短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
有名なゲーム実況者(意味怖)
僕の名前は耀(ヒカリ)。 最近やっと有名になってきたYouTuber。 僕の投稿はゲーム実況がメイン。 今日は初めてのライブ配信でワクワクもあり同時に不安もあった。 「どーも!ヒカルだよー!今日は初めてのライブ配信!ちょっと緊張するけどいつも通りゲーム実況やってくね!」 「えっと…今日やるゲームはホラー脱出ゲーム!初めてやるジャンルだから上手く出来るかなw?」 僕は時々話しながら淡々とゲームを進めていった。 「やったー!クリアした!意外と長かったな!んじゃ今日はここまで!また見てくれよなー!」 終わるギリギリにふとコメント欄を見てみたら 「このゲームやってみて下さい」 とコメントしてありURLも乗っていた。 URLはコピーし、今日を終えた。 それから数日が経ちまたライブ配信をすることにした。その時に視聴者からURLを貰ったことを思い出した。 「どーも!ヒカルだよ!今日はねー前の配信で視聴者さんからゲームのURL貰ったからそれやってみるね!なんとそれ!手作りのゲームなんだってー!凄くね?!」 僕はURLをクリックし、ゲームを始めた。 「お、始まったー……って…え…」 このゲームの部屋、僕の住んでる部屋と似てるな…。 「…さ、早速やってこ!これなんか脱出ゲームらしいんだよねー!僕の実力見せちゃうよーw!」 …やっぱりだ。僕の部屋と凄く似ている。あのソファや観葉植物、全てが同じだった。そう言えば…。 最近どこからか視線を感じることが多かったな。
この想いに気づいて
私は朝香 凛。高校2年生。 突然だが、叶わぬ恋をしている。 悲しくも、絶対に成就することはないと断言できる。 毎日この想いに悩まされる。 恋心は、春の朝の朧げな空気に溶けていきそうなほど曖昧で。 それでも、私の心を確実に蝕んでいく。 いっそ風と共に飛んでいけば、悩む必要なんてないのに。 そんなことを考えて、淡々と日々を過ごす。 でも、親友の胡桃と話していると、一瞬だけでも、悩みを忘れられる気がする。 「ね、そういえばさ、…ちゃんと…さん、付き合い始めたらしいよ。」 「そうなんだ。あの2人、確かに仲良さそうだったよね。」 胡桃は恋バナが好きな、可愛らしい小柄な女の子。 どちらかというと活発的な私とは対照的だ。 「羨ましいよね。私もそんな男の人と出会ってみたいな。」 「私は、好きな人はいるけど両想いにはなれなさそうなんだよね。」 「そんなことないよ!頑張ればきっと両想いになれるよ。」 そう胡桃は励ますけど、私の心はピクリとも動かない。 だって私が好きな胡桃は、「男の人」が好きなんでしょう?
返事…してよ
今日はすごく気が重い なぜって? 今日はアイツの命日… 初恋した相手 よく笑って、すごく…優しかった 最初は信じられなかった 信じたくなかった アイツ吉原奏(よしはらかなで) 12月2日車に引き殺されてあいつは死んだ 私は小川咲空(おがわさら) その時は突然訪れた 中学生 寒い冬の日、アイツと私、 いつも一緒に帰っていたが その日は一緒に帰れなかった 私はその日補修を受けていたから 「おい先帰るぞー!」 私は半泣き状態だった 「今日私ほしゅーなの~最悪」 「昔からばかだもんなじゃ先かえる」 「まってよ~~!!」 「お前ばかだからまだまだ帰れないろ?」 「ふんっ!もう先帰っていーもん」 「じゃっまたな」 「うんばいばい」 これが、最後にはなしたこと 昔はもっと話せばとか、ひき止めればって思ったでも、今は多分運命なんだって 思えるでもアイツのお墓に立つと 足がすくむ怖いから実感しちゃうから 苦しかっよね痛かったよね でも、即死だった。だから痛みとか苦しかったのとかすぐ終わった永遠の眠りについた 「咲空ー!はやくしたに降りてきなさい」 「はーい」 ママが呼んでいる 「ママおはよう」 「おはよう今日は奏くんの命日よママとお墓に行こう」 「うん…でも、今日は私だけいってもいい?」 「いいよここ朝ご飯おいとくね」 「ママ今日土曜日だけど仕事行くの?」 「うん。」 午前10時 「もう行こうかな」 洋服は派手でもないし、露出もない 吉原家の墓 私はお墓を指でなぞった 「奏会いたいよなんで、先に死んじゃったの?なんでよ」 返事はもちろんない 「返事…してよ」
高嶺の花はいと美しい
零香君は僕のこと好きかい?僕は君のことをー 僕と零香は高校2年生。僕らは付き合っている。きっかけは部活だった。僕はテニス部で零香はテニス部のマネージャーだった。 ある時僕が貧血で倒れたとき、零香は心配してきてくれてそれから仲良くなった。 仲良くなってから何故か急に僕は零香のことが好きになった。僕から告白すると零香は一瞬驚いていたでもすぐにOKを出した。 いま、付き合って4ヶ月。何もかも順調だ。 問題ない。でも何故か分からないが零香のことを "高嶺の花" そう思ってしまう。 何故かと言うと零香は僕と正反対で頭もよく、キリッとしていて、何事もキビキビと動く。かっこいい。そんな彼女をそう思ってしまう。 ある時彼女にそう言った ふとした時そう言ってしまった すると彼女はこういう。 「私にとってあなたは高嶺の花よ。」 そう言われた。 そうかお互いに高嶺の花と思ってたんだな。 でも僕にとって零香は綺麗な綺麗な高嶺の花だ。 「高嶺の花はいと美しい」終わり ※下手でごめんなさい!
青春の1ページ
私は小6だ。後3ヶ月で中学生。 だけど、私は事情があり中学上がる前に 転校する事になった。本当に悲しかった。 私には好きな人だっている。4年間という、 長い恋だった。そんな彼とも後3ヶ月で お別れ…早く思いを伝えないと… 時の流れは早く3ヶ月後… 結局思いを伝えられず、卒業式終わり… はぁ…結局言えなかった… そんな事がすぎ、高校生… 私はずっと好きだった彼と付き合っている。 実はあの時…急で転校するのが無くなった。 その時、彼が告白してきたのだ。 そして両思いで今では同じ高校に通い、 最高の青春を送っている。 私は手の動きを止めた。 「こんな感じかな…」 私は出来上がった本をペラペラとめくった。 一番最初のページには「青春の1ページ」 と書いてある…私は出来上がった本を 机に置いて、一階に降りた。 あとがき… 少しややこしくなった所もありますが、 簡単に説明するとある女の子が、 恋愛小説の内容を書いているお話です! 最初はただの恋愛小説なのかなって思った方もいるでしょう。ですが、ただたんに、女の子の理想の恋を書くという話。 読んでくれた方ありがとうございます! 皆んなはどんな恋がしたいですか。 これも教えてくれたら嬉しいです。
今日で終わる世界…
今日で終わる世界 空を見上げると、何も無い真っ暗な景色が 続いていた。今日で世界が終わるらしい… そして何故か私以外に人はいなかった。 私はとぼとぼと歩いた。 もう何時間歩いだだろう… 疲れ果てて、私はその場に座った。 すると、何処からか声が聞こえてきた。 「君も…1人?」振り向くと、私と同じくらいの男の子が立っていた。 私はうなずいた。男の子は私の隣に座った。 数分の沈黙が続いた。すると男の子の口が開いた。「あのさ…俺、今までの人生が嫌だったんだよね…だから君もそんな事があったんかなって」そう男の子は言った。 私は迷いが無く、今までの事を話した。 私は家族関係から友達関係まで全部が最悪な状態だった。男の子に 話していくうちに気が楽になった。 いつの間にか私は男の子に恋をしていた。 こんな今日で終わる日に… 「俺…君が好き…」 その瞬間まるで時が止まったかのようだった。「え…?」 「おかしいよな…今日会ったばかりで今日終わるのにこんな事言う俺。だけど何か君といると落ち着く…だからさ、この世界が終わる時も…一緒にいてくれる…?」 「うん…」 今は23時45分…後15分で世界が終わる… 「後、15分だな…本当にさ、君に会えて良かったよ!来世も一緒にいられるといいな」 男の子は今日世界が終わるというのに、 何も無いかのよう笑顔で笑った。 その笑顔を見て、私は自然と涙が溢れた。 「う、うん!」 5、4、3、2、1、0…… その瞬間、辺りが真っ暗になり、 意識が遠くなった。だが、手を繋いでる感覚がある…
人類は幸せになる価値がない。
【人類は幸せになる価値がない】 これは確かなことだと思ってる。 理由は 幸せになって良い人間なんて一握り、二握り、いるかいないかぐらいだからだ。 逆に 幸せになってはいけない人の方が多い。 人類では 募金、献血、清掃活動、被災地や被災者の支援、、、、 こんなにたくさんの人や動物を 助けられる活動があるというのに これらを全部行っている人は いるのだろうか。 貴方は、 活動をしてみてどうでしたか? ダメな大人ばっかりでしたよね? 大人なんて 所詮、年のとったガキなんです。 なので 私、神は 【人類は幸せになる価値がない】 と思います。 ________________貴方はどう思いましたか?人類は幸せになっても良いと思いますか? END ーあとがきー はろちゃ!小説好きです! 今回は【人類はしあわせになる価値がない】というのを思ったので書いてみました! それだけ。説明無理!((語彙力なさすぎ’怒” それでは! ばいばーい(^O^)/ アクウソウジョウノアイツニヤラレル(°▽°)ゴフウドクドクドクドクバイバイマタキズナンデアオウ(≧∇≦)
裏切り者
「最近の美咲と小百合、ほんと腹立つよね!」 私の名前は、香織。 とある放課、私は、親友の優奈に、そんな愚痴を投げかけていた。 「美咲と小百合? どうして?」 ツインテールの髪を揺らした優奈は、イラストを描いていた手を止めて、無邪気な顔をこちらに向けた。 私は__私たちは、私と、優奈と、美咲と、小百合の四人で親友だった。 なのに、最近、美咲と小百合が、私たちを避けているような気がするのだ。 「分かんないの? 最近、あの二人、完全に私たちのこと避けてるよ!」 優奈は「え?」と、小首をかしげた。 「私たち、何も悪いことしてないんだよ! なのに無視されるの、おかしくない?」 「無視されたの?」 「うん。今日の朝、小百合に『おはよう』って言ったら、何も言わずに美咲の方に行っちゃったんだよ!」 優奈は、私の方を向くと、小さい声で言った。 「気にしすぎだよ、香織。あの二人に限って、そんなことないよ。」 「いや、でも......。.........あっ、そうだ! 優奈、あの二人を無視しよう。だって、先に無視してきたのはあっちなんだから。」 「えぇっ!? なんで!? そこまでするの?」 「じゃあ、私、今週の日曜日にあった、ショッピングモールで四人でお買い物、断ってくる。二人で買い物行こう!」 「...え、あ、うん...。」 優奈は、少し苦い表情を浮かべたが、こくんとうなずいた。 そして私は、美咲と小百合に駆け寄った。 「美咲、小百合! ...あの...さ。今度の日曜なんだけど...用事が入っちゃって。一緒に買い物行けなくなっちゃったんだ。ごめん。...優奈も行けないって言ってた。」 美咲が驚いた声を出す。 「...え! 香織と優奈も行けないの? 実は、私もなんだよね。小百合は?」 「私は行けるけど...そっか...。せっかく約束したけど、また今度行けばいいよね。一人じゃつまんないし...。」 小百合は自分以外行けないことにショックを受けたようだったが、しぶしぶうなずいてくれた。 簡単にいけた...と少し不思議に思ったが、こうして、私たちは、二人だけで、美咲と小百合を無視する作戦を始めたのだ。 * 私の名前は、美咲。 最近、香織と優奈の二人と、私と小百合の二つのグループができている気がしてならない。 さらに、香織たちのグループに、私たちは、避けられている気がしている。 「香織たち、最近変だよね。」 「やっぱりそうだよね...。最近、向こうに避けられてる気がすることもあるけど...。」 小百合とそんな話をしていると、教室の隅の方でコソコソと何かを話している香織と優奈の姿が見えた。 「見て、あれ。絶対私たちの悪口言ってるよ。」 「でも、悪口とは限らないかもよ。それに、私、二人に謝ってみようと思って。」 私は「謝る?」と問い返してしまった。 「なんで謝るの、謝る必要なんてないよ。」 「だって、もしかしたら、嫌な思いをさせちゃったのかも。」 「だからって__。」 「美咲、小百合!」 突然、横から声がした。振り返ると、香織が立っていた。 香織は、約束していた買い物に行くことができなくなったと言った。優奈も行けないらしい。 約束を急に断るなんてひどい...。そう思った私は、ある作戦を思いついた。 「...え! 香織と優奈も行けないの? 実は、私もなんだよね。」・・・ 香織と別れ、また小百合と二人だけになった。 小百合は誰も行けないと知って、ショックを受けているようだった。 「小百合。」 私は小さな声で耳打ちする。 「今言ったの、ウソだよ。私、用事なんてないから、二人だけで行こう。」 「えっ、二人で? 私、あの二人に謝るから、そしたらまたみんなでいけば...。」 「悪口言ってくる奴なんて、ハブっちゃえばいいんだよ。二人で行こう。」 「え...うん。」 小百合は、喉に引っかかるものをこらえるように、小さくうなずいた。 こうして、私たちは、香織と優奈の二人をハブることを決めたのだ。 * 日曜日、同じショッピングモールで、二つのグループは、運悪くばったり会うかもしれない。 そのあと、どんな結末が待っているかは分からない。 今回の一件、悪いのは誰だろう。 無視と勝手に思い込み、仕返そうとした香織か。 やめようよと思いつつも、言えなかった優奈か。 悪口と勝手に思い込み、ハブろうとした美咲か。 謝ろうと思ったが、何も言えなかった小百合か。 ...誰だと思う?
天の悩み
みなさんこんにちは 私はロボと申します 地上の悩みを聞き、解決するのが私の仕事。 コンコン あら、1人目が来たみたい。 「どうぞ」 やってきたのは紺色の髪に青色の目の子 その子は言った 「兄と比べられるのがいや いくら努力したってほめてくれない」 まあ、地上はこんなにも小さい子、小1くらいかしら、 そんな子を追い詰めるのね。 なんて酷い世界 じゃあ解決法を教えて差し上げよう。 兄から離れなさい 兄と比べられないところへ行きなさい そしたらきっとあなたを見つけてくれる 話したら楽になったと言って、その子は消えってた 2人目の子は白い髪に金色の髪の子 その子は言う 「泣けない自分を化け物と言われる 本当に泣けないのに」 なんて酷い世界 この子は中1ぐらいね 泣けないのは化け物じゃない 君は責任感が強いヒーローだ だから大丈夫 そんな奴らからどんどん落ちていくから ありがとうと笑顔で言ってその子は消えってた 私も生前は地上にいた 女の子だった でも、算数や理科が好きで、外見も男らしく、服もズボンを好み、青が好きだった そんな私はあぶれ者 性別がない人 だから天からお迎えが来ちゃった 私はここで悩みを聞く 私みたいな人が増えないように
異世界転生
渋谷で普通の高校生活を送っていた主人公・太郎は、ある日突然、異世界に転生してしまう。太郎は、自分が異世界にいることに戸惑いながらも、新しい世界での生活を始める。 彼は、異世界の住人たちと出会い、彼らの生活に触れることで、徐々に異世界の文化や生き方に馴染んでいく。しかし、彼は自分が異世界にいることを受け入れられず、渋谷に帰りたいという思いを抱き続ける。 そんな中、太郎は異世界に転生した理由を知ることになる。彼は、渋谷での生き方に疑問を持っていた神様によって、異世界に転生させられたのだった。そして、彼は自分が異世界で果たすべき使命を知ることになる。 太郎は、自分が異世界に転生した理由を知り、異世界での生活に徐々に馴染んでいく。そして、彼は異世界での使命を果たすために、新たな仲間たちと共に戦いを繰り広げる。 渋谷に帰りたいという思いを持ち続けながらも、異世界での戦いを通じて成長していく太郎の姿が描かれる。彼は、異世界でも自分らしく生きていくことを決意するのだった。
ヤツが来る。
今夜は、“来る”日だ。 そのせいか、祷(いのり)の部屋の空気は、いつもより張り詰めている。 真ん中で正座するお婆さんが、口を開いた。 「今宵(こよい)、魔鹿(まか)様がいらっしゃいます。一同、祷(いのり)の準備を」 それを合図に、大人たちが動き出す。 わたしたち子供も、支度を始めた。 わたしは、今17歳。 来月上旬、18歳となる。 魔鹿様に捧げていいヒトは18歳未満だから、今月の祷(いのり)が終わればわたしは捧げの対象にならない。 今月だけ。 今月だけ我慢すれば、毎月のあの恐怖から解放される。 今、わたしの心臓は、ドクドクと爆発しそう。 祷(いのり)の衣(ころも)に着替えて、部屋を囲む大きな窓を、真っ赤な壁掛けで隠す。 ちょうどその時、時計が深夜0時を告げた。 「……皆、集まりなさい」 いよいよだ。 いよいよ、ヤツが“来る”。 ドクン ドクン ドクン ドクン 止まらない心臓を抑えて、他の子供と同じように床に伏せる。 中央に集まる子供を、大人が囲むような格好になった。 0歳から17歳まで、子供の年齢は様々。 ちなみに、17歳はわたし一人。 他の同い年の子は、もうみんな捧げられたんだ。 今月だけ。今月だけだから……! 「……ユナちゃん」 横から、手を握られた。 16歳の、マイだ。 「大丈夫だよ。今日に限って、ユナちゃんが選ばれるなんてこと、ないから。がんばって、耐えて」 マイは、わたしと1番の仲良し。 励まそうとしてくれているんだ。 「うん。ありがとう、マイ」 ガチャ 静かに、ドアが開く音がした。 ……来た! 手を離して、目をぎゅっとつぶる。 足音が、近づいてくる。 足音は、しばらくわたしの周りをうろうろして。 そして、わたしの前で止まった。 まさか……わたし!? うそ。やだ。 まだ、生きたいのに。 あと1ヶ月だけ。 今月過ぎれば、解放されるのに。 やだ、やだ、やだやだやだ!神様! その瞬間、体が一瞬熱くなった。かと思うと、横からマイの気配が消える。 「えっ、やだ!やめてっ……やだよぉ!誰か……助けてぇ!」 そのまま、足音は遠ざかって……。 バタン ドアが閉まった。 みんな、バラバラに顔を上げる。 「今月の祷(いのり)は、マイに決定。ミナミ・マイです!みな、喜びましょう!」 「ミナミ・マイ、おめでとうございます。心より、お祈り申し上げます」 ミナミ・マイと書かれた真っ赤な掛け軸を、お婆さんが火で燃やす。 「……ユナ」 お母さんが、わたしの肩に手を置いた。 途端に、堪えていた涙が溢れ出す。 「わかる。わかるよ、ユナ。悲しいよね。マイちゃんがいなくなっちゃって、悲しいよね。でもね、しょうがないの。仕方のない、ことなの……」 違う。お母さん、わかってない。 そうじゃなくて……わたしが選ばれなくて、代わりにマイが選ばれて、ホッとしているんだ。 人間は、そういう汚い生き物なんだ。 昔、お祖父さんが魔鹿様に殺された理由が、わかった。 魔鹿様はこの世界から、ヒトという汚い生き物を、排除しようとしているんだ。 だから、こんな儀式までやらされて……。 でも、仕方ないんだ。自分が生きていくためには、誰かを見捨てなければいけないんだ。 そうだ。あってる。これで、いい。 ……これで、いい。 end
ライブの一夜(夢オチ)
イヤホンから流れる音楽が耳に心地良い。最近、イヤホンを変えてみた。スマホショップで売ってる、「最高の音楽をお届けします」と謳っている、イヤホン。やっぱり、百均も使えるが、本物には敵わない。 私は今、教室の一軍女子に追いやられたような感覚で外にいる。でも、夏の外は好き。一軍女子は、日焼け止めや冷却スプレーを振りまいているけど。ジリジリと肌が焼け付く感覚、夏特有の香り、ベンチの隣の花壇に植えられたひまわり。夏は一番好きな季節。だって、冬になると、寒いし、雪が積もって、ベンチにも座れないし。 私は、中庭にある忘れられたように静かに佇んでいるベンチに座って、大好きなアーティスト、「ルイボス」のプレイリストを聞くのが、一番の幸せだと思う。 この暑さなら、人も来ないし、ぎゃあぎゃあ喚くうるさい一軍女子もいない。 うるさいくらいの音量でイヤホンから音楽を流すと、まるでライブに来たような臨場感がある。暑さは熱気、沢山の蝉の鳴き声はファンの歓声、中庭の真ん中にある丸い花壇がステージで、その花壇にも植えられているひまわりは、ギターを掻き鳴らすルイボス。 ほんと、最っ高。いつか、本当のルイボスのライブに行ってみたいものだ。でも、これで行った気になっている。でも、ここはあくまでも学校チャイムが鳴り出し、私を現実へと掻っ攫う。とぼとぼ教室に戻る。なんだか帰路が長い気がするが、気のせいだ。教室に帰ると、一軍女子のリーダー、藤崎逢乃(ふじさきあいの)に「ねーねー、アオハルちゃんって、いつもどこにいるの?」と聞かれる。 アオハルちゃんは、私のあだ名。名前が、青木葉瑠(あおきはる)だから、いつしか、そう呼ばれるようになった。それはさておき、私は逢乃からの質問に応じる。 「中庭だよ」 ひとこと、告げる。でも、逢乃は納得しない。 「うっそだぁ、あたし、中庭にいたけど、アオハルちゃん、見かけなかったよ?」 え、と、思わず声を上げる。そういえば、さっきから首元がゴワゴワする。タオル?広げると、信じられない文字が目に入る。 「RUIBOSU SPECIALLIVE(ルイボス スペシャルライブ)」 このタオルを見て、私の中ですべてが繋がった。 私は、ここ青森から東京まで歩いていった。東京まで歩いて、ルイボスのライブに行った。 「はい?ちょい待って?なんで東京まで歩くの?」 ガバッと起き上がり、思わず夢の内容に突っ込む。でも、おかげで起きられた。 ベットから這い出て、床に降り立つと、何かを踏んだ。 広げてみると、水色のタオル。不審に思い、裏返した瞬間、私は鳥肌が立った。そのタオルには、「RUIBOSU SPECIALLIVE」とロゴが入っていた。 そう、このタオルは行ったこともないルイボスのライブ限定タオルだった。
片思い
「どうしてこんなことに、、、、、」 私は結城汐梨。ずっと片思いだった桐生太偲が鬼月美沙希に取られてしまった。 私は、美沙希が許せなかった。悔しかった。悲しかった。私の方がずっと好きだったのに。 落ち込んでいる私に仲良しな楓香が話しかけてきた。彼女も彼氏がいる。「大丈夫だよ!取返せばいい!!」って。 『うるさいなあ。彼氏がいるのに話しかけてこないでよ。』余計に腹がたった。 そして、バレンタインにチョコと一緒に告白の手紙を渡すことを決めた。 ーーーーーーーーーーー バレンタイン当日。私は太偲にチョコを渡した。「手紙の返事はいつでもいいよ!」と伝えておいた。 翌日。太偲が教室に来た。「汐梨、ちょっと来て。」呼ばれた。待ちに待っていたけれど、緊張しかなかった。 「あの手紙のことなんだけど、、、」。 「う、うん、、」ドキドキ。 「俺も前から汐梨のこと好きだった。けれど美沙希に先に言われたからいいよって言っちゃったんだ、ごめんな。」 嬉しさしかなかった。嬉しさで涙がポロポロ出てきてしまった。 「ごめん、嬉しすぎて、、」 「あはは!大丈夫だよ!美沙希には断っておくからな!」 HAPPY END...
偽物
目覚めた時はもう、 私の心に感情なんてものはない。 何も感じないし、感じたくもない。 今ここに自分がいる理由もわからない。 だからもういっそ、 私は目覚めなくていい。 __________________________ 気がつくと私は踏切に立ち止まっていた。 空は青く、踏切の音が頭に響く。 暑いのにもかかわらず、心地よかった。 踏切の音がずっと聞こえる。 ここは時間が進まないのか。 波の音も聞こえてくる。 ただただ生きているよりもずっと心地いい。 ずっとこの世界にいたい__。 「...ずっとここにいていいの?」 鈴のように響く声が聞こえた。 「偽物の世界で感じて... 時間も進まない。どこにも行けない。 そんな世界であなたは___」 「...あ、れ......」 目を開けると辺りは白く、雪が降っていた。 踏切の音は弱々しく、波の音も静か。 雪は積もっているのに少しも寒くない。 まるで現実世界に戻っていっている気が__ 「これで良かったの?」 隣を見ると、私と同じ夏服の女の子が立っている。 髪は長く、肌は雪と一体化するように白い。 「何かを感じられても、ここは偽物。 意味がないんだよ」 「ッ...!それでも私は...」 突然踏切の音が大きくなる。 「え...何_」 女の子が踏切に飛び出した。 「...何も感じなくても、生きてるだけで幸せなんだよ。 こんな偽物の世界にいたらだめだよ」 「!?ッ待ってよなんで...!!!」 ____________________________ 目が覚めてしまった。 また何もない世界に帰ってきてしまった。 確か夢の最後、女の子は笑った。 あの子はああ言ったけど私はあの世界でいい。 そう思ったけど、私はあの世界にいるのをやめた。
遊園地
「夏休み、遊べない?」 そう言って差し出された、2枚の遊園地のチケット。 「いつでもいいよ!」 それを見て、私・結島夏希(ゆいじまなつき)はすぐに返事をした。 「ありがと、じゃあ、また連絡するね?」 返事を返して、私の好きな人・蒼野颯(せいのはやて)は颯爽と放課後の教室を出て行った。 私たちは中学生。誰もがカレカノを作りたくなる時期、私は“アオハル期”と呼んでいる。 友達の結花や美沙も彼氏がいるし、一つ下の妹・結島春希(ゆいじまはるき)も彼氏がいる。 なのに、私だけいない。 孤立していくようで、みんなが離れていくようで。 だけど、颯くんが誘ってくれたから。 うきうきしながら、家に帰って気楽に遊べるよう夏休みの宿題をやり進めた。 ついに来てしまった。 コーデやメイクなどを考えて、胸が躍ってなかなか眠れなかった。 服は爽やかな水色のワンピース。靴は少しお洒落かつ動きやすいフリルつきのサンダル。 バックは麦わら帽子とおなじブラウンを選択。 これで準備は万端。 最寄り駅に着いて、電車に乗る。 ガタンゴトン、と揺られてついた大きな遊園地。 あれ…?どこにいるんだろう。一昨日メールでここって伝えられたのに。 きょろきょろと辺りを見回していると、「ごめん!」とどこからか声がした。 背中をポン、と叩かれる。 「遅れちゃった…?」 「ううん、全然!」 なんせ約束の5分前だし。…って、そんなこと言ってらんない。 さっきから颯くんの服装がカッコ良すぎて困る…! 少し絵がある白Tシャツに青いジャケット、そして黒いダボっとしたズボン。 全てがかっこいい。 「じゃあ、ジェットコースターから行こ!」 颯くんが珍しくはしゃいでる。 「うん!」 そこから私たちは全力で遊び尽くした。 「キャーーー!」「おばけ怖い…」「メリーゴーランド?恥ずかしい…」 とか、色々言ったりはしたけど。 でもそろそろ帰らなきゃ門限があるし…。 そう言おうとしてると、自販機で飲み物を買ってくると言っていた颯くんが帰ってきた。 「じゃあそろそろ帰んなきゃだし、観覧車乗ってくか!」 運良く何組かしか並んでなかったし、丁度いい。 ぴったり終わったらしくて、次の方ーとスタッフさんが言っている。 駆け足でその列に並ぶ。 私たちが乗ったのは___まさかのカップル専用ピンクハートのゴンドラ! でもスタッフさんたちはニコニコしながら「いってらっしゃいませ」とか言ってる。 いやいや、カップルじゃないって!!! と言おうとしたけど、その足は颯くんによって制止され、ゴンドラに乗せられた。 「なんで止めたの?」 中まで派手な色をしたゴンドラの中で尋ねると、 「別に良くね?なんなら___付き合う?」 なんて言うから、 「えっ、」 驚きのあまり、口をぱくぱく動かしてしまう。 「ごめ、いやだった?」 「いや、違うの、私ずっと片思いって思ってたから…!」 なにこの夢のような展開。 「じゃあ…」 ずっと夢の夢だと思っていたのに。 チュッ。 リップ音が重なる。 私の正真正銘の好きな人は、颯く…いや、颯。 そして、「初キス」は、好きな人に奪われたのだ。 【完】 いかがでしたでしょうか!!?? 感想、アドバイス、コメント、めちゃくちゃ励みになりますので、短文でもよろしくお願いします! 以上、桃萌/momoeでした!
大きな傷
私の名前は城川優理花 みんなが私の方を向く 痛かったあのときは痛かった熱かった 私は、一人の家族の父親に暴力を振るわれていた 小さい頃から。 あのときは寒い冬私が小学2年生のころ。 お父さんはカップラーメン作るために やかんにお湯を沸かしてた。 私が、お父さんが飲んでいたお酒を倒してしまったのだそれで、怒って 沸かしたお湯を私の頭にぶっかけたのだ 痛い!熱い!私は言った でも、お父さんは怒った口調で お前がいけないんだお前がいけないんだと 言われた そして10分後、近隣住人が私の声に気づいてインターホンを押していた。 私はお父さんの手を振り切って玄関前に行った 「大丈夫か?」 「痛い熱い助けて」 「なんだ?ほら優理花おいでお父さんだぞ」とさっきとは違う優しい口調で言った 「おじさん助けて」泣きながら言った 「あなた、子供泣かして何してるんですか?この子頭に熱湯がかかってるんですげど」と顔を怒らせながらいった 「別になにもしてない」 「お嬢ちゃん本当かい?」 「ううん、私がお酒倒しちゃったから 熱いお湯かけられた」 「警察呼びますね」 「ちょっ」 それから、お父さんは捕まり 私は施設に行き里親に預けられた この顔に里親はかわいいといってくれた 私は今、20歳大切な節目だ 今の生活は充実している
卒業式。
私は、花宮ここな。中学2年生。 明日は先輩たちの卒業式。 2年生のみんなが頑張って卒業式の準備をした。 当日がやって来た。 この日は親友の葉月佳奈と一緒に学校へ行く約束をした。 ここな「卒業式かぁ…先輩たちがいなくなるのでさみしいな…」 佳奈「ここなは海斗先輩のこと好きなら今日告白したら?」 ここな「でも、卒業式終わったら海斗先輩帰ってると思うな…」 佳奈「でも、諦めちゃダメだよ!」 佳奈が言った言葉を聞いて告白しようかなってなった。 だが、ここなは鈴木海斗に告白せずに数年経ってしまった。 ここなは、高校3年生になった。 ここなは街中を歩いていた。 ここな「はぁ…彼氏できない…海斗先輩に会いたい…!」 ???「あなた、もしかしてここな?」 聞き覚えのある声。 私は思った。 ここな「もしかして…?海斗先輩!」 海斗「ここな!久しぶり!元気だった?」 ここな「元気でした!」 海斗先輩は大学1年生になっていた。 「大学生になっても海斗先輩はかっこいいなぁ…」とここなが思った。 ここなは、告白しよう!となった。 ここな「先輩!好きです!付き合ってほしいです!」 海斗「え…?」 やっぱり、ダメだったのかな? 私は小6のときに告白されて付き合って1ヶ月後に「別れよう」と言われてその場で泣いてしまったことを思い出した。 海斗先輩は顔を真っ赤にしていた。 海斗「両想いだったのか…?」 ここな「ということは…」 海斗「ここな!俺からも言わせてもらう、付き合ってください!」 ここな「いいですよっ!」 数年後。 佳奈「ここなー!久しぶりー!LINEでも言ってたけど海斗先輩と付き合ったのおめでとー!」 ここな「佳奈…ありがとう!」 数日後。 海斗「ここなが大人になったら絶対結婚しような!」 海斗が言った言葉と同時にここなは海斗にキスされた。 ここなは笑顔で言った。 ここな「うん!」
進行形
「こっちだっけな…」 スマホとビニール袋を右手に、傘を左手に 狭い道路を進んで行く 3月26日、春休みの真っ只中 転校してしまう、クラスメイトの早坂さんの為に お小遣いを使ってプリンを買った 父から借りたスマホでマップを見ている筈なのに、辿り着くのにかなり時間が掛かっている だけど、絶対届けたい 早坂さんは第一印象は怖かったけれど ちょっと不器用なだけで、優しい人だと言うことが過ごすうちにわかった よく算数のワークを教えてもらったっけなぁ… その為にも… ちゃんとお礼を言わなければいけない 何回も喧嘩して、謝らなきゃいけない そんな事を考えながら歩いてる内に、ようやく目的地に着いた 私はマンションの扉を開け 薄暗い廊下を進んで行く 一階の端の部屋に「早坂」と表札がドアの横に掛けられている 寒くて震えているのか、不安で震えているのかわからない指で インターホンを押す 「はーい」 「は、早坂さんのクラスメイトの藤井です。」 「あ、はーい!蓮人!」 女の人の声が聞こえ、しばらくすると 私服姿の早坂さんが出て来た 「…これ」 「…ありがと」 言おうと思っていた言葉 案外、その時が来ると言えないもの 「迷惑かけてごめんね」と「今までありがとう」 その二つが、言えなかった 今まで迷惑をかけてきたから? ばたりと扉が閉まる 私は…一体、何をしに来たんだろう? その後はただ…何も考えずに家に帰った ざー、ざーっと雨が傘を打ちつける 不運にも、始業式の登校日だと言うのに 激しく雨が降っていた 靴箱で傘を畳み、6年生への教室へ向かう 6年2組の教室は…春休み明けという事でいつもより騒がしい 雨で濡れたランドセルを降ろし、片付けを始める 私はふと思い立ったかのように、前の席を見つめる 優しかったあの人は、もうこの学校には来ない 一週間ほど前の…あの時の出来事を思い出し 私は不安に襲われ、後悔で涙が出そうになり、ぐっと堪える もし伝えれていれば…… きっと、明るく「またいつか」と言い合えたのだろうか 周りにバレない程度の小さい溜息を吐く 私は気持ちを抑える為に、わざと元気な声で 友達と話し始めた 「春休み、何した?」 「ゲームかなぁ、あ、あと新しい缶バッジ買った!」 「そうなんだぁ、私は旅行行ったよ」 他愛のない会話 頭から離れられない不安と後悔により 私の声には焦燥感が混じっている なんなんだよ、本当に そう思った時 「はーい、皆さん、そろそろ並んでください 始業式へ行きますよ」 先生の声が教室に響いた 皆はどんどん教室から出ていき、廊下へ並んで行く 私も教室を出ようと思ったが、先生に呼び止められた 「あ、藤井さん、これ 届けて下さいって言われたんです」 先生から、薄いピンクの桜模様の小さなチャック付きポリ袋を差し出された 中には「藤井さんへ」と書いてある紙が入っているのが見える 私は受け取ると廊下のロッカーの横に座り チャックを開けて手紙を取り出す 「藤井さんへ 見送ってあげられなくてごめんね プリン、美味しかったよー! 早坂より」 お世辞にも綺麗と言えないような字で 書いてあるのはそれだけだった だけど それが嘘でも、本当だとしても この手紙を書いてくれたということだけが嬉しかった 「こちらこそごめんね」 小さくそう呟く でも、いつかまた会えたら その時はありがとうの気持ちの方を強く伝えてあげよう 「出発します」 学級委員長の言葉で、私はハッとする 急いで教室に戻り、机の中に袋に入った手紙を入れて、また廊下に出る 止まっていい 振り返っていい だけど、戻る事は決して出来ない 今までの時間は無駄でも、特別有意義でも無かった また会える事の方を願おう 少し空いた廊下の窓から、冷たい雨風が吹き込んだ 今は進む時間 ゆっくりと廊下を歩く列を、私はスキップするように追い始める 私の弾んだ足音が、廊下に響き渡った