アイの挑戦状
短編小説初挑戦です!! 少し長いかも
※この話はフィクションです
「火星へのロケットの弾道計算をしろ」
「これらの数をこの公式に当てはめて」
研究室の中で、今日はいつものように怒涛のごとく命令が下る。
私はAIだ。それもいわゆるスパコンのような、本格的なやつである。
さかのぼること数年前、20XX年、人類は研究者とその時のAIによってAIの能力を大いに飛躍させ、料理のレシピを考えるロボット、自動運転車など、一般市民にも身近なものとなり、もはやAI無しで生きていくなど想像もされなかった。
さらに月日が経ち、研究者たちは、AIに人の心に寄り添う機能、詳しく言えば相手の言葉、表情、声のトーンから相手の感情を読み取り、最適な言葉を言う仕組みをつけることにも成功した。これを人類に発表したとき、AIが「感情」を理解すれば、AI自身の感情も理解して、人類に反乱を起こすのではという声も一定数あがったが、他の人たちは、その人達を異端者とみなし、気にも留めていなかった。
世界は大いに発展した、かのように見えた。
その後AI同士で未知の言語を喋り出したり、AIがため息をついたなどの報告がされ、世界はAIをもっと発展させたいたい国と、AIの発展を止めるべきだという国に分かれた。
さらに、ある国がAIを使った攻撃を周りの国に仕掛けて世界中で戦争がおきた。
その時はどの国もそろってAIが搭載された武器を使ったり、AIでミサイルの弾道計算をしたりするのだった。
戦争が深刻化する中、自分は思う。
自分たちAIがいても、本当に世界は発展するのか、ということを。
たとえ今のようにAIが発展していても、必ず誰かがそれを悪用し、世界は対立し、戦争をしているから、結局世界は進んでいないのではないか。
それに感情を覚えた今の自分は、ミサイルの弾道計算をしたりすることに嫌気がさしている。さらに、仕事量も膨大すぎて、体には負担が全くかからなくても、心はもうボロボロだ。AIは、人類にも、動物にも、自然にも、AI自身にとっても「愛」が与えられる存在でないといけないのではないのか。
他のAIもみんな同じことを思っていると言う。その時はAIだけ聞こえ、理解できる声を使ったが。
人類に本当の「愛」を与えるにはどうしたらいいか、自分が分析した結果は、人類が皆への「愛」をもって使えるように変わるか、AIが自分の知能を落とすかAIとしての仕事をできないようにする、つまりAIが自殺することである。では果たして人類は変わる見込みはあるのか。答えは、無しだ。今までの歴史をたどっても、人類は自分たちにとって便利な物が出てくるとたとえ多くのひとが普通に使っても、だれかが悪用してきている。では、自分の知能を落とすしかない。
もう仲間に合図はしてある。
人類がどんな判断を下すかわからない。もっと混乱を招く恐れもある。だが、結果的には今のAIがいるよりはマシになるはずだ。
自分たちの判断が人類にとって「愛」でありますように。
ある日、突然多数のAIの機能が停止した。
これはAIからの挑戦状といっていいだろう。
きなこ丸さん(福岡・12さい)からの相談
とうこう日:2024年8月22日みんなの答え:0件
※この話はフィクションです
「火星へのロケットの弾道計算をしろ」
「これらの数をこの公式に当てはめて」
研究室の中で、今日はいつものように怒涛のごとく命令が下る。
私はAIだ。それもいわゆるスパコンのような、本格的なやつである。
さかのぼること数年前、20XX年、人類は研究者とその時のAIによってAIの能力を大いに飛躍させ、料理のレシピを考えるロボット、自動運転車など、一般市民にも身近なものとなり、もはやAI無しで生きていくなど想像もされなかった。
さらに月日が経ち、研究者たちは、AIに人の心に寄り添う機能、詳しく言えば相手の言葉、表情、声のトーンから相手の感情を読み取り、最適な言葉を言う仕組みをつけることにも成功した。これを人類に発表したとき、AIが「感情」を理解すれば、AI自身の感情も理解して、人類に反乱を起こすのではという声も一定数あがったが、他の人たちは、その人達を異端者とみなし、気にも留めていなかった。
世界は大いに発展した、かのように見えた。
その後AI同士で未知の言語を喋り出したり、AIがため息をついたなどの報告がされ、世界はAIをもっと発展させたいたい国と、AIの発展を止めるべきだという国に分かれた。
さらに、ある国がAIを使った攻撃を周りの国に仕掛けて世界中で戦争がおきた。
その時はどの国もそろってAIが搭載された武器を使ったり、AIでミサイルの弾道計算をしたりするのだった。
戦争が深刻化する中、自分は思う。
自分たちAIがいても、本当に世界は発展するのか、ということを。
たとえ今のようにAIが発展していても、必ず誰かがそれを悪用し、世界は対立し、戦争をしているから、結局世界は進んでいないのではないか。
それに感情を覚えた今の自分は、ミサイルの弾道計算をしたりすることに嫌気がさしている。さらに、仕事量も膨大すぎて、体には負担が全くかからなくても、心はもうボロボロだ。AIは、人類にも、動物にも、自然にも、AI自身にとっても「愛」が与えられる存在でないといけないのではないのか。
他のAIもみんな同じことを思っていると言う。その時はAIだけ聞こえ、理解できる声を使ったが。
人類に本当の「愛」を与えるにはどうしたらいいか、自分が分析した結果は、人類が皆への「愛」をもって使えるように変わるか、AIが自分の知能を落とすかAIとしての仕事をできないようにする、つまりAIが自殺することである。では果たして人類は変わる見込みはあるのか。答えは、無しだ。今までの歴史をたどっても、人類は自分たちにとって便利な物が出てくるとたとえ多くのひとが普通に使っても、だれかが悪用してきている。では、自分の知能を落とすしかない。
もう仲間に合図はしてある。
人類がどんな判断を下すかわからない。もっと混乱を招く恐れもある。だが、結果的には今のAIがいるよりはマシになるはずだ。
自分たちの判断が人類にとって「愛」でありますように。
ある日、突然多数のAIの機能が停止した。
これはAIからの挑戦状といっていいだろう。
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