短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
吸血鬼の紅い涙は
エマは美しい吸血鬼だった。自分でも気に入っている。エマは17歳になるまで、人間界で人間の血を吸ったことはない。だが、今日はタイムリミットだった。吸血鬼は17年に一度は人間の血を吸わないと干からびて死んでしまうのだ。 エマは酒場で見つけた美味しそうな人間の男を誘った。男は嬉しそうににやけながらエマについて来た。 「どうしたの?小夜子(さよこ)ちゃん?まさか僕みたいなおじさんとホテルに怒ってんじゃないよね?君なら他に若くてかっこいい人、見つかると思うよ」 口ではそう言っているものの顔には嬉しいと書いてある。 小夜子とはエマの人間界での名前だ。 「おじさん」 エマは男に抱きついた。そして、男の首筋に鋭い牙を立てた。エマの瞳の色が黒のようなピンク色から明るいピンク色に変わる。男の血がエマの体に入る。男の血はエマの見立て通り、甘く、美味しかった。男の血を一リットルほど吸い、男から体を離すと、男は呆然としていた。 「今、何した?」 エマは男に呪文を唱えた。すると、男の首筋にあった傷が無くなり、男の血は元の量に戻り、男の記憶からエマがを吸ったことは消えた。 エマは男の前を去った。そして、エマは一軒のビルに入った。吸血鬼であるノアがいるのだ。ノアはエマの彼氏だ。ノアの人間界での名前は智久(ともひさ)。歌手、俳優から取ったらしい。ノアは日本でノアという名前が女性の名前として使われていることに驚いていた。 ノアはエマの顔を見るなり、 「オリビアが心配してた。お姉ちゃんはうまく人を誘えて、記憶を消せるか」 オリビアとはエマの妹だ。今年で14歳。 「大丈夫。出来たよ」 ノアが拍手をする。 「やっぱり、まだ違和感があるよ。ノアが女の子の名前なんて」 「漢字は可愛いよね」 エマは紙に“乃亜”“乃愛”“乃阿”と書いた。 「私、ぶった切りって嫌いなんだよね。愛はあとは読まないし。あと当て字も嫌い。陽でひと読ませたりとか」 「エマに賛成。ところで、エマ。血は満足に吸えたか?」 エマは首を振った。人間は体内の三分の一の血液を失うと死んでしまう。それ気にしたエマは一リットルだけ吸った。 ノアが玄関を指差す。エマは頷き、外に出た。
君の視線の先は ※小説
君の視線はいつも私をすり抜ける。 私の視線はいつだって君にあるってのに 君の視線の先はいつだって友達。 君にとって私は "元クラスの人"だから。 クラスの入り口で 誰かを探す君。 探している人は 私じゃないご様子。 誰かと目があい、 大好きな笑顔で手を振る。 いいな。 もしあの誰かが私だったらな。 でも 君にとって私は "ただの知り合い"だから。 もし美女になったら。 君の視線の先は私になれますか。 もし釣り合えるような人になれたら。 君の視線の先は私になれますか。 君と仲良くなったら あの誰かみたいに 笑って手を振ってくれますか。 こんにちは、作者です。 片想いがしんどくて小説にぶつけました(泣)
ハルちゃんはいい子〈短編小説〉
「キーンコーンカーンコーン」 始業のチャイムがスピーカーから流れた。 「着席してー、先生来るよー!」 みんな急いで座っていく。私は宮戸綾。中1。学校はきらい。みんなうるさくて集中できないや。何に集中できないかって?勉強だよー。私 には特技ないから勉強は頑張ってたけど、私より頭いい人はいっぱいいる。ちなみに私は中学受験して私立の学校に通っている。才能がある人はいいなー。授業なんて耳に入らない。あっという間に下校時刻だ。家に帰ろうとしたら 「一緒に帰ろ!」 と声をかけてきた人がいた。見ると乙矢ハルがいた。彼女は才能を持っている人だ。ピアノのコンクールで全国大会に行き、優勝した紛れもない天才である。そんな彼女が私に声をかけることは少なくなかった。なぜこんな私に何度も声をかけるのか不思議だった。だけど、私とは反対の彼女と話しているとどこか救われるのだった。でもピアノの事を聞かされる時は自慢に聞こえてしまう。 ~10年後~ 私は今フラワーデザイナーになっている。乙矢さんはどうしてるかなーと思うが関係ないかと思い直す。彼女は中3の時中高一貫校なのに高校受験をし、それからは会っていない。 「カラン」 お店のドアが開く。 「いらっしゃいませ。」 と言いお客を見る。新婚さんらしき夫婦が立ち、まだ首も座っていない子供を抱いていた。 「今度この子の誕生祝いがあるのでお花をもらいたいんです。出来るだけ明るい色にして頂けますか?」 その声を私は知っていた。聞くか迷った。でも、、、 「失礼ながら乙矢さんですか?」 「え?…もしかして綾ちゃん!?」 彼女とLINEのID交換をしていろんなことを聞いた。楽しかった。彼女派自慢をして人を見下さないいい子だった。前に自慢していると思ったことを後悔した。 どうでしたか?アドバイスや感想お待ちしてます!
図書室の怪物
私は桜。小学四年生 今は友達と学校の噂を確かめに来ている。 え?どんな噂かって?図書室の0番 左から3番目「いきものずかん」の98ページに落書きをすると怪物に襲われる・・そんな噂よ。 空子「あったあった、いきものずかん。」 夢「さ、さっさと落書きして帰ろ。」 藍「い、いいの?怪物に襲われるかもしれないんだよ?」 空子「怪物なんているわけないじゃん!落書きしよ!」 私(ん?今何かドアの所に怪物みたいな影がいたような・・気のせいか。) ドアが勢いよく開く。委員長が怖い顔をしながら部屋に入ってきた。 委員長「貴方達!何してるの!?」 夢 「噂を確かめに来てるのw委員長もやる?あ、えらーい委員長さんはそんなことしないかw」 委員長 「噂って・・あの噂?」 空子 「そうよ。何か、悪い?」3人の機嫌が悪くなっていく。もう帰りたい。 藍「桜、一緒に逃げ出そう?」 私「・・うん。」逃げる決心を決め、ドアの方に逃げ出す。もう2人の事なんて知らない。 2人の悲しい叫び声。もう私の心には響かない。噂は本当だったようだ もう少しで昇降口・・という所で委員長が何故か道を塞ぐ 藍「委員長!通して下さい!」 委員長「・・・」委員長の姿が溶けて、怪物のような姿に変わる。 委員長「・・貴方達も・・ミチズレェ・・ゴメンネ・・」 ・・その後、委員長の姿を見た物はいない。 彼女の存在を確かめれるものは 溶けた桜達の姿だけ。残った物は少女の後悔 委員長「・・さよなら。」
金色の鹿は忘れた頃にやって来る
こんにちは、あおねこですー。 感想待ってます! 「ねぇ知ってる?最近流行っている噂なんだけど…」 私の友達は噂好きだ。 「この学校には、この世のものではないものが出るんだって。」 よく聞くタイプの噂だ。 現実には存在するわけがない。 しかし、私はその日の放課後、見てしまった。 美術室の奥の物置きで。 先生から預かった絵筆を置きに来ただけのはずだった。 しかし、今私が目にしているのは、金色の鹿だった。 なぜか、学校に鹿がいる。 付近には山なんてない。 私は、逃げようとしたが金縛りにあったかの様に動けなかった。 鹿は、よく聞く怪談話の様に言葉を話したり、変身したりなどしなかった。 私を見つめるだけだった。 なのに、私は影響を受けてしまった。 100年後。 私は未だにあのときの体のままだ。 現世を、ふらふら彷徨っている。 あの鹿は、私の時間を奪っていった。 私は、何をすれば消滅できるのだろうか。これが本当の恐怖なのだ。 私は永遠に彷徨い続けるのだろうか? 可哀想な少女でしたね。 きっと、永遠に彷徨うのでしょう。 あの鹿はなんだったのか? それはわたしにも分かりません。 わたしが誰かって? お気になさらず。 それより、あなた、えぇ、あなたの事ですよ。 背後は見えていますか? あなたも気をつけた方が良いですよ。 金色の鹿は、いつやってくるか分かりませんから… ふふ、金色の鹿は、忘れた頃にやって来るのだそうですよ。 では、わたしはここで失礼します。 完
記憶にサヨナラをしよう。
私が4歳くらい、保育園の時。 仲のいい双子の兄弟がいた。 名前は、たいきとゆうき。 毎日話して、遊んでとても楽しかった。 好きだった。 でも、それ以来同じ環境で過ごすことはなく 小学校生活、中学校生活が過ぎていった。 好きだった双子のことなんて忘れたかのように、なかったかのように。 とても楽しい日々を過ごした。 高校入学。 6月の初め。 それは社会の授業で…。 先生「たいき君、双子?隣のクラスに兄弟いるよね?」 たいき君「はい」 一見何でもない会話。私には突然すぎた。 確かにちゃんと見たら…そうだった。 後に隣のクラスにいる方の名前がゆうきだということも知った。あの時のままだった。 でも、私にはどうすることもできない。 聞けない。覚えていなかったら辛いから。 この記憶、この気持ちにはサヨナラしよう。 ありがとございました!
ありがとう。~はじめで終わったありがとう~
ありがとうの言葉が私を導いてくれた。 ありがとうから始まってありがとうで終わった。 彼ははじめで最後。もう会えない。彼はいない。 初恋だった。 初めて会った人に初恋。少しおかしいかもね。 また会いたい。 また彼に 会いたい。 【終わり】 読んでいただきありがとうございます! シュシュです! いやー、9歳の腕ではこのくらいしかせいぜいできません。 コメントお願いします!!
不器用ヒューマン~両思い~
華『理汰?ブー!って好きな人居ないし』 奈苗『えぇ!?理汰格好いいじゃん!?』 葵人『奈苗って理汰の事好きなんや…告白してくればええやん?』 華『違うんだよ。奈苗にとって尊いから、いいんだよ!もぉ、分かってないな』 数日後 理汰『俺が?華の事?ばぁか。んなわけ無いだろ』 糸『ふぅーん。そうなんだ。俺さ、奈苗を狙ってる。だから狙うなよ!』 理汰『どっちも好きじゃないから、いいですぅ!』 葵人『糸。俺も奈苗を狙ってるかんな!邪魔すんなよ。邪魔したら奥歯ガタガタいわしたるわい!』 理汰『関西弁出んなよw』 数時間後 独り言 理汰『あぁ、俺、華の事好きなのにぃ!なんであんなこと…』 華『あたしったら、理汰の事好きなのになぁ。なんであんなこと…』 『言ったんだろう。』 理汰『おんなじこと』 華『言わないでよ!…ははっ…あたしの事好きなんだぁ。ふふっw』 理汰『お前こそ!じゃあ付き合うか』 二人は付き合ったのであって、 驚くのはここから。当時中学生の二人は…結婚した。
過去は変えられない
過去は変えられない。そう思って嘆くだろうけど。私はもう感情で過ちを犯す年齢ではないと知ったから。いま語り合う未来がそれを彩っている。見上げた空に一筋の雲、変わらない時をかけてまだ見ぬ素晴らしい明日への扉が開く。いままでに流した涙。いくら答えが間違いでも勇気があるのなら何度でもぶつかっていける。そして弱者が生きる事を全て許して欲しい。丁寧に伝える事さえそれがわたしにとっていちばん良いの。子供の権利は教育の立場にある。誰においても夢と希望を奪う権利なんてないからね。過去は変えられないこそ、過去がいまの自分を照らして未来を照らす。奇跡は知っている、努力は報われない事があるとしても希望は報われるんだって。本質から目を逸らすな。逸らしたら生きてる価値はない。だから、偽りを壊せ。誰かを失った過去も変えられない。お前達にはいつの日にかそれがあるかもしれない。つまらない大人は必要ないし信じてくれない。ひとまとめにされるな。他愛のある強き言葉で誰かを救えるし、必ずしも変えられる。人生に生きる希望、長いレールを敷く事は出来る。希望の道を辿れ。 END
君に届くように、大きな声で。
私、向島 海音(かいね)。14歳!!! 明るくって馴染みやすいってよく言われるんだ。でも、好きな人の前では、 違う私になっちゃうの。明るいままだけど、小さい声で…しかも、何を話せばいいか分からなくって混乱してる。 佑希「おい、海音!何ぼーっとして」 海音「え?あ、何でもない…」 彼が私の好きな人。今日も小さい声だ 佑希「あっそ。何かさ、海音俺の前では静かだよね~。何で?」 海音「何でってそれはユウキガスキダカラ」 佑希「あ?何て言った?」 こ、これは告白するべき?!でも、ちゃんと言えるかな…ううん、言うんだ。 君に届くような大きな声ではっきり_ 海音「わ、私ね!」 佑希「お、おう?」 海音「佑希が好きなの!だから、話そうとしても恥ずかしくて小さい声に…それに、何話せばいいか混乱して…」 佑希「な~んだ、そんな事?」 海音「え?」 佑希「俺も海音の事が好きだよ。俺と付き合ってください。」 海音「は、は、は、はいっ!」 佑希「プッハハハッ、驚きすぎww」 海音「だって~っ!」 それから私達は付き合う事になった。 この日勇気を出して言って良かった。 これからも、よろしくね___
ことばのまほう
ことば せかいはことばであふれているよ にたようなことばでも ひょうげんによって ぜんぜんちがうんだ きみはどれだけことばをしってるかな きっと きみがしってることばより せかいにあふれてることばのほうが おおいとおもうんだ だからこそ きみはこれからいろんなことばを おぼえていくんだろうね そしてきみは そのおぼえたすてきなことばで たくさんのひとを えがおにするんだろうな でもね せかいにはすてきなことばだけではなくて ひとを いやなきもちにさせるかもしれない わるいことばも あるんだよ そしてそのわるいことばは ときには ひとのこころを きずつけるんだ それはもう ほんとうにおそろしくて はもののように きずつけるんだ そしてそのきずは きえることが とてもとても むずかしい ことばはね ひとのこころをいやしたり はげましたりする すてきなまほうなんだ でもね ひとのこころをきずつけたり そのせいで いきることをやめてしまう そんなちからもあるんだ ざんねんながら このせかいは わるいことばが ふえつづけているんだ きみには これをみているきみには ぜったいにそんなおとなに にんげんに なってほしくない ぜったいに すこしでもおおくのひとが これをみて きをつけようと そうおもってくれたら せかいはもっと いごこちがよくなるはずだ かんがえよう あいてのこと ことばのおもみ たいせつに
私が存在する意味。
世の中には「黒歴史」という言葉がある。今日は1人の少女の話をしよう。 私は星川瑠璃香。小5です。私の人生を1字で表すなら、「闇」だろう。 私はグループを追い出された。それに男子から菌扱いされている。 (今日も学校行きたくないな) ガラガラ 「…おはようございます」 誰も話しかけない。もう慣れた。 「昨日のテレビ見た。マジでウケたわw」 「マジそれなw」 みんなの声が聞こえる。 今日もただ椅子に座って真面目に授業を受けて、休み時間は宿題。同じルーティンで楽しくない。 ー休み時間ー 「あ、やべー。星川の机触ってもたー。はい、これどうぞ。」 「は?菌とかいらねーし。あげるわw」 男子が菌の移しあいしてる。私は菌なのかな…。 あっ、私がいてたグループだ。いいな。私もあんな人生がよかったな…。 そんなことを思っているとすぐ時間が過ぎる。 ー帰り道ー (私って存在する意味あるの?私はなんで生きてるの?私は…。) 自問自答を繰り返した。問いはすぐ見つかるのに答えが出ない。 そんなことがあったが、コロナにより休校になった。辛い学校に行かなくてすむ。それだけで嬉しかった。 ー始業式ー 6年になった。 「おはよう!久しぶり!」 「何組?」 みんなの声が聞こえる。でも、今日は違った。 「夜空さん、おはよう!今年同じクラスだよね。よろしくね!」 「あっ、はい。」 私は頑張って同じクラスの夜空みあに話しかけた。 「あの、なんて呼んだらいい?」 「なんでも」 「じゃあ、みーちゃんね!うちは、るりりんでよろしく!」 「よろしく!」 私はみあと意気投合した。それから友達もたくさん増えた。 「そのマスクについてるのかわいー!」 「みーちゃん、ありがとでーす!」 「ほんま、るりりんってセンスいいよね。うらやまー」 「さくらんの方がいいって」 「それに黒歴史とかなさそー」 「実は…去年、グループから追い出されて、菌扱いされてたんだ。」 「えっ、マジ!こんなに一緒にいて楽しくていい人にそんなことするとかありえんわー。あたしなら絶対そんなことせんけどね。」 「マジ!ほんっとーにありえない!」 「いつも楽しいよ!」 「それな!」 みんなの声が聞こえる。みーちゃん、さくらん、のんにゃん、ゆっぴー…いろんな声が聞こえる。 今、分かった気がする。私は…だれかを幸せにだれかを笑顔にするためにいるんだ。 そして、この時、私の人生は「虹」になった。 あなたがいるのにも意味がある。これは、自分の意味を見つけた1人の少女のお話。
声。(短編小説)
今、世界中が大変なことになっている。コロナウイルス。だから、色々な声がきこえてくる。 「助けて!」とか、「もう、収まって!」とか・・・・・・。どうすることもできないけど、ただ1っある。 チームワークだ。みんなが、1つになれば、できる。そういうことだ。 ☆白い砂浜です!めっちゃ、短いけど、頑張りました! ごめんね…。
風と恋とペン
「じゃあ、39ページと40ページの練習問題やって…」 「んーと、ここが違うよ。計算間違いかな?」 担任の先生に算数の丸つけをしてもらったけど、この問題、どこが間違ってるの…? * * * * * * * * * 私の好きな太弥兎(たやと)は、あまり恋愛に興味が無い。彼女って何?って感じ。でも私、緋代(ひよ)は、彼を追い続ける。 何故私はこんな人間なんだろう、と思う。しっかりしてて可愛い茜も、おっちょこちょいだけど勉強ができて、授業ではしっかりしてる紗友里も、運動神経抜群の葉夢も、皆きっとモテてる。 私は顔も可愛くない、頭も悪い。 「んー、なんだろ」 私はぼそっと呟いて、筆算をもう1回解き直した。 やっぱりダメだ。丸つけしてもらう前と、同じ答え。私は小さく書いた解き直しの筆算を消そうとした… と思いきや、私の斜め後ろの席の太弥兎が、私の持ってる消しゴムを取ってきて、解き直した筆算を消した。 「…ちょ」 私が言った途端、置いてあった私のシャープペンを取り、ノートに書いた。 『好きだよ』 私は困惑して、太弥兎の顔を見た。 すると太弥兎は、書き足した。 『才能がなくても、頭が悪かろうと、可愛くなかろうと、緋代は大切にする』 何故か涙が出てきた。先生も含めて皆がこっちを見て、冷やかしたりしてきた。 「お前ら付き合ってんのー!!」 「わァァァァァァ」 「早野さん!?(太弥兎)まぁ、、 おめでとう!」 空いている窓から爽やかな風が吹いた。 太弥兎の笑顔も爽やかだった。
もどりたい。
僕はあり。 前は人間だったんだけど、とある事情でありとなった。 おっと。 冬の準備をしないと。 その冬の準備の間、とある事情とやらを語ってみます。 あれは、僕が高3だったころの話。 僕の名前は有村寛太(ありむらかんた)でした。 なんにも取り柄がない、平凡高校生。 僕はなにかとこの平凡人生に満足していた。 こんな僕にも口癖はあった。 「それあり。」だ。 これが原因だ。 そんなに大きな事情でもなかっただろう。 なぜなら、最初に言ったから。 「平凡」と。 これでもう、とある事情は話し終わったから、ありの大変さについて語ろうではないか。 ありはまず、美味しいものがない。 人間でいうと、「パフェ」や「ラーメン」など。皆も食べていると思う。 しかし、ありにはそんな美味しいものなどない。 ごちそうといったら、ミミズの死体とかだ。 ありの仲間たちは皆、「美味しい」と言って食べているが、僕はそうは思わない。もっと美味しいものを食べてきているからだ。 次に大変なのは、毎日命懸けだということだ。 ありは皆も知っている通り、小さい。 だから、人間だけでなく、犬や野良猫などにも踏まれてしまう。特に、人間だ。 とっても重いから、一撃で死んでしまう可能性もある。 それに、人間がジャンプしただけで、僕たちにとっては大地震。 ガタガタ。クラクラ。ゆれゆれ。 毎日地震だからもう慣れっこだ。 人間だったころは小さい地震でもワーワーキャーキャー言っていたような記憶がある。 はぁ。。。 人間だった頃、ありを踏まなければ良かったなぁ。 もう一度、人間にもどりたい。
夏のある日(短編小説)【気が向いたら読んでね!】
「あーん、もう。暑い、つまんないよおー!」 夏真っ盛り、今日は8月31日。夏休み最終日を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。娘は毎年こうなる。毎年の出来事にこりずに最終日まで宿題をためてしまった。 「今日はあと16時間。課題はあと100枚。20時間はかかる。ふー、徹夜カクテーイ!」 狂ったように開き直り、気分転換気分転換!とゲームをする。私は娘を呼んでみた。ご飯を食べてくれずイライラしていたから。 「夏帆!早くご飯を食べて!」「はーい」このやり取り何回目だろうか?まあ、自分が困るだけか。 -夜になり- 「やばくね?どうしよう。ぎゃー!」開きなおっていた娘が焦り出したようだ。部屋から大声が聞こえる。だから言ったのに、と私は微笑んだ。夜ご飯を食べて欲しいがしょうがない。3年生の夏帆は塾にも行っている。「塾の宿題もね」子供が言われて嫌な言葉ランキング1位になりそうな『分かりきったことを言う』を実行した。「あれ、なんか必死でやってたら終わっちゃってた!(*´ω`*)」と言う声がした。それを早くやれ!学校の準備をさせ、ご飯を食べさせたが、妙にやる気を出し、塾のこともやり出し、結局おやこで午前様(=゚ω゚)ノいいのかこれで… ーendー どーでしたか?これは小説よりエッセイ寄りですね( ̄▽ ̄)微笑ましい感じになってたらイイナ!結末ハッキリしないしまとまってなくてスミマセン(涙)
私「なんか」じゃなくて
『プロデューサーさん!ごめんなさい!私なんかのせいで…死なないで!プロデューサーさあん!』 はっ…! 最後の叫びとともに目が覚めた。またあの日の夢…あれから何度同じ夢を見ているだろう… あれは、今からもう5年も前のこと。 私、智絵里は小さい頃から人見知りで、16になった今でも上手く人と会話できない。口癖は「私なんか」の超ネガティブな私は、自分が大嫌い。こんな私は、今現在アイドルです。でも、いつも嫌々仕事をしてるし、握手会やサイン会等では会話も出来なくて、苦痛でしかない。もうアイドルなんて辞めたい。 『プロデューサーさん…どうして私なんかをスカウトしたんですか…私なんかアイドル向いてませんよ…』 「またその話かよ。いつも言ってるだろ。可愛いからだって。それに、オーディション受けに来たのは智絵里じゃないか。あと、私なんかって言うな。アイドルだろ?聞いてて不快だぞ。」 …また同じ答え。プロデューサーさんはいつもこの言葉しか言わない。確かに私はオーディション受けに行った。だけどそれはお母さんが少しでも明るくするためにって受けさせたんだもん…私の意思じゃないもん… 『プロデューサーさん!少しは真剣に話を聞いてください!私、本気で…』 「智絵里!いい加減にしろ!俺はお前だけのプロデューサーじゃないんだ!今日仕事だろ!?さっさと行けよ!」 『…プロデューサーさんの意地悪…もういいです!私、今日こそ本当にアイドル辞めさせて貰います!この事務所には、もう来ません!さようなら!』 「おい、智絵里!今日は仕事が…」 『変わりの人を見つけてください!』 「ダメだ、智絵里!待て!」 プロデューサーさんはすごい勢いで追いかけてくる。私は足の速いプロデューサーさんに追いつかれないように必死に走った。家に着いてしまえばもうさすがに諦めるだろうと思った私は近道の森へ進んで行った。ここは、昼間でも真っ暗だが、真っ直ぐ進んでしばらくすると家の近くに出る。 『はぁ…はぁ…さすがにここまでは来ないかな…』 そう思って振り返ると、プロデューサーさんはまだ追いかけてきていた。ものすごい顔で。恐怖を感じた私はさらにスピードをあげようとして前を向いたその時… 「危ない!智絵里ーーー!!」 プロデューサーさんの叫びとともに私の小さな身体は吹っ飛んだ。 『痛たた…』 気がつくと目の前で血まみれのプロデューサーさんが倒れていた。 『プ…プロデューサーさん…?』 「智…絵里…大丈夫か…怪我は…?」 『私は…大丈夫…ですけど…何が…?』 「全く…熊も悪いやつだ…餌がないからと言って…智絵里を襲うなんてな…」 熊…!?もしかしてプロデューサーさんは私を庇って…身体中から血が出てる…頭からも血が出てる…このままじゃ… 『プロデューサーさん!ごめんなさい!私なんかのせいで…死なないで!プロデューサーさあん!』 私はどうしたらいいかわからず、泣くことしか出来なかった。 『…どうして私なんかを助けたんですか…仕事を放置して帰ろうとした私なんか…ほっといても良かったのに…私なんか居なくたって…』 「…それは違うよ…智絵里…お前には待っている人が…たくさんいるだろ…俺は…お前を助けられて…良かったよ…最期は…プロデューサーとして…仕事…できたな…」 『プロデューサーさん!最期なんて言わないで!私なんか…』 「智絵里…もう、私なんか…って言うなよ…智絵里は…たった1人の…アイドルなんだから…俺は…智絵里以上にアイドル向いてるやつは…居ないと思ってる…お前は…笑うと誰よりも…可愛いんだから…」 『プロデューサーさん…』 「…智絵里…ダメなプロデューサーで…ごめんな…でも…最期のお願い…聞いてくれ…お前…アイドル辞めるなよ…そして…俺よりずっと良いプロデューサーに…プロデュース…してもらえよ…」 『プロデューサーさんはダメなプロデューサーじゃないです!だから死なないで!お願い!プロデューサーさん!』 プロデューサーさんは静かに目をつぶると、二度と目を開けなかった… その後、私はその森に二度と入らないと決めた。私のせいでプロデューサーさんを死なせてしまったから…もう誰かを失うなんてこと…したくなかったから… 『…もう二度と通らないって決めてたのにな…』 仕事へ向かっている私は、珍しく森の中へ入った。あの日と同じ、昼なのに真っ暗な道を進んでいく。 『この辺りだったかな』 道の真ん中で立ち止まりあの人に話しかけた。 『お久しぶりです。貴方のお陰で私は元気です。今日、トップアイドルとしてステージに立つんです。私…プロデューサーさんの夢も叶えますから…見ててください。…私のために身を放り投げてくれて、ありがとう』 すると珍しく森の中に陽が射さり、濡れた私の頬を輝かせた。あの人が近くにいる。何となくそんな気がする。
子猿の見たもの
僕は子猿。今日は朝早くに起きてこれから色々なことを教えてくれる所へ行くんだ。僕たちが大人の猿になったとき賢い猿になれるように。今日もそこへ行った。明日も明後日も行く。僕は正直行く必要がないと思う。この頃はそう思ってたんだよ。でもね、好きな時間があってそれはお昼になったら大好物のバナナを食べたり、バナナを潰してサイダーをいれたバナナサイダーを飲めるんだ。僕はそれがあるから毎日行けたのかもしれない。一ヶ月後家族と一緒に村の偉い猿のところへ行った。他の猿もいた。どうやら偉い猿によると一部のゴリラと猿がバナナや木を求めて争っているみたいだ。その話を聞いた後は、ふーん。と軽く考えていたけど考えが変わったのはその数日後。隣町の木だけの争いが僕たちの住んでいる木にも争いは始まった。隣の木に住む猿がどんどんやられてって友達猿も失い親もゴリラに殺されてしまった。その間は、毎日食べていたものは無くなり最悪の場合住むところもなくなるんだ。 僕のこの傷は一生消えないって分かってるけどやっぱりどこかで誰かに甘えてしまっている。そういう時ってだいたい過去を思い出すんだよね。思い出は何でも美化されるって云うけどあの事については美しくならないしあまり触れたくない。僕らは大人の立派な猿になった。あの事を知っているのは僕らだけ。僕たちの子供は何も知らないし話そうとしたってバナナに夢中だ。悲しいし思い出したくないけどいつかは触れないといけない部分なんだな。