短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
コンプレックスも好きになる
空を見ると、朝日に照らされたわたあめが、いっぱい浮いている。 何だっけこの雲。なんて名前だっけ。ひつじぐも?……まぁ良いや。 わたあめ、という文字を想像して、可愛いなぁと思った。 文字はとっても素敵なものだと思う。 可愛い字。カッコイイ字。達筆な字。 あとゴシック体、とか。パソコンの文字にもいろいろある。 語れるほどではないけど、色んな文字を見るのが好きだ。 でも、1番よく見る字は、好きじゃない。 それは、自分の字。 1番頻繁に注視するのが、自分の字だと思う。自分の手によって作り出されていく、私の文字。 それが私は、好きじゃない。 わたあめ、なんて可愛い文字でもね。 私が書くと全部、台なしなの。 「なぁ小森、ここわかんねぇ」 「ごめん、これ私もわかんないの。今考えてる」 こもり、と自分の名を呼ばれる。今は数学の自習の時間だ。 先生がなんか、風邪らしく。配布されたプリントが終わったら各自、自分のやりたい勉強をしろ……とのことだが、終わったら遊んでいい、と言っているのと同じである。 しかし、そのプリントが難しければ話にならない。だがやらないわけにもいかない。……提出らしいので。 「じゃあ一緒に考えよーぜ。どうせ一人じゃ無理」 そう言っていすを私の机に向ける彼。彼は私の好きな人である。 「えっと、ここが2πrでしょ?ここが……」 「えー待って、今どこ求めてんの?」 「ここ」 「あーおっけ」 彼がノートに数式を書き込む。 (綺麗な字だなぁ) 彼はとても綺麗な字をしている。ペン字のお手本に使われそうな、そんな字。 私とは大違い。 「なに見て……あ、わかんないとこある?」 優しく聞いてくれる彼に、ううん、と答える。 「字、綺麗だなって」 素直に彼に伝える。 「そうか?小森の方が綺麗じゃね?」 「えっ?」 私の字が綺麗?なわけある?と考え込んで、 (……あ、お世辞か) と気がつく。 「お世辞なんて言わなくて良いよ~」 ヘラヘラとそう言うと、彼が不思議そうな顔をした。 「お世辞じゃねぇよ?」 「えーまたまたぁ」 「いや、ガチで。小森の字良いじゃん」 本当に信じられない。こんな字、どこが良いの? 無理矢理綺麗に見せようとしているような……なのに下手くそな、こんな字。 「どこが?」 と問うと、彼が答えてくれる。 「なんか、真面目そうな字っていうの?そこ」 真面目そう……ふーん。 「あと可愛い字だよな。まるっこくて」 そう?なのかな。 自分の字を改めて見てみる。 真面目そう。んーまあ? 可愛い。まるっこい。……確かにそうかも? でも魅力的な字かと言われれば……うーん。 自分の字を眺めていると、彼がまた口を開いた。 「ってか、小森が書いた字ならなんでも好き」 「……えっ」 私の書いた字ならなんでも、とは。 好き、とは。 彼の真意がわからなくてうろたえてしまう。 「え、お前今小森さんに告った?w」 近くの男子がそんなことを言ってくる。 「はっ?……え、あ、いやそんなつもりはっ!」 彼が顔を真っ赤にしている。 ……えーなに?なにそれ。 私の書いた字が好きで。 告った?と聞かれて顔を赤く染める。 そんなの。 (えー、期待しちゃっても良いの…?) もう字が綺麗かどうかなんて、考えていられる頭の容量はなくて。 でも自分の字をちらっと見て、思う。 彼が好きと言ってくれるのなら、この字も悪くないかも?……なんてね。 END 読んでくださりありがとうございます!楽しんでいただければ幸いです。 臣です。おみ、と読みます。最近色んな中学でテストラッシュらしいので、学園モノを投稿させてもらいました。テストだった皆さん、お疲れ様でした! 感想やアドバイス、お待ちしています。喜んで読みます! ※自分がされて嫌なこと・悲しいことは、絶対にしないでください。
彼への気持ち
あれは半年前のことだ。私の友達の優人は、生まれつき体が弱く、原因不明の病気を患っていた。その病気が悪化して、入院していた。入院から一ヶ月近くたったある金曜日、「優人さんが月曜日に学校に来ます。」と先生が言った。(やった!優人に会える!)私はとても嬉しかった。しかし、話はそれだけではなく、「そのため、優人さんの席を前にしなければいけません。」先生がそう続けた。一瞬、先生が何を言っているのかよくわからなかった。優人の席は私の斜め後ろだ。私は優人と席が近くになったことがなかった。(やっと近くになれた、これでいっぱい話せる!)そう思っていたのに、席は移動され、優人は私の二つ前の席になった。席の移動が終わり、皆は帰って行く。そんな中、私はただ一人教室の真ん中につったっていた。なぜかわからないが、涙が溢れてくる。「どうして…不公平だよ…」涙で回りがぼやけている。そんな中に優人の優しい笑みが浮かんでくる。涙はしばらく止まらなかった。なんで席がかわるだけでそんなに泣いちゃったんだろう…全くわからない。でも、半年たった今ならわかる。私は優人のことが好きだったから泣いてしまったんだ。優人はもう引っ越してしまって思いを伝えられない。けど、私はこの思いをずっと忘れないだろう。
綺麗で白い私の羽
「ごめんね」 そんな君の言葉すら頭にはなくてその代わり 「どこかへ行ってよ。離れてよ」 あいつへの言葉で心は埋め尽くされていた 君とは近頃無口になって手も降らなくなって それで「気づいて」って気づかない鈍感な君に溺れて 酷く甘く期待して想えば想うほどに心が荒れて 「全部あいつのせいなんだ」って… 普通の人間が私だけの大切な君を横取りしようだなんて無理に決まってるじゃん だってこの綺麗な白い羽には敵わないんだから 「別に何も怖くなんてないのよ」 それなのに心が痛い。痛いのよ 絶対に気のせいなんだ 君とあいつとで楽しそうに笑っているのを見るたびに苛立って 「やっぱりあいつのせいなんだ」ってまた思ったりもして… 何時だって私だけのものだって疑ったこともないから ねえ本当に普通の人間なんて可愛がらないでよ ほら、あんなに地面を歩いて汚いわ 見てよ私を。君は褒めてくれたよね?この羽を、天使の羽を綺麗でしょ? 普通の人間が君に選ばれて私は離されて 「間違いよ。こんなのは」 「ごめんね」 って言う君の声も届かないほどに暗闇へと堕ちていく 本当に好きなんだよ。私だけの君が大好きなのよ 悔いしかないこの恋を、この結末を きっとヒロインのあいつを邪魔した悪役を背負って歩んでいかないといけないのね 私のあの綺麗な真っ白の羽はいつの間にか黒色でボロボロになっていた 「ああもう一度…やり直したいな」 もう羽ばたくことも出来ない。ただものすごい速さで闇の中へ堕ちていく 「助けるよ」 そう言って手を差し出してくれたのはあいつだった 「またもう一度やり直せば良い」 そんなこと言われたって…私の透明の涙が頬に伝う 「頑張って、私全力で応援するよ!」 あいつが嫌い…でももうドロドロとした黒いものは心からなくなっていた 「ありがとうね、こんな私を救ってくれて」 その瞬間私の羽はまた綺麗な白色に戻っていった end こんにちは目高です 主人公はよく言う主人公の恋を邪魔する悪役、いわゆるライバルですね 私はヒロインよりも悪役の子が好きです なんかものすごく頑張ってるというかなんというか… みんなはどっちが好きですか?
思い出のみかん農園
私は8ヶ月前に東京に上京して佐紀子(さきこ)食品会社に務めている。この仕事をしてやりがいを感じたことはあまりない。でも、安定した収入はあるし、東京に住んでいるのだから嫌ではない。 愛媛の実家からの贈り物も届く・・・何1つ不便なことはないのだ、しかし東京は物価が高い!高すぎる・・・ だからこそ仕事は大切なのだ。 私が東京に上京して一年がたった頃、愛媛の実家から手紙が届いた。 佐紀子へ おじいちゃんが病気になりました。 一度帰ってきてください。 短い文だった。 私はおじいちゃんが心配になり仕事を休み実家に帰ることにした。 よく考えれば、うちは愛媛のみかん農園の中でも、有名なみかん農園だった。 お父さんは、ビジネスマンでみかん農園なんて継ぐ気すらなかった。 おじいちゃんの代で終わってしまうなんて・・そう思ったが、私は東京に上京して安定した仕事に就いた。 私はバスに乗りながらおじいちゃんが作って送ってくれたみかんを食べた、みかんを食べると昔のことを思い出した。小さいときおじいちゃんは私に教えてくれた。「みかんはその人の感情が出るものなんだ・・」っと。おじいちゃんが作ったみかんはいつも優しい味がする・・・この味はおじいちゃんの心を描いたものだった。 何時間経っただろうか。私はやっと愛媛にたどり着いた。私は寄り道もせずすぐにおじいちゃんが入院している病院へと向かった。 病室には、母とおじいちゃんだけだった。おばあちゃんは2年前に亡くなった。おじいちゃんはみかん農園をもう続けられないかもしれない。 「おじいちゃん・・・」 「佐紀子。おかえりぃ~みかん農園もうできないなぁ~」 おじいちゃんは力を振り絞って私に話してくれた。 その言葉を聞いて私の何が動いたのかはわからないでも・・・ 「おじいちゃん!私がおじいちゃんのみかん農園継ぐ!」 とっさに出た言葉だった。 母とおじいちゃんはびっくりした顔をしていた。 でも、嬉しそうだった 「なら安心だね。」 そう言うとおじいちゃんは目覚めなくなった・・・ 次の日からみかんを育てるようになった。自分が作ったみかんを食べてみると、優しい思いもなんにもなかった・・・ おじいちゃんの大変さがわかった気がする。食べる人への思いや、みかんにかける愛情が違うからだ。私はそう思って、おじいちゃんが残してくた最後のみかんを食べた。 いつもみたいに優しいおじいちゃんらしいみかんだった・・・ その瞬間涙がこみ上げてきた。 「おじいちゃん。ごめんね・・」 私はおじいちゃんのみかん農園をどうして早く継がなかったのか今になって後悔した。 私は次の日から心を込めてみかんを育てるようにした。 すると優しくて、ちょっと甘酸っぱい味がした。 これだ!! これが私が求めていた味・・・! 私のみかんは評判がよくなって、いっぱい売れた。 私は東京にいた頃よりも収入は減った。 でも後悔なんてしていない。 おじいちゃんが愛し、たくさんの思い出がつまった農園を守れたのだから・・・・ これからは、私がこの農園を守り続ける。
正義【短編小説】
「(自分の人生がここまで追い込まれるなんて思わなかった、たった一人の女性を助けようと思っただけで。終わりの始まりは彼処からだったんだ。あれは、間違っていたのだろうか?)」 奇麗な青い蝶が輝いた気がしたが、そんなことは気にせず俺は目を閉じた。 『お前は間違っていたのか?』 聞こえたのは、聞き覚えのある声だった。だが身体を起こし、周りを見回してみても誰もいない。カーテンのない窓から見える外は真っ暗で、俺の部屋に人が来るはずもないなと改めて考える。 「……はあ」 再度周りを確認し、眠りにつこうとする。夢だったのかもしれないし、幻聴だったのかもしれない。どっちにしろ問われた質問は、今の俺には到底答えの出そうにない質問だった。 アラームを設定した時間より大分早く起きた。昔から休日は昼間まで寝る様な俺だったが、最近は昼間まで寝ることなんて滅多にない。ちゃんと睡眠時間を取れているならば別に良かったのだが、妙な声で度々叩き起こされるので睡眠不足なのだ。 「(……クマが治らない)」 なんてスマホのカメラで確認すればアラームが鳴るまで、と思いスマホを置いて身体を横にした。だが、意思に反して身体は俺を寝かせてはくれなかった。いくら眠くても。 『お前は間違っていたのか?』 誰かが何度も俺に問う。『あの時』間違っていたかなんて俺にはわからない。横になっているのはどこか心地が悪く、スマホを手に取りニュースを確認した。そして未成年が男性へ傷害を起こしたとかかれているニュースが目に入ると同時に、俺の名前も目に入った。『日本の未来は』という題と共に。 《いやっ……助けて……!》 女性が『助けて』と俺に訴えてきた。だから酔っていた男性の肩を引っ張り、『止めろ』と声を出そうとした。が、その瞬間に男が転んでしまった。 《いってえ……!何するんだ、このガキ……!訴えてやる!》 それとほぼ同時にパトカーの音が聞こえ始める。騒ぎを聞きつけた近所の人が警察を呼んだらしい。そして到着した警察が俺らに何があったか、聞こうとしたんだ。そう、聞こうと。転んで頭に怪我をした男の顔を見て警察の顔色が一気に変わった。 《俺が誰だか……わかるよなあ?》 《は……はいっ!》 態度から察するに、相手は権力を持つ者だとわかった。もう、手遅れだったけど。 《ほら、何があったのか説明してみろ》 《……あ……そっ、その……男の子、が……》 あの証言で、俺はあの日から。 俺はちゃんとやってないと必死に訴えた。でも誰も聞いてはくれない。泣いて、喚いて、嘆いても。俺の罪が晴れることは決してなかった。 ……あれ、なんで今思い出したんだろう。そもそも、何故忘れていたかすらわからない。 「俺は……」 『ようやく思い出したか?では改めて聞こう、お前は本当に間違っていたのか?』 今までの声が聞こえた。それは紛れもない自分の声だった。『あの時』を思い出せずに何かを塞ぎ込んでしまっていた俺に問いかけていたのは、自分の心だったのかもしれない。 『よく考えてみろ』 「(……俺は、間違って、ない)」 よく考えてみなくても俺は間違ったことをした覚えはない。今まで俺のしたことが思い出せなかったのは何故だか知らないが、俺はただ自分が正しいと思ったことをしただけだ。腐った大人に未来を『奪われただけ』なんだ。 「……そうだ。未来が奪われたなら、自分で奪い返すまでだ。」 奪われた未来を、『自分が信じた正義』を。そう志せば奇麗な青い蝶が微笑んだ気がした。 ________________ あとがき(閲覧後に読むことを推奨します) 初投稿失礼します。とある屋根裏です。国語が苦手で意味がわからない部分が多々あるかもしれませんが、目を瞑って頂ければ幸いです。 ちょっとした解説もどき↓ 主人公は女性を助けようとしたが、男のせいで無実の罪を着せられる。それがショックであまり事件が思い出せなくなり、次第に自分が悪いのではないかと思い始めた主人公に『お前は間違っていたのか』と主人公の心のなんか(?)が問い始める。目に入ったニュースは主人公が起こしたことになっている事件で、それきっかけに思い出してる感じです。 奇麗な青い蝶は彼の希望的ななにかだと思ってください 長々とお付き合い頂きすみません、御閲覧ありがとうございました!
君との距離は。
「ーーーはい、では検温(けんおん)させて頂きます。」 ピッ 「はい大丈夫です。」 コロナのせいで、この世界は変わり果ててしまった。 そんな中で国民全員が入れるようになったアプリ「Distance(ディスタンス)」。 これは家族や友達同士などで繋がれば、距離を取ることができるアプリだ。 私、桜は彼氏の凛と繋がる事にした。 桜「…え!?あと1m離れないとダメだって~」 凛「俺は桜ともっと桜と近づきたいけどなぁ」 桜「ふふっ。私も。でも、このご時世じゃ無理だね…泣」 そうやって楽しくやってきた私たち。なのに。 桜「…え?凛が、交通事故…?」 凛が交通事故で亡くなった。 今までの思い出がよみがえってくる。 桜「ヒック……凛っ…うわあああああああんっ」 私は大泣きした。 苦しくて悲しくて。 …そんな時、スマホがなった。 「近くの人と距離を保ってください。 2m付近に人がいます」 Distanceからのメールだった。 「……………え?」 驚いた。何故かって、このアプリで繋がっているのは凛だけだからだ。 すると、後ろに温もりを感じた。 「……ら、ごめんね。」 「桜、ごめんね。」 「…凛?」 その声は凛だった。 「なんでっ…なんで凛がっ…」 「俺、最期(さいご)に桜と会いたかったんだ…死んじゃって、ごめんね?桜。」 「ヒック…凛は、凛は悪くないよぉ…泣」 どんなに離れても、君との心の距離はいつだってすぐ近くなんだ。
パンプキンパイ
「陸お兄ちゃん、ハッピ一ハ口ウィン!それと、トリック・オア・トリ一卜!お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ~!」 「あ~、もうなんだよ。朝から。お菓子は母さんからもらいな。兄ちゃんは、もってねぇから。」 「ちっ。おもしろくないお兄ちゃん。保菜、びっくりさせようと思ったのに。」 なんで朝なんだよ。ふつう、もうちょっとあとだと思うんだけど。俺は。 5才の妹、花村 保菜(はなむら ほな)は朝からハ口ウィンのことで、頭がい一っぱいなんだ。俺は宿題のことで頭がいっぱいなんだけど。 「陸~。早くおりてらっしゃい~。」 いっけねぇ~。早くおりないと保菜に、ねぼう陸お兄ちゃんって言われるところだった。小5のお兄さんにねぼうお兄ちゃんって言うのは、俺だったらゆうきがいるけどな~。まっ、早くおりないとな。 下へ行くと、部屋はハ口ウィンのかざりつけでいっぱいだった。 「もう、なんだよ。ハ口ウィンはクリスマスほど有名じゃないのに。」 「仕方がないでしょ。保菜がかざって、かざってって言うから。ねっ、保菜。」 「・・・だって、陸お兄ちゃんをびっくりさせたかったんだもん!」 はぁ。どんなけ、ハロウィンが好きなんだよ。かそうまでしてるし。まっ、保菜は5才だから仕方がないか。 「陸お兄ちゃんも早く、かそうして!せっかくのハ口ウィンなんだし一!」 「ダメだよ。兄ちゃんは宿題をしなきゃダメなんだぞ!保菜みたいにのんきにやってられないんだよ。」 「プ一!このハ口ウィンのかそうは、陸お兄ちゃんのためにやったんだよ!かそうくらいしてよ一!」 保菜はほっぺをふくらませながら言う 「俺は何も言ってない!しかもさっきから、陸お兄ちゃん陸お兄ちゃんってうるさいんだけど。」 「じゃあ、もういい!」 バンッ!!! 保菜は自分の部屋に入っていった。 はぁ。すねた。保菜の顔はかわいいけど、すねやすいから大変なんだよな。せっかく、母さんも手伝ってくれたっていうのに。 10分後 ダンッ! 「お母さん、お母さん!パンプキンパイ作ろうよ!」 「う~ん。どうしようか。保菜が手伝ってくれるならいいよ。」 そして保菜たちは、パンプキンパイを作りはじめた。 2O分後 「できた!陸お兄ちゃん、早く食べよう!」 「あっ、うん。」 テ一ブルには、いろんな物がそえていた。 「いただきます!」 そして一ロ食べてみると、それはとてもおいしくできていた。 「おいしいじゃないか。」 Γありがとう!」 そして、パンプキンパイをみんなで食べた。 「また作る!」 「あっ、ああ。そうしてくれよ!」 「うん!」 保菜はそう心強く言ってくれた。
故郷を探して
朝,いつも通りの騒々しさ。葱油餅の焼けるにおい。そして駅へ走る僕。いつも通りの毎日だ。 「これを望んでここまで頑張って来たのか・・・」そう呟きながら悠遊カードを改札にかざす。 僕がここ台湾に来たいと思ったのはちょうど5年前の秋だったと思う。 元々海外には興味があって,旅行が好きだった。台湾に行くことが決まっては少し調べてみた。「龍山寺」「太魯閣」そして「士林夜市」など色とりどりな写真と、スマホの画面中に散りばめられた文字に心が奪われた。 そして旅行当日,台湾の玄関とも呼ばれる桃園国際空港(当時は中正国際空港といったかもしれない)に降り立った。当日,到着は夜だったので台湾名物の夜市に行った。「生煎包」や「臭豆腐」,「魯肉飯」。どんな食べ物かは分からないがいい匂い,そしてみんなが美味しそうに食べる姿は何かそそられるものがあった。これを見て食べない訳にはいかない。 ガイドブックにあった鶏排屋に,何かに引っ張られるように向かった。日本語が通じる店が多く,その店も「日本語OK」と書いてあったがせっかくだからということで調べておいた中国語で注文してみた。「ウォーヤオヅェガ」。 そんな楽しい日々は一瞬で過ぎるもので中部国際空港からミュースカイ乗っていた。「あの場所には本当の自分がある・・・」そう呟いた。というか,言葉が脳を通らず口へ突き進んだ。そしてあの場所へと自分も。 「下一站,公館」・・・。あっ,やば次だ。朝の公館駅は大きな大学が近いおかげかいつも賑やかだ。でもここ最近は少し違う気がする。彼女が駅前で空を見つめるよう見なってから。 最近いつも同じ人が3番出口の前に立っている。悲しくも,嬉しくもない,でもなぜか美しい。そんな目をした人が。 いつしか僕は彼女と僕のつたない中国語で毎朝話す仲になった。日本のこと,彼女が生まれた台中のこと。しかしこれだけは聞けなかった。「今まで公館駅でなにをしていたの」とは。 ある日,公館駅にはいつもの賑やかさが戻っていた。僕は焦った,あの人は。人に聞きたくても彼女の名前が分からない。 「あっ。日本だ。」 僕は故郷,日本の文化や歴史そして人の温かさを彼女に教えてあげるのが好きだった。 そしてあの場所であの青い空を見上げた。あなたのいる日本と同じ空を。
過去と今の私
私、岡田 桜欄(さくら)。 通称“さく”と呼ばれている。 今は友達が多い私でも、過去は 全くちがかった。 -小学4年生。そう、1番辛かった学年。 入院で学校に行けなかったとき 早く戻らなきゃ、早く行かなきゃ。 そういうことばかり考えていた。 そして、復活できたとき……。 クラスは、少し変わっていた。 それぞれグループができていて、転校生も来ていて。 クラスに入ったとき、みんなは- 私を、覚えていなかった。 自己紹介も、病気の後遺症でうまくできない。 …そう。ひとりぼっち。 この言葉が私に合っていた。 転校生の“笹野由紀”さん という子は、私をいじめてきた。 毎日、隠れて泣いた。毎日、我慢した。 この“我慢”があれば…。 きっと、みんな幸せだよね。 -でも、由紀さんのいじめは、 長くは続かなかった。 「由紀!いい加減やめて!」 私を蹴る由紀さんに言うのは、 由紀さんの仲良しの、 “石川美羽”だった。 美羽は、私の友達だった。 「美羽は、何もしなくていいよ。」 ボソッと私が言う。 「これ以上みてられないよ!私の友達は、由紀より桜欄だから!」 “由紀より桜欄だから”この言葉が、私を救ってくれた。 この後、先生が注意して、校長室に行かせた。 校長室で由紀さんのお母さんが謝っていた。 -月日が流れ6年生。 友達も多くなって、由紀さんは、 友達になった。由紀さんという 呼び方じゃない。由紀だ。 何かあれば支えてくれる。 それが、友達だと私は思う。 終わり
星空は無限大
この世界はたくさんの人によって繋がっていて 繰り返してきたこの時が終わることは無い…。 昔を思わせる古い町並みの川沿いの路地で ふたりの女の子が話していた。 右が来宮春、そして左が東雲星。 彼女たちは、幼稚園からの幼馴染だった。 よく見ると、ただ話している訳ではなく 何やらもめているようだ。 「ロンドンに引っ越しなんて… どうして言ってくれなかったの!」 春は、涙を堪えながら言った。 「しょうがないでしょう! 私だって好きで引っ越しする訳じゃない!」 星は、少し怒った様子で返した。 春が、虚ろな目で星を見つめた途端 タイムスリップが起こった。 体がグネグネとなっているような 変な感覚になって。 気が付くとそこは 過去の世界だった…。 さっきまで確かに 川沿いの路地にいたはずなのに と顔を見合わせた。 タイムスリップはよく 小説などで出てくるが あくまで作り話だと思っていたふたりは とてつもなくびっくりした。 でも、見慣れない町並みではなく 懐かしい、昔遊んだ場所(今は無い) だったから少し安心した。 「懐かしいね」とふたりで笑うと またタイムスリップが起きた。 今度は、未来に来た。 私達の知っている建物は 「想い出の灯台」という灯台しかなくて そこに住んでいる人に聞くと 「10年後」ということが分かった。 10年もするとこんなにも 変わってしまうものなのかとふたりは思った。 この体験で 分かったことが2つある。 1つは 「未来は私達が変えるもの。」 ということ。 2つ目は 「会いたいと思えば必ず会える」 ということ。 私達は約束した。 「離ればなれになっても またいつかきっと会おうね!」 だって、この宇宙の下に皆いるんだから。 ふたりで笑いあって見上げた空には 満点な星空が輝いていた…。 ミアリーヌです♪ 感想、アドバイスなど いただけると嬉しいです!
女王と従者
とある国に、女王と従者がいました。 主従関係にありながら、まるで友人のように仲の良い二人。その姿は、いつも二人を見ている召し使いですら見分けがつかない程に、よく似ていました。 今日も従者は、女王に朝の挨拶をします。 『おはようございます、エク様』 『おはよう、トワ』 跪いた姿勢のまま顔を上げ、綺麗に口角を上げて微笑む従者。その口元からは、ちらりと八重歯が覗きます。 対して、微笑み返す女王の歯は、きっちりと整っていました。 『今日もエク様はお美しいですね』 『何を言っているの。あなたと同じ顔じゃない』 顔を見合わせて、くすくす笑う二人。 『ねえ、トワ。昼食の後、一緒にお花を摘みに行きましょう』 『もちろんでございます』 ~昼~ 『キャーーーッ!』 野原に、悲鳴が響き渡りました。お付きの者が駆けつけると、地面に尻餅をついて震えている女王と・・・ 血を流して倒れている、従者の姿。 『どうなさったのですか!』 お付きの手を借りて立ち上がった女王は、震える声で呟きました。 『と、突然トワが倒れたの・・・』 ぐったりと横たわる従者の胸には、銃弾が貫通した跡がありました。 ・・・女王を暗殺しようと企てていた者が、そっくりな女王と従者を間違えて撃ったのでしょう。 友人のように思っていた従者が、目の前で撃ち殺された・・・女王は大変なショックを受け、しばらくの間自室に籠ってしまわれました。 ~翌日~ しとしとと雨が降る中、従者の葬儀が執り行われました。喪服に身を包んだ女王は、酷く暗い顔をして、じっと棺の側に座っています。 『しばらく、二人きりにしてあげよう』 他の召し使い達は気を使い、女王に頭を下げて部屋を出て行きました。 ひとり残された女王は、さらりと遺体の頬を撫でます。 『・・・うふふ』 まるで人形のように、優美に微笑む女王。 桃色の唇の隙間からは、 ちらりと、八重歯が覗いていました。
甘い香りの桜の木
風が吹く。君の髪が桜の花びらと一緒に宙に舞う 僕はただそれを見つめている 「景くんは背がちっちゃくて可愛いね。年下みたーい」 コンプレックスの背のことだって君に言われるのなら別に嫌ではなかった 「胡華の方が年下みたいだよ。幼いね」 自分でも低いなって思うテンションをできる限り高くする 「そんな事よりさ、一緒に新しく出来たカフェいかなーい?」 キラキラと光る君の笑顔に負けて「よし行こう」と言ってしまった 「やったー。景くんと一番に行けて嬉しい!」 胡華と僕は見ての通り恋人なんだ。ふと少し前のことを思い出す 「ねー景くん言いたいことがあるんよ」 胡華は僕の手首をガシって掴んで屋上まで連れて行った 「あのさ、私ね」 そう言いかけたところに僕が口を開ける 「ちょっと待った」 胸の鼓動が収まらない 「「君が好きです。付き合ってください」」 2人の声が重なる「「いいよ」」 2人とも頬を赤く染めて笑った 「あっ桜だー綺麗」 びっくりして前を見ると桜が満開に咲いている 「あんたもしかして告白事件のこと思い出しとったな?」 またニカっと笑い聞いてくる。大正解だ 「さーどうでしょうね。で、写真撮る?」 一番綺麗に咲いている、大きな桜の木の下で写真を撮ることになった 「はいチーズ」 胡華はジャンプして、僕は花を嗅ぐポーズをした。それなりに良かったと思う 「来年受験だけど絶対にまたここに来て2人で写真撮ろう」 胡華がそう言って小指を突き出して来たので。僕も小指を絡めて 「指切りげんまん嘘ついたら針千本のーます」 桜の甘い香りが僕たちを包み込んだ それから10日ほど経った 「あっ猫だ」 そう言って走り出してしまった胡華の背を追いかけることなくただ見つめる 「やばい」 なんと猫にトラっクが突っ込んできていた 胡華は猫を庇った。そしてフラフラと道路に倒れた 「大丈夫か。なんで庇ったりなんかしたんだよ猫を」 胡華は今にも消えそうな声を振り絞って 「猫を…助けたんだ…よ。偉い…でしょ?」 いつの間にか僕の目から雫が零れ落ちていた 「偉くなんかないよ。自分の命くらい自分で守れや」 胡華は笑顔で 「偉かった…って言ってよ…最期…なんだから」 気づくと僕は口を開けていた 「偉かったよ。よく頑張った」 そう言って胡華を抱きしめた 胡華は次第に冷たくなって息をしなくなった また次の春がやってきた あの写真を撮った桜の木に今いる 「自分が約束破ってどうするんだよ。針千本なんか飲ませたくないよ」 今まで堪えていた涙が止まらない 「 来年も絶対に2人で写真撮ろうって…こんな春寂しくて桜なんて綺麗に見えないよ」 その時胡華がいた時と同じようにまた桜の甘い香りが僕を包み込んだ それと同時に桜の花びらが舞う 「今度は僕1人で撮ろうかな」 何故か隣には胡華がいるように感じた 「私は天国行ってるよ。針なんか飲まされてませーん」 という声までもが聞こえてきたような気がした end こんにちは目高です 最期終わり方微妙な感じですよね…クオリティ低くて申し訳ない でも頑張って書いたので許してください
夫婦
「いいかげんやめなさいよ!」 「なんでだめなんだよっ!」 ある夫婦が言い合いをしていた。その理由は公共の場でのふるまい方だった。この夫婦、レス卜ランや力フェにときどき行くのだが、その時の夫の店員に対する対度があまりにもひどく、らんぼうなのだ。 夫・圭一との出会いは高校だっだ。もともと圭一は、今現在のようならんぼうな性格でなくスマ一トでとても頭がよく正義感も強かった。だから、彼は、弁ごしを目ざしだした。ほぼそれと同じ時期に圭一とつきあいだした。 のだが。 「もう!」 「いいかげんにして」 「このさいだから言うけど、あなた自分が試験におちたからって、私にあたりちらさないで!」 「私が何か言うたび、よく分からない言い分けばっかして。あなたは、正義のために弁ごしになろうと思ったんでしょ!なんなのよ!」 「こっちがなんなんだよ。オレは力フェの机がきたなかったから教えただけだ。それに、実さいオレはじ実をのべているだけだし、おれの方がかしこいだろ。オマエはだまってろ。」 妻は少し考えてから言った。 「そうね。あなたの方がかしこいわ。だってあなたは私と結こんし、私はあなたと結こんしてしまったんだから。」 おわり 感想などまってます!! 。↑よく考えると意味分かると思います。
「鏡の中」
私の名前は星宙美桜。普通の小学校6年生。今日は土曜日だから、服を買いにきたの!でも、鏡の自分に服を合わせていたら… つるん!ゴン!私は鏡にぶつかってしまった。慌てて振り返ると鏡は割れていなかった。「なんでだろう?まあ、いいや!」ん…?何かおかしい気がする…。まあ、いいや!そうして、私は何か違和感を感じながらも家に帰っていった。 次の日、「コラ!美桜おきなさい!学校に遅刻するわよ!」お母さんの声で目が覚めた。「え…?今日、日曜日でしょ。」私はお母さんに言った。「え。美桜何を言っているの!日曜日だから学校に行くんでしょ!」おかしい。と思いつつも学校に行った。「遅刻よ!」と先生に怒られてしまった。1時間目は算数だった。算数は私の苦手教科だ。(面倒くさいなぁ)と思って、校庭を眺めていると、先生に当てられてしまった。「じゃあ、星宙さん。1+1は?」「えっっっっ!」思わず声をあげてしまった。「ほら、わからないの?」「あ。えっと…わかります。1+1は2です。」「正解です!」先生が嬉しそうに言った。そうして、授業を受けていたらあっという間に今日の学校がおわってしまった。(今日の授業簡単だったな。もしかして、別の世界に来たのかも!やったぁ!こんな授業なら、毎日やっても、いいなぁ) そして、2週間が過ぎた。美桜は、もとの世界に戻りたい………と思っていた。なぜなら、美桜が受けている授業は全て小学校1年生の勉強だからだ。簡単すぎてつまらない…(はあ、これじゃあ、前の方がマシだよ…)と思いながら歩いていたせいか転んで、たまたま地面に置いてあった鏡にぶつかってしまった。気づくと美桜は、服屋さんにいた。よかったぁ…。もとの世界に戻れたんだ… それから美桜は、学校が嫌だ。と思うことがあったが、あの2週間を思い出すと、学校に行った。そうして、美桜はもう、鏡の世界に行くこともなく、平和に暮らしていった。
つきのうさぎ
「ほんとだよー、私みたもん」 「嘘つききーちゃーん」 「あはは、うそつきうそつきぃー」 「嘘じゃないもん、ほんとだもん。うっ うっひっく」 やばい、きーちゃんが泣いちゃう。 ええいっ 「や、やめろー」 僕は思わず飛び出した。 「ひなた君、なんで。きーちゃん嘘つき なのに。」 きーちゃんを泣かせたハルちゃんが言った。 「き、きーちゃんを嘘つき呼ばわりする な!ハルちゃん達3人で1人をいじめる のは卑怯だ!」 てっきり言い返して来ると思ったら、 「もういい、2人とも行こ。」 ハルちゃん達はとことこ歩いて行った。 「はぁぁぁ、ビックリしたよ。いきなり ひー君飛び出してきたんだもん。」 「きーちゃんが何も言い返さないのが悪 いんだよ。」 きーちゃんが嘘つき呼ばわりされていたのは、つきのうさぎの事なんだ。 満月の昨日、きーちゃんが寝ようとしたらつきにうさぎがいたんだって。それできーちゃんの部屋に来て一緒に遊んだんだって。しかも、来月の満月の日月に遊びに行く約束をしたって言うんだ。 僕も嘘だと思ったけど、お布団に白い毛が落ちていたんだよ! 「ひー君もお月様のとこ一緒に行くでし ょ?」 「うん、うさぎもみてみたいし。」 「じゃあ、来月の五日にいつき公園に来 てね。もちろん夜に。」 そして、あっという間に五日がきた。 僕はこっそり家を出て、パジャマのままいつき公園に行った。 きーちゃんはもう来ていた。 「あっ、ひー君こっち。寒いねー。」 「上着を着てこないからだよ。ほら、僕 の上着の中に入って。」 「うん。暖かい。」 ニコッと笑うきーちゃんをみて、ドキッとした。 か、かわいい。 「あっ、うさぎさん来たよ!」 ええええええ! ホントにうさぎが空から来た! 「ひー君口あいてるー。」 うさぎが僕達の前に来ると、手招きをした。 まるで、おいでおいでと言うように。 気づいたら、僕達は空を飛んでいた。 耳にうさぎのカチューシャをつけて。 「わぁ、お空を飛んでるー。スゴーい。」 うさぎが耳で飛んでる姿は、可愛かった。 「到着です。ようこそおいでくださいま した。みな喜んでおります。」 ヨボヨボしたうさぎが迎え入れてくれた。 月は驚きでいっぱいだった。 食べ物は美味しいし、うさぎも可愛いし、幸せだった。 時間はあっという間に過ぎていった。 「きーちゃん、そろそろ帰ろう。まま達 にばれちゃうよ。」 「うーん、そうだね。おじいちゃんうさ ぎさんあたし達帰るね。」 「そうですか。さみしいですが仕方あり ません。皆の衆、お帰りになるそうだ。 急いで準備を。」 「ばいばーいうさぎさん、またね。」 僕は七井戸ひなた。 憧れの会社に勤めている。 「ただいまー。」 家に帰ると、奥の方から 「「おかえりなさーい。」」 妻の紀子と、娘のひなこの声が聞こえた。 「パパ聞いてー。昨日の夜ね、お月様か らうさぎさんが来たんだよ。それで ね、、、」 僕はその話を聞いて、 「紀子、この話なんか知ってる気がす る。」 「私も。」 あとがき こんにちは、ねこまるです。 楽しんでいただけたでしょうか。 小さい子がよく訳のわからない事言ってるなーと思ったことはありますか? 私はあります。 そこでうまれたのがこのおはなしです。 月にうさぎがいるという伝説は、本当なのか?嘘なのか? ひなたと紀子が体験した事は、夢か現実か。 お話を読んでくださりありがとうございました。
マスク越しの君。
私の名前はメグ!中学1年生!中学生になったから話したことのない人だっている。今はマスクを着けなきゃいけない時期でもあるから顔だって具体的にどういう感じかも分からない。 そんな中私は好きな人ができた。小5以来恋なんかしてなかったからもう恋とは無縁かと思ってた。でも私はいつも仲良くしてくれる翔(かける)に恋をした。もっかい言う。 私は恋をした。 「おい、」後ろからいきなり声が聞こえた。「今日俺たち日直だろ」翔だった。「あ、忘れてた」私は翔のことばっか考えていて日直の事をすっかり忘れていた。「日誌書かないと先生に何言われるかわかんねーからな、俺の分はもうかいたから、お前残りのとこ書け」「あ、どーもー」日誌を開くと本当にほぼ全部やってあった。あとは私の今日の感想を書くだけ、気になるから翔の感想を見てみたら【授業マジだるかった】と書いてあった。こいつは…まぁ私は翔のこんなところも含めて好きなんだけど。私もめんどくさいから楽しかった、と書いた。 昼食の時間、隣の席の翔からは、翔独自のいい匂いがする。そんなとこも好きっ!!!!昼食の時はもちろんマスクを外すため皆の顔を見ようと思えば見れる。でもマスクを外すからやっぱり話すのはダメ。見つめるのはOK(私ってかなり変態だよね?w) 昼食の時間のチャイムが鳴った。みんな一斉にマスクを外す。大体の男子は弁当に食いつく。でも翔はおとなしいためゆっくり食べる。私は今めっちゃお腹すいてるから食いつく派w。さぁそんなことはさておき、私は結構早食いだから5分くらいで食べ終わった。 まだ時間が有り余っている。私はマスクを着け、ちらっと横を見た。私は翔と小学校が違ったため翔の素顔を見たことがない。今初めて見た。「かっこいい…」つい思っていた言葉が漏れてしまった。どうやら小さい声だったからか、誰にも聞こえていなかった。一安心…でも本当にかっこいい。私は今日初めて知った。翔は性格もかっこいいけど外見もかっこいいこと、鼻が高いこと、唇が女子みたいに潤ってること、ほっぺたに小さなほくろがあること。発見がたくさんある。 今までこんな状況に至るまではマスクなんて着けないで普通に話してたから、外見にこだわりがある人が結構いたけど、今はマスクを着けているから大抵の人が性格で決めるようになっただろう(多分。)やっぱり私は性格で決めることが一番、ということを学んだ気がする。 放課後 私と翔は、今日は部活がなかったから一緒に帰る。「ねぇ翔、」「なんだよ、いつもうるさいのに今日は静かだな」「いや~…翔ってさ、」私が話そうとしたら翔が言ってしまった。「”かっこいい”って言いたいんだろ」「え、なんでわかった?ww」 だってお前昼食の時、俺のほう向いて言ってたじゃん。私の顔がどんどん赤くなっていくのがわかる。「聞こえてたならもっと早く言ってよ~なんかハズイじゃん」私は脳内がパニックになっていたからとりあえずその場のノリに合わせて返事をした。すると翔が私にとどめを刺すかのような一言を言った。「んで?俺のこと好きなの?」私は道の真ん中で発狂してしまった。「はぁぁあああああ!!!?え!?別に好きっていうか嫌いじゃないっていうか、普通でもないっていうか…」「それって好きってことじゃん」 私は思い切って言った。「ごめん、好き」すると急に翔が笑い出した「なんで告白するのに謝罪すんだよwwマジで俺もお前の事好きだわ~、俺と付き合ってください!」夢なら覚めないでほしい、せめて夢だけでも。「はい」「あ、ウソ、マジ!?俺なんかで良いの!?」「だって、元はといえば私から告ったんじゃん」「あ、そっかww」翔はほんっとに可愛い。私たちは手をつないで帰っていった。 「翔ってほっぺにほくろあるんだね」「なんで知ってるんだよ!?」 -fin-
あなたの心のどこかに残してほしい…
『誰かの心を動かせたら…』 私はいわゆる神様 私はいろんな人を見てきている 望月 琥珀 中一の女の子 今日はこの子についてのお話をするね その子は裕福な家庭で生まれた 特別お金持ちとかではなく一般家庭の子 幼稚園は静かっていうよりは 友達とよく話す子だった 小一になると少し緊張していたみたい だけど幸せそうに暮らしてた 小四になってくると女子のグループができてきた 琥珀はグループには入らなかったし 気にしてもいなかった でもグループはどんどん大きくなって 琥珀は…あまりものになった でもグループが怖かった琥珀は 入ろうとするんじゃなく 避けて生きようと決めた 特に嫌われてるわけじゃなく 修学旅行の班決めだって楽々よ ただ…この時から変化があった 周りに逆らえない 仲のいい人たちには気軽に話してた でも周りはきっとこれがいいから 私は邪魔だから… 周りは全然気に留めもしなかった 琥珀の態度はうますぎて 優しさと勘違いされたから そんな彼女はある作文をかいた その中にこんな言葉があった 『人生の行き止まりっていくつ』 もちろん一つ それは死 その続きは何とも素敵な言葉だった 『一つって知ってるの?正確なの? それでもせっかく生まれたのだから生きたいって思う?』 正確だよって言えるのかな 言えるよね…だって死んだらその場で生き返れないでしょ だったら生きるしかないよね 失敗してもいいの だって人生は 『ぶっつけ本番だから ぶっつけ本番だから楽しいんじゃない』 思ってたことが琥珀と一緒だった そんなことに気を取られていたら次があった 『人生はUターンなんてできない でも道はつながってる戻ってこれる』 私は感動した 心から書いているのだろう 何かが心に残った気がした 『これを読んだ人の心に何か残ることを祈って… この言葉を伝えたことに幸せだという気持ちを思って』 これが琥珀の作文の最後の言葉 望月 琥珀=もちづき こはく こんにちはるぅむです あ…最初びっくりしたかもですけど 作り話ですので、神じゃありません こうゆうのって起こりやすいので 今そうなってなくてもなる可能性は 十分にあります あなたの心のどこかに何かが残ることを祈って…
トイレの雪美ちゃん
私は小夜。いつも一人ぼっち。 今日も一人で本を読む。<学校の怪談> ページをめくると、トイレから顏を出す女の子の絵が出てきた。 「トイレの花子さんか。会う方法は、トイレの三番目の個室の戸を花子さんーと呼びながら叩く…」 「ふーんー、やってみようかな。友達になれたら、面白そう!」 ~トイレにて~ 「花子さんー花子さんー」トントン ガチャ 、「私、花子じゃなくて雪美なんだけど。」 「え、人間?」 「いいえ、幽霊よ。それにしてもなんでみんな花子って呼ぶの?」 「こ、これ。」私は <学校の怪談>を見せた。 「ふーん、なるほどね。この幽霊と勘違いしてたのか!」 「そうね。また会ってくれる?」 「良いわよ。どうせ暇だし。」 それから私は毎日のように雪美ちゃんにあいにいった。 もう、友達だった。 「ねえ雪美ちゃん、なんで雪美ちゃんは幽霊なの?」 「多分、やり残したことがあるのよ」 「へえー」 次の日、横断歩道を渡ろうとしていたら急に車が突っ込んできた。 ひかれるーと思ってギュッと目をつぶると、見えない何かにドンッと押された。 私はそのおかげで助かった。 「今日、助けてくれたの雪美ちゃんでしょ?」 「……私やり残したことを思い出したの。」 「親友と大喧嘩をしてそのまま絶縁になっちゃたのよ。それでその子は私をかばって交通事故で亡くなった…」 「私はそのまま歳をとって、寿命で死んだ。その未練が幽霊にさせたのね。」 「だから小夜にお礼を言わなきゃ!ありがとう!」 「な、んで?」 「だって、 また私に友達というものをくれた。そしていっぱい笑わせてくれたもの。」 「また会ってくれるよね!?」 「…さようなら、あなたのこと生まれ変わっても忘れないわー」雪美ちゃんの体が薄くなる 「うん!またいつかね!」私は泣きじゃくった。 雪が凄く降っている日だった。学校に私の妹が生まれたと連絡があった。 病院に行くと、お母さんが赤ちゃんを抱いていた。 「か、可愛い!」 「でしょう?名前は決めてあるの」 「なになにー?」 「(ゆきみ)よ。天気の雪に美しいで雪美。」 生まれたばかりの赤ちゃんが、ニヤーっと笑った気がした。