短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
バラが連れてきてくれた、希望。
鎹瑠奈(かすがいるな)は可愛くて天然な瑠奈は男女問わず人気がある。誰が見ても文句なしの幸せな人生だった。瑠奈もそう思っていた。 しかし、ある日、瑠奈は末期がんになった。なんの処置を施さない場合、寿命は残り三年らしい。家族は寿命を少しでも伸ばしてほしいと言ったが、瑠奈は…。 「いいよ…、三年あれば充分だよ。」 それから一ヶ月後、瑠奈の病室に幼馴染の赤井東弥(あかいとうや)が花束を持って来た。 「これ、咲人(さきと)から。なんの花がわかるか?」 長谷川咲人(はせがわさきと)。東弥と仲がいい文武両道の男子だ。瑠奈とも仲がいい。 「綺麗…。って、それくらいはわかるよ(泣)!バラでしょ?」 「そ。花言葉、知ってる?」 「花言葉?」 「あぁ。三本のバラは"告白"って花言葉なんだ。」 「へぇー。……えぇ?!」 「じゃーなー。お大事にー。」 一人病室に取り残された瑠奈は急に恥ずかしくなって布団を被ったが、心臓がバクバクうるさくなっていた。 (い、いや!偶然かも、だって!でも、咲人が花言葉を知らない?そんな事…って、あぁ!) 瑠奈が思い出したのは末期がんが発覚する前のこと。 『なぁ、瑠奈。バラの花言葉って知ってる?』 『花言葉?んー…、愛、とか?』 『それもそうだけど、見ろよ。バラって色とか本数とかで意味が変わるんだって。』 『へぇー。』 ピロンピロン。突然スマホがなって瑠奈はびっくりした。咲人からだ。 「も、もしもし!」 『あ、瑠奈か?その…えっと…、は、花束届いた?』 「あ、う、うん!ありがとう、すごく綺麗だよ!えっと、そのー…。」 『えっと…、その…、る、瑠奈!好きだ!俺と付き合ってくれ!』 それから二週間後、瑠奈は再び学校に登校した。もちろん治ったわけではない。それでも、瑠奈は普通の生活をしたかった。 「咲人!おはよ!」 「おはよ。瑠奈。」 「ちーっす、二人とも。カップル成立おめでとー!」 「ちょっと東弥!恥ずかしいよー(笑)!」 「やめろ、東弥(笑)!」 〈あの時、咲人に会えたおかげで私は生きることに希望を持てた。ありがとう、咲人。〉 後に、瑠奈はこう言い残した。
保健室の川上さん
!WARNING! ホラー部分があります。苦手な方はすぐに戻ってください。 私の名前は高岡麻紀。中学2年生。 私の学校にはいっつも保健室にいる子がいる。 名前は川上日奈。この前友だちから聞いた。日奈ちゃんは中学3年生らしくて、2年の頃からずうっと保健室にいるらしい。私は転校してきたからわかんないけど。 そして彼女は裏でこう呼ばれている。 保健室の川上さん、と。 噂では10年前にこの学校の登校途中に事故で亡くなった“カワカミ”さんの霊とか、1年前の卒業式に告白失敗して名残惜しく卒業した“ヒナ”さんの生霊とか… そしてその日は文化祭の全体準備の日だった… この辺一体の林ヶ丘地区全体で行われる文化祭・林ヶ丘文化フェスティバル。 遠くの方までチラシを出すので、わたしたちはそのチラシ作りに励んでいた。 「できたー!」 文化フェスティバルはあと2週間後に行われる。コピーとか色々して届けられるのは当日1週間前。 その時だった。 「あれ…何…?」 友達が指差す方には、顔色を悪くして立っている長い髪の女の子がいた。 日本人形のような彼女には、名札がついており、そこには「カワカミヒナ」と書いてある。 カワカミヒナって、保健室の川上さんじゃん! 「きゃ、きゃあああああああ!」 友達の一人が叫びだした。 友達は尻餅をつき、カワカミヒナの方を見ている。 「許さないよ、高岡麻紀さん」 カワカミヒナはそう言った。 「ぎゃあああああああ!!!」 連れてかないで、連れてかないで 気づいたときには、異世界にいた。
自分の「役割」 ※文章に近いです
「あなたの好きな物を表現しましょう」 「得意なことを紹介してください」 この課題は、私にとって最も難しいものだった。 私のように「平均ライン」の生活を送ってきた人にとっては、良いネタがないからだ。 だから、迷いなく直ぐに電車の絵を描きはじめられたり、本の絵を描きはじめられたり、「数学が得意です」と堂々といえたりすることが、とても羨ましかった。 私にも、何か特別なものがあればいいのに。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私は大人になった。 見た目も整えて、性格も可愛い子の真似をした。すると、私に「特別な役割」を与えてくれる人が出来た。 その人と居ると幸福感に包まれて、どんなことでも頑張れた。 しかしその人は、「可愛い私」という存在しか好きではなかった。 それでも一緒にいたくて、私は更に女の子らしい仕草や言動、外見を心がけた。 そうすれば、その人は私のことを好きだと言ってくれる。私はそれと幸せなのだ。 ・・・でもこの役割は、果たして本当に私が求めていたものだったのだろうか。 そんな気持ちには蓋をすることにした。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私は、老人になった。 若い時には、本当に色々なことがあった。 あの時の短いスカートやフリフリのトップスを来た少女は、淡色のトップスにデニムを履いている。これが本来の私なのだ。 人生を思い返してみると、有名人になった訳でも、大富豪になった訳でも無かったが、私の人生はなんだかんだ楽しく、充実したものだったと思う。 だから私は伝えたい。 もし今自分を作っていて、それに違和感を感じているのであれば、本来の自分のまま生きてほしい。最低限のマナーやルールを守ったうえで自由に生きることこそ、私たちが生涯をかけて探す「幸せ」というものだと思う。
僕君のことが大好き
「大好きです。付き合ってください」 僕は初めて本気で人を好きになれた人に告白をした。めちゃくちゃ恥ずかしかった。リアルでは陰キャな僕にだって彼氏ができたのだ。僕の名前は川神獅音(女:かわかみしおん)だ。ネット住民で、ネットではみんなと仲良くしてもらってる。告白した相手はネッ友で初期のころから仲良くしてもらってる人で、もの凄くお優しい方。初めのころは普通に接して仲良かったんだが、最近になっては個チャで話すだけで心臓がバクバクしてしまう…だから告白をした。ある程度の関係は取ってるし大丈夫だと思って告白してみた結果見事に告白は成功!僕の初彼だ!今度通話しよっかな…彼はコミュ障でそんな話せなかったけどチャットで話した。周りの人に見せたらイチャついてるネト充だとしか思われるに違いない…僕の恋はまだまだ続くのだ!
私の思い出の恋…♡
私は、鈴木愛菜。18歳。全くモテない、いわゆる”陰キャ”だ。 そんな私は想いを寄せている人がいる… ?:「なあ、愛菜~この問題おしえてくんね?」 こんな私でも話しかけてくれる彼の名前は、田中優太。 私が想いを寄せている人だ。 私とは正反対の”陽キャ”。 愛:「良いよ。この問題は、こうやって解くんだよ。」 優:「あぁ~そういう事!ありがとう!やっぱ愛菜は頭良いな~!」 愛:「へ?べっ別に?」 優太は、毎日陰キャの私を褒めてくれたりする。 正直、とっても嬉しい! ある日… 優:「なあ、愛菜!ライン取らない?愛菜の気が向いたらでいいんだけど」 愛:「優太とライン…?分かった。」 優:「良かった~!じゃあ、学校から帰ったら早速ね!」 愛:「分かった!」 そしてこのあと、私と優太は個人で連絡を取るようになった。 ラインにて… 優:「なあ!愛菜って名前、可愛いし垢抜けたら可愛くなるんじゃね?」 愛:「そんなことないよ~絶対に変わらないよ!」 優:「そうか?でも、一回やってみようよ!」 愛:「え~。どうしよう…考えとく。」 優:「明日の学校で教えてな!」 愛:「分かった~」 次の日… 優:「愛菜!決まった??」 愛:「うん!やってみる!」 その後、一ヶ月後… 愛:「あ!優太!私、可愛くなった?」 その時、優太の顔が赤くなった。 優:「えぇ!あ、う、うんっ!」 愛:「良かったぁ~!」 そのあと、一週間後… 優:「なあ、愛菜…放課後体育館裏に来てくれっ」 愛:「え!うんっ!」 えぇ!!これってまさか告白? いや、まさかっ陰キャの私がっ。 その時トイレの鏡を見た。 でも、前より自分でも可愛いなと思っていた… 放課後、体育館裏にて… 優:「愛菜っ!付き合ってくれっ!」 優太の手が突き出された。 愛:「え!もちろんっ!」 私は、優太の手を握った… その後、三年後に私、愛菜と、優太は結婚した。 牧師:「では、夫婦共に口を交わしてください…」 その、牧師さんの言葉とともに私は優太と口を交わした… これが私の思い出の恋…♡ ___________________________ どうでしたかっ?! 初めての短編小説ですっ! 見てくれた人っ! アドバイス、感想などお願いしますっ!
性別の悩みがある私たちは。
私は、長谷川 空。 体は男、心は女のトランスジェンダーなんだ…。 小学生の頃は可愛いものが大好きで、髪を長くして結んだり、可愛いアクセサリーみたいな物を付けて学校に行っていた だけど、そんな生活が変わったのは、4年生の夏休み明け。 その日も、お気に入りのヘアゴムを付けていた。 そしたら、学校に行った途端、 「空、男なのに何でそんなに可愛いの付けてるの?」 「男の子は、かっこいい物が好きなんじゃない?」 え…?何で…?何で、好きな物を好きって言っちゃダメなの? 男、女で好きな物は決まってるの? もうやだよ…!!! そこから、今に至るんだ。 今の私は、髪もバッサリ切ったし、もう可愛いものなんて付けない。 もちろん、可愛いのが好きな事は変わらない。 あーあ…今日もまた、嫌な1日だなあ… 「あ、あの…空、ちょっと良い?」 ん?あ…陽キャの、光ちゃんだ…苦手なんだよね… 「何…?」 「ちょっと、こっちに来て。」 「え?」 廊下の端っこに連れてかれた。なんか怖いんだけど…? 「あのね、私、実は同性愛者なんだ。空は、トランスジェンダー、なのかな?空なら理解してもらえると思って…」 (っ!どうしよう、トランスジェンダーってバレてる…!やだ…また、小学生の時みたいになりたくないっ!) 「ご、ごめんっ!」 ダッ 「え?そ、空!?」 ドク、ドク どうしよう、心臓の音が止まんない。 光ちゃんの事、無視しちゃった… 自分の事ばっかで…光ちゃんは、頑張って同性愛者だって打ち明けてくれたのに… ごめんね、光ちゃん…っ ー次の日、学校ー どうしよ、光ちゃんの事しか頭にない…。 とりあえず、教室に行かなきゃ…! ペラッ ん?靴箱から、何か出てきた… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 空へ すぐに、 きょうしつに、 できたら来てね! すぐにだよ! 光より ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー え…? 別に、言われなくても行くけど… ー教室ー 「空ー!」 「光ちゃん…!」 「ちょっとこっちに来て」 「う、うん…」 ダッ 「手紙の意味気づいた?」 「へ?何のこと?」 「あははっ!鈍感な空らしいなあ…!縦読みだよ、縦読み!」 「ん?す、き、で、すっ???」 「えへへ…!空なら、理解してくれると思ったから…本当は、昨日言いたかったんだけどね☆」 (あ、そっか…光は、同性愛者で…) 「…もちろん!私も、光ちゃんの事好きだし…///」 「良かったあ…あのね、空って、トランスジェンダーなんでしょ…?言っとくけど、私はぜえええったいに、からかったりしないから!ね!」 「うんっ!」 それから、もう私は、学校が怖くなくなった。 やっぱり、光がいるから!
夜の駅舎
8月15日真夜中。私こと犬矢来千代は、旅先の無人駅のベンチに一人座っていた。 「はーっ…。」 夏真っ盛りのこの時期、やはり真夜中でも暑く、私は奇跡的にあった自販機でサイダーを買って飲んだ。夏休み中の私は家族に許可をもらい、一人旅をしていた。この無人駅が目的地だ。誰もいず、古びた駅に魅力を感じる…いうなれば「無人駅ヲタク」といったところだろうか。 「やっぱり憧れの無人駅だけある!この古びた時代を感じる駅舎…最高!! …ん?」 駅に明かりがともった。…おかしい。ここは無人駅。勝手に明かりなどつくはず無いのだ。驚いたところに更に追い打ちがかかる。すでに亡くなった祖母がにわかに現れたのだ。 「おばあちゃん!?なんでここに…?」 「ああ、良かった。相変わらず元気で。」 薄れていく祖母。 「おばあちゃん!まって…。」 祖母は私の願い虚しく、消えていってしまった。なぜ祖母は現れたのだろう。 「そうだ。」 今日はお盆、そして祖母の命日なのだ。そういえば昔お願いをした。 『おばあちゃん!ずーっと一緒にいてね!』 祖母はきっとその約束を守って見守り続けてくれたのだろう。 ここまで読んでくれた方、ありがとうございました!良ければ感想等よろしくお願いします!!
決意。
ー決意ー。私の決意を聞いてください。 ー決意ー、それは、「医者」になることだ。 私には、大好きだったことがある。休日に、家族みんなで車で買い物に行くこと、夏休みに祖父母の家に行くこと、お父さん弟と公園で遊ぶことだ。買い物に行けば父は好きなお菓子を1人1個買ってくれた、祖父母の家に行けば父は家やプールに連れていってくれたし、バーベキューもしてくれた、公園に行けば弟とサッカーや鬼ごっこをしてくれた。大好きな日常だった。 私が小学三年生のときだ。誕生日が近かったため沖縄に行く予定があった。当時の私は沖縄に行ったことがなかったし、飛行機も乗ったことがなかったしすごく楽しみにしていた。 旅行の一週間前。父が脳卒中で目が覚めなくなった。突然のことだった、朝、目を覚まさなくなった。大きな手術を2回したらしい。それでも、病気はまだ軽いとは言えない。 現在も入院している。仕方の無い事だが、私の大好きな日常はもう戻ってこないだろう。 さて、何故、医者になろうと思ったのか。患者さんのご家族に寄り添える仕事につきたいからだ。父が病気になって私は寂しさを感じた。患者を救うのが医者の役目ではあるが、そのご家族の心を支えていきたいと思う。これが、私のー決心ーである。
告白しよう!
「よーし!今度こそ告白するぞ!」 私は、小学生の5年2組 源みゆき 私の好きな人は、高橋ゆうせいくんである。 私は、ゆうせいくんに「放課後時間ある?」と聞く。 「ある、、けど、」 「じゃあ放課後体育館裏に来てくれない?」と聞く。 「わかった、、、」 私は、「やった!」と思ったそしてやってきた放課後体育館裏に二人きりで私は告白する! 「あ、あの、私、その、ゆ、ゆうせいくんのことが、す、す、好きです!付き合ってください!」 と言い私は下を向いてしまった・・・。(どどどどどうしよーーー!告白しちゃったよーー!ふられる?怖い!) 「・・・そうなんだ。みゆきちゃんは俺のこと好きなんだね。お、俺もみゆきちゃんのことが、好きだよ!」 「えっ!?」 「いいよ。付き合おう!」 (わわわわわっ!本当に???やっっったーーーーー!) 「うん!よろしくね!!!」 そして私の告白が終わったのであった! ありがとうございました。初めて書いたんですけど感想をたくさん書いてください! 本当に読んでくれてありがとう!これからも恋愛系を書いていくよ! ぜひ見てね!
家族がいたから
ガチャガチャ、僕の手術音がひびく。僕は生まれてから病院の外に出たことがない。僕は後少しか生きられないんだから自由にさせてよ。いつもそう思っていた。でも今日、10月25日は僕の生きられる最後の日、そう、今日は僕の余命宣言をされた日だった。あぁ、あんなことしたかったな。こういうふうになりたかったな。そんなことばかりかが僕の頭の中をよぎっていた。そして最後に聞いたのは、「ゆうた!ゆうた!」というお母さんの声だった。ゆうたって何だっけ?そうだ僕の名前だ......そんな事をさいごに、僕の意識は薄れていった...そして次に目をさましたのは川の前だった。僕は直感的に、三途の川だ。そう感じた。そして僕は川に入った。この川を渡れば僕は楽に...そう思った。『ゆうた!戻ってきて!』お母さんの声だ。『ゆうたさん!』先生の声だ。『お兄ちゃん!いっちゃダメ!』妹の声だ。『ゆうた!戻ってこい!』お父さんの声だ。みんなこんなに僕の事を愛してくれているんだ!こんなにいてほしいと思ってくれているんだ!そして僕は似出た。走り出したい!早くみんなのところへ行きたい!苦しいけど生きるんだ!そして僕は光のある方向へ向かった。そして僕は目をさました。それまで僕は苦しくてしゃべる事ができなかった。けど、僕はかわるんだ!「お母さん、お父さん、先生、ののか(妹)、ありがとう。」その1ヶ月後..無事退院した。
ジグソーパズル
「どうしてだろう。」 私は赤城莉緒(あかぎりお) いつものように学校に登校する。そして挨拶を交わす。 私は人気者だ。今まで愛想よくして悪口も言わずに、ずっと頑張ってきたから。 でも、あの一言で全部崩れてしまった。 『赤城って八方美人すぎて裏が怖いよね一w』 その誰かの一言で皆がどんどん私から離れていった。 私は泣きそうになり、トイレに逃げ込んだ。 トイレにはジグソーパズルが飾られており、1ピ一ス落ちていた。 これからどんどん崩れていくんだろうと思った私は、 『私みたい。』 とそっと呟いた。
秋、冬へと向けて。
「明日の気温は、最高気温が26°C、最低気温は14°Cと、昼と夜の寒暖差が大きい日となるでしょう...」 10月中旬。夏場にあったあの暑さはどこかへ消え去り、キンモクセイが大群を成して咲いている季節となった。 空気は澄みきり、朝もなんだか目覚めがいい。鼻に刺すようなこの空気の冷たさも、なんだか美しいものに感じる。 私は、この季節が好きだ。 キンモクセイのせいだけじゃないような、どっか素晴らしい何かを感じさせてくれる季節だからなのだろう。 ただ、私の中には同時に寂しさが割り込んでくる季節でもある。 本当の原因は定かではないが、おそらく出てくるのは、過去の失恋だろう。 確かちょうど2年くらい前の今頃、初めての失恋を経験した覚えがある。もうおぼろげにしか記憶にないが、それからずっと不思議と悲しい季節と感じるようになってしまったのかもしれない。 月を見ながら、なんとなくそんなことを考えていた。 夜。いつも通り布団に寝転がった。 確かケータイを操作していたはずなのだが...知らぬ間に寝落ちしてしまっていたようだ。 ふと目が覚めたと思ったら、目の前には、何もない空白があった。変な話だが、暗い空間に光ってもいないがはっきり見える「空白」が本当にあった。 明らかに物理に反しているが、好奇心に勝てなかった私はとりあえず触れてみた。 思い出した。 明らかにはっきりと思い出した。何かを、あの1秒足らずではっきりと何かを思い出した。 なのに、はっきりと思い出せない。 明らかに目の前にあったものが何も思い出せない。あれはなんだったのか。 空白の中には、おそらく私と思われる影と、私の...恋人の影だ。空気は確か冷たかった。 あれはちょうど今頃...だったと思う。たしかに、ちょうど2年くらい前の今頃だ。ただ、何も覚えていない。 そもそも、あの場所はどこだ? そもそも、今の自分,は,どこだ? そ,もそも、自分,ってな,んなんだ? そ.もそ.も, 感.情っ.て一,体? また目が覚めた時には、病院にいた。 実は元々記憶障害が私にはあるそうで、今回はなぜかそれが意識障害として現れたそう。 もう相当末期なんだそうで、たしかに去年のことも何一つとして忘れてしまっている。 なんなら昨日...いやおととい?のご飯すら覚えていない。 もう今のわたしには何もない。 だからといって自らあの場所へと出向くのも正直気が乗らない。 いま、世間は秋らしい。 だが、秋のくせに最低気温は10°Cあたりらしい。 秋ももうすぐ終わる。 秋は、冬へと向けて、何かを飛び越えたわたしにもどこか懐かしい空気を漂わせてくれるだろう。 さて...そろそろ自分の名前くらい覚えないとな...。 ※この話はフィクションです。 実際の人物・出来事とは一切関係ありません。
ずっと一緒に
俺の名前は有沢卓也。高校二年生だ。 俺には好きな人がいる。それは幼馴染みの花野樹だ。 幼稚園、小学校、中学、高校と、なぜかずーっと一緒だ。(俺にとってはスゲー嬉しいが)なのに、全く告白はできていない。 樹はとても美人で、これまでに十回も告白されている。全員断られているけどな。 今日も隣の席の樹と話す。 「ねえ、卓也。手伝ってほしいことがあるんだけど。」 「なにを?」 「先生からノートを職員室に運んでくれっていわれてるの。重いから卓也に手伝ってほしいんだけど。」 「え、全然いいよ。」 「ほんとっ!?ありがと!」と、樹がかわいすぎる笑顔を向けてくる。まっ、眩しすぎだろー! そして、樹の頼み通り、職員室に向かっていると、 「ねえ、今日の帰り、ちょっと寄り道しない?」と言われた。 「よ、寄り道??」 「そう!最近新しいカフェが出来たんだって!そこのスイーツが美味しそうだから、同じ甘党の卓也と行きたいなって!」と、また樹がかわいすぎる笑顔を向ける。ああ、これだ。この、気さくで、友達思いで、優しいところ、俺は樹のすべてが大好きなんだ。 ここで、改めて思った。 「分かった。行こう。」 「やった!じゃ、約束ね!絶対!」 ~学校帰り~ 俺たちは約束通り、カフェでスイーツを食べて来た。今はその帰り道だ。 「ねえ、卓也、あのね。前から話したかったことがあるの。だから今話すね。」と、樹が言った。何を言われるのか俺は少し警戒した。が、樹が話した言葉に俺は驚いた。 「私、ずっと前から卓也が好き。優しくて、いばらなくて、小さい頃から私のとなりに居てくれた卓也が大好き!だから、ずっと一緒にいたい!」と。 一瞬樹の言葉の意味が理解出来なかった。でもすぐに理解した。俺は樹に「告白された」んだと。 気づいたら、俺は樹を抱きしめていた。 「えっ、ちょっ、卓也!?」 「樹!俺も樹が好き...いや、大好きだ!!だから付き合ってくれ!俺とずっと一緒にいてくれ!」 俺は精一杯叫んだ。すると、樹も嬉しそうに、 「もちろん!」と、言ってくれた。 俺はこの先、どんなことがあっても、樹とずっと一緒にいることを、心に誓ったのだった。
学芸会と芸能界
黒板の前に大きな紙が並んでいた。これは、私が小学六年生のときの話です、、、。 先生:「これから学芸会の役を決めます。希望の役の欄に自分の名前を来週までに書いてください」 主役、やりたいな。 私は配られた台本を読み、希望の役を考える。主役を演じることができるのは、三人。かぶったら、オーディション。 黒板に進み、主役と書いてあるところに自分の名前を書く。「佐藤まゆ」 10分たったときに見に来ると、主役のところの名前が増えていた。四人。オーディション、受けなきゃ。 そして、あっという間ににオーディション当日になった。次は、私の番。 私:「私は、そんなことしてない。盗んだのはこいつよ!、、、なんで、なんで私のことは信じないで、こいつのことは信じるのよ!親友だから?だからなに?、、、とにかく、どれだけ責められても私は、私がやりました、だなんて言わないから!」 言えた。自信はある。 そして、次の日に見たオーディション合格者の名簿には、私の名前があった。 今、私は女優だ。そう、全ては小学六年生の学芸会で主役を演じたから。 読んでくれてありがとう!ちょっと短かったかな?
二人だけの遠足
私は、佐々木愛香(ささき あいか)、私には、5こ上の花音(かのん)がいる。 それよりも好きな人がいる。伊佐次大輝(いさじ だいき)君が好き。優しいから。 明日は、遠足!!!真夏だー 同じグループだから、一緒に山のぼり。グループの子は、 よく休む笹松ららちゃん、ダンスが上手な、愛里馬ねね君 よし、忘れ物はなし。「いってきまーーーーーす!!!」 「○グループ、言っていいぞ」校長と担任の赤坂先生がいった。 山のぼり中休憩ルームの近くでねね君が転んだ。 「大丈夫!」ねね君は、泣いてる 「だって、うぅダンスがうぅ踊れなくなるじゃん、うぅっ」 「バスに戻ろうね」保健室の先生がそう言い、るる君は、帰った。 もう一メートルくらいでもう一つの休憩ルームの近くでららちゃんが 「あぁあたまがくらくらするぅ」と言いながらふらふら歩いていた。休憩ルームの保健室の先生は、 「ららさんは、熱中症かも知れません。今からバスで早退しましょう。赤坂先生には、熱中症で早退しましたと言ってください。」 二人だけの遠足。。。山道は少し怖い。 「大輝くん、怖くないの」「別にへーきですっドヤッ」「ふふふあはははははは」てっぺんで一緒にお弁当を食べた。 「愛香の作った卵焼き食べたい」「いいよ、はい」「美味しい、、、!」 下校はみんなで帰ったけど、「楽しかったな」「うううん」ここからが運命だ みなさんこんにちは!きららです。どうでしたか?
世界が終わるまで。
『お伝えします。今日が地球最後の日です。』 ふと、ニュースの言葉が耳に入った。 私の名前は、菊谷奈恵。 高校二年生。 いつのまにか、通っていた小学校に来ていた。 こんな所にさすがに誰もいないよね…いた。 「あなた誰?」 自然に話しかけていた。 「私の名前は美紅。小学校四年生。」 「どうしてここに来たの?」 「思い出の場所だったから。」 思い出の場所。 私には、思い出の場所なんてひとつも無いな。 ここには最悪な思い出しかない。 いつもいじめられて、先生も見て見ぬ振りした。 たまに、殴られて。 私の心を読んだ様に奈恵が言った。 「良い思い出は、無いの?」 良い思い出。 自然と記憶が読みがえってきた。 たった一人の親友。褒めてもらった運動会。 ああ。だから、ここの小学校に来たんだ。 ああ。死ぬまで、地球が終わるまで、ここにいよう。 私は、涙を流した。
路地裏電車
私・月城七海(つきしろななみ)には、特別な日課がある。 それは、野良猫のポフに会いに行くこと。 名前の由来は、初めて撫でた時にポフっと音がしたから。 下校する道の路地裏にあるから、よく通る。 「ポフ~!」 呼んだらいつもすぐ来るのに、今日は来ない。 臭いにおいがするから入りたくなかったけど、仕方なく路地裏に入る。 「ニャーオ」 ポフが出てきた。 「ポフっ!」 いつも通りのポフに安心する。 けれど、よく見ると、見慣れない首輪がついている。 首輪には月の形のチャームがついていて可愛らしい。 華奢なポフにぴったりだ。 餌をあげながら、誰がつけてくれたのかな・・・ なんて思っていると。 ポフが急に走り出した。 「待って、ポフ!おやつ、まだ残ってるよ!」 慌てて、私はポフを追いかけた。 ポフは空き地の草が生い茂ったところで座った。 急に、ポフは犬のように地面を掘り始めた。 しばらく掘ると、大きな穴につながった。 ポフがその穴に入ろうとしたから、急にその尻尾を引っ張った。 七海は、おとぎ話に出てくるような穴に、不気味さを感じていた。 「ダメだよ・・・ポフ・・・。」 そうつぶやくと、ポフがものすごい力で穴の中に飛び込んだ。 私も、ポフの尻尾をつかんだまま、穴の中へ入ってしまった。 暗い中、必死に目を閉じる。 急に視界が明るくなった。 「わぁ!」 そこに広がっていたのは、一面のブルートパーズの洞窟!! ブルートパーズは、水色の綺麗な宝石のこと。 写真に撮りたかったな・・・。 ブルートパーズの輝きで、キラッと光ったポフの首輪のチャーム。 そこには、「路地裏電車・ポフ」と書いてあった。 「路地裏電車?」 気になったけれど、急にポフが走り出した。 走り出した先は、一面の夜空。 もうこんな時間かぁ。 お母さん・お父さん・家族・友達_会いたいなぁとちょっと寂しくなった、その時。 ポフが「ニャーオ」と鳴き、下に家が見えてきた。 「あ_!私の家・・・!」 いつの間にか、ポフはいなくなって、わたしは家の玄関に立っていた。 「ただいま」 すると、「心配したのよ・・・!」と、お母さんの優しい声。 「うん・・・。」 私は、ブルートパーズの輝きよりも、家族のやさしさの方が、何倍もあったかくて、綺麗だなって、思った。 おしまい
転転生生 ~ミクの短い物語~
はぁ…辛い。私はミク。成績悪い中学2年生。どっちかといえば…陰キャ。 頭がボーっとしますね、、、このテストの点数なんて言うかな?お母さん… 200点中30点ってどんな点数だよ…。 プーッッッ!!!なんか、きこえる。うるせぇんだよ。振り向いた。 トラック。こっちにむかって走ってくる!死…死にたくないよ… プーッッッ!!!もう…終わった。 「キャー!だれか…人が倒れているわ!」 「おい!救急車をよべ!」 声が聞こえる。痛い。ひかれたのかなぁ。もう終わりだぁ…。なんか急に痛みがなくなって…あれ?ポチ?なに?花畑? ポチは私の飼っていた犬。でも、一年前にお空に行っちゃったはずなのに、なんでいるの?ほんとにポチ?ポチが走ってくる。 「ポチッ!」 私の胸にとびこんできた…って思ったらポチが消えた。 もう、花畑じゃない。霧でなにもみえない。声が降ってきた。 「あなたは、もう一度人生をやり直すチャンスがあります。でも『ミク』ではなく他のものになってください」 はぁ?他のもの?漫画でみたことある。転生…っていうんだっけ?何になるの? 空間がかわった。なにこれ?なんでせまーい箱みたいなのに閉じ込められてるの? わっ!わっ!でかい手が私をつまんでるんだけど…なにこれ、私、シャーペンの芯になってる? ボキッ! 「あ…折れた」 きゃッ!痛い。シャーペンの芯(私)が折れたの…?痛い。ボーっとする。 空間がかわった。あれ?喋りかけられてる? 「聞いてますか?リコさん!」 「えっ?」 「『えっ?』じゃありません!授業に集中してください!」 私は、小学生の女の子の生徒になっているみたいだ。まぁ…人間でよかった。 ん?気配が… 後ろをみると女の子が着ているフワフワのセーターが目にはいった。 セーターのフワフワはポチの毛みたいだ。 私は、ポチの視線を感じた。