短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
見えない羽
「ちょっと待って!もう一回、考え直してよ!」 屋上の柵の向こう側に立つ、親友の結奈(ゆな)に、わたしは声を荒げる。 「ごめん、悪かった。いじめを見て見ぬ振りした、わたしが悪かった。だからさ、お願い!戻ってきて!」 必死に、呼びかける。少しの間が空いて、結奈が振り返った。その顔は、ひどく寂しそうで、それと同時に、怯えの気持ちが伺えた。 「千夏(ちか)」 結奈が、わたしの名前を呼ぶ。 「な、なに?」 「……わたしの分まで、生きてね」 その言葉を残すと、結奈は一歩踏み出した。 一瞬で、結奈の姿が見えなくなる。 声にならない悲鳴が、喉から飛び出た。 死ぬ物狂いで駆け出して、柵から身を乗り出す。 そこにはもう、結奈の姿はなかった。 「ゆ、な…………結奈ぁ……」 膝から力が抜けて、ガクンとへたり込む。 ごめん。ごめんねぇ、結奈。そこまで苦しんでるなんて、わたし知らなかった。 結奈。楽しかった。初めて遊んだ場所、ショッピングモール。お揃いのキーホルダー、買ったよね。あれ、まだ付けてるよ。 ああ、楽しかったな。ありがとう、結奈。それから、さよなら……。 涙が目から、溢れそうになった、その時だった。 突然、目の前が明るくなった。 目を開けば、目の前には結奈が飛んでいた。 それだけじゃない。背中には羽が生えていて、結奈の周りはうっすら光っていた。 「………え。ゆ、結奈……?どうして、なんで……」 結奈は、わたしに笑いかけた。かと思うと、すぐに涙目になる。 「うっ、うっ……」としゃくりあげたかと思うと、わっと泣き崩れてしまった。 「ち……千夏ぁ」 「結奈、結奈」 わたしは、訳がわからず結奈を抱きしめた。 結奈は、わたしの背中に手を回すと、泣きながら言った。 「や、やっぱり……うぇっ……死にたく……ないよぉー」 「えーん」と泣きながらも、しっかりと。 「もっと……もっと、生きたい……っ。千夏と……思い出、作りたい……!」 「結奈っ」 わたしは再び、強く抱きしめた。 見えない羽。それが、結奈とわたしの絆を、強くしてくれた。 わたしはこれからも、結奈と親友でいる。 そんな気持ちを込めて、わたしは誓った。 「ずっと、一緒だよ……結奈!」
結ばれるはずのない恋をあなたと。
高橋杏奈、高校1年生。今日から新しい日常が始まる。ワクワクと緊張が混じった不思議な気持ちで、教室に入る。 驚いた。この世にあんなに綺麗な人がいるなんて。あまりの美しさに、手が震える。 彼女は百瀬美麗。サラサラな髪、真っ白な肌、ぷっくりとした唇、まさに女神のような人だった。 そんな彼女に見惚れていると、彼女が「大丈夫ですか?」と声をかけてきてくれた。 私は動揺し、「え、あ、だ、大丈夫れふっ!あっ!…///」と、恥ずかしい姿を見せてしまった。「ふふっ、杏奈さん可愛い!」体がフット軽くなったような気がした。ストン、何かが落ちたような音がし、ドクン、ドクンと血が全身を駆け巡らせ、心臓の鼓動が早くなる。 私は、同性の女の子に恋をしてしまった。それから彼女のことを視線で追ってしまい、よく目が合うようになっていた。 月日は経ち、私は彼女と友達になることができた。お出かけをしたり、杏奈ちゃん、美麗ちゃんと呼び合える仲にまでになった。だが、最近ある噂がある。美麗ちゃんが、3年生の宗介先輩とお付き合いをしているという噂。 美麗ちゃんは「付き合ってないよー」と言うが、本当は付き合っているかもしれない、そう考えると、胸が苦しくなる。 ある日、私は部活の片付けで帰りが遅くなってしまった。廊下を歩いている途中の掲示板を見ていると、裏に何かの紙が挟まっているのが見えた。その紙は、美麗ちゃんと宗介先輩の2ショット写真だった。 私はみるみるうちに胸が締め付けられるような苦しさに溺れ、座り込んで涙を流してしまった。やっぱり、私の恋は片思いで終わるんだ、結ばれることはないんだ、そう考えると、どんどん涙が溢れてくる。 「杏奈ちゃん?どうしたの?」聞き覚えのある、優しい声。美麗ちゃんがそこに立っていた。美麗ちゃんは私の手元を見て、「その写真…やっぱり、宗介さんのことが好きなんだね。私のことなんか興味ないよね」そう言い、写真をビリビリに破いた。私は写真より、美麗ちゃんの言葉に戸惑っていた。「美麗ちゃん…?今、なんて言ったの?」「…私、杏奈ちゃんのことが好き。初めて会った時からずっと…好きだったの」予想外の言葉に、驚きが隠せなかった。「美麗ちゃん、それ本当…?」「本当じゃなかったら言わないよ//」嬉しいと同時に、涙が溢れてきた。「私も、美麗ちゃんのことがずっと好きだった…美麗ちゃんの全てが好き」 それから私たちは付き合い、私たちの青春ライフを楽しんでいる。これからも、その先もずっと… 読んでくれてありがとうございました!同性愛をしている人のエールになれたら良いなと思います。
海という名の宝石
海なんてもう入らない。そう決めたんだ。 私は水木美雨(みずきみう)。 両親は海辺で「海の家」を経営している。 私もたまに、手伝うんだ。 今は真夏。この海に来る観光客は多い。 そんな沢山の人の中で、視界に入ったのは… (…学校の制服?…えっえっ、海に入るの!?待って待って待って) 普通の服で海に入ると洗濯が大変なんだよー! 「ちょっと君!制服で入らないでよ!?」 「んー?あ、ごめんね」 制服姿の、白銀の髪色の男の子。結構イケメン。 (…あれ) 私と同じ学校の制服だけど…こんな人いたっけ…? 「興奮しちゃった。引っ越してきたばっかりだからさ」 「へぇ……海、好きなの?」 「うん。てか、好きになる以外方法はないでしょ!」 彼は目を輝かせていった。 …そんな目を見て、私は泣きそうになる。 「…海は、嫌いだ」 私はそう呟いてその場を去った。 元々私は海に潜るのが大好きだった。 時間があれば水着に着替えて潜っていた。 …そんなある日のことだった。 私は浜から少し離れたところを泳いでいた。 そして水の中に、ぷかぷかと漂うビニールのようなものがあった。 あまりにも綺麗だったから、私はそれに近づいた。 それに触れると、指先が一瞬、ちくっとして。 しばらくすると、体全身が痺れ始めた。 そう…そのビニールのようなものは、毒を持ったクラゲだった。 水面に顔を出しても、息がしづらくなって。 私はそのまま溺れかけた。 運良く周りにいた人が助けてくれたからよかったけど、 そのクラゲは相当な猛毒を持っている種類だったようで、 私は死にかけた。 その日から決めたんだ。…もう、海には入らないって。 「この前ここに引っ越してきました!夏希界叶(なつきかいと)です!」 …昨日のイケメンくんじゃん。 (転校してきたことはなんとなくわかったけど、まさか同じクラスとはね…) 「…ん?あれ!昨日の子じゃん!」 「あ、えっと、うん」 「美雨ちゃんていうのねーよろしくー」 「うん…」 「美雨ちゃん。一緒に昼飯食お」 「え、えー…うん、いいけど」 「美雨ちゃんて、海嫌いなの?」 (…めちゃくちゃ直球) 「嫌い…っちゃ嫌いだけど…」 「へぇ…僕は好きだよ。あ、昨日言ったか。あはは」 …海は…好きだったけど… 海に命を奪われかけたからね… 「…美雨ちゃんに何があったかは知らないけどさ。海、好きじゃないの?」 「何回聞いてくるの…海は…いやなの」 「…そっか。でもさ、海の中って、キラキラしてるよね」 (…キラキラ…?) 「普通の水では感じられない青さ、空から差し込む光。波が動くことによって、その光もうねうねしながら輝くんだ」 私は驚いた。 海って、そんなだったっけ…? 「体にまとわりつく冷たさも心地いいし、楽しく踊っている魚たちも綺麗」 界叶くんはにっこりと笑って言った。 「海って、まるで宝石だよね!」 その一言に、心が少し揺らいだ気がした。 夜、私は砂浜に座って海を眺めていた。 (…宝石……) 夜の海は、界叶くんが言ったことがあまり起こらない。 月の光が海で輝くことはない。私は知っている。 なぜか、胸の辺りがざわざわした。 ぐちゃぐちゃな気持ちになって、むしゃくしゃしてそこらへんの貝殻を海に投げ込んだ。 …その瞬間だった。 貝殻が落ちたところを中心に波紋が広がっていく。 そして、その波がキラキラと輝き始めた。 「……夜光虫だ…」 …昼間とは違う海。 そこには、また違うキラキラがある。 私は自然と海に近づいていった。 そうして、海水に手をつけてみた。 夜の海水は、ひんやりと冷たかった。 …でも、その冷たさの奥に、温もりを感じた。 「…海って、宝石みたいだなぁ…」
不治の病
私は、山本 利和(やまもと りわ Age 16)。普通の中学三年生!・・・だったけど、あの日までは普通だったの。 ある日、手の甲にね、動物の柄が朝起きたらあったの。 親に相談したけど、「なんだ、またドッキリか?」と言われて信じられてない・・・ しぶしぶ手ぶくろを両手につけて通学路を歩く。 いつも通りいじめっ子が向こうから歩いて来る。 (うわ、また嫌味とか言われるよ・・・) 予想通り、 いじめっ子「何手ぶくろつけてるの?あ、もしかして~プププ」 私「そういう理由じゃないし」 スタタタタタ(いじめっ子から遠ざかろうとする) いじめっ子「ふーん。逃げるんだ。まあこんなもんにしてあげるw」 ムカつく・・・けどあと一年耐えろ私。高校で別々になれるぞ! 学校が目の前にある所まできた。 (結構キツイ・・・) そう毎日思って、学校は行きたくない感じになるけど、私には好きな人がいる。 その名前は、 藤田 真郷。 運動も、料理も、勉強も、全て完璧にできるから、周りの女子からも好かれている。 クラスも同じだから、付き合うチャンス!でも、チャンスはあと一年だけ、しかもなんかの病気にかかったし。 でも彼はいつも通り挨拶をしてくれる。 「おはよう」 と。 彼にかかった病気を相談してみると、彼の肌が青ざめた。 「その特徴に当てはまるのは・・・」 私「何?何の病気!?」 「世にも珍しい不治の・・・病、「動物病」だ。」 なんと、それは、不治の病だった。 それも、養分を吸い尽くした時に・・・そういう事だ。 彼は、病院に連れて行ってくれた。 周りの女子の視線がちらつくけど。 彼はいつも見舞いに来てくれる。 「花、持ってきたぞ」 彼の手には108本の薔薇が握られていた。 私「ありがとう。 けど、このまま学校、行けなくなるのは寂しい。」 ピ、ピ、ピ、と心音モニターが鳴る。 私「いつかこの音がツー、ツー、ツー、って鳴る・・・」 「そんな辛い事考えるなよ。」 私「う、うん。」 そういう事を毎日、毎日、彼と話していた。 ある日、彼がこんなことを言った。 「折角だから、お前の叶えたい事を叶えるよ。出来なくても、また頑張るから」 私「いいの? じゃあ、」 私「付き合ってください・・・(小声」 「いいぞ」 やった、言えた。 翌々日、不治の病の予防薬ができた。 みるみる体調が良くなり、退院することができた。 私と彼は、もっと幸せに、学校で、今日も、過ごしています・・・。 終わり どうでしょうか、ちょっとめちゃくちゃになってしまいましたが、感想を教えてください。 じゃあ、これで!
闇の契り
ある晩、月明かりに照らされた古い学校の校舎で、結衣(ゆい)と菜乃花(なのか)は密かに集まっていた。彼女たちは最近、学校の周りで起こる不気味な噂について調べていた。 「結衣、このまま調査を進めていくと、何か怖いことが起きそうだよね」と菜乃花は心配そうに言った。 結衣は小さくうなずきながら答えた。「でも、この学校にはなにか秘密が隠されているんじゃないかと思うの。私たちで真相を解明してみせるのよ!」 不安と興奮が入り混じった気持ちを抱えながら、二人は校舎の中へ忍び込んだ。廊下は薄暗く、風が心地よくひんやりと吹き抜けている。 すると、突然、二人の前に突如として現れた謎の男が立ち塞がった。「おやおや、何者かわからない人間がうろついているとは。あなたたち、近づいてはいけない場所に立っているのですよ」と男は冷たい声で警告した。 結衣と菜乃花は驚きながらも勇気を振り絞り、男に声をかけた。「どうして私たちがここにいるか知っているの?この学校には何か秘密があるんでしょう?」 男は嘲笑うように笑いながら言った。「この学校には昔、悲劇が起きたのですよ。私はその悲劇の犠牲者そのものなのです。もし、私たちと契約を交わせば、真実を教えて差し上げましょう」 結衣と菜乃花は迷いながらも、何かを解明するために男との契約を決めた。その瞬間、学校中に不気味な音が響き渡り、結衣の耳に異様な声が聞こえるようになった。 数日後、結衣の家で菜乃花の消息が途絶えてしまったことが発覚する。絶望に打ちひしがれながらも、結衣は菜乃花を助けるために契約を交わした男を訪ねた。 しかし、彼は冷笑するだけで何も教えてくれなかった。絶望に打ちひしがれた結衣は、男を無視して再び学校の校舎へと向かった。 闇が彼女を包み込み、奇妙な存在の気配が近づいてくる。結衣が進むにつれ、不気味な光が発生し、そこには菜乃花の姿があった。彼女は幽鬼と化し、微笑みながら結衣に言った。 「結衣、私もあなたも、この学校にとどまる運命なの。闇の契りは破れないと知って」
私の一生
こんにちは。私は理亜(32歳)です。母(翔子)がある日からつけた日記を選んで小説にしたので、見てほしいです。 5月17日 雨 がんと診断された。大腸がんだそう。発見が遅かったため、余命1年と言われた。すぐに、入院が決まった。 8月17日 晴 入院から2か月。医師から余命が長くなったと言われる。とても嬉しかった。 8月29日 曇 6歳になった孫(周平)が来た。10歳の孫(沙雪)も来て、きつねダンスを踊った。とても楽しかった。 9月4日 雨/曇 紅葉がきれい。この美しさを見れるのも、あと何回だろう。 12月31日 雪 年越し。来年は除夜の鐘を突きたい。 1月1日 雪 明けましておめでとうございます。年賀状がたくさん届いた。応援メッセージが多く、励まされた。 2月6日 晴 医師から手術をしなければいけない、と言われた。手術は、明日。怖い。 3月6日 雪 手術から1か月。手術は成功したが、医師から余命半月と言われる。精神面が厳しい。6歳の孫のランドセル姿を見たい。 3月27日 曇 周平の卒園式。動画が送られた。卒園、おめでとう。 4月6日 晴 余命半月と言われたが、あれから1か月経った。周平の入学式。これも動画が送られた。ランドセル姿を見れて良かった。 5月15日 雨 医師に余命3日と言われる。まだやり残したことがありすぎる。今日が65歳の誕生日なのに。悲しい。 5月16日 雨 主人(一郎さん)へ 家事ができない私と結婚してくれてありがとう。 娘(理亜)、息子(蓮)へ お母さんより長生きしてね。 この日記を小説にしてください。 周平、沙雪へ 二人ともランドセル姿は見れたけど、結婚式は見れなくて残念だよ。 親戚の皆さんや、友達へ これからも主人、娘、息子、孫と仲良くしていってください。 5月17日 雨 みんな、私みたいにやり残したことが無いように、充実した日々を過ごしてください。 それが、私の願いです。 5月18日 雨 さようなら 終
あきらめないで。 その一言で
「頑張れー!」 今日は運動会。 私の名前は宮日唯乃 (みやびゆの) とか話してるうちにリレーのバトン渡された 「頑張れ!ゆの!」 友達の蘭に応援され なんやかんや 走って 走って 走って んで、結局 私達 紅組 は 負けるんだよね。 私がアンカーだから最後まで走んないと.. 疲れた。 結局負けるから あきらめよ .. 「あきらめるなよっ!」 「‥っ…?!」 紅組で同じクラスでイケメンの川上くん?! 「‥」 「あきらめんなよ!もう終わりか?!正気じゃねえよ!!」 「ぅ、、、ん..」 初めて応援してくれた..// 川上くん は 私の 好 き 、な 、、 人 .// だから__ 川上くんの希望に答えたい! 絶対に!!!! タッタッタッタッタッタッ.. 走る足音が通り過ぎていく 初めての爽快感だ… 白組追い越して 「ゴール!!おめでとう!」 あの言葉は私を救ってくれた。 そしてあの人も私を救ってくれた 心の恩人である だいぶ前の運動会の事だったけど今日 2月14日、思いを伝えようと決心した 「か、か、かかか、川上くん!!」 「どうしたの?唯乃。」 「ほほほほ、ほ、放課後話があるんだけどいいかな..?」 「うん!もちろんいいよ!俺も話がある..」 放課後 「かかかか、川上くん!」 「そ、その、同じクラスになたときからずーっとずっとずっと好きでした!..//」 「、、俺も唯乃のことずーっとずっとずっと好きだったよ .. //」 「ぇ、ほんと?!」 「ぁ、そ、それと」 「今日バレンタインデーだから、」 「これ、本命チョコ‥//」 スクールバッグからハート型のチョコを出して渡した。 「俺からも、本命チョコ‥//」 それから二人一緒家に帰った ~裏エピソード~ ふたりとも家では.. 「「んもぅ、大好きっっ!!!!」」 と相手のことをずっと想っているのであった。 __ end.
いつかまた、君と会えたら。
※小説投稿は初めてです、温かい目で見てね^ ^ 「…もう会えなくなっちゃうんだね。」 目に涙を浮かべながら莉沙は言った。 今日は莉沙の幼馴染、綾が引っ越す日だ。 「綾の部屋に居られるのも最後かぁ。」 「いつか莉沙の部屋にも行きたかったけどもう無理だなー。」 いつも通りの他愛の無い話が愛おしい。 もっと話していたい、もっと一緒に居たい。でも叶わない。 もしこの世に神様が居るのなら、なんだってする。もっと隣で君と…。 でも、そんなことはできない。運命、というやつには逆らえないんだ。 「私たち、離れ離れになるなんて考えたことなかった。」 「俺も。ずっと莉沙の隣に居られると思ってた。」 嗚呼、この感情は何?わからない。ただ一緒に居たい、それだけなのに。 いつも綾のことを考えてしまう。綾が頭から離れない。 ああそうだ、判った。判りたくなかった。けど判ってしまった。 今も私は、綾に恋してるんだ。ずっとずっと昔から。 「莉沙?もうすぐ俺たち出て行く時間だから…大丈夫か?考え事?」 綾の声を聞いてハッとする。その声がもう聞けないなんて。 言わなきゃいけない。伝えなきゃ。今しかないんだ。私の気持ち―――。 「あ、あのね。綾…」 「ん、なに?」 「…ごめん、やっぱなんもない!ほんとごめん」 ……言えないよ…言えない。 もうどうしたら… 時間は刻々と過ぎていく。 「あ、そういや莉沙!これ…」 綾がダンボールからゴソゴソと取り出す。 「手紙とコップ。ハンカチも入ってるんだぜ!」 陽気な笑顔が眩しい。まるで綾は私の太陽だ。 「ど、どうしたの?今まで私に手紙なんてくれたことなかったじゃん。」 莉沙は目を丸くして驚く。 「だからだよ!今まで、ほんとにありがとな。」 我慢していた涙が溢れる。綾…離れたくないよ…。 「…もう少し時間あるし、暗いから送っていくよ。」 静かに想い出話をしながら家まで歩く。 楽しい時間はあっという間に過ぎていく。家の前に着いてしまった。 「莉沙、最後のバイバイだな。」 行ってしまう。行かないでよ…。 「帰ったら、俺があげたやつの意味、調べてみてよ…!」 綾は頬を赤らめて言う。 「意味?わかった、調べてみるけど…」 意味。なんだろう。物に意味なんてあるのかな? 「じゃ、じゃあな、莉沙。違う学校でも…忘れんなよ!」 「あっ…」 綾は走って行ってしまった。しんみりお別れを惜しみたかったのに… そうだ、調べなきゃ。家の中に入るのも忘れて、意味を調べてみる。 ハンカチ:別れ マーキング コップ:あなたの家に行きたい 二度目の涙が溢れてきた。こんなのずるいよ…昔から綾はこうやって 遠回しに伝える人だった。手紙には、綾らしい一生懸命書いたであろう 汚い字で感謝の気持ちが書かれていた。 「綾…忘れないよ。絶対に。ずっと好きだったんだよ。」 綺麗で儚い星々が、今日もキラキラ光っている。 いつかまた…君と会えたら。
三日月の夜、秋桜と
今日、告白する。 相手は、長谷川宏輝(はせがわこうき)。 私は、彼に、「今日の夜、秋桜畑に来て。」と伝えた。 夜。彼は、いつもかっこいいのに、今日は、特別シリウスのように輝いていた。 手を振って、出迎えた。 「私はずっと、宏輝のことが好きでした!つつつつ、付き合ってくださああああい!」 興奮して、言葉がおかしくなった。 彼から、真珠がつたっているのが、ぼんやり見えた。 「僕も、君のことが好きでした!」 私も、つられて真珠の見せ合いっこのような状態になった。 三日月の夜で。 《END》 どうだったかな? じゃ!
推しにガチ恋されました!?
私には、大好きな推しがいる。 推し…嶺(れい)くんは私の最推し。 私は、嶺くんは私の初恋の人と同じ名前。 ピーンポーン…。 「え?誰だろ?」 インターホンの画面には 私の大好きな人の顔があった。 「え!?どういう事!?この顔って…」 ガチャッ。 「急にすんません。今日から隣に越してきた 白川嶺(しらかわれい)です。よろしくお願いしまーす…」 「えっと…。違ったらすみません。 スカイブルーの嶺くんですか?」 「うん、そう…。 ていうか、俺の事推してくれてんだ?ゆい」 え?なんで、私の名前…。 「あれ?覚えてねぇの?俺の事。悲しいな~。 せっかく、幼馴染が帰ってきたって言うのにねぇ」 ん?幼馴染? 「嶺くん!?どうして!?」 忘れるわけない。 引っ越す前に、喧嘩をして お別れすらできないままいなくなった人。 そして、私の初恋の人。 「そうだけど?」 「すっごく、変わってて分からなかったよ!!」 「そ?でもさ、ゆいは昔からなんも変わってねぇな」 「そうだね。昔も今も可愛くなったってわけじゃないしね」 「そういう事じゃない。 今も昔も、ゆいは優しくて可愛いよ」 嶺くんは、相変わらずチャラい!! ドキドキしちゃうよ。 もぉう!! 「そ、そんな事ないよ!!私、可愛くないし優しくもないもん」 「相変わらず自己肯定感ひっく!! そういえば、俺がいない間に彼氏とかできてねぇよなぁ?」 「え?ずっと、いないよ?」 「ふ~ん」 ー嶺ー 俺は、やっと ずっと俺の大切な人のもとに帰れる。 大切な人って? ゆいだよ。高嶺唯華。 俺の世界で1番大好きで大切な人。 ずっと、俺の愛おしい存在の人。 今度こそは、ゆいに告白をするって決めてる。 「なぁ、ゆい。ちょっと、話がある」 「え?いいよ。じゃあ、家の中に入って」 「おけ」 うっわ、緊張してきた。 「ゆい、単刀直入に言うわ。 俺、ゆいが好き。 ずっと、前からゆいしか眼中にねぇ。 だから、俺と付き合って」 「え?何言ってるの? 嶺くん、ずっと私の事が嫌いって言ってたじゃん。 意味わからないよ?」 うわ~、昔の俺マジでやらかした~。 「でも、俺は…ずっとゆいが好きで好きでたまらなくて。 だから、引っ越す前もゆいに気持ちを伝えられなかった。 こんな、情けない俺を好きになって。 俺の彼女になりませんか?」 「いいの?私で?」 「ゆいが、いいんだよ。 俺の全てをゆいに尽くすから」 「私も、ずっと嶺くんが好きだよ」 ちゅっ。 ーその後ー 「ゆい、あのさ。 そろそろ、彼女やめない? 俺の奥さんになりませんか?」 「え?いいの? ずっと、嶺くんのそばにいたい。 私、ずっと嶺くんが好きだから」 「俺もだよ。 俺も、ゆいがいたらもう何もいらない。 そんだけ、ゆいは俺の中でデカい存在なんだ」 私達は、この部屋で 恋人での最後のキスをした。 ー完結ー どうでしたか? 面白かったら嬉しいです!! 感想待ってます。 辛口禁止。
【あの日誓った言葉】
「おはよう」 と後ろから声をかけられた。 そこにはいつも通り、優花が立っていた。 私はすぐに笑顔で 「おはよう」 と返した。 「ねぇ…今日、なんの日か知ってる?」 優花は笑顔で言った。 「今日…?知らない。」 私はこう返した。 優花は重そうな唇をあけて喋り始めた。 「今日はね、特別な日なんだよ。」 「特別…?」 私は意味が分からなかった。 特別ってどういうことなのだろうか。 次に優花が喋った言葉はこうだった。 「その特別っていうのは、優花が退院してから1年ってこと!」 私はハッとした。 優花はもともとがんを持っていて、ずっと入院していた。 それからもう1年がたった。 「確かに…そうだったね。 時の流れは早いね。」 「そうだよね。1年間元気で嬉しいな… これがずっと続けばいいのに…」 「そうだね… でもきっと、2年目も元気だよ!」 私はこのとき、これが普通の日常だと思った。けれどもこれは 長くは続かなかった―― それから1ヶ月がたったある日、優花は急に学校に来なくなった。 私は不安になった。 また入院…?それとも普通に体調不良…? 私は学校が終わってからすぐに優花のかかりつけの病院へ向かった。 私の足は重い。いつも通りに動かない。 それくらい、嫌な予感がした。 病院についた。優花の部屋番号を訪ね、教えてもらったところへ行く。 病院は走ってはいけないことはわかっている。 でも今はそれどころではない。 「優花…無事でいてね…」 その言葉が頭をよぎる。 優花の病室に着く。そっと扉を開けるとそこには優花の母が泣き崩れていた。 私は訪ねた。 「優花は…?」 優花の母は深刻な顔をして言う。 「ついさっき亡くなったわ…」 私は大声で泣き叫んだ。 今はどうだっていい。 私の大親友を亡くしてしまったから。 私は1時間ほど、病室で泣いていた。 そこに看護師さんが来て酸素マスクを外そうと優花の頭を持ち上げた。 するとそこには―― 力がない優花の字で書かれた紙があった。 そこにはこう書かれていた。 「ごめんね 私のせいで… 最後に私の願いを叶えてほしい。本当はね、 『アイドルになってキラキラなステージに立ちたい。』お願いね」 と書かれていた。 私はこう思った。 「優花が叶えられなかった夢を絶対に叶えるぞ…」 私はそう決めた日から毎日レッスンに通った。 そして、オーディションの結果が届く。 そこには―― 『合格』と文字が書かれていた。 初小説どうでしたか…?感想をくれると嬉しいです!
一緒に帰ろう!家に_
「う、うぅ…」 身体中に鋭い痛みがはしる。 わたし…いったい…なにが…。 「…ももかっ!!」 意識がもうろうとしている中で、私の名前を呼ぶ声が聞こえる。ゆっくりとまぶたを開いた私は、目の前の光景に絶句した。 ぐしゃぐしゃになったイス、血だらけで倒れている人たち、異様に狭い空間…。 「みさ…き…」 私は友達に向かって、必死に手を伸ばした。 -5時間前- 「おっはよぉ!」 「ももか、朝から元気だねぇ」 親友のみさきが、呆れたように私をみる。 だってだって、今日は待ちに待った修学旅行なんだから!! 「おっ、ねぼすけのくせに今日は早いな。事故でも起こるじゃねぇーの?」 通りかかった男子が、にやっと笑う。 「だって今日は修学旅行だよ?!私、いーっぱい思い出つくるんだ!ね、みさき!」 そういって、みさきの手をぎゅっと握る。みさきはちらっと龍馬をみると、なにやらニヤッとした。龍馬はふん、とそっぽをむく。 「俺だってみんなと遊ぶし。おまえが楽しかろうが知ったこっちゃねぇーよ」 「なんなの、あいつ! 自分から言ってきたくせに!!」 龍馬がいったあと、私はみさきに愚痴った。だけど、みさきはにやにやしているだけ。 もう、みさきったらどうしちゃったの? やがて、先生の指示でみんなバスに乗り込んだ。4つ後ろの席がみさきで、通路を挟んだ向かい側の席が龍馬だ。みさきと龍馬の席が反対だったらなぁ…。そんなことを思いつつも、みんなで映画を見たりでワイワイあそぶ。 たのしい! これからホテルに行って、恋バナ、夜更かし…もっと楽しいことが待っているなんて! 想像して、つい顔がにやけてしまう。 「なににやけてんだよ。気持ち悪い」 龍馬が私を横目でみて、いった。 「うっさいわね! いいでしょ、みんなと遊ぶの楽しみなんだから!」 もう、せっかく楽しい気持ちだったのに。 龍馬のせいでだいなしじゃん。 「ねぇ、ちょっと速くない…?」 すると、私の近くの子がぼそっといった。 意識していなかったけど、確かにゆれが大きい。先生いわく、予定よりすこし遅れているから、急いでいるとのこと。 「ゆれてるよ…危なくない?」 「急いでるって…スピード出しすぎ…」 先生がなんて言おうが、不安はどんどん伝染していく。龍馬の顔も強ばっている。 「なに?こわいの?」 にやけて龍馬をみると、龍馬はなにかハッとしたあと、すぐに私に向き直った。 「うっせぇ、怖かねーよ。お前こそ、なにかあっても守ってやんないかんな!」 「あんたに守ってもらわなくても、自分の身くらい自分で守れますよーだ!」 べー、と舌を出して龍馬をみる。だけど、その瞬間。 キキィーーーーッ!!!!! 嫌な金属音がして、みんな思わず耳を塞ぐ。 そして、体がふわっと浮いたかと思うと、窓に叩きつけられた。一瞬息が出来なくなる。 「きゃぁぁぁーーーー!!!!!」 みんなの悲鳴が聞こえ、必死に前の座席にしがみつきながら目を開けると、窓の外からどんどん壁が迫ってきていた。 「い、いやぁぁぁぁぁ!!!」 自分の声とは思えない、体の底からしぼりだすような悲鳴を最後に私の記憶は途切れた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「も、もか!ももか!…しっかり…しろ!」 伸ばした手を、誰かがぎゅっと握りしめてくれる。 「み…さき?」 いや、違う。みさきじゃない。この人は…。 「りゅう…ま?」 目の前にいたのは、頭から血を流した龍馬。怪我、してるじゃん。 大丈夫? 痛くないの? そう、言おうとするけど、あれ。 おかしいな。声が、でないや。 「ももか!ももか、わかるか?」 龍馬は必死な顔で私の名前を呼ぶ。 「なに…が…」 「転倒事故だ。スピードを出しすぎたバスが、横倒しになってそのままガードレールに激突した」 私はゆっくりと、血が出ている龍馬の頭に手を伸ばす。 「龍馬…血…。怪我…してるよ…」 「ばかっ!俺のことはどーでもいいんだよ。自分の身は自分で守れるって言ってたろ!」 龍馬は怒ったように叫び、乱暴に涙をぬぐうと、ぎゅっと私を抱きしめた。 「帰ろう!!一緒に、家、帰ろう!死ぬなよ。みんなで修学旅行いくんだろ?」 「大丈夫だよ、わたし、痛く…ないよ。痛み、感じないよ」 「…大丈夫、俺がついてるから。ずっと、そばにいるから」 わたし、大丈夫なのに。心配しすぎだよ。 あれ、でも、なんか眠たくなってきたや。 昨日あんま眠れなかったからかな? ありがとう、龍馬。ちょっとだけ、眠るね。
君との約束
私、栗原紅葉(くりはらもみじ)。双子の姉で、小学6年生。 私には好きな人がいる。草野碧斗(くさのあおと)だ。 でも、碧斗はもうすぐ転校してしまう。 私が絶対、碧斗と付き合うっ! 卒業式の日に、告白しようと、私は決めた。 私、栗原楓(くりはらかえで)。双子の妹で、小学6年生。 私には好きな人がいる。草野碧斗くん。 でも、碧斗くんはもうすぐ転校してしまう。 私みたいな地味な子なんて、絶対嫌いだとおもうけど、 勇気をふりしぼって、卒業式の日に、告白することにした。 卒業式の日───── 私、紅葉は、ついに碧斗に告白する。 「好きです!付き合ってください!」 「す、好きです!付き合ってくださいっ!!」 え?!楓っ?! どうしよう。とられたらもう終わりだ…。 「じゃあ、10年後、桜の丘で会った方と、俺は付き合う」 10年後。 あの時約束した、桜の丘に向かっていた。 あそこに立っているのは────。 もちろん、『あの子』。 どんどん走って走って────あの子の立つところについた。 「よく覚えてたな」 そう言ったあの子は、どんどん近づいていく。 「お前のこと────」 「ちょっ…きゃっ」 「お前のことは、世界一好きだ。」
雨影
雨が嫌いだった。 人を不幸にして、ジメジメして、 私みたいだから。 私の名前は雨だ。 私が赤ちゃんの時に死んでしまった 父がつけた名前だった。 「……雨、無理しなくていいからね」 そう言う母に私は 「大丈夫だよ」 と言って、傘を持ってドアを開けた。 すると目の前には黒い影がいた。 傘を持った形の影は私と 一緒に学校に行こうとするような 動きをしたけど、 私は知らないふりして傘を開いた。 「あれっ……」 しまった、傘が壊れていた。 それに気づいたのか、 影の人は影の傘の中に私を入れた。 道を歩く周りの人たちは 影が見えていないらしくて、 傘をささずに歩いているのに濡れない 私をジロジロと見ていた。 私は時々影をちらちらと見たけど、 影は私の方は見ずに、 ただただ前を見て歩いていた。 学校に着くと、いつのまにか影が 消えていることに気づく。 そして次の日も、 そのまた次の日も、 雨の日にだけ影は私と一緒に歩く。 影と歩くと、私の心の中にある 学校への不安は、 自然と消えていくのだった。 梅雨の季節の6月も、もうすぐ終わる。 いつもの朝のことだった。 いつものようになにも喋らない 影に、私は言葉をかけた。 「お父さん」 影の足がぴたりと止まった。 そして、傘を持っていた手が だんだんと人の肌に変わっていく。 「ずっと知ってたよ。 お父さんだったんだよね、 私を雨から守ってくれてたのは」 お父さんの顔は傘に隠れて見えなかった。 だけどその傘の向こうから 「……雨」 と低く優しい声が聞こえてきた。 私はきっと届くことのない、 傘の向こうのお父さんに 話しかけた。 「お父さん、もう私のこと 守ってくれなくていいのよ」 「……」 「私、雨が好きになったから」 そう言うと、傘の下から 口元だけ見える顔は、 にっこりと優しく笑って、 いつものように消えていってしまった。 きっと、もう会うことはない。 私、もう嫌いにならないから。 雨のことも、 “雨”のことも。 【end】
生きたい
バシャッ! 汚い水が捨てられる音がトイレ中に響いた。ついでに笑い声も。 「キャハハハハ!」 「何で、何でこんな目に合わなきゃいけないの…?」 私はいじめられている。もちろん、友達に話そうとした。でも、私にはそんな友達はいない。 「これで楽になれるのかな…?」 屋上から運動場を見下ろす。 ああ、何で飛ばないんだ?もしかして…。 私はまだ生きたいんじゃないか。そう気づいて、帰りのホームルームが終わった後、いじめっ子をさしおいて走って帰る。 「お母さん!私、学校で…」 今までのことを全て話し、すぐさま両親と学校に行き、先生たちに今までのことを全て話した。 結局、いじめっ子からの謝罪はすぐにされた。 私は、いじめられて、1つ分かったことがある。 死のうとする人は、まだ生きたいと思っているということ…。 どうでしたか?初めて短編小説を書きました! 感想などのコメント、たくさんお待ちしております♪
みえない。
みえない。 まっくらで、なーんにもみえない。 それが、ものごころついてから さいしょのことばでした。 私は目が見えない。盲目だ。 見えないから、自由はなかった。 声は出せる。耳は聞こえる。手足もある。 ただ、目が見えないだけ。 それだけで人は、"人"を差別する。 それだけで人は"人"を攻撃する。 それだけで人は"人"を………死に追いやる。 そして人は"人"を憎む。 私は降りました。 この苦しい苦しい舞台から。 この苦しい苦しい監獄から。 貴方達は私を蔑んだ。 貴方達は私を救ってはくれなかった。 貴方達は私を憎み、恨んだ。 貴方達は私を差別した。 貴方達は………… いつから自分は正常だと勘違いしたの? 私を恨んだ時点で 私を蔑んだ時点で 私を救わなかった時点で 私を差別した時点で 私を哀れだと思った時点で 貴方達も壊れてるんだよ? 自分のこと みえない?
少年の日記(ホラー?)
これは、ある家の少年が書いた日記の一部である。 20XX年4月17日月曜日 今日から日記を書く。この日記ちょうは、お母さんが買ってくれた。お父さんも「毎日書くんだぞ」って言ってくれた。 〈中略〉 20XX年5月9日水曜日 今日はテストで100点をとった。お父さんもお母さんも「すごい」ってほめてくれた。うれしい。 〈中略〉 20XX年6月19日火曜日 今日はテストで80点だったから、自分ではんせいしてもう一回べんきょうした。つぎはがんばる。 〈中略〉 20XX年7月21日土曜日 なんだかなみだがとまらない。またぼく、わるいことにたのかな? 〈中略〉 20XX年8月7日日曜日 今日はなんだかおなかがすかない。へんだね。 〈中略〉 20XX年8月31日金曜日 今日はすずしいところで1日すごした。でもお父さんとお母さんがいなくてさびしかったな。 〈中略〉 20XX年9月4日火曜日 ↓だんだんさむくなってきた ↓れきしはながれていく ↓かれはがきれいだな ↓たのしいこと うれしいこと ↓すてることができないおもいでがたくさん ↓けしきがきらきらしてるね ↓てんとうむしがぼくのしんぞうにとまった 【日記はここで途切れている】 20XX年9月6日木曜日、この日記を書いた少年・田中秀斗君(8)が亡くなった。原因は両親による行き過ぎた教育という名の虐待。両親は教育熱心で、秀斗君がテストで100点以外を取ると暴力を振るっていたらしく、酷い時には家の外に追い出されたり、食事を与えなかったらしい。虐待を受けていたと思われる表現がこの日記でいくつか見られる。最後の日記は何回も消しゴムで消した後があり、両親に「本来の意味」がバレないよう、必死で考えたのだろう。この「本来の意味」に気付くと、とても心が痛むものとなっている。察しの良い読者の皆さんはもう気付いたのではないか。文頭を矢印の向きに読んでみるといい。
呪 呪 呪 呪 呪 ..
ロ兄. まだ8歳の妹が書いた「呪」。 「誰を呪いたいの?」 僕が聞くと妹は [うふふぅぅ。 ひみつぅ!] どんな恨みで呪われるのやら.. 僕が成人して5年後。 僕は呪われ死んだ 「誰か」に 誰が呪ったかは気になる。 どんな恨みをもたれて生きていたかわからない。