縮図が意味わからん！：キッズなんでも相談：ニフティキッズ

[ まえへ ] 　1　 [ つぎへ ]

3件中 1 ～ 3件を表示

補足：略称に注意 ここからは補足というか、蛇足というか、細かい話です。

複雑な単位になると、特に口頭で伝える場合には短く略して伝えることが良くあります。これは紛らわしいので、他の単位と混同しないように注意してください。

たとえば「17メートルの強風」「153キロの剛速球」よく耳にする言い方ですよね。
…でもこれ、風が17mの範囲内（相撲の土俵くらい？）にだけ吹いたとか、ピッチャーの投げた球が球場から153km離れた場所にまで飛んで行ったとか、そんなはずはないですよね。この「17メートル」「153キロ」の正体は当然ながら「17m/s」「153km/h」です。

このへんの単位、日本語の法律用語などでは「メートル毎秒」「キロメートル毎時」のように言うのですが、元の横文字がこう書かれている由来は、これが「sぶんのm」「hぶんのkm」という分数（つまりは割り算）だからです。

分数の形をした単位には他にもg/cm3（密度）などがありますし、理科系以外にも「◯◯円/人」みたいな書き方はよく使います。

単位の話は小学算数と中学理科でどちらも中途半端な扱いなので、自分でしっかり勉強しておいてください。 オトコオンナのサトミさん（東京・10さい）からの答え
とうこう日：2021年10月29日
まずは単位の成り立ちを理解しましょう 年下から失礼します。まだ見ていますか？

相談の文章を拝見している限り、縮尺云々の前に「単位の成り立ち」をきちんと理解できていないんじゃないかと思います。

単位は「元になる単位」と「接頭辞」の組み合わせで作ります。
元になる単位とは「メートル(m)」「グラム(g)」「リットル(L)」などのことです。

接頭辞とは、元の単位だけで表すと大きすぎる、あるいは小さすぎる場合に使うもので、とりあえず普段使う範囲ではこのくらい：

キロ(k)…1000倍
ヘクト(h)…100倍 ※実際にはhPaとhaくらいか
－－
デシ(d)…10分の1 ※dLは血液検査などでよく見ますし、リットルを「立方dm」と表現することもあります
センチ(c)…100分の1 ※日本ではcmくらいしか見ませんが、海外ではcLもよく使います
ミリ(m)…1000分の1
マイクロ(μ)…100万分の1 ※ウイルスの大きさは約0.1μm
ナノ(n)…10億分の1 ※原子1個が0.1nm

この接頭辞を一通り頭に入れてから、教科書を読み返してみて下さい。

頑張ってください。 オトコオンナのサトミさん（東京・10さい）からの答え
とうこう日：2021年10月29日
分かるかな？ 縮図はね、形を変えず、角の大きさも変えず、大きい形を小さくしたものです。 アップルりんごさん（選択なし・12さい）からの答え
とうこう日：2021年10月18日

[ まえへ ] 　1　 [ つぎへ ]

3件中 1 ～ 3件を表示

キッズなんでも相談トップへ

相談タイトル：「縮図が意味わからん！」