短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:3

落ちた

本当の努力をすれば結果が返ってくる なんて、嘘だ。 だって、本当の努力なんて誰だってわからないし 本当の努力をしたって結果が返ってこない奴もいる 私みたいに 私は今 大きな大きな 看板の前で 絶望している 大きな大きな看板 そこに 番号が載るやつ 番号が乗らないやつ 私は、 後者だ 見間違いだと思いたかった こんな大きな看板だからどこかしらにあると思った なかった 私は 落ちた 志望校を親に伝えたあの自習室 この成績だいけないと先生に言われた西日の放課後 悔しくて悔しくて泣きじゃくった月夜の真夜中 どうしても受かりたくて目をこすりながら勉強した暁の明け方 その努力が一瞬にして 吹き飛んだ 泣きたくなかった 泣いたら無駄になっちゃ気がした それでもお構いなしに流れてくる 大事な努力の紙は 滲んで滲んで 溶けていった

短編小説みんなの答え:1

一歩の勇気

「嫌だ!私は行かない!」 「悠奈!いい加減にしなさいっ!」 あ…今日も、か。 私は奏音。中3、受験生。 私には不登校の中1の妹がいる。 悠奈、中1。中学に入学した頃から突然不登校。 小学生の頃は元気だったのに… 「行ってきまーす」 返事がない。 ガチャ 「あ…悠奈。」 「っ!わ、私は気にしないで」 「あっ!い、行ってくるね!」 悠奈… 授業中も。大好きな彼との会話も。友達との約束も。 私の脳内には、悠奈がいた。 「ばいばい」 「うん…」 ああ、今日は、あっという間というか…ぼーっとするっていうか…。 「ただいまー」 って!いないし! 「お姉ちゃん…」 「悠奈…?どうかしたの…?」 「私…ひっく…」 「悠奈!?何かあったの!?」 悠奈が急に泣き出してしまった。 「お姉ちゃんはさ。学校…ひっく…楽しい?」 「うん…」 「私ね、今日、学校行こうとしてたの…。だけど、体が…いうことを聞かなくて…私、小学生の頃いじめられてたの」 え……悠奈が? 「お母さんに怒られるし…みんなの視線も…怖くなるし…もう、死んでしまいたくて」 「!?そんなこと言わないで!」 「え…」 私は悠奈に叫んだ。 「悠奈、初めての一歩は、とても怖い!私だってそう!でもね、大丈夫!私が悠奈を守るから」 「ほん…と?」 「本当だよ!だから、行こ!行かなくてもいいけど、死なないで!」 「お姉ちゃん…!!私、頑張る!」 「がんばれ!」 ー次の日 「え…悠奈?学校に行くの?」 「うん‥!」 「安心して!お母さん。悠奈は私が守る!」 「そう…。ほら!遅刻するわよ!」 「わ!ほんとだ!行ってきまーす!」 悠奈、私、気づいたよ。 怖いのは、はじめの一歩だけ。 踏み出してしまえば、もう怖くない! イキイキする悠奈を見て。 私も頑張るよ! 恋に、友達に、勉強に… 色々あるけど、悠奈に負けないぐらい頑張るから! 私はそう、思った。 ーあとがきー こんにちは。みやです。 この話を聞いて、何か心が動いたらうれしいです。 また会いましょう!ばいばいです!

短編小説みんなの答え:3

初恋ノート

恋愛小説です。 「ねぇ!交換ノートを買ったのっ、一緒にやらない!?」 「へ…?」 わたし、内田すず。中学二年生だ。 親友・みきから、突然交換ノートに誘われた。 みきは最初に書くのはいやらしいので、わたしに押し付けてきた。どうしてかは分からないけど、みきはもう下校していた。 仕方なく持ち帰って、交換ノートを取り出して、めくった。 えーと、なになに? 今日あったことと、グッドニュース、バッドニュース、最近の悩み、特技とシュミ、それから、好きな人…。 好きな人、かぁ。 好きな人は…いなくも、ない。 好きっていうか、少しだけ、気になってる人がいる。 それでもいっか。 わたしは迷うことなく、全ての空欄を埋めていった。 そして、「好きな人」の欄には「西本晴也」と書いた。 西本晴也は、わたしの初恋だ。 次の日。 みきには「わたしの下駄箱に入れてね!交換ノートっぽいじゃんっ」なんて言っていたので、リュックサックから交換ノートを取り出した。 全く、みきはこういうの好きだなぁ。 ただ、教室でぱっぱっと渡すだけでいいのに。 まぁ、こういう少女漫画なことに憧れるのも、ちょっと気持ちが分かる気がしなくもないけれど。 なんてもやもや思いながら、みきの下駄箱に交換ノートを入れた。 それから上履きに履き替えて、教室に向かう。 後ろのほうから入って、席についた。 あ。プリントやってない! 今気づいた。サイアクだ。 あわてて教科書を引き出しに入れて、ファイルからプリントを取り出す。中学生って、ちょっと宿題が多くなるから困る。 「おはようございます」 教室に入って来たのは、西本だった。相変わらずのイケメン。でもわたしが惚れたのは、そこじゃない。 わたしが昔ケガしたときに、絆創膏を貼ってくれた。ただ、それだけで、好きになってしまった。 こんなことで好きになっていいのか、と不安になるくらい、小さなきっかけだった。 ベツに、この想いが届かなくたっていい。西本はイケメンだ、わたしと西本が付き合えるわけない。 って、そんなこと今どうでもいい!とにかくプリントプリント。 先生が来るまでに終わらせないと。 カリカリとシャーペンを走らせる。と、目の前にカゲが差した。 みきかな?と思って上を見ると、みきじゃなかった。 西本だ。 うわ。なんで? 思わずそう思ってしまった。 「立って」 「え、うん…」 よく意味が分からなかったけど、言われるがままに立った。そしたら、手を引かれて教室を飛び出す! は?え?どういうこと!? 気が付けば、屋上の入り口に着いていた。 な、なんで、屋上なんか…。 運動音痴のわたしは、もう息があがる。 「これ。俺の靴箱に入ってたんだけど」 これ…? 西本が取り出したノートには、見覚えがあった。 …やらかした。 そのノートは、交換ノートだった。 カワイイ絵柄の交換ノート。わたし、みきの下駄箱に入れたはずじゃ… …いや、違う。 みきの苗字は「にしかわ」。 西本は「にしもと」 そうだった。みきと西本は、出席番号が近いんだ! だから、わたしみきの下駄箱と間違って、西本に下駄箱に入れちゃって… さああっ、と血の気が引く。さすがに、中身までは見てない…よね? 「返して!」 「…なんで?」 うっ。きた、必殺技だ…! この前、女子の間でひそかにウワサになっていた、西本の「必殺技」だ…! ううん、気にしない! 「ダメなの!とにかく返してっ」 「…効かないのかよ。まあいいや、ごめん、中身見た」 …! もうダメだ。終わった。 顔が真っ白になるのが分かった。 「俺も好き」 …………ん? す…すき?すき?すき…? 「え?は?」 「…だから…なんで分かんないかな…」 ちょっと不機嫌そうな顔をした西本。ドキン、と心臓がはねた。 「こういうことだよ」 西本は、わたしのアゴをつかんでキスをした。 ●△◆#$%ッ!? ボボボッ、と耳が真っ赤になるのが分かった。 ウソでしょ。あり得ない。 あの西本が…わたしを、好き? 届かないと思ってた想い、伝わったんだ。 じゃあ、わたしも。勇気出して、ちゃんと伝えないと! わたしも、ちょっと背伸びをして、西本にキスをする。 西本が、ボッと赤くなる。 「わ、わたしもっ、西本のこと、ずっと好きだった。えっと…ケガしたとき、絆創膏もらったときから!」 「そんな昔から!?なんでもっと早く告白しなかったんだよ…」 うう、だって断られると思ってたんだよ! 「俺は、すずの優しいところが好き。冷たいけどクールなところも好き。全部好き!」 お日様の笑顔で微笑まれて、わたしはドキンッ、と心臓がはねた。 どっちかといえば…「すず」って呼ばれたのにドキドキしたのかもしれない。 あとがき 読んでくれてありがとうございます!

短編小説みんなの答え:3

はじめまして

_放課後 「はじめまして。」 「え?瑠奈(るな)、どうかした?」 どう考えても私の目の前にいるのは私の友達の瑠奈だ。 はじめましてじゃない。 「えっと...杏奈(あんな)ちゃんだっけ?瑠奈ちゃんから色々聞いてるよ。」 「え?あなたは璃奈じゃないってことですか?」 「...まぁ、簡単に言うとそういうこと。私は璃奈(りな)。もう一人の瑠奈だよ。」 ちょっと何言っているかよく分からない。 璃奈(?)と話していると混乱して思考回路が停止しているような感じがする。 「ん?もう一人って...名前が違うじゃないですか。『瑠』と『璃』で。」 「名前は分かりやすく変えてるだけだよ。結局瑠奈ちゃんも私も同じ人ってこと。知らない?『ドッペルゲンガー』って奴。」 「あー、聞いたことはあります。」 「私は瑠奈のドッペルゲンガーであり、瑠奈は私のドッペルゲンガーであるってことだけだよ。簡単な話。」 へー。本当にドッペルゲンガーっているんだー。 「じゃあ、瑠奈はどこにいるんですか?探しているんですけど...。」 「...それは聞かない方が良いよ。アハハッ。」 璃奈が怪しく笑った。すごい怖かった。 私が見た中で一番怖い顔だったかもしれない。 それにしても、なんで聞いちゃいけないんだろう。 「あっ、そうだ。杏奈ちゃんに友達を紹介してあげるよ。おーい、来てー。」 「はいはい、どーも。杏菜(あんな)です。よろしくー。」 「あっ、はい。よろしくお願いします。」 あれ?名前一緒?漢字は分からないけど。 嫌な予感がした。私の予想が当たっていれば、だが。 一刻も早くこの場を去らなければ。 「おっと、逃げるちゃ駄目だよー。そもそも私達に会ってる時点で逃げるなんて不可能(笑)」 逃げようとしたが、杏菜、いや"私のドッペルゲンガー"に腕を掴まれて逃げられなかった。 「じゃあねー。せっかくだから瑠奈と同じように殺してあげるよ。」 最後に私が見たものは、鎌を振り下ろす杏菜の姿だった。 _その後、そこに残されていたのは瑠奈のスマホだけだった。 よく見ると、メモが開かれていてこう書かれていた。 『自分のドッペルゲンガーに会ったら殺される』と。

短編小説みんなの答え:0

空の向こうの向こう側

何をやっても、上手くいかないのに。 生きててもしょうがないのに。 昨日と今日を入れ替えたって、なにも変わらないのに。 「あの子、かわってる。」 「馬鹿かよ、アイツww」 「ほんっと、ムカつくんだけど…」 陰口。 聞こえてるよ。 みんな、冷たいね。 見てみぬふりして…陰で文句言ってて…先生も誰も止めなくて…。 嫌。 なんで、生きなきゃいけないの? どうせ人は死んじゃうのに。 おばあちゃんが言ってた。 「亡くなった人はね、みんなお空にいるんだよ。  お空から衣華をみてるんだよ。」 お空に…おばあちゃんのところに…行きたいな。 私も。 家に帰り、お父さんとお母さんに手紙を書いた。 足が勝手に動き、家をでた。 私の住んでるA市で有名な海。 空晴海。 そこについた。 夜になっていた。 星が綺麗。 空の向こうの向こう側。 それよりも、もっともっと向こう側、連れてってよ。 私はお星様に祈りました。 楽にさせてほしいです。 生まれ変わったら… それから70年後。 ある女の子が言いました。 「私のおばあちゃんって、お空なんでしょ?  ね、ママ。」 今日も、ふわふわと、雲が浮いていました。

短編小説みんなの答え:2

彼氏にチョコを。

私は結菜(ゆいな)。中学2年生。あしたはバレンタインデー。 そこで、私の彼氏、晴人くん(はると)にチョコレートを渡したいと考えている。告白は相手からされた。 前日の2月13日。私は早退届を出し、家に帰ってチョコレートを作ろうとした。 「しまった!材料がなかった!」 私は急いでスーパーマーケットに買いに行き、次こそ作ろうとした。 1回目は失敗してしまったけれど、2回目できれいにチョコレートを作ることができた。 翌日、ついに本番の日がやってきた。友達にも、 「結菜ちゃん、頑張って!」 と応援メッセージをかけてくれて、やる気が出た。次の瞬間、1番元気なミナが教室の前のドアから紙袋を持って入った。 そして、こう話した。 「みんなー!!今日バレンタインだからチョコいっぱい作ってきたよー!!ほしい人はどーぞー!!」 と、大きな声でみんなを呼び寄せた。みんな「欲しい!」と言い、ミナによってきた。その時、担任の田辺先生がやってきて、ドアがガラリと空いた。 「チョコは見つけ次第没収…そういったよなミナ…」 「あわわわわわ…」 ミナは慌てた様子だった。そこで先生は無理やり紙袋を取り上げて、 「没収!!」 と、ミナの作ったチョコを没収し、もらったみんなのチョコレートも没収してしまった。私は、あることに気づいた。 (そっか…先生にも気をつけないと…) 朝の会が終わり、先生は違う学校へ行って、学校の職員会議へ向かった。1時間目は全校で自習。私は今のうちだと思い、2年2組の教室を飛び出し、彼氏がいる2年3組へと向かった。よくみると、晴人くんは廊下で男子友達と喋っていた。私は勇気を出し、呼んだ。 「晴人くん、ちょっといい?」 「うんいいよ!どうしたの?」 すると、晴人くんと喋っていた男子がからかった。 「おーい晴人、彼女からチョコだぞこれw」 「ちょっと、結菜ちゃんと2人きりになりたいからちょっと教室に戻ってくれないか?申し訳ないけど…」 「分かった!またあとでな!」 「うん、また後で!結菜ちゃん、もういいよ!」 1組から6組まで続いている廊下で、もう授業が始まっているのに、各クラスの数人がひょこっと顔を出している。 私は、顔が赤くなり、言えなくなってしまった。 「あの、チョコ受け取ってくれる?」 私は、作ったチョコを晴人くんに出した。晴人くんは、えっとした顔で戸惑っていた。しばらくすると、 「うん、ありがとう!」 といって、笑顔を見せた。 これはフィクションです! 感想を絶対お願いします!

短編小説みんなの答え:1

欲しいもの

二っと笑った。 私は元気。人気者。いつも明るくて、悩みなんて何もない。 学校でも、家でも。もちろん一人でも。 いつも笑って、ニコニコして、みんなを笑わせて。 そうしているのも、ちょっと疲れちゃったみたい。 もう、いっつも笑って、何が欲しいのかな? 自分でもわかんないなぁ。 あぁ、本気で笑ったの、いつだっけ? 自然にふっと笑った。もう、癖になっちゃってる。 天井を見上げても、解決策、なんてものはない。 でも、なんでだろうな。 こんな時だけ笑えないのは。 こんな時こそ、みんなが笑ってくれたように、 みんなを安心させられるように笑ったように、 笑えたらいいのに。 ほんと、終わってる。‘人気者‘の私は。こんな理不尽な私は。 窓に目を向けると、見飽きたいつもの風景は、なぜか霞んで見えた。 あ、今泣いてるんだ。涙が出てる。 やっと泣けた。これかな、欲しかったのは。 人気、明るさ、笑顔じゃなくて。 そう思って、またふっと笑った。 久しぶりに笑った。心の底から。 私で笑えた。

短編小説みんなの答え:1

ずっと。

中学二年生の志々島 祈莉(ししじま いのり)は、自分の体がおかしいことに気づいた。 自分の体が透けて見える。 「どうなってるの・・・?、幽霊に、なっちゃったの・・・?」 いやな考えを吹き飛ばして、自分の家に向かった。 そこには、悲しい顔のお母さんがいた。 「まさか、祈莉が、事故で・・・。」 祈莉は、それ以上の言葉を聞きたくなくて、必死で家を出た。 次々に思い出が浮かんできた。 家族で海水浴に出かけた日。  学校の遠足でドングリを拾った思い出。 祈莉は、はっとして思いっきり走った。 向かったのは、犬葉 伊織(いぬば いおり)の家だった。 伊織は、祈莉の幼馴染で、いつも兄弟のように遊んでいた、家族のような存在だ。 また、祈莉の好きな人だった。 だから、今までで一番過ごした時間が多かった伊織に、気持ちを伝えたいと思ったからだった。 伊織の家に入る。 伊織の部屋は、二階だ。 そして、二回のドアを、開けた。 そこには、宿題をしている伊織がいた。 もちろん、私の姿は見えていないようだ。 「伊織くん、」 私が声をかけると、伊織くんが苦しみ始めた。 「なんだ、これ・・・?頭に直接、響いてる・・・、頭が、痛い・・・。」 言いたいことが言えたことはとてもうれしかったが、それによって、伊織が苦しんでいることに、 とても胸が苦しくなった。 「ごめんね・・・、伊織くん・・・。」 「頭が、痛い・・・、祈莉・・・?」 伊織くんが、私の声だということに気づいたようだ。 「うん。」 「ずっと伝えたかったんだけど・・・、 好きです。 今まで、ありがとう。」 私の言葉に、伊織くんが目を見開く。 「あり、がとう。」 伊織くんが、柔らかな笑顔になった。 私も、綺麗な笑みを浮かべて、笑った。 「ずっと、覚えてるよ。」 おしまい。

短編小説みんなの答え:6

ノート

適当に作ったお話ですが、意外とよくできたので読むだけでもいいので最後まで読んでいただければうれしいです。 僕のノート・・・いろんなことを書くノート 学校の休み時間・・・僕をいつもいじってくるともだt・・・友達が笑いながらそのノートの一ページの端っこをくしゃくしゃにしてきた・・・。 僕は黙ってそれをみた。友達は 「ごめんごめん」 と言ってどっかに行ってしまった。 くしゃくしゃになってしまった。きれいに伸ばそうとしてもくしゃくしゃなままだ。 だからそのまま使い続けた 何度かくしゃくしゃにされたけどそれでも使い続けた。使い続けないといけなかった・・・ ある日いつものようにノートに文字を書いていると、文字を間違えてしまった 恥ずかしくて仕方がなかったのですぐに修正テープでごまかした。 テープの上からうっすら文字が見えたが気にしないでおいた。そしてその上から文字を書いた 何度かそのテープをおもしろがってはがそうとした奴がいた。 僕は必死に止めたが、止められたときもあれば止められなかったときもあった。 そうやって修正テープでごまかしているとテープを使い切ってしまった。 もうテープはないので、間違えたときは、黒で塗りつぶしてごまかした。 でもそうやってずっと黒く塗りつぶしていると だんだん紙がへこんでいって 少し破れてしまった・・・ テープでつなぎとめた でも使っていたらまた同じように破れてしまった 僕は嫌になってページを何枚も破った。この手で。 そうしたらノートは使えなくなってしまった。 セロハンテープでつなごうとしてもうまくいかない。 「なおすことは難しい・・・」 そう言われてしまった。 こんにちは。中2の葵です。好きな食べ物はちくわとみかんです。 テスト勉強してたらこんな変なお話思いつきました。 解説としては 主人公の人はクラスでちょっとしたいじめを受けていました。周りにとってはふざけてやっていたつもりで、「ごめん」の一言で済むようなことを ちょっとした嫌がらせが積み重なっていって たくさんの大きな失敗をして、そのときはなんとか耐えても、時間がたてばそれを笑い話にしてくる人がいる 主人公はそれを止めようとした。でも止められないときもあった。 人間関係とかいろいろしんどくなって、もう嫌になって自傷行為をしてしまうようになって・・・ うつ病になってしまい最後お医者さんに「直すの難しい」って言われちゃうお話です。 うつ病とかそんなに詳しくないのでもし間違ってるよって言うところあれば教えてください。 あと解釈は全然違っててOKです。なんなら教えてください。 アドバイスや、感じたことなんでもいいので返信お願いします。 あと主人公がノートに何を書いていたかは・・・秘密です。

短編小説みんなの答え:4

記念日の日に

初の恋愛小説投稿です。 「しろくん?ごめんね、待たせたよねっ」 わたし、神楽寧々は駅前のベンチに向かって小走りに走った。 ベンチには、思わず見惚れちゃいそうなほどのイケメンが座っている。 ちなみに、わたしの初カレシ。 「全然待ってないよ。今来たし」 白い息を吐きながら、しろくんがそう言った。そして、お日様のような笑みを浮かべる。 しろくんは高校の王子様ってくらいのイケメン。 スポーツも勉強もできる文武両道。誰にでも優しいし、クラスの女子もキャーキャー言っていた。 そんな「アコガレ」だった人がわたしのカレシ。今でもドキドキする。 付き合って一年が経った。そろそろ二年が経とうとしている。 「で、話があるんだよね、僕に」 わたしもベンチに座ったら、すぐにそう聞かれた。わたしはギクリ、顔をこわばらせる。 ギクリってなによ。わたしがしろくんを呼び出したんだよ。 ある“話”があるから―。 「急に呼び出して、ごめんねっ。ちょっと、大事な話があって…」 へへ、と笑うと、しろくんは真剣な顔になった。 「大事な話、ってなに?」 …まぁ、そうなるよね。 でも、黙ったところでどうにもならない。ただ、モヤモヤするだけだ。 「あのね、しろくん。わたし、わたしねっ」 カクゴを決めて、わたしはしろくんに向きなおった。 「えっと…お父さんの仕事の関係で、その…引っ越すことに、なったんだ」 お父さんの仕事の都合で、東京から千葉に引っ越すことになって…。 それを知ったのは一週間前。もっと早く言えたのに、どうしてこんなに先延ばししちゃったんだろう。 チラリ、しろくんを見ると、一瞬ボーッとしていて、ハッと我に返ったみたいだった。 「引っ越す?どこに?」 「ち、千葉だよ。あ、会おうと思えば会えるからっ。明日まで、わたし、いる。…それだけだから」 本当は、言いたいことたくさんあった。でも、いざ言ったら胸がいっぱいになって、冷たくなってしまった。 わたしのバカ。バカバカバカ。もっと言いたいこと、たくさんあったのに! 明日で、もうしろくんとさよならなのに。 後悔したけど、もう遅い。立ち上がって、くるり、しろくんに背を向けた。 ぽろり、涙がこぼれた。決まった未来は、もうなんにもできないのに。 「ごめんね!」 そう言うと、わたしは走り出した。 と、わたしの腕を、しろくんが強引につかんで引っ張る! 「え…」 振り返ると、しろくんの不機嫌な顔があった。 ドキン!と心臓がはねる。 次の瞬間には、抱きしめられていた。 付き合って抱きしめられるのは初めてで、ドキドキしてしまう。 「し、しろくんっ?」 「なんで早く言ってくれなかったんだよ」 普段の彼とは違う、ちょっと不良っぽくなった声と口調。お、怒ってる…? 「今日、記念日じゃん」 あ……。 わたし、全然考えてなかった。 そうだ、今日、記念日だ。わたしたちが、付き合い始めた日。 二年が経ったんだ。 「ごめん…ごめんね、しろくん」 ただ謝ることしかできない。そんな自分が惨めに思えた。 「別れ話じゃないんだよね?」 しろくんにそう聞かれて、わたしは首がもげるってくらい首をタテに振った。 「そんなこと!別れ話なんかじゃないよっ」 「じゃあ、遠距離恋愛だね」 しろくんは体をゆっくり離した。 そして、ちょっと赤くなった目元で、へにゃ、と太陽の笑顔で笑ってくれた。 しろくんがそばにいなくても、大丈夫。 会おうと思えば、いつでも会える。 それまで―遠距離恋愛だ!

短編小説みんなの答え:1

大富豪対決

「ふんふんふふーん」 そう陽気にカードを配る少年。 「ん?何だあれ?」近づく自分 「あ、お兄ちゃん!大富豪しようよ!!」 少年に言われた。 「あ、まあいいよ。」 自分はそれを引き受けた。 [大富豪終了] 自分は負けた。 「やったーありがとうお兄ちゃん。今度はお兄ちゃんが誘う番だよ。」 「え?」自分は知らないうちに後頭部を打たれた。 [人生反転] 「ふんふんふふーん」 カードを配る。 知らない男が近づいて来た。 「おっ、そこのお兄さん、大富豪しませんか?」 その男が言った。 「どうして公園のど真ん中で大富豪をしているのか、理由は後々わかるよ。」 「はあ?」 終

短編小説みんなの答え:4

殺心鬼

殺心鬼。文字通り、心を殺すこと。殺人鬼という言葉が原型。つっても、ここの生徒が作った造語だけど。 殺心鬼って誰だろうって憶測やら推測やらが学校中に蔓延する。空気が汚染されている気がしている。 心って、どうやって殺すんだろう。ナイフは突き立てられないし、毒殺もできないし、絞殺もできない。 心って、どうやって殺すんだろう。  いつもはうるさい教室が、今日はやけに静かで、冷たい空気で満ち溢れている。それもそのはず、クラスメイトの1人が、殺心鬼にやられた。心を殺された。その少女は、光の灯らない電球みたいな眼をしていた。彼女はもともとが暗い感じ、まあ隠キャってやつ。それでも、彼女の瞳には光が灯っていた。人って、心を殺されるとああなるんだな。 私は、彼女に話しかけてみる。いつもは明るく返してくれるはずの挨拶が、感情の籠らない声になっていた。  教室に冷たい空気が立ち込めていても、構わずはしゃぐ女子生徒もいる。あいつらって、空気読めないのかよ。 「あいつ、マジで死んだな」 その言葉で、教室が一気に凍りつく。体感温度、-20℃。凍りつくような空気が広がり、冷たい視線を送られても構わずはしゃぐ。 「あの程度で、心死ぬとか、ばっかみたい」 ケラケラと笑う笑う。  ああ、そうだ。こいつら、あの子をいじめてたんだ。いじめで、あの子は死んだ。  いじめっていう名のナイフに、ロープに、毒に、殺されたんだ。悪口とか、物を壊すとか、物を隠すとか、してたもんな。あいつらが、殺心鬼だ。  瞬間、誰かがはしゃいでいる女子生徒に殴りかかる。そのまま、盛大な喧嘩騒ぎになっていった。その騒ぎで先生が駆けつけ、騒ぎはおさまった。いじめ加害者は、そのまま職員室で説教送りとなり、心を殺された彼女は、精神面のサポートがつくことになり、しばらく学校を休むことになった。  色々あった1日だな。あいつらが、あの子の心を殺した。殺心鬼だ。  ふと、足を止める。そういえばあの子、泣いてた。学校の裏側で泣いてた。手首に、傷もあった。髪の毛をむしってもいた。誰の目にも止まるような。あれって、もしかして。  あの子なりのSOSだったのかもしれない。私たちは、それを無視していた。  あの子を殺したのは、あいつらだけじゃない。  そのSOSを無視した私たちも、殺心鬼だ。 FIN いじめは犯罪。心を殺す。無視もまた、心を殺す。

短編小説みんなの答え:4

いつかの約束を、、、

「私、転校するの。」 桜が散る並木道で、幼なじみの玲奈に告げられ、俺は頭が真っ白になった。 「、、、嘘じゃ、、ないよな、、」 「、、うん。ほんとだよ。幼なじみの奏太に は、1番に伝えようと思って。」 俺はずっと、玲奈のことが好きだった。でも、玲奈が俺のことどう思ってるか不安で、ずっと思いを伝えられていなかった。 「急に驚かせちゃってごめんね。」 そういって少し笑う玲奈。きっと本当は玲奈自身も辛いはずなのに、それを隠そうとしてくれる。 「じゃあ、、俺のわがまま、聞いてくれる?」 「、、、わがままって?」 「、、もしどこかでまた会えたら、、、俺と付き合ってください。」 玲奈はとても驚いた顔をした。そして、 「じゃあ、絶対どこかで会おうね。」 そういって、ニコッと微笑んだ。 5年後、俺は大人になった。 久しぶりにあの並木道に来て、昔のことを思い出す。 そろそろ帰るか、と、足を踏みだしたそのとき、 「、、、奏太。」 聞き覚えのある声が聞こえてきた。振り向くとそこには、、 玲奈がいた。5年の月日を経て、見た目はかなり変わっていたけど、間違いなく玲奈だった。 お互いに微笑み、2人で手を繋いで歩き始めた。 こうゆうの書くの初めてなので、ほんとに下手くそです(笑)

短編小説みんなの答え:3

君は虹のように。

私は羽尚(はな)。只今、絶賛ぼっち!友達がいない。そんなある日、転校生がやって来た。 「山田 優芽(やまだゆめ)です!よろしく!」 うわぁ、陽キャだ、、、絶対仲良く出来ないタイプ、、。 「私、優芽っていうの!羽尚ちゃん、よろしく!素敵な名前だね。」 「あっそ。」 「優芽ちゃん、羽尚に構わない方がいーよ」 「そうかな、この子となんか仲良くなれそう!」 「「「「「「「「はぁっ!?」」」」」」」」 それから私達は、「しんゆう」となった。 そんな時、優芽からラインが届いた。 「私は重い病気になって、難しい手術を受けないといけないんだ、だから、ありがとう!」 ちょっ、優芽、、、                10年後 「はーなっ!」 「優芽っ!」 手術は成功とはいかなかった。でも地道な治療で今日、退院したのだ。 「わぁっ、虹!」 二人は手を繋いで歩き出した。

短編小説みんなの答え:0

貴方がくれた花

   「暁梅にはこれが似合う!」 と言って私に梅の花をくれた。私は嬉しくて梅の花を髪飾りにした。花をくれた子は藍猫と言う私よりずっと年上で優しい子だったある日私はいつも通りに藍猫の所に行ったら藍猫はいなかった。私は急いで家に戻って兄に尋ねてみたが 兄「知らないぞ」 の一言だった。私はもう見つからないと分かってしまって藍猫を探すのを一時やめてしまった。そうして一年が経った今でも藍猫は見つからない。 「もう一度会いたいよ..」 「梅..貴方がくれた花今でも大事にしてるよだから早く私に会いに来てよ」とポツリと言い私は瞳から涙が出てきた。 藍猫「ごめんね、暁梅」 と微かに聞こえた。 「藍..猫?やっと来てくれたの?ずっと待ってたよ」 「来てくれてありがとうね、藍猫」 藍猫→ランマオ 暁梅→シャオメイ はじめての短編集投稿で緊張しますがコメントよろしくお願いします。意味がわからないかもです

短編小説みんなの答え:6

殺し屋の初恋

殺し屋は、恋をしない。 恋愛をしない。 恋愛ができない。 だけど、私は恋をした。 「お久しぶりです」 そう言って部屋に入ってきたのは、真香(まどか)さん。 ここは“殺し屋の世界”と呼ばれる、優秀な殺し屋が集結する場所。 私、七帆(ななほ)も殺し屋の1人。 「真香さん、お久しぶりです。最近は来てなかったですよね?」と私が問うと、 真香さんは「ちょっと風邪をこじらせちゃっって。ごめんねー」と苦笑した。 めっちゃ優しそうな雰囲気だけど、実はめちゃくちゃ怖くて優秀な殺し屋だ。 「さて、今日の仕事を与えよう」 ボス的な存在の『黒蛇』と呼ばれる人が言う。 私たちは、一斉に振り向いた。 黒蛇は言った。 「今日は、ある学校にしのびこんで、そこにいる生徒・教師を殺してこい」 黒蛇は、私と真香さんの方に体を向ける。 「今日は、真香と七帆に行ってもらおう」と言った。 「「了解」」 目的の学校にしのびこみ、次々と教師と生徒を殺す。 真香さんは手慣れた手つきで、どんどんと進んでいく。 私も進みかけた。その時―― 「か、かっこいい・・・」 私が思わず口にする。 そこには、1人の男子生徒が真っ青になりながら、教室の隅で立っている。 (これが、恋なのかな・・・) そう思って、私は彼にこういう。 「私は殺し屋で、この学校にいる人を殺しに来たんだ」 「知ってる。俺も殺すんだろ」 彼は震えた声で言い返してきた。でも私は首を振る。 「ううん。私は君に恋をしたみたいです。君のことは殺せない。好きです」 そう言ったとき「七帆!!」と言う声が後ろから聞こえた。 声の主は、真香さんだった。 「真香さん!?」と私。 「七帆、殺し屋の世界のルールは、『殺すことに関係ないことはしない』ことよ。恋愛なんてしたら、ルール違反よ。ルールを破ったら殺されるのよ、忘れたの!?」 真香さんが叫ぶ。 「いいよ、殺されても。私は彼が好き。この不思議な感覚は初めて・・・」 私が言い終わらないうちに、真香さんは私のもとに駆け寄ってきた。 そして――。 ザクッ・・・・・ 私の恋は、一瞬にして終わった。

短編小説みんなの答え:1

過去

目が覚めるといつもと同じ風景が見えた。 自分の部屋の電気、窓から差し込む太陽の光、部屋の色、匂い。 それでも、いや、だから、私はすぐに変化に気づいた。 今は2023年の夏だ。私は中1。だけど窓から見える太陽は低く、そして何よりも肌寒かった。 カレンダーを見ると「2021年11月」と書かれていた。 「華奈ー。早くしないと遅れるよー。今日、席替えなんでしょー」 「え、、、」 体育館に入った途端目に飛び込んできた文字は「入学おめでとう」だった。 私は中学受験をし、同じ小学校の人がいない中学校に入学した。憧れの中学だったからとっても嬉しく、輝く感じがした。だけど中学生活は大変で小学校の楽しさを忘れられず、中学校は楽しくならないままだった。 「過去に戻りたい」という願望を抱いた2023年の6月。あの頃を思い出した。 2021年10月のこと。私はある日、ある男子と仲良くなった。 同じクラスの俊太。今まで喋ったことがなかったのに何故か急に喋るようになった。 俊太はとっても面白くてずっと笑ってたっけ。私は俊太のおかげで小学校が楽しいと思えるようになったし、毎日行きたいと思えるようになった。ずっと喋っていたのに11月の席替えで私は俊太の前の席になり、しかも1番後ろの1番廊下側という神席。俊太は私にちょっかいをたくさんかけてきたけど、それでも私は苦を感じなかった。 あの頃に戻れたら、、、。そうやって頑張って望んできた。まさか本当に戻れるなんて、、、。 「お!華奈!俺の音楽の教科書とってきてくんね?」 目の前には俊太がいる。ありえない光景だ。 「あ、うん!わかった!」 笑顔でいれてるかな、、、。 それでもやっぱり過去を演じるのは厳しくて、変に変えてしまったら未来の自分はいないかもしれなくて、だからこそ過去という存在は怖くて。過去に戻りたかった。戻りたい。それでも怖い。 私は俊太と過ごした思い出を忘れたくないし忘れない。きっと俊太が好きだから。それでも今は今だし、過去は過去。過去は過去だからいいんだって思えるようにちょっとは成長したのかな。 次の日蝉の鳴き声で目を覚ました私は、朝一番にカレンダーを見て今を生きていることを確認した。 どもども苑歌です。 変な部分はたくさんあると思うので全部!遠慮せずに教えていただけるとありがたいです。 以上、苑歌でしたーーー

短編小説みんなの答え:2

狐の嫁入り

「私を嫁にしてくださいな」 ほら見ろ、私を見るこの 間抜けそうな面。 これで何人目だ。 本当に、人間はバカだね。 私の正体が狐だとも知らずにさ。 白粉をつけて口紅を塗れば あっという間に美人になって、 その姿で街を歩けば、 女どもは私を見て目を丸くし、 男どもは顔を赤くする。 私はそんな男どもを狙って 今日もこの町で騙すのだ。 「俺も…お前の婿になりたい。」 知っている。馬鹿なお前の 心なんて、私にはお見通しだ。 だが、この男ぐらいが丁度いい。 こいつは金持ちで、私が 食べたいと言ったものをなんでも差し出すし、 私の有能な僕(しもべ)になる。 そんなこいつが騙されたと 気づく時の顔が楽しみだ。 そんなことを考え、私は男の住む 都へ向かった。 男の家はギラギラと金(きん)が 光っていて、なんとも金持ちらしかった。 こいつからいくら金を巻き上げようか。 と、私が考えているのも知らずに男は話しかける。 「雪ノ硝(ゆきのしょう)、いや、お雪。 袖はどうしたんだい?」 私は適当につけた仮名を 呼ばれて少し間を取ってから気づいた。 「ああ、これ…」 袖というのは山から街へ 行く時に破れた着物の袖のことだ。 「どこかで、破れたんでしょうね。」 そう言うと男は 裁縫道具と見える箱を 取り出し、私の袖を縫い始めた。 「良いのですよ、貴方が裁縫など……」 「いや、やらせてくれ。俺は 君のためになら、なんだってするよ。」 「……。」 そんなの、戯言だ。 わかっている。わかっているはずなのだ。 「また、そのようなことを。 それは“私が狐だったとしても”ですか?」 「ああ。たとえお雪が醜い狐でも、 俺は君のことを幸せにしよう。」 わかっているのだ。わかっている、 そんなこと。 だけど、胸が躍る。心臓が高鳴る。 ___こんな、人間に。 (……馬鹿が。) そんなことを考え、私は部屋に戻った。 結婚式はもうすぐ。 今すぐ正体を明かそうとしていたが……。 もう少し後でいい。 嫁入りをした後に、正体を明かせば。 そうして、式の時は来た。 大富豪の婿入りなのだから、 ぞろぞろと人がやってくる。 私はそんな人々の中を、 男……旦那と歩いた。 「ねえ、貴方。私は綺麗?」 「ああ、綺麗だよお雪。」 私はこの式までに気づいていた。 自分の、この男に対する恋心に。 騙すつもりでいたのに、 恋をするなんて馬鹿馬鹿しい。 そんなことは自分でも気づいて いたが、男が本気になるたび、 私もその気にさせられたんだ。 ___だが、そんな甘い考えは 私と彼との仲を切り裂いた。 夜、私は化粧直しをしていた。 誰も入らない部屋。 ここでなら本当の姿になれると、 狐の私は鏡を見ていた。 その時。 「お雪、聞きたいことがあるんだ。」 「ええ、どうぞ。」 「……噂で聞いたんだ。馬鹿なことを聞くが…… 君は、狐なのか?」 私は、何も言えずにただ黙っていた。 次の言葉はなんと言えばいいのだろうか。 迷いに迷って、私は彼に聞いた。 「私が本当に狐だったら、 貴方はどうする?」 私と彼の間にあるふすまは、 去って行く彼の影をすかした。 「嘘つき。」 狐の私は、乱れた着物と淡く光る ふすま、去っていった影に涙をこぼした。 さあ、次は誰を騙しましょうか。 __誰に騙されましょうか。 夢を見ても仕方がない。 恋をしても、私は狐ですもの。 【狐の嫁入り】

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