。 *-* 「おそくなって、ゴメン!」 時間は、下校時刻から3O分。 俺を待たせないためか、光河は3O分だけ部活をしてきたようだ。 -優しい、優しすぎる! 光河は近くのいすを引き寄せ、俺の隣に座った。 *- 「なぁ、光河。」 しばらくして、俺の心の準備が整った。 「関係ないけど、好きな人いるって、本当?」 できるだけ自然な表情、ロ調で言ったつもりだ。 「う~ん、まぁね。」 「俺も教えるから、光河も教えて!」 -ちょっと転回速すぎたか? 俺のこ動はドンドン速くなっていった。 「…いいよ、じゃ、まずは冬河から!」 俺は一度深呼吸をした。 「…光河桜瑠。」 「へっ?」 俺がその名をロにした瞬間、光河のマヌケな声がした。 光河を恐る恐る見ると、顔を耳まで真っ赤にして、固まっていた。 俺は、この沈もくから逃げるため、ロを開いた。 「つ、次は、光河の番。」 あわてたせい、ドキドキのせいで、少し早ロになってしまった。 光河は少しの間だまっていて、やがてクスッと笑った。 「私…。」 光河が二コッと笑う。 「私、月詠冬河が好きだよ。亅 それは、俺の恋が実った瞬間。 俺と光河に、教室の窓からタ曰が差した。 「桜瑠…。」 「さ、勉強続けよ!亅 この時、無意識だが…。 俺の隣の季節の名をロにしていた。 読んでくださり、ありがとうございます!
カーナビ
お父さんが中古のカーナビを買ってきた。 父「中古なのに安くて、ほぼ新品なんだ!」と子供のようにはしゃいでいた。 私は、「よかったねー」と適当にききながしていた。 父「それで旅行にいかないか?」母「いいわね!」私「えっまじ!?いくいく!」 父が旅行といった瞬間ワクワクしてきた。 ~翌日~ 私「楽しみだね!」母「そうねぇ!」そう言いながら二人は車に乗り込んだ。 父「いくぞー!」母・私「レッツゴー!」父はカーナビをセットする。 父「やっぱいいなぁーピカピカだぁ」 ~1時間後~ 私「ねえだんだん車が少なくなってるけどここでいいの?」父「でもカーナビどうりだぞほらあと5分でっくって」 たしかにカーナビにはそう映っていた。カーナビ「右です」父はハンドルを右に曲げる。 母「道がガコガコしてきたわよ」父「そうだなあ…」だんだんと家族みんなが心配になってきた。 父「いったん戻るか…」父がバックしようとした時だった…カーナビ「右です右です」 父「あれっ!?バックできない?」カーナビ「右です右です右です右です右です右です右です」 車が右へ勝手にすすむ。父「うそだろ!?カッカーナビの電源を切れば!」私「まだ言ってるよ…」 母「まって!前、海よ!」私・母・父・「キャアアアアア」 ドンッと言う音が鳴り響いた。もう遅かった。 …中古ショップ… 店員「あのカーナビ売ってよかったんですか?あれ、ワけありで、海行方不明になってしまった方のですよね…」店長「それがさっきオレもそう思って電話したんだけどでないんだよ。まあ大丈夫だろ」店員「そうですよね!」 店長・店員「アハハッ」二人の笑い声が店に鳴り響いた。
校則(ホラー)
私の名前は桜庭楓。あじさい高校に通っている。 この学校は校則が厳しくて、校則を破ると補習授業が待っている。 その校則の中に3階の理科準備室に行くべからず、という校則がある。 「ねぇ楓。3階の理科準備室に行ってみない?」 「えぇ?でも、校則を破ると補習授業を受けなきゃいけないよ!」 「いいじゃん!っつーか、楓もそんなこと言って本当は気になってるんでしょ?」 図星だ。まったく早紀はいつも私の思考を読んできてエスパーなの?この子。 渋々承諾して部活が終わったら行くことにした。 部活が終わり、私たちは理科準備室に集合した。 いつもなら鍵がかけてあるので体当たりでもしてこじ開けようとでも思っていたが、なぜか、鍵が開いていた。 「うおっ!?鍵開いてんじゃん!さぁ行くよ!」 理科準備室に入ると冷たい風が吹いてきてなんだか気味が悪かった。 そろそろ出よう、と言おうと思ったらバタン!と音がしてトビラが閉まった。 慌てて扉を開けようとするが、鍵が外からかけられていて出ることが出来ない。 「うそ!?出れない!?どうしよう…。」 すると、床から手が出てきて私たちの足を掴んで床に引きずり込んだ。 くっ、苦しいっ!!だ、誰か助けてぇ!! するとどこからか声が。 「この娘たちの体は次の人体模型に使えるな。ふふふ。校則を破るとこのようなことになるのだぞ?次から気をつけるんだな。あぁ。そうか。お前たちに次は無かったな。」 なんで?なんで私がこんな目に遭わなきゃいけないの?そして、私は意識を失った。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんちは!ガーディアンです!お久のホラーでしたが上手くまとまりましたかね?コメ、お待ちしています!
妄想 初投稿 作 ミヲ.
「え、お前、こんなアニメが好きなのか(笑)」 「キモッ!オタクじゃん!!二次元に金かけすぎるんじゃねぇの?ま、俺には関係ないけどな!」 …ねぇ。どうしてそんな言い方するの。 でも、そんな言葉は言えない。相手すらいないから。 これは単なる私の妄想。 私は、友達なんていない。いるのは家族だけ。でも、家族さえも私をゴミ扱いする。 本当は幽霊なんじゃないか、私はいらないんじゃないか、そんなことを思い続けていた。 そんな時。ある人が現れた。その人は私を救ってくれた……なんてのも単なる妄想。 私を必要としてくれる人はこの世のどこを探してもいないだろう。 そんな時は、こう思う。アニメを見れてるだけでも良いかもな。スマホを持ってるだけでも良いかもな。お下がりだけど。 スマホは、私の友達かもしれない。いや、大親友だ。さらにその中に存在する人達も私の大親友。恋人もいる。 ずーっとずっと、一緒にいようね。 私の仲間。 「あーあ。それが妄想だってことすら知らないんだあの子。」 そう呟くのは、ふわふわと浮く幽霊。 「勝手に自分を悲しいヒロインとかにして。みんなはあの子に話しかけてるのに。でもそれを無視する。ってかあのスマホ新種のやつじゃん。」 独りぼっちの少女…。本当は、みんなから愛されている。でも、彼女は妄想を現実と化している。 全て、妄想。嫌われてるのも妄想。悪口を言われてるのも妄想。 そう。これは依存だ。 終 ハマりすぎたら、大変なことになっちゃうよ。 初投稿の作品、どうだった? 自分なりに頑張って、作ったよ。 見てくれて、ありがとう。 また、いつか。 ミヲ.
大人になんかなりたくない。
「…もうすぐ、中学生だってさ」 なんてことない昼休みの教室。 窓の外には真っ青な冬晴れの空が広がっている。 教室には俺を含めて2人の人間が、一定の間隔を保ちながら過ごしている。 ___まるで相手のことなど微塵も見えていないかのように。 そんな日常の風景の中、俺と一緒に教室にいた萌英が突然言葉をこぼす。 「え?」 俺は思わず聞き返した。 「もうすぐ自分が中学生になるのが信じられなくてさぁ…馬鹿みたい。」 萌英はあははと自虐っぽく笑ってから、はぁと小さく息を吐いた。 「そっか、中学生になるのか」 俺は今まで知らなかったみたいに口に出した。 「…中学生になったら、何か変わるのかな。どう思う、佳?」 「…わかんない」 俺は何となく返す。 「…なんとなくさ、怖いんだよね、中学生に…大人になっていくのが」 「え?」 また聞き返してしまった。 「世の中に放り出されていくのが怖い。自由になるのが怖いの」 「…なんで?」 俺は聞く。 …自由は良いことではないのか? ありのままの自分を出すために必要なプロセスじゃないのか? …口先でしか言えないかもしれないが。 …俺も何となく混乱してくる。 「…それも分からない。何となく怖いんだよ」 さっきから萌英が言っていることの意味が分からない。 「明確な理由がないのに怖いわけ?」 「…うん。だから、馬鹿みたいだなぁ~と、思って」 __萌英も俺も、しばらく黙っている。 「まあ、お互い…いや、佳は何も思ってないかもしれないけど…頑張ろうね、中学生になっても」 萌英が誤魔化すように席を立った。 「あ、ちょっと」 俺は萌英を追った。 「ついてこないで」 萌英は言い放つと、駆け出して行ってしまった。 こんにちは、あと4ヶ月で自分が中学生になるなんて信じられない大福餅です。 大人になんてなりたくない女の子の話。 大人って、一体何なんだろう…みたいな哲学的な妄想から出来た話です。 オチ(?)は投げやりですが、よければ読んでやってください(笑) 主人公の名前は、萌英(もえ)と佳(けい)です。 感想、アドバイスなどお待ちしてます。
No title
いつもと同じ、制服に腕を通します。 今日は何色のニットを上に着よう、と考えると、君の顔がポンって頭に浮かぶのです。 君はたしか、白色が好きだったはず……そう思いながら、自然と白色のニットに手が伸びます。汚れてしまってもいい、少しでも君の瞳の中に入りたいのです。 髪をとかすため、ブラシを手に取ったとき、ふと君の顔が浮かびます。 自然と君が「かわいい」って、耳を赤くしながら言ってくれた編み込みをします。もちろん、崩れないようにスプレーをしゅっとひと吹きします。 朝、学校に行く途中のことです。 君からのメールを開くと、「昼休み、屋上で」と、絵文字なしのそっけないメールがありました。 そんな7文字のメールでも、私は嬉しくなってしまうのです。 「……え?」 「まあ、そんな反応するだろうな」と君は頭を掻きながら言います。 「俺、ニューヨークに行くことにしたんだよ」 夢を掴むために、と君は続けます。 私たちも、もう高校3年生。ぼんやりでもいいから、進路を決める年です。 仕方ない、君の夢のため、そう思っても……やるせない気持ちでいっぱいなのです。 「……進路を決めてないのは、私だけなのでしょうか……」 「…お前だけじゃないだろ」 そんなことしか言えないのが、君らしいです。 本当は心の中でたくさん考えてて。でも、うまく口に出せなくてもどかしい……。 そんな気持ちが、顔に出ています。 「わかりました。どんな夢でも、君を応援します」 君はそっぽを向きながら、 「俺も。あと、もしお前が就職できなくても……」 ニューヨークに来ればいいよ、可愛がってやる。と言ってくれました。 そ、それって……。 「あの、それほぼプロポー」 「違うぞ?!た、ただ俺は……」 図星だったらしく、赤くなって固まってしまいました。 クスクスと笑う私に、君は唇を尖らせました。 残り少なくなってしまった私たちの青春。 ですが、私は君のその言葉を聞けただけで、悔いなしと思えるのです。
僕から君へ蜂蜜レモンを。
「僕…辺幹さんが好き…かも?」 「え、待って待って。自分でもよく分かってないのに告白したの!?」 「うん…」 「そりゃまた変わってるね…」 「だって辺幹さん、可愛いもん」 「ごめん、君のほうが可愛いよ」 傍から聞けば、どっちが女か男かわけ分かんない告白。 光希(みつき)可愛い系の中2【男子】 花菜(はな)少し不器用な中2【女子】 こんな真反対な二人の日常…見てみたいと思いませんか? 【7/14】プール〔花菜目線〕 今日はプールの授業の日。 あんな可愛い男の子、光希君を見て私は思った。 君は…マグロかなんかですか?←は? だって、今日のクロールテストでクラス一位だよ!?ギャップ!かっこよくない!? 授業終わり、レモン柄のビーサンを履いた光希君と並ぶ。 花「光希君、早かったじゃん!」 光「そ、そう?//ありがとニコッ」 花「さっきのかっこよさどこいった?」 【8/18】夏祭り〔光希目線〕 今日は初めてのデート。 浴衣姿の花菜ちゃんが可愛くて、僕はまともに顔を見れていない…。 レモンのかき氷、僕の体温で溶けてくんだけど…←んなわけない 花「光希君は照れ屋だねニヤッ」 光「…照れてない…//」 花「声ちっちゃww」 ー時は飛んで雪の降る季節となりました 【12/24】公園〔花菜目線〕 今日はクリスマスデート!これで何回目のデートやら。 光「さーむーいーっ」 花「めっちゃ棒読みwならさ、これあげるよニコッ」 光「え…?ふわあっ!?…うわあ、あったかぁ」 私が渡したのは昨日作った耳あて。 光「ありがと//じゃあ僕も…」 〔光希目線〕 光「はいどーぞニコッ」 花「え、これ…」 光「1週間前くらいから漬けてたんだー!」 僕が渡したのは、手作りの蜂蜜レモン。 めちゃくちゃ美味しいよー?←ドヤッ 花「ありがとう!!じゃあ、バレンタインデーはマカロンでも作ろうかなー」 光「ならホワイトデーはレモンケーキでお返ししよっと」 花「あのさ、前から思ってたんだけど、どんだけレモン好きなの?w」 光「………心からの思慕を君へ//」 花「え?何て?」 光「な、何でもない。花菜ちゃんのほうが好きだよニコッ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「変わってないねー、この頃から」 「今になったらわかるでしょ?思慕の意味」 「さすがにね。あ、でさあ、やっぱ 『式』のケーキはレモンケーキがいい?」 「ホワイトデーのときみたい」 「はは、そうだねニコッ」 そう笑いながら、お互いの懐かしい日記を閉じる若い夫婦。 小さな家の庭には思い出のレモンの木が一つありました。 End ※レモンの花言葉 ・誠実な愛・心からの思慕(恋しく思うこと)
たった二文字の言葉が。【恋愛小説】
『好きです。』 この言葉が、文章が、君に伝えるのがどんなに難しいことか。 一日一日を過ぎていくごとに、この言葉の重みを知る。 伝えて、振られてしまったら...そう考えると、1歩前に踏み出すことが出来ない。 登校時間。 後ろから、走っている足音がする。 いつも僕のところに来てくれるのは...君だ。 「おはよう。」 君はいつものように、笑顔で話しかけてくれる。心臓の位置がわかるくらい、鼓動が激しくなる。 『...おはよう。』 伝えたい。この気持ちを、君に。 でも、伝えてしまったら...もうこの笑顔が見れないのかもしれない。 きっと君は...愛しい君はどれだけ僕を苦しめているのか、分からないだろう。 「顔真っ赤だよ?大丈夫?」 僕の顔を覗き込みながら、君は言う。 いつの間にか顔が真っ赤になっていたようで、焦った。 『あー...寒いからかもな。』 顔をそらしながらそう言う。 こんな些細な日常会話が出来なくなってしまうなら 僕は君が...なんて伝えない方がいいのかもしれないな。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 好きです...いや違う。愛しています...じゃ、ちょっと重いかな...。 君はきっと、私の気持ちなんて分からないでしょう。 君に1番に伝えたい言葉は、昨日見た番組が面白かったー。とか、そんなんじゃない。 関係を進展させることが出来るか、それとも関係が壊れるか、そんな言葉。 君は勘が鋭いからなんだってすぐバレちゃう。 ...いや、私の嘘が下手なのかな...どっちにしても、バレたらまずい。 この気持ちは、君にバレてはいけない。 いつもと様子が違う...なんて言われたらどう返せばいいのか分からないよ...。 朝、登校する時間。 見慣れた後ろ姿が目に映る。 ___君だよ。私の心臓をキュッと締め付けてくる相手は。 君の背中をおって走る。鼓動が早くなる。 ドキドキという音が、周りに聞こえてないか心配になるくらいに。 「おはよう。」 いつも通り...いつも通り...そう思いながら君に話しかける。 『...おはよう。』 君から返事が返ってくるのには、少し時間がかかった。 どうしたんだろうと顔を覗き込むと、頬が真っ赤に染まっていた。 「顔真っ赤だよ?大丈夫?」 すると君は、寒いからかもな。なんて言って顔を逸らす。 あぁ...頬を赤くした犯人が私だったらいいのにな。 ...なんてね。そんなこと、君には絶対言えないけど。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 両片思いの初々しい小説が書きたかったです。 この後、二人の関係がどうなっていくかは、皆さんの想像におまかせします。 最後まで読んでいただきありがとうございました。byアスター
王子様と狩猟民
誰にも見つからずに外に出られた。 無意識に詰めていた息を、ふうっとはきだす。 狭苦しい宮殿から抜け出して。 皇太子なんて身分、クソくらえだ。 思わず、笑みがこぼれる。 大きく深呼吸をして、駆け出した。 ・・・俺が目指したのは、宮殿から少し離れた、小高い山。 ここなら、そう簡単に捜し出される事は無いだろう。 森には、見た事のない物がたくさんあった。妙な色のキノコ、かさかさと走り回る小動物、生い茂る樹木・・・ 『・・・何だ、これは』 はたと足を止める。俺の足元にあったのは、花だった。花弁が兎のような形をした、桃色の花・・・思わず、誘われるようにして手を伸ばす。 『あかん!』 背後から聞こえた叫び声。驚いて振り返ると、息を乱し、焦った様子の少女が立っていた。 俺と同じ、15歳位の娘だ。背中に弓と矢を背負い、平民の着る、簡素なつくりの衣を纏っている。 だが、その姿形は、ハッとする程に美しかった。 『それ、触ったらあかんよ。毒やから・・・かぶれてえらい事になる』 聞き慣れない訛り。娘は俺の手首を握って、そっと花から引き離す。 『あ、ああ・・・感謝する』 どきまぎしながら言うと、彼女はにっこり笑って首を振った。 娘は、俺が王子だという事に気づいていなかった。この森で、狩りをしながら暮らしているのだという彼女は、何も知らない俺に、あれこれと森の事を教えてくれる。 彼女と過ごす時間は、キラキラと輝いていて。心の底から楽しいと思うと同時に・・・彼女と、ずっと一緒にいたいと思った。 『俺は・・・そろそろ帰らなければ』 甘い木の実を頬張りながら、ポツリと呟く。彼女の顔が、少し曇った。 『そっかぁ・・・分かった。麓まで送るわ!』 ふわりと笑って立ち上がる娘。彼女はふと、何かを思い出したように、パッと顔を輝かせた。 『そうや・・・おまじない、しよう!』 おまじない?聞き返すと、彼女はいかにもと頷いた。そして、自分の髪を結んでいた紐をほどき、俺の手を持ち上げる。 『また、会えますように。・・・いっぱいお話できますように!』 彼女の手が離れた時。俺の手首には、彼女の髪紐が、ブレスレットのように結びつけられていた。 その紐は、使い古されて色褪せていたけれど。・・・俺にとっては、これ以上無い最高の贈り物だ。 『・・・分かった。絶対に、また会おう。・・・約束だ』 そう遠くない未来。王位を継承した俺は、彼女を妻に迎えるのだが・・・それはまた、別のお話。
ゆう暮れ時に笑って
「…ねぇ。自由って、なんだと思う?」 散歩の途中に立ち寄った小さな公園のベンチに座って、あったかいコーンポタージュを飲んでいた。 雲ひとつない澄んだ空を見つめながら、私は答えを探す。 「自由、か…」 空を飛べたら楽しいんだろうなぁと思ったことはあったけど、それがどういう事か考えたことはなかったな。 目線の先に1羽、黒いカラスが低めの空を飛んでいる。 翼をはためかせる様は、想像していたよりずっと力強かった。 視界を埋める広い世界。 全身で感じる冷たい風。 遮るものが何も無い空に1人翼を広げ飛びゆくのは、開放感に溢れていると同時に、とても孤独に思えた。 「…今、考えてたんだけどさ」 カラスが遠くの空に小さくなっていくのをぼんやりと眺めながら、私は口を開く。 「自由って、怖いね」 「……怖い?」 不思議そうな瞳が私をとらえている。 「うん…何にも縛られない世界は一見魅力的かもしれないけど、その分、何も、守ってくれない」 「……」 「ルールって、私たちが守るものじゃなくて、私たちを守ってるものなんだよね…」 遠くの方から4時45分を告げるチャイムが鳴った。 茜色に染まっていく空の下、小さな子供たちが次々に帰りの支度をしている。 「…なにから?」 「………」 秋の空のグラデーションが綺麗だった。 「………苦しみ、から…?」 夕日が街を照らしている。 「……すごいね。それで本書けると思う」 「えぇ、大袈裟でしょ」 「いやいや、ほんとに」 「…マジか」 「まじ」 見つめてくる瞳がやけに真剣で、思わず笑いが込み上げてくる。 「…くっ」 「ははっ」 「なんでこんな話してたんだろうね」 「えっ、振ったのそっちじゃん!」 「あははっ。まさかこんないい事言うとは思ってなかったし」 「……そう?私天才かも?」 「………」 「っ、そんな目しないで!」 「……」 「えっ、ねぇ、ちょっと一一 一自由って、なに? きっとそれは、何も無いこと。 信じられるのは自分だけ。 広くて、何も無くて、孤独な、そんな世界。 いつかその世界に足を踏み出した時、自分で未来への道をつくることが出来るように。 そのために私たちは、今を生きているのかもしれない。 大人になったら、あの頃は良かったなぁって、思うんだろうな、私。 …まだ子供だから、よくわかんないけど。 そんなことを思いながら飲むコーンポタージュは、なかなか美味しくて、 暖かかった。
#失恋
中学生になってから幼馴染みの優斗に、避けられている気がする… 「何でだろう…」 と真っ青な空を見上げてつぶやいてしまう。私は、優斗と仲良くしたいのにな。と色々考えているうちに空は、オレンジに染まっていった。 自分の部屋で一時間考えた末、決めた。明日優斗に聞こう。 「話って何?」 そう優斗が真顔で言う。 「あのね、私の事最近避けているのかなって…また、小学生のときみたいに仲良くしたいなって思っているんだ…」 幼馴染みの前なのに少し声が震えてしまっている。 「ごめん。俺には同じ学年に好きな人がいるんだ。お前と仲良くしてたら勘違いされるだろ。」 ダッシュでその場から離れる。今にも涙がこぼれそうだ。そして私は気付いた。私、優斗の事が好きなんだって。 そして、その優斗に失恋したんだって…私は涙がとまらなくなった。 藍漓(あいり)です!初めての短編小説ですが楽しんでくれると嬉しいです… 失恋って悲しいですよね。
君への想い、届かない
まだまだ不慣れなものですが、読んでくれたら嬉しいです。 -------------------- 風になびく爽やかな彼の髪… すらっとした長身… クールな態度… ああ、なぜだろう、 叶わない恋なのに、 そう分かっているのに、 まだ彼を想っている… -------------------- 彼に出会ったのは、 私が中学生の時だった。 その頃から、 私は彼を想っていた。 基本的に彼は、口数の少ない子だったが、 仲の特にいい子達に対しては、 たちまちおしゃべりになる。 私も、その、 「仲の特にいい子達」 の一人になりたかった。 私も、 彼の声が、 たくさん聞きたかった。 たくさん話したかった。 でも、彼は、 私に心を許してくれなかった。 そして、 彼は違う女子を、 見つめていた。 私が彼を見る目と、 同じ目で、その子を。 これが「失恋」というものなのか。 そう思った。 不意に、 涙が私の頬をつたった。 でも、 彼はまだ、 私を見てはくれなかった。 -------------------- 彼に片想いしてから、もう三年経つ。 もうすぐ卒業。 街に舞い落ちる雪が、 冷たく私に触れ、 そして水滴になった。 ため息が白く広がり、 そして冷たい空気に 溶けていった。 視線を落とすと涙が出そうだから、 私は上を向いて、 灰色の世界を見つめた。 彼は、 私のことなんて、 興味ないだろう。 分かっている。 でも、 やっぱり今日も、 彼に恋してる。 いつものチョコレートが、 苦く口に広がった。 この雪がいつまでも続いて、 私のこの心を冷ましてくれたなら。 -------------------- 一回好きになったら、 やっぱり、 この気持ち、 すぐには、 捨てられないね。 辛いよ。 とっても。 でも、 今日も、 この、 好き、 っていう気持ちが、 彼に、 届きますように、 って、 願ってる。 願ってしまっている。 好きだよ。 なんて、 私から、 言えない。 彼が今、 振り向いて、 私に微笑んで、 私に駆け寄って… 妄想だけは広がるのに、 現実にはならない。 はかない恋、 なんだね。 泣いちゃいけない。 そう思ってるのに。 生温かい雫が私の頬を次々とつたう。 涙はもう、 流さない。 そう決めたのに。 あなたのせいよ。 バカッ。 涙目で、 そう呟いた。 彼が、 だんだん遠ざかっていく。 心の距離が、 広がっていることを、 暗示しているように。 届かない想い。 なのよね? でも、今も思う。 もしも、 もしも、 もし… この想いが、 キミに届いたら。 微笑んで、 私は足を進めた。 彼に追いつきたくて。 届いて…! -------------------- 最後まで読んでくれて、 ありがとうございます! コメント待ってます! たくさん来たら、 嬉しいです! 飛んで、 屋根、 突き破ります!
いきるいみ
死にたい 物心付く頃から、そう考えていた。 ~~~~君とで会うまでは もう辛くなって、すべてを放り込んで、そんな自分が嫌になって死のうって思ってる。 こんな風に、自分の気持ちを誰かに伝えたらバカにされるだろうし人間が一番嫌いだ。 僕は、最悪で最低な人間だ。過去に、笑われて 「お前に生きる意味なんてねえよ」 と言われてから。ずっとこんなことを考えている。ああ、どうしましょう、母の困る声と父のどうしようもねえよ、生きる意味をわかってもらわないとという声が聞こえる。 ~~~もうこんな家なんて抜け出してやる。 ダダダダッ 気分転換にでも、公園へ行こう。すると、そこには知らない子がいた。生憎僕は、話すのが怖くなっていてその子が座っていたベンチに腰かけた。そうすると、君は 「こんにちは♪」とにこやかに話しかけられた。この子は、病気で余命が残りわずかだそうだ。なのに、どうしてこんなにも笑顔でいるのか。気づいたら声に出して 「どうして、こんな元気なの?」と質問をしてしまった。ああ、病気の子に何て質問をしてるんだ。でも君は笑って 「生きる意味なんて、ないんだよ。明日生きることができればそれで幸せじゃない?」と言った。 答えは、単純にあるのか
〔短編小説〕メイクパレット。(初ホラーです!!)
私は、彩菜(あやな)!! 5年生になってから、好きな人が出来たんだけど、その人からめっちゃ嫌われているの。 その人の名前は、旬(しゅん)。 だから、絶対に振り向かせてやりたい!! そんな事を考えながら、スマホをいじって、 「恋 絶対に付き合う」 と、検索した。 おまじない。なんかじゃなく、もっと確実な物を探していると、 「貴方と相手を必ず結びます!!」 という怪しげなサイトが出てきた。 だけど、とりあえずタップして、開いてみた。 すると、 「これが確実!!魔法の恋のメイクパレット!!」 という文とともに、商品の写真が出てきた。外見は、全体がピンク色で、真ん中にバラと銀色のキラキラが付いているのが、またなんとも可愛い。 中身は、紹介されていなかった。だけど、外見とキャッチフレーズに惹かれて買うことにした。 料金は、3000円。 金欠の私には出せないから、お母さんのカードを使って買うことにした。 もちろん、内緒でね……? 3日後。商品が家に届いた。 静かに丁寧に箱から出すと見たとおりのメイクパレットが出てきた。 「これかぁ。めっちゃ可愛い。」 思わず声が漏れる。 お母さんが近くに居ないのを確認して、メイクパレットを開ける。 すると、 「このメイクパレットは、貴方を可愛くするものです。貴方の恋を叶えます。」 と、感情のこもっていない声が流れる。 少しびっくりしていると、メイクパレットから手が出てきて、私の顔にメイクを施した。 めちゃくちゃメイクが濃い訳ではないが、別人みたいに可愛い自分が鏡に映る。 これを使って明日から、学校に行こう。と意気込んで、押し入れにメイクパレットを突っ込んだ。 次の日。私は、学校に行くと 「彩菜ちゃん!!急に可愛くなったね!」 と、声を掛けてくれる女子が沢山いる。 男子を私のことをずっと見てくる。 1週間後。私は、旬に呼び出された。 それも、体育館裏に。 まさか、告白……?それだったら、どうしよ~!! 「ねぇ、旬どうしたの?」 私は、ニコッと微笑む。 旬はそれに答えるように、顔を真っ赤にする。 「あのさ、めっちゃ彩菜の事が好き!!たから、付き合ってくんね……?」 私は、 「えぇ。」 と演技をした後、 「うん、良いよ!」 と、元気に答えた。 次の瞬間、急に苦しくなった。 でも、それは一時的なものですぐに何とも無くなった。 「手、繋ごう……?」 と私が聞くと、手を出してくれた。 その手を取り、歩いているとさっきの苦しさよりも酷い苦しさに襲われた。 「うぅ、あぁぁぁ!!!」 「大丈夫か!?」 「う、う、うん………。」 だんだん、意識が遠のいて行く。 その、瞬間あのメイクパレットの声が聞こえた。 「この、メイクパレットには恋を叶える機能はありますが、『持続』する効果はありません。また、このメイクは人体への影響が強すぎるので、3日連続で使うと死にます。クヘヘヘ…。」 ~END この話はフィクションです~ どうも、ルナ猫です!! 初めてホラー書いてみました~!! 感想、アドバイスお願いします!! それでは!!
本当の私を教えてくれた人
キーンコーンカーンコーン 授業の終わりのチャイムが鳴った 私は野崎 那結(のざき なゆ) 高校1年生 チャイムが鳴っても私はただ机に向かってノートをまとめているだけ。 休み時間に立ち歩くことなどほぼほぼ無い。 だからみんなからは「弱ガリ勉?」と言われている。 弱は、体が小さい頃から弱いから。 「?」がつくのは予想通り。 見た目は前髪ありの茶髪ストレートで目は大きめ。髪は染めていない。 最初は本当にみんな驚いていた。 でも慣れてきたみたいで最近は普通にガリ勉になった。 周りの声がうるさくてノートまとめに集中できない。 頭痛くなってきた… 騒がしくなる原因は… このクラスに学校1と言っていいほどのモテ男の桧田 翔(ひだ しょう)がいるから。 いつも休み時間は女子たちに囲まれている。 翔くんはその割りに真面目で面倒見が良い。 そして私は1人でノートまとめをしている。 けど、実は私も翔くんが好き。 翔くんの意外なところに最近気付いたから最初よりもっと好きになってしまった。 それは、昨日の休み時間 『翔くんやっぱカッコイー!!』 女子たちがキャーキャー騒いでいる中、翔くんと目があった。 「なゆもこっち来いよ」 翔くんとは中学も一緒だったから少しは話すことができる。 「私は、ノートまとめないといけないし」 本当はめっちゃ行きたいけど… 「ふーん。なゆ、また強がってるだろ?」 「えっ…別に…」 「嘘だな」 「だから、私は自分から行ってないだけだし」 「ほら、またじゃん」 「違うってば!」 「なゆはホント分かりやすいなぁ。まぁ、来れる時来いよ」 ドキッ、 「は、はい…」 こんな事があって、翔くんの好き度が増してしまったのだ。 しかも倒れたりする時は1番に駆けつけてくれる。 そんな良いところばっかりだから、好きになったんだろうなぁ… ーーーーー放課後の帰り----- 『ねーねー翔くん!!今日ウチらと帰らなぁーい??』 「無理、今日なゆと帰りたいから」 『でもぉ、さっき帰っちゃったよぉ?だから…』 「悪い、どうしても話したいことがあって。じゃあ」 タタタタッ 『野崎さんだけずるいよねぇ。中学が一緒で体弱いからって…』 ---------- はぁ、今日も翔くん誘えなかったなぁ… クラッ あ、やばい…どうしよう…立ってられない… 私はその場でしゃがんだ。 「なゆ…?なゆ!?」 「しょ、翔くん…?」 「どうしたんだ、なゆ!?また倒れそうに…?」 「あ、うん…でも、翔くんなんで…」 「話したいことがあって…」 「話したいこと…?」 「俺、中学の時からずっとなゆが好きだった。俺と付き合って欲しいんだけど」 「え、え、え、えぇぇぇぇぇ!!??」 「なゆ可愛いなぁ」 「無理!!翔くん好きっ… 私でよければ付き合ってください…」 「ありがとう。これからよろしくね、なゆちゃん」 「ちゃん付けとか…無理…なんか嬉しい」 「はは、なゆの反応可愛いから言ってみたらやっぱり可愛かった」 「恥ずかしいから辞めてよ…」 「照れてるw 可愛すぎだろww」 「もう、やめてって…」 「なぁ、なゆ?」 「何?」 「なゆってさホントは俺と話したいんだろ?」 「なんで…分かったの…?」 「なゆ見てたらなんとなく分かるよ」 えぇぇ!? 「そ、そうなの…?」 「うん。でもさ、それって本当の自分じゃないじゃん?だから本当の自分で居てくれたら俺は嬉しいから、本当の自分で居てくれない?」 ドキッッッ 「うん…分かった。やっぱり私、翔くんがすっごい好き!!」 「ははは、ありがと。なゆは俺がいつまでも守ってやるからずっとそばにいろよ」