短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
「こんぺいとう」 《怖話》
私はゆいな。 私は付き合って1ヶ月の累くんにずっと隠していることがある。 それは、ものが捨てられないってこと。 どれも累くんとの思い出が詰まってるものばかりで捨てたくない。 累くんが家行ってみたいっていうけど、こんな汚い部屋見せたくないし、どうしよう...? ガタッ.. ん?これなんだ? あっこれ昔に怪しいネット通販で買ったやつだ。 「掃除ができるこんぺいとう?」 いつのまにかこの部屋に埋もれていったんだ。 えっとなになに、収納したいものに投げつける?本当かなぁ? そうだ。 そこのぬいぐるみに投げてみよっ。 ポイっ、 コロンっ。 えっ!!嘘でしょう! 大きい人形がこんぺいとうの中に入ってる..! こんな便利なもの買ってたとかラッキー! このこんぺいとうがあれば累くん呼べるじゃん! ポン!ポン!ポン...。 《翌日》 せっかく部屋キレイになったのに累くんLINE見てくれないな、。 あっ累くんだ!累く..え? 女「はははっ、うふふ..」 は?誰あの女..。 ふざけるな..。 私と累くんの甘い世界に勝手に入り込むとかあんなやつ..。 ゆいな「あの、」 女「?」 ポイっ 女「きゃっ!」 ポン! ー消えて当然だよ...。ー 累「ごめん遅くなって..お邪魔していいの?」 うん。累くんさ、今日誰かと会ってた? 累「え!!?いや特に、会ってないけど...?」 うそつき..うそつき...うそつき!! ポイっ 累くん誰かにとられちゃうなんて考えたことなかったんだよ? そうだ、累くんのこと食べちゃお。 これでずっと一緒だ...。 パクっ、ゴクン、 ふふ..。 あ、累くんの荷物、あれもこんぺいとうにしちゃお。 あれ?何か書いて..。 え?なにこれ..。 〈ーゆいなへ 誕生日おめでとうー〉? 誕生日プレゼント??私に? だってこの荷物はあの女にあげようとしてたものじゃ..。 うそも全部私のためだった? うそ..!うそ...!! ガハッ..累くん! ご、ごめんなさいガハッ..。 ごめんなさい累くん!! ガハッゴホッ..累くん戻ってきて! どうしようどうしようどうしよう ふらっ..ドン!! 痛っ..。 ガタッ.. ヒュー.. パリン!! あっこんぺいとうのビンが! ズゥゥン... うねうね、ポン! え、?ぬいぐるみが..は!!?なんで!!? なんで元に戻っていくの、!?? あ、 待って、元の大きさに...。 うねうね、 あっ..。 ポン... 【注意】 ー※ビンを割ると元の大きさに戻ります。 絶対に食べないでください。ー
雪解けと恋情
桜の蕾が膨らみ始め、暖かい陽の光が降り注ぐ、そんな春 私、七瀬 紬は今日、卒業式を迎える。 「紬、高校卒業しても遊ぼうねー!」 「今までありがとー!」 同級生達で、旅行行こうだとか、また会おうだとか色々な話をしながらいろんな話をする 皆最後だからと一緒に帰るみたいだが、私はまだやる事が残っている。 「紬、なんかあるの?呼び出し?」 「やらなくちゃいけない事があるの。ごめん、先帰ってて。」 そう言い、私はもう入る事がない、誰もいない校舎の中へ入り、階段を駆け上ってゆく 教室や体育館、部室に踊り場、通り過ぎるたび様々な、思い出が鮮やかに蘇ってくる そして目的地である3年2組、もとい、私の元教室が見えてくる やはり、教室の鍵は空いており、中に人の影が見える ガラガラ、と古い木の扉を引いて、教室へ入る 前にいる、不機嫌そうな人物が振り向く 私の好きな人、柊 夏目先生だ。 「先生、まだ教室いたんですね」 「ああ、七瀬か、まだ帰ってなかったのか?お前の友達帰ってたぞ」 少し低く、でもどこか優しい、私の大好きな声。 今日、私は告白をする。玉砕するなんてこと、子供の私でもわかりきってるけど。 「そうだ、先生、言いたいことがあるんでした」 「なんだ?」 いや、流石に告白のセリフ考えてくればよかったな…無計画すぎた ま、どうせ振られるから、シンプルで王道なやつでいいよね 「先生!ずっと、2年生の頃から、貴方が好きでした!」 先生は、思いもよらない言葉に目を丸くして、持っていたペンを取り落としていた 「付き合ってなんてことは言いません。ずっとこの言葉を伝えたかったんです。」 「…ごめん、七瀬。お前はやっぱり教え子としか見れない」 分かっていた言葉だけど なぜか言葉が重く体にのしかかる 目頭がじんわりと熱くなって、涙がぽろぽろと溢れる 「ちょっ、どした!?大丈夫か!?」 心配と焦りが入り混じった表情で、先生は言う そうだ、私、全然分かってなかった。 俺も、って言って欲しいって、心の奥底で思ってたんだ。そんな事、言われる訳無いのに。 「…すいません、分かってたんですけど。やっぱ振られるって悲しいですね」 着慣れた制服の袖で涙を拭う 「私、先生に認められるくらい大人の女性になってみせます!それで、振ったことを後悔させてみせます」 暫く先生は沈黙した後、ふっと小さく笑った 「最後まで七瀬らしいな。ま、精々頑張れよ」 そう言って、くしゃっと不器用に笑い、私の頭をぽんぽんと軽く叩いた こうして、私の長年の恋は静かに幕を閉じた。 あの日からすっかり先生とは疎遠になってしまったけれど、 春の息吹を感じられる日は、嬉しそうなあの不器用な笑顔を思い出す。
ミライチズ
周りのみんなは、将来の夢が決まっている。それに気づいて、焦る。自分も早く決めなきゃって、焦燥感に駆られる。いつもそうだった。 進級して、新しいクラスになって、自己紹介カードを書く。誰もが経験しているであろう、この流れ。それすらも、私にとっては苦痛でしかなかった。 『将来の夢は?』 でた。この質問。さっきまで順調に書き上げていたのに、それが、この質問で一瞬にして崩れ去る。私は何になりたいんだろう。私の夢は…? 必死に考えるけれど、やはり答えはでなかった。 「大丈夫? 鈴野さん」 「は、はいっ!」 「あっ、急にごめんね。随分思い詰めた顔してたから、つい…」 「ううん、謝らなくていいよ」 彼女は……確か、朝霧さんだ。二年前の四年生だった時に、クラスが同じだったはずだ。 「ありがとう。…それで、どうしたの?」 「……将来の夢を書く項目、あるでしょ? 何書いていいのか、わかんなくて…」 「そうだったんだ…」 「今までも、ずっとそうだったの。周りのみんなは、どんどん自分のなりたいものを見つけていって…。でも、私だけ何も見つからなくて、取り残されていくんじゃないかって、怖かったの」 朝霧さんは、私の言葉を真摯に受け止めてくれた。そうだ……彼女は二年前からこんな風に、真剣になって話を聞いてくれるような人だったのだ。 「……鈴野さんはすごいね」 独り言を呟くかのように、朝霧さんはそう言った。 「えっ? …な、なんで?」 「だって、そんなに真面目に考えられるんだもん!」 「そりゃあ、まあ……大事なことだし…」 将来の夢。もっと言うと、自分が将来なりたいもの。それは、自分の未来に深く関係する重要なこと。軽い気持ちでは到底決められないものだから、真面目に考えるのは当然だと、自分の中で思っていた。 「…将来の夢なんて、まだ決まってなくてもいいんだよ。むしろ、そっちの方が自然だと思うけどな、私は」 朝霧さんは、私のことを元気づけるように、弾んだ声で続けた。 「私達、当たり前だけどみんな小学生でしょ? だから、世の中にどんな仕事があるかなんて、ほんの少ししかわかってないんだよ。私だってそうだもん。これから探していけば、なりたいものはきっと見つかる。だからさ、焦らなくていいんだよ」 「……うん、ありがと…」 その言葉を聞いて、知らず知らずのうちに、涙腺が緩む。気づけば、涙が溢れそうになっていて、それを必死で堪えた。私の気持ちを理解して、励ましてくれたことが、心から嬉しかったから。 「…よかった。少し、気持ちが軽くなった……かな?」 「うん、本当にありがとね、朝霧さん」 「どういたしまして。…でも、将来の夢のとこ、結局なんて書こっか……」 まだ根本的な問題は解決してなかったけれど、何を書くかは、朝霧さんの言葉を聞いた時にもう決まっていた。 「…じゃあ、『夢を見つけること』って書く」 「そっか…! その手があったね!」 そう伝えると朝霧さんは、まるで自分のことのように喜んでくれた。 きっと、今日あった出来事は一生忘れないだろう。それくらい、あの言葉が私の心に深く刻み込まれていた。 (『これから探していけば、なりたいものはきっと見つかる』……か) まだ何も見つかっていないけれど、私だけの未来地図を描いていこう。私なら絶対にできる。と、なんの根拠もないけれど、そう確信していた。
いらない言葉
「――――このように、言葉は簡単に人を傷つける事が出来る刃物です、扱いを間違えれば人1人の命を奪う事だってできてしまいます」 道徳の授業で先生が言葉について語った 僕はそれをニュースを聞くように聞き流していた が、次の先生の一言には聞き流す事は出来なかった 「明日の学活の時間に、自分が使いたくない、いらないと思う言葉を考えて1人1人発表してもらいます」 …はい?、そんな事してどうするんだよ…ほんと先生は何考えてんの? 帰り道、宿題のプリントを右手に持ってのらりくらりと帰っていた、ランドセルがいつもより重い いらない言葉ってなんだ…? そう考えている間に家についてしまった 玄関のドアを開ける 「おかえりなさい、たくみちゃん」 「うん、ただいまおばあちゃん…ってちゃん呼びやめてよ」 「アッハッハ、ごめんねえお煎餅あげるから許してねえ」 今年で91になるおばあちゃんはいつもどうり元気そうだ (――…?) ここで僕は違和感を感じた なんだろう、少し寂しそう その日の夜、お母さんがおばあちゃんについて話をした 「おばあちゃんはもう、来週から老人ホームに行くことになったわよ、おばあちゃん、私達に迷惑かけたくないって、老人ホームに行きたいって言ってて、お父さんと相談しておばあちゃんを老人ホームに送る事が決まったの、寂しいかもしれないけど、きっとすぐに慣れるわよ」 目の前が眩んだ おばあちゃんがいなくなる…?なんだよ…それ いつもいるのが当たり前だったのに…なんで… そんな時に、一つの事に続かされた あまりにも現実的で残酷でどこまでも正しい事に 次の日の学活 「皆さんよく書けていますね、次はたくみくんですね、どうぞ」 黒板の前に立って一礼する、深呼吸して発表用紙を読む 僕は、とそこに書いてあるままの事を言う 「当たり前という言葉が一番いらないと思います」 皆の顔に困惑が浮かんだ そりゃそうだ、今まででた言葉は暴力やイジメなどのマイナスな言葉だけだったのだから けど構わない、言ってやる 「当たり前は、皆がよく使う言葉です、皆があって当然と思っている物、いつまでもそこにあると思っている物に対して使う事が多い言葉です」 数人頷いた 「けど、この世に永遠なんて、当たり前の物なんてありません」 数人が不快そうな顔をした 「いつもある学校も街も家族だって、いつ無くなるかわかりません、災害、事故、事件、ケンカ…それが当たり前じゃ無くなる原因なんていくらでもあります」 先生が興味深そうにこっちを見る 「それに、当たり前は他人の個性を壊す物でもあります、女の子なんだから可愛いものもってて当たり前、男の子なんだから女の子と結婚しなさい、〇〇なんだからこれができて当たり前…これを聞いて嬉しかった人なんていないですよね?」 クラスの皆が何かに気づかされた顔をした 「このように、当たり前という言葉はプラスな言葉でも、マイナスな言葉でもあります。 今まで出てきた言葉とは少し違いますが、当たり前という言葉を聞いて不快な思いをする人はいます、それに『当たり前は当たり前じゃない』んですそう思い込んでいるだけで、いつ無くなったっておかしくない物ばかりです」 おばあちゃんの顔が脳裏に浮かぶ 「当たり前だと思って誰かからの思いやりや誰かの心を傷つけていませんか?投げ捨てるような事はしていませんか?一度自分が当たり前だと思っている物は無くなる事の無い当たり前なのか、誰かを傷つけて無かったか、考えてみてほしいです」 一呼吸おいてから締めくくる 「以上の理由から、僕は当たり前という言葉を選びました、以上で発表を終わりますありがとうございました」 割れんばかりの拍手で教室がいっぱいになった 僕の次に発表する奴が頭を抱えてた それを見て僕は満足した 帰ったらおばあちゃんに今日の事を話してみよう 一つ一つの出来事を幸せも不幸も全部抱えて大切に出来るような人になりたいって言ったらきっと喜ぶな それから、迷惑なんかじゃないって、これからもいて欲しいって言おう、おばあちゃんが居なくなるのは寂しいって言ってみよう そう思いながら席に座った 次の奴の発表が始まる 頬杖をついて微笑む さーて、あいつからはどんな言葉が出るかな
恋して失恋、恋愛へ
「ねえ、私恋しちゃった」 架純は親友の花蓮に言った。 「また!?」 「お前何回言うの?もう十一回目だよ」 花蓮はあきれた感じだ。 「だって、一目ぼれだもん。もしや運命の相手!?」 架純は心を躍らせながら言った。 「で、次はだれなの?」 「二組の三山佑真くん」 架純はうれしそうに花蓮に言った。 「はあ、あの人か~」 「花蓮、知ってるんだね」 架純は驚いた。花蓮は男子に興味がなく架純の好きになった人の大半を知らないから。 「うん。去年委員会が一緒だったから」 「へぇ~。じゃあ、私の事紹介してくれる?」 「……うん、いいけど」 花蓮は渋った感じで言った。 次の日 「すいません。三山くんいますか?」 架純と花蓮は二組の教室に行った。 「はい。何ですか?」 「ちょっといいかな?」 花蓮は少し緊張気味で言った。 「いいですけど」 「あの、ちょっと紹介したい人がいて。私の親友の架純」 「こんにちは」 架純は少しほほを赤らめながら言った。 「こんにちは」 三山くんも少し赤らめていた。 「あの、私、佑真くんが好きで、今日一緒にご飯食べませんか?」 「はい」 「やった~!」 架純は喜びに満ち溢れていた。 「よかったね。でも、架純だったら私いらなかったんじゃない。別に私が紹介しなくてもokだったと思うよ」 「まさかそんなの無理だよ」 嘘だ。いつも、自分からアタックしていく癖に。 花蓮はそう思った。 「じゃあ、今日佑真くんとご飯食べるからごめんね」 「いいよ」 花蓮はこれに慣れている。でも、やっぱどこか寂しい。 今日も見るのか、架純が誰かと一緒に楽しくご飯を食べてるところとか、、、 花蓮はなんとなく傷ついた。 「ねえ、花蓮。さっき佑真君が告白してくれて付き合った!」 ご飯を食べ終わった架純が帰ってくるなりそう言った。 「よかったね」 「うん!」 誰かと付き合うといつもこの笑顔をする。 いいな。 十一日後 「私、佑真くんと別れちゃった」 「え!?」 「別れちゃった」 架純はやっぱりという感じで言った。 「三山くんとはンが続きしそうだったけど。そろそろ、長続きする彼氏つくったら?いつも同じぐらいで別れているよ」 架純はいつも十二日経ったら別れている。 「だって、三山くん。どんくさいし、ちょっとなぁって感じなの」 「ふぅ~ん」 なんとなく安心した。 だって、架純が好きだから。 次の日 架純はスキップしながら教室へ向かった。 今日、告白しよ。 それにしても、昨日の花蓮は凄かったな。私が別れたって言ったらいつもより安心してたし。そんなに私と三山くん長続きしそうだったかな。ま、いっか。 「おっはよー」 架純はドアを開けていつもより笑顔で挨拶をした。 「ねえ、私。恋しちゃった」 「誰?」 いつもどおり、花蓮が聞いてくる。 でも、今回はいつもよりも何億倍の笑顔で答える。 「それは、いつもかっこよくて、面倒見がよくて、しっかりものなのに、たまに天然で、可愛い、花蓮だよ」
タ日にとけこんだあなた
私は高校生の兄がいる名前は「タ日」 兄「ほらタ日を見に行くぞ-!!」 私「ヤッター!」 毎日タ方になると兄とタ日を見に行く 夕方に見える「タ日」も兄のΓタ日」もどっちも大好き! そしていつもの様にタ日を見に行くと思っていたでも… 「あっ」 兄が階段から落ちて頭をぶつけた 病院に運ばれた そして次の日兄は死んでしまった 兄の葬式に行った 帰り道空はオレンジでキレイなタ日を見た そしていつも兄と行っていた夕日を見る場所に行った 私「お兄ちゃん…」 ずっと見守ってるから!! 兄がそういった気がした あなたは、このキレイなタ日にとけこんだのだろう あとがき どうもーーー卍です! 読んでくれてありがとう! あとこの話はフィクションです! 見たらコメントお願いします!(辛ロNG!) じゃあまた会えたらキズなんで!バイバイッ!
それって「好き」って意味ですか?
好きなら、はっきり「好き」って言ってよ――。 私は光葉(みつは)、高1。 私には好きな人がいない。 私のクラスメートに、月緒(つきお)という男子がいる。 その男子はめちゃくちゃスポーツマンで、顔立ちも結構いい。 ザ・モテ男子って感じかな。 そんな月緒が、最近やけに話しかけてくるんだよねー。 「好きなアニメある?」とか。 他愛のない会話だけど、なーんか怪しいと思わない? 顔を隠しながら聞いてくるし、めっちゃ声小さいし。 何か企んでると思うんだよね・・・・。 ☆彡 僕は月緒(つきお)、高1。 俺には好きな人がいる。名前は光葉(みつは)。 光葉は、めちゃくちゃ可愛くて、優等生だ。 正直、付き合いたい。 だから僕は、光葉と両想いになりたくて、たくさん話してみようと頑張っている。 でも最近、光葉が変な顔をして僕を見てくるんだよな。 気持ち悪いって思われたかな?そうだったら最悪だけど・・・・。 ☆彡 今日、思いがけないことがあった。 屋上に呼び出されて、なんだろう?って思ったら、月緒がいきなりこう言ったんだ。 「あの、僕さ、光葉が可愛くて、その、なんていうか・・・」 あべこべなことを言ってきた。 多分、遠回しに「好き」って言ってるんだと思う。 面白過ぎる。「好き」って言うのが恥ずかしくて、あんな遠回しに言ったんだ。 思わず笑うと、月緒が呆気にとられていた。 私の笑いがやっと終わった後、月緒を見つめた。 そして、口を動かす。 「それって『好き』って意味ですか?」 「う、うん・・・・・」 月緒が安堵したようにうなずく。 顔が耳まで真っ赤だ。 私は思わず質問する。 「なんで今までたくさん話しかけてきたの?」 「え、それは、光葉と仲良くなるために・・・・」 「なんか企んでたんじゃないの??」 「違うけど!?」 面白い、月緒って。 意外と私、月緒が好きかも。 いや、もしかしたら、めっちゃ好きかも。 だから、言ったんだ。 「好きならはっきり『好き』って言ってよね。あとさ・・・・・」 息を大きく吸い込む。そして、続けたんだ。私の気持ちを。 「私も――SUKIDESU☆」
無視されてる子
3日程前からクラスメートに無視をされるようになった。というよりはハブられている。 挨拶をしても返事はないし、肩がぶつかっても謝りもしない。別に、"こういうの"は慣れているからいちいち気にしてない。むしろ、1人でいられて楽とも思っている。 今日も1人で昇降口へ向かい、靴を履き替える。 「おはよう」 「だよねだよね最終回の伏線ヤバかった」 また今日も返事はない。 授業中、答え会わせが聞き取れず聞き直そうとしたけど声が小さいのか先生に届かなかった。 チャイムが鳴り、昼休憩になる。 別に、お腹は空いてないけど残すと怒られるので平らげる。今日はだし巻きじゃなくて砂糖なんだ。 午後の授業も何事なく終わり、帰路につく。 「あ、お米炊きすぎちゃった」 帰宅するとお母さんが独り言を呟いていた。特に気にする必要はないと思い、部屋に入る。 次の日。登校途中、横断歩道の前で友達が歩いているのに気がついた。あの子ですら私を無視していてちょっと悲しくなる。 「美優ちゃん」 細い声で私の名前を呼んだ。途端に彼女は走りだした。 その日も挨拶は無視されたし、お弁当の卵焼きは砂糖だった。 帰宅すると、お母さんが泣いていた。 「どうしたの」 返事がなかった。お母さんが手に持っていたのは黒い額縁に入った私の笑顔だった。 それを見て思い出した。 あの日、友達と喧嘩してやみくもに走っていたら横断歩道で轢かれた事を。 そして、ハブられていたのではなく、そこに私はいなかった事も悟った。 ふわりとした感覚のあと、お母さんが眼下に見えた。 届かない声でさようならを━━━━━
リベンジしていい?
私の朝は、満員電車に乗ることから始まる。 きっつきつで、おじさんたちの汗臭いにおいに包まれながら、キズナン駅で、降り空気を深く吸う 「あ~、全然違うわ。緑のいいにおいがするな~」 一人でそういうと、南口方面に歩き出した。 「お~はよっ!」 あぁ、あさっぱから誰だよ… と思い、後ろを振り返ると、莉奈がいた。莉奈は、クラスの中心的存在で、従わないと…いじめられる。 笑顔を作り、 「おはよ~、」 と短くすまし、早く駅を出ようと思ったところ、 「ね~、利沙数学の単位計算やった?」 これは、「宿題見せてよ」ということだ。 _やってない… 「ごめ~ん、あたしもやってないわ!多分、明日香ならやってると思うよ、あたしトイレ行くね、じゃーね!」 「、そう。わかったわ。じゃぁ。」 といい、別れを果たすと、右ポケットに入った水色の紙を出した。 これは、…昨日竜太君に貰った紙だ。 「明日の朝見といて!今日開けちゃだめだよ?!」 と言われたので、ポケットに入れていたのだ。 読んでみると… 「~利沙へ~ 単刀直入に言うと、俺、利沙の事が好きだ。 もし気持ちが同じなら、明日の休憩時間に中庭に来てくれ。 竜太より」 _え?…なんかの間違いじゃ、ない? あたしこんな陰キャだし、いや、そうでもないな。どっちかって言ったら、陽キャだな。うん。 で、こんなあたしの事、好きになってくれる人いるんだ。 よしっ、中庭に行こう。今日の休憩時間。 挨拶が飛び交う正門で、長い髪をゆらゆらと揺らしながら、大きな足取りで学校へ向かう少女がいた。 「よ~し!このチャンス逃すわけにはいかないな」 「利沙、なんのチャンス?」 「え、竜太k、ち、〇☓◇▽@Mbaog;cふぇ?」 「え、ちょ、大丈夫そう?で、竜太君がどしたん?」 「え、あ、その、ね。竜太君が、勉強教えてほしいって」 「へ~、勉強をチャンスに例えてたの(笑)ま、頑張ってね!」 この女子は、源優里花。竜太君を片思いしている、強気女子だ。 ばれなきゃ、いいけど… ーーーーーーー休憩時間ーーーーーーーーー 「ちょとあたしトイレ行くねー」 「行ってら~、利沙ぁ!」 「うん!いってきまーす」 中庭、中庭… 中庭に着くと、すでにそこには、竜太君がいた。 優里花に嫌われちゃいそうだけど… 勇気を振り絞って、中庭のドアを開けた。 ドアからは、温かい空気が漏れ出てくる。 「あっ、利沙。来てくれたんだ。」 「う、ん。来るでしょ。普通は」 いつもは、なんなく言葉が行き交うのだが、今日は、のどのどこかに何かが言葉を抑えているように言葉がすらすらと出てこない。 「あの、手紙、読んだけど…」 「利沙は…?」 「え?…竜太の事?」 「うん。そう俺の事、好きか嫌いか。」 「あたし、あたし竜太の事…」 好きっ! あれ、言葉に出してないのか…? 「どっち、だよ…」 「えと、えっと、えっと、嫌いっ!もうやだ!」 私の口からは、「嘘」がとっさに出ていた。 やばい…どうしよ…焦って、嘘、出ちゃった…謝ったほうがいいよね?けど、もう嫌いって言っちゃったから… 「そう、なのか…じゃぁ、_」 続きの言葉を聞く前に、私は、走り出していた。 その風に乗って、私の目から出てきた水が、後ろへと飛んでいく。 その後、利沙と竜太は、あいさつも交わさなくなった。 やっぱ、話しかけづらいなぁ… けど、話さなきゃ、来年には、もう会えなくなるのに。 「ねぇ、!竜太君…あの、ちょっと、来てもらえる?」 「えっ、っえ?あ、あぁ、わかった。」 「この前はごめん。もう一度リベンジさせて。あたし、竜太君のことが好き。嫌いなんかじゃないよ。」
君の空は何色?
キミの空は何色? 青く高く澄み切った空に私は1人、ただただ石像化していた。 今日友達を傷付けてしまったから。 全てがめんどくさくなったから。 私はすっと立った。 私は山崎りこ。中一。 公立のーー中学校の1年生で時期生徒会本部役員の2年代表。 なのに、こんな失敗をしてしまった。 あの子は不登校になりかけていた。 同じクラスじゃあなかった。 でも私はあの子が好きで(友達として)、何で不登校になったのか気になっていた。 でも不登校になりかけているというのは噂で知って本人から直接聞いた訳でもない。 だからこそアレはだめだった。 本人に直接「大丈夫?」と聞いてしまった。 他の人なら『え?それのドコがだめなん?』って思うかもしれない。 でも、少し胸騒ぎがしたのだ。 「あー、、、不安って嫌い。」 独り言。文字通り独り言を告げた。 私は近くにあった川に近づいた。 流れは強かった。 「もうどうにでもなれ」 私は空を見上げた。 青く高く澄み切った空に私は1人、ただただ1人足を浮かせてプラプラと揺れていた。 なぜだろう、私今川に入っているのに。 「大丈夫だよね、なんとかなるよね。」 私は心に言い聞かせて、安心させた。 後日、私は川の反対側にいた。 私がもといた川のほうに戻ることはなかった。 解説 私が見ていて入った川は三途の川。 それだけ分かればきっと、、、ね?
夜空と雪と流星群
「手紙?」 "あの事故"が起きたのは2週間前くらいだっけ。 『それでなー』 『あっ!車がー』 気付いた時にはもう遅かった。遅すぎた。 もう此処に君はいない。もっともっと、高い所にある世界に… 私のせい?だってもっと早く気付いていれば… そう思う事もいっぱいあった。 でも、後悔した所で君が戻って来るわけでもない。 …それでも、今更好きだなんて、それこそ遅すぎるよ… 罪悪感、後悔、悲しみ。 色々な気持ちが混ざっている。 このラブレター、私に渡すつもりだったんだ… という嬉しさまであった。 「お邪魔しました…」 そそくさと君の家から出ていく。 あんな所にいたら辛いだけだし… ふと、一つの言葉が頭によぎった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あれから10分程かけて、近くの河川敷に向かった。 「やっぱり…」 あの日、君が言いかけた言葉。 『2週間後に、流星群見れるんだって!』 そう言っていた…気がする。 物思いに耽っていると雪が降って来た。 今年最初の雪だった。 そして、流星群もー 思っていたより綺麗だった。 此処に君がいたらな… と思ったが、綺麗に輝いている一つの星を見て、 なんだか、君と一緒にいる様な、そんな気がした。
灯台の魔法使いと海の底
ザブ~ン。 波の音が、私の頭に響く。私は、佐藤凛。甘酸っぱい、高校一年生です。だけど今、私は崖の上にいる。私の村は、小さな島にある。そのため、たくさんの崖がこの島にはある。 「死にたいなぁ」 私がそう呟いた時、後ろでギィと寂れたドアが開く音がした。振り返ると、男の子がいた。私と同じくらいかな。 「死なないで」 その子はそう言った。 「どうして?」 「君が死んだら、悲しむひとがいるから。」 いるわけない。私が小学生の頃、母と父は、火事で死んでしまって、私だけが助かった。その後、母の妹のおばさんとおじさんと、従兄弟のありさと暮らしている。でも、おばさんとおじさんには、毎日ひどい言葉を言われている。母とおばさんは、仲が悪かったから。だからありさを愛していて、ありさは毎日私に、新しく買ってもらった服や、アクセサリーを見せびらかしに来る。 「あなた、誰?」 私は訪ねた。見たことがない、男の子。 「僕?うーん。魔法使いかな!」 は?大丈夫かな、この子…。 「ねえ、灯台の中、入ってみる?」 「え、うん!」 灯台の中かぁ。入ったことないな。 「さあ、ついたよ。」 「わあっ。」 灯台の屋上。風が吹いて、髪の毛が揺れる。 「綺麗・・・。」 「君は、ここが好きだもんね。」 「え?」 私は、初めてここに来たのに。どう言うこと?この子は、私を知っているの? 「あ、ううん。何でもない。」 私たちは、それから毎日会ってたくさん話した。 お互いの名前、歳、好きなもの。この子は、海斗って言うらしい。 学校から帰ってきて、そのまま会う。 ある日。灯台のドアに、『ちょっと出かけます。すぐに戻ね』と書いてある紙が貼られていた。 「いないんだ・・・・。」 海斗には、私のおばさん達のことを、たくさん聞いてもらっていた。 私は、崖の芝生に座って待っていた。 ふと目を上げると、目に写ったのは海。一年前、私はあそこに飛び降りようとしたんだよな。 ふと思うと、私は崖の先の方に歩いていた。このまま、死にたい。消えてしまいたい。 ふわっと、体が浮いた時、後ろから声がした。 「凛!!!!」 海斗だ。でも、私はそのまま落ちた。 痛い。でも、もうすぐ死ねるんだ。怖くはなかった。 目をうっすらと開けると、海斗がいた。海斗も、一緒に落ちたの・・・? 「海斗・・・!?」 「凛、聞いて。僕は、魔法使いなんだ。君と僕は、小さい頃、ずっと遊んでいたんだ。」 「え・・・。」 「でもね、君の家族が火事にあって、君は連れ出された。その時君は、「助けないで」と言ったんだ。」 「そんな、知らない・・・。」 「うん。僕が消したから。君の記憶から、その言葉と、僕の存在を消した。一年前、君と再会してうれしかった。でも、君は「助けて」とは言ってくれなかった。」 「私・・・!」 「大丈夫。凛のせいじゃないよ。僕は、このまま、君といたい。君が、「助けて」と言ってくれる日まで、待つよ。」 「海斗・・・。」 「凛、いつまでも、海の底でいようね。」 ーー〈あとがき〉ーー どうでしたか?なんか書いていると、だんだん怖くなってきちゃったような・・・(汗) 回答待ってます!
【叶わない恋】
私は【松永 紗希】普通よりちょっと可愛い高校生。私は今絶賛恋愛中!私の一日は大好きな純先輩を見て始まる。 「ああ、今日も純先輩はかっこいいなー」私はそう思った。あんなに顔もよくスタイルもよくお金もあり、優しさもあるフルスコアな人は他にいない。あんなすごい人に私みたいな凡人に手が届く訳ないよね。 「純!今日一緒にかえろ?」隣でそう言っているのは花音先輩だ。悔しいけど美男美女でお似合いカップルだ。 「私もあんな風だったらな。」思わず言葉がもれた。本当にすごい!私もあんなふうになれたらな、と今日も妄想を始める。友達のみゆに気持ち悪いから妄想するのはやめろと言われたけど妄想するのは楽しい。だからやめられない。私は思い浮かべた。私と純先輩がキスしているところを。ああ、そうじゃない!思わずマイワールドに入り込んで先輩見るの忘れてた!あれ?先輩は?いつの間にか先輩達はいなくなっている。だが私は見逃さなかった。先輩が校舎の中に入っていくとことを! 必死で追いかけてやっと見つけた。「じゅ、純先輩!あの、」私は話しかけようとした。だけど教室に入りそうな時に気づいた。教室にはじゅん先輩だけじゃなく花音先輩もいることに!「ねぇ純。私のこと好き?」「…」純先輩は黙り込んでいる。「ねぇってば!純?話聞いてるの?」「あぁごめん聞いてなかった…」「何か悩み事でもあるの?」「いや、なんでもない。俺もう帰るわ。」「あっちょっと待って!純!」 次の日私は純先輩と鉢合わせした。純先輩が話しかけてきた。「ねぇちょっと君!ちょっと用があるから今日の休み時間空いてる時があったら保健室に来てくれない?」私はパニックになった。だが焦っているのを顔に出さないように笑い、落ち着いて大きく深呼吸をしてからこう話した。「いいですよ。できるだけいけるようにしますね。」休み時間になるまでの間、私は楽しみで楽しみでしかたがなかった。念願の休み時間になり、私はすぐに保健室へ直行した。ドアを開けると、そこには純先輩がいた。「待ってたよ。ずっと気になってたんだ紗希ちゃんのこと。で、二つお願いがあるんだけど」 「お願い?」私は聞き返した。「うん。大事なお願い。一つ目は付き合ってほしい。二つ目は、 キスしてもいい?」「はい!」私は即答の元気いっぱいの返事をした。あの時の夢が叶った!嬉しい!と思いながら。ちゅ
永遠の愛をこの花に誓って
「昨日…みなさんの大切な仲間である成宮星羅さんが…交通事故で亡くなりました。」 一瞬、僕の目の前にいる人間が何を言っているのかよく分からなかった。 だって、成宮はいつもと同じように僕の隣の席に座っているから。 なのにクラスの奴らは何も言わなかった。 ただ、「信じられない」という表情をして黙りこくっている。 そんなときに成宮は僕の方を見て、目が合うとふわりと微笑む。 そこにいるじゃんお前。 『君にしか見えてないんだよ。この声も、君にしか聞こえてない。』 は?僕にだけ?どういうこと? 『死んだんだよ。私』 その時ちょうど、HRの終わりを告げるチャイムが鳴る。 みんながぞろぞろと動き出す中、僕だけが唖然として動けない。 「死んだって…じゃあなんでそんなところに…」 『未練があるの。だから成仏できない』 それを聞いて、成仏してほしいようなしてほしくないような、複雑な感情になる。 「ちなみに未練って…」『言わない。秘密』 『そういうこと。これからよろしくね』 何がよろしくなんだよ。 それからというもの、成宮は僕についてくるようになった。 僕以外の人間に見えていないのをいいことに授業中の先生にちょっとしたイタズラをしたり、茶々を入れたり。 でも、そんな非日常はだんだん僕にとっては楽しいものに変わっていった。 ついでに気づいたこともあった。 僕は、成宮のことが好きだ。きっと、成宮が生きていたときから恋愛的な意味で。 死んで幽霊となっても、生きているときと変わらないかそれ以上元気で、僕を笑顔にしてくれる。 『大丈夫?顔怖いよ』 「失礼だな。ちょっと気づいたことがあっただけだよ」 『え?どんなこと?気になる』 「絶対言わない」 『えーなんで。ケチ』 成宮は幽霊だから。この僕の気持ちは絶対に叶わないから 「僕にだって秘密くらいあるんだよ」 『いーじゃん、誰にも言えないんだから。幽霊だし』 「後悔するよ?」 『そんなにくだらないことなの?』 「そういうわけじゃないけど」 『なら聞く。言って』 「…僕は成宮…いや、星羅のことが好き」 あーあ。言っちゃったよ。 これで嫌われたらどうしようと不安になりながらも成宮の方をみると、 泣いていた。 『ほんと?嘘じゃない?』 「こんなときに嘘つくとかただのバカだろ」 『ふふ…嬉しい…』 「は?」 『あー…でもちょっと後悔はしてるかも』 後悔?なんで?やっぱり嫌だった? 『未練…なくなっちゃった』 「え?何で……あ、…星羅の未練って、!?」 星羅がだんだん薄くなっていく。星羅は泣きながら微笑む。 『バレた…笑』 「なんでッ…お前…死んだんだよ…!!」 『…死んじゃったのはごめんね。でも…私も好きだよ。今も、生きてたときも、ずっと。大好き』 『星羅って呼んでくれて嬉しかった。今までありがとう。愛してる』 そう言い残して星羅は消えた。 10年後、僕は星羅のお墓の前にいる。 「いつもありがとうね。きっと星羅も喜んでいるよ」 星羅の母親がそう声をかけてくれる。 星羅が僕の前から消えたあの日から僕は毎日星羅のお墓に行くようになった。 サザンカの花を供えて手を合わせる。 そして、呟く。 「愛してるよ。星羅」 すると、 『目の前にいないのによく言えるね笑。…私も愛してるよ』 そう聞こえた気がした。 (完) サザンカの花言葉…永遠の愛 ーーーーー 書きたいことを詰め込んだらとても長くなってしまいました笑 読んでいただきありがとうございました。
恋は簡単ではない。(最後は、パッピーエンド!)
ああ終わったんだ私の恋。 ー一週間前ー こんにちは!私は森本 環奈(かんな)です! 今、私“恋”をしているの! それは、クラスメイトの清水 純平(じゅんぺい)君。最初、この学校に転校して来た時に隣だったの。 授業中全然わからない問題があった時に、先生に当てられちゃって、、、その時に純平君が。 「その答えは〇〇」って、教えてくれたの。んで、純平君メガネかけてたんだけど外した時の姿がかっこよくて、、 「あ、あの俺森本さんのことが好きです!付き合ってください!」 「ごめんなさい。好きな人がいるんだ。ごめんね!」 「環奈ちゃんって転校して来てからめっちゃ告白されてるけど全部断ってるよね。好きな人って誰?」 聞いて来たのは、桜井 優奈(ゆうな)ちゃん。図書室がわからない時に教えてくれたんだ。 「んえええっ!!!!」 クラスの全員がこっちを向く。 「そ、それは、、、」 「じゃあ純平君とか?」 「っっっ!!!」 「ふーん。純平君のことが好きなんだー。」 かああああ\\(//∇//)\\ ー数日後ー 「ねえ、そろそろ告白したら?」 「そうだよね、、、よしっ!今日告白してみる!!!」 「いやっ今日!?」 「環奈さんおはよう」 「純平君おはよう」 「あのさ、私、、、」 「ん?」 「ずっと前から純平君のことが好きだったの!」 「ご、ごめん。僕、、、」 「こっちこそ、、ごめんね!今日は、前の席の子が休みだから〇〇ちゃんと話し合いするね!」 「う、うん。」 「環奈ちゃん大丈夫だよ!」 「そうだよね、、、」 ああ、、、悲しいなたった一週間だけのことなのに、、、、 環奈は、次の日、休んだ。 『ピーンポーン』 「あら?誰かしら?」 お母さんが言う。 「環奈!お友達が来てるわよ!」 優奈ちゃんかな? 「環奈さん、、、ちょっといいかな?」 じ、純平君!? 「ど、、、どうしたの」 「今日環奈さん風邪じゃないでしょ。」 「、、、うん。」 「ごめん!僕、環奈さんのこと好きなのに恥ずかしくて」 「え?」 「僕、環奈さんのことが好きです!付き合ってください!」 「っ!はいっ!」 こうして純平と環奈は幸せに暮らしたのだった。
ミス
「わ、私が、ミスを、する、なんて・・・。」 少し前のこと。 私、柏木 柏(かしわぎ はく)は、見た人の人生を、ハッピーエンドに変えるのが仕事。 位の低い天使みたいなもので、 飢えて倒れそうな人の行く先に食べ物を置いたり、少しのきっかけを作って、九死に一生を得させる仕事。 ミスは許されない。生死にかかわる仕事だから。 ある日、柏はある少年に目をとめた。 貧乏そうな格好で、大きな帽子をかぶっていて、犬を連れている。 雪の降る中、とぼとぼと泣きながら歩いていた。 柏は自分の能力でその少年の事を知った。 どうやら、親がいなくて、引き取ってくれた人もいたが、その人もいなくなってしまった。 そして、貧乏だからと一部の人から嫌われ、放火の犯人を決めつけられた。 その少年を信用する人はいなくなり、物も売れず、貧乏になっていく。 大好きな絵に賭けたが、それも駄目で絶望していた、といったところだ。 柏はその近くに落ちていたお金を拾った。 そして、その少年の行く先に置いた。 「これで男の子がお金を拾えば、十分な暮らしができるはず・・・」 少年は相当貧乏だから、お金を見ればとっさに持ち帰るに違いない、と考えたのだ。 少年は、柏の思った通りお金を拾った。 でも、少年の絶望の表情は変わらない。 そのまま、お金を持ってとぼとぼ歩いていく。 しかし、少年は青い屋根の家に行った。 そこは少年の家ではない。 「あの、これ、ノアさんのではないでしょうか。」 そう言って、少年はお金をノアのおばさんに返した。 柏はここで1つ間違った。 ノアは少年を放火の犯人と決めつけた人物であり、返すなんて思いもしなかったのだ。 ノアのおばさんは「ご飯をごちそうするよ」と少年に聞いた。 これも柏の作戦だ。 しかし、少年は、「遠慮します」と言ってまた雪の中をとぼとぼ歩き始めた。 そのままふらつき、少年は倒れた。 犬の方もぐったりしている。 そのまま、少年と犬は動かなくなってしまった。 「・・・。」 柏はその時、初めて、欲のない人間というのを、知った。
晴れた空に紅葉がきれい
俺の名前は明日葉 晴空。24歳。晴れるに空と書いてはるあ!俺には前、19歳のとき彼女がいた。名前は紅葉と書いてくれは。とても可愛くて、優しくて、人気者だった。そんな紅葉が俺は大好きだった。俺は告白をした。紅葉はこう言った。 紅葉「本当に?本当に私でいいの?」 晴空「うん。一生守ってみせるよ。」 紅葉「ありがとう。最後まで私と一緒にいて。よろしくね。」 俺たちはクラスの中で一番仲のいい二人になった。 でもある日突然紅葉が学校に来なくなったのだ。 紅葉は病気になったそうだ。もう寿命が1年しかないらしい。 あれから1年後。これは紅葉が俺の前からいなくなった年だ。 10月。赤く染まった葉がきれい。そして紅葉の誕生日の月。 俺はくれはの好きそうなぬいぐるみのキーホルダーとハンカチを誕生日プレゼントとして学校で渡すつもりだった。 今日も紅葉は学校に来なかった。クラスについてる電話が大きな音で叫ぶ。先生はしゃがみ込む。「紅葉さんが・・」 クラスはざわめきや、悲鳴、泣き声であふれた。俺は教室を飛び出して学校を抜け出し、紅葉のいる病院にむかった。紅葉がいる病室に入った。紅葉しか居なかった。 紅葉「・・・は・るあ・・?」晴空「お、おい!紅葉!しっかりしろよ!」紅葉「ごめん・・ね、わた・・しもうだめ・・みたい」晴空「頑張れよ!俺もっと紅葉と居たいよ!」紅葉「最後ま・・で一緒に・・居てくれて・・ありがとぉ・・大好きだよ・・・」 紅葉「はる・・あ、今まで・・あり・・がと・・ぅ」晴空「お、おい!」10月14日。俺は立ち崩れた。紅葉はもう喋らなくなった。俺が呼んでも紅葉は反応しない。俺は家に帰った。晴空(もう疲れたから寝よう)俺は寝た。その日の夢に紅葉が出てきた。可愛くて優しい紅葉だ。 夢の仲の紅葉「晴空ー。私、今までほんっとうに楽しかった。晴空には感謝だよー!晴空、今までありがとう。」 今俺は、小説家をしている。紅葉のことを忘れないように小説にしたのだ。 紅葉の声(ありがとう、晴空大好き!)晴空「今紅葉がありがとうって言った気がしたな。」 ーーーーーーーーーーーーーーー どうもー苺花moka-です!小説出してみました!誤字あったらごめんね!最後まで読んでくれてありがとうございました。
星空の下で走るワケ
僕の頭上には無数の星が散りばめられている。また、その星たちの背景には藍色の濃淡でできた空が広がっていた。 あたたかい そう思った。すると突然、僕の額に一粒の雫が落ちてきた。 あ。雨だ。 しかし、不思議なことに空には鉛色の雲一つない。それでも、あたたかくて優しい霧雨は止むことなく僕の服を濡らしていった。 そんな中、僕はあることに気づく。 ここは地上じゃない、と。 下を見れば、輝く星たちに照らされた若くて青い果てしない草原が広がっている。なぜ、このことに気付かなかったのだろう。 しかし、そんな小さいこと、すぐにどうでも良くなった。 ずっとこの場所にいたいと本気で思う。 「っ!」 まただ。またこの夢を見た。正直、この夢は好きじゃない。夢から覚めた瞬間、鋭い現実を突きつけられるからだ。いっそのこと、あの美しい空の中に吸い込まれてしまえば良いのにと思う程に。 僕はクラスメートから陰湿な嫌がらせを受けていた。 いじめ、とも言う。 理由は、知らない。人間というのは自分が気に入らないことを他人がすると、軽蔑や嫌悪などといった目を向け始める。いじめのきっかけなど、本当にちょっとしたことだったりするものだ。 「きもい」 目の前の女がそう言う。それと同時に、彼女の細い腕に抱えられた水入りバケツが僕に向かって降り注いだ。その水は夢の中の霧雨とは違い、冷たくて汚い。軽蔑と嫌悪と敵意に塗れ、汚れていることがわかる。自分の傷んだ髪の毛や乾燥した肌から汚水が伝い、冷気が漂う渡り廊下に落ちた。人間は嫌いだ。でも、それ以上にー こんな所で突っ立って存在している自分が一番嫌いだった。 あたたかい あれ。と僕は思う。今日はいつもと違って、空にいない。素足なのだろう。ざらりとした足裏の感触や風が吹くたびに揺れる青草達が直に感じられ、少しくすぐったい。夢の中でも、久々に感じる自然は心地よく幼い頃に戻った気がした。 僕は走った。素足のまま星に照らされた、どこまでも続く大草原の中を。こんなに全力で走っているのに息もあがらない。いつもと同じ一定の呼吸をし続けている。足が軽い。これならどこまでも走って行ける。走って、走って、走ってー 僕は何のために走っているの? 「ブス」 ばしゃり。またこれだ。いい加減鬱陶しい。また、担任への言い訳も考えないといけない。そう思うと何もかも放り出したくなる。 なんだか今日は無性にイライラする。 「君、ずぶ濡れだね」 そんな声が上から降ってきた。僕の気も知らないでよくそんなことが言えたものだ。普段はこんなことで腹を立てたりしないのに、心の奥底に焦燥感に似た感情が生まれる。 「放っておいてください」 自分でも生意気なことを言っているのは分かっている。だけど、このままだと全く無関係の人に八つ当たりをしてしまう。そう思ったからだ。 「そんな状態で放っておけるわけないじゃん」 まだ言うか。と思い顔を上げ、目の前にいる人物の顔を目でしっかりと捉える。しかし、僕はその顔を見て思わず硬直した。 鎖骨のあたりまでのびた黒髪。それとは対照的な真っ白な肌。瞳はまるで夢の中の美しい星空を映したようだった。 今日もまた昨日と同じ夢を見た。楽しくて心地よい夢。しかし、その夢を見ると今の自分を失ってしまいそうで...。少し怖くもなる。 あれ。今の自分って何だろう。 「うざい」 ばしゃっ。もう飽きた。こんな毎日、楽しいか?否。自問自答する毎日、楽しいか?否。生きている価値、あるのか?...。 「また会ったね」 デジャヴュを感じさせる光景に思わずクラリと目眩がする。 「なんですか」 冷たく、素っ気なく。こんなんじゃ、クラスの奴らと同じだな。つくづく自分が嫌になる。 「君、いじめられてるんだってね」 は? 「クラスメートが言ってたよ。隣のクラスの袋井は根暗で辛気臭いーって」 周りの音が一斉にシャットアウトされた。今までずっと蓄積され続けてきたものが限界に達した。嘘みたいに呼吸が荒い。そして、ついに言ってしまった。 「根暗で何が悪いんだよ!」 僕の怒号に彼女は驚きの表情を滲ませる。 「僕だって好きでこんなんでいるんじゃない!それを根暗とか辛気臭いとかそんなレッテルを貼られてたまるものかっ!僕の人生は僕が決める!他人が口出ししてんじゃねぇよ!」 喉が痛い。明日は声が出ないかもしれない。でも、これで分かった。僕はー 僕自身を見つけるために走っていたんだ。 そこには確かに若い青草の匂いがした。