短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
私は、僕は君を忘れてしまった
真緒side 桜が舞う季節、今日は入学式だ。高校の校門を抜けて校舎に向かい歩いていると一際目立つ男子が居た。あれ、初めてなのになんか懐かしい気がする。目があってしまい、思い切って近づいて私は聞いてみた。 「あの、もしかして会ったことありますか?」 翼side 僕は自分で言うのもだが顔が整ってる方だ。視線を感じるのは度々あるが、今日は何故か不思議な視線を感じた。振り向くとロングの女の子と目が合った。するとその子は僕に近づいてきていったんだ。合ったことある?って。その時言おうと思ったんだ。合ったことないよ、って。でも、何故か懐かしい気がするんだ。だから僕は少し間を置いていった。 「ごめん、合ったことないと思う。でも、何故か合ったことがある気がするんだ。」僕は小さく笑い、そこを離れた。 家に帰ってから僕はお母さんに今日のことを話してみた。するとお母さんは言った。「その子、真緒ちゃんじゃないの?幼稚園のころに二人して事故って記憶なくしてたもの」え?そんな記憶ない。やっぱそうなのかな。あの子クラス同じだったし確かに名前真緒だったような。明日思い切って聞いてみよう。 真緒side やっぱり忘れてるだけできっとどこかで合ってるんだ!家に帰ったらおばあちゃんに聞いてみよう!私の家は両親を小学生の時、交通事故でなくしおばあちゃんと二人暮らしだ。 家に帰っておばあちゃんに聞いてみると「幼稚園の時一緒に遊んでた子じゃないのかい?」そんな記憶ない。そう話してみると、「そりゃそうか。あん時二人して手ぇ繋いどった時に車はねられたもんだから記憶失っとんじゃ。二人の写真あっけどみてみっか?」と話した。それで私は写真を見てみることにした。おばあちゃんが持ってきた小さな箱の中には男の子との写真がたくさんあった。よくみると確かにさっき会った男の子に似てた。この写真持って言って明日聞いてみよ。 NO side 次の日にある高校の中のある教室で男女の二人が何か話してた。 「ねぇねぇこの写真に写っているのってあなた?」 「・・・そうだ。君は幼稚園の時一緒にいた真緒か?」 このような会話がだった。 あれから5年後の夏。記憶は戻らなくとも二人は昔のように仲が良かった。ある休日に翼は真緒にあることをしようと企んでいた。真緒を遊園地に呼び出すと夜まで二人で遊び尽くした。そして最後に観覧車に乗り、てっぺんまで来た時、彼は勇気を出して言った。 「真緒、僕と結婚してください!」 あとがき:最後まで読んでくださりありがとうございました。初めて書いた小説でしたが、結構上手に書けました。ぜひ感想お願いいたします。誤字脱字は見逃してください。
君を必ず救う
今から20年も前の話、当時付き合っていた彼女、美結との不思議な話。 その日僕は地下鉄の駅前で美結のデートの待ち合わせをしていた、 僕はその日のためにメチャクチャ高い香水、早起きして顔をしっかり洗い、 バイトでお金を稼いだ。そして美結が来た、ゴメーン待った?僕はううん全然待ってないよと言った、 改札を通り、ガラケーを開いて暇つぶしにニクシィでもやろうと思った。間もなく、1番線電車が通りますと アナウンスが流れた。その瞬間美結が誰かに押され線路へ落ちた、そして電車が汽笛を、鳴らし。プーーーー キキィィーーーーとブレーキ音とみゆーーーと叫んだ声が駅中に鳴り響いた、そしてドンッと大きな音立て、 美結は見るも無惨な姿となった。何だ?人身事故だ、誰か警察と救急車を呼べ!!僕はショックのあまり倒れた 目が覚めるとそこは病院だった、僕は起きて真っ先に美結の事を考えた。そうだ美結は!!医者が寛太さん落ち着いて 聞いて下さい。美結さんは、美結さんは、、嘘だ嘘だ嘘だ!!!僕は美結が死んだ事に、脳が受け入れ無かった。 そして美結の葬式が終わり、家に帰り心の底から叫んだ、あの日へ戻り美結を救いたい、と何回言っただろう、 眠くなり布団を敷いて、寝た。そしてガラケーのアラームが鳴った、カレンダーを見ると、美結が死んだ日だった。 そして準備を済ませ、美結が待ち合わせ場所まで来た。そして美結を死んでも救うと改めて心に決めた、そして 1番線電車が通ります、これは僕にとって決戦の合図だった、次の瞬間美結が押され倒れかけ、必死に手首を押さえた。 美結ここで待ってて、と言い犯人を追うすると犯人が、体力の限界が来たのか。一瞬ペースが落ちたこれはチャンス、 思いっきり足を転ばせその場へ取り押さえた、そしてマスクと眼鏡を外した。何と犯人は親友の真之助だった。 真之助何でお前が、、僕は驚きを隠せなかった、動機は一回美結に高校生時代に告白し振られたからだと言う、 それを聞き僕は呆れてしまった、そして警察へ通報し逮捕され、裁判で無期懲役に判決された。5年後美結と結婚し、 子供も生まれ中学2年生の長男が一人、小学5年生の次男が居る。そして、今でも幸せな暮らしを送っている。 END
鈴木と田中【恋愛小説】
「鈴木。」 「なに田中。」 「好き。」 「へ?」 田中に告白されました。 非リア歴=年齢の自分。まさか報われるとは...!! しかもずっと片思いしてきた相手に! 「付き合ってくださいっ...」 「はい...はいっ!」 二つ返事でOKした。 今この瞬間から付き合い始めたのだが... 「ねぇ田中。」 「...ん?」 「これって...」 田中が抱きついている...!!ハグっっ!?!!? 「......うれしくて...サ」 「は?かわいい」 耳を真っ赤にして言う田中に自分の心の声が漏れてしまった やばいっっ 「ごめん...!あんまり可愛くてつい...!」 「っ」 もっと耳が赤くなった!!ごめん!ごめん田中!!! 「告白、失敗したから、」 ???失敗したか?? 「おとなになったらやり直す。だからっ...それまで、待っていて、?」 !? 「うん。待ってるね。」 今日、このとき言うって決めたんだ。 心臓がバクバクする 「鈴木。」 「なに田中」 いつも呼んでるはずの名前を言うのがこんなに緊張するなんて。 何度も練習した言葉。鈴木に言うためだけに。 「好き。」 へ?いやこんなんじゃなくてあれ?あれ? 「へ?」 そんな声出るよね...はあ、告白。失敗した。これでこの間柄はおしまい...ただのクラスメートに戻r ...いや、最後まで言わなくては。 「付き合ってくださいっ...」 もっとビシッとキメるはずだったのになぁ... 「はい...はいっ!」 !?!?!!!??!? 思ってた答えと真逆で嬉しさと驚きと何故か泣きそうになる。なのに取った行動は ぎゅっ (抱きついちゃった!?!?!) 「ねぇ田中。」 ドキドキドキドキ 「...ん?」 声でなくて「ん」って言っちゃったっ...! 「これって...」 ドキドキドキドキドキドキドキドキ 「......うれしくて...サ」 思ってたことがそのまま口に出た 「さ」が裏返ったケド... 「は?かわいい」 (!?!!?!?!???!) ボシュ~ ど、どすとれーと...! 「ごめん...!あんまり可愛くてつい...!」 『ごめん...!”あんまり可愛くてつい”...!』 鈴木って馬鹿正直すぎるよ...! そこが無自覚なのが許せんっっ!!!好き!!! 「告白、失敗したから、おとなになったらやり直す。 だからっ...それまで、待っていて、?」 最高のプロポーズ、してやるっ! 「うん。待ってるね。」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんにちは!音海です! 今回は鈴木サイドと田中サイドと視点を2つにしました! 突然ですが、皆さん読んでるときに考えませんでした? 田中と鈴木の性別は?と。 私、そこ、一番頑張ったんです!!! 男でも女でも解釈できるように! なので 男×女、女×男はもちろん 男×男や女×女とも解釈できるんです!! どう?もう一回読みたくなったでしょ(((ぅるせぇ 感想書いてくださると嬉しいです(*^^) でゎ!
ある日の悲しい出来事
「お母さん、お母さん!」 ある日、急にお母さんが死んでしまった。 わたしは、1日中泣いていた。 今までにない悲しみだった。 「なんで、なんで・・・」 私に命をくれたお母さん。 なんでこんな時に死んでしまうんだろう。 今日はお葬式の日だ。 もう、死んだ人は生き返らない。 私は、お母さんとの思い出を振り返った。 全身が壊れそうなぐらい泣いた。 そうしていたら、あっという間にお葬式が終わった。 お葬式が終わったら、「火葬」。 とうとうお母さんを燃やして骨だけにする。 無理。無理。無理すぎる。 私まで死ぬぐらい悲しい。 つらすぎる。 あと1分で燃やされてしまう。 やだ、やだ、やだ、やめてください。 ーもうだめだ。あと10秒ほどしかない。 「ピロロロロン」 聞いたことがある音がした。 「ん?・・・」 暑い。 私はモフモフした布をかぶっていた。 近くに時計があった。 時刻は「6時21分」。 なんか目が覚めた時と同じ感覚。 あれ・・・もしかして・・・ やっと気づいた。 お母さんが死んだのは夢だった。 今度は安心して涙が出てきた。 泣き止んでから、1階のリビングに向かった。 ドアを開けた。 お母さんが笑顔で言った。 「おはよう」 私は、その一言でまた泣いた。 お母さん・・・ 生きていた。 一晩顔を見ていないだけなのに、 1ヶ月会っていない感覚だ。 こんな夢を見た晩から1週間。 命の大切さが分かってきた。 私も、命を大切にしなきゃ。 その夢が教えてくれた。 「この世で1番大切なものは、命なんだよ。」 と。
君と出会った雨の日で
いつものように、帰ろうとしたら、キョロキョロと困っている女の子がいた。僕はその女の子に声をかけた。 「君、どうしたの?」僕が話しかけると、女の子が、「傘を忘れてしまって、、」と言った。 「それなら僕の傘を貸してあげる」そしたら女の子が戸惑いながらも、「ありがとうございます」と言ってくれた。でも、何かを思い出したかのように、女の子が言った。「ですが、あなたは、、」 「あ、僕は友達の傘に入れてもらうから」そう言うと、女の子はぺこりとおじぎをして行ってしまった。 「おい、どうした?」ニヤニヤしながら友達が言ってきた。「べ、別に」僕がいうと、 「お前分かりやすいな」「どういうこと?」、と思いながら下駄箱で靴を履き替えた。「ていうか、お前あの人のこと知ってんのか」「知らない」「マジか」 「あの人は、清水美那さん。勉強もできて、運動もできて、美人。優等生ってやつだな」僕がすごいと思った時、 「あ、でもあの人友達いないらしいよ」「え、そうなの!」「完璧すぎて、近寄りがたいんじゃないかなー」「へー」それっきり会話は途切れた。。少し可哀想だなー。でも、また話してみたいなー。 次の日廊下で美那さんに話しかけられた。「あの、昨日はありがとうございました。これ昨日の傘です。」 「あー、ありがとう!昨日は大丈夫だった?」「はい」そう言って帰ろうとしたので僕は、 「待って!連絡先交換しよう」「えっ」美那さんは少し驚いた様子だった。 「あの、いいんですか?こんな私と何で、、」「君のことが好きだから」少し間を開けて、 「こんな私を好きになったら後悔しますよ」少し悲しそうに言って彼女は行ってしまった。 1週間後僕は美那さんと帰ることになった。その日も雨が降っていた。 「雨だねー」僕が言うと、美那さんはこくりとうなずいた。 「そういえばこの前、『こんな私を好きになったら後悔しますよ』って言ってたけど、、」 少し間を開けてから彼女は口を開いた。「昔、いじめられてたんです。『うちの彼氏取んないでよ』とか言ってました。同じ班で話しただけなのに。それでいじめの対象になって。私が悪いんです」「美那さんは悪くない!」「でも私の過去は良くない。だから私を好きになっても、、」「過去は変えられない、でも未来は変えられる!僕と変えようよ、未来」すると美那さんは初めて笑ってくれた。
夕立
7月だった、梅雨明けし日に日に 暑さが増してくる私はその暑さに 苛立ちながらも過ごしていた。 その日は、少し涼しかった 夕方になると急に雨が降ってきた 『夕立だ。!』 だかなぜだか怒りという感情は 出てこずに『憐れだな』そうやって 雨にまでも、バカにする自分にモヤモヤ してくる。 目を瞑ってもっといい『世界だといいのにな』 眼をあけると何か今よりもっと良い ように何かちがっててほしいそう願った 今まではそう上手くいけないそれが現実だ けど、今は違う眼をひらけるとそこには 凛としていてメロンソーダーみたいな色の ワンピースを着た少女がいた 多分、私と同じぐらいの年齢だ。! 彼女は何も喋る訳もなくただこっちを見て 満面の笑みで笑ってる私はなぜだか 憧れた、心臓がドクドクする パットして、目が覚めた夢だった スマホで夢占いをしたら夢で憧れてる人を みたらその人のやってることが今の自分に 足りないところだと… 私は夕立がくると彼女の事を思い出し メロンソーダー色のワンピースを着て 満面の笑みで笑う。 どうでしたか?良かったら感想ください。!
夜に舞う桜には
夜に舞う一枚の桜の花びらは、美しく消え、春が終わった。 春の始め、4月の朝。私は桜の木の前に立っていた。私は本が好きで、いつも本を手元に持っていた。満開の桜の花びらは、光輝いていた。なんとしても美しく、かなりの絶景だった。どこまでも広く、同じような桜の木が突っ立ていて、数十本もの桜の木が辺り一面に、生えていた。 私の好きな季節は、春。たくさんの美しいものに出会える。春なんて終わらなければいいのに…ずっとそう思っていた。なんとしててでも、春の終わりを見届けるには、そう。夜の桜を見ること。そうすればきっと、美しく華麗に春が終わる。 そして、夏が来ると私は考えた。 4月31日。私は公園にいた。時期的には、今日で春が終わる。美しく、朝の空を舞っていた桜の花びらは、もう、残り10枚となった。瞬きするほどに、桜の花びらは、ゆっくりと1枚ずつ散って消えていく。そして、私はある場所へと向かう。 その日の夜。私は学校の空き教室にいた。窓を全開にして、目の前にある、巨大な桜の木を見つめていた。その木の桜の花びらは、1つも散って消えていない。雲のない、星が光る夜の空に、豪快に桜の花びらは舞っていた。朝とは違う美しさに、雰囲気だった。夢でも見てるのだろうか?ピンク色の桜の花びらが綺麗に見えた。 その桜の花びらは、だんだんと散って消えていく。数えれるほどに少なくなっていく。 あと、4枚、3枚、2枚… もう、花びら1枚だけ、、、、! パッ!!!! その瞬間、花は消え、春は終わった。 5月1日。翌朝、時期的には夏が来る。桜の木の姿はもう、ない。桜の花びらも舞っていない。公園のベンチに座り、ふと、手元に持っていた本を開いた。そこには桜の花びらが1枚残っていた。その花びらは、風に吹かれて、空へと散っていった。 それを追うように、私は上を見上げた。 その瞬間、私は思った。 「今年も夏が来るのか。」 そして、夏が来た。
私の恋
私は伊藤 矢代(やしろ)高校生だ 突然だが私には好きな人が居る、そして私はその人に告白する。 その私が好きな人とは幼なじみの加藤 樹(いつき) 樹とは家が近く、親も仲が良いことからよく遊んでいた。 そして小学生ぐらいのときから樹のことを好きになった。 昔言われた素敵な言葉。 私は嬉しかったから今も覚えてるけどあいつはきっと覚えていないだろう。 小学生の時に言った『大きくなったら結婚しようね!』という約束を 登校中、約束をした 『樹、屋上でお昼一緒に食べよ!』 「いーよ」 よし!2人になる時間は作った!あとは思いを伝えるだけ……! 4時間目が終わった途端、駆け足で屋上に向かう トトトトトッ と屋上に続く階段を登る私の足音が響く。 最初だと思い扉を開けると樹がいた。 『樹ッ!居たんだ!』 平然を装い『あっちで食べよ!』と指を指す。 いつの間にか昼食を食べ終えてしまった そして人が少なくなってきた頃少し態度を改めて樹の目を見た。 するとその瞬間樹が私の口に手を当てた。 『ン"ッ?』 驚く間もなく樹が言った。 「俺、矢代の事好きだ…付き合ってくれるか?」 『……!?』 嬉しさのあまり時が止まった様に感じた。 そっと私の口から樹の手が離れる。 「返事は……?」 ………! ここまで読んでくれてありがとうございます! Byももち
表、あるいは裏
不老不死ってことは死ねないってことだ。望むことは欲望に心の一部を支配されることだ。もちろん逆も言えるだろう。人が死ぬってことは保険金が入ることだし、その子が嫌われているのなら皆幸せだし、ケーキを山分けしたら一人分が多くなる。 それは人間にだって言える。根暗は大人しくて、チビは可愛らしく、バカは伸びしろがあるということだ。どんな人間の特徴にも、良いところがある。だから私は、他人の良いところを探すようにしている。 先生は事なかれ主義だけれど、平和主義とも言えるかもしれない。うるさいあの子は私みたいに声が小さくない。 私を虐める彼女は皆に言うことを聞かせるリーダーシップがあって、その腰巾着であるあの子は世渡り上手。この前私を蹴り飛ばしてガラスに突っ込ませた子は蹴りのコントロールが上手。 お母さんは酒豪で、私に無闇やたらにご飯を与えない節約家。お父さんの力持ちさは、叩かれるたびに思い出す。お兄ちゃんは私と違って優秀だから両親から可愛がられていて、必要な人間と無駄でいらなくて今すぐに死ぬべき人間を上手に分けられる。例えば、両親やお兄ちゃんの先生は前者で、私は後者・・・・・・みたいに。 私にだって当然良いところがある。大人しくて可愛らしくて伸びしろがある。とってもいい子! そんな孤高で最高の私にも、やっぱりダメなところがある。行動力がほぼ皆無な事だ。 今日こそ、今日こそやってみせる! 長い長い旅路への第一歩を歩みだすんだ。まさしくそこは地獄だけれど、きっと未来は明るいはず! それじゃあいこう、余りにも遠すぎて、人類には想像しかできなかった場所へ。 さあ、今日こそ。
悪魔に恋してしまった私の運命
「今日の任務,完了!早めに終わったから,早く帰ってテレビでも見よう!」 私はルイ,天使の見習い。もちろんみんな知ってると思うけど…天使は人間の事を助ける存在。特に恋の悩みを解決する事が多いかな。今日の任務は三人の人間の恋を叶える事。良い感じに進んだので,早く終わらせる事ができた。 「ルイ,早くない?私,まだまだ終わんないよ…はぁ…」 親友・ハナが声をかけてくる。ハナはため息を一つついて,じゃあ行ってくる,と人間界へ向かっていった。でも,私の足は家へ向かうわけではなく,悪魔の世界と天使の世界の境目,通称クリスタルに向かっていった。 悪魔と天使の関係は悪い。お互いをライバル視している。クリスタルへ着くと,やはりあの人がベンチに座っていた。あの人…というのは悪魔の見習い,レンくんの事。 私が密かに思いを寄せている男の子。でも,悪魔と天使は付き合ってはいけない。 そのオキテを破ると,天使の世界からも悪魔の世界からも追放されて,人間の世界へ飛ばされる。だから,私はいつもこっそりレンくんのことを観察している。 「ねぇ,お前,いつも俺のこと見てるよね?」 こっちへレンが向かってくる。え!?なんでっ!? 「は,はい…っ。ごめんなさいっ!!!」 私は必死に謝る。やばい,やばい,どうしよう!? 「いや…別に良いんだけど。お前,天使の見習いだろ?俺,悪魔だから,大丈夫なのかなって。」 「だ,だ,大丈夫ですっ!?」 最後の方は疑問系になっちゃった。天使の神様にバレたら終わりだよ…っ。 「良かったら,これからもここで会わない?」 「へ?」 私は思っても見なかった答えに驚く。 「い,い,良いんですか!?」 「ん。じゃあまた明日,ここでな。」 「は,はいっっ。」 私は返事をした。明日が楽しみ。とゆーより会話できちゃった!?嬉しすぎるっ。 こんな感じで,私とレンくんは仲良くなっていった。 「なあ,ルイ。」 ふいに話しかけられて,私はなんですか?と言う。 「急にごめん。あの,俺と…付き合ってください。」 「へええっ!?」 急に告白されて,私は赤面する。 「ダメ…かな?」 上目遣いで見られて,お断りできないよっ! 「良いよ。私の…彼氏になってください。」 私は赤面しながら言った。でも,付き合ったら,人間の世界に飛ばされるんじゃ,と頭によぎる。 「でも,人間の世界に飛ばされるけど,それでも,良いのか…?」 「うん。レンくんとなら大丈夫。私たち,人間になろう。新しい一歩,踏みだそう!」 END…
春の雪女
突然ですが、私、真普由(まふゆ)は雪女です。 と言っても、母が雪女、父は人間なのでハーフって感じです。雪女は暑さに弱く、ひどければ溶けてしまいます。 夏はいつもパーカーの内側を凍らせ、フードを被り、なるべく外に出ないようにしています。 今は別に夏じゃないけど暑いです。そして今は体育を見学しています。 「はぁ…暑い」 「フード脱げばいいじゃん」 声と同時にパーカーのフードを脱がされた。 「うゎあ!とっ溶ける!」 慌ててフードを被る。 「は?溶ける?なに言ってんの?厨二病かよお前」 目の前にいた人間。確か人気者の幸斗(ゆきと)くん。 …でもそう言う彼も、いつもフードを被っていて、なんなら私より暑そう。 「…あなたはなんでフードを被ってるの?」 ついノリで聞く。 「そんなこと聞かれたことねぇわ…うぉっ!?」 風が吹き、フードが取れる。私のも、幸斗くんのも。 あーもう、また溶けちゃう!慌てているためか、なかなかフードをつかめない。 手がだんだん溶けていく。 幸斗くんもとても慌てている。その手はびしょびしょだ。汗じゃない。 お互いを見て声を重ねていった。 『…溶けてる?』 え、なんで溶けてるの?え?え? 「…はー、最悪」 幸斗くんはため息をつく。 「ど、どういうこと…」 「お前雪女?だから溶けてんの?」 「え!?なんで分っ…」 驚く私を見てまたため息をしていった。 「…俺の父さんが雪男。でも母さんが普通に人間」 初めてだ。こんな人と出会うの。 …いいや、人じゃないか。でも幸斗くんとは、仲良くできそう。
hikari school脱出game
私はりずむ。hikarischool2年生。ある日突然、“影の女の子”によって時限爆弾が仕掛けられて、中庭には「押したら爆発は止まる」と書かれたボタンが置かれている。ボタンを押すが、ボタンは下がらない。そんな時、「りずむちゃん、おはよう」と声がした。「あおい」あおいと2人でボタンを押すが、ボタンは下がらない。そして、何人もの生徒でおすが、下がらない。「楽しんでるねぇ!でも、謎を解かないと、ボタンは下がらないよっ!」と、誰かの声がした。(影の女の子よ)あおいから囁かれる。「誰か、『謎』を探して」「自分で探しなっ!」 全員で謎を探す。私は見つけた。放送室の無い南校舎、2階の更衣室。「みんなぁ、南校舎ぁ、2階のぉ、更衣室だよぉー」よく響く、螺旋階段の中で叫ぶ。すると、みんなが来る。「ありがとう」「ありがとう」…沢山のありがとうが飛び交う。どんどん解いて、横のボタンを押して、ロックが少しずつ解かれる。みんなで押す。ボタンは少し下がる。 そして。「みんなぁ!あと5分だよぉ!もっと遅れてよぉ!ショータイムが無くなるじゃあん!」放送が煽ってくる。(気にしないで、謎を解いて…)そして、全員が集合して、ボタンを押す。ボタンが虹色に輝いた。そして、放送が、不満そうに舌打ちして、「今度はもっと制限時間を短くしてやるからねぇ!」と、キレた。 そして、私達に平和が戻った。
絶対また、会えるから。
星の屑がキラキラと夜空に舞う。 僕はそれを眺めながら、彼女を待った。 こんな小説みたいなことが現実で起こるなんてね。 彼女が来たらそう言おうと思った。 前みたいに、冗談めかした言葉で彼女を笑わせて、僕も一緒に笑う。 そんな展開はずっと前にも経験した事があったけれど、考えれば考えるほど僕の口角が上がっていく気がして、慌てて顔に力を入れる。 シャラン。 鈴のような音がしたかと思いそっちを見れば、薄桃色のワンピースを着た彼女がいる。 『あはは、なにしてるの?』 水の中に星がいるのかとつい思ってしまうような光り輝く小川の向こうにいる彼女は、笑いながらこちらを見ている。 「いやぁ、別に?」 カッコつけて僕が答える。 『嘘つけ~』 茶化したように彼女が言う。 僕らは笑いあった。 ------------------------------ あれは何年前だっただろうか。 僕らが出逢ったときは、完全なる家出少年と家出少女だった。 僕ら両方とも、自分の事を分かってくれない周りの環境に嫌気が差して、家を飛び出してきた。 当時彼女は公園で泣いていた。 大粒の涙を零して、周りの目なんて気にせずに。 僕はそんな彼女を落ち着かせる為、話しかけた。 …だけど。 顔をあげた彼女はなんとも言えない切なくて儚い表情をしていた。 僕の心は一瞬にして彼女のものになった。 こんな気持ちになったのは、初めてだった。 そこから僕らはあっという間に意気投合し、色々な話をした。 楽しい。 そんな感情が出てきたのはいつぶりだろうか。 流石に毎日は会えなくて、寂しくなった日もあった。 けれど僕は彼女をもっともっと好きになっていった。 いつか彼女がこんな話をしてくれた。 『織姫と彦星っているでしょ?一年に一回、7月7日にしか会えない人たち。その人たちのお話ってさ、ものすごーく悲しい物語だと思うの。でも同時に、すごく幸せな物語だとも私は思う。』 「…それはなんで?」 『色々な人に色々な事を言われて、好きな人とも会えない日々。つまんなくて、すごく嫌でしょ?……だけどさ、一年に一回だけ、幸せな時間が訪れる。たとえそれが一分、一秒だったとしても、それが心のささえになる。』 「……そうだね」 彼女の言っている意味が僕には分からなかった。 なぜ、一秒でも好きな人と会えれば幸せなのか。 長く会えるならば、もっと、、、 『……私にとって彦星の役割をしてくれているのは君なんだよ?』 「………、え?」 急に彼女が告白もどきをしてくるもんだから、変な声が出た。 『…ねぇ、君は?』 彼女が聞いてくる。 「…僕もだよ」 意外とスルッと言葉が出た。 僕らは両想いだった。 ただただ、現実を受け止めきれなかった。嬉しいやら恥ずかしいやらの感情しか出てこなかったけれど。 『じゃあ、行こっか。』 「うん」 どこに行くのかは僕はもう分かっていた。 この町で一番大きな橋の手すりの上に二人で立って、手を繋ぐ。 『ねぇ、また会えるよね』 「うん、かならずね。」 そう言ってから僕らは、夜空に向かって駆けていった。 ------------------------------ 『そんなこともあったねぇ』 「うん、懐かしい」 川を挟んで僕と彼女は隣に座る。 見下ろせば星がキラキラと輝いて町へ落ちていく。 7月7日、七夕。 彦星の僕と織姫の君は今年もまた、一年に一回の再開を果たす。 来年もまた会えるようにと、沢山の星に願いを込めながら。
アレルギー
私の名前はももか。ごくごく普通の小学5年生。 学校の生活は充実しているし、家族もとっても仲良しだ。 だが、一つだけ不満があった。 それは… 「どうしてパンを食べないの?」 「俺、小麦アレルギーなんで」 「好き嫌いはいけません。食べなさい」 担任の矢羽居(やばい)先生が、『アレルギー』の存在を信じていないことだ。 私自身も、りんごアレルギーをもっている。 1歳の頃、りんごの離乳食を食べてアナフィラキシーショックを起こしてしまい、病院でアレルギーの診断を受けた。 実は、日本では3人に1人が何かしらのアレルギーを持っているそうだ。 それほど、身近にあるもの。 でも、矢羽居先生は「完食しないといけません。どれだけの人がこの給食に関わったか、考えなさい」と言う。 いや、それを考えるのは矢羽居先生、あなたです。 矢羽居先生は、牛乳が嫌いなのでいつも残している。なんて自己中なんだろう。 そんなある日、給食にカレーが出た。 デザートは…りんごだった。 私はすぐに矢羽居先生に、 「アレルギーなのでりんご食べれません」 と言った。しかし… 「そうなんですね。じゃぁ、最初に食べちゃいましょうか」 は? 「え、だから、アレルギーなので食べれないんですよ」 「大丈夫。好き嫌いしないで食べれるようにならないと」 怒りが込み上がってくる 「先生、私の話聞いてますか?好き嫌いではなく、アレルギーなんです」 「アレルギーは好き嫌いのことですよ」 アレルギー=好き嫌いだと思ってるようだ その時 「ももちゃん!」「ももか!」 友達のみゆとこのはが、来てくれた みゆが言った 「先生、好き嫌いとアレルギーは別物です」 このはも続けた 「そうですよ!『食べたくない』んじゃなくて、『食べられない』んですよ」 「何言っているんですか、大体そんなの食べたくないだけの…」 「どうしてそんな考え方をするんですか」 もうこの人は説得できない そう思った私は、先生にこう言った 「だったら、先生は牛乳を嫌いと言っていつも飲んでいませんよね?どれだけの人が給食で出る牛乳に関わったと思っているんですか」 矢羽居先生は何も言い返せなくなった。それと同時に、矢羽居先生は考えを改め、帰りの会でクラス全員に謝罪した。 そして、翌日の学活ではアレルギーについて一緒に考えた。 ≪短編なので終わり≫ あとがき 意味不明な終わり方ですみません(-_-;)
生後7日の私へ
「初めまして。キミは今日生まれたんだ。」 目を開けて、最初に見たのはとても綺麗な男の人。 純白の衣を身に纏い、ニコニコとした表情を貼り付けたその人は、まるで天使みたいだった。 「キミの命は七日間。せいぜい足掻いてみせてよ。」 それだけ言って消えた天使様。 気がつくと、私は1人で公園にいた。 1日目はつらかった。 お腹が空いて仕方がなくて、男の人の持っていた食べ物を奪って食べてしまった。 でもその彼は笑って許してくれて、家のない私に住むところをくれた。 2日目は発見だらけだった。 彼は私を色んなところに連れ出してくれて、私の質問に嫌な顔せず答えてくれた。 ヘトヘトになりながらも、彼は私に知識をくれた。 3日目は寂しかった。 彼は“こうこう”に行っていて、ずっと家でお留守番だった。 でも彼が帰ってきた時は胸が高鳴った。生まれてはじめて喜びを知った。 4日目は落ち着かなかった。 彼のことを考えると心臓が早鐘を打って落ち着かない。 私がそれについて話すと、彼は困ったように笑った。甘い甘い初恋だった。 5日目は不安でいっぱいだった。 あと2日しか生きられない、彼と一緒に居られない。 胸に何かがつっかえたみたいに苦しくて、あの天使を心の底から呪った。初めての絶望と怒りだった。 6日目、私は逃げた。 彼と一緒にいたら辛くなる一方だったから。私はどこまでも自分勝手だった。 でも、彼は私を捕まえてくれた。心配ないと抱きしめてくれた。 生まれて初めての涙。私は産声を上げた。 7日目、もう不安はなかった。 隣には彼がいて、私は彼が大好きなのだから、もう何も心配は要らない。 ずっとずっと大好きだよ。それだけ言って、私は眠りに落ちた。 8日目、全て思い出した。 彼は8日前に交通事故で死んでいた。 私を庇って飛び出した彼の姿が、やけに鮮明に記憶に残っていた。 もう全てどうでも良かった。 『ごめん、せめて君だけでも生きて欲しいから。』 そんな声に引き留められた気がして、幻だと分かっていても泣けてきた。 記憶をなくした生後7日の私は、きっと彼と一緒に空へと消えていったのだろう。 ふたりの幸せをそっと願いながら、私はどうしよもなく重くて愛おしい記憶を背負って生きてくんだ。 どうも、3回目の宝塚記念です。 立ち上がります。 ここまで読んでくれてありがとうございます。感想など頂けたら嬉しいです。
かがみの世界
「はぁぁ・・・」 学校からの帰り道,きよ_のこと月見きよ_は周りにも聞こえるような盛大なため息をついた。今日は学年末の大きなテストだったのだ。 「ふぅ・・・またお母さんに怒られるな。」と彼女は呟く。近くを歩いた5,6人ほどの女子グループに目がつく。じっとみつめていると,女子グループは不思議そうな顔をした。 きよは慌てて視線をそらした。いつになっても,大人数でかたまってる人達は苦手だ。きよは歩くスピードを早めた。 「私は・・何がしたいんだろう。。。」 たまにこんなふうに考えてしまうことがある。自分は何がしたいのか,どうして生きているのかがわからなくなってしまう。 「うわっ!」 商店街の角をふらりと曲がると,大きな男の人にぶつかりそうになった。 「ご,ごめんなさい。」 きよから慌てていうと「こちらこそごめんなさい。」と男の人も謝った。ふぅ。ヤクザとかじゃなくてよかった… 道を真っ直ぐ行っていると,何かが落ちている。「なんだろう?」と拾ってみると,それは小さなかがみだった。落とし物らしい。 「どうしよう。」 ここは交番に行くのが正解だろう。__だがわかっているのに体が動かなかった。頭ではわかるのに,心は『それはあなたが持つべき物だよ』と言われているような気がしてくる。 きよは周りに誰もいないことを確認して,さっとポケットに入れようと__その時だった。 「うわっっーー」 突然激しくかがみが光り出した。彼女は吸い込まれるようにしてかがみに入っていったのであった… なんだろう,ここは… 暖かい。暖かくてなんか守られている感じだ。 「ね‥おき‥」 だれ?そこで私を呼ぶのはだれ? 急に目に明かりがつく。違う,これは太陽の光? 「あっ!起きた~!姉ちゃん,この人起きたよ!!」 元気な男の子?が騒いでいる。きよがゆっくりと体を起こし,周りをみると,信じられない光景が目に映った。 「遊‥園地?」 きよが口をぽかんと開けて周りを見ていると息づかいを荒くした女の子が走ってきた。 「大丈夫?あなたったら,いきなりウーマンから落ちてきて」 「そうだよ。いきなり知らん人が倒れててぼく,びっくりしちゃったんだから!」 こら!そんな事言っちゃダメでしょ,アメーバ!などと男の子の姉らしき人が叱っている。 どうやら男の子の名はアメーバと言うらしい。いきなり現実が見えてきてきよはパニックになった。 「えっ!ここどこ?私‥は学校の帰り道にいた‥よね!?あっ,そうか,かがみを拾って!それでいきなり辺りがまぶしくなって…」 きよがあれこれ騒いでいると二人はようやく口喧嘩をやめ,きよを見た。 「ま,まず自己紹介しよう!私はロアー・シーラよ。そして,これが私の弟の」 「ロアー・アメーバです」 姉の言葉に引き継いで弟さん__アメーバが自己紹介する。 「あ,わ,私は,,ちゅきみきよでちゅ!」 慌てすぎてめちゃくちゃ噛んでしまった。ついでにこれまでこの事も話した。 姉__シーラが優しく言う。 「状況も分かったわ。説明するわ。」 シーラの説明によるとここはかがみの中の世界であって,きよの世界__現実の世界と同時にある場所であり,たまになんらかの時空が崩れてこんなふうに他の世界に迷い込むことがあるらしい。 ちゃんと元の世界に戻れるから,安心してね。シーラが言う。この言葉だけで安心できてしまう。 「でもね,成功すれば元の世界に帰れるわ。でも失敗したら…」 ゴクリ。きよはつばと息をのんだ。 「永遠に時空の中をさまよう事になるわ。ま,大丈夫よ。今の所の私の経験では99.9%大丈夫よ。すぐ帰るでしょ?」 帰りたい。時空の中なんてさまよいたくない。 「う,うん。よろしくお願いします。」 なんとか噛まずに言えた。シーラは優しく笑い,呪文を唱え始めた。我が神よ。世界が同時にありゆくのは・・ なんかゴニョゴニョ言っている。 「扉よ開け!」 きよが手を伸ばしたら,大きなかがみが出る。 「よし,成功!きよさん,ほんの10分くらいだったけど,楽しかったよ!」 シーラが笑って言う。私も笑う。 「ありがとう!さようなら!」 私はかがみの中に飛び込んだ。 お終い!最後まで見てくれてありがと^^誤字あっても見逃してほしいです(>人<;) じゃね!
何もない闇の世界で響いた歌声
身体の感覚も、時間の感覚もない世界。 私はこの世界に来てから、もうどのくらい経つのだろう。 海と空以外、ここには何もない。 きっと誰も、ここには来ない。 そんなことはとうの前からわかっていた。 だから私は、何もないこの世界で、ただ独り思い出を蘇らせる。 「また会おうね!」 そう約束していたのは誰だっけ。 私はほとんどなくなった記憶を蘇らせる。 ……やっぱり、思い出せない。 何か、何か大切なものがあったのに。 もう何も、思い出せなくなっていた。 ひどい悲しみに明け暮れていた。 もう何も、思い出せない。 そんなときだった。 「また会えたね。 」 突然聞こえてきた声に、思わず私は飛び上がりそうになった。 隣に目をやると、同い年くらいの男の子が私の立っていた。 その男の子は、懐かしい雰囲気をまとっていた。 「あなたは、誰?」 そう話す私の声は、震えていた。 思い出せないが、何かを約束した大切な人に似ていた気がした。 「一緒に帰ろう。」 彼が手を差し伸べる。 私はその手を振り払ってしまった。 「まだ、帰れないの。」 涙声になりながら言う。 「大切な何かを思い出すまで、帰れないの……!」 私は声を上げて泣いた。 「ーーー♪」 すると、彼は歌いだした。 「これで、思い出せる?」 彼は歌う。それは、私が大好きな歌だった。 私もつられて歌う。 二人の歌声が、星のない夜空に響き渡る。 懐かしいこの感覚に、また涙がこぼれていく。 どのくらい時間が経ったのだろうか。 私達は何度も何度も歌を歌い続けた。 気がつけば、空には星が輝いていた。 「きれいだね。」 彼が言う。私はゆっくりうなずいた。 「ねえ、あなたは?」 そう言った途端、猛烈な眠気に襲われた。 私はその場に倒れ込む。 彼は優しく私を抱きしめる。 「目が覚めたらわかるよ。」 私はそのまま意識を手放した。 目が覚めると、そこはベッドの上だった。 隣には、浜辺で会った彼が立っていた。 「やっと起きたんだね。音海。」 涙を流しながら、彼は言う。 思い出した。 彼は、私の大切な人だ。 毎日一緒に笑いあった人、 この世界で何よりも大切な大切な人だ。 「おはよう、瑠歌。」 私は顔を涙でグシャグシャにしながら言った。 あとから聞くと、私は交通事故にあい、2ヶ月ほど昏睡状態が続いたそうだ。 瑠歌は毎日毎日、雨の日も嵐の日も私に会いに来て、あの歌を歌ってくれたそうだ。 「ありがとね、瑠歌。毎日ごめんね。」 「謝らないでよ。僕は君が生きていてくれて本当に嬉しいんだ。」 彼は私の大好きな笑顔で笑う。 彼の笑い顔を見ると、不思議と心が暖かくなった。 「あ、そうだ。明日退院だよね。」 「うん、そうだよ。リハビリに1ヶ月かかっちゃったけど。」 「その、これ、受け取って欲しいんだけど。」 そういうと、彼はポケットから小さい箱を取り出した。 「これって……。」 「僕と、結婚してくれないかな…?」 彼は顔を真赤に染めながら問う。 その姿に、思わず笑みがこぼれた。 答えは、もう決まっている。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 初めて小説を書いてみました。 初めてなので、拙い部分があると思いますが、大目に見てください。 それと、最後まで読んでくれてありがとうございます。 感想をいただけると嬉しい限りです。
彼女の真実
「綺麗だなぁ。」 私はまりな。16歳。 たくさんの花びらが空中を舞っている。 いろんな学校で入学式や卒業式が行われている。 横を見ると子供が楽しそうに両親と写真を撮っていた。 ランドセルに黄色いカバーがつけてある。おそらく小学一年生だろう。 「私もあんな時があったのかな。」 なんの不安もなさそうな顔。私はその子が羨ましかった。 私の両親はもう2年前離婚していていまはお母さんと暮らしている。 お父さんに会いたいな。離婚した当初はお父さんが居なくなって清清していた。 でもそんなの最初だけだ。一週間。一ヶ月。と会わないうちに私はどこか寂しい気持ちを抱いていた。 居なくなって初めて気づく親の愛情や優しさ。私はお父さんと会える最後の日に何もしなかった。 今となっては後悔している。でももう遅い・・・ 「夏休みまだかなぁー」と思いながら登校していると向こうから″友達″が歩いてきた。 「おはよう」と挨拶を交わした。その子は芽依という。 「ねえ。」と話しかけようとすると芽依は他の″友達″の元へ行ってしまった。 部屋にお母さんが入ってきた。 「大丈夫?お母さん、まりなのことが心配なの。」 ん?なんのことだろうか。気になって聞いてみた。 「何が心配なの?」 「だって。まりないっつも部屋に閉じこもって架空の友達をつくって独り言言ってるじゃない。」 え?、、、 あぁ。そうだった。私はお父さんの事でショックが強く、引きこもって架空の友達を作っていた。 あれから一年後。 「綺麗だな。」 たくさんの花びらが空中を舞っている。 横を見ると子供が楽しそうに両親と写真を撮っていた。 ランドセルに黄色いカバーがつけてある。おそらく小学一年生だろう。 あのあと、私はお母さんと精神科に行った。ストレス障害と診断された。 でも今はちゃんとした友達ができ、楽しく過ごしている。