短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:1

花火

夜空に美しい花が咲いた。 そして儚く散っていった。  そしてまた美しい花を光らせると、彼女は何か僕に言った。 「ドーン」という音でよく聞こえなかった。 その花がまた消えていったときに、彼女ははっきりと言った。 「私あなたのこと好きじゃないの。」 僕は呆然とした。 しかし我に返りこう言った。 「なんでそれを早く言わなかったの?」 しかしその言葉は花火の音でかき消された。 「じゃあね。」 彼女はそれだけを言い、どこかへ行ってしまった。 咲いて、散って、咲いて、散ってをずっと繰り返している。 美しい花を見せても、すぐ散っていく。それが儚くて、花火の良いところだと思う。 でもこの花火よりも彼女のほうが何倍も美しいのに。 恋をして、付き合って、別れて。 僕はこう思った。 花火のような恋をしたのだと。

短編小説みんなの答え:2

幼馴染の優しさ。

「あなたにとって恋愛とはなんですか」 そう質問された時どう答えるだろう。 私の人生に恋愛は必要ない。恋愛よりも楽しめることが沢山あるし、恋愛をして得られるものの方が少ないだろう。 だが、今、私の目の前にいるこの幼馴染は絶賛恋愛中らしい。 「────ちゃんっ!まつりちゃん!聞いてる!?」 「ええと、飼ってるねずみの話だっけ。」 しまった。怒られた。 これくらいは許しておくれ、かわゆい幼馴染よ。 度重なる恋愛相談とバイトでへとへとなんだ。少なくとも幼馴染が話している最中に意識を飛ばしてしまうくらいには。 「ちがうよ~、今してたのはあの人の話!あと私が飼ってるのはハムスター。ねずみじゃないよ」 私の前でぷりぷりと怒るのは幼馴染の高當あかり(たかとう あかり) 髪をふわふわと靡かせながら、腰に手を当てこちらを見る。背が低いからあまり威圧感がないのだが、私が男だったならイチコロだっただろう。もうイチコロだが。 あかりは可愛い。歩いているだけで人目を引く、所謂美少女だ。幼少期には子供向けファッション誌のモデルにならないかとスカウトが絶えなかったし、今でも声をかけられることが多いらしい。彼女は内気で人見知りだから性格的に合わないと全て断っていたようだが。 そんな彼女は今、片思いをしている。一目惚れだったらしい。 ねずみもハムスターも一緒じゃないのか。そう思いながら手に持ったカツサンドを口に含む。 「ごめんごめん。それで?あの人がどうしたの」 「やっぱり聞いてなかったのね。チョコをね、あの、渡そうかなって」 「なんでチョコ?」 「んぅ、まつりちゃんほんとそういうのに興味ないよね」 どうして呆れた顔をする。 今は冬だ。暦的には春だが気温は十分低い。そして今は2月。 (ああそういうことか) バレンタインだ。世の乙女にとっては一大イベント。 まあ、わたし的には節分の方が重要だったりするんだが。大豆美味しいし。 「バレンタインかぁ。告白するの?」 そう聞けば、あかりは顔を真っ赤にして少し俯いた。図星だな。 先ほどから話題に出ている【あの人】にあかりは告白するつもりなのだろう。バレンタインという絶好のタイミングに。 「あっ」 声を出してしまった。 飲み物を買おうと思って校舎裏にある自販機まで歩いていた。立地の悪さに悪態をつきながらもようやく辿り着いたところであの人と出会ったのだ。あの人も丁度飲み物を買いに来ていたようで、その手には500mlのペットボトルと自分のものであろうタオルが握られている。 「..?」 こちらを不思議そうに見るあの人の名前は...確か、林(はやし)クンだっただろうか。そこまで接点がないにしろ、一度は去年同じ委員として一年間活動した間柄だ。名前をはっきり思い出せないことに対して罪悪感を覚える。 「えっと、ごめん。飲み物、買いに来ただけ」 疑問を抱かせたことに対して謝罪し、自販機の前に立つ。 自分の分の紅茶と、あかりの分の温かいお茶を買う。林クンは少し会釈をしてから、自販機の隣で水を飲み始めた。恐らくだが部活終わりで水を飲みに来た時に私と遭遇したのだろう。ゴミ箱にボトルを捨ててから帰りたいのだろうか、とんでもない勢いで水を飲んでいる。 この男は林..なんだったか、強そうな名前であったことは覚えている。質実剛健という言葉が似合う人物で彼を一言で表すなら『まじめ』という言葉がぴったりだろう。スポーツマンでサッカー部、そしてあかりの想い人だ。ほほん、まさかあかりのタイプがこういうのだったとは。 あかりとの会話を思い出し、唐突にちょっかいをかけたくなってきた。 「あのさ林クン。私のこと覚えてる?」 「え?あぁ、委員の。名前は...ごめん」 「私も林クンの下の名前わからんからいいよ。頼み事あるんだけど、いい?」 「お互い様だな。頼み事って?」 「これさ、あかりのとこに持ってってほしいなって」 「あかり、って高當さんのこと?」 「そ、私これから用事あったの思い出してさ。これ渡して私が帰ったこと伝えてもらってもいいかな?」 彼は「いいよ」と言って荷物とボトルを持ち去っていったが、嘘だ。本当は用事なんてない。 あかりはどんな顔をするだろうか。あの子は親しくない人に対して無愛想なところがあるから、小さな声で「ありがとう」と言ってそのまま帰るのだろう。いや、どうだろう。あの子は林クンのことが好きだから。 (どうなろうが面白い) この調子なら告白も成功するだろうな。 一年間同じ委員だった私の名前を忘れていて、関わりのないあかりの名前を覚えていた時点で何となく察した。 あかりが振られたとしても私がもらえばいい話だし。 そんなことを考えながら寒空の下、一人で歩き始めた。

短編小説みんなの答え:1

未来はお兄ちゃんの選択次第だよ

俺の名は本庄龍雅(ほんじょうりゅうが) 俺はいつも通りに中学校に登校し、 親友、相沢海星(あいざわかいせい)と 話していた。 「海星。お前数学得意だろ?あとで 教えろよ?」 「はぁ~?もうすぐテストだぞ? そんなんじゃ赤点確定だな。」 「だから、教えて欲しいんだよ!」 「はいはい。」 「お~い!海星。ちょっとこい!」 「なんだよ?連王(れお)。わり、龍雅。 行ってくる。」 「おう。」 海星は人気者だからな、俺だけが 独り占めってわけにもいかねーな。 トイレにでも行くか乂-д-)ちょっと走ろ 「中島先生。おはようございます。」 「幸(さち)、澪理(みおり)おはよう。」 やべ!先生だ。歩こー。ギリセーフ。 「龍雅、おはよう!」 「おはようございます。先生!」 「あ。そうだ。今日、体育の授業があったな。体育の真ん中に棒が置いてあるから。古い校舎の物置に入れてきてくれないか?」 「ちょっと、用事が…♪(´ε` )」 「頼んだぞ。」 え?先生?うわ、最悪だ。古い校舎は 幽霊が出る噂があるんだよな。絶対 行きたくなかったのに。しょうがねーな! 俺は体育の真ん中にある棒を持って 古い校舎に入る。確か、物置は… トントントン。 あれ?なんか音がする すると、突然。後ろから、 「お兄ちゃん、海星には気をつけてね お兄ちゃんの選択次第だよ!」 は?海星?俺の選択次第?その声の主は少女だった。小1くらいの。 「ねぇ?海星に気をつけろってどういうこと?」 俺が聞くと、少女は走って2階へ続く 階段へ向かう。俺も夢中で追いかける。 少女は女子トイレへ入る。黄色い テープがはられてる。俺はためらい ながらも誰もいないのをいいことに 少女を追いかけ女子トイレに入る。 床には縄があった。何に使ったのだろう でも、そこに、少女はいなかった。 「おい。どういうことだよ。」 海星?海星って。はぁ?どういうことだ 俺の選択?そもそもあの子は一体…あ! ここは幽霊が出る噂がある。もしかして 俺は、棒を置き去りにして走る。 校舎に戻り、急いで中島先生のもとに 走り込む。 「中島先生!」 「どうした?龍雅。置いてきたか?」 幽霊と言ってもどうせ信じない。なら! 「少女がいたんです。小1くらいの! どこから入ってきたんだか。」 「しょ少女?ほ本当か?」 予想外の反応だ。信じてくれるなんて 「その子の服は白いワンピースか?」 「へ?そうですけど。」 確かにそうだった。先生は何でしってるんだ? 「ととりあえずありがとう。席に座れ」 「はい。」 でも、すぐに先生は、早退した。体調不良らしいが明らかに俺の話を聞いたから だと思う。あの子は本当に誰だっただ? 次の日、中島先生が青い顔をしながら学校へ来た。 「先生?昨日のことなんですが…」 「ああ。お前には話しておく必要があるかもな。放課後に職員室にこい」 「はい。」 そうして、俺は先生の話を聞いた。あの 少女は10年前に死んだ、赤坂乃蒼理 (あかさかのあり)。いじめによる自殺。 トイレで首を吊ったそうだ。 いじめっ子の名前は、 立花龍音(たちばなりおん) 城石維織(しろいしいおり) 水野譲輝(みずのゆずき)だ。3人は クラスメイト全員で乃蒼理をいじめた そうだ。乃蒼理は、3人を包丁で刺し殺した。その後だったそうだ。自殺したのは。それから、乃蒼理が最後に着ていた 服を着た幽霊が見られるようになり、 乃蒼理は、その度に、「お兄ちゃん、○○に気をつけてね。お兄ちゃんの選択次第だよ」というそうだ。 乃蒼理に話しかけられた奴はみんな、 殺される。親友に、首を絞められて。 7年前は行ったら必ず話しかけた乃蒼理もばったりとでなくなり、古い校舎の立ち入りも許されたのだ と。だったら、俺は…俺は立っている気力をなくし、膝から崩れ落ちた。そんな俺を、先生は、「少し、休憩してから帰るといい。さようなら。」と言って部屋を 出て行った。先生が出て行った、5分後 俺は、帰らなきゃとたった。その時、 コツンコツンコツン。先生か?何か、 言い忘れでもあるのだろうか。だか、 そこにいたのは、海星だった。 「海星。まだ、いたのか。待っててくれてありが…てか、よくわかったな、俺がここにいるって。」 「まぁな。」 本当になぜ分かったんだ?まさか… 少女の声が蘇る。海星には、気をつけて 海星の手には、縄? 「か海星?その縄。」 海星が近づいてくる。 「お前は力が強いからな。一応な。」 え?海星は、俺の手をつかみ、俺に 馬乗りになる。そして、俺の手を縛りはじめる。そのまま、俺は、縄を首にかけられ…10分後 「龍雅?もう帰ったか?」 ガラガラ。部屋の扉を開ける。そこには

短編小説みんなの答え:7

いじめ

いじめられたから 受験して逃げようとしたんだ なのに こうなるなんて 2学期も終わりに差し掛かった12月の日。 雪が降り、暖房がついていても少し冷える、そんな日。 ガラリと扉を開く。 それまで笑顔で話していた生徒たちが、一目扉を開いた一人の少女を見て、ククク…と意地悪な笑顔を浮かべる。 暗い顔をした少女が教室に入っていき、自分の席の無惨な姿に見慣れた顔つきで座る。 “バカ” “学校くんな” “大嫌い” そう書かれたノートの雑に破られた紙。 昨日までの私とは違う ビリリ…と音を出しながら少女はその紙を乱暴に破る。 周りの生徒達は驚きを隠せない顔をしている。 クチャクチャにされた紙を、さっきまで大笑いしていた女子生徒に投げつける。 「いい加減にして」 教室の空気が凍りつく。 「みんな私の名前を呼んで、仲良くして、笑って、話を聞いてよ!!!」 大声でそう言う。 伝えたかったこと。ずーっとヒミツにしてたこと。 「私だってあんたら全員大嫌い!」 涙があふれる少女の顔。 シンと静まり返る教室。 すべての生徒から消えた笑顔。 全て、今までしてきたことを悟っている。 「もう嫌だ!いい加減にして!もう無理だから!みんなみんな私と笑ってよ!」 ずっと寂しかったんだ 小学生の頃、名前で遊ばれた思い出も 不登校になったあの日も 学校に来て涙を流した日も 放課後先生と一対一で話した記憶も いじめから逃げようとして中学受験を決めた日も 全部全部消してしまいたい 全部全部いらない思い出だ 少女の机の中には、 「友達を作る100の方法」という本が置いてあった。

短編小説みんなの答え:2

魔法使いが現代にいないわけ

(目が覚めると不思議な空間にいた) 魔法が使えるようになったらどんなことがしたい? (目の前にいた何者かに尋ねられた。顔は見えない) どんな魔法でもいいさ 炎が出せたり、変身することができたり、瞬間移動、記憶を消したり、病気やけがを治せたり、 "何でもできる"っていう魔法だからね でも縛りがある 生物を対象に使うのであれば一日に100体のみ 範囲を指定して使うのであれば一日に100㎥のみ 察しのいい君は気づいたかもしれないけど この魔法を使えば生命を奪うこともできる で、どうする? 魔法が使えなくてもいいならこのまま元の空間に戻すけど ================ 紀元前XX年 魔女がいた 彼女は魔法が使えた 彼女は優しかった 魔法を飢えた人々、病気やけがで苦しむ人々、災害から人々を守るために使った 彼女は人々に崇められていた 群衆の中に魔女に不満を持つ男がいた 彼は目立ちたかった だから魔女が邪魔だった だから嘘を広めた 紛争や戦争がある時代だった 男が言った 「魔女が戦争を起こした張本人だ」 「魔女は自分たちの敵だ」 たちまちその情報は伝わった 魔女は争いを起こせるほど優れた魔法を持つ魔法使いだからだ すぐさま国王は魔女を牢に入れた 魔女は無実を主張した 魔女がそんなことするわけがないと署名運動が始まった だがそれも無に等しい そもそも署名運動に参加した人は国民の100分の1にも満たない 裁判の結果は有罪       ”死刑”  だった ================ なぁなぁ見て見て おぉ、なんだこれは…炎? すげーだろ!火力を強めることもできるぜ うぉ、こっちに向けんなってwつかこれ本物かよ、あちぃ これもしかしたらバズるんじゃない? ‐‐‐‐‐ たちまち少年は有名になった その頃火事が多発していた 巧妙な手口だった 少年が容疑者に挙がった 数日後、自首しにきた男がいた 彼は言った 「火が出せるガキを利用してやろうと思った」 SNSでは 「魔法使いくん逮捕されたって」 「やらかしたなww」 男が自首する前のことだった 警察に取り調べを受けていたというところから様々な推測が飛び交った 「あれ、違う人だったよ」 「残念w外れた」 「魔法使いなんだし洗脳とかできるんじゃない」 「真犯人は魔法使いくんだったw」 男が自首し、少年の無実が確定した後も少年の話題は続いた 自分の逮捕を願う人、自分を有罪に仕立てたい人、自分の不幸を願う人が大勢いた その事実から少年は自ら命を絶った

短編小説みんなの答え:2

ひとつのことば 恋愛系?です!

俺の名前は、恋都。自分で言うのもなんだけどめっちゃモテる。学校一。でも一緒に登校してる双子の弟、文都はなあ。モテない。ブスだし。俺の双子の弟として恥だ。 「れんくん、今日のお風呂どっち沸かす?」 「黙れ、そんなのお前に決まってんだろ。忙しいんだよ。」 「うん…。」 はあ。もう文都と縁切りたい。 「おはよう、れん、あや!」 幼馴染の舞だ。舞は俺にも文都にも同じに接する。 「よ!舞!」 「おはよう舞」 俺たちは三人一緒に学校へ行く。まあ校門には俺のファンしかいないんだけど。 「キャーッ!」 「桜木君がきたー!」 「待って、文都いんだけど。最悪、キモいって!」 「うわっ」 文都は俺のファンに嫌われている。まあしょーがねーか。 キキーッ!バン! 事故だ。車と人の。人は血を流して倒れている。 「えっ!」 「どーしよ…。」 俺らにはカンケー無いし、巻き込まれたらめんどいし。 「おい、文都、舞。俺らには関係ないんだから校舎はいるぞ。」 「ダメだよれんくん。助けなきゃ。助かる命も助からないよ!れんくんがそんなに冷たいとは思わなかった。」 「私も行かないよ。れんて冷たいね。」 「は?意味わかんないし。もういいわ。」 俺は校舎に入った。 中休みも俺人気だから人集まっちゃうんだよねー。 ほらほら、もうドアのところに…。 「うわーいるよあそこに、あの冷たすぎる桜木恋都。」 「女子に優しくしてたのは演技だったらしいよ。」 は?何それ。 「演技じゃ無いよ。僕は文都と舞を危険に晒さないようにしたんだよ。」 「喋んな気持ち悪い!菌が移る!」 「そんなの通報すればいいだけじゃん!それに、文都君のこと、恋都君嫌いでしょ!文都君の方が優しくて物知りだし。」 「頭もいいし、謙虚だし。なんかかわいいし。文都君の方がいい!」 「ね!」 こうして、二人はひとつのことばで人生を変えてしまった。

短編小説みんなの答え:3

黒い花言葉

私の好きな人から花が贈られてきた。 贈られてきたのは『クロユリ』 私が黒好きなの知ってたんだ。嬉しいな! 私も何か送ろっと。 良い花言葉のやつないかなー。 あ、これ良いね。うーん、でもやっぱり見た目で選ぶかあ。 結局贈ったのは『クレマチス』 花言葉は調べてないけど見た目いいからOK! これまで彼から贈られてきたのは 『黒い薔薇』 『クロユリ』 『スノードロップ』 『ホウセンカ』 『トリカブト』 いっぱい贈ってくれて嬉しい! 私が贈ったのは 『アネモネ』 『クレマチス』 『アイビー』 2日後 『◯▲△△さん(男性)、◯▼◯◯さん(女性)の遺体が発見されました。 2人は付き合っており、仲も良かったようですが_』 解説 実はこの花達、全部怖い花言葉なんです。 気づきました? 上から 『憎しみ』 『呪い、復讐』 『あなたの死を望みます』 『私に触れないで』 『敵意、あなたは私に死を与えた』 『見捨てられた』 『縛り付ける』 『死んでも離れない』 うわぁ、恐ろしい。Σ(゚д゚lll) 花言葉だけでなんとなくストーリーが組み上がりますよね。

短編小説みんなの答え:1

桜が咲いたような、満開な星空の下で君と。

帰り道の通学路。 目に映っているのはアスファルトだけ。 どれだけ歩いても同じような景色。 そんな光景につい、 「はぁ…っ」 とため息をもらした… 私、川幡 奈南。 実は、さっき失恋したばっかなんだ。 お相手は、西谷 廉杜くん。 2年前から、ずーっと片想いしてたの。 なのに…なのに…っ。 彼には彼女がいた。 告白するまでもなく、儚く散ってしまった。 どうしたって苦しくって、目に涙が込み上げてくる。 泣きたくない。泣きたくないのに。 目を擦りながらとにかく足を動かす。 このまま家に帰る気分になんて、なれなかった。 あてもなく、ぶらぶらとその辺を歩く。 やがて、1本の木の下にしゃがみこんだ。 なにをするわけでもなく、ただ泣きじゃくる。 「っ…うぅっ…ゎ…」 とにかく泣いて、泣いて、泣く。 何分くらい泣いただろうか。 涙が枯れた。 ふっと空を見上げる。 綺麗な青い空だった。 「…帰らなきゃな。」 そう思って立ち上がると。 「!」 目の前に、廉杜くんがいた。 「え…っ、どぅしたの…」 かすれた声でつぶやく。 「奈南。」 不意に呼ばれた私の名前。 頭がこんがらがって、真っ白になる。 だって、だって、彼には彼女がいる… 私なんかが、こんなところに居ていいはずがない。 だけど、その心とは正反対に、どこかで期待をしてしまう。 胸の鼓動がものすごいスピードて鳴る。 ドクドク…ドクドク… 「おれと、お付き合いさせてください。」  ーーーーー数日後ーーーーー 「それにしても良かったねー。あの西谷くんと付き合えて!」 そう声をかけてきたのは、親友の理音。 「もーほんとだよ!告白されたときは戸惑ったけど… まさか、彼女がいるっていうのは、勘違いだったなんて…!」 口に出すと、嬉しさと恥ずかしさが込み上げてくる。 「だから言ったでしょ?絶対両想いだって!ふたりとも、わかりやs…」 しーっ、って理音の口を押さえる。 「それ以上言わなーい!さ、私廉杜との待ち合わせあるから!」 お幸せにね。そんな理音の声が聞こえた気がした。

短編小説みんなの答え:0

切ない恋の短編小説

なぜ貴方は急に消えてしまったの? 一体どこに行ってしまったの? それは不思議な体験をした高校での出来事だったー ー空気が湿って燃えるような暑さの日、放課後私は教室に荷物を忘れ、取りに教室へ戻った。 すると、教室にはある知らない男の子が机に座って窓の外を見ているようだようだった。 私は気になって男の子に話しかけてみた。 すると男の子は、目を細めて微笑みながら何かを言って教室の外へ出ていった。だが私は何を言っていたのか聞こえなかった。少し不思議に思いながらも私は次の日もいつも通り過ごしていた。そして今日もその男の子を発見した。今日の男の子は、教室のベランダで空を眺めていた。それを見た私はもう一度話しかけてみた。すると彼は初めて返事を返してくれた。それから放課後というもの毎日彼の様子を見に来てお話をした。そして今日も話をしようといつも彼がいる場所へ向かった。だが今日はいなかった。いつもはいるはずなのにと思いつつも私は、その次の日もその次の日も毎日居ないか見に来ていた。だが、一度も彼が居ることはなかった。だから担任の先生に聞いてみることにした。その子の特徴を言い、名前を教えてもらって今どんな様子なのかを聞こうとした。すると先生の口から出た言葉は思っていたものとは違った。「彼は4年前に病気で亡くなっている」と、言われた時は先生を疑った。だが先生の反応を見る限り嘘ではなさそうだった。私は彼が4年前に亡くなっていた事を信じられなかった。信じたくなかった。私は夜寝る前に、「だって私の隣でちゃんと生きてたじゃん...」と私は泣きながら朝を迎えた。それでも今日もまた彼のところに会いにいく。彼が居たところから空を毎日眺め続け、時には涙を流していた。すると、空に彼の姿が一度だけ見えた気がした。そして私は泣き崩れた。 ーなんで消えたの...? ーなんで私の前に現れたの...? と彼女は嬉し泣きでも悲しくもあり、彼の分まで私が生きようと強く思った。 ー大好きだったよ。また来世でね。 と、2人の恋は一瞬にして消え去ってしまった。

短編小説みんなの答え:3

あなたに出会えてよかった…

「さようなら…」 「まって!」 私はさけんだ。 私はりり。 小学三年生。 私の親友は、くるみ。 ある日のこと。 くるみは、男子軍団からいじめられていた。 「くるみって、あいつ好きなんだろ?」 「え?マジで?あはははwww」 くるみは泣いていた。 私は勇気をふりしぼった。 「くるみをいじめないで!」 「りり、ありがとう。でも、もういいの。」 「なにが?」 「………さようなら」 くるみがはしりはじめた。 窓に向かって突進した。 やっとわかった。 くるみは自殺をしようとしているのだと。 先生たちは止めようとした。 しかし、もう遅かった。 窓から飛び降りていった。 「さ・よ・う・な・ら、 り・り・た・す・け・よ・う・と・し・て・く・れ・て、 ・あ・り・が・と・う」 私はそう聞こえたような気がした。 知らないうちに、涙がこぼれ出ていた。

短編小説みんなの答え:1

ホストクラス ※かなり長いよ!!

「ありがとうございました!また来てね!!」真冬の夜空の下、そう言い僕はお客様に手を振った。「さてっ」僕は背伸びをしながら店に入っていった。 「あっ、いらっしゃいませ!2名様ですか?」店に入ったら他のお客様が待っていた。 「今日は誰を指名されますか?」 「・・・雷斗くんと一晴くんですね。かしこまりました。」僕はそう言いお客様のそばを離れて、控室のドアノブに手をかけながら 「雷斗くーん、優花ちゃ・・」   「次空だよ?」「え?僕?」「なにしてるの空くんww」 「あーもう!!また間違えた!!」「ちょっと貸せって」 「そこ反転空後入れろっ!!」「ごめん失敗したァァァァああ!!」「www」 控室のドアを開けた瞬間、僕の声をかき消すかのように、そんな声が同時に僕の耳へ飛び込んできた。 (うるせぇ・・)と思いながら僕はベルを鳴らした。「あっ!おつでーす!」という声が聞こえた。   声の持ち主は滝沢雷斗と山岡一晴だった。2人共僕の元・クラスメイト。てゆうか、控室にいる全員僕の元・クラスメイト。「指名入った?」と自然な雰囲気で伊藤悠希(いとうゆうき)が言った。それに続くように黒峰空(くろみねそら)が僕の方を見た。お客様が待っているので僕はすかさず「うん。雷斗くんと優花ちゃんご指名だよ。」と言った。優花ちゃんは 「仕事中は山岡一晴だよ。」と言った。雷斗くんも「行ってきます」と言い、控室を出ていった。 あっ、ごめんなさい。自己紹介遅れましたね。僕は山崎大樹(やまざきたいじゅ)と言います。今は社会人として働いていますが夜の方は 元・クラスメイト全員でホストとして働いてます! 女子はキャバ嬢として働いています。 さっき指名が入ったのは滝沢雷斗くん。(たきざわらいと)クラス一番のお調子者。好きな事はとことん突き詰めるタイプ。授業中はタイピングをしている。    もう一人は山岡一晴くん。(やまおか かずは)本名:内田優花。(うちだ ゆうか)クラスで唯一女性ホスト。顔が格好良すぎるのと声が低いイケボのため、キャバ嬢じゃなくてホストになった。そして彼女はクラス最速タイピングの持ち主。雷斗くんとはライバルみたいな関係。  その他、伊藤悠希などのクラスメイトがいて、他にも女子にはキャバ嬢として働いている。 あっ、なんで全員ホストとして働いているか話していませんでしたね。僕らがこうやってホストをやっている理由は高校の文化祭の時、「最後の文化祭は皆さんに楽しいを届けたい」という考えとノリと勢いでホストクラブならぬ、ホストクラスを開いた所かなり好評だったため、今度は「来れなかった人にも楽しいを届けよう」となり、現在はホストクラブ&キャバクラを開き大人になっても、みんなと仲良く、元気に今日も楽しいを届けています。 控室で僕も適当にゲームを楽しんでいる頃、「いらっしゃいませ。ご指名いただきありがとうございます。」と言う2人。お客様から特大シャンパンタワーをいただいたような楽しい声が響いてきます。そして、接客中の一晴くんが小走りで控室に戻ってきて 「空くんご指名いただきましたーーー!!」と言った。空くんは「おっしゃぁぁああ!!」と言いお客様の方へかけていきます。 こんな日常がいつまでも続くといいのに。と思いながら今日も僕はこの日最後の楽しいを作るために、今一人でも多くのお客様に楽しいをお届けするためにこのメンバーは今日も頑張っています!!!                                         ※この話はフィクションです。 はいどうもーーー!!いつもは不破狂という名前で書き込みしています!!初めての短編小説の挑戦だったので難しかったですが、頑張って書かせていただきました!推しの不破くんがホストだったから思いついた話でもあるんですよねw 短編小説を書く時はふわりという名前で投稿していくのでよろしくお願いします!

短編小説みんなの答え:1

一角獣と滅びる世界

外から小鳥の鳴く声がした。 「・・・もう朝ぁ?」 眠い目をこすりながら、ベッドを出る。 村の中央にある井戸へ向かい、水を汲む。そして近くのベンチに座っている、爺様(村の長老的な人だ)に挨拶をする。これが私の朝の日課だ。 「おはようございます。爺様」 「おはようユーリア。今日も朝から元気だねぇ」 私は爺様の話を聞くのが好きだ。 いつも私の知らない話をしてくれる。今日は何を話してくれるのかな。 「ユーリア、一角獣を知っているかい?」 「想像上の、馬に角が生えたような獣ですよね?知ってます。」 「うーん、惜しいね。じつは、一角獣は実在するんだ」 唐突に突きつけられた事実に、頭が追いつかない。 「混乱するのもわかるよ。私も初めて聞いたときは、腰を抜かしたよ」 そりゃそうだ。私だって今の今まで知らなかったし・・・ 「話の続きをしようか。じゃあ、一つ質問をしよう。なぜ、一角獣は存在すると思う?」 そんな変な質問・・・見たことだってないんだから、わかるわけがない。 「じゃあ、答えを教えてあげよう。一角獣は、世界の調和を保つために生まれたんだ」 突飛な答えに、また頭が追いつかなくなる。 「一角獣の息には、不思議な成分が含まれているんだ。その成分には空気を清らかにする特性がある。さらに歩いたところには 草木が生い茂り、座ったところには水が湧く。かつては焦土だったこの星を、作り直すために神が与え給うたのさ。」 ・・・え?神?一角獣って、そんなにすごいの? 「はっはっは。何を言っているかわからないという顔をしているね。」「わからないのも当然です!」 「まあ、一角獣が棲んでいるおかげで、このあたりは緑にあふれる、いいところだ。けどね・・・」 「けど?」 「ユーリアはこの村の外に出たことがあるかい?」 あっ。 今まで一度も、この村の外から出たことがない。友達もたくさんいるし、住んでいて不便に思ったことは殆ど なかった。だから、村の外のことなんて、考えもしなかった。「その様子じゃ、ないみたいだね。」私はうなずいた。 「ユーリア、この村の外にはしばらく森が続いているが、もっと進むと、大きな街がある。その街には「ビル」という、 鋼でできたとても高い建物が並び、「車」という鉄の馬車が闊歩している。街は澄んだ空気を泥のように汚くし、森を 伐って新しい街を作る。もちろん、一角獣のすみかも。」 「そんなひどいことが・・・」 「あるのさ。街の連中はそれを何知らぬ顔ですすめ、一角獣でさえ殺す。 そのせいで、最近この辺りにも、害が出てきた。」 たしかに、最近は作物の実りが悪いらしい。 「このままでは、あと少しで一角獣は絶滅し、この世界は滅ぶだろう。」 「そんな・・・!」 「けど、私はあともう少しでなくなる命だからね。後のことは、ユーリアと若い世代に任せたよ。」 私にできることなんて、あるのだろうか。こんな小さい村の小娘に・・・ 「大丈夫。私はユーリアのことを信じてるよ。私がいなくなっても、諦めず、頑張ってくれ。」 そんな優しい声に背中を押され、私は覚悟を決めた。 「わかりました・・・私が、世界を変えてみせます!」 一角獣はいませんが、今本当に、同じことが起きています。これを見た人は、スマホの設定を節電モードに変えてみましょう。 それだけども、世界を変えられます。 (気に入ってくれるとめっちゃ嬉しいです!)

短編小説みんなの答え:3

謎の世界に来ちゃいました…!?

綺麗な髪、可愛い声、細い指、長い足、顔可愛い、おまけに優しくて勉強もできる! もう「天使か!」って思うくらい可愛いクラスメイトの女の子! あーあ、私もあの子みたいになれたらなぁ… …なんて、そんな夢物語あるわけないよねぇ。 そんなことを思いながら私、エラは教室でひとり、読書をする。 勉強とかはできないし要素も優れている方ではないけど、唯一私が得意なのは読書! 速く読むことができて、1日に最高厚さ1cmちょっとの本を2冊くらい読むことができるんだぁ! でも、同じクラスのある女の子がすっごい美少女なの! 勉強、要素、画力、リアクションも上手いし、私よりも背が高い…!!←エラは低身長がコンプレックス 帰り道、私は同じ地区の子がいないから1人で帰る。 靴箱に着いて靴を履き替えようとしたんだけど、 エ「…あれ、何…?」 私はそれに目を止めた。 その先には、見たことのない扉があった。 私は恐る恐る、その扉のドアノブに手を掛け、そぉっと開けてみた。 特に何も起こるわけではなく、その扉の先は、学園だった。でも…私が通っている学校ではない。 エ「何ここ…」 ?「…ようこそ」 エ「わぁ!!びっくりした…!」 そこには私と同い年くらいの男の子がいた。 ?「あはは、びっくりさせちゃった?」 エ「えっと…あなたは…?」 ?「俺はこの世界の住人。君はこの世界で、‘みんなの憧れ’そうゆう設定になってるんだ。今日内心言ってなかった?『あの子みたいになれたらなぁ』って。」 エ「そ、それは………思ってました…」 ?「でしょー! まぁ、そんなことで、しばらくこの世界楽しんでねー!」 エ「え、あ、ちょっと!!」 男の子はそう言い残してどこかへ行ってしまった。 「楽しんでねって…どう楽しめばいいの…?!…とりあえず、どっかのクラスの授業受ければいいよね… 私は2年4組の教室に入った。 「わぁ、エラちゃんだ!おはようー!」 「エラちゃん今日も可愛いー…」 教室中から私の名前が聞こえてくる。てゆうか、『おはよう』ってことはこの世界では朝の設定なのか… 〈体育の授業〉 体育で、バスケットボールの授業だ。 エ「よっ…!」 ピピッー(笛) 「わー!エラちゃんかっこいい!!」 エ「ありがとう」 なぜかいつもより体が軽く、シュートも上手くいく。そしてなぜかシュート打った瞬間に歓声が上がる…w 〈家庭科の調理実習〉 「それじゃあ今からポテトサラダを2人ペアで作ってもらいます。」 数分後… 「えー、エラちゃんのポテサラ美味しそう!!」 「ホントだ!めっちゃ上手!」 エ「あはは…、でもペアの莉子ちゃんが協力してくれたからだよ…」 莉「全然そんなことないですよ…!エラちゃんが料理上手いお陰です…!!」 〈放課後〉 エ「あー、やっと学校終わったぁ~」 今日はもう帰ろ… エ「…あれ?」 靴箱のそばに、この世界に来る前に見た扉があった。 エ「も…もしかしたら、戻れるかもしれない…!」 ?「あーあ、もう帰っちゃうのかぁ」 見ると、そこにはこの世界に来た時に会った男の子がいた。 エ「…あの、この扉を通れば元の世界に帰れるんですよね…」 ?「もちろん!」 エ「そっか…あ、あともう一つ…!」 ?「ん…?」 エ「あなたの名前、教えていただけませんか…?」 ?「俺?俺はカイ。」 エ「カイ…ありがとうございます…!」 それから私は扉を開けて元の世界に帰ってきた。 私は急いで図書室に駆け込んだ。 図書室で、七不思議や神話などに関する本を集めた。 そして、一冊の本にたどり着いた。 この私が通う学校の七不思議だ。 「七不思議の1番目…【不思議世界のカイ】。会えれば願いを叶えてくれる。中学生くらいの男の子。会う方法は… 何かを願って、カイがその願いを叶えるかどうかを決める。もしカイが叶えると決めたのなら、願った者の前に扉が現れ、扉の中の世界…不思議な世界で夢を叶えてくれる。」と書かれていた。 そっか…あのカイくんは、七不思議だったんだ。 また、会えるといいな。 でも… 「やっぱり、私は今のままが1番好き!」 -------------------------------------------------------------------------------------- 《作者より》 今日の短編小説はどうでしたでしょうか…! 途中なんか上手くできてなくてすみません! でもこうゆう系の短編小説初めてなので書くのも楽しかったです! また思いついたら短編小説書きます! それではまた~

短編小説みんなの答え:3

袖振り合う

 俺は、爆音で音楽を流しながら車を走らせていた。目的地は長篠崖。柔らかな歌声が車を突き抜け響き渡っている。家からここまで、対向車や歩行者達は顔をしかめてこちらを見てきた。 ーー分かってるよ、うるさいって言いたいんだろ。  俺は舌打ちをして睨み返す。大抵の相手はそれで目線を逸らし、何もなかったかのように通り過ぎていく。  だが、そいつは違った。何故か目を輝かせて俺を見ていた。  近づいて来る。窓を叩かれた。ここは長篠崖近く。今は午後10時。最近警備が厳しくなったと聞いていた俺は少し身構えた。  「ちょっといいかな?」 俺が窓を開けると、そいつは前のめりになって話しかけてきた。やはり警官か。 「なんですか」 努めて冷静に答える。そいつは車のスピーカーを指差して言った。 「好きなの?水面恵梨亜」 「は?」 思わず声が裏返る。確かに、先程からかけていた曲は全て水面恵梨亜という歌手のものだ。  「まぁ、はい」 そう答えると、そいつは更に目を輝かせる。 「いいよね、水面恵梨亜!僕も好きだったんだー!」 まるで、子供のような様で両拳をブンブンと振る。  水面恵梨亜は、俺が中学生のときに大流行りしていた。だが、数年前、ずっと続いていたアンチのコメントにとうとう精神を病み、引退してしまっている。  「ねぇ、どの曲が一番好き?」 顔を覗き込まれる。数刻前の俺なら力ずくででも追い払っていたはずだが、その無邪気な声に張り詰めていた心がふっと解けた。まぁ、いいか。人生最後にこんな出会いがあっても。  それから、近くの飲食店まで二人で行き、色々な話をした。 ーー実は俺、もう全部終わりにしようと思ってたんだ。長篠崖から飛び降りて。  話しているうちにすっかり警戒心が無くなり、ついそう口にしてしまった。そいつは驚いた風もなく、「だと思った」とだけ言った。  それから段々沈黙が増え、なんとなくお開きの雰囲気になった。名前も伝え合わないまま、手を振って別れる。  俺は、長篠崖へ車を走らせた。  着くと、そこには一つ、人の影があった。俺はそれに近付き、そっと肩に手を置いて、「少し、話をしないか?」と声をかけた。

短編小説みんなの答え:8

かくれんぼ(ホラー)

「ここだよ。ここで、かくれんぼをすると、小さい子供がくるんだ」と、雄太が言った。 「ね~。小さい子供が来たらどうなるの?」今度は私、咲奈が言った。 「子供が来ると、その、子供が鬼になって一緒にかくれんぼしてくれるんだ」 「へぇ~意外と可愛いじゃん。やろうよ!かくれんぼ」次は、蓮人が言った。 「まぁ、スマホでも話題だしやろうか!」 ー廃墟ホテルー 「うひゃ~!こわー!」そうだね! 「よしかくれんぼしよう!」最初はグーじゃんけんポン! 「俺(ゆうた)パー」 「僕(れんと)グー」 「私(さな)チョキ」うわ~うちか~鬼… 「私もよーせーて!」あれ?小っちゃい子? (あ!ちょうど来たな) 「いいよ。お嬢ちゃん、名前は?」へぇ~意外と優しいじゃん雄太。 「私は、セレナ!鬼、していい?」見つけられるのかな?ちょっと心配… 「いいよ、セレナ。30秒数えててね」優しいな~ 「うん!分かったよ!お兄ちゃん!」フッ、お兄ちゃんって言われてるw 「さぁ、皆!早く隠れるぞ~!制限時間は30分だよ~分かった?」30分って、小っちゃい子には長くない? 「1!2!3!4!5!………………もういーかい?」 「もういーよ!!!」さぁ、見つけられるかな? 「よーし!絶対見つけるぞー!」 ー10分後ー 「うーん?どこかな?」 (やばい…近づいてきた。ん?何か明るくなってきたぞ) 「み~つけた…」 「うわぁ~見つかっちゃったな。セレナ、早いね」 「さて、見つかったから死んでもらうよ…!」 「え?」うわぁぁぁぁぁぁぁ! ー20分後ー (何か…叫び声がしたけど。誰か見つかったのかな?) 「どこだろう?あと二人」 (うわっ、こっちに近づいてくる!ていうか、明るくなってきた) 「み~つけた…」 「うわ!凄いな、セレナ!まだ小っちゃいのに…迷子にならなかったか?」 「うん…さぁ、見つかったから死んでもらうね…!」 「え?セレナ?」や、やめろ!うわぁぁぁぁぁぁぁ! ー25分後ー (さっきから、叫び声が聞こえるけど、二人見つかっちゃったのかな?) 「あと一人だ!頑張ろっ!」 (え?あと一人?え、じゃぁ、二人はセレナと一緒にいるのね) 「み~んな、み~つけた…」 「エへへ、見つかっちゃった。あれ?セレナ、二人はどこ?」 「いないよ…だって、二人を殺したんだもんだから…」 「え?どういうこと?」 「死んでもらうね!!」 「え?セレナ?何言って…」キャァァァァァァァァァァ! 「これで、私の勝ちね」キャハハハハハハハ! スマホ≪ある、廃虚病院には噂がある。かくれんぼをしてはダメだ ある、小さい女の子に見つかったら殺されるから≫

短編小説みんなの答え:2

なにがあっても一緒だから。

私はユイカ。魔法が使えるんだーっ! 今、夢の国で遊んでるんだ~♪ 三つ子の姉、レイカと妹のアイカと一緒にねー! こんなに遊べるなんて、夢?夢なの?? あ~あ。明日にならないで~。ずっとこのまま遊んでいたいよー。 ──────── 私はレイカ。 今、寝てます。 今は何時?まぁどうでもいい。まだ寝させてー おやすみ~なさーいー 「オキテ,レイカ.オーキーテー、レイカ!」 なんか声聞こえるけど、いっか。 「ふわー。もう朝?もうちょっと寝させてぇ…。」 アイカに起こされてまだ眠たい私は、寝返りをした。 「大変なの!ユイカが、ユイカが!!」 ユイカ? 「えーーーーーーっ!!!!!!!!」 昨日まで、一緒に寝てたじゃん! どうなってるの?! レイカの見た夢 「ユイカ!ユイカ~っ!!」 「レ、イカ…その、ボタン、どれでも、いいから、お、し、て…。。」 ユイカはそういって倒れてしまった。 「ユイカ、ユイカ!」 ───いつも、三人一緒でしょ? ふいに、小さい頃約束した言葉がよみがえってきた。 そうだ、私たちはいつも一緒なんだ。 ユイカを助けないと────。 赤、黄色、緑、青のボタン。 「おりゃあああああ」 私はボタンを押した。 ピカーーーーーッ ***********夢、おわり (ユイカを助けたい。助ける力をさずけなさい────っ。) 「空よ、今こそわれに力をさずけなさい──────」 呪文を唱えると、夢で見たあのボタンが見えた。 『そのボタン、どれでも、いいから、お、し、て…。。』 「ユイカ、戻ってきてーーーーっ!!」 私はそうさけびながらボタンを押した。 すると、部屋を淡い光がおおった。 私はアイカ。 ユイカが戻ってきて、本当によかった。 何色のボタンを押したかは、読者さんにまかせます♪ また会おうねー!

短編小説みんなの答え:5

交換日記

「交換日記しよ~?」 私は、本橋莉愛。もとはしりあって読む。 今日の朝のホームルームで、親友の鼓由梨が、交換日記をしよ~?と聞いてきた。 「別にいいけど。なんで?」 「隣のクラスではやってるんだって!」 流行り重視かよ。一瞬あきれたが、私の答えは、yesだ。 「じゃぁ、莉愛からね!これ、秘密だからね!」 由梨から渡された交換日記は、ものすごく分厚かった。 「高校までやるき?」 「永遠にやろうかなぁ」 下校時、私は交換日記に何をかくか悩んでいた。 「『秘密の事』かぁ…」 交換日記には、『秘密の事』という欄があった。 「好きな人…でも書こうかな」 一瞬書くのをためらったが、由梨が悲しむ気がして、好きな人を書いた。 「莉愛、おはよー!」 由梨の顔からは、「交換日記頂戴!」という、笑みがあふれていた。 「おはよ、交換日記でしょ?」 「そうそう!莉愛は、エスパーだね!」 「顔から出てるし。」 「んふふふふ!」 「はい、交換日記。これでいい?」 「うん!じゃぁ、今日は私の番ね!」 『秘密の事』の欄には、私の好きな人の事を書いた。 ペラペラ~っと、由梨はページをめくると、 「○▽君の事が好きなの?!!」 「ま、まぁ…好きって言うか、気になるって言うか…」 「いいじゃん!私応援するよ!その代わり、私の恋も応援してもらうからね!」 「はいはい、わかりましたー。」 「帰ったら、中見てね!学校で見ちゃだめだよ!」 「分かったよー」 恥ずかしいことでも書いたのか?学校で見ちゃだめだなんて 気になった私は、トイレの中で由梨が書いたページをチラッと見た。 そこには、 「莉愛!お誕生日おめでとう!これからもよろしく!由梨より」 と書かれていた。 「由ッ…」 思いもよらない、交換日記にびっくりした。 そういえば、明日誕生日だったな。 ヒラッ 交換日記の隙間から、一枚の紙切れが落ちていた。 「ッ/////」 それは、写真で私が小学生の頃の写真が入っていた。 私の隣には、もちろん由梨もピースサインで写っていた。 交換日記の2ページ目でこんな展開になるなんて… 「莉愛~?トイレ、大丈夫?」 由梨の声だ。 ガチャンッ! 私は、ドアを勢い良く開けて、由梨に抱き着いた。 「ありがと」 「見ちゃったんだね…えへへ、どういたしまして」

短編小説みんなの答え:2

右斜め上(百合表現注意)

今日、学校で席替えがあった。 私のクラスでは、必ず男女が隣り合うように席が配置される。 だから、あの子____ 晴ちゃんとは、隣の席になれなかった。 元々私と晴ちゃんは幼馴染で、幼稚園こそ違うものの、小学校から今、高校まで同じ学校に通っている。 私がこの高校を選んだ理由は、他でもない晴ちゃんだ。晴ちゃんが行きたいと言った高校に、私も引き寄せられるように受験を受けた。 私も、恋を自覚するまでは時間がかかった。 何せ今までは単なる幼馴染だったし、それに晴ちゃんと私はどちらも女の子だ。最近は多様性の時代として同性愛は認められてきてはいるが、やはり異性愛者の人の方が多いだろう。それもあって、ちょっと前まで私はこの胸に咲いた花の名前を知らずに晴ちゃんと一緒にいたのだ。 私は、私の右斜め上の席に座る晴ちゃんを見て呟いた。 「…今日も可愛いな」 …晴ちゃんに聞かれていたら、どうなっていただろう。 そんな気持ちを抱えながら、私は今日も晴ちゃんに見惚れている。

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