短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
あなたに恋をした瞬間
私、花宮 蘭香(はなみや らんか)。中学1年生。 「ごめん蘭香、今日一緒に帰れない…彼氏と放課後デートすることになっちゃって」 そう言い出したのは親友の百合川 愛華(ゆりかわ あいか)。愛華には彼氏がいる。 またかぁ…と私は心のなかで思ってしまった。 「え‥あ、うん」 私はドギマギに返事をした。 「ほんとごめんね、明日一緒に帰ろ!じゃあバイバイ!」 愛華は悪びれる様子もなく彼氏と帰っていった。 なぜこんなにも重い気持ちなのかって? 周りの女子が中学に上がって急に付き合う人が多くなって、今ではクラスで付き合っていないのは私だけ。私だけが取り残されているような気がして…親友の愛華や親にでさえも、この気持ちを明かしたことはない。恥ずかしいし… 「蘭香ー今日暇ー?」 急に話しかけてきたのはクラスメイトの荒川 悠太(あらかわ ゆうた)くん。 「え?うん…まあ」 「じゃあ一緒にどっか行かね?」 どういうことだろう…なんで誘ったのが私?男子を誘えばいいのに…あっもしかして他の男女もいるけど人数が欲しくて私を誘った…とか 「いいよ、ちなみに何人?」 そう聞くと、悠太くんは急に焦りだしてこう言った。 「あ、え、えっと…ふ、二人……だよ…」 二人?じゃあ私と悠太くんだけ?まあいいか…今日暇だったし 「オッケー!」 そう言うと悠太くんは急に調子を取り戻し、こう言った。 「猫カフェはどうだ?」 やった!猫大好きだから嬉しい!だけど、どうして猫カフェなんだろう、急に… 「いいよ!猫好きだから嬉しい!」 猫の話をして歩いているとあっという間に猫カフェに到着した。 入店したばかりなのに、二人の周りに猫がたくさん集まってきた。ここの猫は人懐っこいようだ。 悠太くんはそのうちの一匹を抱き上げ、ニコニコしていた。 私はなぜかその姿をじっと見ていた。自分でもなぜだか分からない。 すると猫が悠太くんのほっぺに手を伸ばし、すりすりした。悠太くんはその姿が可愛かったのか、にこやかに笑った。 その瞬間、私は何かを感じた。 悠太くんを見ることをやめられない、いや目線を外せない… そう考えているうちに自分のほっぺが熱いのに気がついた。 まさか…悠太くんのこと、好きになっちゃった⁉ でも…そうだとしたら… 付き合うことができたら… 私だけ付き合っていないという状況はなくなる! 私はこの瞬間、あなたに恋をした
ずっと、好きだ
私は、秋川志保(あきかわしほ)。今日は、卒業式。私の隣で三つ子の秋川香穂ちゃんと、秋川奈穂ちゃんが泣いている。学校は、大学まで同じだから、いいけれど私たち三つ子の好きな三つ子君たちは、転校していってしまう。四月になったら・・・。もう、悠飛くんに会えない。だから、私たちは、今日告白しようと決めたの。 悠飛&悠也&悠希「なあ」「「「えっ」」」私たちは、同時に振り向いた。 悠飛くんたちだ…! 「志保、ちょっと…これる?」「香穂さん…あのっ…」「奈穂ちゃん…」 私たちは、好きな人に呼ばれて、ドキドキしながらわかれた。 「お、俺…志保のことが好きだ…!!」「えっ……!!!」 ゆ、ゆめ? 「私も…好き!でも、本当にいいの?私なんかで…」「私なんかっていうなよ!」 悠飛くんが、ぎゅっと私のことをハグした。 「俺は、ずっと、好きだ!志保のこと、あ、あ…愛してるから…!!」「ありがとう…」 上から、甘いキスが降りてきた。初キスだった。 「は、恥ずかしいよ…」 私が、言うとぎゅっと力を込めてきた。 香穂ちゃんたちも、同じ理由で呼ばれた。 十年後、私と悠飛くんの間に赤ちゃん生まれた!
一粒のほんのり暖かい水が頬を伝った。
何かをした時。 「ありがとう」 と言ってくれたら。 どれほど嬉しいか。 帰り道。 「バイバイ」 と言ってくれたら。 どれほど安心するか。 貴方達からすると。 当たり前かのように感じる。 でも、 その言葉を言ってもらえなかったら。 それが何個も何個も積み重なって。 今、私の心は、 真夏でも溶けないぐらい。 冷たく、鋭く、黒く濁った、 得体の知れない*ナニカ* がある。 私は。 そのナニカを 見せないために 今日も嘘を吐く。 一粒のほんのり暖かい、水が頬を伝った。 私は気にせず叫ぶ。 「私を、カイホウして」 と。 END ー後書きー はろちゃ!小説好きです! 今回は、自分の今の気持ちを表しました!以上! アドバイスおなしゃす! ではでは、 ばいばーい(^O^)/ アクウソウジョウノアイツニヤラレル(°▽°)ゴフウドクドクドクダレカキュウキュウシャヨンデ(T_T)マタキズナンデアオウバイバイ(^^)/~~~
旅立ちの日
私は、野山いちご(のやまいちご)。小学6年生。今日は、小学校の卒業式の日だ。私は、昨日用意しておいた紺色のワンピースを着て、ヘアセットをした。 朝ご飯を食べ終えたら、学校に登校する時間だ。大好きな小学校に行くのも、今日で最後。そう考えると、寂しさで胸が押しつぶされそうになった。 「いちごちゃん、おはよう!」 教室に入ると、仲良しの夏川翠華(なつかわすいか)ちゃんが近寄ってきてそう言った。 「おはよう、翠華ちゃん。あれ?翠華ちゃん、なんか、目が腫れてるような・・・・・・?」 「そうなの。実は、今朝、卒業が寂しくて、号泣しちゃって・・・・・・」 そう言い、翠華ちゃんは照れ笑いをした。 卒業式が始まった。まずは、校長先生の短い挨拶のような話を聞き、そしたら、卒業証書授与だ。 「野山いちごさん」 「はっ、はい」 緊張で少し声が裏返ってしまい、恥ずかしかった。手を震わせながらも、なんとか卒業証書を受け取り、前を向く。卒業生は、卒業証書をもらった後にみんなの前で中学生になってからの目標を言うことになっている。 「私は、中学生になってからは、勉強と部活の両方を頑張りたいです」 (ふぅ、上手く言えたぁ) 家でも学校でもたくさん練習したため、すらすらと言葉が出てきた。 無事に卒業式が終わると、卒業生は自分のクラスに戻り、写真を撮ったり、卒業アルバムに寄せ書きを書き合ったりしている。私は、自分の卒業アルバムに書いてもらったみんなのメッセージを読み、涙が止まらなくなった。 (やっぱり、寂しいよぅ・・・・・・) 外に出ると、在校生代表の5年生たちと先生たちが卒業生のために道を作っていた。私は、そこを通る前に小学校の校舎を見上げた。 (今まで、ありがとう。中学生になってからも、頑張ろう) 心の中でそう決意し、私は歩き出した。
そ う じ ゃ な く て .
「なに、好きな人のことでも考えてんの?」 「え、え? いや、そんなんじゃないよ? ただ、仲良くしたい人がいて......」 「ほお?」 ニヤニヤする彼を見るに、信じてないっぽいな、と思う。 冗談は通用しないものか。 「まあ、俺も話しかけるの緊張したなぁ~」 「......誰とー?」 「ん?好きなやつ」 「......へえ。じゃあ、もう仲良いの?」 「まあ、そいつがどう思ってるかは別として、俺的には結構いい感じかな」 「ふうん。じゃあ、まだ付き合ってないんだ」 「うん、そーなんだよ」 ちょっとだけ、ほっとしてしまう。ちょっとだけ、期待してしまう。 そんな気持ちから、 「このクラス?」 なんて聞いた私が馬鹿だった。 「いや、隣のクラス」 「あぁ、そっか~」 可能性ゼロパーってこと。 私なわけないか、そりゃあ。 「頑張ってね」 「おう! お前も頑張れよ!」 「......うん、ありがとう」 そうじゃなくて、私が好きなのは君なんだよ。 貴方に好きな人がいるって分かった上で頑張れるわけないし、貴方のためにも頑張れないや。 複雑だなぁ、、。 笑って誤魔化していると、 彼は唐突に「あ」と目を輝かせた。 廊下を歩く、一人の可愛らしい女の子。 「噂をすれば、例の隣のクラスの女子」 ドキッとする。「そう、行ってくれば」と私が言うより先に、 「んじゃ、俺行くわ!」 と私の隣から腰を上げ、私に向いていた瞳はキラキラと光りながら女の子へ向く。 ほんの一瞬で、私の隣は空席になった。 肩をポンと叩いて笑いかける彼に、彼女は少し驚いた後、頬を赤らめて幸せそうに笑う。 両想いなんだな、とすぐに分かった。 そっか、そうだよね。 分かっているのに、心がなぜか追いつかない。 「......へへ」 口から零れ落ちた私の笑い声は、驚くほどに渇いていた。 ......どうしてかな。 目頭が熱い。
そばにいてほしかった
私は、桜田 ルイ。男の子みたいな名前だけど女子です。本当は殺し屋。パン屋さんでも仕事しながら、殺し屋の仕事をしている。 ある日、出会いが始まった。 ー仕事終わりー 「はぁ~。今日も仕事疲れたー。早く家に帰って、ご飯食べないと!」と、言いながら歩いていた。すると、ドンッ! 「おっと!」 「キャァ!」と、同時に声を出した。 「だ、大丈夫ですか?お怪我は…」と、男性が心配してくれた 「あ、はい。私は大丈夫ですけど…あ~なた方は?」と、緊張しながらも声をかける。 「あ、僕も大丈夫です。すみません。僕がちゃんと前を見てなかったから…」う、何か~落ち込んでるみたいになってる。 「あ、え、こちらこそ、すみません。」何て言ったらいいのか… 「それでは失礼します」また、声合わせて言ってしまった ー殺し屋の仕事前(確認)ー 「え~っと?今回の悪星(アクスター)は…。」えっ!?この人って…あの時の…人じゃない? 『今回の、悪星は〈神田 幸太〉です。今夜7:25分に始末しておくように』噓だよ。あんな、優しかった人が…。(T_T) ー殺し屋仕事ー 「でも、とんでもない悪いことしてるんなら殺るしかないよね」私は、深呼吸をして現場に向かった ー現場ー 「うわっ!わっ、だ、誰だ!はっ!あ、貴方は!この前の…」やっぱり、覚えてるよね。ごめんね。 「覚えてる?覚えてるよね?私、桜田 ルイっていうんだよ」まぁ、まずは自己紹介。 「貴方、神田 幸太さん で、お間違いないですね。」次に、本人かどうか。 「あ、あぁ。ていうか、何だその武器は!」ふーん。今回の悪星は武器についてね~ 「あ、これですか?これは、悪星用の刃物ですよ。これで、悪星を殺ります。」ちょっと怖いけど…。 「さ~てと。楽しい時間はもう終わりです。早く貴方を殺りたいので、いきま~す」ごめんなさい。でも、しなくちゃいけないんです 「や、やめてくれ。ギャッ!」 ー殺し屋仕事 終ー 「あ~あ。この人と、一緒に歩んでいく人生だったのに。」もし、私が殺し屋なんてやらなければ、今頃、告白だったのに ポツッ、ポツッ 「あれ?何で、私泣いてるの?」そうか、この人が好きだったんだ。私。まるで、子供が死んだように。悲しんでいるんだ。 私は、神田さんに刺した、刃物をそっと抜いた
彼氏が猫になっちゃった!
私の名前は、黒野 猫(くろの ねこ) 私には、彼氏がいる名前は、花坂 椿(はなざか つばき) そう言えば最近椿の家に行ってないな~ あ、行くか! ~猫 目線~ ~椿の家の前~ あれ鍵が開いてる? 猫「来たよ~」 シーン あれ? 猫「椿?」 ???「二ャー」 あれ椿ってねこちゃん飼ってたけ? 猫「椿しらない?」 ねこちゃん「二ャー」 ま、知らないか~ ~椿 目線~ 椿(なんかねこちゃんになってる!) 猫「来たよ~」 椿(猫いらっしゃ~い) 椿(あれねこちゃんの鳴き声になってる!) 猫「椿しらない?」 椿(俺だよ!) ま、ねこちゃんだから聞こえないか~ END 初めて小説書いたよ! それじゃ ばいちゃ!
最愛のあなたへ送る誕生日プレゼント
登場人物 ・加藤(かとう)ゆら ・如月(きさらぎ)ゆずは 「なーに考えてんの?」 私には好きな人がいる。そう、それは私の目の前に写る彼女、如月ゆずはだ。彼女は学年でも人気があり、成績も優秀で友達も多い。それに比べて私は目立つこともなければ頭もいい方ではない。おまけに彼女と話すのは放課後だけであり、普段は喋るどころか挨拶さえもしない仲である。 『べつにー、どうでもいいこと。』 「なにそれー、気になるじゃーん!」 そんな彼女がどうして私に関わってくるのか、いまだに理解できないがこうして放課後に集まって話すうちに私は彼女のことが好きになっていた。そんなことを考えていると、 「そういえばさ、今日はゆらの誕生日でしょ!!」 ジャーン!と言うセルフで付け加えられた効果音と共に目の前に小さな花束が取り出された。 『わあ、これ私に…?』 突然の出来事に動揺しながら問いかけると、彼女は満面の笑みを浮かべながら「もちろん!!」と言い放った。 彼女の髪は少し明るめの茶髪でよく、窓から顔を出した陽の光に当てられ、キラキラと輝くことがある。 そんな姿も彼女の笑顔に合っていて私は好きだ。 「どーかな、喜んでくれた?」 と、期待の眼差しを向けながら私の目をまっすぐみる彼女は、いつもより真剣で可愛らしい。 『もちろん、ものすごく嬉しいよ…!』 今思ったことをそのまま返せば、いつもの笑顔に戻りながら「よかったー!」と私の胸に飛び込んできた。 しばらくそのままでいると、彼女は 「そうだ!写真撮ろう!」 と言い放ち、先程まで私の背中に回されていたの彼女の片手にはいつの間にかスマホが。 急にレンズを向けられ照れながらも花束を片手にスマホへピースを向ける。 カシャ、の音と共に彼女のスマホには私の姿が残された。 『急だったか恥ずかしいんだけど…』 と、彼女へ苦情を申し立てると 「いいのいいのー可愛いから♪」 の一言を返され、これはなにを言っても無駄だなと悟った。 いつもの満面の笑みで写真を眺める彼女はきっと私のことをただの友達か、それ以上の関係だと思っているのだろう。 これからも私の想いに気づかずにこの日常を終えるのだろうか。そう考えると少しだけ苦しくなる。 「なにさーじゃあ、もう一回2人で写真撮ろ!」 私が思い詰めた顔をしていたため拗ねていると思ったのか、彼女はもう一度2人で写真を撮ろうと言い始めた。 『いいけど…』 それじゃあハイチーズ!の声と共に彼女はスマホのシャッターを切った。 撮った写真を見つめながら 「うわ!めちゃかわなんですけど!」 そうはしゃぐ彼女の姿が今日も可愛らしくて、つい頬が緩む。 こんな日々もいつか終わってしまう。下手に思いを伝えてこの日々が崩れてしまうよりかは、このままの関係がいいのかもしれない。そうだ。そうしよう。 くだらない言い訳を自分に訴えながら。今日も彼女への想いは伝えずにしまう。 いつか、勇気を出した自分が想いを伝えることを願いながら。 その後、誰もいなくなった教室には、赤いアネモネで作られた小さい花束が一つ、夕日に照らされ輝いていた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 赤いアネモネの花言葉:君を愛す 結構長くなっちゃいました( ; ; ) この話は主人公のゆらちゃんが1人の少女ゆずはちゃんに片想いしてるけど、本当はゆずはちゃんもゆらちゃんのことが好きで両思いだったって言う話でした…! ちょっとだけわかりづらかったかもしれないです>_< 小説初心者なのでおかしいところもあったと思いますが、ぜひ感想お待ちしてます…!
一生実らない恋(ホラー)(解説付き)
わたしは「千 雪」(せん ゆき) もう恋を諦めている だって里美(さとみ)が好きな人をとったんだもん! そうだ久しぶりに 毎日日記見よ! 『4月14日 友達がたくさんできた高校2年生 楽しいなぁ 好きな人もできている 5年前の私に伝えたいなぁ』 『4月15日 誕生日! 好きな人からシャーペンもっちゃった♡ お花ももらって幸せだなぁ』 『4月16日 お花の意味がわかった 彼からもらったスノードロップの意味「あなたの死を望みます」』 だけか… もうみんなに会えないや ポンポンポン みんなお焼香してる 作者から みーかです 意味が怖いお話です 解説します 彼からもらったスノードロップは「あなたの死を望みます」です。 彼は死んでほしいから雪を殺したんです。 バイバイ
星になった君へ
「蓮!ごめんね、遅くなっちゃった!」 ガラリ、と、病室の重い扉を開けると、優しい表情の蓮が居た。 その様子に何処か安心しながら、中に入る。 「ううん。来てくれてありがと」 そう言ってふわりと微笑むと、私の手元を見る。 「新しい花買ってきてくれたの?」 「そうなの!花屋の叔母さんが進めてくれたお花で……」 「胡蝶蘭、だね」 「あ、そうそう、それ!相変わらず詳しいね!」 「うん、まあね」 新しい花を花瓶に挿し、蓮の横に座る。 「ありがとう」 「うん」 蓮は心地よさそうに、窓の外を見た。 ハラハラと、雪が降っている。 真っ白で、汚れの無い雪、汚れたものに触れると、溶けてなくなってしまう、儚く脆い雪。 そんな雪を見つめている蓮は、何を考えているのかな。 どこか遠くを見据えている様な、そんな蓮の瞳と、異常なほど白い蓮の肌。 美しくして、今にでもすっと消えてしまいそうで、怖くなった。 「蓮っ」 「ん?」 優しくて、低く、包み込んでくれる様な声音。 「何処にも……行かないでね」 「………」 蓮の余命が過ぎてる事、もう知ってるの。 日に日に蓮が弱っている事だって。 でも、蓮のその微笑みを見ると、蓮が消えちゃうなんて考えられなくて。 でもその儚い横顔を見たら、消えちゃうんだって思っちゃうから。 私は蓮の腰に抱き着いた。 もう離さないって誓いながら。 蓮は私の頭を撫でながら、「ごめん」と呟く。 「俺の余命は一年。分かってると思うけど、その宣告を受けてから一年は過ぎてる。いつ死んでもおかしくないんだ」 __分かってる。そんな事。知ってるよ。 「雪、今日はもう遅いから帰りな。来てくれてありがとう。送ってあげれなくてごめんね」 「うん……」 蓮に明日が来るかなんて、分かんない。 けど、私は一日、一秒でも多く、蓮と居たい。 私にとって、蓮は私の全てなの。 そして、次の日も蓮に会いに来る。 珍しく、蓮は寝ていた。 安らかな蓮の寝顔じゃない、苦し気だった。 「……蓮」 ああ、と思った。 もう蓮とは、一緒に居れないんだね。 人が駄目になる時って、分かるんだ。 「雪」 耳を凝らさないと聞こえない様な、弱々しく掠れた蓮の声がした。 「蓮……?」 「雪、こっちへおいで。」 「蓮……っ」 「ごめんね、毎日来てくれてるのに、俺は何もしてやれなくて。もう分かってると思うけど、俺はもう駄目みたいなんだ。死ぬ前って何だか分かるんだね。ああ、もう駄目だって。でもね、最後まで雪と居られて嬉しいよ、俺。俺は幸せ者だね」 微笑みながら、蓮は言う。 「本当にありがとう。雪。雪が居たから、ここまで生きてこられたんだよ。お返しが出来なくて、本当にごめんね。」 嫌だよ、もうこれで終わりみたいに言わないでよ。 「絶対、次は幸せになろう。二人で。こんな俺だけど、来世も一緒になってくれる?」 蓮のその言葉に、ぶわっと視界がぼやける。 「あ、あ……当たり前、でしょっ」 ポロリ、ポロリと涙が落ちる。 そうだよね、私達に、終わりなんて無いもん。 ずっと、一緒、だもん。 「私は……蓮とだから、幸せになれたのっ……蓮が大好きなのっ!こんな俺なんて、言わないでよ……」 唇を噛んで、涙をこれ以上流させないようにするけど、無理だった。 次から次へと流れる涙。 「雪……泣かないでよ」 そう言って微笑む蓮も、泣いていて。 「雪、愛してるよ。この気持ちだけは死んでも変わらない。雪の幸せだけを願ってる」 「私も……っ大好き、愛してるよ蓮っ」 「……うん。雪には俺の死ぬとこ見ないでほしいなぁ。これ以上辛くならないでほしい。だから。俺からの最後のお願い。今日はもう帰って」 ほんとに、これが最後なんだね。 「でも……っ」 「雪」 嫌だ。でも、蓮の表情は、何と言えばいいのか分からないくらい、淋し気で。 本当に、蓮が望んでるんだって思うと、私は頷くしかなかった。 振り返らずに、蓮の病室を出る。 大丈夫。もう寂しくない。 私と蓮は、ずっと一緒だから。 蓮が亡くなった日、これまでにないくらい星空が綺麗だった。 蓮が、星になったからかな。 蓮が星になって一年。 今日は蓮の命日だ。 蓮のお墓に、胡蝶蘭という花を持ってゆく。 花を挿して手を合わせれば、優しい風が吹いた。 そして、どこからか蓮の声が聞こえてきた様な気がした。 胡蝶蘭が揺れ、香りが鼻を擽る。 胡蝶蘭の花言葉は、「純愛」「あなたを愛しています」
きっと、好きになる。
「あー、なんかないかなぁ。」 私は愛名マリン。変な名前でしょ。どっちが名前なんだか…。 って、そんなことは置いといて、私、今、恐ろしいほど暇です。 生徒会の仕事は終わらして、宿題も一年分終わらして、勉強も卒業までの分を終わらしてしまった。(現高校一年生) 「ひまー。」 私は近くの公園のべんちに座ってつぶやいた。 「暇なの?遊ぼうよ!」 突然誰かに声をかけられた。 「え!」 ゴツん! いたたたた…。 慌てて見上げたため、相手とぶつかってしまった。 「いてて…。」 「あ、ごめんなさい!」 「ああ。いいのいいの。それより、遊ばない?」 私より、ちょっと上かな。すごいイケメンだ。 「遊ぶって、何して?」 「ブランコ!」 ずこっ! なんか、子供っぽくって可愛いなぁ。目の保養。 私はそのあとその人とブランコに乗ってたくさんお話をした。 次の日。学校。 ビックニュース!あの、“彼”が私の学校に転校してきました! まさか同い年だったなんて…。 自己紹介したあと、私にウインクして、女子がうるさかった…。 ある日。“彼”が学校で体調を崩した。 「せんせー、だいき君元気ー?」 私は保健室に行って、様子を見にきた。 「わかんないけど、今は寝てるよ。」 めっちゃ若くて、ちょっとギャルってる先生が答えた。 「そう。」 「ねえ、マリンちゃんってだいき君の事、好きなの?」 「え!?好きって何ですか?私は一生誰かを好きにはならないよ。」 「えー!なにそれぇ。じゃあ、なんできたの?」 「?なんとなく?」 私が答えると、先生はハハハッと笑った。 「うん。そのうちわかると思うよ。じゃあ先生ちょっと職員室に行ってくるから。」 「はーい。」 私は“彼”が寝ているベットへ向かった。 ちょっとだけのぞいて、教室に帰ろう。 「ようこそ!」 「わあっぁ!」 私がカーテンを開けると腕を引っ張られた。 「だいき君!?」 「君からきてくれるなんて、嬉しいなぁ。」 「お、起きてたの?」 「うん。で、君はなんで誰も好きにならないの?」 「だって、「好き」って言う感情がどんなものなのか、わかんないから。」 「ふーん。じゃあ、教えてあげる。」 「え?どういうこと?」 「マリン、お見舞いに来てくれてありがとう。好きだよ。」 え!なに?なんだか、嬉しい。 「これが、好き…?」 「うん。そうだよ。」 涙が溢れてきた。私も、“彼”のことが好きなのかな。 そうじゃなくても、きっと、きっと好きになる。 ー終わりー 〈おまけ(保健室のだいきの気持ち)〉 え。マリンがお見舞いに…。ちょー嬉しいんだけど。うヤッホー! は?好きだから来てくれたんじゃないの?そんなぁ。 誰かを好きになれない?なんだそれ!? 先生がどっか行ったら、聞き出してやろう。
シンデレラが消えた日の空は、とても綺麗だ。
君は、シンデレラのようだった。 お金持ちだが、継母に虐められ、父親はすでに病死。 姉は優しく、常に君のことを思っていたらしいが。 決定的に違うのは、君には迎えに来てくれる王子がいないことだろうか。 今なら、その役目は僕の役目だろう。 僕も、社会人になってからは、割と成功を収め、大富豪となっている。 妻もいないし、君を迎えに行けるレベルにはなった。 「でも、さすがに黄泉の国にまで迎えにはいけないなぁ…」 君は、もういない。 どうして逝ってしまったのかは、僕にもわからない。 継母の虐めに耐えきられず、というのは警察の判断だ。 僕としては、あんなに我慢強く、明るい子がそんな理由で、ことを起こすはずがないと思う。 継母は逮捕。姉は、静かに暮らしているという。 僕は、ただただ呆然としていた。 『いつか、迎えに行く』 そう言ったのは、3年前。高校の卒業式が終わってすぐ。 君は、いろんな感情で涙ぐみながら、頷いた。 その涙には、卒業したらさらに虐められるという悲しさと、僕が迎えに来てくれる嬉しさとかがあっただろう。 ただ、僕は貧乏だった。 お金持ちの君に結婚を申し込むべき人物じゃないし、継母を黙らせられる財力や力がない。 そんな男に逃げようと言われたら、君はどんな顔をするだろう。 それがずっとこべりついて、行けなかった。 でも、諦めたわけではない。 毎日、できる仕事はやっていた。サラリーマン、清掃員、商談、小説家……。 そこまでしてお金を貯めていたのも、君のため。 でも、君が死んでしまったから。 縄は、痛かっただろう。 時間がかかっただろう。 この3年間は、君にとってどれほど辛いものだったんだろう。 君は確かにいたはずで、ここには幸福があったはずで、あったからこそ、苦しみが生まれた。 僕は、馬鹿だ。 そんなお金に左右されず、さっさと君に会いにゆけば良かった。 君は、そんなことなにも思わなかっただろうに。 後悔しても、後の祭り。 泣き崩れたいけど、そんな資格どこにもない。 助けを求めるように上を見上げた。 とても、綺麗だった。 青く、深く、澄んでいた。 あの誓った卒業式の時のような春空。 君の優しい手のように、風がふわりと僕の頬を滑る。 シンデレラが消えた日の空は、とても綺麗だ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初めまして!夜桜です!! 将来の夢は、仕事しつつ家事しつつ小説を書くことです。 一年ぐらい前から、「小説家に私はなる!」と意気込んでおりますっ! その道の第一歩として、書いてみました!!! 何かご指導・ご意見あればよろしくお願いいたします! 年下・ため口大大歓迎!!!!! 感想でも可!!! 回答求む♪( ´θ`)
恋愛恐怖症
「好きですっ!付き合ってくださいっ…!」 最大限の勇気を振り絞って先輩に手を伸ばしたあの夏。 一生分のドキドキを味わったような気がした。 「…ごめんね。俺、好きな子がいるから…気持ちには応えられない」 私が差し伸べた手を、先輩は優しくやんわりと押し戻した。 「…そう、ですよね。あはは、すみませんっ、何か変な事言っちゃって。頑張ってくださっ…」 最後は言葉にならなかった。歯切れ悪く笑う私に、どこか申し訳なさそうな顔で先輩は去って行った。 そりゃあ、そうだ。先輩は学校一と言っても過言ではないほどの人気者で、私はどこにでもいる平凡な女の子。 告白したところで、OKをもらえる確率なんてそもそも少なかった…いや、なかったんだ。 でも、少しだけ…。少しだけ、期待してしまった。 先輩が「年下の女の子の事が好き」と言っているのを聞いて、私かも、と舞い上がってしまった。 年下の女の子なんて、この学校には何百人といるのに。 家に帰ってから、たくさん泣いた。友達と電話をしながら、ずっとずっと泣いた。 失恋って、こんなに悲しいんだ。当たり前のことを、今初めて知った。 あれから一年。 先輩への気持ちはもうなくなっていた。 振られてから数ヶ月は先輩を見るたびに心が痛めつけられ、泣いてしまいそうだったけれど、今はもうそんなことにはならない。 でも…気持ちは吹っ切れたはずなのに、なぜか恋をするのが怖くなっていた。恋愛恐怖症になっていたのだ。 振られるのが怖くて、告白どころか恋をするのもままならない状況になる、一種のトラウマ病だ。 数週間前、仲の良い男子に告白されたが、いずれかは振られてしまうのではないかと考えてしまい、断った。 昔の私なら、OKしていたかもしれないのに。 周りの友達は、学生らしく恋愛しているのに――。
言えないSOS
いじめられてないし 友達もいるし 親も優しい …それなのに 痛くて、苦しくて、 なんで痛いのかも苦しいのかも分からない そんな私が助けてなんて言っちゃいけない 私より辛い人は居るから… 分かるってるよ分かってるけど 助けてよ 毎日1人で泣いて毎日イライラして それでも笑わなくちゃいけなくて もう…どうしたらいいの… 助けての4文字が私には言えないよ -------------------‐-------------------‐ 辛い理由がちゃんと分かる子より 何が辛いのなんで苦しいのか分からない そんな子が多いと思います 私もその中の1人でちゃんとした理由もないから助けてって言えないんですよね。笑 辛いけど死ぬ勇気もないから 私達は生きるしかないんです…
私の素顔
私の素顔を見たことがある人は指で数えれるくらいだ。 そう、私は小学校に入ってから中2の今まで、ずっとマスクをしているのだ。 素顔を見たことがあるのは…父親と母親と姉といとこ6人。 そして...幼馴染の美玲。あの時は…恥ずかしかったなぁ… 美玲と私(芽衣)の帰り道。 美玲「てか、なんでずっとマスクしてるの?」 芽衣「え~?プライベートだよ~ ひ・み・つ!」 美玲「なにそれw」 美玲「話変わるけど、来週の冬まつり、行く?」 芽衣「いくいく~」 美玲「屋台一緒に回ろうよ!」 芽衣「いいね!たのしみ!」 美玲「じゃあここだから!」 芽衣「ばいばい!」 1週間後(冬まつり) 芽衣「美玲!」 美玲「よっ!早速行こ!」 1時間後 美玲「楽しかったぁ…」 芽衣「だね!」 美玲「いけっ!」 芽衣「エッ?!ちょっ、え、え?!」 美玲「え?…」 芽衣・美玲「…。」 美玲「ごめん...」 芽衣「いやいや...。私さ、小学校入る前のの時に不審者に口元切られちゃってさ。 手術して大丈夫だったんだけど、この手術痕残っちゃって。だから、マスクしてるの。」 美玲「ほんとごめん」 芽衣「いやいや、こんなの、可愛くないからマスクしてるだけだし。」 美玲「いや!かわいい!芽衣はそれでもかわいい!超かわいい!」 芽衣「やめろぉ照れる...」 美玲「これはほんとにごめん。でもこの芽衣が私好きだよ!」 芽衣「ありがとっ。」 美玲「…。じゃあ、また明日!」 芽衣「また明日!」 あれからまだマスクはしてるけど、美玲の前ではなにもかもさらけ出してる。 これが本当の私だって。
光り輝く色褪せた世界
最近、クラスメイトが自殺した。 私の名前は灯夏、「クラスの中央」とも言えるような存在だった。 私の話、聞いてもらえませんか? このクラスは笑顔にあふれていた。私はいつも笑顔を絶やさずにいた。代表委員長として「笑顔の絶えない小学校」を目指した私。 まあ、と言っても笑顔を絶やさないのはいつものことだけどね。 お母さんも「灯夏はすごいね、こんな子供を持てて母さんやお父さんは幸せ者ね。」と言ってくれたんだから、もっと私にできることは全部やらないとね。 それから私は委員会、クラブ、家の手伝い、勉強をこなしていった。私はとにかく「誰かの望むものを」と言い続けて生きてきた。そこからまた時間が経った。 いつの日からか私は「がり勉」とか「無理し過ぎ」とか言って笑われるようになっていたらしい。 そんなことを今になって言われたって私は別に知らんがな、私は誰かの役に立ちたいだけなんだよ。 お母さんは言っていたっけな「無理しなくていい...無理しなくていいから灯夏らしくいてほしいの。」 知らないよそんなこと、私らしいってなんなのさ、そんなことどうでもいい、だからさ...もっと具体的で分かりやすい機会をちょうだいよ。 いつの日からか、私はクラスの笑いものになっていて、いつも机には落書きがあって。先生もクラス全体に「なにをやっている!」とか言って注意していた。それでこの事態が収まればこの世界でこんなことは起きていないでしょうよ。 あの後、虐めがなくなることは無かった。後ろでクスクスと笑う声、どれだけ私が行動したって陰口は無くならなかったし、いじめアンケートに書いても私たち可哀そ~と笑うだけだった。どれだけ私が抗ったってこの虐めは、、、終わらない...。 それで私は部屋に閉じこもった。四六時中勉強していた。 ま、そんなことしてたら飽きちゃった。 で、私は音楽を聴き始めた。 いつかは忘れたけれど結構私音楽は好きで、昔から音楽の成績表だけはずっと最高評価だった。それでさ、私は色んな曲に出会ったんだ。明るいJ-POP、暗い、病んでるようなボカロ、よく分からないK-POP、A-POP、色とりどりの曲を聴いてみた。 で、私は気付いたんだ。私はいつからかロボットになっていた。自分らしさなんて微塵もない、ただのロボット、私は考えた。勉強以外の事を考えて結論を出すなんて。ましては自分のこと。なんか変な感じ。 はあ、今日もいつも通りなんか曲でも聞くか...これは、やっぱ暗い系か...え...、「自分の姿を鏡で見ろよ。」か...。私はやっと気付いたんだ。いつのまにか私はガラクタになってたみたい。自分でも痛感していたこんな勉強魔人の自堕落に誰が期待するんだよ...誰がこの人ならやれるなんて考えるんだよ... ってね。いやー、長話をしてしまいました。 さ、私も暇人だ。そろそろいくとしましょう。 それじゃあ、またいつか、ここにこれたらその時に話そう。 今までのこと、それから、その先も。 でもまあ、ここには誰かが来るようなことはないんだろうし。 そんな中、私の目には綺麗な夜景が見えていた、「ってうわ~!この町ってこんなに綺麗だったんだ~!」 光り輝く夜景に溶けるように私は姿を消した。
私からコーチへの恩返し
私は恋歌。水泳に通っていた。 健コーチのアドバイスや練習で、全国大会で1位を取り、見事にオリンピックも出場。 そして、水泳を止める時、 「健コーチありがとう。今まですごく楽しかった。コーチのこと一生忘れないよ。これからも頑張ってください!!」 「ああ、楽しかったよ。恋歌はやればできる子なんだから、仕事、頑張っていくんだよ。」 「はい!!」 だが、 残念ながら、その2年後に健コーチは交通事故で亡くなった。私は泣き喚いた。 そして1年後、わたしは、久々に習っていた水泳の場所にやってきていた。 あれ、確かここのはず。。。なんで!? そこには見覚えのない、大きなビルが立っていた。 私は、警備員に、聞いた。 「ここ、建て替わったんですか?」 警備員はいった。 「はい。ちょうど1年前に。。」 1年前!!健コーチが病気で亡くなった時だ!! プルプル、、私は違う元コーチに電話した。 「もしもし!プールなくなったんですか?!」 「あ、恋歌ちゃん?久しぶりねえ。ごめんね。恋歌ちゃんがいなくなると、どんどん人がへっちゃって潰れてしまったんだよ。。そして買い取られた。」 は?意味わからん。こんなの許さん。 「わかったありがとう。」 プープー。 電話を切った。 その4年後、私は見事にビルを買い取った。体が壊れそうになりながらも。 その報告を聞き、元コーチたちは集まってきた。 「恋歌ちゃん。どうして、、、」 「こんな、私の思い出ビルに埋もれちゃ困るわぁ。だから買い取った。そんだけだよ。」 「どうやって?」 「実は、あの後すごい勉強して、たくさん資格とって、大きな会社の社長になったんだ!」 「えええええええええええ!!!!??」 「とにかく恋歌ちゃんありがとう。みんな急に決まったもんだから、どうしようもなかったのよ。健コーチも いなくなっちゃったし。」 「どういたしまして。そしてここの責任者は私でもいいかな?」 「もちろんよ!ありがとう」 「それに健コーチは、ここにいるでしょ。」 私は胸を叩いた。 「そうね。その通りだわ。」 無事、プールは戻り、平穏な日々が流れっていった。この時いつも私は思う。 健コーチ、みてる?私は、やっぱりやればできる子なんだよな! END
浄化
自分の手・・・ 昔から手が汚れたら洗うよう親に言われてきた そう教育されてきた 公園から帰ってきて 泥まみれになった手・・・「たくさん遊んだ証」 綺麗な水で洗った 手は綺麗になって・・・ 鏡に映ってる私は笑顔だった 宿題の漢字をノートにひたすら書いていたら 真っ黒な手・・・「頑張った証」 綺麗な水で洗い流して 鏡に映ってる私は笑顔だ カッターで美術の課題作品を作っているとき 思わず手を切ってしまった 「不注意だった証」 綺麗な水で洗い流そう ほら、そうすれば鏡に映る私は笑顔になる 洗うのは手だけじゃない 泣いて泣いてくしゃくしゃになった顔 「悲しい証」 しっかり洗い流したら 鏡に映ってる私は笑顔・・・ 自ら傷つけて真っ赤に汚れた腕 「辛かった証」 しっかり洗い流して また私は・・・笑顔・・・・笑顔・・・になれるんだ・・・・ 真っ赤に染まった手のひら 「憎かった、どうしてもやりたかった証」 綺麗な水で洗い流そう そうしたら私も笑顔になれるかな・・・ 今日も 自分で汚してしまった手を 自分で洗い流している