短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:1

この世界の最強になった理由は……

私の名前は西ノ谷美園(にしのやみその) 私は魔法が使える世界で、最強になった 弟を殺した盗賊を殺すために。だが、  弟が死に際に言った、 「姉ちゃん、幸せになってね。」 その言葉が引っ掛かるんだ。本心が ダメだってわかってるから、 本心がやりたくないって言ってるから。 でも、そのために私はここまで…… 私は最強になるために友達も家族も 大事にしなかった。むしろ、捨てた。 面倒くさい関係なんて。でも、1人だけ あの人だけは、私は…… 「美園様!今日も相手してください。」 私は小さくうなずく。コイツの名前は 浅見優流(あさみゆうり)だ。 優流は私の部下で私に指導をお願いし、 毎日訪ねてくる。私はみんなに 恐れられているのに。そんな優流を、 私は認めた。コイツならやり遂げるって… コイツなら世界を平和にできるって… 「美園様。これからもずっと私に稽古をつけてくださいね!約束です。」 ある日、優流はこんな約束を私に 押しつけた。でも、ずっと成長していく 優流をもっともっと見ていたい。 「ああ。」 私は決めた。弟には見ていて貰う。 天国から。 ありがとう、優流さん。姉をよろしく。 優流はその時、そんな声が 聞こえたような気がしたのだった。

短編小説みんなの答え:0

伝説の恋の本 見てー💗[恋愛短編]

「伝説の恋の本?」  私、心桜(コハル)  私達中学生1年生は、この春入学したばかりだ  そんな私達は、意外と女子のグループは上手くいきぼっちの子は出なかった。  そんな女子だが最近噂になっていることがある。それは 《~伝説の恋の本~》 __伝説の恋の本というのはこの桜橋北中学校の三階の図書室にある分厚い本のことだ  そしてその本がなぜ伝説と呼ばれるかというと今から約6年前、5年前、と  私達の先輩の女子が図書室で見つけたその分厚い本を貸りると1週間の間に  恋が叶う...__    という夢のような奇妙な本のことだ 『恋が叶う』なんて...でも本当にあったのかな、とも考えている  ダメだ。気になってしまう...噂なのに  結局来ちゃった...  私は何に、期待しているのだ?と、3階の階段を上りながら考えた。ってゆーか何か騒がしいな 「私がぁ!」「本、出てこーい」  こ、...これって 【伝説の本探し!?form:うちのクラスの女子】  うちのクラスの女子がみんな居た...恐ろしい。女子のたまり場  なんか、その似てるヤツ見たことあるような。あ、そうだスーパーの詰め放題だ 「今日こそ...!!」  そうそう私の好きな人はね、「林 斗蒼(トア)」っていう人なんだけど、なんと!  先輩なの!!先輩のことは斗蒼先輩って呼んでて、わたしのことは... 「コハルー?どうしたの」  そうなのコハル、って呼び捨て!!もー嬉しすぎる  って...え 「先輩っ?」 「え?何、そんなwコハルこそ当番じゃないのに図書室来るの珍しくない?」  わたしは図書委員会に入っている。今日は先輩の当番だ 「いや、まあそーですね笑」 「どうした。何か探し物?」 「実は...」 「伝説の恋の本ね」 「はい...なんか噂になってて」 「へー、噂ね」 「はい」 「で?コハルは誰と恋を叶えたいのー?」  先輩はいつも笑っている 「わたし!?」「うん。クラス?」「そんな」  先輩を本棚の方に追い詰める、わたしが先輩に寄る  先輩は、何?、と後ろの本棚にさがる 「わたし、先輩が好きです」  上にある先輩の顔を見つめた  無言で、先輩は、わたしを抱きしめ言った 「大好き」  恥ずかしくて下を向いたら、下に分厚い、背表紙に「伝説の恋の本」と  書いてある本があった。その本にわたしは微笑んだ

短編小説みんなの答え:7

あ な た と 飴 玉

__昔、近所の男の子からもらった飴玉。 透き通っていて、雲がない青空みたいに綺麗な飴玉だった。 あたしはそれを忘れられない。 その男の子は、あたしが引っ越してきたときにお家に来てくれた。 『これからよろしくな。これ、やるよ』 とだけ言って、去ってしまった。 包み紙を開くと、綺麗な飴玉が入っていた。 しばらく息をすることも忘れて眺めていた。  『小学校、一緒に行こうぜ!』 しばらく経ったある日。男の子はあたしにそう言ってきた。 もうすぐ冬だと言うのに半袖。見るからにやんちゃだ。 あたしとはタイプが合わないだろうなぁと思っていた。話も合わなそう。 ……と思っていたのに、思っていたのに。 その子といると落ち着いて、楽しかった。 あたしは分かった。これが恋だということに。 中学生になっても相変わらず一緒に学校に行くことになった。 「アツアツですなぁ」「カップルかよー」 そんな声も聞こえてきたけれど、あたしは正直嬉しかった。 好きな人が毎朝一番最初に見られるなんて、嬉しいにも程があるよ。 お互い部活でいそがしかったけど、たまたま玄関で会えば一緒に帰った。 一緒に見る夕日が好きだった。 『なぁ、一緒に行くの、やめないか…?』 突然言われた一言。頭を殴られたみたいな衝撃が走る。 『…なんで?』 『俺さ、彼女、できたんだよね』 ……え? 『だから勘違いされても困るっていうか…。もちろんお前といるのは楽しいんだけど、その…』 『なーんだ!彼女できたの?先に言ってよー。いいよ、お幸せにね!』 なるべく明るく言ったつもりだった。 そこから、彼は一人で行くようになった。途中で彼女と合流している。 気がない女と毎朝学校に行ってたの? ……期待させないでよ。 制服のポケットから飴を取り出した。 アイツの顔を思い出すけど、でもこの飴には甘い思い出も、そして新たに苦い思い出も混じっているような気がするから。 口に飴玉を放り込んだ。 __やっぱりあなたのことが、忘れられない。

短編小説みんなの答え:2

終電間際。あなたを待つ。

ブォーーーン 間もなく、本日最終列車出発いたします。足元、大雨の影響で大変滑りやすくなっておりますので、お気をつけください。 秋の夜。 最終列車にのらず、ホームで、一人。座っている女性がいた。 周りを見渡したあと、近くにある公衆電話に百円をいれ、電話を始めた。 だが、相手は出ていないらしく、悲しい顔をしながら、立ち尽くしていた。 すると、少し離れたところにある伝言板に、 ーまってるから、ずっとー という文を書き始めた。 その女性の顔からは何粒もの涙が落ちていった。 最後に、 ー終電間際にあなたを待つー と、かいて、女性は消えてしまった。 女性が座っていたベンチには、 桜の花びらが一枚。 公衆電話にも、一枚。 伝言板にも、一枚。 季節外れの桜があった。 それを見つけたある男性が、一粒の大きな涙をながし、 ーもう少し待ってて欲しいー と、伝言板にかいた。 そして、男性が消えたあと、そこには、向日葵の花びらが2枚。あった。 季節外れの桜と向日葵。 春に華麗に咲く桜。 夏に華やかに咲く向日葵。 2人が会えるときは来るのだろうか。    

短編小説みんなの答え:1

壊れたスマホで。

このスマホで、恋をした。  見えるはずもない画面に写ったあなた。 他のアプリは起動できず、一人ぼっちの私に。 あなたは光を与えてくれた。 このスマホは、雨の日に、あなたに会いたくて。 無茶をして、それでも会いたくて走っていたときに、 落として、壊してしまった。 もうあなたには会えないのだろう。 そう思っていたのに、現れた。 やっぱり、結ばれる運命なのだろうか? 画面が真っ暗になった途端、あなたは消えた。 はずだった。 なのにまた現れて、私を、中毒に陥らせる。 なんで? また、私は、壊れた (上へ戻る)

短編小説みんなの答え:1

砂時計の中のひと粒

みんな、砂時計って知ってるよね? 砂時計は合わされた時間をはかるもの。 その中のひと粒って、とても小さいし、ひと粒なくても変わらなさそうだ。   そう考えた、ある砂時計の中の砂がいた。 そうだ、別に俺がいなくたってみんな気づかまい。 そう言うと、ひと粒の砂は砂時計の中から飛び出した。 砂時計の外は、ひと粒の砂が思っていたのと全く違った。 いろいろな砂があり、個性豊かだった。 驚いたひと粒の砂は、さっきまでいた砂時計を見た。 自分だけが見れていいのか、助け合ってきた仲間がいるのに…。 急に自分が今一人だと分かる。 砂は、きた道を戻った。 走って走って、自分の本当の時間を知った。

短編小説みんなの答え:3

間違っていたのは。

桜の木の下で笑う。 そんな君に恋をした。 付き合うのにOKをもらい、お付き合いさせていただけた。 ーなのに、胸がこんなに苦しいのはどうしてだろうー 普通のカップルと同じような行動をし、自分たちは幸せだった。 なのに、普通じゃない。おかしい。かわいそう。という声が聞こえるのはなぜだろう。 幸せだったから、僕らは結婚をしたかった。 なのに、周りの人からの許可がもらえない。 そして、国からも許可をもらえない。 僕らは結ばれないのだろうか。 間違っていたのは、僕らなのだろうか。 間違っていたのは、周りなのだろうか。 ー説明ー この2人は同棲カップルです。 自分たちは幸せなのに、周りの人や国から許可が得られず、夢を叶えられずにいる。

短編小説みんなの答え:0

明けない夜に祝福を

さぁ、この川に何を流そうか? 静かに流れる紅い川に 涙はいらないな 涙なんて飲み込まれて紅くなって 流したかどうかもわかんなくなっちゃう それにね 私は君に笑顔でいてほしいの 君は泣きながら 「ごめんね」しか言わないけど 私はちゃんと君に 「ごめんね」も 「ありがとう」も ちゃんと言った 笑ってよ お願い 笑って 私そろそろ 何も言えなくなっちゃうよ その前に 笑ってほしい だから 「愛してるよ」 君の頬の川を 私の手でせき止めて拭って 君は笑ってくれた ありがとう 笑ってくれて おやすみ 私の愛しい君 私の明けない夜に どうか君の祝福を

短編小説みんなの答え:3

魔法の言葉

俺はレン。中学2年生だ 俺は小学1年の時に母を亡くした。 それ以降、父と暮らしている。 「いってきま~す」 いつものように家を出た 學校につくと、初めて見る人がいた (誰だろう) そう思いながら俺は自分のクラスに行き席に着いた 何気ない朝。 俺は用意をし授業が始まるまで復習をしていた 先生が来ると 「皆さ~ん、今日は転校生が来ました。田中 湊さんです」 突然の報告に驚いたが、少しうれしかった すると俺の頭の中で、朝会った見知らぬ人が思い浮かんだ。 (あれ、この人だったのかな)そう思いつつ、人と話すのが苦手な俺はそっと転校生を見つめた 昼休み、転校生に友達が出来たようで友達と何かを話していた。 そっと聞いてみると、 「なあ、俺さあ昨日夢見たんだけど、その内容が不思議なもので」 「なになに?」」 「俺は知らないんだけど、関公園という公園で何か魔法の言葉を言うと亡くなった人の声が聞こえるらしいよ」 「え?魔法の言葉って?」 「それは知らないな」 「へえ、ちょっと怖いな」 その話を聞いた瞬間、俺はピンときた (もしかしたら母さんの声が聞こえないかな...) そして学校が終わり、家へ帰った。 「おかえり」 父の言葉を無視して自分の部屋へ行き 関公園について検索した。 しかし検索しても見つからない すると一つのサイトが そこには関公園の場所があった 家からそんなに遠くない 明日は祝日なので行ってみることにした。 ~翌日~ 朝起きたら支度をして出発をした 想像以上の長旅だった。 公園についた。あとは「魔法の言葉」を言うだけ しかし「魔法の言葉」というのが思いつかない 考えた。 すると、誰かが教えてくれたような気がした。 亡くなった人の好きだった言葉 そう思った 俺は鮮明に覚えている。母が好きな言葉を そして俺は 「レン!」と大きな声で言った すると、 「また会えたね。大きくなったね。あの時はごめんね...」 そう聞こえた気がした。 そして俺は 「ありがとう。これからもよろしくね。」 そう呟いて、公園を去った

短編小説みんなの答え:4

死神さん

死神さん ――死神さん、僕を殺して―― 暗い部屋の中。聞こえるのは、泣き声と、ドアを叩く音。 ねえ、お母さん。僕のことなんて忘れて一人になってよ。 その方が幸せでしょう? カーテンを開けると、一筋の光が差し込む。 その光が照らす先、部屋の床にある1枚のチラシ。 「死神募集中!時給50000円~」 私には、この意味は分からない。 ただ、何か忘れている気がして。 ただ、何か思い出せる気がして。 お母さんの部屋から持ってきたものだった。 実際、「死神」というものがこの世に存在するのか。 子供が悪戯で書いたものかもしれない。 でも、もし、「死神」というものがこの世に存在するのなら、 私には一つ願いがある。 「死神さん、僕を殺して。」 どこからか、君の声が聞こえた。 助けを求めるような、全て諦めたような。 俺は、人の死を操ることができる。 だけど、君の願い通りに殺すことなんてできないんだよ。 こんな俺で、ごめんな。 ドアを叩く音が強くなった。 「お願い、開けて。あなたに会いたいという人がいるの。」 その言葉を聞いて、僕はすぐにドアを開けた。 そこにいたのは――人間――。 少しでも期待した自分が馬鹿らしい。 その人間は、「二人で話したい」と言って、部屋に入って来た。 「俺のこと、覚えてるか?」と聞かれても、見覚えのない姿を 前に、「いいえ」と答える。 「そう、だよな。俺から言えるのは一つ。 君はもう、死ねない体になったんだよ。」それからは、 いくら質問しても、「言えない」の一点張りだった。 そして、「じゃあな。」とだけ言い残して部屋を出ていった。 その部屋に籠って、約一ヶ月。 いつものようにテレビをつけると、世界を騒がせるニュースが 放送されていた。 この世界にたった一人、死神が存在したこと。 死神は人間の男性の姿をしていたこと。 そして、一ヶ月ほど前に、母と妹と話したことを最後に、 自らを呪い殺したこと。 この話は、「死神」の母が世間に明かしたそうだ。 その瞬間、私は全てを思い出した。 ――大好きな、お兄ちゃん―― 床に落ちたチラシの裏面。 「死神になれば、誰でも簡単に呪い殺すことができます。 しかし、あなたの一番大切に思っている人を殺すことはできません。 また、今まで出会ってきた人は幸福になります。 それと同時に、その人はあなたのことを忘れるでしょう。」

短編小説みんなの答え:5

声が聞こえていなくても― #恋愛 #聴覚障害男子

「いっ急がないとっ」 私、中学1年生の目黒薺(めぐろなずな)は、焦って走っていた。 「中学生初日から遅刻したら、半端なく引かれるッ」 アラームが、今日の朝6時にセットしたはずなのに、今日の夜18時にセットしていたのだ。 学校が遠くの方に見えてきたその時。 ドーン。 誰かとぶつかってしまった。 「ご、ごめんなさいっ」 私は驚いて、頭を下げた。 相手を見ると、高身長のイケメンの男子であった。 自分より同級生か年上という感じだ。 「…」 その人は黙っていた。状況が呑み込めていないようだ。 落としていたのは…タピオカジュースだった。 「ほげぇぇぇーーー!!!これ、最近令和商店街に出来たジュース屋さんの高いタピオカジュースじゃん!?いや、本当にごめんなさい、罰金はいくらでも払いますんでぇぇぇ」 その人は、ポケットからメモ帳とペンを出して、何かを書いて見せてきた。 ≪大丈夫!これくらい安いし!≫ 「え…」 男の人は白い歯を見せて笑うと、どこかへ行ってしまった。 「はっ、学校!」 私は急いで学校へ向かったのだった。 「ギリセーッフ」 私は着くのと同時にチャイムが鳴った。 「今回、クラスメイトについて話があります。こちらは湖川蒔(こがわまき)君です。」 私は目を丸くした。それは、ついさっきぶつかった高身長イケメン男子だったからだ。 「…そして、湖川君は、耳が聞こえません。なので、喋れません。」 私は驚いた。…だから、今日はメモしてくれたのか… 「せっかくイケメンなのにざんねーん」「これじゃ話しかけても意味無いじゃん」 私は、女子たちのコソコソ話に無性に腹が立った。 「席は、目黒の隣な。」 先生はそう言うと、早速授業を始めてしまう。 ≪今朝はごめん。あと、ペアよろしく。≫ そうノートに書いて見せると、蒔君は一瞬戸惑ったが、すぐ笑った。 蒔君は、良い子なんだと思う。 休み時間、蒔君は一人だった。 誰とも話せないから、誰も寄って来てくれない。ずーっと頬杖をついて、青空を見ている。 「蒔君」 蒔君は振り返らない。聞こえないからだ。 だが、不用意に触ると、驚くだろう。 蒔君の前に顔をひょっこりと出した。 ≪蒔君、一人なら私と遊ぶ?≫ 私はそう書いたノートを見せると、蒔君の瞳は光り輝いた。 「あああああクッソオオオ!!!」 私はクラス中に響き渡るような声で何度も叫んだ。 ≪蒔君意外とババ抜き強い≫ ≪ありがと(笑)≫ こんな些細なやり取りでも、蒔君と繋がっているように思えた。 そんな毎日が続くのであった。 帰り道。いつものように蒔君と歩いていると。 「―キ」 蒔君が何か言ったような気がして、隣を見た。 蒔君が喋る…?そ、そんなわけない。 すると、蒔君は、私の顔を手でこちらに向かせた。 「…ナ…ズナ…ガ………ス、キ―」 それは、明らかに、蒔君の口から発せられていた。 私の目から涙が出ていた。 私は、長い時間練習してきた手話で、こう告げた。 「私は、蒔君のこと、好き。」 蒔君は、一瞬目を丸くして、少し涙目になったが、白い歯を見せて笑顔を見せた。 ―この笑顔、ズルいよね… 蒔君は、耳が聞こえなくても、私の心の声は、聞こえてるんだよね―

短編小説みんなの答え:2

遥か彼方に、キミの声。

私をあの世界に縛り付ける鎖は、誰にもほどけない。 キミでさえも。 私は、神田美月(かんだみつき) 、高校2年生。 そして、異世界の巫女。 神の力を借り、穢れを祓い、清める...それが、私の日常だった。 私と依頼人の二人。暗い部屋で、炎の明かりが三つ四つ、ちらちらと燃える。 そんな光景しか見てこなかった。 この世界へ来るまでは。 私は初めて、学校という所に来た。4月ーーしんがっき、から。 勉強はある程度叩き込まれていたので、ついていけない、という心配はなさそうだ。 嬉しいことに、早速"お友達"もできたのだ。えへん。 「みーつーき!一緒に帰ろ?」 彼女は、竹崎璃子(たけざきりこ)。おなじ組の友達だ。 まだ彼女には、私が巫女であること、そしてこの世界に来た理由は伝えていない。 ...伝えたくない。二度と会えないなんてこと。 私がこの世界へ来た理由はーーやっぱり、穢れを祓うこと。といっても、もとの世界の穢れと違って、この世界の穢れと元の世界の穢れが混じった厄介なやつ。 私は放課後、日々、それらと戦わなければならない。皆には内緒で。 今日も、例外ではない。璃子と帰ったあと、私は戦いに赴く。 祓わなければいけない必要量を祓ったら、元の世界へ戻らなければならない。 でも、戦わなければならない。 ごめんね、璃子。 それから私達はとても仲良くなった。 夏休みだって、普通の休日だって、私達は沢山遊んだ。 思い出は増えていった。 その裏で、私の傷も増えていった。 クリスマスの日に、私は消えた。 もとの世界に戻ったのだ。 最後に、璃子にすべてを話して。 私の"日常"が戻ってきた。 私と依頼人の二人。暗い部屋で、炎の明かりが三つ四つ、ちらちらと燃える。 祓い終わって、依頼人が出ていって、私はひとりになる。 ふと、どこかから声が聞こえる。 「大丈夫。離れてても、心は繋がってるよ...」 最後の、璃子の、言葉。 私は確かに、聞いた。 遥か彼方に、キミの声を。 あとがき 自信作...かも 感想くれたら狂喜乱舞。

短編小説みんなの答え:7

笑って

「笑って?」 倒れている僕を上から見ていた、君に救われたんだーー その時僕は初めて笑って 大好きって言えたらいいのに 君から力が抜けているのがわかるよ だから今度は僕が言うんだ 「ねえ、笑って?」 爆発音がして君は笑って、それでも君は言ったんだよ 「君も笑って」 僕は笑って、それで、きみといっしょに宙にのぼった 終 読んでくれてありがとう!!

短編小説みんなの答え:7

心のお店 喫茶brown

お店のドアを押し開けると、ちりんとベルの音がした。それから続いて、コーヒーの苦い香り。 わたし・綾瀬真白(あやせ ましろ)は、その匂いに顔を顰めながら、その喫茶店に足を踏み入れた。 「いらっしゃいませ」 と、男の人が、お店の奥から出てくる。 「ようこそ。心の店、『喫茶brown』へ」 わたしは、勧められた椅子に腰を下ろす。 「何にします?」 男の人がメニューを持って、テーブルの横に立った。名札のに、『店主 ウィリー・ブラウン』と記されている。 「えっと……。わたし、お茶をしたいわけじゃなくて、道に迷ってしまって。たまたま、このお店を見つけたんです。櫻野高校は、どこですか?」 聞くと、ブラウンさんはにこっと笑った。 「この辺りに、そんな高校はございません。ここは、あっちの世界ですからね」 「あっちの世界……って、え!?」 わたしは、驚きすぎて、勢いよく立ち上がってしまった。あっちの世界って、あの世ってこと? 混乱しながらも、とりあえず椅子に座り直し、「どういうことですか」と問いかけた。 「ここは、天国でも地獄でもない。まだ死んでいないけれど、死にそうな方々が、来られる世界です」 信じられないけれど、そう言われると辻褄が合う。わたしは、自殺したんだ。自分の部屋で、手首を切って。 それで今、死にかけている?でも、それなら好都合。 「死ねるんですか?天国に、いけるんですか?」 「すみません。それは、できません。ここは、死にそうな人を、追い返す場所ですからね」 「え……。追い返すって、なんで!」 思わず、苛立ってしまった。 「なんで、なんでなの!もう、あんな家嫌だよっ。帰りたくない!」 声を張り上げるわたしに、ブラウンさんは笑顔を崩さない。 「あなたは、どうして自殺しようと、していたんですか?」 そんなことを言ってきた。 「わたしは……」 気がつけば、ぼろりと言葉が口から出ていた。 「うちの両親、いつも、喧嘩してて。わたしのことなんか、どうでもいいんだ。それで、イライラして。友達に、強くあたっちゃって。それで……友達がいなくなった。陰口叩かれたり、落書きされたり。直接てきな暴力とかは、されなかったけど。それでも、苦しかった。辛かった。……死にたかった」 最後の方はもう、蚊の泣くような声だった。ブラウンさんを見上げれば、まだニコリと笑っている。 それがなんだか面白くて、思わず「ふふっ」と笑ってしまった。 「なんか、スッキリしました。ありがとうございます」 「いえいえ。そのための、喫茶店ですので」 そう言いながら、ブラウンさんは身を翻した。そして、お店の奥に消えた後、何かを持って戻ってくる。 「それは……」 「『勇気の出るコーヒー』です。砂糖とミルク、たっぷりですよ」 コーヒーが、目の前に置かれる。暖かみのある湯気が、やけに安心できた。そのまま持ち上げて、口元に持っていく。 苦手なはずのコーヒーは、とても甘くて。飲んだ途端、心の奥から、熱いものが湧き上がってきた。 ……わたし、謝りたい。みんなに、怒りをぶつけたこと。冷たい態度を、取ったこと。 それから、お母さんとお父さんに、「もうやめて」って。わたしを見て、って……。 そう思ったら、涙が溢れて出た。しゃくりあげながら、わたしは立ち上がった。 「ありがとうございました。美味しかったです!」 わたしはそれだけ言うと、お店を飛び出した。どこに行くでもなく、走り続ける。 行きたい。あの世界に、戻りたい。もっと、生きたい……!! そう、強く願った途端、目の前に光る穴が現れた。わたしは迷うことなく、そこに飛び込む!眩い光が、体を包み込んだ。 光が静まって、わたしは静かに、目を開いた。 その瞬間に目に飛び込んできたのは、お母さんとお父さんの泣きそうな顔。 「真白!」 「……お母さん」 口を開くと、お母さんはわたしを思い切り抱きしめた。 「もう。何やってるのよ、真白……!自殺なんて、どうして。わたしが見つけたから、よかったけど」 「え、ここって……」 慌てて身を起こすと、ここは病室だった。 その狭い病室の中に、お父さんとお母さん、さらのはクラスメイトがいた。みんな、泣きそうになっている。 「真白ちゃん」 「綾瀬さん、大丈夫?」 「みんな……」 再び、涙が溢れた。その涙を拭いながら、やっとある言葉を口にする。 「ごめん、ごめんね。ありがとう、みんな……」

短編小説みんなの答え:1

先輩との青春

「神崎、おはよ。」 「あ、雑賀先輩!おはようございますっ!」 私に挨拶してくれたのは、雑賀海璃(さいがかいり)先輩だ。 私の1つ上の中学2年生だ。 雑賀先輩はめちゃくちゃイケメンで優しいから、 みんなからモテてるの。 私も雑賀先輩に惚れてしまった人の1人。 今は苗字呼びだけどいつか下の名前で呼ばれたい…/// 「じゃあな。」 あ、行っちゃった。 もっと話したかったけど、雑賀先輩も忙しいからなぁ。 仕方ないよぉ… 「あっ、茉詩露(ましろ)じゃん。おはよう。」 幼馴染の藤川英志(ふじかわえいじ)だ。 「おはよう。」 下の名前で呼んでくれるのは英志だけだ。 「そーいえば、雑賀先輩が茉詩露を探してたよ。」 ?? 「え?本当に言ってる?」 「うん、言いたいことがあるって。」 「あ、ありがとう。今すぐ行ってくる!」 本当に雑賀先輩が私を探してるの?? 言いたいことって何? 「あ、雑賀先輩!」 「あ、神崎…」 雑賀先輩は顔が真っ赤だった。 「今日の放課後、空いてる?」 「は、はい!空いてます!」 「じゃあ、放課後、桜の木のとこに来てくれない?」 「はいっ!わかりました!」 「じゃあ。」 なんの用事だろう? もしかして告白だったりして/// って、そんなこと絶対ない! **放課後** 桜の木のとこだよね。 雑賀先輩遅いなぁ… なんかあったのかな? あ、雑賀先輩だ。 また顔が真っ赤だ。 「神崎、お待たせ。」 「全然大丈夫です。」 「今日は言いたいことがあって…」 「はい…」 「俺、神崎のことが好きです!付き合ってください!」 「え、あ、はい!お願いします!」 「ほんとに?」 「うんっ!私も先輩のことが好き///」 まさか告白だなんて… 嬉しい…! 「これから、下の名前で呼んでいい?」 「うん、私もいい?」 「いいよ。茉詩露。」 「海璃くん。」 それから私たちは手を繋いで桜の木を見つめて、 それぞれの家に帰った。 **あとがき** 久しぶりの短編小説だったんですけどどうですか? 感想やアドバイス教えてね

短編小説みんなの答え:2

脇役の主人公ヅラ

こんにちは、俺は田中玲亜(たなかれいあ)です。 この物語の主人公らしいです。 俺は主人公系の性格でもないし、頭もスポーツも普通より多少下くらい。 ただ、こんな脇役みたいな主人公の高校二年生、俺にも流石にの彼女くらいはいる。 尾田菜々美(おだななみ)だ。 別に、菜々美に特別なところはない。 そこに惹かれただけだ。 帰る道が一緒だからいつも一緒に帰っている。 小学生かってよく言われるけど、別にいいだろっていつも思っている。 ま、自己紹介はこれで終わり。 ちょっと長かったかな?まぁいーよね いつもの帰り道――― 「なぁ、菜々美」 「ん」 「いや、うーんと…いやあのーーあ!そうそう今日、何かある?」 「塾とかのこと?えーと…今日はないよ」 「えと、じゃ、どっか行く?」 「おお、それいいじゃん行こ行こーー」 我ながら何気ない会話だなー。 さっき「うーんと…」って言ってたのは、伝えようか迷ったから。 告白したとき以来『好きだ』って事を伝えていない。 だからそれを言おうと思ったけど心の準備が足りなくて言えなかったわ…。 いつか言おうと思ってるんだけどね。 俺たちは同じ駅から同じ電車に乗る。 駅前は道路が多いから横断歩道も多い。 信号が赤になって俺たちは横断歩道の前で止まった。 「相変わらず車通りが多いなぁ」 「ホントだねーー」 駅の時計をふと見ると、四時。 「あ、もう四時だ」 「ホントだ!ね、今日どっか行くんでしょ?早くしないと駄目じゃん!」 「確かに」 「早く行こー!」 菜々美が駆け足で信号が青になった横断歩道を走り始めた。 「…!」 俺は菜々美のところへ行こうとしたが足が動かない。 菜々美の横から、トラックが…!! まるでその時間だけスローモーションに感じた。 どうする…どうする…。 怖くて声も出ない。 俺の弱虫が!クソ!何も出来ないでどうするんだよ! こういうとき主人公だったら… ヒロインの菜々美をかばうんだろ!行けよ! っていうか俺、この話の主人公なんだろ!おい! なんで…俺は綺麗事の物語の主人公何かと比べてんだよ! 俺は涙が出てきた。 「菜々美ー!横!よk…」 声が出ない…振り絞って出た声が…。 トラックに轢かれて、血だらけになって、横たわって、辛そうにしている菜々美。 菜々美のところまで行くのが精一杯だった。 「れーくん(玲亜)…私、もう、死んじゃう。」 「ば…か そんな事言うなよ」 「誰よりも私が分かるの…分かりたくなくても…れーくん…怖い…ま…だ…」 「死ぬなよばか!絶対に生きろって!」 「ま……だ…死にたく…ないよ」 「菜々美っ」 俺は菜々美の手を握ってあげることしか出来ない。 せめて…これだけでも… 「菜々美!菜々美が死ぬ前に…これだけ…言わせてくれ」 「な…ぁ…に?」 「好きだ…死んでも…忘れないし…あ…あ…愛してるし…///」 「ふふっ あ…りが…t…」 「せめてさ、ここだけでも主人公ヅラさせてくれよ。」 冷たくなった菜々美の横で涙を流しながら、脇役の俺は主人公ヅラをする。 最後まで読んでくれてありがとうございました! さやえんどぉ、名前覚えてねー!

短編小説みんなの答え:1

1人前のスパイとして、やるべきことは

私の名前は高橋鈴龍(たかはしすずり) スパイ学園で育った。育ての親は スパイ学園の校長だ。生みの親ではない 私は2500年に起きた世界大震災で1番の 被害を受けた日本、北海道に住んでいた この大震災では日本を中心に大地震が 起き、ほぼ世界中に被害がでた。 特に日本はとても酷い被害を受け、 今の日本はもはや日本ではない。 日本は前例がないくらいのとても 大きな津波が襲い、生存者はいない。と いうことになっている。助かったのは ちょうどその頃に海外に旅行に  行っていた人達だ。だが、海外でも 多くの被害を受け、生きている日本人は 10人いるのかいないのかぐらいだ。 私はその時1歳で双子の弟と共に海外に 旅行中だった。だが、そこでもとても 大きな被害を受け親は崩れてきた瓦礫の 下敷きになった。私達の身代わりに。 私達はその頃ちょうどそこで スパイ活動をしていた、 milky(ミルキー)に救われた。 milkyは勿論、ニックネーム。スパイは 本名を大事な人にしか あかしてはいけない。milkyはプロの スパイになるために訓練中の スパイ学園の生徒だった。milkyは、 校則を破ってまで私達を連れて 帰ってくれた。でも、それがバレて、 milkyは処分を受けた。だが、校長が その罪を軽くし私達を引き取ってくれた milkyの本名は美霊(みれい)だ。 私は、私達のような子を救うために 今日もスパイになるために訓練に励む。 たった1人の本当の家族、双子の弟の 鈴綾(すずあ)と共に。 この世界をかえると誓う。変えてみせる それを読み終え私は10年前に書いた 日記を閉じた。今、私達は22歳。 血のにじむような努力をした。毎日、 鈴綾と共に。 もう私は1人前のプロのスパイだ。  私はカルネ、鈴綾はリンネという ニックネームを校長につけて貰った。 1人前のプロのスパイになると 貰えるんだ。由来は鈴って鐘のような 音をだすことからカルネ。 鈴綾は鈴ってリンリンって鳴ることから 私と似ているリンネだそうだ。 私はあの誓いを忘れない。絶対に。 これからも私は鈴綾と共にこの世を 変えていく。 私達のような子を救うために。

短編小説みんなの答え:5

待っててください!

私は、天川おと。小6だ。 私には憧れの先生がいる。 涼風先生。 先生は可愛くて、優しくて 不登校だった私を学校に来れるようにしてくれた。 この一年は楽しかった。だけどもう卒業の時期が迫ってきた。 「涼風先生ーっ」 「どうしたの?おとちゃん」 「卒業したくないよ」 「月詠も!」 親友の月詠(つきよ)が抱きついてきた。 「ちょっと月詠っ、びっくりしたー。」 心臓が止まるかと思ったよ。 「月詠は留年してでもいいから小学校に残りたいよーっ」 「先生もみんなが卒業するのは寂しいよ。でも、みんなが新しい道へ行くんだもん。先生は応援してるよー。」 ついに卒業式の日だ。 「月詠、一年間ありがとう!」 私は月詠に感謝を告げる。学校が楽しかったのは、月詠がいたから。 でも、月詠は私立中学に行ってしまう。 「こちらこそありがとう。おとちゃんと一緒に入られてよかった」 「あっ、そろそろ本番だね。私、絶対泣いちゃうよ。」 二人で笑いあった。 卒業式が終わって、教室に帰った。 「皆さん、お疲れ様でした。」 涼風先生が言う。 「小学校生活は楽しかったですか?」 「先生は、皆さんのことを応援しています。」 涙が止まらない。この時の記憶はほとんどない。 今日は月詠の家族と私の家族は一緒に帰る約束をしていた。 「おとちゃん」 「どうしたの?」 「涼風先生にお礼、言わなくていいの?」 「え、でも月詠のお母さんとかも巻き込んじゃうし…」 「大丈夫!お母さんには伝えておくからさ。」 「わかった、月詠、ありがとう!」 私は走り出した。先生は多分教室にいるはず… 階段を登って、角を曲がって… 思い出が溢れ出して、また涙が出そうになる。 六年二組の教室だ。 ドアを開けると… いた! 「涼風先生!」 「どうしたの、おとちゃん」 「一年間ありがとうございました。」 「あと、先生のお陰で、私は学校に来ることができました。その時、思ったんです。私も先生になって、私みたいな子を救いたいなって、涼風先生みたいになりたいなって。」 「おとちゃん、ありがとう。中学生になっても、頑張ってね。先生は、応援してるから。」 「はい!私、絶対、先生になって、会いに来ます!だから、待っててください!」 ─ ─ ─ ─ 読んでくれてありがと! 感想待ってる.

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