短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
君との日々を代償に。
コロンと音がして、1つ、また1つと私の目から星の欠片が溢れ落ちる。 「あぁ、またか」 誰も居ない部屋で呟く。 私の視界には、"おそらく"水色である星の欠片達が映る。 「もう、色もまともに分からないよ…」 私は君に、そう話しかける。 勿論返事はない。 「君との出会い方が違ったら、こんな事にならなかったのかなぁ…?」 誰に問いかけているのか、自分でも分からない。 きっと私は、歌い手である君の、歌声に問いかけている。 『ずっと前から、君だけが好きだったよ』 そんな綺麗事を自分の中で並べて続けて、その度に思いが伝わらない虚しさに襲われる。 今までの私の思いは何だったんだろう。 初めは、普通の推し活だったのを覚えてる。 君との日々を重ねていく度に、思い出が増えて、思いが強くなって。 「叶わない恋までして」 君に会える日を待ち侘びて、報われない努力をして。 「…全部、自業自得だ」 剥がれ落ちていく君との思い出を抱えて、自分の中に残っている君との日々を思い出す。 「また、会えるなら」 君との記憶が無くなるのは怖い。 でも、だからこそ。 「今度こそ、叶う恋をしても…良いですか?」 この世界に神様がいるのなら。 君との日々を代償に、この願いを叶えてよ。
描く将来覗く世界
私は佐倉咲(さくら さく) 今年で高校3年生になった 高校3年ともなればほぼ大人 私は大人に憧れていた 大人になれば世界は一気に広がる 小学校からのデザイナーになる夢に近づく 卒業までが楽しみで仕方ない 大人になるまでの時間を消す方法があるならそうしたい 3年になって数カ月後 夏祭りの日 いとこの佐倉舞(さくら まい) と祭りに来た 「私はすっごく楽しみ、大人になって世界を見渡すの」 「…そう、いいね」 なんだか舞の元気がない 「…元気ない?」 「…まあね、私は…大人になりたくない」 「どうして」 「私1人じゃ何も出来ないから」 「そんなこと…」 「あるんだよ、そんなことあるの」 舞の声はどんどんエスカレートする 「大人になったら全部1人で背負わないといけない、社会に馴染んで大人を演じないといけない、少しでも社会の道からずれたらそれだけで崩れる!」 「………」 「…咲、あんたに分かる?私が感じる怖さがさ、すぐそこにある底なしの現実が怖いのよ 大人になるのが怖いのよ…」 …考えてもみなかった 大人になる事がどんなことか 理想の自分になる事が大人になる事? 違う、そうだけどなにか違う 舞の話を聞いてから大人になる事はいい事だけでありふれているのか?とどうしようもない疑問を持つようになった …いや、私は確かに大人になると辛い事もあるのはわかってた 無意識に目をそらしてたんだ 大人になる事の怖さ 成長する度に、1日が過ぎる度に近づく現実から …でも、それでもいいかなって思うの 誰もがいい事だけで人生生きていける訳が無い 誰かが保証した訳でもないし 絶望する度に、後悔すればするだけ 私は強くなれるんじゃないかって 不幸も幸せも抱きしめて愛せる様になって初めて、大人を名乗れるんじゃないかって 舞の気持ちは分かるけど 私は止まりたくないのよ ごめんね舞、先に待ってる 私は大人になる 部屋の天井に手を伸ばす 自分の手がいつもより大きく綺麗に見えた
ひまわりが灯る
愛してるからと言って、必ず同じ道をたどれるとは限らない。 「行かないで」 私と、彼だけの静かな病室。 もうすぐ旅立つ大きな背中に、思わず小さくつぶやいた。 きっと聞こえてはいない。 こんなことを言っても意味がないのはわかっている。 でも、言わずにはいられなかった。 夕日が、これでもかというほどオレンジ色に輝いている。 なんだか余計に切なくった。 これが青空だったら、少しは気持ちも明るくなったかもしれない。 貴方から前にもらった3本のひまわりは、もうすでに枯れてしまった。 大切にしていたのだけど、やっぱりいつかは枯れてしまう。 でも、それを捨てることなんてできなかった。 ーよし。もう一度会えたら、またひまわりをねだろう。 私は彼の眠っている横に、私がさっき新しく買ったひまわりを4本置いた。 もちろん、貴方が気に入っていた花屋で買った。 私は、そっと手を握った。 まだ、手は温かい。 でも、もう望みはないと、医師に告げられた。 旅立つのだ。きっともうすぐ。 ー私も、いつかそっちに行くからさ。 そのときは、またひまわりをプレゼントしてよ。 楽しみに待ってるから。 FIN
春風の猫
私は家の窓からじっと見ていた どこか掴みどころのないフワッとした様子 「ネコ」それは幼い私にとって少し異質なものだった 小学校に入って間もない時期 私は毎日のようにネコと戦いを繰り広げていた 必ず捕まえようと試行錯誤した だがそれはネコにとっては戯れに過ぎなかった 中学生2年生の夏のこと いつものように庭の日陰に鎮座しているネコを見ていた 私は閃いた 「ネコの生活を自由研究のテーマにしよう」と 私は自由研究で賞を貰った 私がネコに「ありがとう」 と言っても微動だにしない ネコにとっては知ったこっちゃないのだろう 高校に入学する季節のとき ネコがこちらをじっと見つめていた 私は「何かのサインに違いない」と思い ネコのもとまで歩み寄った そこには一輪の小さな花があった きっとネコは春を告げてくれたのだろう でもそれよりも ネコが私を受け入れてくれたことの方が とっても嬉しかった 春は過ぎ 夏は終わり 秋が去って 冬の寒さが落ち着いた頃 私は新たな門出を迎えた ワクワクとドキドキに満ち溢れているけど ちょっぴり不安 両親に別れを告げ玄関を飛び出す そして庭の方に目を向ける あの頃のネコはもういない きっと春風に誘われてどこかへ旅立ったのだろう いつもネコが座っていた場所 そこはもう冷たかった でもかすかに 確かにそこに ネコの温かみがあった 「いってきます」 どこにいるかもわからないネコにそう告げる 私はこの町を出発した 「ニャァーオ」 ネコの鳴き声が そっとこだました 気がした
お花が揺らめく私の初恋。
「やったー!!受かったぁー!!」 こう叫んでいるのは私。天野桃咲(あまのもえ)。なんと、第一志望校に受かりました!!ってのは一か月前。今はそう!その学校、梅坂中学校の初日の登校です!! 「ここで3年間学んで遊べるんだ!!そして園芸仲間ができるんだ!!」 そうこの学校には園芸部がある。私の家はお花屋さんで小さい頃からずっと園芸が好きなんだ!! 「はぁ。もう興奮が早いよ、桃咲。」 あ、そうそうこの子は昔からの親友の琴(こと)ちゃん。 「だって~!!」 「「あはははは!!」」 ードンー 「あ、すみません!」 「あんた、うるさすぎ。それに道ふさいでる。邪魔。」 「は、はわわぁぁ」 な、なによこのイケメン悪口ナイフ男子!こんな人初めて!! 「わぉ何あの子。桃咲、だいじょうぶ?」 「だ、だいじょぶだいじょぶ!」 そう。今はそんなこと考える暇はない!あいつのことは捨てといて、園芸部に行かなきゃ! 「こんにちは!入部希望の1年B組天野桃咲です!!」 って誰もいない!?? 「だれあんた。」 「ん?あ!あの時のあの人!なんでまた出てくるの!??」 「だって俺。ここの部長だから。」 え?この人が部長?思ってたんと違う。もっとやさしくてふわふわぁーってお花みたいな人が部長じゃないの!?? 「あんた。ここに入部したいの?」 「は?あ、そうです!入部希望の1年B組天野桃咲です!!」 「ふーん。じゃあ勝手に入部して。」 え?そんな勝手でいいんすか?てか他の部員は?まだ来てないのかな? 「あ...の、他の部員は?」 「いない。いるわけねぇよ。こんな地味な部活。」 「はぁ~??園芸のどこが地味じゃ、ああん?てか、なんであんたはここに入部してんねん」 は!やば!あいつのせいで口調が関西弁ヤンキーに!!? 「だって園芸ってなんもすることないし。部活必須だしとりあえず入っただけ。それに勉強できるし。」 「え、勉強するために入ってんの?園芸をなめんなよ?」 「なめるもなにもすることないし。」 「グファァ」 な、なんて強いナイフなんだ...! 「わ、私がここに入部したからには、あんたは一緒に部活動するんだよ?」 「あ~、はいはい。勝手にやってれば~?」 う!なんなんだ?こいつ!...てか名前聞いてないよね?? 「ていうか、あんたの名前は?」 「桜井灯真(さくらいとうま)。」 「桜井君!早速今日の部活動するよー!!」 「はぁ、分かったよ。花壇は学校の裏側。」 「よっしゃ!行くぞー!!」 「ついたー!!ってすごい!!パンジーにビオラにチューリップも!」 「めっちゃキラキラ飛んでる。花ごときで興奮しすぎ。」 「は?なんか言いました?ってなんでお花枯れてないんだろう。桜井君部活動してないのに。」 「~~っ...俺が毎日水あげてるからに決まってんだろ。」 「え??」 いっつも活動してたの?? ードサッー 「あぁ桜井君バックが...ってあれ?この本お花の...!??」 「っっみんな...」 そっか、桜井君1人でさみしくずっと活動してたんだね。でも、これからは私も一緒だよ!! あれ?なんでこんなに桜井君で一喜一憂してるの?口が悪くて鋭いナイフでも桜井君と話すの楽しかった。あれ?これってもしかして、、だけど、、恋してる!?? 「きゃぁぁーー!!」 「や、やっぱうるせぇ。」 桜井君赤くなってる!??あれ?両想いルートっすか!?? こんな感じです!!どうでしょうか。。その後はみなさんの想像にお任せします!
好きになっちゃ、ダメな人。
私の名前は、蒼井桜。 中学3年生です。 私は中2の夏に恋をしました。 恋をしてはいけない人に。 チャイムがなり、みんなは憂鬱そうな顔をする。 ため息をつく人だっている。 でも、私1人はこの始まりのチャイムにドキドキしていました。 「授業始めまーす!号令よろしく」 この声に私の胸の鼓動は止まらなくなります。 私が恋をした人は理科の先生である大野樹先生でした。 先生に出会ったのは、1年生の4月。 初めは好きでもなく、むしろ嫌いでした。 ですが2年生のとき、いろんなことがあって1人で悩んでいたら先生が助けてくれたのです。 先生が一番に助けてくれました。 そこからだったのか、私の恋は始まりました。 先生に恋をしてから苦手だった理科も全力で頑張ることができました。 ですが、私はもうすぐ卒業です。 先生との恋は叶わないと分かっていました。 でも心のどこかで「諦めたくない」という気持ちもあったように思います。 最後の学年集会の日。 大野先生は私たちに向かって報告をしました。 「僕、大野樹は同い年の女性と婚約することになりました!」 拍手が起こる中、私の心はほろりほろりと崩れていきました。 今日は卒業式です。 「大野先生、3年間お世話になりました」 「蒼井、こちらこそありがとうな!」 「あのっ!!」 「ん?どうした」 しばらく黙って「やっぱりなんでもないです!」 と返事をしました。 すると先生は私に背を向け、手を振ってくれました。 恋をしてはいけない人だったのかもしれません。 ですが、恋をしたことはこれからも後悔しないと思います。 そのとき見上げた空は、先生のネクタイのように青く澄み渡っていました。
キューッピドが恋しちゃだめですか?
この学校には恋を叶えてくれるキューピッドがいるらしい。 裏庭の石の前で恋の願いを伝えるとキューピッドが出てきて願いを叶えてくれる。 そんな噂が最近流行っていた。 「…ここか。」 俺、天野樹(あまのいつき)は迷信なんて信じない。 なのに来てしまった。 たくさんライバルがいる中で地味な俺はどう頑張ったって恋は叶わない。 キューッピドの噂を聞きやってみるだけやってみようと思い来たのである。 「…よし、やるか!」 石の前に立つ。 「あの~どうも。2-Bの天野樹です。同じ学年に好きな人がいます。その人と付き合いたいです。俺の恋を叶えて下さい!」 願いを言った瞬間… ピカッ! 石が光り輝いた。あまりの眩しさに目をつむる。 目を開けると… 弓を持ち羽の生えた幼い女の子が目の前に立っていた。 年齢は小学校低学年くらいだろうか。目はぱっちりとしていて深く青い瞳に吸い込まれそうだ。 まつ毛は長くくるんと巻いている。 肌が雪のように白く、その特徴に 「かわいい…」 と言わざるを得なかった。 「かわいいってことぐらい知ってるもん!」 …喋った! キューッピドって嘘じゃなかったんだ… 驚きのあまり話せずにいると 「天野樹くん、こんにちは!私はみんなの恋を叶えるキューッピド、えみるでーす!」 そう言ってキューピッドえみるはくるっとターンしウインクした。 「え、本当に本物?コスプレとかじゃないよね?」 「失礼な!私は天界の命令でこの学園創立当時からいる学校の恋の神であるぞ!」 キューピッドが怒り出した。 まずい。機嫌を損ねたら願いを聞いてくれない! 「ごめんなさい!キューッピドとか見たの初めてで…。今日はお願いがあって来ました。僕の恋、叶えてほしいんだ」 「待ってました!恋のお悩み!相手は誰なの~?」 キューピッドが好きな人はどんな人なのか見せて欲しいと言ってきたため 好きな人の後を尾行している。 「へ~あれが好きな人なんだ。結構な美人さんだね。樹くんには無理なんじゃない?」 えみるの言うとおりだ。地味な俺なんて… 「…そうですね。なんてったって彼女は高嶺の花なので僕には手の届かない存在です…」 彼女は学年一の美人と言ってもいいほど名高い本宮沙良(もとみやさら)。 一年のとき同じクラスだった。理科の実験でペアになった時、些細な会話で笑ってくれた。 「今日の先生の服米粒ついてるね」とか… こんなしょーもない会話に笑ってくれる本宮さんの明るい笑顔に俺は好きになった。 二年になってクラスが離れて、全く接点がないけれど… 「なるほど。叶わない片思い、かぁ…」 えみるは切なげな表情で本宮さんを見ていた。 「あ、本宮さんが3年のフロアに!」 慌てて後を追う。 本宮さんは3年の男の人と話していた。 そして二人は仲よさそうに会話しながら歩いて行った。 楽しそうな本宮さんの笑顔。 すごく生き生きとしていて恋する乙女の表情って感じがした。 本宮さん、好きな人いるんだ… でも、本宮さんに向かって矢を放ってもらえれば本宮さんの気持ちを変えられるんじゃ… 「ねえ、えみる。本宮さんに矢を放って」 「嫌だ。」 「え…どうゆうこと?」 えみるの言葉に頭が真っ白になった。 「自分の事を好きじゃない人と無理やり気持ち変えさせて結ばれて樹君は嬉しい?」 えみるの言葉が重くのしかかる。 確かにえみるの言うとおりだ。 好きじゃない人と結ばれてそれは本当の幸せと言えるだろうか? 俺は…好きな人には幸せになってもらいたい。 「えみるありがとう。本宮さんと付き合うなんて考えた俺がばかだった。第一俺と本宮さんじゃ釣り合わないよな」 「本当は、そうじゃないの」 どうゆう意味?俺はえみるの顔をまっすぐ見つめた。 えみるも上目遣いであざとく俺を見つめる。 「私が樹君のこと好きになっちゃったから、誰にも渡したくなかったの。いつも恋を叶えてばっかりだけどキューッピドだって恋したいもん!」 そう言ってえみるは俺に向かって矢を放った。 えみるの顔はいたずらな笑みをうかべつつ笑顔がどうしようもなくかわいくて恋に落ちずにはいられなかった。
楽しい遠足 意味が分かると怖い話
私は田舎に学校に通っている 小学6年生 この生徒の中では一番歳上です 田舎の中でも全然人がいないところで 全員で6人だけ… だから学校の行事は学年ごとではなく 全員で行われるんだ。 この間夏休みに先生と私たち6人で 山登りに行ったの! すっごく楽しかったんだけど、最悪なことに 一昨日の大雨で土砂崩れに 巻き込まれちゃった… 幸いなことに私たちは潰されずにまだ 軽傷で済んだ。 だけど1人、足を痛めて歩けない子がいる。 流石に私たちだけでは運べないから、 先生の携帯で救助を呼ぶことにした。 田舎で高い山だったこともあって 2時間後にヘリが来てくれた。 若い順に救助されていき、私が一番最後に 救助されることになった。 いやぁ…あの時は怖いし不安だったけど 生徒は助かって本当に良かった! なんだかんだでいい思い出になったよ ーーーー解説ーーーーー 山へ登山しに行ったのは、生徒6人と 先生1人。計7人だね。 ヘリで救助される時、若い順だったのに 先生が一番最後じゃなかった… 最後、語り手が小六の女の子ということは 先生は助からなかったみたい。 私たち〔は〕潰されなかった 【先生が】じゃなくて【先生の携帯で】救助を呼んだ。 この文で先生は助からなかった事も分かるよ 全く良い思い出じゃないのに… 小6の女の子は先生に恨みでも持ってたのかな…? ーーーーあとがきー 読んでくれてありがとうございます^ - ^ よければ感想お願いします
no title
哲学とは。 人生や世界、宇宙の本質を論理的な思考や原理によって解明しようとする学問のこと。 何故、俺達の祖先がそんなことを追求しようと思ったのかは知らない。だが今を生きる大多数はくだらないと思っているだろう。 学問は追えば追う程に謎は深まってしまう。 それで……、論争が起きたりする訳だけど。 哲学は解決しない。いつまで経っても追って追って、それからもっと追って。 無駄だな、と幼少期は思っていたが、今考えるとそれ程夢中になれるなら寧ろいいか。 ……何にも興味を持てず、暇を持て余し只々生命維持活動を行うよりは断然。 さてさて、この文字の羅列を読んでいるだろう君らにとっては何が小説なのかわからないだろう。 まぁ…、ストーリー性も会話文もなく、俺の哲学に関しての主観的感想を述べていただけだ。 まず、一つ謝っておこう。こんなにつまらない文字列を読ませてしまってすまない。 きっとこれを書いている俺は正気ですら居ないのだろう…多分。 君は勉強が嫌いか? ここで「Yes」又は「はい」等と肯定的な答えをした人。 君は多数派に属する人間だろう。 ここで「no」又は「いいえ」等と否定的な答えをした人。 君は少数派に属する人間だ。 まぁ、だからって悪い訳じゃない。 少数派だからこそ希少価値が出来る場合もある。 却説、今は二通りの意見に対して俺は意見を述べたが……。 あの質問は本当に二通りの「肯定」と「否定」の答えしか存在しないだろうか? 俺は存在していると思う。 例えば…、「普通」や「何方かと言ったら好き」等といった無数の答え方がね。 無数の質問には無数の答えがあることがわかっただろう? そしてさっき述べた「質問は本当に二通りの「肯定」と「否定」の答えしか存在しないだろうか」という答えに関しても答え方は様々だ。 つまるところ 「5つまでならある」や「条件次第」等といった答え方だ。 まぁ、ここで「3つまでならある」と答えたとしよう。すると、どうだい? 見事に無数の考え方がある、という俺の考えは間違っていることになる。 だからといって俺の意見は間違ってはいない。だって、「3つまでならある」という考え方も無数の答え方の一つだということになるしね。 社会には「善」と「悪」がいる。 悪は悪い、善は良い。 良し、この前提を踏まえて哲学的な思考にぶち込んでみよう。 まず、社会には「善」と「悪」がいるという前提。崩れる。 だって答え方は無数にあるのだから。 つまるところ 自身がなんなのかという問いに対しての答えは無数にある。 その前提が崩れたのなら、善は良い、悪は悪いとかいう前提も無くなってしまう。 でも、決してその前提が間違っているわけでもない。この意見も前提もある質問の中の無数の答えの一つに過ぎない。 良く、愛について追求しようとする奴がいる。 俺は…、こんなものくだらないと思う。 哲学に対して好意は抱いても、「愛」について追求しようとは思えない。 ……、ここまで俺の感想に振り回してしまったすまなかった。 もし、これを読んでいる君らに悩みが…あるとしよう。 陰で悪口を言われているのなら。 気にするな、君に抱く感情は?とかいうくだらない質問の無数の答えのちっぽけな一つにしか過ぎない。 それでも気にしてしまうなら、君に抱く感情は?とかいう質問に答え方は「好き」だとか「大好き」だとかそういう肯定的な答え方しかできないようにしてしまえ。 そうすれば彼奴が言ってる悪口…、意見は間違ってるんだ。気にする必要ないじゃないか、だって意見そのものが間違ってる。 消えたいなんて…いう奴が居るかはわからないが。 何か一つ、名前をつけてみてくれ。 …そうだな、何か自分の小指とかペットボトルとかでいいけど。 ひたすらひたすら悩んで悩んで名前をつけてみてくれ。名前をつけること以外のことは気にするな、ただ其奴に合う名前を考えろ。時間を掛けてやれ、自己嫌悪ではなくて名前なんかの為に多く時間を費やしてやれ。 そうして、漸く名前をつけた時。どれくらい経ってた?その間、どうだった?辛かったかい。 ……、まぁそれで救われた訳ないよな。それでも名前をつけている間は其奴の為に役に立っていたんだ。君は名前をつける天才なんだ。 さて、君らにお願いがある。 俺のこの小説紛いの意見に「タイトル」をつけてはくれないか。 俺はもう名前をつけたさ。この文章さえ、「名前」になりうるだろう。 どうか、消えたいなんて、言わないでくれ。
大きな壁
俺は大きな庭付きの豪邸に生まれた。 オルガル・メイデン…メイデン家の長男“だった”。 まだ小さかったときに庭だと思っていたものが、いつしか都市と呼べるほどになっていた。 まるでメイデン家を中心とするように領地は拡大し、塀で囲れていたはずのものが、とても大きな壁になっていた。 家、町、都市、国とあまりにも領地を増やすので俺は父に聞いた。 「世界を平和にするためだよ。」 あぁ、そうか。 俺の父は全ての土地を領地にしてある意味「平和」にしようとしたのかなって。 当時14だった俺は、学校の友達や近所の人と会いたくなかった。 「あの壁を作ったメイデン家の息子」と良い意味でも悪い意味でも思われる。 壁はどんどん囲う範囲を広げていった。 メイデン家に反するものは絶対にいたと思う。全員が全員認めるものか。 反逆者は〇して、いなかったことにする。国として美しいものにする。 いつしか俺は父に強い不満をもっていた、いやずっと前から。 父とあれに味方する奴はもう悪の組織だ。 「そうね」 エナ。 君が居なかったらこの壁は壊せてなかった。 プログラムは成功し、壁は消え去った。 ただのご近所さんがここまで協力してくれるなんて思っていなかった。 多分俺だけじゃ壁は壊せないから。 俺は相棒と言える斧を手に混沌の世界を駆ける。 そして、本当に壊した。 〇して、〇して…それでも無駄だと思ったから。 時を止めて、もう世界と言えなくしました。 その時、彼女、エナの手を繋いだのが悪かったんですか。 彼女の記憶は戻らない。
知らない合い
私、中学2年生の天唯渚(あまゆいなぎさ)は、勉強のライバルがいる。 その相手は、勉強の神とも言われる、同級生男子の海藤陸斗(かいどうりくと)だ。 小学生の頃は、唯一異性で仲が良い男子が陸斗だったのに、中学生になってから学年トップになって。 まぁまぁイケメンで、モテて、みんなの前で褒め称えられて、輝いて。 私は学年二位だけど… …学年トップじゃなきゃ、輝けないんだ。 ただの自分勝手なことは分かってる。だけど、どうしても、怒りが抑えきれなくて… …避けてしまうんだ。 「渚」 委員会をやっと終え、教室で夕焼けに染まる青空を見ながら一人で帰りの用意を急いでしていると、教室のドアの方から声が聞こえた。 「あ…」 チラ見をすると、そこには、私のライバル、陸斗がいた。 私は、無理だとは思いながらも、気づいてないフリをした。 「渚…なんで無視するんだよ」 「…」 「渚!前は一緒に遊んでただろ…前は一緒に帰ってただろ…なぁ、渚。俺…」 「だから何よ」 私は、思いっ切り冷たい口調で返してしまった。 いつものクールな陸斗とは違う、すごく悲しそうな陸斗だ。 すると陸斗は、急に真剣な顔になって、私のそばまで歩いてきて、言った。 「渚。俺、お前の事が好きなんだ。」 「…は?」 嘘に決まっている。私を試そうとしているだけだ。私はそう心の中で繰り返して、なんとか振り切った。 「だから…付き合ってくれよ。」 私に怒りが走った。私からトップの座を奪って、私を試して、何が面白いんだよ。 でも、私は冷静になった。流石の陸斗も可哀想だからだ。 「…どうして私が好きなの」 「え、渚は…笑顔が可愛いし…とても…素敵だから。」 私が嫌っているライバルと付き合う?避けてるのは分かってるでしょうが。 「素敵ってどういう意味か知ってる?あなたに敵わないですって意味なんですけど。陸斗は私から勉強のトップの座も奪って、モテて、絶対に私に敵うじゃない。私のこと何も分かってなくて私に酷い目合わせてるだけなのに。なんでそんな嘘つくのよ!」 私は、教室から逃げ出した。 廊下を左に曲がる。 「渚!」 陸斗が追いかけてくる。 私はその時気づいた。靴箱への階段は廊下を右に曲がらないといけない。 でも陸斗が追いかけてきているから戻れない。 私は、近くにあった屋上への扉のドアノブへ手を伸ばした。 「はあ、はあ、はあ」 私は荒い息切れを漏らしていた。 どうせ陸斗はやってくる。 私は陸斗に散々問い詰められて、虐められる。 私は涙が出てきた。陸斗なんて嫌い。大嫌い。 バタン― 「な、渚、こんな所に」 「りっ、陸斗、なんて嫌いだから」 こんなことを急に言うのは結構酷かったかな。 「…ごめん、渚。俺、渚の気持ちがよく分からなかったんだ。小学生の頃から渚が好きで、渚にモテたくて、でも正直成績悪かったから、勉強頑張って、カッコよくなるのに気を使って…頑張っただけなのに、渚の気持ちを知らなくてごめん。本当にごめん。知らない内に渚を傷つけてたなんて…ごめん。」 「陸斗…」 陸斗は泣いていた。小学生の頃にも一度も見たことが無かった。 私は、陸斗が嫌がらせをしていると勝手に思い込んで、自分のために頑張っていたなんて。 「陸斗…泣かないでよ」 「渚も泣いてんじゃん」 「ごめん、陸斗、私、陸斗のこと、すごく嫌ってた。ぐすっ」 「俺もごめんな…」 「陸斗」 「どうした渚?」 「私、陸斗が好き。小学生の頃からずっと好きだったの。大好き、大好き…付き合って。」 「な、渚っっ!!!」 陸斗は涙まみれの私を強く抱きしめた。 「もちろんだよっ…だって渚は、誰にも負けないくらい可愛くて、素敵なんだから。」 いつの間にか夕日が沈み、新月の夜が私たち二人を迎えた。 人も太陽も月も誰も見てない夜の学校の屋上、私たち二人は、抱き合った。
転校生に彼氏を奪われた
私は、加藤美桜。 中2で彼氏がいる。名前は、田中颯人。 ある日、転校生(高橋菜々子)が来た。 「初めまして。高橋菜々子です。よろしくお願いします」と菜々子が言った。 菜々子は、颯人と席が隣だった。 休み時間も菜々子は颯人と話している。 私は、その様子を見るだけでムカついた。 2人ペアになるときは、いつも私は颯人と一緒だったのに、颯人はいつも菜々子と一緒。 そんなある日、菜々子に話しかけられた。 「美桜ちゃんって颯人と付き合ってるの?」 私は、こう言った。 「付き合ってるけど…」 菜々子が言った。 「菜々子、颯人のことが好きだから諦めてくれないかな?」 私は、ムカついて言った。 「なんで。私は颯人と幼馴染。颯人と小6から付き合ってるから無理だよ」 菜々子が言った。 「ふざけんな。私は颯人のことが好きなの。颯人も私のことが好きだと思ってる」 「ひどい!菜々子ちゃん横取りしないでよ!颯人は私のこと好きなはずなのに…」って言ってしまった。 「颯人は、菜々子のことが好きに決まってるでしょ?w」って菜々子が言った。 そういえば、菜々子ちゃんが転校してから一度も颯人と話してないなぁ…って思ってしまった。 颯人に聞いてみようと私は思った。 放課後に颯人に「教室で話がある…」って言った。 「颯人って菜々子ちゃんのこと好きなの?」と私は颯人に聞いた。 颯人が言ったのは、「好きだけど…」だった。 私は、言った。 「私と菜々子ちゃんどっちが好き?」 颯人の答えは。 「菜々子だよ」 私は、その場で泣きながら「颯人…なんで…私、颯人のこと好きだよ…最低!もう颯人なんて大嫌い!」って言った。 私は、泣きながら自分の席に戻ろうとした。 颯人が私の腕を掴みながら言った。 「違うし!美桜は恋愛で好きだし!」 「じゃあ、菜々子ちゃんが好きなのは?」と私は言った。 「菜々子は…友達として好きだし!」と言った。 私は颯人と一緒に帰った。 次の日、颯人は菜々子に告白された。 「菜々子!ごめん、俺美桜と付き合ってて…」と颯人は言った。 菜々子は、優しい顔をして「そっかぁ…颯人、美桜ちゃんとお幸せに」って言った。 その次の日に菜々子に呼ばれた。 颯人も連れて来てた。 「あのさぁ、颯人は美桜ちゃんのこと好きなの?」と菜々子は言った。 「もちろん好きだよ!世界一好きだよ!美桜が作ったプリン俺好きだし!」と颯人は言った。 「じゃあ、美桜ちゃん。颯人のこと好き?」と菜々子が言った。 「好きだよ!大好き!颯人といる時間が1番好き!」と私は言った。 菜々子が、「もういいよ…美桜…今までごめんね…美桜が可愛くて嫉妬してた…」と言った。 次の日が席替えで私は颯人と席が隣になった。 中3になったら私は菜々子と親友になった。 10年後、私は颯人と結婚した。
永遠に離れないで。
「…お邪魔します」 「どーぞ!」 私は秋宮時雨(あきみやしぐれ)。中学2年生。私は、ずっとずっと好きだった人がいる。…でも、、 「病院、、大丈夫?」 治るか分からない、病院を持っている 「大丈夫!心配しないで、ちょー元気だから!」 「そっか。良かった」 「あのさ、時雨」 「なに?」 「見て、窓のところ。アイビーを植えたんだ!」 「アイビー?見たことないお花だ!調べてみる」 なぜか興味を持ったその花を調べる 「素敵な花だね」 「時雨に見てほしくて、お医者さんにお願いして植えたんだ!それに…」 「なに?」 「…んーん、なんでもない」 ----------------------------- 「…お邪魔します」 「どーぞ!」 俺は、星園湊(ほしぞのみなと)。中学2年生。俺は、ずっとずっと好きだった人がいる。…でも、、 俺の病気が治らないせいで、告白なんてできない。俺はもうすぐ死ぬ。アイビーの花言葉のように、ずっと離れたくなかった。永遠に。伝えられなかった、大切な思い。 あと少しで終わってしまうこの時間は、あそこの1輪のアイビーのように、甘い匂いがしていた。
優しい女 (意味が分かると怖い話)
「どうしよう… なんでこう言う時に傘持ってないかな…」 こんにちは…花です。今大学から 帰ろうとしてるんだけど、傘を 忘れちゃって…(泣) こんな大雨で走って帰れる訳ないし バス停まで遠すぎる… 助けてー! 女「あ、あのー!大丈夫ですか?」 急に知らない女の人に声をかけられた。 女「車乗って行きます?家まで送りますよ!」 「ありがとうございます!!」 私はすぐ車に乗り込んだ、 た、助かった… 変な人でも、もう大人なんだからすぐ逃げれるし! 女「貴方のお名前は…?」 「えっと!花です!」 女「花さんですね!えーっと家はどこですかね…。」 「次の信号を右に…」 そう言えば就職先から今日メールくる日だ! 携帯携帯… 「ってあれ!?携帯どこだ…?あれ…? 女「あ、携帯鳴らしましょうか!えーっと…ポチ」 ♪♪♪♪♪ 「あ!ありがとうございますー!ポケットに合ったんだ…」 女「いえいえ、見つからないとき私もありますよー!」 女の人の車に乗って私は無事に家に帰ることができた。 「今日はありがとうございました! おかげで濡れずに帰れました…気をつけてくださいね!」 女「いえいえ。今度からは気をつけてくださいね…^^」 なんだかあの人不気味な笑顔…ってそんなこと 思っちゃダメ… ふぅ…怖い人でもなかったし、とりあえず優しい人でよかった! また会えるといいな。 ーー解説ーー 花は優しい女の車に乗れて無事家に帰れましたね。 携帯も見つけてもらえたし…。 …ん?女はなぜ名前もわからない、知らない人の 電話番号がわかったんだろう…? 花は名前も住所も知らない女に言ってしまった。 花があの女にまた会う日はそんなに遠くはないのかも知れませんね。 ーーーーーーーーーーーーーーーー あとがき! 読んでくれてありがとうございます! 花はどうなっちゃうのかなぁ? 感想教えてもらえると嬉しいです^_^
別れ道
ここは君とよく話した道。 ここでたくさんいろんなことを話して、いろんな事でケンカした。くだらないコトばっかりケンカして。 でもケンカした回数なんか覚えてない。だって仲直りした回数だけケンカしたことだもん。 でも もう いない 悲しい道。 ここの分かれ道。 ここで君と分かれたっけ。 「さよならっ」って必ず言って。 分かれたよね。 一人で言うのはさみしくて、思い出しちゃうけど。 「っ…さ、さよならっ」 う…うまく言えなかった。 でも、とどいたかな…? でも“さよなら”じゃ悲しすぎるよね…。 ーー「また!会おうね!」ーー え…。? 君の声。聞こえる。伝わった…? ここは君の最期をむかえた“別れ道” もう。来たくなかったけど 最後に来られてよかった…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー きりんちゃんです!感想聞かせてくださいっ!
父さん、ありがとう ~父の心~
僕の名前は亮太。小学6年生で、母と社会人の24歳の兄、佑太と20歳の姉、美咲希と4人で暮らしている。 物心ついた頃から父は家にいなかった。父に関することは一切なく、唯一残っているのが僕が赤ちゃんだった時の家族写真だった。 父のことを誰かに聞こうと思っても、教えてくれる人はいなかった。 僕に対する家族の態度は何か訳があるようで違和感があった。 兄は冷徹で、話しかけても返事すらしてくれないし、姉は僕に対して攻撃的で、話しかかけようともすれば、物を投げられたり、酷い罵声を浴びたりした。 母は普段は優しいが父の話をすると泣き出してしまい、話にならない状態になってしまった。 そのため、父のことを知りたい気持ちは山々だったが、そのせいで余計家庭が壊れるのが嫌だったから聞くことはできなかった。 そして今日、僕は12歳の誕生日を迎える。 「亮太 12歳のお誕生日おめでとう!!」 夕飯の後、母のその声と同時に自分でクラッカーを鳴らした。 「ありがとう!」 兄と姉も今日だけは同じ部屋にいてくれている。それだけでも、僕は嬉しかった。 すると母がキッチンから大きなケーキを持ってきた。 「食べよう、ほら、佑太も美咲希も席に座って」 「お母さん、そんなに大きいケーキどうしたの?」と姉が驚いて聞いた。 「今日は小学生最後の誕生日だもん。一つの節目として祝ってあげないと」 「…そっか。」 そう姉が言った瞬間、一瞬だけ3人が悲しそうな、寂しそうな顔をしたように見えた。 ケーキを食べ終わり、母からプレゼントを受け取った。 今話題の新作ゲーム機だった。 「もう一つプレゼントっていうか大事なものがあるの。これは亮太だけじゃなくて佑太と美咲希にも関係あるから真面目に見てほしい」そういうと母は隣の部屋からパソコンを持ってきて、 「これを見て」と言った。 画面は、見覚えのある30代半ば頃の男性が映っている動画だった。 「父さん!」兄が一番最初に反応した。 (父さん?) 動画を再生するとそれは、父からのお祝いメッセージだった。 『お久しぶりです。お誕生日おめでとう亮太。3人ともお元気ですか? この動画を見ているときは佑太は24歳で美咲希はちょうど20歳かな? 亮太は12歳の誕生日を元気に迎えられているかな? 3人にはちゃんとしたことをこの動画で伝えさせていただこうと思います。 まず前提として、パパはもうこの世にはいません。』 そう言って父は少し笑った。 僕はハッとした。きっと今日、家族の違和感がわかるのだと思った。それと、父にはもう二度と会えないのだと悲しくなった。 『なぜなら、自らの命と引き換えに亮太、君を救うことを決意したからです。 君は生まれた時から心臓が弱く、よく入院していたんだ。医者からは「このままでは亮太くんは一歳の誕生日を迎えることができない。」と言われたんだ。助かるためには心臓を移植しないといけなかった。でも移植するための心臓を待っている人はたくさんいて、亮太には今のままでは確実に間に合わない。だから、今回パパは亮太に最後の贈り物をします。パパの心臓を。 移植手術をしたところで亮太はよくならないかもしれない。だけど少しでも可能性があるなら、亮太の未来があるのなら、パパは亮太が生きるほうに賭けたかった。』 動画の中で父は泣いていた。そして笑っていた。 僕も、涙がとまらなかった。 気づいたら母も兄も姉もみんな泣いていた。 『そして佑太、美咲希へ。いきなりいなくなってごめんなさい。ママから2人には伝えてもらったとおもうけど、特に美咲希はパパの事大好きだから寂しい思いさせたかも。佑太も、もっと遊びたかったよね。長男として厳しかったよね。ごめんね。まだ小学生なのに、大切な時に近くで支えることができずに本当にごめんなさい。2人はもしかしたら亮太を恨んでいるかもしれない。でも決して亮太を責めるようなことはしないでほしい。どうしても、恨みたく責めたくなったら、亮太の一部にパパの心があると思ってほしい。 あと、ママ。百合子。相談した時もずっと支えてくれてありがとう。これから辛い思いをさせると思うけど、今日までこの動画を子供たちに見せない約束を守ってくれてありがとう。皆、いつかまた会おう。4人とも愛してるよ。』 それで動画は終わった。 ー数週間後ー あの後は大変だっった。 何時間も皆で泣いた。今は兄と姉とも和解出来てて、毎日楽しい人生が始まってる。 これからは家族全員で今までの分も含めて人生を楽しみたいと思う。 この先、たくさんの壁があると思う。だけど大丈夫、だって僕の心の中には、父さんがいるんだから! 雲一つない青空に向かって 「父さん、ありがとう」と叫んだ。 初の短編小説だったのですが、どうでしたか? 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
い・じ・め・
「…w」 「クスクスw」 あーあ。今日もか。 僕はいじめられている。 理由は僕の体は女の子なのに僕の一人称が「僕」だから。 ―そう、たった、それだけ。 それだけで、僕はいじめられている。 あーあ。もういいや。 ―死んじゃったら、全部、全部、楽になるのだろう。 でも、そんなことは、してはいけない。 でも、でも、でもさ!!! もう、僕はそんなことを言えない!!!! 苦しい...苦しい... どうせ。僕が死んでも、僕が死んでも、 あいつらはいじめを繰り返すだろう。 いずれ、僕は、いじめの被害者は世間から忘れられる。 ...返せ。 人間としての誇りを返せ。 楽しみを返せ。 僕を、僕を、僕を!!!! 僕を誰か救ってよッ!!!!!!! もういい。 もう全部、どうなったっていい。 全部リセットしちゃおう。 お父さん、お母さん。 こんな僕でごめんなさい。 僕は、日付けが変わると同時に、 ―新しい世界へ身を投げた。 さようなら。 この世界からいじめがなくなりますように。 そう思いながら― 【FIN.】 あとがき いじめは許しちゃいけない。 改めて、そういうことに、気づいてくれたら うれしいです。 読んでくれてありがと♪バイバーイ(@^^)/~~~
明日が無くなったお父さん。
「ご臨終です。」 そう、機械音と共に医師が放ったあの日を、忘れはしない。 みなさん、こんにちは。前野優花です。 みんなからは、ゆーちゃんと呼ばれています。 中学3年生の鈴亜中学校に通っています。 今は、葬式中です。 お通夜が明け、親戚を沢山呼び、告別式をしています。 今にも溺れそうな重い、重い空間。 昨日、うちのお父さんが亡くなりました。 お父さんは、優しくて、でも時には厳しくて。 いつも笑顔で。一緒にいたら気持ちが軽くなるような、そんな存在だけど。 最近は思春期でイライラしてよく話せなかった。 ひどいことをお父さんに言い放ったりもした。 その時のお父さんは全て真顔で、どこかに寂しさや悲しさを込めた顔だった。 一昨日、お父さんが急に倒れて病院へ運ばれた。 そのころのお父さんはよく残業をしていてただの疲労だろう、と軽く考えていた。 しかし病院に運ばれた1時間後、医師がお父さんの部屋に何人も何人も入っていった。 全員、深刻そうな顔をして病室へぞろぞろと入っていく。 お母さんは、事の異変差に気づいたのか顔つきが絶望に変わった。 病室から医師出てきた時もう耐えきれんと言わんばかりに 「夫は・・・夫は大丈夫なんですか!?」 と聞いた。それを聞くと担当医の米田さんは 「現在の樹さんの病状を全て話します。では、ミーティングルームに行くのでついてきて下さい。」 そういうと米田さんは歩きはじめた。その時も私はまあ、重度の疲労だろうと軽く考えていた。 しかし、米田さんの口からは「疲労」というワードは一回も出てこなかった。 出てきた言葉は「マールブルグ病」。 お母さんはその言葉を聞いた瞬間、硬直した。 私はその病を知らなかったのでインターネットで「マールブルク病」と調べてみると目に写った情報は、 「マールブルク病とは非常に致死率の高い病気で24%から80%程です。」 と書かれていた。いや、どこかのニセ情報?とまだ急な展開すぎて頭がよく回っていないが、 その記事の筆者は国立の病院だ。 私は一瞬で理解した。この出来事の重大さを。お父さんが、死ぬかもしれない事を。 それから私達は病院の少々固い椅子に夜、ずっと座っていた。 いつもなら、痛いなー、固いなー。とのんきなことを考えているが、今はそんな事考えられなかった。 そして、明け方。あと1時間の山場をこえれば死亡する確率は下がる。 少しお母さんと一緒に安堵しているとき。 お父さんの病室から凄まじい機械音がした。 それを聞きつけた看護師と医師約10名はすぐお父さんの部屋入っていく。 最後見たのは管で繋がれまくったお父さん。 顔色がかなり悪いお父さん。 機械音が変わった。細かくきざまれていた機械音は、「ピーッ」と部屋全体に鳴りひびく。 その瞬間お母さんも、医師も、看護師も全員の顔が険しくなった。 米田さんは暗い空間の中、言い放った。 「3月26日午前5時32秒。飯島樹さん。ご臨終です。」 お父さんの顔は、安らかだった。でもどこか寂しそうでさらに悲しみを増やしていく。 その瞬間、お父さんとの思い出がフラッシュバックした。 遊園地に行った日。おねだりして買ってもらったワンピース。運動会の応援が人一倍目立っていたこと。 沢山。沢山。あふれかえった。 お父さんに「ありがとう」も、「大好き」も言えなかった。 私は後悔と共に雫を一つ、二つ、ゆっくり流した。 家族がいる日常は保証されているものではない。 わたしは、この機械音と共に医師が放ったこの日を、 家族がいる大切さを、 日常がある大切さを、 絶対に、絶対に忘れない。 どうも、こんにちは。かかおです。 お父さんがいる大切さをみなさんに伝えてみました。 また、病気の知識はないので全て正しいとは限りません。 ご了承ください。 みなさんも、今ある「日常」、「家族」、「友達」。 そして自分。大切にしてください。