短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
あなたが…いたから。
私はね、君と話すだけで、君と目が合うだけで、本当に嬉しいんだよ。 いつからかわからないけれど、どんどん好きになっていってた。 でも、君は私と幼馴染以上の関係にはなれないもんね。 「奈々、どうしたの?気分悪い?」 「い、いや別に平気だよ!」 「そうやって、好きでもないのに期待させないでよ。そういうところが大っ嫌い…!」 でも、そういうくせに本当は君が、春斗が大好きってさ。あきれるよね。 大好きで大嫌いなあなたに贈る言葉は 「i love you」 幼馴染だったはず…なのに。 いつのまにか好きで好きで仕方なかった。 君が、男友達と喋ってるだけで、一人でムッとして、悲しんでいる自分がいた。 「春斗、一緒に帰ろうよ。」 「あっうん…」 好きでもないくせに、そうやって優しくしないでよ。期待させないで。そういうところが大っ嫌い。 嫌いってゆうくせに、誰よりも君のことが、奈々のことが好きだ、なんて呆れるよね。 大好きで大嫌いなあなたに贈る言葉は 「i love you」
人見知りノート!(人見知りの人へ!!)
私は、高井一花(たかいいちか)。 転校生です!! (や、やばい・・・何を話せば・・・。) ガラリと戸が開く。 思い切って声を出す。 「転校生の、高井一花と言いま・・・す。」 「ピアノが弾けますが・・・・」 「リンゴが好きですので・・・・」 話がよく分からないのは自分でも分かってる。 これが、人見知りというものだ。 「え、えっと、あの、よろしくお願いいたします・・・。」 私に視線が集まる。 同時に、「あはは」「おもしろ」などの声が広がる。 自分の席に着く。 隣は・・・・ 気が強そうな女の子っ・・・! (終わった・・・) 運が悪かった。 _帰りの時間。 「一花ちゃん!」 前の席の久野蘭(ひさのらん)さんが話しかけてきた。 「な、何でしょうか・・・。」 「一緒に帰ろ!!」 断る勇気がなく、「はい・・・。」と返事した。 「一花ちゃんの髪型、かわいいよね!」 「一花ちゃんの家ってあそこにあるんだね!」 「一花ちゃんの家に遊びに行っていい?」 一方的に話しかけてくる久野さんに疲れて、学校から帰ると、すぐに眠りについた_。 「おはようっ!」 その声で、私は目を覚ます。 ここは、間違いなく私のベットの上。 なのに、どうして久野さんが!? 「ワン、ワン!」 それに、犬の声!? 小さな外国犬が、ぺろぺろと、私の頬をなめる。 「わ、きゃあ!どういうこと!?」 「え?ダメだった?」 久野さんが不思議そうに私を見る。 「だって、昨日、遊びに行っていい?って聞いたよ?」 昨日、空返事をしていたことを後悔する。 「これは、私の家族のナエ。」と言って、久野さんは犬を指さす。 久野さんは、動物のことも、「家族」って言うんだ・・・。 少し感心していると。 「一花ちゃんって、人見知りでしょ。みんなと友達を作るなら、まずは動物と友達になってみて!」 太陽みたいな笑顔でそう言う久野さん。 「それと、これっ!作ってきたの。」 そういって差し出されたのは、ノート。 表紙には、「人見知りノート」と書かれている。 そこには、人見知りを克服する方法が、分かりやすく書きまとめられていた。 「私も、昔、人見知りだったの。」 「だから!良かったら、使って!」 この時、人の暖かさに触れた。 私は、もう、人見知りじゃないって、そう思えたんだ。
君に出会ったあの丘で
はぁ、なんで私が… そんなことを思って私はいつもの丘に行く。 見晴らしが良く、人気が少ないこの丘で、いつもの音楽を聴く。 お気に入りのバックにパンパンに入った荷物たち。 私のお気に入りの場所で暇を潰すためのもの。 いつも通りの時間を過ごす…はずだった。 私は、広瀬なな。 家で親に嫌われている。 まぁ、本当の親じゃないんだけど。 家事を私に押し付け、暴力を振るう。 居場所がなかった。居場所であるべき場所が居場所じゃなかった。 だから私はいつもの場所に駆け込む。何かから逃げるように。 はぁ、なんで私が… いつもの丘でぼーっとしていた。 ヒューと冷たい風が私の隣を通る。 するとその瞬間ゴォーという音を立てた強い雨が降ってきた。 ゴロゴロと雷の音も聞こえる。 どうすることもできずにただただうずくまる。 怖い。昔実の母に捨てられた。 今のような雨の中で。 私は今日も独りきり。 ゴォー だんだん雨が強くなる。 もう無理。と思った次の瞬間、私は背後から抱きしめられた。 暖かさが伝わる。 「風邪、引いちゃう。近くに家があるから一緒に行こう。」 私は言われるがままその人の家にたどり着いた。 その人は自分と同い年の坂上ゆうからしい。 「…ありがとう」 私は静かに呟いた。 「大丈夫。それよりさ、遊ばない?」 そう言ってゆうかは私の手を引っ張り二階へ上がった。 ゆうかの部屋らしい。何もかもが整っている。 それから私たちはすぐに打ち解け、毎日遊ぶようになった。 ある日、ゆうかが突然暗い顔をして言った。 「転校するんだ。お父さんの転勤で。」 幸せの時間は一瞬だった。 もう、私の心を癒してくれる人はいないんだ。 「来週の月曜日、笑顔で見送ってよね。あの丘で」 ゆうかは言った。 そうだねと私は頷く。 そして月曜日。 私は笑顔で見送った。 「また会いに行くよ。」 「うん、親御さんと仲良くね。」 そんな会話をした後ゆうかは泣きながら、でも笑顔で言ったんだ。 「また、会おうね。私たちが出会ったこの丘で。」 夕日が輝く。まるで私たちの友情を照らすように。
天使と悪魔【コメディ】
???「…ください!起きてください!」 私「うわっ!え?えーーー?」 天使…天使っぽいヤツいるし! てかどこ?ここどこ? 天使「私の名前は天使。ここは俗に言う"天界"。」 私「え?私タヒんだ?もしかしてタヒんだ?」 天使「いえ、一時的にここへ連れてきているだけです。」 私「タヒんでないの?あーーーよかった!!」 天使「うるさい。黙れ。」 私「こっっっわ。」 ???「ようこそ、天界へ。」 天使「神様!」 私「神様ァ?え…マジで?やっぱタヒんだ?」 神様「そんな訳がないだろう。それにしてもこの一般ピーポーはうるさいな。 地獄へ送り付けるか。」 私「一般ピーポー!?黙れゴラァ!」 天使「ホイッと」 パチンッ はっ、意識が…。もしかしてタヒぬ?うわーっ!嫌だ! ???「起きろ!」 私「オッス!お?悪魔じゃん奇遇ー!」 悪魔「おーい、こいつ頭いっちゃってる?やべーぞ。」 私「んな事ないですよー!それよりギャラはー?」 悪魔「閻魔大王様ー!こいつ下界に突き落としていいですかー?」 閻魔大王「いいぞー。」 私「え!?突き落とされんの!?あー!この高さ落ちたらタヒぬって!やめてー!」 悪魔「ホイッと」 パチンッ うわぁーーーー!タヒぬ!タヒぬー!! 先生「えーと、で、あるからしてー。」 モブ「はい!それは〇〇です!」 先生「そう!せいかーい。」 私「はっ!ゆっ、夢?あれ?おーい佐藤!お前の頭の上モブって書いてんぞ?」 全員「空気読めよー!」 モブ「え、マジ?ショック。」 ーその頃ー 悪魔「あいつは突き落として正解だったな。」 天使「ですね。全員頭上モブって書いてる計画も成功しましたし。聞かなくても出来ましたね。」 悪魔「ああ、今頃この短編小説読んでる奴らは、夢オチだと思っているだろう!」 天使「よーし、じゃ、帰りましょう!今日は奢りますよ!」 悪魔「え?やったー!焼肉なー!」 end
ずっと貴方が
【ずっと貴方が】 私の名前は衣良!元気な中学1年生‼︎ でね、私の悩みなんだけど、幼馴染の理斗が、 最近すごい、なんていうか、まぁあれ、なんだ。。大人っぽいの、かな? 昔は見下ろしていた無邪気な顔は、もうすっかり見上げることに。 私だけ子供のままじゃん! 私のことを女としてみてもらえるように髪もセットしてメイクもしたけど、 やっぱり私は似合わない。 僕は理斗。最近思う、衣良が可愛すぎて、 ついこの間まで兄弟みたいだった関係もこわれるのが怖くて。 背が伸びるよう牛乳、豆乳を嫌と言うほど飲んだ。 でも、背は伸びた、気がする。 昔はぷにぷに触った衣良のほおも、今はもう、触れない。 やっぱり僕はまだ子供。 この関係が壊れても、告白しなくちゃ! 「ずっと貴方が好きだった」
叶わない恋でも。
「私、彼氏ができたんだ!」 俺はその言葉を忘れられなかった。 みんなよりも、誰よりも菜美(なみ)を愛して、好きだったのに。 ライバルがいないと思っていたのに。 好きになってもらえると確信して、努力してきたのに。 自分磨きも頑張って、垢抜けて、振り向いてもらえるように、頑張ったのに。 どうして、どうして、どうして____ 叶わない恋でも、僕は菜美を好きにさせる、菜美の彼氏から奪ってやる、永遠に離れられないようにさせてやる、これが本当に愛ってやつなんだから____!
運命の出会い(微ホラー)
私、猫野 クロナ(ねこの くろな)。私は猫が大好き。なんとなく、私と似てる感じがして、なんか親近感が湧くっていうか。 でも、それ以上に愛情が湧くっていうか。 だからかな、キミを見たとき運命かなって思った。 ダンボールに一匹、黒猫ちゃんがいたんだ。 寒い冬の路地裏。真っ暗な場所で、一人で震えて来るはずもない誰かを待ってる。 そう考えると、なんだかとっても悲しそうで、ほっておけない。 ダンボールに近づいてみる。そしたら、黒猫ちゃんがダンボールから顔を出した。 「大丈夫?」 そう言うと、黒猫は震えた声でニャアと鳴いた。いや、泣いていた。 、、、。そのまま見つめ合ったあと、黒猫の入った大きな段ボールを抱えて家に帰った。 「うーん、キャットフード?にゃんち◯ーる?それよりも、お風呂に入れてあげなきゃかな?」 猫ちゃんをゆっくり持ち上げた。なぜか反抗してこない。 初めての場所って警戒しないの?この猫ちゃんおとなしいなぁー。 そんなことを思いながら、風呂場についた。 シャワーを暖水にして、ゆっくりお湯をかけてあげる。 「ニャ、ニャァー!、、、ニャ?」 最初はびっくりしてたけど、案外気持ちよさそうだ。 猫ちゃん用のシャンプーとかも使って汚れを落としたり、温めてあげる。 そこからは、タオルで拭いてあげて、優しくドライヤーをかける。 毛並みはちょっとブラシを掛けただけで、サラサラになった。もふもふかわえー! ご飯をあげてみると、美味しそうにバクバク食べた。 とてもお腹が空いてたんだろう。 「これからは、毎日食べさせてあげるからなー。」 「ニャァー」 かわいいなぁ。とにかくそう思った。 私はちょっと疲れて、その場でゆっくり目を閉じた。 目が覚めると、黒猫ちゃんが私の隣でぐっすり寝ていた。 私が目覚めると同時に、黒猫ちゃんも起きたようだ。こっちを見ながら尻尾を振っている。 にしても、連れて帰ったばっかりなのに、相当懐かれたもんだ。 ま、これはこれで可愛いし。そんなことより色々と準備を始めた。 トイレを置いたり、専用の皿も決めた。 おもちゃも通販で注文した、爪切りと、専用のブラシと、あと、、、。 あ、大事なことを忘れていた。 黒猫ちゃんの名前をつけなくては。うーん、、、。 ちらりと黒猫ちゃんの方を見る。 真っ黒できれいでもふもふな毛並み。、、、かわいい。 最初はクロにしようかと思っていたんだけど、、、。 「君の名前、『もふ』にしていい?」 「ニャアー!」 よしよし、気に入ったみたい。 、、、これからもっと楽しくなりそう。 「よろしくね、もふ。」 「ニャ!」 その日はそのまま、お世話をして、家で仕事をして、、、 もふと一緒にゆっくり眠りについた。 次の日。 「ニャァ。」 そんな声がした。 「うぅ、、、ん」 目を覚ますと、器用にお皿をくわえたもふが私のすぐ近くでちょこんと座っていた。 そっか、昨日から飼い始めたんだったと、今更になって思い出す。 水とご飯をあげて、その後は仕事に行く。 寂しいかもだけど待っててね、って言ったら、ニャアって可愛い返事が来た。 飼い始めて2日。 ここ最近わかったことは、もふはとにかく頭がいいってこと。 お皿を器用にくわえられるし、私がなにか言ったら、まるでそれをわかってるかのように返事をする。 お風呂のときも、最初は反抗しないからおとなしいなって思ってたけど、今更考えると、おかしくない? 警戒心が全く見られない。そもそも、懐くのが早いんだよね。ほんと、何がどうなってるのやら。 仕事から帰ってくると、さっそくもふが玄関で迎えてくれた。 仕事の疲れも、疑問も何もかもが一瞬で吹き飛んだ。 これからも楽しくなりそうだな。 〈もふ視点〉 あぁ、、、可愛いあの子のペットになれるなんて。 夢にも見なかった。僕は今とても幸せだ。 僕は、もともと彼女のストーカーだった。 可愛い彼女のみんなが知らないことを、僕だけが知ってる。それが幸福感があったからだ。 彼女のことが大好きだった。 ずっとずっと追いかけ続けた。でも、こっちを見てくれることはなかった。 絶望していた、そんなときに現れたのが、己を神と名乗る人物だった。 一つだけ願いを叶えてくれると。その時僕は、彼女の一番近くにいたいってお願いしたんだ。 そしたら、こうやって彼女の一番近くの存在になれた。 彼女に愛してもらえる。なんて幸せなんだろう。ニャアと言えば、すぐに返事をしてくれる。 僕だけの特権。僕だけしか知らないことも、これからどんどん増えていくんだろう。 僕は、彼女の愛猫『もふ』として、これからも彼女のそばに居続けるのだ。 これからも、楽しくなりそうだな。 運命の出会い-end-
謎のスイーツ店 (ホラー注意!)
謎のスイーツ店(ホラー注意だよ!) 私は雨恋 琴音(あまごい ことね) 中学2年生。 ある日私は学校の帰りに同い年で仲の良い 早乙女 紫苑(さおとめ しおん)と食事できる店を探した。 すると、1件のスイーツ屋にたどり着いた。雰囲気もそこそこなお店だ。 「ここ素敵じゃん!」 私は言った。 「そうだね、、。入ってみる?」 「うん!」 ということで私たちは店内に入っていった。 「いらっしゃいませ。お嬢様方」 お嬢様方なんて言われると頭がふわふわする。 お店の店員さんは私たちを席に案内した。 メニューがずさっと置かれた。 「うわっ!こんなに種類あるんだね。」 「ねえ、このメニューおかしくない?」 紫苑がいうのでふと指をさした場所を見てみた。 「えっ!」 わたしは驚いた。 そう、メニューにはおかしなことが書かれている。 紫苑はメニューに書かれているものを一つずつ声に出した。 「天国行きショートケーキ」 ? 「悪魔のチョコケーキ」 「血の国 いちごパフェ、、、」 他にもいろいろとあった。紫苑がケーキのショーケースを見てきてくれたのだがあきらかに変だったという。 「きゃーっ」 隣の部屋から悲鳴が聞こえる。 「ここの部屋のものは死んだな。食べたものは地獄チョコケーキ。二度と生き返ることはなかろう」 えっ!まさかまさかまさか! 「琴音!これみて!」 わたしは紫苑に言われてメニューの端のほうに目をやった。 「この店にいちどはいると、、もう出られません。しかし、メニューのなかに唯一食べても死なないものがあります。 それを食べれば外に出られる。しかし、それ以外のものを食べた場合ここで死ぬ」 こう書いてあった。 「きゃあああああああああああ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ニュースです。 中学2年生の女子2人が行方不明になり、今警察が探しております。2日探してもみつからないのだと警察は語っております」 事実を言うと、あの日、2人は死んだ。 作 ことは(元ナナ)
卑怯者。
いつものことだよ。そう、いつものことなんだ。 そう言い聞かせるしかない。 一人でいたら今にも終わってしまいそうで、でも一緒にいてくれる人はいなくて。 涙はこぼさないよ。だって、だって。僕だもん。泣いたらいけないんだ。 泣いたら、いけないんだ。 チャイムと同時に教室には喧騒が戻る。教室の一番窓際最前列に座る僕は、騒々しさと離れるように席に座ったままだ。 目を向けた先には タブレットでゲームで盛り上がる男子たち。くしで前髪を整えている女子。廊下に走って出ていく人や、教室のドア付近でおしゃべりを続ける人。様々な人間がいる中で、僕はいつも一人だった。 窓に映った自分の顔はひどく滑稽で、眼鏡の奥にのぞく瞳は少し震えている。 (泣きたくなんかない。でも、) この気持ちが、簡単な言葉で済まされてしまえばいいのに。 「悲しい」だとか、「寂しい」だとか、そんな簡単な言葉じゃない。でも、何というのかと聞かれても答えられない。そんな漠然とした感情に、ただ今日もいら立つだけだ。 (おかしいな。こんなの、僕の望んでいたものじゃ、なかったんだけどな。) 中学へ上がることを機に、明るくなろう。たくさん友達を作って、一緒に帰って、休日はどこかへ行って。 そんな妄想ばかりが膨らんで、気が付けば5月になっていた。 申し訳程度に入れてもらったグループは、なかなか気が合わなくて、いつの間にか自分からその人たちを避けるようになっていた。 いつものことだよ。そう、いつものことなんだ。 そう、言い聞かせるしかなかった。 「やめてよ!」 悲痛な叫び声に顔を上げる。 黒髪の女子が教室の真ん中で突っ立ていた。その手は震えて、今にも涙が零れ落ちそうな瞳は、宝石のようだった。 彼女を見るクラスメイトの瞳はくすんでいて薄汚い。それは、僕もだ。 「何がぁ~?」 「ウチらなんもしてませんけどぉ~?」 「被害妄想やめてよねぇ~」 『しらじらしい。何を見せられてるんだ、僕は。』 『あまりの不自然さに吐き気がする。いい加減にしろ。』 机の下でグッと握りしめたこぶしに爪が食い込む。 毎回そうだ。いつもいつも見て見ぬふり。 (おかしいな。こんなの、僕が望んでたのじゃ、なかったんだけどな。) 自分が標的になるのが怖くて、なによりも勇気がなくて。 変わるんだろ! 変われないよ。 あきらめんなよ! 綺麗ごとじゃないんだよ。 いいじゃん! どうせ友達なんていないんだから。 そうだよ。どうせ でも、声を上げることはできなかった。 2年たって、もう違うクラスになったけど、今もまだ後悔してる。 なんで助けなかったのかな。意味わかんないや。 いつものことだよ。そう、いつものことなんだ。 (おかしいな。こんなの、僕が望んでたのじゃ、なかったんだけどな。) 僕の頬を一筋流れた雫に、誰かが卑怯だと叫んだ気がした。
流れ星のようにいってしまった君へ
私は流星が好きだった。整った顔立ちで凛々しい目。見た目だけじゃなくって中身も美しかった。 高校1年生の秋、私 三日月サララは春日原流星に恋をした。想いが伝わり、2年後付き合った。幸せだった。ずっと続くと思っていた。なのに… _流星が大学2年の夏、逮捕された。無実なのに。半年後に保釈され、私の前から姿を消してしまった。 私は弁護士になった。流星を助けたい一心で。28歳の秋。空は青く澄み、乾いた風が私の頬にあたる。高校一年の秋を思い出していた。 ある日突然テレビに流星の姿が映った。それは、流星の無罪が確定したというニュースだった。 彼は、今、私の近くにいる!そう思い、ひたすら走った。あの頃のように。 目の前には、懐かしく、美しい彼の姿があった。目の前がぼやける。気がつくと涙を流していた。 流星っ!!!!!
とある世界の片隅で
世界は狭い。 何処へ行っても同じ景色で。 終わりなんて何処にもない。 もう、もう、もう… 疲れた 何処へ目をやっても、灰色の世界。 このくすんだ世界に、私は生きている。 毎日、誰かが消えていき 毎日、ほのおが燃え上がって 苦しくて、苦しくて、 けど、どうにもならなくて、 『助けて』の一言に誰も耳を傾けず、 苦しい中で、今日も、生きている。 自分の感情が、もう、わからない。 楽しさも、悲しみも、何もわからない。 なぜ生きているのかもわからなくて、 なんだろう…なんだかな… もう疲れちゃった なんだろう、息が…上手く…できない… 腰から下の感覚が…ない…? 腹部が…痛い…い…た…い… 視界が…赤く…染まって… 血の味がする… なん…で… けど、これでいい。 もう、何も感じない
桜が、綺麗ですね。
桜木美和が死んだ。 桜の様に美しく、儚く、笑顔が素敵な女の子だった。 そして、俺が世界で一番愛して居た人。 一か月前、高校の卒業式があった。 美和は、高校を卒業したら上京するんだと笑いながら話していた。 美和と離れるのは寂しかったけれど、でも。 美和の夢を止めるつもりは一切なかった。 美和が東京に向かう一日前、俺達は桜公園に何となく集まった。 昼とは違い、儚く、風に揺られ、散る桜。 少し肌寒い空気が、心地よかった。 『 桜樹くん、月が綺麗ですね 』 『 俺にとって、月はずっと綺麗でしたよ。 』 美和は幸せそうに微笑んだ。 俺も、幸せだった。 『 桜が、綺麗ですね。 』 『 貴方と見ているから綺麗なんです。 』 桜は、よく見えなかった。 でも、俺達の心は通じ合っていた。 美和が上京した。 美和が上京してから、一週間。 桜木美和が死んだという知らせが来た。 お通夜が終わり、葬式が終わった。 美和が死んだ事を、まだ理解出来ていなかった。 俺が東京に行くのに反対していたら、美和の命は助かっていたのかもしれない。 そう思うと、過呼吸になり、嘔吐する。 そして、美和が死んで一年が過ぎた。 今日は美和の命日。 美和の墓に向かい、花を挿す。 「美和、来たよ」 風が吹いた。 美和が微笑んでいるようだった。 俺はそのまま帰る気になれず、桜公園に向かった。 世界の青空をここに全て集めた様な、そんな晴天だった。 『 美和。空が綺麗ですね。そして__寒いですね 』 寒くなんて無かった。 暖かかった。 でも、涙が溢れて止まらなかった。 『 雨が……止みませんね 』 雨なんて降っていなかった。 でも、俺の心は誠実だった。 『 明日は、晴れますか。美和。 』 少し強い風が吹いた。 桜が舞った。 『 明日は晴れて、空が綺麗ですよ。 』 どこからか、美和の声が聞こえた様な気がした。 俺は、涙を流しながら、微笑んだ。 ________ 『』の中の文章の意味を、ぜひ調べてみてください! 読んでくださりありがとうございました。
あなたの素晴らしい人生を見守ってるから
キキィッッッッッ いつもの横断歩道。 突然そんな鈍い音がした後、目の前が真っ白になったんだ。 「なんで、なんで…あこが…」 私はあこのお墓の前で手を合わせた。 親友だったあこが交通事故で亡くなった。 明るくて、かわいくて、いつもいつも守りたくなるような笑顔を私に向けてきたあこ。そんなあこがなくなるなんて… 私はずっと泣いていた。あこがくれたくまのぬいぐるみを抱きしめて。 「あーあ、もうちょっと楽しみたかったな。人生14年だけ?まだまだこれからだったのになぁ。」 そんなことをいいながら私は今日もみんなを見守っていた。 私が死んで1週間、今日はお葬式かぁ。 私はずっとお葬式の様子をみていた。 「みんなそんなに泣かなくてもいいのに。」ため息混じりにそう話す。 すると、隣にいた神様が私に話しかけてきた。 「言ってこればいいじゃん、泣かないでって。」そんなことが出来るのかと最初は疑っていた。でも、伝えたいことはある。親友のさあやに。 「だからね、泣かないでって。最期くらい笑顔で見送ってよ。」あこは言った。 私がが続ける。 「無理、あことお別れなんて。いやだぁ」 「そんなこと言わない。私の分まで生きて。さあやにはまだまだ素晴らしい人生が待ってるから。私はそれを見守ってる。」そう言うとあこはだんだん消えていった。 「頑張るね、あこ。あこの分まで生きるから、私の素晴らしい人生を見守っててね。」私はそう呟いた。私の思いは秋の夕日に溶けていった。
拝啓 どこかの誰かへ
拝啓 どこかの誰かへ どうしても助けてほしくてこの手紙を書き始めた ”拝啓 どこかの誰かへ” 誰にも送らない読み返しもしない。なのに手は止まることなく動き出した。 ”明日が来ないんじゃないかって” ”不安になったはずなのに” ”朝って必ず来ちゃうんだよなぁ…。” ずらりと綴られた文字を眺める 紙が湿ったのに気がついた ”私はもう一つの声に勇気づけられている” どんどん紙が湿っていく ”涙は人間が作れる一番小さなみずたまり” ※ここに書いてある言葉はすべてフィクションです。 ※最後まで読んでいただきありがとうございました ※感想をお寄せください。
恋愛って、幸せだ。
私の名前は斎藤由良!中学3年生だよ~!私には彼氏がいるの。 その彼氏の名前は高橋裕翔。とてもモテモテでかっこいい男の子なんだ。 付き合ったきっかけは、私はずーっと裕翔くんに片思いしていたの。ある日、校舎裏に呼び出されて (どうしよう!?好きバレしたかな..。)って心配だったのだけれどまさかの告白だったんだ! 私は即OKしたの。その後教室にもどればみんなの注目の的になっちゃって~~..。 裕翔くんが好きな子みんな、私と裕翔くんが付き合うこと、OKしてくれたの。 その理由としては、「由良は可愛いし!」「大人っぽくて可愛いし、お似合いだから!」と言ってくれたんだ!! ー付き合い始めて11ヶ月が経ったある日ー 裕翔くんが私に喋りかけてきてくれたの。 裕翔「な、由良。今日一緒に帰らねえ?」 由良「うんっ!久しぶりだねえ~。」 帰りのホームルームが終わり、私たちは2人揃って門を出た。 そうしたら裕翔くんが口を開いた。 裕翔「なあ、由良。受験の話なんだけど..。」 由良(あっ、そういえばそろそろ受験の合格発表が出るんだっけな..?裕翔くん、どうしたんだろう?) 由良「うん、どうしたの?』 裕翔「俺、由良と違う高校だけど、滑り止めで由良と同じ高校受けてんだ。それで、もし俺の希望の学校に 受かっていなかったら俺は由良と同じ高校に行くことになる。けどもし希望の高校に受かったら由良と離れちまう。 それでも、俺のこと嫌いにならない?」 裕翔くんがとても心配そうに言った。 由良(裕翔くんがこんなに心配そうなの、初めてだ..。でも..!) 由良「私は、裕翔くんのこと嫌いになるなんてありえないよ。だって私、約五年間片思いしてたんだよ? 絶対絶対裕翔くんのことなんか嫌いにならない!信じてほしいな..?」 裕翔「そっか。ならよかったよ。もし嫌いになられたら俺人生終わりだから。」 由良「えっ..!?人生終わらないでーーー!」 裕翔「冗談だってw」 由良「も、もぉー..!裕翔くんのばかぁ..。」 裕翔「なあ、由良。俺しばらく由良に会えないからさ、しときたいことあるんだ。」 由良「ん?どーしたの?」 『チュッ』 裕翔「これがしたかった。俺、ほんと由良のこと好きすぎて。違う高校行って再会した時止まんないかも。」 由良「っっっ_!?」 裕翔「驚きすぎだってw」 由良「だ、だってぇ..。裕翔くんがそんなに私のこと好きって思ってくれてたなんて..。」 裕翔「ふっ。由良かわいい。」 そう言って裕翔くんは私の頬に手を添えて甘いkissを私たちは繰り返した_ ーその後ー 裕翔くんは無事、希望校に合格し、私も希望校に合格した。 今日は裕翔くんに久しぶりに会えるんだ!!!! 私は高校の授業が終わり、帰りの用意をして門を出た。 しばらく歩くと..。 裕翔「由良。久しぶり。」 由良「ゆ..裕翔くん..!!!!」 そう言って私は抱きついてしまった。 裕翔「由良、久しぶり。」 由良「裕翔くん、久しぶりっ!」 そう言って私たちは久しぶりに再会し、その後も幸せに暮らした_ ー終わりー どうでしたか?初めて書いたのでおかしいところもあるかもですが、 是非是非コメントください!まってまーす!
尊いのはお前だバカ!
「うわァーてえてえェェェー!!」 もちろん声には出してないよん。 「とおとくん今日は何が尊いん?」 「大島です。」 でも中谷さんにはバレバレです。 「ほらほら、あそこの坂本くんと松鹿くん!距離が近くて若干周りの男子が引いてるじゃん、醍醐味じゃん?」 「あたしに聞かんといてよ。」 この子、腐女子じゃないんだよな。 引きずり込みたい!沼に!!!!! 「でさ、あの2人どっちが右だと思う?」 「知らんし、右って何よ?」 「どっちが彼女かって事!!」 「どっちも男やん。」 「まぁそうだけどさ!?!?!?」 ノリ悪。まぁそういうとこかっこいいよね。中谷さんはクールで。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 今日もとおとくん、じゃなくて大島くんが何かを尊んでいる。 彼の事、きっとそういうのだろ。 大島くんはいつも男2人組を見て尊いって言う。 だけどあたしにとっちゃお前のが尊いんだよなぁ。 でも、多分あたしの事眼中にないんだよ、あの子。 いつも男子しか見てへんし、女子が苦手みたいやし。 じゃなんであたしとは話せんの? ーーーーーーーーーーーーーーーーー 「はーほんと坂松(CP名)尊い!」 こんな風に言うけど、いつもの中谷さんのお裁きが面白くてついやっちゃうんだよね。 まぁ、中谷さんは、いつものようにぶった斬ってー。 「…尊いのはお前だよ、バカやろー」 ? なにこれ? え? 「!?」 顔が熱い。 顎クイ!?へぇ!? えちょ待っ 背ぇたっかぁ。 かっこよ。 ちょまって、 僕、生まれて初めて女子のこと意識したかも。 やっば。 坂松は美しいけど、もしかしたら、中谷さんの方をもっと気にするべきだったのかも。 それでも坂松は美しい。 松鹿が坂本の上に座って坂本が松鹿の脇に手を回している。 いつもの僕なら昇天必須。 でも今は それどころじゃないだって? 「お前、やっぱチビで可愛いわ。」
たぶんむりだよ(最後で意味分)
あの日の風に逆らって 「多分無理だよ」 ずっと前から思ってた。 多分ってなに? どっち? この前もお母さんに学校に忘れ物とってきてもいい? って行ったら 「多分無理だよ」 、あれから15年後、私は立派な社会人だ。 漫画家を夢見て 「この作品、どう思いますか?」 この会社で1番偉い人に聞いてみる。 「多分無理だねー、」 多分、、多分、たぶんってなに? 「多分って、なんですか?」 「うるさい、だから若者は!!」 「どちらかといえば、どっちなんですか!」 「、好きにしとけ!!!」 あれから5年後、 「あの日の風に逆らって」が 全国的ヒットです!
ノゾミ屋グリーン
私は小川笑美(おがわえみ)。 私は、幸せを感じたことがない。 夢は、家族旅行へ行くことだが、13歳になってもまだ一度も行けていない。 学校でも、いつもいじめられている。 そんな学校の帰り道、私はある人に出会った。その人は、宙に浮いている。 「私はノゾミ屋のグリーンです。不幸な人の望みをかなえてあげる役割です。よろしければ、あなたの望みを叶えてあげましょう。 ただし、それなりの対価はいただきます。」 「え?私の望みが叶えられるの?」 「はい。まずは試しに、ささやかな望みからいかがですか?」 「じゃあ、いじめがなくなって、クラスの人と仲良くなりたい。」 「わかりました。では、13歳までの誕生日プレゼントをいただきます。」 「それくらいなら、いいですよ」 「ありがとうございます!」 こうして次の日、本当にいじめがなくなって、クラスのみんなと仲良くなっていた。 そうして、ウキウキしながら家に帰ると、私の部屋には6歳のころもらった巨大なぬいぐるみがなくなっていた。 そして、またノゾミ屋が現れた 「いかがでしたか」 「最高!じゃあ次は、家族旅行に行きたい!」 「わかりました、じゃあ、あなたの今からの幸せをいただきます」 「わかりました。」 そして次の日、お父さんが沖縄旅行を当てたのだ!私は嬉しかった。 そして、心の中でノゾミ屋に感謝した。 そして、お父さんが当てた沖縄旅行の日。 私は、駅のホームにいた。 そして、接近のアナウンスが鳴った次の瞬間、誰かにぶつかり、ホームから落ちていった。 家族の悲鳴が聞こえたが、気のせいだろうか。 薄れていく意識では、分からなかった。 「あ~あ、だから言ったのに。」 「契約したときからの幸せがなくなるんだから、当然旅行の時からに決まってるじゃん。」 「じゃあ、次は君の望みをかなえようかな。」 初投稿です!感想もらえるとすごいうれしいです!