短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
君が私にくれた言葉。
私(華)には、小さい頃からの幼馴染が居た。いつも一緒で、大好きな子だた。その子は、とても優しく、穏やかな人だった。 だけどその子__優愛(ゆあ)は、私が中学3年生のときに交通事故で死んでしまった。 衝撃だった。昨日まで受験が嫌だ、とか言ってたじゃん。 優愛くなった日々は、毎日どこか退屈だった。 友達は居る。だけど、週末観たアニメの感想を言い合えないとか、一緒に家でゲーム出来ないとか、放課後クレープを一緒に食べれないとか…。 なんていうか、いつものちょっとした楽しみが消えて、私の心に穴が空いたというのか、何か物足りなくなってしまった。 その後私は高校に進学した。優愛も行きたい言っていた高校だ。これは合わせたというより偶然同じ高校を目指すことになった。 空っぽな私のまま、毎日を過ごしていた。 高校2年の夏頃だろうか。私はいじめにあった。他の中学から来た、女子グループからだ。 「何考えてるのかわかんないw」 「なんかキモイw」 「私達のこと見下してそうw」 (…なんで。) 優愛なら、なんて言っただろうか。 たかがいじめ。たかが嫌がらせ。なのに___ (やっぱり辛いな。先生は見て見ぬふりか…。) 私は放課後に3階の人通りの少ない廊下へと向かった。 そこの窓から身を乗り出してみる。 「まあ…ここでいっか。」 (本当は屋上が良かったけど…閉鎖されてるし仕方無いよね。) 私は窓を開けて、そこに立った。 風が気持ちいい。空が綺麗。 そんなことを考えながら、私は窓から飛び降りた。 優愛に、また会えるだろうか。 そこで私の意識は途切れた。 「ん…?」 目覚めた所は一面が花畑だった。なのに地面は少しだけ水に浸っているような…。しかも私の後ろの場所は暗闇だし…不思議な場所だ。 (ここどこ!?天国、なのか…?) 慌てていると、向こうから人が歩いてきた。 「あ、すいません!ここどこか分かりますか___って」 歩いてきた人は見覚えのある懐かしい顔だった。 「優愛?」 「…華」 優愛は、白いワンピースを着ていた。見た目は、あの頃と何も変わらなかった。 優愛は私に近づいて、 「なんで死んじゃったの!?」 って、怒鳴った。 「優愛…」 初めて、優愛が怒鳴った所を見た。 「華は、まだ生きられたのに!!高校行って、大学行って、働いてさ…私が出来なかったこと、やれたのに。 あいつらのいじめで、人生全部捨てないでよ!転校したって、なんだっていい。自分で人生を辞めないで。死んでから、あれやりたかった、 こういうことしたかった。って思っても遅いんだよ…。」 最後の方は、ほとんど泣いていた。 「…ごめん。」 優愛の言葉には、説得力があった。 「…うん。」 優愛は、私を押し出すようにして、後ろの暗闇に落とした。 「優愛!」 涙で、優愛の姿がぼやけて見えた。 「またね。華。」 落ちていく中、薄れゆく意識の中で、優愛の声が聞こえた。 ___ 「…優愛…」 次目が覚めた時は、病院だった。 医者や看護師の声が聞こえる。 両腕は、点滴に繋がれていた。 私は、さっきの出来事を思い出して、 「優愛は、15歳のままだね…」 泣きながら、そう呟いた。 優愛、生かしてくれてありがとう。 私、生きてみるよ。 何十年も後、たくさんの思い出話をするから、 またね、優愛。
ひとりぼっち。
ひとりぼっち。略して、「ぼっち」。 私はずっと、「ぼっち」だった。 「ぼっち」は嫌じゃないけど、なんだか寂しかった。 _______ 初めて、恋をした。 その男の子は、私を「ぼっち」として扱わなかった。 初めてできた、「友達」だった。 _______ 勇気を出して、告白をした。 返事は__「NO」。 悲しいというより、寂しかった。 でも__私は、あきらめない。 頑張って、もう一度告白してやる__!! ________** 『「ぼっち」脱出成功。』 ***アトガキ こんにちは、小恋です(><) どうだったかな…?? 感想やアドバイス、待ってます!! ♪♪*
信心
私は信じております。 ただの髪結いであった私を見初めてくださったおまえさんを。 おまえさんの店が倒れかけたとき、おまえさんが言った言葉を信じて、私は全財産をおまえさんに捧げた。 そして私は大好きだった髪結いの仕事を手放すことになった。それでもおまえさんがいた。だから私はそれでも良かった。 私は信じておりました。 私と仲良くしてくれた、大工の娘のおさえを。 この頃はおさえの様子がおかしいようでありました。私を見ては遠くから憐れむように眺めたあとにやにやと笑いながらこちらに話しかけて来るのです。 おさえは私の得意客でしたから、髪結いをやめたあとも何度か髪を整えることがありました。 髪は全てを語るようで、前よりも艶の出ていた髪からは、おまえさんの匂いがした。 おさえはこのひと月で大人の女のようになった。化粧は派手なものからやや控えめに、しかし紅い口紅はおさえの形の良い唇を強調するように艶めかしかった。対照に、服は少し派手になった。紅い着物には金色で縁取られた花が咲いて、黒い羽織は大人の女であることを江戸中に知らせるようだった。 そんなおさえをみて、私は全てを悟ってしまった。 おさえのことが腹立たしくて、何度も包丁を研いだ。 それでもおまえさんのことをふと思えば、おまえさんが私を捨てるはずがないと思えた。 きっとおさえは息抜き程度、本当に必要なのは私なのでしょう。 だからこんな馬鹿な真似はすぐにやめるでしょう。もしかしたら、大工であるおさえの父の方に用事があり、そこへの接待程度の接触かも知れない。まだまだ子供であったおさえはそれを真に受け、あろうことか愛人のように振る舞っていた。そう考えると合点がいった。 私は信じております。 おまえさんが愛しているのは私であることに。 私が2日ほど早く実家から帰ってきたとき、部屋には見かけぬ着物と肌着も着ずに眠った男女。それでも私は信じております。 一週間ほど前から、おまえさんが家に帰ってきません。おさえも姿をくらましたようです。両者とも、金目のものは全て持って。 こんな寒い時期に旅行にでも行ったのでしょうかと、私は今日もおまえさんを信じる______おまえさんを信じたい。 ああ、私はいつまで信じられるのでしょうか。 お前さんの帰りを、あと何年_____
君が好き。君に伝えたい__
君が好き。 君の笑顔、優しい瞳、おおらかな心、その全てが好きだった。 でも君は僕じゃない他の誰かに恋をしていた。 この事実を理解していた。だから、君に想いを告げずに僕は……… 「晴翔ー」 そう言って笑顔で駆け寄ってくる君が大好きだった。 「何、美咲?」 僕が問いかけると美咲はあのねと口ずさみながら話し出した。 「私、好きな人ができたの」 美咲の明るい声が耳をくすぐる。 一瞬思考が停止した。 美咲に好きな人…? 「ニ年C組の石橋 雅人くん。知ってるでしょ?」 軽く頷く。 俺たちは今高校一年生。 ということは美咲は一つ上の先輩に想いを寄せているということになる。 「そっか…良かったな」 それだけ言うのが精一杯だった。 「そういえば晴翔は好きな人いないの?」 美咲だよ。幼稚園の頃からずっと美咲だけが好きだったんだ。 「いないよ。僕は野球にしか興味ないし」 僕が言うと美咲はそうだったね!と花が咲くように笑った。 その笑顔が好きだった。 その笑顔を隣にいて誰よりも長く見ていたかった。 「じゃあね、晴翔!」 「じゃあな、美咲」 こうしているうちにも君は石橋への想いを深めているのだろうか。 「キィー!」 響きの悪い車のブレーキ音が鳴る。 何事かと思い音が出た方向を向くと、そこには美咲がいた。 「美咲!」 美咲が車に轢かれそうに… 僕は居ても立っても居られずに美咲のところに飛び出していた。 「ダメ!晴翔!こっちにきたら晴翔まで…」 美咲の声がどこか遠くの方で聞こえた気がした。 「晴翔…」 僕は今酸素マスクをつけている。 こんな状況で君にさよならを告げたくない。 良いのかわからないけど酸素マスクを取った。 「美咲…僕の分まで精一杯生きて幸せになってね。最後に…」 好きと伝えようとした口は心の奥で閉じた。 「美咲、今までありがとう」
「勇気」
私は菜々子、中学一年生。今、家出してる。 なんでか?それは、5歳のころ事故で両親が亡くなってから、おじさんとおばさんの家にいたけど、虐待を受けていたし、 新しい学校でも、いじめを受けていた。 それもこれも、耳が聞こえないから。 一応、補聴器はつけているけど、片方はおじさんに壊された。 今日で、家出して一ヶ月。お金を節約するため、ここ一週間は何も食べていない。 夜。路地裏の隅に座り、ぼうっとする意識の中で、死んだお母さんとお父さんのことを思い出していた。 あまり顔は覚えていないけど、声だけは思い出せた。 「…菜々子、あなたの耳が聞こえなくても、お母さんたちは、味方でいるからね。何かあったら、すぐに教えてね」 お母さんの優しい声が蘇る。 「菜々子!今日は遊園地に行こうか!乗りたがってた観覧車、乗れるぞ!」 お父さんのはっきりとした声。あの時は楽しかったなあ。 お母さんは、泣き虫な私にこう言い聞かせていた。 「菜々子の心の中には、たくさん勇気があるんだよ。でも、今はその勇気をうまく出せていないだけ」 小さかった私は決まって、 「……私、勇気、出せない?ずうっと?」 と聞いた。 でもお父さんは、 「でも、勇気を出せるようになるのは突然のことなんだ。菜々子が勇気を出せるまで、一緒にいるからね、………」 そう優しく言って、頭を撫でてくれた。 その大きな手が、大好きだった。 しかし、『一緒にいる』という言葉は、一瞬で打ち砕かれた… 「…はっ…」 あれ、寝てた…? うーん…あの最後の言葉、思い出せないんだよね… お父さんとお母さんにしか言われたことのない言葉な気がするけど… ゆっくりと立ち上がって歩き出しながら、お父さんの言葉を思い出す。 「勇気、か…」 大通りに出る。 いつになったら、勇気を出せるのだろう… 私なんかが、勇気を?出せる? 弱くて、泣き虫で、耳が聞こえなくて、いじめられて、虐待されて。 服も顔も汚い私を、みんな見つめてる。 …そんな、わけがない。 「…!…違う、私なんかが、じゃない」 私が、私が今、できること、したいことは…? 思わず立ち止まったところには、「小中学生相談室 無料です!いつでもどうぞ!」と言う看板があった。 深呼吸すると、お父さんが最後に言った言葉を思い出せた。 「大丈夫」 一歩、踏み出す。 これが、私なりの、「勇気」だ。
雪は海に溶ける
「あれ?そんな格好でどうしたの?」 私が制服で海に入ろうとすると、背後から声がした。 人に見つからないように、夜中に来たのに… 今日は適当に受け流して、また明日こよう。 そう思いながら声の方を振り返ると、そこには小柄な女の子がいた。 肩より少し長い黒髪はサラサラしていて、風になびいている様子はとても爽やか。 同性なのに、思わず見惚れそうになる。 だけど今は見惚れている場合ではない。 今は、私がなぜ海に入ろうとしたかを、この子に気づかれないようにようにすることに集中しないといけない。 そう思ったが、結局意味がなくなった。 女の子が、こんなことを言ったから。 「死ぬなら、私と遊んでからにしない?」 女の子は、『私と話しているうちに気が変わるかもしれないから』と散歩に誘ってきた。 気が変わることなんて絶対にないし、こんな初対面の子と話すなんて気まずいから断ったけれど、結局強引に散歩に連れられた。 「ねね!名前なんて言うの?」 爽やかな外見とは少しギャップのある元気な可愛らしい声。 最初のミステリアスな雰囲気の声とは全く違って、少し驚いた。 「中野」 「下の名前は?」 「雪菜」 そう言うと女の子は、顔をぱあっと輝かせた。 「似た名前だね!私、優希美!どっちも『ゆき』って字が入ってるんだね!」 「へぇ」 『ゆき』がつく名前の人なんてこの世にいくらでもいるのに、なんでこの子はこんな大袈裟なリアクションをするのだか。 散歩が始まってから5分も経たないうちに、この子とは気が合わなさそうな気がしてきた。 だけどそう思ったのは私だけらしく、女の子──優希美は、ずっと私に質問してきた。 「誕生日、いつ?」 「9月9日」 「おお!ゾロ目じゃん!血液型は?」 「B」 「へぇ、意外!Aだと思った!」 「よく言われる」 「好きな色は?」 「特にない。強いて言えば、水色かな」 「へぇ!好きな食べ物は?」 「特にない」 そんな調子で、優希美はずっと質問をしてきた。 会話がどんどん嫌な方向に進んで来たのは、ありきたりな質問がきっかけだった。 「ペットは飼ってる?」 「猫がいた」 「か、過去形か…ごめんね…」 優希美が子犬が耳をぺたんと下げたような、しゅんとした表情をする。 クールな感じの顔立ちなのに、こんな表情もできるのか。 なんだか申し訳なくなったから、フォローをする。 「別にいい。全然触れ合わなかったから」 「猫、苦手なの?」 「ううん。触らせてもらえなかった」 「どうして?アレルギー?」 普段の私だったら、そこで適当にアレルギーということにしていたと思う。 だけど、どうせ死ぬんだからと、今日は全部話してしまった。 「お母さんに、嫌われてるから」 「えっ」 優希美が驚いたような顔をする。 こんな明るい子は、家族から嫌われてる人がこの世にいるなんて考えたこともないだろう。 「私、お母さんと血が繋がってなくて…お父さんが死んでから、お母さんに無視させるようになった」 それから、お母さんにされたこと、言われたこと、それを聞いて悲しくなったこと、もう疲れたことを話した。 ひとしきり話し終えると、気づいたら家の灯りから大分離れていた。 優希美は俯いたまま、 「そっかぁ」 とだけ言った。 気づいたら、私の手を強く握っていた。 「雪菜、つらいんだね…」 また、優希美が言う。 「ねぇ、やっぱり、気が変わったり、しない…?やっぱり、海に行くの…?」 やっと顔をあげた優希美は、そんなことを言った。 少しだけ、震えていた。 「うん」 頷くと優希美は悲しそうな顔をすると思ったけれど、なぜか優希美は、すこし安心したような顔をしていた。 「よかった。これで、ひとりぼっちじゃなくなる…」 優希美が、ぼそりと呟く。 聞こえたけれど、聞こえないふりをしておいた。 なんとなく、認めたくなかったから。 「海に入るなら、ここらへんから言った方がいいよ」 優希美はそう言って、私の手を離した。 私が海に足を入れると、優希美は『また後でね』と言った。 振り返って返事をしようと思ったが、もうそこに優希美はいなかった。 「まあ、いっか。どうせすぐ会えるだろうし」 優希美はきっと、この海の中にいるのだろう。 今日知り合っただけの相手に、もうこんなに会いたくなっているなんて、なんだか不思議だ。 「いま、いくね」 私はそういって、この世にさよならの挨拶をした。 END ──後書き── 最後まで読んでくださりありがとうございました! なんだかはっきりしない小説になってしまいました…(><) 簡単にまとめれば、優希美ちゃんは、雪菜と同じく海で自殺した女の子。 自殺して死んでから、ずっとひとりぼっちで寂しかったから、優希美ちゃんは幽霊となって、雪菜を自分の死んだ海へ誘った。 という感じです それでは!
恋の夢の伝説
私の住んでいる町には、ある伝説がある。それは ー恋の夢。 「ねえねえ!!そろそろあの日だねっ」 「ねー!」 「何が?」 「知らないの~?あ、そっか由夏(ゆか)は引っ越してきたし~」 「そうそう」 私の名前は、田村由夏。小6です!どうやら、何の日かがせまって 来ているようです。 「でね!あの日って言うのは...」 ーー私達の住んでいるここら辺の町にはある、〈恋の伝説〉があるの。 それで、毎年5月5日22:00前後に、寝ている女子が夢に好きな男子が 出てきたらその夢は本当になるんだって。でもその夢を見れなかったら、 その恋は絶対叶わないの。ーー 「へぇー...伝説、ねぇ」 「でさぁ、今日は5月3日でしょ?明後日だよっ!?」 「ひゃードキドキするっ」 「...」 「ねーえ!!由夏は、佑真(ゆうま)が夢に出てくればいいよねぇ?」 「え、いや、ええええ別に?」 佑真は、私の幼馴染み。私の好きな人。片想いだけど... 「わっかりやすーいw」 「まっ、素直になれーぃ」 「だから...!!」 「だから?」 「違うの?」 むぐっ!2人が反応した...別に、別に... 「...違くは、...ない」 「「うぇーいっ」」 もぉっ!! 「...今日は早く寝ないと...」 今日は例のあの日。 いやいや、信じてなんかないしっ! そんなこと思ってるうちに私はまぶたを閉じた。 ーーとことこ、階段を歩いていた。 「何眠そうにしてんだよ」 「えっ?あ、ゆーま...」 「ちょっ大丈夫か?」 「うん...少し調子悪くて...」 「保健室いくか?」 「大丈夫。もー心配性~!!アハハ」 《ぺたっ》 「あっつっ!!!」 「え」 「なんか顔赤いし、、大丈夫かよ」 「それは佑真のせいだよっ!!」 「は?」 「......好きだから、」 「え?何」 「好き、だよ。佑真のこと」 「...俺も。」ーー 「はっっ!!」 何だこの夢っ!?、もしかして?もしかして? なわけないよね。はあ、ばかだー私...! なんかクラクラする。なんでだろ...はーぁ。 「何眠そうにしてんだよ」 「えっ?あ、ゆーま...」 「ちょっ、大丈夫か?」 え?夢通り。て、ことは? 「好き、だよ。佑真のこと」 「...俺も。」 ニコッと笑う佑真は、夢通り。
ガラスが描いた世界
最近気になっているお店がある なんだか不思議な雰囲気で外からはお店の中が見えない 入ってみようかな そう思ってはやめるを繰り返してた ある日、そのお店に1人の女性が入る所を見た 勇気を出して僕もお店に入った 「おや、随分と早いお客様ですね」 そこには丸メガネが似合うロングヘアーの女性が居た 「あ…えと…」 そう戸惑ってると 「…開店時間はまだですが…どうかしましたか?お兄さん」 その言葉を聞いて言葉がでなかった (なにをしてるんだ僕は…!) 顔が熱い、恥ずかしい すぐに店を出ようとしたが、女性が呼び止めた 「そんなに焦らなくとも、追い出したりしませんよ、せっかくなら店を見ていって下さいな」 そう言われてからお店を始めて見渡した そこはまるで…ガラスで出来たようだった 少し揺れるシャンデリア 光り輝くガラス細工 宝石を模したガラス… どれもこれもが美しかった 「なぜ…こんなガラスのお店を始めようと…?」 女性は少し微笑んで話してくれた 「父がそういったガラス細工が好きだったんですよ、よく父が買ってきて母に怒られてましたね」 懐かしそうに笑った 不意に僕は女性の笑顔が可愛いと思った 「…おや、もうすぐ開店時間ですね…時間が過ぎるのは早いですね」 時計は11:58を指していた 開店時間には帰らないと… 病院に僕の母が入院してる…今日中に会わないと 店を出る前に女性に一つ質門した 「貴女にとってガラスはどんな物なんです?」 少し考えたようにしてからこう言った 「ガラスはこの世で一番美しい物だと思っています、ガラス越しに見た風景は光り輝いていて…それがとても綺麗で…」 「ガラスは…世界を美しく魅せる鏡だと私は思います」 女性は優しくて何かを見据えたような表情を見せた その光景はガラスの反射で余計に綺麗に見えた 女性が言っていたことが理解できた気がする 僕は、ガラス細工を一つ買って病院に向かった 買ったガラス細工は額縁の形 そのガラス細工を通して見た景色は… 今まで見てきた景色のどれよりも…綺麗だった 母もとても喜んだ なんて綺麗なんだろうねえ そういって笑ってた …こんなに笑顔の母を久しぶりに見た 女性には感謝しかないなあ… 母に見えないように泣いた ガラスで反射した光が涙を照らした 涙がガラスの様に輝いた
隙間【ホラー(?)かも】
「隙間殺人……?」 「うん。最近増えてるんだってぇ」 「へぇー」 私、花咲瑠奈。 最近、“隙間殺人”が増えているそうです。 友達の彩音から聞きました。 「そもそもさぁ~。隙間殺人って、なんなの?」 「ちょっとした隙間でも、ナイフ通らせて~……ずしゃ!」 「きゃぁぁっ!?」 「もぉ、咲季かぁ!!」 「るなっち、あーちゃん、ビビりすぎ」 同じグループの咲季ちゃん。 すっごい流行に敏感なの! 「気をつけたほーがいいかもね」 「隙間殺人近いもんね!」 「今日は一緒に帰る?」 「あり!」 ー放課後 彩音、咲季、まだかなー。 「きゃぁっ!!」 彩音の悲鳴!? 「やっぱ、隙間殺人…あんただったんだ」 「隙間殺人っ!?」 彩音、どこっ!? 「るなっち!」 「咲季!今の聞いた?」 「うん。急がなきゃ!」 たしか…こっちだった。 「あやっ…ひっ!」 「あーちゃっん!?」 そこには、大量出血をした彩音がいた。 「彩音。だめだ。生きてない」 「るなっち、だめじゃん、隙間開けてたら」 「……え?」 「扉」 「あっ」 「ナイフ、やりたくなっちゃうじゃん」 「……っ!?」 もしかして。 「咲季が隙間殺人っ……!?」 「そー」 「なんでっ?」 「あーあーうるさい。別に理由無くていいでしょ」 「咲季、ひどいよ!」 「るなっちも、やられたいの?いーよ。あたしは困らんし」 「っ!」 咲季……! 「じゃぁ!次の世では、気をつけなよ~」 「きゃぁっ!」 「ねーねー。最近また、出たんだって」 「えー」 「一緒に帰る?」 「そーしよ!」 隙間に気をつけて。 “隙間殺人”にお気をつけて。 「あーあ。またやりたくなっちゃうじゃん」 「やっぱり…咲季」 ズシャ 何人も 何人も 隙間に気をつけて。 やられてきた。 ほら、あなたの近くにも “隙間”あるでしょう? 気をつけて。 “隙間殺人”に “隙間殺人魔”に 気をつけてーーーー
【意味がわかると怖い話】物音
「ねぇ今日一緒に図書室行かない?」 これが私の恋愛の始まりだった 私は春日菜 愛衣香(はるひな まいか) 来月卒業を控えている小学6年生 そんなある時ふと声をかけてみた 「ねぇ今日一緒に図書室行かない?」そしたら 「うん!いいよ、じゃあ昼休みね」と思いがけない言葉が返ってきた この瞬間心臓が撃ち抜かれるような痛みが私を襲った 胸が痛い、でも嫌な痛みじゃない、これが恋っていうものなのかな 小学生で6年間恋に無興味の私は初めて恋の感覚を知った そして待ち望んでいた昼休み 私達6年生のクラスは3階で図書室は隣にあるから近くて便利 「あ、春日菜さん、待ってー」と後ろから甘く優しい声が聴こえてきた 「もう、春日菜さん足早いよー」と頬を膨らませ怒っている彼がいた 『ごめんって、許してよ』と言うとニコッと優しく微笑みかけてくれた そんな会話をしていると図書室についた 『ねぇ隣の席座ろ?お願い』と言うと微かに頬を赤くし頷いた 私を意識してくれたのだろうか これがどれだけ嬉しいものか そして本を借りると昼休みはずっと本を読んでいた 無難な会話をしながら私たちはその時間を満喫していた 今日、私は彼に告白しようと思っている だから帰る時に来てもらうことを伝える 『ねぇ。バンバンバンにダンダン来てくれない?』 「え?物音で聞こえなかった」 『確かに、今上から床叩くような音したよね、後で上行ってクレーム入れてこよ』 「で、なんて言ったの?」 『あーごめん 今日さ放課後に校舎裏に来てくれない?』 「うん いいよ」 そして勝負の放課後… 『私ずっとあなたが好きでした 付き合ってください』 そこには頬を真っ赤にし戸惑っている彼がいた 「ちょっと考えさせて、明日には返事する だから待ってて愛衣香」 『はい』 明日が楽しみで仕方ない そうだ上にクレーム入れに行かなきゃ うるさ過ぎ 私たちの邪魔してきて 話し声まで聞こえたし、何年生だろ ー速報です。昨日、6年生女子児童が学校の校舎の前で横たわっているのが発見されました 警察は自殺の可能性が高いとみています。ー 解説 最初に方に主人公は図書室も6年のクラスも3階だと言っていた 普通の小学校なら3階建てのはず だから上から聞こえてきた物音は… そしてクレームを入れに行った主人公は…
あなたがいてくれたから【友】
私は千葉里音(ちばりおん)。只今、親友の佐野彩花(さのあやか)と喧嘩中。 「もう、彩花が約束破ったのが悪いんでしょ!」 「ちょ、ちょっと待ってよ。話を聞いてよ!」 「いや!言い訳なんか聞かない!!」 と言って、私は学校を抜けた。あぁ、彩花に悪いことしたな。明日謝らなきゃ。 ―翌日― 私は一人で歩く彩花を見つけて、駆け寄った。 「彩花!おはよ…!その、昨日はごめんね。」 私は素直に謝ったのに、彩花は 「おはよ。」 だけ言って、教室に走っていった。彩花はとても悲しそうな顔をしていた。でも、もう遅い。私は彩花から謝ってくれるまで許さないことにしたんだから。 ―お昼― 彩花が横から顔を出して、 「里音、朝は無視してごめんね。大丈夫、あたしもう怒ってないよ。だからお昼一緒に食べよ!」 明るく言ってくれたけど、私は顔をフイッとそらせ、彩花に言った。 「彩花が怒ってなくても、私は怒ってるから。朝無視しなければ許してたのに。」 そして最近仲のいい、美智乃沙綾(みちのさあや)ちゃんに話しかけた。 「ね、沙綾ちゃんっ。お昼一緒に食べよ♪」 と声をかけた。とっても優しい沙綾ちゃんは、あっさり許してくれた。 「いいよ。ねっお弁当の中身、一つずつ交換しよ~。」 沙綾ちゃんはいつも面白くていいアイデアを思いつく。やっぱり彩花とは大違いだ。 グイッ。その時、彩花が腕を引っ張った。 「沙綾は意地悪なんだよ?いつもそうやって優しいフリしてみんなを騙してるの!」 私の怒りはMaxに達した。 「もう!そんなデタラメ聞きたくないから!もう彩花とは親友じゃない!!」 と言ってしまった。さすがに悪いと思ったが、沙綾ちゃんが 「そうそう、こんな子とは一緒にいない方がいいよ。私と親友になろ!」 と誘ってくれたので、二人で屋上に向かった。でもなぜか、心がズキンと痛んだ気がした。 「あっそうだ、屋上には自動販売機があるんだよね。ちょうどいいし、飲み物買ってこ!」 やっぱり沙綾ちゃんはノリがいい! 「うんっそうしよそうしよ!」 私はウキウキで返事をした。沙綾ちゃんは 「ただし、ぜ~んぶ里音ちゃんのおごりね♪」 私は驚いた。 「えっそんなこと聞いてないよ、なんで?!お金持ってないの?」 すると、沙綾ちゃんはニヤッとし、こう言った。 「持ってるけど~………私と親友になるならこのぐらいしてもらわないと困るなぁ。」 「!!」 親友になるため…。私は震える手でお金を入れた。チャリーン、小銭の入る音がする。 「あっ、ついでに部活の後輩たちにも~。あと、兄弟分も!てことで、五千円で~!」 「えっ……。」 私は財布を戻そうとする手を止める。 「じゃ、親友や~めよ。」 私はいつの間にか言っていた。 「いやっ。親友なろ!」 そして、財布から五千円札を取り出した。さっきとは違って、お札をグッと握りしめていた。 私がお札を入れようとしたとき。 「ダメ!!!!!」 と、声が響いた。私も沙綾ちゃんも呆然と驚いていた。この、元気で真っすぐで聞き覚えのある声。彩花だ!すると彩花はこっちへ走ってきて、五千円札を私の手から取った。 「里音、親友になりたいからって自分のお金を使うの!?間違ってるよ!これは、親友だから言えるの。だって親友じゃなきゃほっとくもん。あたし…里音の人生は他の子にとられてほしくないの!里音の思い通りに生きて欲しい!もし沙綾と親友になるのが願いならあたしは止めないよ。けど、ただ自分がいいように進んで欲しい!!」 シーン…と、静まり返った屋上。沙綾ちゃんが私の手を握る。 「あ、あんなのおかしいよ。里音ちゃんは私と親友になりたいんだもんね?」 私は沙綾ちゃんの手を振りほどいて彩花のところに走る。 「彩花、ごめん!!」 言うと同時に、彩花を抱きしめた。 「私、間違ってた!やっぱり彩花と親友やめない!!ごめん…っ。」 彩花は私を温かく包んでくれて。 「うん、わかってくれてありがとう。ずうっと親友でいようね。」 私はなぜか涙があふれた。 「うんっ。大好き…!!」 ありがとうございました!長くてすみません!!
精一杯を積んでいく
息するだけで精一杯 泣いてるだけで精一杯 笑うだけで精一杯 食べてるだけで精一杯 寝ているだけで精一杯 聞いてるだけで精一杯 話すだけで精一杯 歩くだけで精一杯 学校行くだけで精一杯 勉強するだけで精一杯 部活するだけで精一杯 会社行くだけで精一杯 仕事するだけで精一杯 まだまだ積まれる精一杯 私はいつも精一杯 生きてるだけで精一杯 だけど どんどん増えていく 精一杯が増えていく 辛いけれど達成感 こうして私はこれからも 精一杯を積んでいく
【年の差姉妹】【11人姉妹】新しい妹
「かわいいなぁ・・・」 ー難波美空(なんばみそら)中3 15歳ー (家族) 父:斗真(とうま)55歳 母:花薫(かおる)54歳 長女:凛咲(りさ)35歳 次女:心恩(みおん)34歳 三女:心暖(みはる)34歳 四女:周(あまね)32歳 五女:希(のぞみ)32歳 六女:凛音(りと)30歳 七女:美空(みそら)15歳 八女:霙(みぞれ)3歳 九女:優夢(ゆめ)1歳 十女:花奏(かなで)0歳 十一女:花要(かなめ)0歳 ー9か月前ー 母&父「今日は、みんなに報告があります!嬉しい報告。」 美空「なに??」 霙「なぁに??」 母「それは・・!お母さんのおなかの中に赤ちゃんが出来ました!!」 美空「え??本当に?」 母「うん。本当。」 霙「あか・・ちゃん???」 美空「うん。赤ちゃん!!霙。また、一つお姉ちゃんになるんだよ。」 霙「ねぇね・・・」 母「もう、病院にも行って先生にも「赤ちゃんが出来ましたよ。」と言われたの!」 美空「えぇーーー!(涙)」 霙「ねぇね。。泣かないでぇ」 母「美空、落ち着いて・・・!気持ちは分かるよ。嬉しいし心配だもんね。」 美空「うん・・・嬉しいけど。。。心配・・・まだ、優夢も0歳だし・・・」 母「予定では、5月に生まれるらしい。10ヶ月で生まれてくるから。」 ー5月5日ー 母「赤ちゃんの名前、そろそろ、決めないと!!」 美空「そうだね!どんな名前がいいかな・・・」 母「双子だから・・・同じような名前にしたい!」 美空「そうだねぇ・・・「結」と「優」とか。」 父「いいね。優しい感じがする。」 美空「霙。何が好き??」 霙「お花」 美空「花か・・・あ!名前に「花」を入れるのはどう??」 母「いいかも!!」 母「うん???ねぇ。。きこえた??「バチン」って言った音。破水したかも・・!美空。タオル持ってきて。」 父「俺、タクシー呼ぶわ!」 美空「私、留守番??」 父「俺が、留守番する。優夢と。」 美空「わかった。」 父「花薫のこと頼んだぞ。」 美空「うん。」 ー少し経って・・・ー 無事に赤ちゃんが産まれました。 母「かわいいね!」 美空「かわいいなぁ・・・」 霙「かわいい!かわいい!」 美空「かわいいねぇ~。」 ー1週間後(お七夜)ー 母&父「名前を発表します。」 母「上の子は、「花奏(かなで)」です。」 美空「花奏!」 父「下の子は、「花要(かなめ)」です。」 美空「花要!」 美空「霙。どっちの名前にも、「花」が入ってるよ。名前可愛いね!」 霙「かわいい!かわいい!」 父「優夢。妹だぞ。」 母「優夢。可愛いね。」 ーお姉ちゃんたちにテレビ電話・・・ー 美空「凛咲ねぇね、心恩ねぇね、心暖ねぇね聞こえる??」 凛咲「聞こえるよ~!そっち行けなくてごめんね!」 心恩「どうせならって、みんなで集まったよ!」 母「名前は・・・!「花奏」と「花要」だよ。」 心恩「え!めっちゃ可愛いじゃん!!」 美空「霙がお花が好きって言ってたから、花を入れたの!」 心暖「いい名前だね!可愛い。」 美空「ねぇね達また、今度ね!バイバイ!」 凛咲「バイバイ!元気でね!」 ーその後・・・周ねぇね・希ねぇね・凛音ねぇねにも報告した。ー これからもよろしくね。 花奏。花要。
私の名前は__。
なんだったっけ。 私の名前…。どうしてだろう、思い出せない。 知りたいのに。思い出したいのに。 私の名前は、なんだっけ。 あぁ、そうだ。 私の名前は__。 だから。名前を思い出せたから。 名前があることに感謝して、毎日を生きよう。 ***アトガキ こんにちは~ !! 小恋です(><) どうだったかな…?ドキドキ __のところに、自分の名前を当てはめて、読んでみてね! 感想待ってます~!!
あの日の喧嘩
私は、とっても仲が良い親友 あかりがいた。いつも一緒に遊んでくれて、とても優しくしてくれて一緒にいるととても楽しかった。ある日のことだった。あかりと初めて喧嘩をした。それからあかりはとても怒っている様子で、走って行った。その後雨が降ってきた、雷もなった、何か大きな音がしたような、、あっかみなりか!その後私は家に帰って、反省をした。けっこう言いすぎたと思い謝ろうとして、家まで行った。そしてチャイムを押した。ビーンポーン、あかりはいますか?あれでないな、もう1回すいませーんあかりはいますか?何回も押しても出なかった。あかりどうしたのだろう?どこに行ってるの??親もいないし、その2日後、私は学校に行き謝ろうとした。あかりの教室にはいり、先生にあかりがいるか聞いてみたら、休みだと言われた、そのあと、5日ほど聞いたけど、休みだと言われた。さすがにあかりがどうなったのか、気になってあかりの家に行った、ピーンポーン、あかりはいますか?すると、目の周りが赤いあかりのお母さんが出てきた、私はあかりはどこにいるのですか?と聞いた、すると、あかりのお母さんはこう言った、あかりは、、、あかりは、あなたと喧嘩した時に走り出して事故にあったらしい、事故にあって、、亡くなったのよ、、、私はえ??とかたまった、嘘でしょ、とこれ以上ないくらい泣いた、泣いた、泣いた、泣いた、何時間も泣いていた目の周りがとても赤い、私は、後悔をした。あの時に喧嘩さえしなかったら、しなかったら、あかりは死ななかったのに、私たちの喧嘩はとてもつまらないものだった。誰かがわざと、あかりに私があかりに、嫌なことを言ったと言われてあかりは信じてしまって私にほんとかと聞いて私は言ってないと言ったら、嘘つき、大嫌いと言われた、、あれから10年後私はあの出来事を今でも思い出す、今私の心にはずっとあかりがいる、そして、あかり言い過ぎてごめんねあなたの分まで頑張って生きるから、見守っててね!大好き、あかり。 この話は、フィクションです。みんな面白かった??結構気合いれたよー!誤字ってたらごめんなさい!
君が好き。
私には、好きな人がいる。 その人は、優しくて一緒にいると楽しくて照れ屋さんで…。 私はその人…翼のことが好きだ。 まだ、誰にも言っていない。 秘密の恋。 友達に相談した方がいいのかな? ~次の日の放課後~ 「ねぇ、唯は好きな人いないの?」 「え!?いっ、いるよ!!」 「え?だれ~!!」 「つっ、翼!!」 「ホント!!?告白しないの~?」 え?こっ告白!!?ムリだよ…。私なんか…。 「ムリだよ…。私だよ?私の事なんか好きになる人なんていないもん!」 「いるに決まってるよ!!ほら、明日とかしてみなよ!!一か八かね?」 「うぅ…。でもぉ…」 「じゃあ、頑張ってねー」 告白かぁ…。私に出来るのかな? 翼…。好き。 ~次の日の休み時間~ 「翼!ちょっといい?」 「え?いいよ」 テクテク…。 すぅ…。 「ずっと前から好きでした。私と付き合ってください!!」 「え?」 あ…これ…ムリな奴だ…。 「いっ、いいよ!俺も望月が好き。それに…俺から言おうと思ってた…。てか、俺でいいの?」 「うん!翼がいいの!!」 ドキドキ…。 ~それから数日後~ 「なぁ、望月…ちょっといいか?」 「え?いいけど?どうしたの?」 テクテク…。 「俺達…別れよう…」 「え?なんで?私達好き同士じゃなかったの?」 「なんか…新しく好きな人…出来たから…」 「そっか…。しょうがないよね。わかった」 「ありがと、分かってくれて…。じゃあな」 う…そ…。私…何がダメだったのかな? 私、なんかした? ~それから~ 2人の隣にはそれぞれ違う人がいた。
俺のバレンタイン
俺は、星宮昴(ほしみやすばる)。中学2年生。 今日は、バレンタイン。「お菓子持ち込み禁止」という校則はないため、ほとんどの女子が学校にチョコレートを持って来ている。 「なあ、星宮。何個チョコもらえるか、勝負しないか?あっ、家族からもらったやつはノーカウントだぞ」 同じクラスの男友達が、俺にそう言った。 「なんだそりゃ?人生で一度も本命チョコをもらったことない俺なんかと争うよりも、もっとモテてる奴と勝負すればいいじゃないか」 俺は、そうは言いつつも、心のどこかで、(今年こそ、バレンタインチョコをもらえるのでは……?)という期待をしていた──。 2時間目と3時間目の間の休み時間。俺は、となりのクラスの桃瀬雲羽(ももせくう)に学校の屋上に呼び出された。 「星宮くん。このチョコ……」 (来たぁ!俺も、ついに本命チョコがもらえるんだ……!) 「星宮くんの友達の矢島楓真(やじまふうま)くんに渡してください!じゃ、そういうことで!」 桃瀬さんはそう言い、俺にチョコを渡して、行ってしまった。 昼休み。今度は、中1の瑠璃川兎乃(るりかわうの)に学校の空き教室に呼び出された。 (今度こそ、本命チョコをもらえるはず……!) 「矢島先輩にこのチョコを渡しておいてください!では、さようなら~」 (は?またかよぅ……。ていうか、なんで本人に直接渡さないで、俺に渡すんだ?あいつには、俺以外にも友達がいるから、せめてそういう奴らに渡せばいいのに……) 放課後。俺は、幼なじみの夏川舞凜(なつかわまりん)に学校の裏庭に呼び出された。 (俺、夏川のことが好きだし……。幼なじみと付き合うみたいなのって結構よくあることだし、夏川も実は俺のことが好きだったっていう展開が起きるかもしれない……!) 「私、あなたのことが好きです。だから、このチョコを受け取ってほしいです!」 (おぉ!ついに来たぁ!ようやく、本命チョコをもらえるぞ!!) 「って、私が言ってたって矢島先輩に伝えて、このチョコを渡しておいて。星宮、あんたが食べるんじゃないぞ」 そう言い、彼女は、俺にチョコを押しつけるように渡し、走って帰ってしまった。 俺は、今年も、母さんにしかチョコをもらえなかった。
もしやドーナッツ?!
私は鈴導凪兎(リンドウナツ)… 最近はいじめられていて、仲の良かった親友にもハブられてる。 心にぽっかりと穴が空いたような寂しさ、、 この穴を埋めてくれる人はいないのかな。 そう考えてた頃。 「鈴導さん、よろしくね!」 隣の席の人だ。確か名前は…山音くんだっけ。 こう話しかけてくれた人は久しぶりだ。嬉しさで涙がボロボロ出てきた。 「ええっ!?自分なんか変なことしちゃった!?ごめん!」 謝ってくれるなんて、優しい… 「いや、山音くんのせいじゃ…」 そのうち、打ち解けていった。山音くんがいてくれたらなんでも出来る気がする。 穴を塞いでくれる人、見つかった気がする。 感想待ってます!! フィクションです!