短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:2

天体観測

 私、星野宙(そら)は天体観測部部長。 姉の光は生徒会長でモテて、勉強出来て...まさに完璧。 そんな姉の双子の妹。そう、私。 私は一言で表すと「勉強特化型」。 そういう私に自慢できる所といえば、 天体観測部部長な所ぐらい。 残念な私の高校生活も後少し。 今日は最後の天体観測。 古い天体望遠鏡を準備室から取り出す。 夜。部員と屋上に上ると空は満点の星空。それに流星群。 「きれいだなぁ」、そう思っていると、流れ星が一面に降り注いできた。 何をお願いしよう、考えていると、流れ星が消えていく。 はあ、と一つため息。そんな時、とても大きい何かが降り注いできた。 「彗星だ!」誰かがいう。 私は願った。 「ずっと幸せでいられますように」―――――――――

短編小説みんなの答え:2

ゴール!

 私山口蘭は目が見えない14歳。目が見えないと医者から聞いた時、絶望だった。生活が不便になるのもだけど、特にショックだったのはハンドボールができないことだ。私は中1のときにハンドボール部に入って1ヶ月でエースになった。そのうえ、最近はU-15候補にもなったというのに。なんで私が目を失ったか。ほんとうに絶望だ。 「蘭、優ちゃんと買い物行っといで!散歩ついでに。」 「はーい!」 優ちゃんというのは盲導犬だ。犬は好きだけど、ハンドボールの悲しみは消えない。スーパーで買い物が終わると、ゴールボールという言葉が聞こえた。知ってる、ゴールボールって目が見えない人が音のなるボールを転がしてゴールしたり、止めたりするやつ。ちょっとゴールボールに似てるかも。早速そっちに行ってみると、明日から練習ということが決まった。  「えっと、私山口蘭、中2。よろしくお願いします。」  「私小林美有希。中3。キャプテンだよ。これからよろしく!」 「私西宮紬。小6です。よろしくお願いします。」 「私、監督の中井咲奈だ。わからないところはすぐ質問するように。」 美有希と紬は優しそう。でも中井監督はちょっと怖い。塾みたいな言い方じゃん。そんなこと思ってるうちに、ストレッチが終わり、キャッチボールが始まった。けどこれが意外に難しい。音が鳴るとはいえ、どこにあるかまで明確にわかんないし、投げるのもどこに投げたらいいかよくわかんない。美由希も紬もすごいな。紬なんて小6なのに。 「蘭、ハンドボールしてたんだよな。ハンドボールと一緒。見えなくても、音をヒントにして体にしっかりボールを収める。」 「はい!やってみます!」 へー、意外と優しいんだ。男っぽいけど。そんなことは置いといて早速アドバイス通りやってみた。最初はよくわかんなかったけど、だんだんわかってきて、投げるのも取るのもうまくなってきた気がする。 「5分休憩!」 監督が言うとみんな水を飲みに行った。私も飲みに行ったら、美由希と紬から聞いてしまったのだ。 「蘭、入って早速で悪いけど、実は2週間後試合なんです!紬、監督が言ってるの見た!」 「だから呼びかけしてたわけ。ま、キャッチボールは基本。それ以外もがんばってね!私もキャプテンとしてアドバイスするから。」 「えー!」 そんなの聞いてないよ!と思ってるうちに監督からも言われた。美由希には高身長の守り、紬には守りという武器がある。私にも武器が欲しいと思い、調べてみたら、回転投げという技を見つけた。これならハンドボールでやったゴールの練習を生かせると思った。  「監督、回転投げ教えてください。」 「無理だ。初心者が2週間で覚えられる技じゃない。」 「私にも技が欲しいんです。回転投げならハンドボールのゴールが生かせると思うんです。」 「……いいだろう。その代わり基礎練習もしっかりすることだ。」 「はい!ありがとうございます!」というと監督は行ってしまった。  次の日。基礎練習のあと、回転投げ監督直伝講座が始まった。まずは素振りから。縦に腕を振ることでボールが回転する。だから素振りは重要。けど何度も何度も注意される。「そんなんじゃ無理」「練習やめる?」とか。けど監督が私に期待していることが分かって少しうれしかった。素振りから投げまで地道な練習を重ねてあっという間に試合の日になった。回転できる確率は40%くらい。けど回転はすごくかかって監督も「ふん」とほめてくれた。 「いい初戦は蘭の回転投げはしない。次の桜swords戦で使うように。初戦は勝てるだろう。」 初戦は監督の言う通り勝ち、ついに桜swords戦。とても強い。あの美有希や紬も止められないボールがバンバン飛んでくる。ゴールも決まんない。あっという間に18点差で残り5分。回転は一回決まったけど止められた。珍しくボールを私が止めた。せめて一回でもゴールしたい。監督のためにチームのために。そんな思いを込めて思いっきり腕を縦に振って投げた。見事に曲がって相手の守りエース木村唯を抜いてゴールした。と同時に試合が終わった。更衣室に戻ろうとすると相手の木村唯選手から声をかけられた。 「あんたは私のライバルだ。いつか二人とも上手になって日本代表になって世界一になろう。」 握手を交わすと行ってしまった。負けたけど心の底でとっても嬉しかった。これは私の人生の大きな支えだ。  10年後。私と唯、美有希は日本代表のレギュラーになり、ついに世界一になった。私は絶望からの喜びは本当にあるって信じてる。  読んでいただきありがとうございました!アドバイスや感想お願いします。誤字あったらすいません。

短編小説みんなの答え:3

これはまだ、私だけが欠陥だらけだった頃のお話。

「中学ではいらないことはどんどんはぶいて、いるところだけ取り入れていくからな!」 私が小6だった頃。2年前の担任、祭元尚輝先生の口癖だった。 これは、私がまだ私だけが欠陥だらけだった頃のお話。 私は尚輝先生のことを尊敬していた。何事にも前向きで、スイッチのオンオフがちゃんと出来てて、声も程よく大きくて優しくて、誰かの問題ごとには親身に寄り添って、授業も冗談混じりで楽しいのに、遅れたりしなかった。 みんなは今年になって、中学生になって、どんどんいらない部分をはぶき、どんどん新しい…いるところだけを取り入れていった。気がついたらみんな、大人の階段を登ってた。 …出遅れちゃった。 私はみんなのように大人の階段を登れなかった。いや、登らせてくれなかった? みんなはどんどん中学生らしくなるのに、私は小学生のままだった。 何かにはばまれた。 …置いて行かれてしまった。 この思考も、きっと逃げるためのもの。私のような失敗作が学校にいても、迷惑をかけるだけだ。 国語の時間は、班行動でみんなに迷惑かけるし。算数の時間はお前だけ頭良くてずるいと言われ、仲間はずれ。美術の時間はセンスもなければ鑑賞も下手。体育は運動神経が悪く、チームプレイでは自分なんかいない方が勝てる。胸だって大きくならないし、初経もまだだ。 発育が良くないのはまだしも、発達までとは、神様もなかなかに酷い気がする。まぁ神なんて存在してないのかもね。 私は、成長の仕方を間違えたのかもしれない。 みんなのようにはなれない。 もう、決まったことなのだから。 私がこうなるのは、当たり前だったのかもしれない。 気づいたら涙が出てた。 「私ってなんでここにいる…?なんでみんなみたいに普通にできないの…?」 そう思わずわず口にした時だった。 「みんなって誰だよ。」 空から声が降ってきたのかと思った。とうとう神様が見下しに来たのかと思った。 私からしたら不協和音みたいな声だった。苦手で嫌いな声。 「え…?」 「だーかーらー、聞いてんだろ?みんなって誰?日本語、わかんないの?」 強い口調には慣れてたから、怯みはしなかった。 「その…あなたとか?」 「俺の名前はあなたじゃねぇ。瑠維だよ瑠維!鬼頭瑠維!」 「…!」 「あらためてどうも。俺とおなじ2ーFの、天才の方の鬼頭さーん?」 私の名前は鬼頭緋夏。彼と同じ苗字だったらしい。 瑠維の話はこうだった。 今度期末テストだから勉強を教えてほしい。俺も同じ鬼頭だが、お前とは違って馬鹿だからな! …別にいいけど、バカは威張れることじゃないと思う。あくまで私の意見だけど。 あと、今私と隣の席だったらしい。気づいてなかった。 瑠維は私の家に来て、懸命に勉強をしてた。だが… 「…え?…こんな問題もわかんないの?私さっき教えた気がするんだけど…。」 「そ、そうだったっけ…?ごめん。俺ほんと勉強無理なんだ…」 あとで聞いた話によると、テストの平均点は20点代で、小学校の頃も50点でいい方だったらしい。 「てかお前、他の奴らに話す時敬語だったよな?なんで急にタメ口になるんだ?」 「別にいいじゃん。瑠維の言葉借りて言うけど、他の奴らって誰ですか!?」 私自身も不思議だった。瑠維の前では敬語が口からでてこなかった。 「緋夏って友達いる?」 「うっ…」 「じゃあ俺は結構いいやつって見られてるってことでいいっぽいな!」 「無駄口叩いてる暇あったら勉強!」 1時間後くらいに、急に瑠維が変なこと喋り出した。 「俺は友達いっぱいだけど、緋夏はいなくて、緋夏は頭いいけど、俺はぜんぜん。なんか、真反対だな!」 「…そうかもね。」 瑠維の声が不協和音…苦手な、嫌いな声から、協和音。響きがよく、居心地がいい声に変わった。その瞬間だった。 その後、瑠維はすぐ帰って行った。 私は考えた。 私は成長してない。でもそれは人間関係の面においてなだけで、勉強はできる。 あいつは人間関係はいいし柄もいい。でも勉強は到底私には及ばない。 思った。人間、結構欠陥だらけなんじゃね?と。 まぁこのことに気づくのに相当時間がかかった私も、欠陥だらけなんだけど。 勉強が得意な子も、運動神経がいい子も、美的センスがある子も、共感力が高い子も、そして…瑠維も。 また気付かぬうちに、涙が出てた。 思えば私の中であいつとの初対面、涙目だったよね。恥ず! またあいつこと、瑠維と話したくなった。 早く明日が来ないかな。あ、休みだったわ。 …欠陥だらけだな。

短編小説みんなの答え:7

スカッとする話「いじめの真相」

「えーでは、学校側の調べによると、いじめはありませんでした。」 またこうやって事実を隠ぺいするんだ。よし、今言おう。 「いえ、いじめはありました。」 「由姫華(ゆきか)さん、もうやめなさい。」 担任までこんな事を言ってくる。もう何なんだよ。するとそこで私をいじめていた愛那(あいな)が口を開いた。 「いえ、本当にありました。」 先生達が驚く。愛那は信頼が厚いからなぁ。 「由姫華がいじめてたんです。」 「由姫華さん、こんな事して良いと思ってるんですか。」 「先生っ!!!!!」 突然、いつも冷たい母が立ち上がった。私の制服の襟に手を入れる。 「私は由姫華の様子がおかしかったので、何かあったんじゃないかと思いました。そこで、襟にボイスレコーダーを入れたんです。」 その場にいた全員が凍りつく。 ボイスレコーダーから声が流れてくる。 「由姫華、バーカ。落書きしといたから。それと宿題やってきて、よろしくね♪」 それから、声が流れ終わった後、母は私を連れて担任の顔に退学届を貼り付けた。そして二人で帰った。 あぁ、やっぱり母は母だ。そうしみじみ感じた。

短編小説みんなの答え:2

窓の手紙

1月、外は雪が降ってる。周りは真っ白だ。それぐらいしか分からない。ただただ治らない病気を抱えて窓の外を寂しく眺めるだけの僕。 だったけど。 〈コンコン〉窓が叩かれる。 黒髪の女の子がいた。 『こんにちは』 紙にそう書いて僕に見せた。いきなりだったので少し驚いた。音は聞こえづらいので、僕も手紙で返した。 『君は?』 『私は一ノ瀬かなめ。』 『僕は幸村翔。何か用?』 『君と遊びたくて。』 『僕は動けないよ?』 『大丈夫だよ』 一ノ瀬かなめと言う少女は僕と子の状態でも遊べることでたくさん遊んだりしてくれた。窓を開ければいい話だが、寝込みがちの僕に気を使ってくれたのだろう。 でも彼女と話すのはすごく楽しかった。 『またね』 僕は手を振った。 その日から毎日彼女、かなめちゃんは来てくれた。絵しりとりとか雑談とか毎日楽しかった。でも2月のある日。 僕は親から1カ月の間隣町で治療を受けろと言われた。 治るのはうれしいけど、この楽しい日々がなくなるのは嫌だった。でも断れなくて。 それをかなめちゃんに伝えると、 かなめちゃんは悲しそうだった。でも、 『よかったね!』 すぐに表情を変えて喜んだ。そんなかなめちゃんを見て僕は複雑な気持ちになった。 そしてぼくは治療を受けに行った。4月、僕は普通に過ごせるほどに回復した。帰ってきたのは㋂だけど、その間かなめちゃんはここには来なかった。 ポストに手紙が入っていた。かなめちゃんからだ。 僕は急いで開けた。 『翔君へ 病気は治りましたか。治ったならすごくうれしいです。 この一カ月の間私は君といてすごく楽しかったです。じつは私も病気でした。治る確率のすごく低いものです。でもその苦しみは君といることで忘れられました。この手紙を読んでいる頃は私は余命が来たのでこの世にはいないけど、最期に伝えさせてください。 ありがとう。 私が君に勇気を伝えられて、その勇気を持って君が楽しく生きてくれることを心から望んでいます。 一ノ瀬かなめ』 間違いなくかなめちゃんの文字だ。そしてこの瞬間に分かった。 毎日寒い中、病気で苦しいはずなのに長い時間僕といてくれた。僕に勇気を伝えるために。近くに住んでるだけの僕に。 「僕も伝えなきゃだよね。」 ―ありがとう。

短編小説みんなの答え:3

雪が降る頃また会いましょう

「雪が降る頃また会いましょう」 貴方__英帝__はそういった、 『はい、また会いましょう』 私__陸__はそう答えた それから、一年が経った 「あぁ、やっと来ましたか」 聞きなれた声、安心する 『何、まだ約束時間の1時間前じゃないですか』 「ふふ、貴方の事だからもっと早くに来るかと」 そんな他愛のない会話 でも、私にとっては大切な時間 「どこ行きます?」 『どこでも、貴方の方がセンスがいいですから』 「褒めても何も出ませんよ、そうだ、前から行きたかったとこがあるんです、そこ行きましょう」 『貴方の仰せのままに』 「じゃあ、行きましょうか」 すぐに時間が過ぎてしまう、もう夜だ 「それでは、さようなら」 『さようなら』 私を残して、貴方はそう、最後に言いました 「雪が降る頃また会いましょう」

短編小説みんなの答え:2

青いリボンの奇跡

----はじめに これは私が見た夢を短編小説にしたものです。 ちょっと夢の話に付け加えているところがあります。 途中辺なところあったらごめんなさい! あ、出産日時は私の好きな数字と書いた日です。 それではどうぞ! ---- 私は冷依。26歳。 11月26日の午前5時7分、女の子を出産した。 女の子は青と名付けた。 私は子供が生まれたら、色に関する名前をつけています。 長男は空色の空。長女は杏色の杏。次女は花色の花。次男は茜色の茜。 そして四女が青色の青だ。まぁ、ちょっと大家族。 それと、その子が生まれたら名前の色のリボンを手につけてあげます。 一年後の初夏、旦那と子供4人と青を連れてキャンプに行きました。 ご飯を食べたり、釣りをしたり、バドミントンやボールで遊んだり、夜は焚き火をしたり。 そして夜は二つのテントに分かれて寝た。 一つのテントは私と天と杏と青。もう一つのテントは旦那と空と花。 朝、6時半くらいに目が覚めた。 !! 「青?青?!」 青がいなくなっていた。そう言えば、夜中泣かなかったような… すぐに旦那と子供を起こして、 旦那と探し回った。だが、結局夕方になっても見つけられなかった。 警察に捜索願いも届け一度家へ帰った。 結局1ヶ月経っても見つからず、捜索は一度終わるとのことだった。 私たちはいつか必ず青が帰ってくることを信じて、 5年の月日が過ぎた。 私は31歳、空は13歳の中1。杏は12歳の小6。花は10歳の小4。茜は7歳の小2になった。 青は本当だったら6歳の小1だ。 そして5年経ったこの年、再び家族6人であのキャンプ場に向かった。 青は見つかるかわからないが、私たちは周辺を探した。 捜索開始から8時間経過した後、 「あ、青…?」 青らしき女の子がそこに経っていた。手に青いリボン間違いなく青だ。 すぐに空たちを呼んだ。 どうやらキャンプ場の近くを通りかかった人が青を拾って育ててくださったようだ。 ニュースで捜索のことが報道されていたが電波が繋がらなくて見ていなかったらしい。 青は1歳だったから覚えていないだろうが、青く広い空の下で私たちは再会を喜んだ。 青いリボンは、私たちと青を結びつけてくれたのだ。 ----終わり 夢の話なのであんまり感動しませんがここまで読んでくださってありがとうございます! 感想やアドバイスは回答欄で聞かせてください。 ----

短編小説みんなの答え:3

私が持ってきたもの。

「ねえ、今から散歩しない?」 「どこの馬鹿が夜中の2時から出歩くんだよ」 私の提案を一蹴した彼は、のろのろと布団に潜り込んだ。今の今まで明日の、というかもう日を跨いだので今日になる訳だが、旅行の話で盛り上がっていたのに。 布団の横にはキャリーケースがふたつ。一緒に今日の朝7時から飛行機に乗って、北国の方へ4泊5日の予定である。楽しみすぎて眠れない、そんな遠足前の小学生の気分で彼を散歩に誘ったが、全く乗り気じゃないらしい。 ぜひその調子で飛行機にも乗らないで欲しい。 「ねえ行こうよ。高校の時とは違って、もう補導されないんだからさ」 「寒いじゃん」 普通の理由で断られた。 「旅行が楽しみすぎて夜しか眠れない」 「え、じゃあ寝なよ、2時だろ」 相変わらず辛辣な物言いだ。けれど丁寧につっこんでくれるところがまだ優しい。 「…じゃいい。1人で行ってくる」 今度は拗ねてみた。とはいえ、こうすると絶対に来てくれることも承知済。 さあさ、早く決心固めて靴履いて外に出るんだ。いいじゃないか、夜中に彼女と散歩デート。馬鹿みたいに寒いが、ロマンティックこの上ないだろう。 「え、ちょ、待って、行くから」 ほら来てくれた。靴を履く彼を待って2人揃って玄関をでた。 冬の夜は冷たかった。ゆらりと街灯が道を照らし、車も通らない道を並んで歩く。隣で手を繋ぐ彼に、夜中という状況も相まって「好き」と呟いてみた。独り言みたいに。すると、独り言の「好き」が返ってきた。 幸せだなあ。今みたいに些細なやり取りで満たされるのが。 ちょっとだけ、と言いつつ20分も付き合ってくれた彼に、家に戻ってココアを用意した。チョコレート多め、牛乳少なめの濃厚ココア。マシュマロを浮かべて、粉砂糖をふるって。 最後に、白い睡眠薬も忘れずに。 翌朝、私達が目を覚ましたのは午前11時。昨日寝る前、アラーム切っといてよかった。私の計画は上手くいったのだ。 乗り遅れた、と慌てふためく彼に私はテレビのニュースを見せる。 私達が乗ろうとしていた7時の飛行機は墜落していた。 「え、これ、俺らが乗ろうとしてた…」 「…アラーム切ったのは私」 独り言を呟く。それに彼は反応した。 「え?…どういうこと?」 疑問でいっぱいの彼に、私はある新聞を見せた。 途端、彼の瞳孔大きく開いた。 「…2030年」 「それはね、」

短編小説みんなの答え:3

月とスッポン

中学の頃、私には友達がいなかった。 中3の、卒業式に近くなってきた頃、やっと気づいたのだ。 『キャラを作れば良いんだ』 と。 ------------------------------ 中学では、私は、アニオタで勉強が得意な奴。 けど、他の人たちが好きなのは韓国のアイドルとか流行ってる動画。 アニメを好きな人なんて、いなかった。 「いなかった」のか、その人と「話さなかった」のかは分からない。 当然、こんな私に友達はいなかった。 でも別に嫌じゃなかった。 一人でいることで、先生に怒られるときのリスク、人を傷つける心配などがなくなるから。 友達がいなかったのには、この性格も、影響してるのだろうか。 そんな感じで、私は中学を卒業した。 ------------------------------ 選んだのは、あまり同中がいない学校。 近場で一番の進学校である。 勉強だけはできるから、無理なく入学できた。 もちろん、私はキャラを作った。 私は性格が明るくて、おしゃれに興味がある。 こんなキャラになった。 そしたら、みるみるうちに友達ができ、男子からは告白もされた。 中学の頃と比べると、月とスッポンだ。 けど、告白はどうしても受けられなかった。 〈これは自分が作ったキャラで、彼らはそれを好きになった〉 と考えると、こんな私と付き合うのがかわいそうに思えてきたから。 そして今日、また告白されるであろう言葉を発せられた。 一応言われたところに行くが、断るつもりだった。 ------------------------------ 今回は、木下君。彼とはため口で話すような友達だ。 木下「あの、俺、植野のこと…好きなんだ!」 ここで補足。私の名前は植野未央だ。 私はいつも通り断ろうとする。 植野「ごめ…」 木下「植野の『素の姿』、見せてよ」 え…? この気持ちは、思わず声に出してしまうほどだった。 理解はした。 けど、良いのかな。あの私で。あの、【スッポン】で。 聞こうか迷ったけど、この人なら受け止めてくれて、内緒にもしてくれると思った。 植野「いいの?本当の私って、アニオタで、おしゃれに興味ない奴だよ?」 木下君は少し驚いている。 木下「そこには今、驚いたけど、それでも、見せてよ」 そして、ニッと白い歯を見せて言った。 「俺、結構アニメ、好きなんだ」 まさか。こんなことあるんだ。 私を素から好きになってくれる人…初めてだ。 高校って、こんな良い場所なんだ。 ------------------------------ 俺、実は未央に「『素の姿』がある」って、ちょっと感じただけで言ってみたんだ~。そしたら当たってて… 今、彼は笑って話す。 私が思うのは、 仮面を使って【月】を作らなくても、【スッポン】でいて良いんだ。 ということと、 素から自分を好きになってくれる彼氏がいるのが嬉しい。

短編小説みんなの答え:1

【短編小説】生きてゆく

1 「息苦しいなぁ」 青い空が澄み渡る屋上、私は一人呟く。 『苦しい』いつかそう感じるようになった。 大した理由があるわけじゃないし、悩みを抱えている訳でもない。 でも…やっぱり苦しい。 理不尽な大人の意見や、どうしようもない自分の未熟さ。 しょうがないとわかっていてもこんな思いで溢れかえって息苦しくなる。  「こんな世界、海みたい…w」 情けなく笑った私の声など誰にも届かない。 誰かにこの想いが届いてほしいというのは単なる承認欲求なのだろうか。それとも「助け」なのだろうか… ああ、今日も一人情けない世界で涙する。 2 夢なんて持ったことのない人生。 いつものようにイヤフォンをつけて青い空の下、屋上のベンチに座る。 『将来不安でしょ?』 『しっかり進路を決めなさい』 そんな大人の勝手な心配がしつこく思える。 「俺だってやりたいことあるのに…w」  悔しさや情けなさで涙が出てくる。 自分の言いたいことをはっきりと言い出せないこの世界はまるで海のようだ。 「こんな世界、海みたい…w」 「え…?」 背後から俺の心情を悟ったかのような声が聞こえる。  3 「泣いてるの?」 俺は聴く 「君もでしょ?」 私は言う 「この世界は海みたいだってね」 海のように広く青く澄み渡る空を見る。 でも今は不安じゃない。 誰しも悩んで苦しんでもがいて、それでも生きてるってわかったから。 本当にこの世界が海になるなら、それは私達人間に悩みが一つもなくなってからだ。 それまではこの世界の果てまで悩んで苦しんで泣いて、笑って…わたしたちは生きていく。 閲覧ありがとうございます。 感想、考察等書いていただけると嬉しいです。

短編小説みんなの答え:2

初恋

俺の名前は西田裕介12歳 俺は今青春の真っ際中だ 「はあ」 「大丈夫?」 こいつは俺の初恋の相手叶(かなえ) こいつは俺の幼馴染で家が隣と言うこともあり 仲が良かった 「今日うちに来る?」 「いこっかな」 「じゃあ一緒に帰ろ!」 私の名前は甘井叶 私は初恋相手がいるんだ! その名前は西田裕介って名前の人! 西田くんは顔もよし中身も良しでみんなの理想! 「じゃあ帰ろ!」 「うん」 「おーい西田ー」 「あっ田中!叶ちょっとまっててくれ」 西田くんまた行っちゃった 「おまたせ」 「じゃあ帰ろ!」 ーー帰り道ーー 「ねえ西田くん話があるんだ!」 今日こそ言わなきゃ! 「あ俺もあるんだ」 今日こそ 「じゃあ一緒に言おう!」 「セーの」 「好きです!」 終わり

短編小説みんなの答え:4

大きな虹の下で

「まあ!優来♪今日も遊びましょうね♪」 「…うん」 はぁ、やっぱりあの二人付き合ってるのかな。 私、鄒(すう)は幼馴染の宮月 優来に恋をしていた。 でも美幸ちゃんにとられてしまった。もっとはやく告白してたら叶ってたのかな。 今では宮月君と話そうとすると、美幸ちゃんに睨まれる。 しかも宮月君と幼馴染だからと言っていじめられてる。 今日は雨か、雨…あめ…あっ、かさない 「どうやって帰ろうかなぁ」 すると後ろの方で宮月君と美幸ちゃんが話しているのが聞こえた。 「あらぁ…雨だわぁ…どうしましょうぅ♪」 「……。」 「傘に入れてくれないかしらぁ?彼氏として当然よねぇ」 やっぱり付き合ってるんだ。 すると宮月君は美幸ちゃんを無視して私の隣に来た。 「優来っ!どこいくの?」 「…宮月君?美幸ちゃんと帰んないの?」 「俺は鄒と帰る」 私と…?いやいや、 「私なんかじゃなくて彼女である美幸ちゃんと帰りなよっ」 悲しいけど…そうあるべきよね 「そうよ!彼女である私と帰るべきよ!」 「…じゃない。」 「…なんて言ったの?」 「俺は美幸の彼氏じゃない」 えっ?ちっ違うの? 「何、言ってるのよ優来…あなたは私の彼氏でしょ?」 「違う。俺はお前と付き合ってない。」 「何言って…」 「お前なんかと付き合った覚えはない。」 え…何が本当で何がうそなの? 「なによっ!あなたは私のことが好きじゃないの!」 「好き…?んなわけあるかよ」 「優来っ!あなたの秘密ばらすわよっ!」 「っ……」 宮月君…?もしかして美幸ちゃんは宮月君の弱みを握ってるのっ? 「優来。帰るわよ。鄒、この事を誰かにばらしたら、どうなるかわかるわよね?」 「うん…だから」 「だから言わないわよね♪」 「だから言います。これは間違ってる」 なにされるか分からない。でも自分が動かなきゃ終わらない。 「は?」 「あなたは無自覚に宮月君を支配している。」 「あなた…どうなってもいいのね?」 そう言いながら私の方へじりじりと近づいてきた。 「…鄒っ!危ないっ!」 「宮月君っ!」 「優来っもうばらすからね?」 怖い顔で宮月君に近づいて行った。 「ばらしても…いい」 「宮月君っ無理しないでっ」 「ばらしたって俺の人生は終わらない。」 「もう、優来なんてしらないわっ!」 そう言って美幸ちゃんは走って行った。 「宮月君っ!大丈夫なのっ!?」 「ああ、俺は大丈夫だ。」 口ではそう言っているものの凄く顔色が悪い。 「俺は…鄒が好きだ」 「え…?宮月君っ…?」 「あんな奴より鄒の方が可愛いっ」 その言葉に私は涙が溢れてきた。 「宮月…君 グスっ」 「おいっ鄒っどうしたんだ?俺なんかしたかっ?」 「嬉しい…」 「え?」 「叶わないと思ってた…」 「鄒…」 「私も宮月君のこと好きだよっ!」 その言葉に宮月君は笑ってからこう言った。 「じゃあ今日からお前俺のこと優来って呼べ」 「え?」 「かれかのだろ?」 「っうん!優来君!」 そんな私たちの頭の上には大きな虹がかかっていた。 こんちゃ(*'▽') 功刀と書いてくぬと読みます!どうだったでしょうか?結果的に優来君の秘密はクラスのじゅうにばれましたが、優来君によって今までどうりにみんな接してくれるようになりました!出来れば感想お待ちしています!皆さんもきらきらした恋を楽しんでください! ($・・)/~~~バイバイ

短編小説みんなの答え:7

ああ、やっと、これで…

生きてるだけでなんでもできる、なんて言うけれど。 そんなのただの綺麗事で。 生きてるから辛いことがあるのに、私たちはなんで生きているのだろう。 そんな私の考え方。 〝死にたい〟を〝生きたい〟に変えてくれた人。 それが私の大好きな人、凛(りん)だ。 学校に着いて、ため息を吐く。 下駄箱から悪口でいっぱいの上履きを取り出し、泥まみれの外履きと履き替える。 重い足を引きずりながら教室へと向かう。 教室の前で深呼吸。 〝私なら大丈夫〟と言い聞かせ、ドアを恐る恐る開ける。 クラスのみんなの冷ややかな視線が胸に凍りつく。 そして私は机へと向かう。 〝バカ〟だとか〝死ね〟だとか真っ黒なマジックペンで書かれた机にビリビリに破かれたノートや教科書。 張り裂けそうな心を落ち着かせ、軽くため息を吐く。 あちらこちらでクスクスと笑い声が聞こえる。 こんなの日常茶飯事で、私にとっても、みんなにとっても当たり前の光景。 いつも通りの日常だった…はずなのに。 「こんなのもうやめようよ」 ひとりの女の子が声を張り上げた。 「みんな馬鹿じゃないの?桜ちゃんいじめて、見て見ぬ振りして、何笑ってんの?何楽しんでんの?いじめてるお前らの方がよっぽど馬鹿だよ!」 初めてみた。凛ちゃんがこんなに怒ってるところ。 その日は少しだけ、いじめが収まったような気がした。 「いいのに、助けなくたって。今度は凛ちゃんがいじめられるじゃん」 夕焼け色に染まった公園で、私と凛ちゃんはブランコを漕いでいた。 「見てられなかった。桜ちゃん、泣きそうだった」 そう言う凛ちゃんも泣きそうで、悔しそうに俯いていた。 「すぐ助けられなくてごめ…」 「嬉しかった」 凛ちゃんの声を遮って呟いた。 「嬉しかったんだ、私。今まで助けてくれた人なんていなかった。ありがとう」 2人の笑顔が夕焼けに照らされて。 それからはいじめられても平気になった。 だって私には凛ちゃんがいるから。 凛ちゃんが来なくなった。 ずっと、ずっと来ていない。 暗い顔をした先生が教卓に立って、「鈴木凛さんが亡くなった」 と私たちに伝えた。ざわめく教室、絶望する私。 少しの幸せを共有していた人が突然亡くなった。 それから1週間は外にも出られず、ずっと部屋にいた。 凛が亡くなって1ヶ月。 もう限界。私の考えを、生き方を、変えてくれた君に今から会いに生きます。 車通りの多い交差点に勢いよく飛び出して。 キキッッー ドンッ ああ、やっと、これで。

短編小説みんなの答え:5

呪われた人形

ホラー小説です。 ―ねえ、知ってる? 最初にそう言ったのは、誰だったのか。 ―この学校のどこかに、捨てられた人形があるんだって。 ―捨てられた人形?こわぁい、どこにあるの? ―わたしもよく分からない。でも、もし捨てられた人形があったとしても、近づいたらダメだよ。  人形に、取り憑かれちゃうから…。 「呪われた人形?」 わたし、中原春乃は、萌奈の話に耳をかたむけた。 呪われた人形…って確か、この学校のどこかにあるっていう、捨てられた人形のことだよね。 詳しくは知らないけど…近づいたら人形に取り憑かれちゃうとかなんだとか。 「そうなんだよ!春乃ってホラー好きでしょ?ねぇ、人形探さない?」 「はぁ?ないかもしれないのに探す…って、ちょっと!」 萌奈はわたしの手を引いて、教室を飛び出した。 ゴミ捨て場、空き教室、体育館倉庫。 どこを探しても、やっぱり人形はない。 まぁ、所詮ただのウワサだからなぁ。あるかも分からないし。 「萌奈、もう帰ろうよ。昼休み終わっちゃうよ」 「待って!最後に、使わなくなった部室だけ!」 まだ行くの? 使わなくなった部室…って、劇部? なんでか分からない、けど…。 ―すっごく、イヤな予感がした。 「失礼しまーす…」 使わなくなった部室は劇部の部室。 部員がどんどん減っていったから、もうできなくなっちゃったんだ。 だから、部室が一つ空いている。 萌奈は徹底的に探していた。 意外だなぁ。萌奈がこんなに興味を持つなんて。 こんなの、もうなにかに呪われたようなもんじゃん。 ―ん? ちょっと待ってよ。 萌奈って、ホラーキライだったよね。 なんで今になって、こんなにホラーが好きになったんだよ。 本当に、なにかに呪われたみたいだ。 そう考えた途端、ゾゾゾッと産毛が逆立った。 イヤな予感がする。イヤな予感しかしない。 「萌奈、もう帰ろう!」 そう叫んでも、萌奈は動じない。 『ミィツケタァ!』 その声に、動きが止まる。 萌奈の声じゃない。けど、萌奈の口から出た言葉だ。 萌奈が立ち上がる。 でも、その手にあるのは― ボロボロになった、呪いの人形! 『ハルノォ…オイデェ…イッショダヨゥ…!』 萌奈の口から、かすれた、ロボットみたいな声が漏れだす。 恐怖で体が震える。 萌奈が近づいてくる。ジリジリと、後ろに下がる。 萌奈を、元に戻さないと。 親友を放っておけない! 呪いの人形。あれを壊せばきっと―! わたしは萌奈に突進していった。 『アッ!』 呪いの人形を奪い取り、改めて見つめる。 外れかけた目玉。ボサボサになった髪の毛。ホコリをかぶった洋服。ほつれかけている腕。 明らかに呪われてる。 ちょっと霊感があるから、分かるんだ。 この人形を壊せば! ―ううん。壊したってダメだ。 また同じことが繰り返される。フシギとそう分かった。 じゃあ、ケガレをはらえばいいんだ。 …よし。 『…ナニ、シテルノ』 「直してるんだよ。この人形を、キレイに」 千切れかけた腕は、丁寧に縫って。 目玉はちゃんと付け直して。 洋服は洗ってドライヤーで乾かす。そしてボサボサになった金髪は、お湯にいれて、ゆっくりとかした。 「…うん、いいんじゃない」 最初の人形と、全然違う。 見違えるほど、かわいくなった。見違えるほど、キレイになった。 もう呪われる心配はない気がする。 「……あれ、春乃?なにしてるの?」 萌奈! バッと振り向くと、もうヘンな感じは消えていて、いつもの萌奈だった。 よかった…。 呪いの人形は、もう呪わない。 汚れない限り。 わたしは呪いの人形を部室のタナに置いた。 キーンコーンカーンコーン… 「あ、昼休み終わっちゃった!帰ろうっ」 「分かったから、引っ張らないでっ」 わたしと萌奈は、あわてて部室を出たのだった。 ―ねぇ、知ってる?呪われた人形のお話。 ―知ってる!それって、近づくと呪われちゃうっていうやつでしょ?でももう呪わないとかなんだとか… ―そうなの!すごいよね、ケガレを払った人。でも、また雑な扱いすると呪われるらしいよ ―こわぁいなぁ………ひっ!う…う、うううしろ…っ! ―え?……あぁっ、いっ、いやああぁああぁぁぁああああっ…―あァ… …年々、呪われる人が続出している。  やはり、時間が経つと呪いは発動する…らしい。

短編小説みんなの答え:4

空の上の学校  (ファンタジー短編小説)

「おはよう」私の名前は、「蒼前橋 凛音」。マカロン小の6年生。「おはよう」私に声をかけてきたのは友達の「旭川 佳奈」。同級生。「皆何の話をしているの?」「皆ね、今日ニュースでやっていたことよ」「ニュースでやっていたって何を?」「えっ!知らないの?空の上に学校があったのかもしれないっていうニュースよ。」「あぁ。あの宇宙飛行士が見つけったていう?」「そうよ!分からなかったの?」「おはようございます。」「皆さん1時間目を始めますよ。」「はぁい」「1時間目を始めます。はじまめしょう。」「はじめまぁショー」「これ分かる人いますか?」「ザワザワザワザワ」「静かに。静かに。コラ。静かにしなさい」「ピクッ」「静かにしなさい」「先生。もう限界です。こんな学校に入れられた私は、もう怒りで満帆です。私は空の上の学校に行く。誰もついてくるなよ。特に先生。」「でも、どうやって行くのですか?」「答える陶はない。」「では、さようなら!」凛音は、上の空の遠くまであっという間に飛んでいった。一分の立たないうちに、凛音は、空の上に居た。「あっあそこは。」「空の上学校だ字が読めない?」「お前は誰だぁ」「あっココに入学したいと思ったものです。」「意味がわからん。私達は、このことをさらされた今十分に警戒されている。そんなことより何だ。お前は、証明書はあるのか?ないなら私が吹き飛ばすぞ!」「スッすいません~」「もうこんなところに来たくない~」「っ先生。」「おかえり」「ごめんなさい」「いいよ」こうして、凛音は、元々居た場所に戻りました。「もうあんな場所には居ーかない。」 (お終い)

短編小説みんなの答え:4

夢の中で会ったキミ

私、崎望 黎仁(さきもち れに)は目が覚めた。何だ、夢か。あの男の子は誰だったんだろう。また今日も孤独な1日が始まる。いっそ消えたい。 俺は神崎 樹里(かんざき いつき)。夢から目が覚めた。あの女の子、苦しそうだった。助けてやりたかった。まぁ、そんな事はいいや。また今日も一人ぼっち、神様がいるのだとしたら、消えさせてくれ。 「黎仁ちゃん、おはよっ!今日も落書き完了だよ♪」 また消さないと。この落書きのように簡単に消えたいよ、、、、、、、、 「樹里、オハ!飲み物買ってこい!」 何なんだよ。飲み物のように飲まれて捨てられたいよ。はぁ、、、、、、、 「黎仁、たまには旅行でも行かんか?学校休んで。」 「うん、行こっか、沙仁(さに)も行きたがってるし。で、どこへ?」 「うーん、じゃ、北海道は?」 「ほっかどっ行く!」 「私もそこでいい。」 だが、、、、、、、 「黎仁、沙仁が熱だしちゃって、でも予約は取ってあるから、気ままに1人で行ってくれば?」 「うん、行こっかなっ。初めての一人旅っ!」 ガタンゴトンガタンゴトン 「次は、札幌、札幌」 「すみません、お隣良いですか?」 「はい、、、、えっ?」 「あっ!」 「「私達、この前夢で会いましたよね!」」

短編小説みんなの答え:3

赤い意図。

「西野さん、たまには30点以上の点数見てみたくない?」 目の前に座る教師は、叱るを通り越して私に提案を試みた。 放課後の廊下には透けた白い光が差し、向かいに座る教師の短くてふわふわした髪を染めている。 南校舎と北校舎を繋ぐ屋内廊下。西日が差し込む窓側に、カフェのように机と椅子が配置され、そこで今、ある化学教師と面談している。いや、もうこれは面談じゃない、先生からの説教、説得、もはやお願いだ。 25歳の男の先生は、高校生の私からしてもほぼ同級生のようだ。 西野香澄。私の書いた名前の横に、先生の疲労が滲んだインクで27の文字。あと3点、惜しい。ただこの数点のおかげで、テスト後は毎回ふたりだけで話すことが出来ている。先生からしたら迷惑以外の何物でもない。 「もう何回目かなあ、これで」 勘弁してと言わんばかりに項垂れて机に突っ伏しているが、赤ペンを持つその白く綺麗な手に目がいってしまう。クラスの運動部男子とはまた違う。 「数えてないですけど、とにかく今までのテストの回数と同じです」 「毎回ってことじゃん」 ため息と共に体を起こし、薄目で私を見てくる。 「先生パーマかけてるんですか」 「かけてない、天然」 急にテストから話を逸らされて拗ねたのか、素っ気なく言い放つと、ペンを持ったまま右手で頬杖をついた。少しだけ幼い顔つき、白い肌。首にかけてある名札を外せば、ただの大学生にしか見えない。 先生の言う通り、化学は毎回赤点。こんなに連続記録を更新しているのは私だけだと思う。もはやこれは卒業まで更新し続けるべきでは、とまで考えている。 「でも、他の教科はよく出来るんでしょ?なんで、なんで化学だけ…」 そりゃそうだよ、化学の赤点は譲れないから、他の教科で点取っておかないとまずいことくらいはわかっている。さすがに進学に関わりそうだ。 「物理も生物も平均以上じゃん、化学は?」 「ストレートも似合うと思いますよ」 「化学は?」 25歳と17歳か。見た目だと大差ないのに、数字にすると確実に違う。8歳差なんてよくありそうなのに、立場が。 「先生結婚してるんですか」 「さあどうでしょう。俺も部活中じゃなければ教えるから職員室おいでよ」 「バスケ部でしたっけ」 「うん、副顧問だけど」 「じゃあ今度体育館に質問しに行ってもいいですか」 「いいけど、来たらその場で入部な」 冗談っぽく笑い、すかさず部活勧誘してくる。入部も悪くない、と思う自分も自分だと思うが。 「…あー、私も誰かと赤い糸で繋がってないかな」 「何急に」 「独り言ですよ」 脈略もない私の発言に、とにかく次のテストは頼んだよと念押しした先生は、補習プリントを渡して席を立った。 「先生、私化学嫌いじゃないんですよ」 「点数で示して欲しいよねそれ」 すみません、と返事をする代わりに、かなり攻めたことを言ってみようと思う。 「…もし、意図的に赤点取ってるって言ったら?」 「ん…え?」 まだ意味がよくわかってない先生と私の続きは、まだ空欄のまま。 ーend 意図的に赤点を取る西野香澄の赤い糸の相手とは。

短編小説みんなの答え:3

星のランプ【短編小説】

辺りは暗く夜になっていく頃、私はコンビニで夕飯の材料を買っていた。ライトが暗い。そもそもなくってさ。 そんな時男がランプを持ってた。それはとても綺麗で欲しいぐらいだった。「欲しい?」「え?」顔が見えるとその男はクラスの佐藤永遠だった。「星のランプ欲しい?」星のランプ?そんなのあるわけがない。だけど本当に星のように輝いているランプだった。「本当は星は入っていないけれど星のように輝いているから星のランプなんだよ」永遠は 私の好きな子だった。「…欲しい」そう言ったらにっこり笑って「いいよ」って言ってくれた。「自分の気持ちを1日一回だけ言ってみてね。それを繰り返すと星のランプの魔法が強くなって光も強くなる」家に帰り星のランプに向けて今の気持ちを言ってみた。「私は好きな人がばったり会ってびっくりした」『びっくりした』という気持ちが星のランプが受け止めてくれたが気がする。数ヶ月後。星のランプをつけると貰った時よりも灯りが強くなった。「本当なんだ」   佐藤永遠にあった。「星のランプ明るくなったでしょ」「うん」「魔法も強くなっているんじゃない?」「え?」「梅好きだよ」「!わ…私も…好きだよ」魔法というものはこういうことらしい。すっかり言い忘れていた。 わたしの名前は観田梅。高校一年生。とうとうわたしにも彼氏ができたようだ。今はとっても幸せ。 以上です。皆さんも星のランプが欲しいですか?是非答えてみてください♪バイバイー♪

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