短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:0

思想

外から、かすかに雨音が聞こえてくる。どうやら今は雨が降っているようだ。私は真っ暗な自分の部屋で、何をするでもなくただぼーっと寝転んでいる。 今日も、何もできなかった。 …いや、しなかったという方が正しいのか。 今日こそはやろう、昨日できなかったたんだから、今日こそ。 毎日のように思っているけど、実際はなにかをできたことなんてない。 毎日、ただ天井を眺めているだけで1日が終わっていく。 自分が生きているのかどうかも怪しくなって、いっそのこと死んでしまおうかと考えたことだってある。 ただ、死ねないだけだ。死ぬ理由がないだけだ。 生きる理由もなければ、死ぬ理由もない。 そもそも、私だって昔からこんな無気力な人間だったわけじゃない。昔は他の人と同じように笑ったり、泣いたり、怒ったり、感情豊かだった…はずだ。 今ではもうあまり覚えていないけど、とにかくこんなに無気力ではなかった。 変わったのはいつからだろうか。いつの間にか変わっていた。時は意識する間もなく過ぎていく。 私が時の流れに追いつこうともがいてる間に、いつの間にか置いてかれてしまった。 結局、ついていこうと努力するよりもなんとなく流されていたほうが生きやすいんだなと、最近になって思った。海で溺れたとき、どうにかして生きようともがいていても、沈んでいくだけだ。それに比べて、ただ静かに流されていれば沈まず、浮いて生き延びることができる。 人生なんて、そんなもんだ。

短編小説みんなの答え:4

死神の仕事

        始                                                                      俺は杉並 颯。他のなんでもない平凡な小学5年生だ。今日も普通に学校に行き、普通に帰る ……はずだった。 「おい!子どもがひかれたぞ!!」「救急車はまだか!!」 たった一瞬の出来事で俺の人生には幕が降ろされた。 俺は死んだあと地獄門というところに連れて行かれ閻魔大王という人に命令され、死神というものになった。 死神の仕事内容は死者手帳というものに書いてある人間を殺すだけの至って簡単そうな仕事だった。 だが現実はそうはいかなかった。俺は新人なので先輩にこき使われ大変だった。だがもっとやばいのは その日のうちに与えられた任務をこなさなければ、完全に死に消滅させられるそうだ。 そうはならないように俺は一生懸命働いた。だが人を殺すというのはとても心が痛むものだ…。 死神になってから1年ほどたったある日、ある任務が入った。それは病気の5歳の子供を殺せというものだった。 早速俺はその子供がいる病院に向かい、子供がいる部屋に入った。すると驚くべきことが起きた。 「おじさん…だれ?」死神になってから初めてのことだった。その子供は俺のことが見えていたのだ。 「おじさんもしかして外に連れてってくれるの?」子供は顔を喜ばせて笑顔で聞いてきた。 (ちょっとくらいなら…いいか)そう思い、俺はうなずいた。子供は無邪気に喜んだ。 そして俺は子供を外に連れて行った。子供と様々な話をした。どうやらその子供は親に虐待され心に傷ができ、 それが原因で病気ができたそうだ。「おじさんはどんなことをしているの?」子供はそう聞いた。 俺は考えた。(そういえばなんで俺はこんなにも人を殺しているんだ) 俺はハッとした。俺はすぐに病院に戻った。今の時間は23時59分あと1分でこの子供を殺さなければ、俺は死ぬ。 俺は決心を決め自分の持っていた鎌を振るった。あたりに血が飛びちった。子供は驚いてた。 俺は自分に鎌を刺したのだ。自分が犯した罪を償うために。 0時0分。俺は子供に「ありがとう。」とだけ言い残し消滅した。        終 ここまで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m このお話面白かったですか?もしそうだったら嬉しいです!(^o^) ぜひこのお話のコメントをしてください:) では、今日の出会いに乾杯!!走るはんぺんライスでした!

短編小説みんなの答え:1

Tree-Plantingプロジェクト

私は緑山葉子。「Tree-Plantingプロジェクト」を経営している。 このプロジェクトは普通の植樹活動とは違う。 病院の庭だけを拠点として、常緑樹だけを植え、折れている木の枝には、新しい葉がついた枝をつなげるといった活動である。 私がこのプロジェクトを立ち上げたのは16年前の事。 当時、私の親友が難病で入院中に余命宣告されたときのこと。 親友が病院の外の木の一枚の葉を眺めて「あの葉が落ちてしまったころには、私、もう死んでるのかな…」と呟いた。 そこでふと思いついた。「一枚」しかないからダメなんじゃないか。そうだとすれば、 木を増やして、力強く生きてほしいということを伝えれば再び生きる希望を取り戻してくれるのではないかと思った。 病院に許可を取り、ためしに折れた枝を新しい枝とつなぎ合わせ、新しい木を植えて、 「この木はまだまだ葉が落ちないよ!」と書いたメッセージカードを木にくくりつけた。 親友は泣いて喜び、再び生きる希望を取り戻してくれた。 そのおかげか、余命宣告された難病が治り無事退院することができた。 どんなに生きる希望を失った人でも、力強い木のように生きてほしいと伝えれば、親友のように勇気を取り戻してくれるかもしれない。 もっと本格的に活動したい。生きる希望を捨てないでほしい。そう思って、16年前に立ち上げたのが「tree-plantingプロジェクト」だ。 今まで沢山の病院の庭へ行き、人々を笑顔にしたいと思って活動してきた。 これから先も沢山の人々に生きる希望を与え続けたいと思う。 ーーーーーーーーーーーーーー  補足 ちなみに、10年前にプロジェクトの一員にあの時の親友が 入り、今では幅広く活躍してくれている。  end ーーーーーーーーーーーーーー あとがき 感想、教えてね(*´∀`*)(結構自分の中では傑作かな?)

短編小説みんなの答え:0

地底に咲いた花

メッセージアプリで注文を受け付ける「なんでも屋」を開業して1年になるが、こんな依頼を受けたのは初めてのことだった。 今回の客は、荷物の受け渡しも、料金の支払いもすべてメッセージアプリで終わらせようとしていた。 「コインパーキングへ行って車に乗ってください」 地図の場所へ行くと、そこはコインパーキングであり、一台のワンボックスカーが停められていた。 「鍵は給油口の蓋を開けたところに入っています」 メッセージの通りに鍵は入っていた。 鍵を開けて運転席に乗り込むと、次のメッセージが届く。 「荷物は後部シートに乗っています。カーナビの場所へ届けてください。料金は助手席側ダッシュボードにあります。駐車料金も含まれていますのでご確認ください」 開けてみると、封筒に入った15万3000円があった。今回の依頼料金は15万円だった。残りの3000円は、駐車料金ということなのだろう。 「荷物は後部シートに置かれています。荷物は絶対に触らないでください。まだ荷物についての質問はNGです」 もしヤバいものだったら、どうしようか。そんな考えもあったが、これが何であるかが想像もしないことにした。 目的地についた時、どこか安心している自分がいた。 そこは町外れにある花屋の前だった。店の中には可愛らしい女性がデニム地のエプロンをつけて座っていた。 「すいません、お届けものなのですが」 「車で裏まで運んでもらえますか」 彼女はそういうと店の脇にある道を指し示した。 「あ、荷物は自分でおろします。荷物には触らないで」 店の裏口から出てきた彼女はそう言って駆け寄ってきた。 ビニール袋を抱えるようにして持ち上げた時、何か柔らかい感触があった。 そう思ったと同時に、首筋に何か衝撃を受けた。 振り返るとそこにはスタンガンを持った彼女の姿があった。 「荷物には触らないでって言ったのに」 そこで意識は断たれた。 目が覚めた時、自分がどこにいるのかよくわからなかった。 目を開けることはできたが、なぜか手足は動かすことができなかった。 「目、覚めた?」 声が聞こえた。彼女の声だった。 「荷物に触れないでって言わなかったけ?」 「ごめんなさい、そんなつもりじゃなかったんです」 「謝っても、もう遅いよ」 「でも、中身は何かわからなかったです。絶対にわかりません」 言葉ではそういったが、本当に触れた瞬間にビニール袋の中身が何であるか、すぐにわかった。 あの感触。あれは人の体だ。 「殺さないでください」 涙を流しながら懇願した。 「それはわたしの仕事じゃないから。わたしの仕事は処理をするだけ」 彼女は笑顔でそういった。 その笑顔は、まるで地底に咲いた花のようだった。

短編小説みんなの答え:1

昨夜のカレー、明日のパン

「ほう、笑いましたか」 「間違いなく、笑いました」 「笑えるようになりましたか」 「ひょっとすると、アレかな?うん、アレのおかげだな。ムムムが笑えたのは」 ギフの言う「アレ」がどれなのか、テツコには、さっぱりわからなかったが、ギフは、一人で納得している。 「アレって何なんです?」 「言葉をあげたっていうか」 「何なんです、それ」 「人って、言葉が欲しい時あるだろう?」 「ないですよ、そんなもん」 「あるんだって、そういう時が」 「言葉をですか?」 「まぁ、呪文みたいなものかな」 「どんな言葉をあげたンですか?」 「そりゃあ、秘密。人に言うと、効き目がなくなるから。私があげたのは、ムムムにだけ効くスペシャルだし」 「私にもスペシャル下さいよ。私だけの言葉を」 「ダメダメ」 「何でですか?」 「だってテツコさん、そういうの、信じてないでしょうが」 「そうか、あのムムムがねぇ、笑いましたか。そうですか」 「っとなると、ムムムって名前、変えてあげなきゃ、ダメですね」 「本名は小田でしょう」 「何て呼びますか?」 「それじゃあ、フツーの人みたいじゃないですか」 「うん、まぁ、つまりフツーの人になっちゃったってことだよ」 「それはちょっと残念」 「アンタはね、来た時からオヨメチャンって呼ばれてるな」 「オヨメチャンですか?」 「イヤかい?」 「だって、二十だし」 「テツコさん、嫁だったンだね」 「で、どう思う?」 「だって、しょうがないじゃない。話の途中で、席、移るんだもの」 「だから、そろそろ結婚しようかって、そういう話だよ」 「だから、つまり、結婚のことだよ」 「ひょんなふぉと、きゅうにひゅわれてもさぁ」 「え?」 「だから、そんなこと、急に言われてもさ」 「急って言うけど、いつ言えば急じゃないのさ」 「だって、結婚したら岩井テツコだよ。イヤだよ、そんな固そうな名前」 「うん、見えた」 「了解しました。ボクが悪かった」 「そうなんだよ。こんなところでする話じゃなかったんだよ。それで怒ってるンでしょう?やっぱりそれなりの設定がいるんだよね。女の子は特に、そういうの、こだわるんでしょう?」 「そーゆーのって、どーゆーの?」 「わかってるって。こだわってるからすねてるんじゃない。わかった。わかった。ちゃんとするから。感じのいい店とか、ブランドの指輪とか」 「この話は、また改めて席をもうけてするということで、悪かったね。そうだよね、デリカシーがなかったかもね」 「じゃあ、この話は聞かなかったってことでよろしく」 「ヘンだよ、死んだ夫の父親と二人で暮らしてるなんて、人にヘンって思われるって」 「誰もそんなこと思わないと思うよ」 「あまいな。昔、心の中でそう思ってるもんなんだって」 「テツコさん!」 「何飲んでるンですか?」 「よっこらしょ」 「イヤだな寺山さん、年寄りみたい」 「あれ、雨、降るんですか?」 「いや、今朝、降ると言いましたからね」大丈夫。もう、今日は降らないよ」 「やっぱり言葉って効くもんなんですね」 「その人は、きっと何かにとらわれて、身動きできなかったんですよ。それが、その言葉で解放されたんじゃないですかねぇ」 「何かにとらわれるって、何にですか? 「うーん、よくニュースとかでやってるだろう?家族の中の誰かが誰かを刺してしまうとか、勤務先で部下が上司を殺してしまったとか。でも、そこまでゆくのに、けっこういろいろあるんじゃないかなぁ」

短編小説みんなの答え:4

少食とあの子

私は元々少食だ。生まれつき。小説とかで見るようなゼリーしかーみたい事ではない。だがラーメン屋に行っても小すら完食がつらい。私は本気で悩んでいた。 私に新しく友達ができた。前髪命なギャル系の朝ちゃんとおっとりしている華ちゃん。正直、、朝ちゃんの方が話しやすい。少しくらい口が悪くても一緒に話してくれる。そんなある日、私は朝ちゃんに少食で悩んでいることを伝えた。分かってくれた、そう思っていたのに、、朝ちゃんのリップの付いた口から溢れた言葉はーーーーー 「え、何急に少食アピ的な?やめた方がいいって(笑)そのキャラキモいよ?」 その瞬間私の心に黒い絵の具が落ちたようだった。じわじわ広がってゆく。でも必死に心のしみを隠して、笑って、その場を過ごした。 あぁ、分からなかったか、そっか、うん、やっぱつらいか、 次の日私は学校に行った。変に休むと親が心配してしまう。 登校中、華ちゃんと出会った。 昨日の全てを覆い隠すように口角を引き上げた。だがーーーーー バレた 「無理に笑わないでね、華には分かるんだよ」 彼女は少しドヤ顔で微笑んだ。 「お話だけ、、聞かせてくれないかな」 私は躊躇した。この場をしのぐことはできる。言ってまた否定されたらどうしよう。 ぐるぐる思考が渦巻く。 私の口から言葉が落ちてゆく。 華ちゃんは落ちた言葉を拾って見つめてくれる。 話してしまっている。 否定されても、誰かに話してしまいたかった。 「それだけなんだけど、すごく辛かったんだ、しんどかったんだ、、」 嗚咽混じりの汚い声を聞き入れてくれた。 「お話してくれてありがとう。もしよかったらなんだけどね、今日一緒にご飯屋さん行かない?」 「私と一緒にご飯食べようよ、好きなだけ食べて、残っちゃっても私が食べちゃうから!」 華ちゃんはとろけてしまいそうな柔らかい笑顔だ。 うん、やっぱり嬉しい

短編小説みんなの答え:2

約束~2人の友情と青春~

「これから全国マラソン大会の出場者を発表する」先生の顔は真剣だった。陸上部のメンバーに重い空気が流れた。今年、私たちの学校は予選を通過し全国大会への切符を手にした。私・水谷実優にとってこれがラストチャンスだった。今年、私は高校を卒業する。大学では陸上をやめるつもりでいた。出場が決まったとき、私はみんなが帰った後ひとりで練習したり、朝練もしたりした。先生は名前を呼んでいく。「伊藤…水無瀬…」どんどん名前が呼ばれていく。気づけば最後の1人になっていた。「近藤」大会出場者の全員の名前が呼ばれた。私の名前は呼ばれることはなかった。「補欠は水谷と…」補欠のメンバーで一番最初に呼ばれた。みんなより遅く残ったり朝早くきて練習したりしたのに…! いつも私と練習していた伊藤明莉(いとうあかり)は呼ばれたのに何で私だけ…発表後、明莉は気まずそうに私の元にきた。 「明莉より練習したのになんで私は選ばれなかったの」明莉にあたってしまった。「ごめん…」明莉はその場を去っていった。 本番4日前明莉は骨折をした。明莉は悔しがって泣いていた。 そして私に「私の変わりに実優(みゆ)がでて」と言った。「実優、私の変わりに走って優勝してきて」二人とも泣きながら約束をした。 大会当日、私はアンカーを走ることになった。 襷(たすき)を1位で貰った。絶対死守する。心に誓って走った。 残り1キロを切ったとき、足が絡まって転倒してしまった。転倒したとき捻挫をした。何でこんな時に…ふと明莉との約束を思い出す。ー優勝してきてー。明莉の方が辛かっただろう。せっかく選手に選ばれたのに。だからこそ諦める選択肢はなかった。最後まで走りきる。 ー見えてきました!1位は水谷実優さんが死守している!そしてゴールテープを切ったー!ー 実況が響き渡った。ゴールテープの目の前に松葉杖をついた明莉が待っていた。「明莉!」すぐさま明莉のところに行った。「おめでとう…!ありがとね実優!」「明莉もありがとう!」 二人とも泣いた。「大学は駅伝2人で絶対出ようね」明莉と約束した。

短編小説みんなの答え:2

いつしかの自分

昔から周りの目を気にするタイプでした お母さんは礼儀正しい人で私の誇りでした お父さんは誰に対しても優しい人で私の誇りでした そんな両親の恥とならないよう頑張りました どんなに嫌いな人でも、優しく声をかけてやりました 困っている人がいたら声をかけてやり、補助が必要だったら助けてやりました 小学校に上がると勉学にも励みました 友だちづきあいも良好で、先生にも信頼を置かれました そんなこんなで長い月日が経ちました ある日、部屋の整理をしていると低学年の頃に書いた日記が出てきました 低学年の崩れた字に懐かしさを覚えました あるページに目がとまりました そのページだけ異様にきれいに書かれています 'ゲームであそびたい' 'じゅくやめたい' 勝手に塾に入れられ無理をして勉強していたのを、思い出しました、 ゲームは、最新のソフトがほしかったけど、勉強の邪魔になるからと言われて、買ってもらえませんでした、 いつの間にか、視界がぼやけてきました、 いつの間に、私はゲームをしたいと、言わなくなったのでしょうか、 いつの間に、私は勉強が、好きになったのでしょうか、 もう、何もかもわからないです、 自分の本心も、お母さんとお父さんの愛情も、

短編小説みんなの答え:0

人助け

プルルル、プル 授業中になった携帯の着信音に少し驚きながらもでる。 「牧野!今授業中だぞ!」 先生の怒鳴り声が聞こえるが関係ない。 『水桜、S705に今すぐきて』 「分かった」 多分なにかトラブルがあったのだろう。 「体調が悪いので早退します」 「お前さっきまでー」 私にはここまでしか聞こえなかったが明日は説教会だろう。 私は牧野水桜(まきのみく) 職業 ※送り屋 おそらく平日にも関わらずなにか起こったのだろう。 すぐにS705にたどり着いた、が、 状況はすぐにのみ込めなかった。 「マスター、これって」 「そう、水桜。できる?」 「私に出来ないと思った?」 「お願い」 私が飲み込めなかった状況とは、 「あなた、それは何?」 私が聞くと4歳くらいの子が答えた。 「これ?水運んでるの」 「違う、その腕」 「ママがつけたの」 腕にはたくさんの傷があったのだ。 水もない状況なのか? 「あなたの家にいってもいい?」 「いいよ」 その家はひどい状況だった。 親はずっと寝たきり。 彼女が全部やるしかなかったのだ。 病院なんていけるお金などなく、家にいた。 「お嬢ちゃん。今からお姉ちゃんがやること、誰にもいっちゃダメだよ。」 「うん」 そういって私は母親に魔法にかけた。 「もう大丈夫だよ」 「ありがとう、おねーちゃん」 そういって私はその場を去った。 「マスター、やっぱり送り屋っていい仕事だね。子供でもお金稼げるし、何より人救えるしね」 「これからもよろしく」 end ※送り屋とは冬龍門が勝手に作った職業です。 初めまして!冬龍門です! 最後まで読んでくれてありがとうございました! おかしいところあるかもしれないんですけど、感想教えて貰えると嬉しいです。

短編小説みんなの答え:0

信じていいのかな?

私は、胡蝶 海(こちょう うみ)。とびぬけて得意なことが一つもない、チビな14歳。この日、新しく後輩ができた。 「矢木悠です」「原花蓮です」吹奏楽部に入部してくる一年生が順番に名前を言っている。「大原空です!」ほかの声より一声大きい声に私はびっくりした。でも、「空」という男の子で自己紹介が終了し、部長の渥美が話したから、男の子に声をかける暇はなかった。 「―はい。きょうはここまで。一年生たちも帰っていいです」渥美の話が終わると、みんな渥美のほうへ走っていった。それもそう。渥美は私とは対照的で明るくてまとめるのが上手で人気者で…。「あの」振り向くと大原君がいた。「あ…大原君ですよ…ね?どうしたんですかっ…?」歯切れ悪く言ってしまう。「案内、してもらえないですか。僕、入学式の時、休みで」「そうだったんだ。私でよければいいですよ」「ほんとっ!?」大原君が目を輝かせた。「うん。じゃあ、行きましょうか。えっと―」…「―ここで最後です。なにか、わからないところがあったら、また。私はこれで…」「ありがとうございました。僕、家まで送るよ」「悪いよ」「いえ、僕のせいで遅くなったから」「…じゃあ」そう言って家まで送ってもらった。でも、次の日からは全然しゃべることなくいつもの日常に戻った。でもある日、「先輩」「な、何?」部室で片づけをしていると、大原君が来た。「僕、胡蝶先輩の真面目なとことか、一生懸命なところ、好きです!付き合ってください」えっ…。こ、コクハクってこと?「で、でも…私なんかじゃだめだよ」「…わかりました。でも、今まで通りの先輩後輩の関係でお願いします」「ご、ごめんっ」私は一切振り返らずに部室を後にした。次の日部活に行っても大原君は普通に話しかけてくれた。 「先輩、これっ」大原君がさしだしたのはクマのぬいぐるみだった。「あ、ありがとう。すごい、可愛い…」大原君は、はにかんだ。「 誕生日おめでとう!」「ありがとう!」そんなふうにしてとうとう三年生の卒業式が行われた。私は、なんとか第一志望の槻川原山高校に合格できた。「先輩、槻川原山高校合格、入学おめでとうございます!」「ありがとう。大原君のおかげだよ。あの、言いたいことがあるの」「は、はいっ」大原君は急に顔が固まった。「好き」「えっ」「大原君のことが好き!」「先輩それ…本当ですかっ!?」「うん」私が複雑な顔で大原君を見ると大原君はニコッと笑ってくれた。「僕も、先輩のことが好きです!」私は安心して少し顔がほころんだ。 「高校に行っても、よろしくね!」私は、精一杯大きな声を出した。

短編小説みんなの答え:1

知らず知らずの思い込み

ある日の学校の教室で 制服を着た1人の生徒、将来の職業についての作文の発表の準備をしている 「大丈夫そう?れん」 友達のあゆがそう声をかける 「大丈夫だよ、少し緊張するけどな…頑張って書いた作文だから失敗はしない」 「将来の職業は何にしたの?ちょっと見せてよ」 「ばーか本番まで内緒に決まってるだろ」 「なによそれ、けち!」 ―本番の時間 「僕は将来、飛行機の操縦士になりたいです、小さい頃にのった飛行機の操縦士さんがとてもかっこよく見えて…」 しばらくして作文を読み終わり、割れんばかりの拍手がおくられる 壇上から降りて席に戻ったれんにニッコニコのあゆが話しかける 「本番お疲れー、いやー操縦士とかいいじゃん、れんにピッタリ」 「ありがとな」 あゆを見てふと思う 「…あゆ髪また伸びた?」 「そーなんだよ、また伸びた!あと少しでヘアアレンジできるくらいになるかな?」 腰より少し上まで伸びた髪を触ってる 「もういけるんじゃねーか?それくらいなら」 「ならもうやってみるか」 「…れんは変わったね、いや…変われたね」 「ん…まあ、みんなが受け入れてくれたから」 「ちっちゃい頃長かった髪もこーんなに短くなっちゃてー」 「あーもう、触んなよ…ったく」 「れんの事を花恋(かれん)って呼ぶ事も無くなったね、それはいい事だけどたまに寂しい」 「まあ、いつかいなくなるよ花恋なんて…今の自分はれんだから」 「びっくりするよねー、れんの事が好きな女の子がいたなんて…しかもれんを女子って知らなかったなんて…おんな泣かせー笑」 「よせよほんと、あれは流石に参ったけど…」 「って…お前もだろうに」 「たはー、あの男子からの告白はやばかったわ私の本名が歩(あゆむ)ってのも、私が男子ってのも知らなかったらしいしー…そもそも」 「「容姿だけで好意示すやつなんかと付き合うかってんだ」」 花恋(かれん)、愛称れん 歩(あゆむ)、 愛称あゆ 二人はジェンダーの幼なじみでお互いに異性の格好をしてる

短編小説みんなの答え:1

ほんのちょっとでいいの

「瑠璃はさ、和泉のどこが好きなの?」 友達の何気ない一言。すぐに答えられなかったのは、どうしてだろう。 「村山、帰ろ」 半年前から付き合っている、和泉逞眞。同じクラスになる前は、優しくて面白くて、実は影でモテている人気者、っていうイメージだった。 付き合ってからも、そのイメージは変わらない。 和泉のことは好きだ。でも、どこが好きと聞かれると、いつも言葉に詰まってしまう。好きな理由がないのは、駄目なことなのだろうか。もう1ヶ月以上も悩んでいる。 「村山最近元気ない?」 和泉に顔を覗き込まれてドキッとした。そういうのは、バレるものなのだろうか。 「全然?大丈夫だよ?」 自分なりに笑顔を作って和泉を見上げる。でも和泉は、全然納得した顔をしてくれない。 「ほんとになんもない?何か悩んでる?」 「ううん」 言えないよ。 「なんにも?」 和泉のどこが好きなのか、わかんないなんて。 それからまた半年が経った。和泉と付き合って、もうすぐ1年。 「瑠璃ー帰ろー」 いつの間にか、私を瑠璃と呼ぶようになった和泉。どこが好きなのか、まだわからないでいる。 いつもの田んぼ道を歩く。伸びた和泉の影が、私を見ていることを教えてくれる。 「…顔になんか付いてる?」 「いや……瑠璃さ、前髪切った?」 「え!わかる?昨日の夜切ったの!」 「やっぱり、可愛くなった」 自分でもわかる。今私は、紅潮している。 「ほらー可愛いー」 目を細めて少し口角を上げる。和泉の笑顔を見ていると、悩みなんて全部どうでもいいと思ってしまう。 ……そういうことなのかな。 笑顔を見ると嬉しくて、 名前を呼ばれると嬉しくて。 隣で並んで歩くだけ。ただそれだけで幸せになれる。 そっか、そういうことか。 「ねえ和泉」 「ん?」 「大好き」 ねえ和泉、私、やっとわかったよ。和泉のどこが好きなのか。 控えめな笑顔とか、さりげない優しさとか、変化に気づいてくれたりとか。 ほんのちょっとでいいの。和泉がそこにいるだけで、私は幸せになれる。 理由なんてなんでもいいんだ。小さくてもいいんだ。「好き」って思いがあれば、それだけで充分なんだね。 「おお、どうした突然」 夕焼けのせいじゃない。確かに真っ赤に染まった和泉の照れくさそうな顔は、瞳が焼けそうな程、眩しい。

短編小説みんなの答え:2

いいよね…?

あなたのことが好きになった。 告白した。 返事は“いいよ”。 “ハグ” いいよね…? 聞いた。 “いいよ” ハグした。 一週間後 私達が付き合ってから一週間 そろそろ“キス” いいよね…? “いいよ” 貴方はそう言った。 どこにしよう。 “口” ……! ちゅっ 一年後 私達は結婚できる 年齢に。 “結婚” いいよね…? “いいよ” そう言った。 結婚式を開いた。 十年後 私、貴方に言ってないことがあるの。 話していい? “いいよ” 本当に? “いいよ” …私、殺人鬼。 貴方を殺めにきたの。 “なんで?” 貴方が憎いから。 私は貴方に捨てられたから。 それだけ。 ねえ、いいよね…? “だめだ” ねえ、なんで…? また、私を捨てるの…? ねえ、答えてよ。 “いいよ” って言ったよね? ねえ いいよね…? #あとがき# 藍梨でしゅ. 初投稿で シリアスな話でしゅ. いやさ. 恋愛書きたかったんでしゅけど. なんか. こうなった. 一応 恋愛でしゅよ!! #おわり# また読んででしゅ!

短編小説みんなの答え:1

君の笑顔を

「ねぇねぇ。間違ってたらごめんね。」 友達の麻喜由良(あさきゆら)ちゃんが話しかけてきた。 私は嫌な予感がして、小さくうなずいた。 「秋田竜助(あきたりゅうすけ)君のこと、好き?なの?」 「えっ!な、なんで…?」 「ううん!なんでもない!聞いてみただけ。」 由良ちゃんが走って逃げ出してしまった。 「わ、わかるなんて…なんで?」 私は鈴智藍(すずちあい)。 下校しながらもそう言っていた。私は少し竜助君が好きだった。黒いストレートの髪で、意志の強さを感じる目。そこが好き。でも彼には見たことないものがある。 それは笑わないところだ。 笑顔にもならない。私は1度でいいから見たいと思った。 (由良ちゃんにバレるなんて…由良ちゃんはなんでも人に話すからなぁ。どうしよう。) 「りゅ、竜助君!友達になってくれる?」 話したこともあまりないから、友達になろうと声をかけてみた。 「いいけど。俺は女子とあんま喋らないよ。」 「う、うん。ありがとう。」 (なんとか友達になれた!)   【1年後】 「あの!竜助君!つ、付き合って、く、れる!?」 「いいよ!俺も君の優しい性格と、サラサラの髪が好きなんだ。」 初めて太陽のように明るい笑顔を見た。                     おわり

短編小説みんなの答え:7

感情屋(かんじょうや)       (まあまあホラー)

エミはいつも無感情 「おはよう」 「...」 エミに何を言っても何も言ってくれない 「...」 今だってそうだ 私は逃げ出した 昔はエミと仲が良かった 友達だったエミが大好きだった なのにエミは誰かに感情が奪われた 私はエミを守れなかった 私がエミを守れたら..... 私はどんどん森の奥に進んでいった そしたら 「感情屋」 という看板が見えた 「かんじょうや....?」 入口な入ってみたら色々な小瓶があった 「嬉しい」「悲しい」「怒り」「好き」「寂しい」色々ある 「今日はどんな感情をお探しですか」 振り向くと 着物を着た女性が立っていた 「ここは...どこですか?」 「感情屋ですけどなにか?」 「ここの感情屋で感情を買うとこの感情飲むだけでを使えることができます」 「じゃあこの『楽しい』を」 「はい50円です」 早く家に帰って エミにこの感情を飲ませた 「エミこの感情を飲ませるよ」 数分するとエミの顔が変わった 数日後 「エミどうしたの?」 「....どうしてくれるの?」 エミの手には刃物が握られていた エミはニヤリと笑ってこういった 「私の顔をどうしてくれるの....」 「あの女のすべてがわかった...」

短編小説みんなの答え:2

消えた

今日も家に帰る。 そこには家族がいる。 これが日常だ。 いつものようにドアを開ける。 「ただいま」 いつもならすぐに「おかえりなさい」「パパーご飯できてるよー」と嫁と子供たちの声がする。 なのに、、、、、、、、なのに、、、、、、、、、、、 「ナンデ、コエガシナインダ?」 昨日まであったはずの家族のぬくもり。それが突然消えた。 家に駆けこみ、大声で嫁と子の名を呼ぶ。 返事はない。 俺は手当たり次第に家の中を探す。 俺はふと仏壇を見た。 遺影が立っている。 そこには嫁と子供の写真があった。

短編小説みんなの答え:0

Ella

0時になった。 ずっとあの人だけを考えて、苦しんだ。 魔法が解けるのを、 怖がった。 あなたを好きになってしまった「恋」の魔法。 その魔法が、今,解けた。 せめてもの願いをこめて、口紅で色を足す。 つり合う物が在るために。 故意に、恋に落ちた。 故意に焦がれるように、恋に焦がれるように、 灰になる。 「もっとあの時話していたら、」 「もっとうまく笑えていたら。」 そんなたらればの妄想 「もっとあの時積極的になっていたら、」 「もっと自分のことを話せたら。」 やり直しは無い 戻れない。 そんな当たり前のことを、     忘れていた。 別れた今になって分かれた。 一緒におどれた時間、微笑み合った時間。 すべてが暖かくて大切な宝物なのに、心のどこかで、 本当の自分ではない自分が王子様の目に映っている寂しさを感じて。 ガラスの靴のように、本来の自分にあるべき、用意された幸せ。 妄想ばかりふくらんでいく。 曖昧で、形が無く。 オチついて。 妄想をやめようと、焦る自分。あぁ、本当に      落ち着いて。 私の愛している人を取ったあの子。あぁ、本当に      堕ち突いて。 王子様を信じようとするたび、いいことも悪いことも すべてが頭の中を駆け巡っている。 ぐるぐると考えていたことは薄れ、また 王子様の腕の中へと、沼へと、落ちていく。 魔法にかけられた 自分 と元の 自分を比べた劣等感。 長く、そして儚い幸せに終止譜を打とうとする。 0時を過ぎた。 下手な嘘で誤魔化して。 どんどん顔が青ざめていくのが痛いほど分かる。 白い雪と鏡に問う。    「あの人に愛されていたのは」 みすぼらしい服に戻ったEllaと、華やかなBlance Neighe. 2人を並べ、そうやって鏡に問う。 王子は,キラキラと輝いているEllaが好きだったのであって、 Ella自体を見てくれていなかった。 愛していたのに、愛されていなかった。

短編小説みんなの答え:2

私のせいだ……。

「……!」 バタっ!! ものすごい音をたてて私はその場に倒れた。今は体育祭のためにリレーの練習をしている。私はアンカー。女子達のキャー!という声を最後に意識をなくした。 「……ん……」 目を覚ますと保健室にいた。 「大丈夫?突然倒れたからビックリしたよ!」 私と席が隣の友達が半泣き状態で私に言った。 「あ……うん。大丈夫だよ」 「そっか……!よかった!」 その時ガラガラと保健室のドアが空いた。 「あら、起きたのね」 入ってきたのは保健室の先生だ。ニコッと私に笑いかけ私が寝そべっているベッドの近くの椅子に座った。 「貴方、確かリレーのアンカーよね?」 「はい、そうです」 私が答えると先生が少しうつむいて言った。 「あのね、ショックだと思うんだけど……、貴方、いま走れないの。倒れたときに足を変に打って……」 友達も悲しそうな顔をした。 そうか、そうなのか。私は走れないんだ。 じゃあ、誰が私のかわりに走るんだろう。私は少し疑問に思いながら目を瞑った。 数日後。 今は体育でリレーの練習をしている。私のかわりにアンカーは陽キャの私の次に早い女子になった。結構うまくいっていると思ったのに……。 「もう!どうして早く出来ないの!?」 アンカーの陽キャ女子が自分にキレて靴箱のすぐ近くにある木を蹴っていた。それには先生も気づいたようでアンカーの陽キャ女子は先生につれられその場からいなくなった。その後、リレーの練習は再開されたがみんな真面目にやっていなかった。 チャイムがなり、みんなが教室に戻っていった。私も教室に戻るために階段をのぼった。その時、階段に人が何人かいるのに気がついた。私はとっさにロッカーの後ろに隠れた。 「てかさ、リレー早くならないのって彼奴が怪我したからじゃね?」 「それなwだから、あの子もストレスたまったんでしょ」 すぐに私の悪口をいっていることに気がついた。 私はその場からはなれ屋上へと向かった。 景色をみながら呟く。 「全部、全部私のせいだ……。」 私は静かに涙を流した。

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