短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
転校生がやってきた
「澪凛ちゃん、おはよう!」 私は、小柴來心(こしばくるみ)。ごく普通の小学6年生。 「來心ちゃん、おはよー」 そう言ったのは、同じクラスの友達・栗原澪凛(くりはらみおり)だ。 「ねぇねぇ、來心ちゃん。今度さ、奈津ちゃんと雅ちゃんを誘って、4人でショッピングに行かない?」 「いいね!もちろん行くよ!後で奈津ちゃんと雅ちゃんに話しとくね」 いつも通り、たわいのない会話をして、朝の会が始まるのを待つ。ちなみに、『奈津ちゃんと雅ちゃん』というのは、同じクラスの友達・小梅奈津(こうめなつ)と神楽雅(かぐらみやび)のことだ。私たち4人は、いつも一緒にいるメンバー、いわゆる、『いつメン』なのだ。 「はーい、朝の会、始めるぞぅ。みんな、席に着けー!」 先生が教室に来て、みんな慌てて自分の席に着く。 「今日は、転校生がいるから、紹介するぞ」 先生はそう言い、教室の廊下にいる転校生に手招きをした。そして、その転校生を見たとたん、クラスのみんながざわつく。 「神奈川県から引っ越してきました。鏡音莉愛菜(かがみねりあな)です。よろしくお願いします」 彼女はそう言い、ぺこりとおじぎをした。彼女は、大人気のアイドルグループのセンターを務めている。(実は、私も、密かに推している。)そんな彼女が、今、私と同じ場にいるのだ──!つまり、これから、莉愛菜ちゃんと学校生活を送るということ……?私の学校生活は、これからどうなっちゃうの──!? 【あとがき】 こんちゃっ(^^♪來心だよ(#^.^#) 今回は、『転校生』をテーマにした(?)小説を書いてみたよ! でも、あまり上手く書けなかったのが残念…。 回答は、年上・年下・タメ口・あだ名・短文・長文、なんでもオッケー☆⌒d(´∀`)ノ みんなの回答待っているよ(o*。_。)oペコッ 読んでくれてありがとう(*'ω'*)ばいちゃっ(^^♪
愛する娘へ送ります。
私は香帆。小学6年年だ。 学校ではみんなイジメてくるけど、自分はイジメられても平気だった。 なぜなら、心優しい父がいるからだ。父の名は、飛羽。 父は医者で、市内でも有名な人だ。 そんな父は、貴重な休みの日も私がさみしくならないように、遊びに連れて行ってくれた。 どんなに急がしい時でも母が亡くなった悲しい時でも、私の父はそばにいてくれた。 でもそんな平和な日々は長く続かなかった。 ある日、父がガンになってたことをずっと隠していたのが分かったのだ。 私に心配させたくなかったのだろう。 すぐ救急車で運ばれた。 日がすぎるにつれ父の具合はどんどん悪化していった。 そして、もう父のガンはもう治せないと言われた。 私の頭の中でその言葉がぐるぐる回っていた。 (絶対…絶対…父さんは死なせない。父さんも母さんもいなくなったら…もう…私…) 「うん?どうして泣いてるんだ?香帆。」 「え…?」 完全に今のは父の声だ。とても重病の父の声と思えないくらいの声だ。 「父さんがもう旅立つから?」 「そんなこと言わないでよっ…!」 「香帆。自分の人生は自分で作る物なんだよ。」 「どう言う意味…?」 「香帆の人生は香帆の手で作るんだよってこ……と…だ……ょ…」 「ん?父さん?父さん!?ねぇ父さんてばぁ…!」 「私を置いて行かないで!父さん!ずっとそばにいてよ!父さん!!」 ダメだ…完全に体が冷えきっている。 「父さぁぁぁぁぁぁん……!!!」 どんどん涙があふれてくる。 止まらない…止まらない…涙が止まらない。 その時、ヒラヒラヒラヒラ… ー通の手紙が落ちてきたのだ。 その手紙には「香帆へ」と書れていた。 あけてみると「ずっと見てる」とだけ書いてあった。 その横には、「父さん」と書いてある。 「父さんの手紙…」 ポタン… 涙が父の手に落ちた。 (父さん…母さん…いままでありがとう…!) …「ずっと見てる」それが父の最期だった。
夕暮れと夜の間の色は
「ねぇ、知ってる?夕暮れと夜の間の色はーー」 そこで目が醒めた。俺は高校3年生にもなって、授業をサボって昼寝していた。どうやらその間に、ここーー屋上で、名も知らぬ少女と空を眺める夢を見たようだ。その少女が誰なのかは知らない。夢だから、顔も曖昧だ。ただ...微笑んだ雰囲気が、"あの人"に似ていた。 "あの人"とは、俺の中学時代の恩師だった。女性教師だ。あれはいわゆる"恋"というやつに近かったのだろうか、唯一心を許せる人がその人だった。 あの人はラベンダーが好きだった。俺は今も、あの人がくれた小さな手作りのお守りを持っている。『色んな人に心を開けるように』という願いの込められた、仄かにラベンダーの香りがする、萌葱色のお守り。通り魔から俺をかばって死んだ、あの人の... リーン、ゴーン... 昼休みになった。遠くから、賑やかな話し声と足音が近付いてくる。 ドアが開け放たれ、その正体が姿を現した。 「あーッ!やっぱりここにいた!牧村、授業サボり過ぎ!あたし、いっつも心配なんだよ?」 「...なんだ、園田か。...?後ろに居るのは?」 あの人、なのか...? 俺は園田の後ろにいる少女を見て、思わずそう感じてしまった。 「私、今日から転校して来ました、喜多川美紀です!よろしく。今、園田さんに学校を案内してもらってるんだ」 「あ、ああ。よろしく...」 ...あの人が死んで以来、俺は彼女の願いとは逆に人を避けるようになってしまっていた。 でも、なんとなくわかる。俺は、喜多川になら心を開ける...気がする。俺をもう一度、救ってくれる気がする。 そしていつかの夕暮れに、きっと、こう言ってくれるはずだ。 「ねぇ、知ってる?夕暮れと夜の間の色はーー」 ーーラベンダーの色なんだよ、と。
ねぇ、どうしてこんなに空は青いの。
ふわりと舞う細く繊細な髪の毛が太陽の光に照らされ飴色に輝く。 すれ違うたびに感じる甘い香り。 やっぱりこの人がいいんだ__ そう思ったことが通じたのだろうか。 「どうしたの?」 とまた髪の毛が揺れている。 「なんでもないよ。」 そう答える。この気持ちはまだ打ち明けられない。 「ねぇ、なんでこんなに空は青いのかな。」 ふと独り言を呟く君。 「ねぇ、私の思いもこの空みたいに晴れますか?」 ちらりと君はこちらを向いた。 窓から入ってくる風で真っ白なカーテンがパタパタと言う音を立てながら大きくなびく。 君の澄んだ瞳が少し儚そうに見えた。 「きっと晴れるさ。」 驚いたようにこちらをしばらく見つめた君は柔らかく笑って「ありがとう」と言った。 「それじゃあね!話聞いてくれてありがとう。」 歩き出した君に向かって声をかける。 「ちょっと待って!」 こちらを不思議そうに振り向く君がいる。 「どうしたの?」 「月が…綺麗ですね…」 青い空に浮かぶ雲が少しずつ、少しずつ動いている。 しばらくの沈黙の後、君が口を開いた。 「私には月が見えないな。」 「そっか、ごめん。ありがとね。」 「いいえ、それじゃあね!」 飴色に輝く髪の毛と同時にセーラー服の襟が揺れている。 窓の向こうを眺める。 「なんでこんなに空は青いんでしょうか__」
風になりたい。※暗い内容・ホラー要素あり
※暗い内容・ホラー要素ありです。それを承知のうえで見てください 「ねえ、かの。元気にしてる? 私は元気だよ。いつも通り変わりなく、いつもとおなじ。 かのと久しぶりに会いたいなあ、ってたまに思うの。病気はどうなの?治りそう?」 書き途中の、手紙を机にしまう。やっぱり手紙書くのやめようかな。かのから最近手紙返ってこないし。私のことなんて忘れるほど、あっちの学校は楽しいの? 「甘菜、学校は? 今日も休むの? 最近休みがちじゃない?」 「ママ、今日は学校行く。最近、学校行きたくないから休むんじゃないよ。 ただ、本当に風邪なの。」 ママ、ごめんね。今の嘘。 昨日は、委員会が嫌で休んだの。かのが放送委員会に入るから、私も入って、かのと一緒に放送するはずだったのに、かの、引っ越してもういないじゃん。絶対一人で放送なんてやらないよ、私。 「おはよう、みんなー!」 「あっ、あまちゃん!」 「おはよ!」 「今日は遅いね。来るの」 あー、めんどくさい。かのがいなくなってから、みんなうちに気を使う。 別に、気使わなくてもいいんだけどな。「なんか、歩くのが遅くなっちゃって。」 「あはは」 「なに、足が遅くなっちゃうってww」 教室に、風が吹き抜ける。 あぁ、私も風になりたい。 風に乗って、遠くに行って、すーって消えたい かのがいなくなってから、そう思う事が多くなった。 かのがいなくなってから、自分がバカらしくなった。 「甘菜、咲叶が転校してから元気ないね」 何回も聞いている、このセリフ。 かのは親友だもん、親友が転校したら悲しいに決まってる。 そんなことを考えていた。そしたら、先生が汗をいっぱい垂らして、クラスに入ってきて、言った。 すごく急だった。 「いま、本当に今さっき、咲叶さんがなく…」 あぁ、私も、風になって、フーっていなくなりたい 【作者より】 作者の、えれーしです。今回は初の短編小説にチャレンジしてみました! 難しいですね… みなさん、本編で「咲叶」と言う子が出てきますが、「さきか」の「か」をとって主人公の甘菜ちゃんは、「かの」とよんでいます。 あまちゃんっていうのは、甘菜ちゃんのことです。 最後の一分ちょっと怖いですよね。 その前の文、「いま、本当に今さっき、咲叶さんがなく…」は、「咲叶さんがなく…」の、「が」のところに「、」をつけると最後の一分の意味わかるかもしれません… それではみなさん、またね! コメントしてくれると嬉しいです!
秘密のラブレター
あなたのことならなんでも覚えられる 一言も聞き逃す訳にはいかない 自分のこと話してるってわかったとき、心がちょっとはずむんだ あなたの手がわたしの肩に触れた そのときはドキッってなるけど 平常心をたもたなきゃいけない あの日となりに並んだ影 あの日ほんのり包まれたこころ あのとき好きになったんだ あなたのことすごく好きだけど その気持ちずっと隠してきたの なにか言われるの嫌だし からかわれるのもいやだから 「好きな人いるの?」って聞かれても 「いないよ」ってふつうに答える アピールなんか全然しないし バレるわけない 絶対そう あのときも好きだったのに あなたが教えてくれた勉強 今はちゃんとできるようになったよ 「教えてあげようか?」って別の人に聞かれても 「だいじょうぶ」って答えちゃうの あなた以外には教えられたくないから あの日根気よく教えたあなた 教えられたわたしの顔は真っ赤/// それでも普通に そして自然に 聞き流すの あなたのための本命チョコも いつかはとどけたいラブソングも 嫉妬して泣く毎日も 全部、全部、わたしへのエールだった あの日泣いたわたしをフォローして 落ち込んでたわたしにも気づいて それでも自然体 それでも平常 こんなわたしが・・・一番大嫌い。 カエル化現象?どーでもいいし 付き合う条件とかないし いいカレシ いいカノジョ 似合う 似合わない 関係ないし! わたしの初恋のひと はじめて好きになった人 1秒ごとに強くなるあなたへの「好き」 あなたの好きなとこ まだ言ってないよね? わたしはあなたの全部が好きなの!
生きることとは
「人のために無茶ばかりしなくてもいい」 彼の言った言葉が私の心に堆積し始めたのはいつの頃からだろう。 私は当時悩みの渦中にいた。勉強をすればするほど底なし沼に堕ちていってたからだ。それ以来、私に対する態度を苛烈なものに変えた親に耐えかね、天の上まで行こうと画策した。 いざ吊るとなると気が滅入って先に進めない。迷いに打ちひしがれていたところで後ろからくぐもった嗄声が飛び込んできた。 「あんた、そこで何をしている」 夜中の公園に人なんているほうがおかしい。思わずどきっとした。折り畳んだ段ボールに座るその男は、口調は怖いが悪い人なんて感じは全くしなかった。 いっそのこと、全部言ってしまおう。私は男に一切を打ち明けた。 「そうかい。そりゃ追い詰められないほうがおかしいぞ。特に若いのだったらな」 「…え?」 疑問の語を飛ばすと、彼はさらに言葉を続けた。 「俺が思うにあんたはむちゃをしすぎんだ。それで精神が疲弊していくのをあんたは気づいてたはずだ。でも親や教師を喜ばせるために本音を騙り、自らを欺き、さらには底なし沼への片道切符を切ってしまった」 私は何も言い返せなくなってしまった。むしろこれまで蓋をしてきた、奥底の感情が"私"を気づかせてくれた。瞬間、私の視界は鮮やかに色づいた。 「あんたに教えときたいことがある」 「…なんでしょう」 「人のために無茶ばかりするな。他人のために生きることを悪いとは言わんが、自分を守ってやれるのは自分だけだ。よく覚えておきなさい」 「…はい!」 月日は流れ十五年。彼の教えを胸に私は生きている。そして、希望を掴んで見せる。 -完-
時空の超えた戦い
カコ研究所の研究員が、時空を超えれる機械を見つけた。研究員の一人が、 「使ってみようよ」 そして起動すると、たくさんの武器を持った人がどんどん出てきたのだ。研究員が襲われていく。きっと敵と認識したんだろう。 異変を感じた国は、ありったけの兵を送った。 過去から来た兵と、未来から来た兵が戦っていた。しかし未来から来た兵が調子に乗っていて、全て機械に任せている。その時今の兵たちが到着した。調子に乗ってなにもしていない未来の兵たちをどんどん倒していく。 そして、未来の兵たちは、全滅した。 今の兵と、過去の兵の戦いは、今の兵の方が優勢で、そのまま今の兵が勝った。 すると、今の兵、いや国がきえていったのだ。 そして、国は無くなった。 解説 未来の兵を倒した→未来が無くなる 過去の兵を倒した→過去が無くなる →今の国は存在しない→無くなる
生き返った親友【短編小説初投稿】
俺の親友が死んだ。 交通事故だった。 俺の一番の親友、エイトが、死んだ。 エイトはとても明るかった。 俺は、エイトと笑い合う時間が一番楽しかった。 思い出せば思い出すほど辛い。 もう一度、あの日が戻ってこないのか。 その頃、エイトは生き返るか、天国に行くか迷っていた。 エイトは、生前の事を思い出す。 あの日の青春が戻ってくる。 そう思い、エイトは決めた。 「じゃあ、生き返る方で!」 「かしこまりました~」 数日後、俺は見た。 生き返ったエイトを。 「よっ!久しぶり!」 「........エイト?」 幽霊でも幻でもない、本物のエイトを。
もう一生
私は井田川百合(いだかわゆり)中学2年生 このころは、こんなことになるなんて 思いもしなかった… 普通に塾にいった帰り道 「はぁ今日は少し時間長引いちゃったな」 「だな!」 と元気よくいったのは私の 彼氏の宮田颯(みやだはやて)だ 私たちはてを繋いでいた 「ねえ颯今度の日曜日にデートしない?」 「いいぞ」 横断歩道を百合が渡った 「ここにブレスレット落ちてる」 一瞬だけ手を繋がなかった それが聞こえなかった颯はずんずんと 歩いていった 「あ!待ってよ!颯!」 すると信号無視のトラックと百合が激突した… キキー! 「キャアーー!!」 「何が起きたんだ!」 私の周りでは知らない人たちがビックリ していた 私はこのとき死ぬと思った 次目を覚ましたのは病院だった 「百合?百合?大丈夫?体は痛くない?」 「お母さん…」 病院にずっといてくれたお母さんなのに 少し懐かしく思った 私はこの一週間ずーっと起きなかったらしい 私は次に先生がいった言葉に絶望をした 「百合さんの足はもう一生動かないでしょう」 「え?なんで…」 病院で食べたご飯がでてきそうなぐらいの 吐き気がしてきた。 「先生動かすこと絶対にできないんですか?」 「できません」ときっぱり言われた 「いやだよずーっと車イスなんて」 「それでは我々は失礼します。」 「ありがとうございました」 お母さんは席をたって頭を下げた 「お母さんやだよ」 私は子供のように泣いてしまった 「お母さんなにもできなくてごめんね」 「お母さんのせいじゃないよ」 「百合?」 といったのは颯だった 「颯…」 「目覚めたんだ」 「お母さん水買ってくるね」 「ありがとう」 「颯ごめんね私歩けないんだって私じゃなくてほかのこと付き合った方がいいと思うよだって一緒に歩きたいでしょ?」 「そんなこと…そんなこと言うじゃねーよ!俺はお前とずっと一緒にいたいだけだよお前のこと愛してるしずっと一緒にいるしお前を支える」 「颯…」 そんなことを、言われて感動してしまった 「颯大好きだよ!」 「うん!」 退院 「先生!お世話になりました!」 「うんがんばって勉強するだぞ」 「は、はーい」 「じゃあばいばい!」 「ばいばい百合ちゃん」 「颯。迎えに来てくれたの?」 「退院おめでとう。」 「ありがとう」 「お母さん先かえるね」 「うん」 「もう一生手を離さないからな」 「うん!」
魔法の時を授けましょう
下校中、私は公園に寄り道をしていた。秋が近づいてきている。まだ夏の少し暖かい、でもジメジメと執念深く嫉妬をするような空気を吸いたくない。だけど私はめいいっぱいに吸い込んだ。 私の名前は天音 麗花(あまねれいか)。中学二年生。こう見えて、一人前の魔法使い。最初は人間だった・・・気がする。でも多分違う。だって私には生まれつき魔法界生まれの人についている独特の模様が手にあるから。10羽の鳥が真ん中囲い何かを守っているよう。それが私にもよく分からないんだけどね・・・。私は魔法使いの中でも上級の魔法使い。魔法界のお偉いさんだ。 人間と魔法界の人々は対立している。と言っても、人間と魔法使い、対立してるのはどちらもお偉い方々のみ。もちろん私も対立中。他の中級、初級の魔法使いやお偉い人以外の人間は知らない。何が起きるかも知らずに、呑気に暮らしているのだ。 「ただいまー」ただいま、と言ってもただの独り言になる。だってこの家は本当の家じゃないから。私が暮らしている家は魔法界にある。だから、ここから魔法界に行かなくちゃならない。ここはいわゆる隠れ家であり、緊急用の家。私は靴を履いたまま、そのまま廊下の一番奥にある鏡に向かう。鏡の前で私は深呼吸する。ここからは猫をかぶらなくちゃいけない。素直で、明るく行儀の良い、完璧な自分を演じなければならない。私は呪文を唱える、と途端に不思議な浮遊感に包まれた。 「麗花さま、緊急事態でございます」浮遊感は中級魔法使い、静亜(しずあ)の焦ったような声によって消えた。声が大きい。いくら焦っていると言っても取り乱してはならない、それが素顔を出さない理想の魔法使い。「声の大き・・・」私の文句はその後の静亜の声によって引っ込んだ。「人間が本格的に対立を始めたようです・・・!他の人間に被害を与えてでも私たちの考えを壊そうとしているようで・・・!」なんだ、、と!?あの間違った考えを貫き私たちに攻撃しようとしているのか!?「他の上級魔法使いには伝えたのか!?」「い、いえ、、、申し訳ございません。他の上級魔法使い様は朝出かけたまま帰ってこないのです・・・!我々も見つかるように力を尽くしているのですが・・・。このままでは人間が魔法界にくる時間は一時間も持ちません!」・・・となると、指示を出して人間を魔法界に連れて来ないように尽くせるのは私だけ。私がしっかりしなくては・・・!完璧な考えを導き出さなければ・・・!ぐるぐる悩んでいると、後ろで大きな雄叫びが聞こえた。見るとそこには人間の大軍。どうやって魔法界に来た・・・!?大軍の先を辿ると私が魔法界にきた鏡に繋がっていた。「も、もしやあの鏡から・・・!?麗花さま、誰かに見張られていましたか?」静亜も気づいたようだ。うかつだった・・・!鏡に入る前、周りを徹底して確認したはずだったのだが・・・!「麗華さま、“あれ“を使いましょう。リバーティション グリモヴェータ」「ッ!」静亜の口からその言葉が出てくるなんて・・・。あ、あれ?なぜか頭がふわふわして・・・。「わかった。あれを使おうではないか、静華」静華?「かしこまりました、玲奈さま」 気づいた時には対立が終わっていた。何が起きたかは分からない。だけど今、私は公園にいる。どこかで見たことあるような、懐かしい公園だ。頭が痛い。ズキズキしている。「どうしたの?大丈夫、玲奈?」心配そうに覗き込んでくる顔には見覚えがあった。「静亜?」「ねぇ、誰?それ。玲奈の友達?私の名前に似た友達がもう一人いるの?」この声をもう聞きたくない。思い出したくない辛い、悲しい思い出が蘇ってくる。「違う!もういいから黙ってて。私にはまだ上級魔法使いとしての大事な仕事が残っているから!」私の手を静華が握りしめる。「大丈夫だよ。もう何にもとらわれないで。玲奈は絶対私が守る」その言葉には不思議と説得力があった。私はなぜか静華の言葉にほっとして握り返した。そして、2人で軽く、澄んだ春の空気を吸って、懐かしい公園で笑い合うのだった。 以上でーす!みんな気づいたかな?ちょっとだけ謎解き要素あるよ!色々変化してるんだけど、まず最初と最後の文を見てみて!最初は秋に入りかけている夏だったけど、“あれ“を使った後の季節は春になってるよね?ってことは!“あれ“は時間を進める能力がある!だから、時間を進めて無理やり対立を終わらせた。“あれ“を使うため、静亜は麗花に操れる呪文をかけて“あれ“を一緒に使ったってこと。ちなみに設定だと、“あれ“で時間を進めている間に対立は引き分けになり、麗花は人間に戻った(元々は麗花は人間)ってことにしてる! 感想とかアドバイスとかあったら教えてください!特に名前とか終わってるので・・・!
あなたをずっと覚えてる
誰かはねられたぞ!救急車を呼べ! そんな声がかすかに聞こえた。 交差点を渡ったあと、信号無視の車にはねられ、意識不明の重体となった俺。 目が覚めると病院にいた。 それだけしかわからない。名前も、年齢も。 そこに一人の女性が駆け込んで来た。 ー大丈夫?私、覚えてる?ー その声にピンときて振り返り、目を合わせると、その女性は目に涙を浮かべた。 ー良かった…本当に…良かった。ー 涙が何滴も落ち、女性の顔が真っ赤になった頃。 なぜか俺も涙が溢れてきた。 なぜだ。誰だかわからない。 なのに、どうして。どうして。 もう記憶は戻らない。 けれど、君のことは忘れない。
愛を伝えて
私の名前は鈴木あや。 真っ黒な目に腰まである髪の中学2年生。 僕の名前は立蔵優斗。 真っ黒な目に少しはねた髪の中学2年生。 [あや目線] 隣の席の子は立蔵優斗君。まだ誰にも話していないけど、実は彼が好き。 「優斗君。えっと、授業中に悩んでたけど大丈夫?」 「あぁ、ただの考えごとだよ。」 私は仲良くなって告白しようと思う。だからこうやってたくさん話している。 (はぁ、かっこいいなぁ。誰にでも変わらない態度を取るなんて。) そして勇気を出して、 「放課後、グラウンドの裏に来てくれない?」 [優斗目線] 隣の席の子は鈴木あやちゃん。実は彼女が好き。 「優斗君。えっと、授業中に悩んでたけど大丈夫?」 (あやちゃんのこと考えてたな…) 「あぁ、ただの考えごとだよ。」 あやちゃんはたくさん話してくれる。僕は恥ずかしいから正直ありがたい。 「放課後、グラウンドの裏に来てくれない?」 (あ、あれか…) 僕は、体育の授業で具合が悪くなり保健室に行った。 (約束、どうしよう。) するとあやちゃんが保健室まで来た。 2人声を合わせて、 「好き!付き合って!」
そらをとぶひよこ
あるところに、ひよこがいました ひよこは、空を飛ぶのが夢でした ひよこは、昔はたくさんの兄弟がいました。だけど、ひよことその親友のひより以外は 全員、動物園の動物の餌にされて、みんないなくなってしまいました そして、今は森にいます。今日も僕らは何かに食べられるかもしれない。 そう震えながら生活していました。そしてある日、少年が空から降ってきました。 ものすごいスピードで降ってきました。ひよこは少年に声をかけた。「大丈夫?」 少年は返した。「大丈夫。痛くないよ」そしてひよりは不思議に思った。 「なんで鳥じゃないのに空を飛べるの? 降りてきても無事だし、君は鳥なのかしら?」と。 そう聞くと少年は答えた。「後ろにパラシェルターがあるから、着地の時はゆっくり降りられるよ」と そのことを聞くと二人はこういった。 「僕らも空を飛べるの?」 少年は返す。「ああ。もちろんさ」 そして少年は高い高いビルの上へ、二人を抱きながら走っていった。 ひよこたちは、地上何十階だろう。それくらい高いところに来ている そこで少年はひよこたちを離さないように抱いて、飛び降りた ひよこたちは、今まで見たことのない空の景色に圧倒された。 こんなに、空は青く、広く、美しいんだと。
やっぱり
「やっぱり、ダメなんだよ、私。」 放課後の教室はまだ話し足りない人でいっぱいだった。 その中で私は親友のミアに向かってそうつぶやく。 私はずっと、片思い中の相手がいる。名前はハルキ。ずっとここまで一度も諦めずアタックしてきた。 「そんなことない!まだ心をひらいてないだけだよ。明日もがんばろ?ね?」 ミアはいつも私の背中を押してくれた。そのおかげで、私はずっとめげずにハルキにアタックできていた。 「...今日という今日は、本当にダメだったの。前みたいに会話が続かない。せっかく同じクラスなのに、もはや話しかけられない。もう、諦めたい」 私の口から出る諦めの言葉を、ミアは真摯に聞いてくれる。 「そっか。うん..わかったよ。これからは、無理に動くのはやめよ。」 「ありがと、いつも。あとごめん。ずっと応援してくれてたのに。」 「いいよ。今まで、よく頑張ったよね」 その言葉を聞いて、私は危うく泣き始めるところだった。でもここは教室。ハルキもいるはずだ。ぐっとこらえる。 「じゃあね、ミア。また来週」 「うん。大会、がんばってね!」 そうだ、明日はテニスの大会がある。集中しないと。 -翌日- 「今日は三年生にとって最後の試合だ。最後まで諦めるなよ」 コーチの言葉は、私には別の意味に聞こえた。 ’’諦めたい。でも、やっぱり好きだな...’’ 君のことが、ハルキのことが、離れない。...ダメダメ、今は試合に集中しなくちゃ! 「「おーい!がんばってー!」」 「みんな!ありがとう、がんばる!」 クラスメート達だ。よし、気合だ! 試合が始まった。 相手はテニスの強豪校のエース。 さすがに相手のペースにはまってしまった。 サービスエースもとられた。 私が得意なスマッシュも、全く効いていない。 どうしよう、、、負ける... 思考が停止してしまいそう。身体がどんどん動かなくなっていく。 もう、、、諦める? 「がんばれーーー!」 大きな声援が聞こえてきた。ああ、この声は。私が大好きな、声の主は。 ハルキ! 力を込めてサーブを打つ。 相手の横をすり抜けた。サービスエースだ。決まった! 「「キャー!」」「「いけるぞーー!」」 たくさんの声が聞こえた。その中に、 「まだいける!がんばれー!」 君の声。 よし! そこから、私はいくつもスマッシュを決め、サービスエースも取り、見事、勝利した。 「すごかった!」「おめでとう!」「最高!」 クラスメートからめちゃくちゃ褒めてもらえる。ちょっと恥ずかしい。 「ありがとう!みんなのおかげ!」 そこにハルキがいた。目が合ってしまった。一瞬時が止まる。 そして。君は、笑った。まるで太陽のような、優しい笑顔。 私は決めた。 やっぱり、諦めない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以上です!ぜひ感想おしえてね!
いなくなる権利
僕はある病院で働いている医者 子供からご老人まで、毎日いろんな患者さんがくる 今日は夜残って患者さんの見回りとかの仕事をする コツン…コツン… 夜の廊下は暗くて明るい時とは真逆の顔を見せる 着々と見回りを済ませて最後の病室 ガラガラ… 布団で埋もれた枕元が少し明るい、ゲームしてたなあー? 「こーら、ゆうくん夜ふかしは体に毒だよ」 「えっへへごめんなさいれん兄、でも少し寂しいよ何かお話してよ」 それから色々な会話をしてゆうくんとお別れして残りの仕事を済ませた それから月日は過ぎて…色々な人が退院していく中でゆうくんは…退院できないでいた ゆうくんは少し元気が無い…あまり笑わない (どうにかしてゆうくんには元気になって欲しい…どうすれば) 常にそればかり考えていた 今思えば僕は、ゆうくんと病死した弟を重ねて見ていたのかもしれない ある日の見回りの日、月が美しい日 ゆうくんの病室に入ると冷たい風とすれ違った ゆうくんが開けた窓に座っていて床には一つの紙があった すぐにゆうくんを窓から引き離した 「なにをしてるんだゆうくん!…そんなことしたら死んじゃ…」 「いいんだ」 ゆうくんの目は漆黒に澄んでいて、何も写していなかった 「僕もう…つらいんだ、何もかも」 「つらいって…でも死んだあとで後悔は出来ないよ」 「…」 「だからほら」 僕はゆうくんに右手を差し出した ゆうくんは…僕の手を振り払った 「もういいんだよ!なんでだよ、れん兄は何も知らないのに!前に父さんと母さんが僕の治療費の事で揉めてて、廊下で話してた医者が僕は助からないって言ってて…もう、いやなんだ!」 …ああ…僕はいつの間にか…ゆうくんの事を知った気になっていたんだな 「生きる事ばかり…押し付けないでよ…僕に死ぬ権利を…いなくなる権利をちょうだいよ!」 ―ビュオッ ゆうくんは…空を飛んだ…ほんの少しだけ ―ドサッ 僕はどうすればよかったんだろう ゆうくんにとってはこれが望んでいた事… だけど…それでも…生きて 生きていたよかったって言えるような…そんな 人生を… 『これを読んでる人と父さんと母さんへ 僕はもう生きていたくありません だからバイバイ もう心配いらないよ大丈夫 だけど、生きていることだけが全てじゃないって理解してほしかった いなくなる権利が欲しかった たったそれだけなんだ 七瀬 勇輝』
光と闇
私は弱い。人の目ばかり気にして。心の扉を固く閉じて。唯一の理解者である、自分自身からも否定される。 【お前は誰からも期待されない。】 やめて。 【お前のことなんか誰も見やしない。】 うるさい。 【お前は人間の失敗作。】 黙って!!そんなこと自分が一番よく分かってる!!だから私(アンタ)はそんなことを言うんだろう!!? 【分かっているようだな。ならば、言うことは一つだ。お前はこのまま、人間の最底辺まで堕ちろ。大丈夫。闇(こちら)の世界は光(あちら)の世界よりずっと良い場所だ。さあ、早くこっちに来な。】 そうだ、光(この)世界で苦しむくらいなら、堕落してしまっ・・・た・・・・ほう・・・・・が・・・・・・。 『諦めんな!!』 え・・・。だ・・・れ・・・・? 【ぐぅ・・・邪魔をするか、「私」よ・・・!!】 『・・・確かに私(こいつ)は、自分自身(わたしたち)をも否定する、希望も何もない人間かもしれない。』 だから、堕落するしかない・・・そういうこと? 【そうだ。光に背を向けて、お前は堕ちろ!】 『光に背を向ける?ふざけるな!!希望がないからこそ、自分を照らす光から目を背けるな!!希望は捨てても、自分自身を捨てんな!!逃げてんじゃねえ!!!』 【戯れ言を!!】 じゃあ聞くけど、私は・・・どっちを信じればいいの?どっちが正しいの? 【・・・・・・。】 『・・・・・・それは、私(おまえ)自身が決めることだ。選べ。闇の中に堕ちるか、光の先に進むか。』 私は・・・・・・・・・・・・両方を選ぶ。 【!?】 『・・・それはまた、何故?』 だって、どっちも「私」だもの。どっちかを選ぶなんてできない。 【・・・ハハッ。「私(アンタ)」らしいや。】 『後悔はないんだな?』 うん!! 私はこれから。光と闇。両方を背負って生きていく。どちらも「自分自身(わたし)」だから。
記憶喪失と俺。
俺は蓮。突然だが雪が記憶喪失にあった。理由は遊園地での地震。俺があの時、お化け屋敷に誘わなかったら― ちょっと足を速めたら、そもそもこの日に遊園地に呼ばなかったら。・・・俺には雪と隣にいる資格なんてねぇ。 雪の親は優しく言ってくれたけど記憶とお金は変えられない。 ・・・今日、雪が目が覚めたらしい。 もしかすると覚えてるのかも、っと思っていくと、 「・・・すいませんが、あなたは誰ですか?」 って。まぁ期待した俺がバカだったわ。まぁ軽く自己紹介して退散した。やっぱり俺には― 雪と隣にいる資格なんて・・・ねぇんだよ・・・。 ー次の日― 勿論学校のことも覚えてなくて。やっぱり俺のせいだ。って毎回思うようになった。 ー1週間後― 記憶を戻す治療を行うらしい。でも俺はいけなかった。いや、立てないんだ。なんか足がむくんで。 なんでだろう・・・親には昔から言ってるんだけど。無視されるか”気のせい”で終わってしまうか。 ー2週間後― フラッ やべぇ・・・ 流石にこれはいかないとヤバくねぇか? バタッ あ・・・俺の人生終わった・・・ ギュッ 「れ、蓮?!大丈夫?!」 そこでプツンと記憶が途切れた。 次、目が覚めた時は泣いていた雪がいた。 「・・・雪。」 「・・・蓮・・・起きたの?よかったぁ・・・」 チュッ 「ひぇっ///」 「・・・雪の記憶が戻ってうれしい。俺。」 「・・・あのね、蓮・・・蓮は甲状線機能低下症っていう病気でね、・・・連の場合はこんな年まで放置してたから・・・蓮は、一生、立て、ないっ・・・」 ギュッ 「・・・ありがと。・・・俺もうすうす気が付いてた・・・泣かせて、ごめんな。」 「ううん。私連のこと好きだからいいんだよ!!」 ゑ・・・記憶が戻った後も・・・俺のこと好きなのか? 「・・・連のお母さんに聞いたけど毎日夜に泣いてたんだよね・・”俺には雪と隣にいる資格なんてねぇ。”って・・・雪のせいでごめんね。」 「・・・俺があの時に遊園地に誘わなければ・・・あの時に・・・お化け屋敷行くことを提案してなかったら・・・」 あれ・・・どうして俺は泣いてるんだ。 ギュッ 「・・・泣かないで蓮。・・・///蓮、好きだよ。もう、それは気にしなくていいんだよ///今雪はここにいるし」 ニコニコ 「///俺も雪のこと、好き///」 ギュッ 「うん!!」