短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
僕って誰だっけ?
僕はいま、愛犬と散歩に出かけている。犬の名前は「犬」。「イヌ」じゃなくて、「ケン」。え? 変だって? いや、だって、人にも「ケン」って名前の人いるじゃん。別にいいでしょ。 しばらく歩いていたら、いきなりめまいと頭痛に襲われた。それが立てないぐらい辛くて、痛かった。僕は地面に倒れてしまった。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ あれからどのくらいたったのか分からない。僕は目を覚ました。周りの景色は変わっていない。誰も気づかなくって、救急車を呼ばなかったみたいだ。めまいと頭痛はもう治ったみたいだ。でも、犬がいない。僕は犬を探しに行こうと、立ち上がった。あれ? おかしい。ちゃんと立っているのに、視界の高さが低い。僕って、こんなに背ぇ低かったっけ。僕は怖くなって、思いっきり叫んだ。 「ワン!!!!!!!!!!!!!!!」 初投稿です。辛口でもいいので感想やアドバイスをもらえると嬉しいです。よろしくお願いします。
表情
彼は表情がない。笑いもしないし怒りもしない。いったい何が彼から表情を奪ったのか。 彼は、内戦で両親と恋人を失った。 何の罪もない民が、殺されていく。彼の両親は空襲で家ごと焼かれ死んでいった。 恋人に渡そうと思っていた結婚指輪。渡せないまま恋人は殺された。 残った指輪も奪われた。 彼は恐怖と絶望の中で表情を失った。 彼の心はとっくに壊れていた。 どれだけ心が壊れても体は生きる。 いくら彼が愛する人の元へ行こうとしても、体がそれを許さない。体が生きようとする。 ...............内戦は終わった。 民はまた平和な暮らしを取り戻したかに見えた。 けれど、彼の心は一生戻らない。 戦争に勝者なんていない。
手紙に思いを乗せて。
中1の夏、親友が亡くなった。 親友である成瀬蒼空(なるせそら)が亡くなった。 近所の子供が轢かれそうになるのをかばって死んだ。 私・栗本志乃(くりもとしの)は、悲しくて泣き喚いた。 朝も、 昼も、 夜も。 勉強だってほったらかして、 蒼空を想って泣き続けた。 息をするのもままならないくらいに泣いた。 蒼空が最後に私に言った言葉は 『またね!』 だった そのまたねは 叶わなかった 「栗本さん、そこの資料の確認しといてね」 「はい!」 10年後、私は社会人になって、小さな会社で働くことになった。 (ふぅー、午前だけでめちゃくちゃ仕事あるじゃん) 中1のあの日、蒼空を失ったことなんて忘れていた いや、忘れなきゃいけないと想ったのが本音だ。 いつまでもずるずる引きずるくらいなら忘れてしまえばいいと思ったんだと思う 「通知?」 そこにはクラスメイトの名前があった [元気にしてる?実は私あかね中学校で教師することになったんだ。それで、私の職員室の席、しばらく使われてないところになったんだけど、そこの引き出しに【To.栗本志乃 From.成瀬蒼空】っていう手紙が見つかったんだ。今度の同窓会で取りに来て!] 手紙? 蒼空からの…? 「もうみんな来てた!?」 「志乃!」「志乃ちゃん!」 その翌月、同窓会があった。 「志乃ー!」 「日向!」 日向。 加藤日向(かとうひなた)。教師をすることになったという友達だ。 「この前言ってた蒼空ちゃんからの…」 「あれね!持ってきた!」 ドキドキしながら封筒を開く。 中の手紙を取り出すと… 〈志乃へ!❀ やっほー!元気かな? 成瀬蒼空です! この手紙は一緒に読んでるかな? うーんもしかしたら読んでないかもだけど… 志乃に言えなかったことがあるんだ。 私、実はいつ亡くなっちゃうか知ってたんだよね。 ほんとにごめん! だから一緒に読めてないかもだけど… 私ね、志乃の運命も知ってるんだ。 志乃が26歳で亡くなっちゃうって… 当たらないことを祈ってます だから、26歳は13歳の2倍だね。 もしかしたらなにかあるのかも? って、そんな陽気に話せることじゃないんだけど… これを読んでるのは10年後かな? ってことは、23歳だね。 あと3年かもしれないんだよ。 私、志乃の26歳の誕生日、会いに行くね! また26歳に会いましょう! 成瀬蒼空より〉 運命を…知ってた… 私は26歳で亡くなっちゃう? 26歳の──誕生日に会える? 会いたいけど多分、会えても気づかないかもしれない そんな…そんなっ! 「うーん、なんて書こう?」 私はあれから4年経って、27歳になった 26歳に亡くなるかもしれないと知って、私は出来る限り危なくならないように気をつけた。 それでも一度事故にあって亡くなりかけたんだけど… あの日は26歳の誕生日だった だから蒼空が助けてくれたのかも? そして、手紙を蒼空に書こうと決めたんだ。 なんて書こうかなぁ… うーん、そうだ! 私は手紙を風船につけて飛ばした。 「蒼空に届きますように!」 蒼空に書いた手紙 〈蒼空へ!❀ この手紙を書いてるのは私・栗本志乃が27歳になったときです。 蒼空は26歳に私が亡くなっちゃうって教えてくれたよね。 あの日、蒼空が助けてくれたんじゃないかって、思ってるんだ。 助けてくれたのならありがとう! 蒼空は私にとって言葉で表すのが難しいくらい大切なんだ。 大好きなんだ!蒼空のこと。 小学校の時からクラス替えのときは絶対に私、蒼空の名前も探すくらいに好きなんだ。 中学2年生からそれが無くなったときはなんだか物足りない気持ちだった。 蒼空との思い出全部宝物なんだ! 宝箱に保管したいくらい! 大好きだよ!蒼空! 栗本志乃より〉 〈あとがき〉 みゅーなです! 長い小説になりましたね。 続きを書きたいくらいです(笑) 志乃と蒼空みたいな親友がほしいですね… ふたりともお互いのこと大好きなんだろうな、と書いてて思いました。 最終的には最初から14年もときが進みましたね。 27歳の志乃は何を思って27歳を迎えたのでしょうか。 そこまで書いてみたかったです。 呼んでいただいた皆様ありがとうございました!
最初で最期の告白
私は、今から、最初で最期の告白をする──。 「速報です。今、物凄い速度で地球に巨大な隕石が近づいています。この隕石が墜落すると、人類やその他の動物は、滅亡します。墜落予定日と時刻は、明後日の午前0時。みなさん、今日と明日で地球が無くなってしまうので、思い残すことがないように、残されたタイムリミットで、それぞれのしたいことをすると良いでしょう」 テレビでこのニュースが流れたのは、昨日の朝。中学3年生の私・小夜(さよ)は、いつも通り、朝食のトーストをかじりながら、テレビを見ていた。 (へぇー、地球に巨大隕石が墜落するんだぁ。って、ええ!?地球に巨大隕石が墜落するの!?) 私の最初の感想は、それだった。けれども、時間がなかったから、いつも通り学校に行き、昨日はそれだけで終わってしまった。 私が思い残すことといえば、恋愛だ。私は、中学2年生の後輩に恋をしている。彼とは、部活が同じで、仲は良い。何度も告白しようとしたが、勇気を出せずに、ここまで来てしまった。ならば、地球最後の今日、彼に告白するしかない……! 地球最後の朝。私は、いつもよりも早く起き、いつもよりも念入りにスキンケアとヘアケアをし、制服に着替えた。朝ご飯を食べ終えたら、いつもの時間に学校に行く。いつもの駅、いつもの電車。しかし、「彼に告白する」ということを思い浮かべると、私の胸のドキドキは止まらない。 昼休み。私は、彼を事前に呼び出した場所へ向かう。心臓の音が鳴り止まない。とても緊張しているが、ここまで来た以上、諦めるわけにはいかない。私は、今から、最初で最期の告白をする──。
赤い 薔薇の 花.と,白い 雛菊の 花。
タッタッタッタッ.′ 私・琴石 香蓮(こといし かれん)は, 急ぎ足で,茶華道部の部室に向かっていた。 茶華道部の顧問は,時間に厳しいから, 少しでも遅れたら,長時間の説教をされてしまう。 と,言っても部員は,4人しかいない。 1人目は,私・琴石 香蓮。 2人目は,私の友達・萩森 聖那(はぎもり せな)。 3人目は,先輩の,雲南田 琥羽空(うなだ こはく)先輩。 4人目は,同じく先輩の,布瀬 絢弥夢(ふせ あやめ)先輩。 私は,琥羽空先輩のことが好き。 だけど,琥羽空先輩は,超イケメンで, 女子は,誰もが憧れている。 って,こんなこと考えてないで,急がないと… 「失礼します。遅れてすみません…」 礼をして部室に入ると,そこには, 琥羽空先輩しかいなかった。 (あ.′そう言えば,聖那は,用事があって, 今日は,部活休むって言ってたな… それに,絢弥夢先輩も,先生も今日は,来れないって言ってたよね??) (うそ…もしかして,琥羽空先輩と,私だけ!?) 耳まで真っ赤になりながら,私は, 「あのっ‥‥今日は,よろしくお願いします...」 と,先輩に挨拶をした。 「うん。よろしくね。香蓮ちゃん。」 先輩は,そういった後に,赤いバラの花を私に渡した。 (え?どういう事なの?もしかして…) 私は,茶華道部に入っているから,すぐに意味が分かった。 赤いバラの花言葉は,『愛しています』という意味があるの。 私は,急いで,部室から,白いヒナギクの花を探し,琥羽空先輩に渡した。 ヒナギクの花は,『私も同じ気持ちです』という花言葉。 私たち2人は,微笑み合って,お互いにあげた花をこっそりとバッグの中にしまった。 ******************** それからというもの,私と琥羽空先輩は,2人しかいない 部活動の日には,必ず,バラの花とヒナギクの花を交換する。 琥羽空くんのバラの花と私のヒナギクの花。 互いに花を渡し合うのは,とても幸せな時間だった。 花は,ただ咲いているだけではなく,ちゃんと 意味があるし,きっと心に秘めていることがある。 もし,あなたも思いを伝えることが難しかったり, 不安だったりしたら,花を頼りにしてみれば? きっと,きっと,思いを伝えることが出来るはず。 私たちのように____
きっとまた会える
俺の名前は川田新太(かわだあらた) 高校3年生! 全然有名ではないけど地下ライブをしている 歌はそこそこ上手い(カラオケで90点取った) 実は高1から両思いの人がいて一緒に同じ大学行こうねって約束している その子は鈴木美織(すずきみおり) めちゃくちゃ優しいんだ ずっと両思い!(何回自慢すんだよw) でもカレカノではない 私の名前は鈴木美織(すずきみおり) 高校3年生だよ 私の趣味はYouTubeで動画を撮ること 登録者は13万人 チャンネル名は「みおりんのGameチャンネル」(実際に存在しません)だよー! 実はねー高1から両思いの新太くんがいるの 絶対に同じ大学行こうねって約束してる 新太くんは、ちょーかっけえ!(心も見た目も) ーある日ー 新太「ちょっと話がある」 美織「え!ちょっと!」 新太「あの、引っ越すことになった」 美織「え、まって!マジで?ヤバい気持ちの整理ができん」 美織「一緒の大学行けないじゃん」 新太「そ、そうだね」 美織「なんで行くことになったの?」 新太「父さんの職場が変わったから」 美織「お父さんだけ単身赴任とかできないの?」 新太「これからはずっとそこの職場みたいだから」 美織「そ、そんな」 美織「で、どこに引っ越すの」 新太「栃木」 美織「ごめん帰る!(その場を去る)」 新太「ちょっと!」 ー引っ越す日ー 美織「今までありがとう」 新太「うん、またどこかで会えるといいね」 美織「うん、またどこかで」 新太「もう車乗るね」 美織「バイバイ(泣)」 新太「バイバイ(手を振る)」 ー5年後ー 美織「今日は栃木に遊びに来ました!(YouTube撮影中)」 1時間後 美織「ふう、撮り終わった」 美織「あれ?新太?」 新太「あれ、美織、美織だよね?」 美織「うんそうだよ」 新太「今までごめん」 美織「んーん!良いの!」 新太「久しぶりに会えて良かった」 美織「そうだね!新太の言った通りじゃん」 新太「ね!」 新太「実は、今度また東京に戻ることになった」 美織「ま、まじ?やった!」 新太「これからよろしくね」 美織「うんよろしくね」
遺書の約束
私は人が嫌いだ。 音海天音(おとみあまね)16歳。高1。 東京都心の大都会で生まれ育った。 流行にはのっているけれど周りの友達は嫌いだ。 私が好きなものを否定しては、自分の価値観を押し付けてくる。 一体何がしたいんだろう。 今、目の前には双子の幼馴染がいる。 こいつらも嫌い。 人はすぐ裏切る。嘘をつく。結局は自分優先なのが人間の特徴だ。 小さかった頃は仲が良かった。 でも、小学校6年生のとき、私が児童会長になった。 天音には、人を引っ張る力がある。と先生や友達に推薦されたから立候補してみたのがきっかけ。 学校の代表として頑張ろうと、苦手な勉強を克服した。 そしたら、なんで、そんな完璧になろうとするのって二人に言われた。 私は頑張っているのに。 なんでそんなこと言うの? それから口をきいていない。 家族は、母、兄、弟の4人家族。 父は、弟が生まれた直後に自殺した。 そんな家庭、暗い雰囲気だと思った? 母はいつも明るく振舞い、兄はいつもふざけてて、弟は、冷静にツッコミながらもノリを合わせている。 私以外、みんな笑顔。 お父さんがいないのが、私は悲しい。 「悲しむ」感情を見せてこない家族が嫌いだ。 どいつもこいつも嫌い。嫌い。嫌い。 あぁ、何がしたいんだろう。 何が、 自分の部屋を出て、お父さんの仏壇に行った。 お父さん、どうして死んだの? 私には理解ができません。 遺書が仏壇に入っていた。 封を開けて一枚の便せんを取り出す。 「杏(あん)、どうか悲しまないでください。凛(りん)、男として、家族を引っ張って行ってください。天音(あまね)、人を信じられるようになってください。有理(ゆうり)、お父さんみたいに早死にしないでください。これが最後のお願いです。先に逝ってごめんなさい。」 それだけ、書いてあった。 杏はお母さん、凛は兄、有理は弟の名前だった。 みんな、約束を守っている。 お母さんは泣いてないし、凛は明るく引っ張って行っている。有理も自殺を毛嫌いしている。 私だけ。 守れていない。 お父さん、気づいてたんだ。私が人を信じないところ。 やっと分かった。 私は、人が嫌いだ。 友達も、幼馴染も、家族も、みんな。 でも、本当に嫌いだったのは、私だったんだ。 私がこの世で一番嫌いな人は、音海天音、 私自身だったんだ。 友達や、先生の提案に何も私は抵抗してこなかった。 幼馴染の二人があんなこと言ってきたのも、ありのままの私でいてほしかったんだ。 4年経ってやっとそのことに気づく。 3歳だった頃に亡くなったお父さん。 13年も前に書かれた遺書の約束に、13年も気づけなかった。 「ごめん、ごめん、お父さん、」 「約束、守れなくってごめん」 声が聞こえたのか、仏壇の部屋に兄が入ってきた。 私は、お兄ちゃんに抱きついて、嗚咽もおさえられないまま、泣いた。
私の生きる道
私の家は糸やボタンや布を販売してる小さな店 母は裁縫が得意で、父は接客が得意、兄はその両方得意 私はどれもできなかった、いやできてはいたけど認められなかった 私が作った物は悪趣味と言われた 接客をすればああしろこうしろと言われた 今思えば、私は間違ってなんか無かったよ まあ、そんなだから私は家族としても認められなかった 本当に非道かった ある日の晩、屋根裏で作業をしてたら大きな音がして 二階へ言ったら部屋は赤く染まってた 母と父と兄は倒れてて、真ん中にナイフを持った男性がいた 兄はまだ生きてたみたいで何かを言ってた 「なんでお前じゃないんだ」 いつの間にか私も赤くなってた 男性は興味深そうに私を見てた 「…私と似てる目をしてるね」 赤黒く照らされる手を差し伸べた 私は男性についていく事にした 男性の…ボスの名前はカーシュといった とても上品な人でとても怖そうな人には見えない 私はボスだけを信じ、崇拝して生きていた ボスが望む世界を同じ様に望んだ 何回も任務を遂行して信頼を勝ち取ってきた 『全てはボスのために』 ある日、ボスが死ぬ日 泣きじゃくる私の手を取って、始めて微笑んだ 相変わらず手は冷たかったけど 「ありがとな、お前がいてくれてよかったと…本当に…□□□□□□□□□」 最後の言葉だった、亡くなった事があまりにもショックで最後の言葉を忘れてしまった 今度は私がボスになった ある日の任務で一つの家に向かった そして一家を手にかけた (おかしい、依頼内容は四人だが…) 1人足りない あたりを見ると…いた 1人の少年 …変だ、怖がるどころか瞳が輝いてる ―似てる ふとボスのいつかの言葉を思い出した 「…君もくるか?」 少年と闇の中を歩いた いつかは、ボスのように死ぬし 誰かに組織を託すことになる その時はこの少年に託したい こいつがいれば大丈夫な気がする 私の道は、傍から見れば歪んでるかも知れない けど、私にとってこの人生はあまりにも眩しかった ボスの存在が、仲間の存在が何よりも愛おしかった 『嗚呼…この人が私の父親ならどれほどに嬉しかったか』 何度も思った それだけボスの事を愛していた これからも、街の秩序を守るダークヒーローとして 恨まれ役を買いながら生きて行くことにしよう それこそ ボスが照らしてくれた私の道 堂々と歩んでやる そしてあの世で会ったなら 長い長い自慢話をしてみせよう だから…待っていて下さいね 死ぬその瞬間に見た走馬灯 ボスとの最後の会話もやっと鮮明に思い出した 「ありがとな、お前がいてくれてよかったと…本当に思ってる…愛してる…何よりも」 視界が涙で滲む 「ええ…私も…同じです」 生まれてはじめて笑えた この一瞬だけ 大きくなった青年は最後を看取ってくれた 泣いていたけど、その泣き顔さえ実の子供の様で愛おしかった ボスもそうだったのかな ゆっくりと、今までの思い出を噛みしめるように目を閉じた ―今…任務報告しに行きますね
100dB
とんだ初恋だと思った。 どうあがいても、私はこの子の隣には居れない。なら、せめてこの子の幸せを邪魔しないようにしたい。 そう思った瞬間、涙が出そうになった。ああ、初恋は実らないってほんとなんだなあ。 まあしょうがないよね。私は女の子、あの子も女の子、なんだからなあ。 「りなー、楽譜あるー?」 突然話しかけられて少し体が固まった。それでも平静を装って振り向いた。 「何、美心。また忘れたの?」 「違う!家出る前までは覚えてた!」 「忘れてんじゃん。」 そんな会話を交わしながら、ふと美心の顔を見る。 幸せそうだなあ。のんきだなあ、私の気持ちも知らないで。 「りな?どしたボーっとして。」 「…何でもないよ、早く行こ。」 逃げるように音楽室へ向かう。 吹部には美心が入ったから入った。我ながら動機が不純だと思う。 それでも入っててよかった。だって、美心の一番綺麗な顔、私が一番知ってるから。 何かに真剣な美心が一番綺麗だ。何かに夢中で、楽しくてたまらないって顔した美心が一番好きだ。 でも、その顔を私に向けてくれることはないんだろうな。 「今度のコンクールの課題曲は…『組曲“惑星”より、木星』。私この曲好き!」 「…好きなのは美心じゃないでしょ。」 例の、といったところで言葉に詰まった。自分の気持ちをぐっと抑えて、笑って言った。 「…彼氏くん、でしょ?」 美心は照れながら、私が一番好きな顔を見せた。 …ああ、苦しいな。 自分の言葉で泣きそうになった。それでも私はフルートを取って 「じゃあ合わせようか、美心吹ける?」 なんてことを、顔も見ずに言ってしまった。 「うん、この曲前もやったし大丈夫!」 笑顔なのは見なくてもわかった。 息を整えて、ブレスを合わせた。二人が同じことを考えているこの瞬間、お互いがお互いのことしか考えられなくなるこの瞬間が、私は好きだ。 ふと、美心の方を見た。息が詰まるほどに、綺麗な横顔で、ズレてしまいそうになった。 鼓動がやけにうるさくて、『木星』のリズムを取っているようだった。 ねえいま、この鼓動が聞こえてますか?
逆転
小5にあがるときに、引っ越した。 わたしは、お友達ができるか不安だった。 そんなときに、声をかけてくれたのが、宮林 千里だった。 わたしは宮森 千鶴で、名前が似ていて、わたしたちはよく間違われた。 わたしたちは何をするのもいっしょだった。一度だけ、わたしたちの仲を引き裂こうとして、嘘の噂を流されたことがあった。 でも、わたしたちは気まずくなんてならなくて、直接話し合い、すごい絆になった。 その一年後、千里はずっと西の方へ引っ越し、 またその一年後に、わたしはずっと東の方に引っ越してしまった。 もう会えないと思った。 中2になっても、千里ほど仲の良い友達はできず、孤立していた。 みんな、親友がいたり、グループがある中、わたしはひとりぼっちだった。 塾で、県共通の学力テストを行った。 成績上位者は、冊子にランキングで載せられるらしい。 わたしはあまり偏差値の高い高校を目指していなかったので、ノー勉でいってしまった。 だから、わたしの名前なんて載っているわけがない。 そう思いながら冊子を開くと、宮森 千鶴と書かれているのがみえた。 嘘でしょ、信じられないと思ってよくみてみると、宮林 千里、千里だった。 驚いてスマホに飛びつき、千里にメッセージを送った。 ー千里、千里もわたしと同じとこに引っ越したの!?ー 千里は、わたしの住んでいるところの隣の区に住んでいるらしい。 中学校は離れてしまったけれど、高校なら同じところにー と思ったけど、千里は1万人ほどが受けるテストで30位、わたしは4000位。 千里は偏差値71、わたしは51。 同じ高校なんて、行けるわけがなかった。 それでも、少しでも千里に近づけるように、必死で勉強した。 最低でも平日は5時間、休日は10時間勉強した。テスト期間でなくても。 まだ受験まではあと1年以上ある、きっと大丈夫。 教科書はほぼ暗記し、ワークも何周もした。 偏差値は60まであがり、70までだんだんと近づいていった。 いよいよ入試本番。緊張で足が震える。 わたしが通っていた学校は頭が良くなくて、わたしと同じ中学校だったひとはひとりもいなかった。 周りの人がみんな頭いい人に見える。千里の学校も、千里以外に受ける人がいなかったらしい。 落ちた、と思って合格発表をみると、わたしも千里も、合格。 また同じ学校に行けると思うと、涙が溢れ出してきた。
見世物小屋のピエロ
あるサーカス団に、皆に不気味がられているピエロがいた。そのピエロは、子供達には石を投げつけられ、大人達には「気味が悪い」だの「気持ち悪い」だの言われていた。ピエロは、そのせいで心身共に疲れ、思い悩む日々であった。 そんなある時、いつものように嫌がらせを受けている時だった。「あの、顔、傷ついていますよ。これ、よろしければどうぞ。」と、一人の 女性がハンカチを差し出した。「いいんですか、こんな僕に構って下さるなんて...。」とピエロが言うと、「いいんですよ。私で良ければ、 話も聞きます。」と女性は言った。色々と話を聞き、女性は「まぁ、とても酷いですね。いっそのこと、辞めてしまったほうが...。」こう言った。ピエロは団長に、「すみません。僕、ここを辞めさせていただきます。」と言った。団長は、いつかそう言うと思っていたよ、と涙ながらに言った。 数ヶ月後、ピエロはとても平和に暮らしていた。あの時出会った女性とピエロは結婚し、二人の間に生まれたのは、一人の女の子だった。ピエロの本名はルーズベルトと言い、今は役所で働いている。 それからルーズベルトは、かつての自分と同じように嫌がらせを受けている人のために努めた。そして、家族で仲睦まじく暮らしている。 (end.)
出会いと別れ。
親友が死んだ日に、新しい親友と出会った。 今頃、天国にいる親友は、怒るだろうか。 でも____ 別れないと、出会えない。 100人の人と文通をするのは大変なように、別れないと出会えないのだ。 俺の新しい親友は言った。 「俺たち、親友だよな!! 」 きっとその言葉は、人生で何度も使うだろう。 この親友ともいずれ、別れるのかもしれない。 だから、今を楽しんで生きよう。 __ __ こんにちは、小恋です( ^ω^ ) どうだったかな…?? アドバイスや感想、お待ちしてます♪♪* またキズなんで会おうね!
兄は私の事が...
私の名前は、雨野 空(あめの そら)高2 ー人の親友穴戸 咲希(ししど ささ)高2 ~昼休み~ 咲希「空~ー緒にお弁当食べよ!」 空「うん!」 咲希「空の卵焼き持らい!」 空「ちょっと!咲希」 咲希「うま!」 モブ逹「「キャー」」 空、咲希「どうしたんだろ?」 モブA「イケメンの界先輩が来てる!」 私の兄雨野 界(あめの かい)高3空の事が大好き 空「界なに?」 界「ー緒にお弁当食べよ!」 空「友逹と食べる日なの!」 界「(´•ω•`)」 空「明日ね!」 咲希「尊いッッ」 ~放課後~ 界「空~帰えろ!」 空「分かった!ごめん咲希今日界と帰えるからここでバイバイだ」 咲希「分かった!バイバ~イ」 ~下校中~ 界「空~」 空「うん?」 界「空は界の事好き?」 空「嫌い」 界「(´•ω•`)」 空「嘘だよ嘘」 空「大好き」 界「俺も大好き」 感じた事もない甘いキスが落ちてきた 空「界顔真っ赤w」 界「空こそ」 END こんざく~ 柘榴#元くつろぎ二ート@失敗作魔法少女だぉ 今回は、恋愛小説書きました みんないっぱい読んでね! ばいざく~ ※誤字報告○ 年下、年上○ 呼び拾て、あだ名など○ 感想○ 辛ロX ↑守ってね!
あのね、
あのね、お母さん。 ずっと言いたかったことがあるの。 あのね、私お母さんのことだぁいすき。 世界で一番好きだよ。 えっとね、お母さんの好きなところはね私をたくさん愛してくれたとこ。 私ともうすぐお別れしないといけないってわかってたでしょ? でも、いろんなとこに連れてってくれたり一緒に過ごしてくれた。 本当はね、寂しかったんだよ。 静かな病室で1人ぼっち。 でも、お母さんが遊びにきたりしてくれたから嬉しかったんだよね。 だからさ、私はお母さんのことが大好きなの。 きっとこのお手紙を読んでるってことは私はもうお空にいてるんだね。 短い人生だったけど楽しかったよ。 思い出がたくさん詰まった、そんな人生だった。 ありがとう。 お母さんのお腹に今新しい命があるんだよね? その子、幸せにしてあげてね。 私にしてくれた以上に大切にしてあげて。 じゃあさようなら。 ありがとう、お母さん。 *あとがき* こんにちは! 悠那から改名したなのはなです。 感想やアドバイス待ってます! じゃあまたキズなんで!
ある少女の手紙
ねえ、私、死んじゃうの、、? 私はまだ8歳だよ、、? 私、知ってるよ。 私が生まれつき弱い体で、手術を転々としてきたんでしょ、、、? お母さんとお父さんが私を大切にしてくれた、私は一人っ子だもんね、 私、まだ死にたくない、、、 やだ、、、助けて、苦しい、、、、 私が死んだらどうするかお母さんに聞いたら自分も一緒に死ぬと言っていたよね 私は、私が死んで壊れても、お母さんとお父さんは生きていて欲しい。 私も生きていたいけど、、、 この世の中には死んじゃいたいと思っている人がいるらしい。 でも私は生きていて欲しい。 だってそのあと何が待っているかわからないでしょ? 生きてる価値がない? 私が生きていて欲しいからだよ! 死ぬのは自分で人生という道を断つということだよ! わかってる? 道の途中に宝箱が転がっているかも知れない。 ありえないって? わかんないでしょ? その未知の世界に入る勇気がないのはダメだよ! 辛いなら違う道を探せばいい! とにかく自殺はしないでよ! わかった? 私が死んで壊れて無くなってもお母さん、お父さんどうか死なないでね。 さららより
私の放課後
私は、ユア小学5年生。同い年のりちかと付き合っている。 ある、放課後のりちかと二人になった。二人で話しながら帰るとのりちかの家についた 【もっと二人でいたい】と思うと、のりちかが「ユアの家まで送ってくよ」 驚いたまさかそんな事をいうと思っていなかった。 「えっ!いいよ別に」 そう言ってものりちかは静かに私の家に向かって行く 「待って」 私が言う 「早くしろ」 「ごめん」私は反省する 「やっぱり送っていかなければよかった」 チクッ もう、いや 「ごめんのりちかといると甘えちゃう////」 シーン 静かな空気 のりちかを見ると、顔が真っ赤だった。 いつのまにか、家についていた。 「じゃあね」 私が、いう すると「ガシャン」自転車が倒れる音がしてた、振り向くてのりちかが走っていた。 そして壁ドン//// 「どうした///」 「お前、俺だけをおっていろよ」 チュ、ちゅ 「恥ずいよー///」 「お前の照れ顔も反則///」 「?」 「ユア大好き」 「私も」 ニコッ これが私のファーストキスです。
表の顔、裏の顔、
私は今日から6年生。ああ、緊張するな。え?緊張するなって?だってだって、初めてが多すぎるんだもん。 初めての教室、初めての先生、初めてのクラスメイト、、、。初めてが多すぎる!緊張したってしょうがない。 未来の自分は楽しくしているかな。まあ、楽しいと思う!だって今までそうだったもん、、、! ーそれから1か月ー 「おーい、ライライーー!」と私のあだ名を呼ばれた。「どしたの?なんかあったの?」と彼女達に私は問う。 「実はさ、ここみって『いかっちゃオンライン』持ってないんだってよー!酷くね?今まで知ってる感じで話してたけ ど、あれ嘘だったんだってー!」と彼女達は言う。私は「え、嘘ー!最悪じゃん!」笑いながらと答えた。 しかしそう言ってから気づく。(どうしよう、私、ーーーーーーーーーーーー。) 彼女達は気づいていないが、私の顔からポタポタと汗が流れた。その時、丁度チャイムが鳴った。彼女達は 「嘘。せっかく話してたのにー。最悪ーー。」と残念そうに言っていた。だが、私にとっては救いのチャイムだった。 次の休み時間、彼女達に呼ばれる前に図書室に向かった。別に追いかけられている訳では無いのだが、夢中で走っていた。(どうしよう、どうしよう、私も、私も、『いかっちゃオンライン』持ってない。何故、あの時、笑ったんだ。 私も、ここみちゃんと、一緒で、持ってないのに!) 私の思考の中でも息切れしているのかよく分からないが「、」が 多くなってしまう。きっと今の私は、何か怖い物を見た様な顔をしているだろう。 ここみちゃんはYouTubeを見て「いかっちゃオンライン」の事を知っているだろう。私も、YouTubeで知っているのだ。 持ってないのに何故、笑ったんだろうか。表の顔は笑っていたが、裏の顔では怯えていた。ああ、どうしよう、、、。 ー次の日ー 「あれー?ライライ来ないね?」「確かに」「というか昨日慌てて帰ってたけどなんだろう?」と色んな言葉が飛びかう。彼女達とここみは知らない。ライライしか知らない真実をーーー。 その日からライライは来なかった。 (終わり) (『いかっちゃオンライン』は作者の空想のゲームです。)
嘘つきな私は私のやり方で私を救いたかったです、、
この世界に天国なんて存在しない。 神様なんていない。願っても叶えられない。 自分の欲しいものは手に入れられない。 それは決められた事実。 なのに、 なんでいつも願ってしまうの? 『果歩』 「かほ~~一緒にご飯食べよ!」 「いいよ~」 かほ、、かほとは偽名だ。私の偽名、中西 果歩(なかにし かほ)。 本当の名前は何なのかわからない。親の愛情を知らずに育った私は寂しい、悲しい、楽しいなどの感情を 持つことができなかった。涙なんかは出ないし、笑みもこぼれない。そんな私に天国なんかない。 「いっただっきまーす!」 そんな私を支えてくれるのが、長嶋 瑠々(ながしま るる)。 この子だけは私の事情を知っており、いつも気にかけてくれていた。 本当はるるが一番つらいはずだ。幼いころに私と同じで感情をなくし、 自分自身が誰なのかわからなくなってしまったのだから、、 それに、、 「ねぇねぇ、この卵焼きめちゃくちゃおいしいよ!一個いる?」 「うん、じゃあもらおうかな」 「はい!どうぞ~」 こんな感じでいつも明るいのに、本音は話さない。話したとしても嘘しかつかない。 なんでかな、、私にぐらい、話してくれてもいいじゃん!私の悩み事は聞いてくるくせに、、 自分のことは話さないなんて、、 卑怯だよ、、、そんなの、、 「ねぇ、るる」 「ん?」 「何か悩んでることない?」 「ないよ!私は元気だもん!」 「嘘つき、、」 「え?」 「るるの嘘つき!」 そのまま私は立ち去った。 『瑠々』 「るるの嘘つき!」 「え?ちょっと待って!」 かほはそのまま、私の声を聞かずに行ってしまった。 かほ、、、嘘つき、、か、、たしかにそうかもしれない。かほにも、みんなにも嘘ついてるからね。 でも、仕方ないじゃん、、嘘しかつけないんだから、、もう、本当のことを言って、、、いろいろ言われるのは、、 嫌なの、、、また、、また、、 だめだめ、、またダメな方にいってる。しっかりしないと、、 「嘘つき、、か、、」 かほにだけは言われたくなかったな、、、かほは何も言わずにそばにいてくれると思ったのに、、 【数年後】 『果歩』 あれから、るるとは話さなくなった。るるに話しかけようとしても声が出なかった。 あんな終わり方なんて、、、最悪だな、、 あの日、、、いっそるるに、本当のことを言えていたら、、 私は数年後のあなただって、、言えていたら、、 あなたの未来を変えるために来たっていえていたら、、少しは変わっていたのかな、、 でも、、結局変わらなかったな、、それどころか、もっとひどい結果に、、 るるは、、、長嶋 瑠々は14歳で自殺した。私が死んだのは15歳だけど、 もっと若くして死なせちゃったな、、、、 終わり 読んでくれてありがとうございました。今回はいつもと少し違うエピソードにしました。 あなたの身の回りにも瑠々ちゃんみたいな子がいるかもしれません。 そんな子がいたときは何も聞かずにそばにいてあげてください。 そのほうがその子が安心すると思います。感想待ってます。