短編小説の相談いちらん

短編小説

みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。

短編小説みんなの答え:1

先生。

私は恋してよくない人に恋をしてしまった。 先生は頭が良かったの。科目は理科。 先生に教えてほしくていつも赤点取ってたの。 「先生。」 「お、佐川か?また赤点取ったんだってな笑」 先生は優しかった。すぐ理解する私を褒めてくれたの。 正解する私を見て凄く喜んでた。 「これって…こうですよね?」 「よくわかったな!凄いぞー佐川」 先生はまだ27歳で私達高2の私達とは9しか違うから女子に人気だった。 でも私を見つけるとすぐ名前を呼んでくれた。 「あ、佐川!今日小テストあっただろ?わかんない所ある?」 「え!?あ、はい。めっちゃありますッ!」 「元気に言うな笑笑」 先生の笑う顔がとても好きでした。 一緒にいられて幸せだった。楽しかった。 でも、それも今日で終わり。私はもう高3で明日卒業する。 だから本当のことを言うんだ。 わざと赤点とったこと・先生のことが愛しているということを。 放課後の理科室にいつもどおり先生がいた。 「佐々木先生」 そういうと先生はびっくりした顔でこちらを見た。 「佐川…まだ残ってたのか?もうすぐ18時にn…ま、いいか。というか佐川ー理系の大学行くんだよな。 あんなに苦戦してたお前が行くって先生嬉しいよ」 「先生。ごめん。本当は理科得意だったの」 「え?」 「ずっと…先生がすきだったから…わざとしてました。ごめんなさい」 ポロポロと涙が溢れてくる。そんな私をみた先生は私を抱きしめてくれた。 「何だよ…俺騙されてたの?笑」 「ご、ごめんなさい…」 「いいよ、怒ってないし」 といって私を離した。 そして先生は私に 「あとごめんな。お前の気持ちには答えられない。…卒業おめでとう」 私の初恋は終わってしまった。 そして何年かたった同窓会で 「「佐川さん結婚おめでとう!」」 同窓会でみんなが祝ってくれた。 私の隣には初恋の人がいる。実は振られた後にもずっと告白していったらなんと実ったのだ。 「今のお前綺麗だよ」 「佐々木先生う、煩いです!」 「なんで先生つけるの笑」 これからは二人で笑っていきましょうね!先生! ーーfinーー ここまでありがとうございますぅぅぅう。これは全て私の妄想です笑。 でも実際に好きな先生いるのですがこうなったらいいなぁーみたいなことは思ってます(27歳じゃないんですけどね泣) ちなみに理科は私の苦手科目ですッ!←元気に言うことではない。 読んでいたきありがとうございました。

短編小説みんなの答え:2

少し前の僕の話。

朝起きて、ご飯を食べて、勉強して、寝る。 決められたことを淡々とやり続ける、そんな生活に意味があるのか。 なんだか操り人形みたい。 そんな時に、塾の帰り道、夜の8時半くらいかな。 真っ暗な空に明るい、信号や車、お店の光 という光景を目にして。 普通の人は わぁ、綺麗…。 なんて目をキラキラさせて言うんだろう。 でも、その時の僕はそんなこと思えなかった。 なぜか分からないけれど、泣きそうになった。 感動でもない、じゃあなぜ泣きそうになったのだろう。 今でもよくわからない。 ただ、うまく説明できないが、今の自分みたいだな と思った。 何も手を加えなければ真っ暗なはずの夜。でも、そこに街灯ができ、車などが走れば明るくなる。 言い方を変えれば、無理矢理明るくしている。 それは、その時の自分と同じだった。 本当は生きる希望も見つけられないくらい沈みきって心は暗かった。 でも、そんな姿は見せられまいと無理にでも笑って人と接した。 楽しいと心の底から思えなくても、その心に気づかれないようにと相手に合わせて笑った。 つまり、無理矢理明るくしていた。 そう気がついた時、思わずその光景から目を逸らしてしまった。 息が詰まるようなそんな気持ちになった。 自分でも自分に気が付きたくなかったのかもしれない。 冷たい風が淋しく、僕の頬を撫でる。 今でもあの光景は覚えている。 心が疲れてしまった時はいつもあの光景がまぶたの裏に浮かぶ。 そして君に言うんだ。 やぁ、また会ったね って。 ~Fin ~ 読んでくれてありがとう。 この話は少しアレンジしていますが、自分の話でもあるんです。 辛いときも楽しいときも、私はこういう風に言葉にして残してきました。 きっと誰にも読まれずに終わるんだろうなぁと少し淋しかったので、このサイトに出会えて本当に嬉しいです。 まだまだ読みにくいところはあると思いますが、この話が少しでも誰かに届くといいなと思ってます。 気軽に感想やアドバイス、してくれると嬉しいです!!

短編小説みんなの答え:2

死神の私から、地獄を受け入れる君へ。そして、あなたは?

皆さん、こんにちは、こんばんは、 おはようございます 私は死神です 死者の魂を司る者、現世を見下ろす男です ですが、私は怖くありませんよ 今、手にしている鎌だって刈り取るのは魂 命は奪いません 皆さんが私を見ることができれば 怖がりはしないでしょう 純白のローブに銀髪の髪、眼は金色 死に神に見えますか? 見えないですかね? 少し話がそれました 突然ですが、今、 死にかかった魂がいます 黒い肌の少年です 彼は肌が黒いというだけで、どれほどの差別に 耐えてきたか、知っていますか? 彼は今、死にかけています 彼が「死にたい」と思えば 私は彼の魂を拾います だが、彼は「生きたい」のです 地獄の世界でも、生きたいのです 分かりますか? だから、私は魂を拾いません 皆さんは、差別をしていますか? 大抵の人は「していない」と答えるでしょう ですが、無意識にしていると思いますよ 例えば、駅とかが多いですかね? 黒人を見かけたりしたとき、 無意識に、彼らを「怖い」と思いません? それは差別になりますよ 肌の色が黒いだけで「怖い」ですか? 私も1568年前までは人間だったので 分かりますよ、怖いという感情は 他にもありますよ 黒人だから、店に入れさせない 黒人だから、職業質問をする 黒人だから、過度な暴力をふるう いい上げたら、キリはありません そんなことを彼はされています それでも尚、 彼は 前を向き 生きたいと心から願ってます あなたはどうですか? フフッ、今応えられなくてもいいですよ いつか、応えられる日が来るまで待つので では、あなたに明るい明日を end.

短編小説みんなの答え:1

町角の図書館

専ら人の少ない町の外れに、ぽつんと、古びた洋館が建っている。 その入口には、ひっそりと、薄汚い板がかかっている。 「開館中。誰でもどうぞ。」 そこは、私という一人の老いぼれの家であり、また、この町で唯一の図書館でもあった。 ーーー 私がここを始めたのは、単なる気まぐれだった。 私は、読書が好きだ。 人生を本に投資してきたようなものだと言っても過言ではないくらい、若い頃から暇さえあれば本を読んでいた。 そうしていつの間にか、書斎に渦高く積み上がった本の山。 読書は好きだが、何度も読むのが好きなたちでは無い。かと言って、愛着のある本たちを売ってしまう気にはどうしてもなれなかった。 本を大切にしてくれる人が、自由に読んでくれればいい。 幸運にも既に定年退職を済ませた自分には、有り余るほどの時間と金があった。 独身で一人暮らしの割に無駄に大きな家の1階を少し改造して本棚を設置すれば、あっという間に図書館が完成した。 この町に、はじめての図書館が開いたという噂は小さな町中に瞬く間に知れ渡った。 ーーー 皆がみんな、本が好きなわけではない。それでも、ここは憩いの場所として利用された。 子猫の日向ぼっこの場所に、友達との待ち合わせに、あるいは、デートスポットとして。 自分の作った場所で、誰かが幸せな気持ちになっている。 それが、私にとっての喜びだった。 時が経てば、若者はみな都会に働きに出ていった。若者のいないこの町の活気は、灯火が消えるようになくなっていく。 いつしか、私の図書館には、私以外の人影はなくなった。 ーーー 「もう、閉めるべきだ。」 そうして、今まで何度も口にした台詞を反復する。 窓際の特等席にはいつも通り、黒い尻尾が気だるげに垂れていた。 「なあ、お前もそう思うだろう。」 たった1匹の客に声をかけてみる。 「にゃあ。」 肯定とも否定ともとれない、呟くような鳴き声。 もうずいぶん大きくなった黒いシルエットが、流れた年月を象徴していた。 彼は、毎日どこからともなくやって来る。優雅に寛いでいると思えば、薄暗くなってくる頃にはいつの間にかいなくなる。 その気ままな訪問者は今の私にとっての、唯一の客だった。 私は、懐古癖をこじらせた老いぼれ。 は、と自嘲気味に笑ってみるも、ただただ、虚しいだけだった。 翌日から猫は来なくなった。 本当の孤独は私をどうしようもなく悲しくさせた。 ーーー 何十回何百回と繰り返した葛藤の答えは出ないまま、季節は廻る。 手のシワは目に見えて増えた。少し黒の残っていた髪も、いつの間にか、真白になっていた。 それを頑なに見たくなくて、今日も私は、何千もの本の背表紙を拭き続ける。 思い出に縋る老人ほど滑稽なものはない。 いつか読んだ物語のフレーズを思い出す。 皮肉なものだ。 私は今日も、私のために図書館を開く。 ーーー 箒をはくと、ホコリが舞い上がる。カーテンの隙間から覗く陽射しは、塵の一つ一つを白く映し出した。 カラン と鐘の鳴る音がした。 予想外に、思わず目が開く。 何年もの間、待ち焦がれた音。 久しぶりに、肺に酸素が流れ込む感覚がした。 私は、慌てて入口を向いた。扉から眩しいほどに光が漏れている。久しぶりの刺激に思わずきゅっと瞳孔が縮まる。 カラン、ともう一度、音を立てて、鐘の着いた扉が閉まる。 光が和らいだそこには、若い男が立っていた。 無造作に伸ばしたような、それでいて艶やかな真っ黒な髪に、落ち着いたモノトーンの服がとてもよく似合っている。 青年は、静かに私を見つめる。 「い、らっしゃい。…なにか、御用ですか。」 久しぶりに発した声は、拙くて、乾ききっていた。 「…本が、読みたくて。」 青年は、ゆっくりと言葉を紡いだ。 「僕、読み書きが出来ないんです。もし良ければ、教えてくれませんか。おじいさん。」 揺れる前髪から、青い眼が覗く。 ーーー 午後の陽気は、時の流れをゆっくりにする魔法。 開けっ放しの窓に流れる風がカーテンを揺らした。 カラン 不意に静寂を破る訪問者の合図。 はたきを片手に持ったまま、光の漏れる扉に目をやると、見慣れた黒い髪が、風に揺れた。 「いらっしゃい。」 彼は私を見ると、軽く会釈をして、いつもの席に向かう。 それは、陽の光が一等当たる、窓際の机。 町角のさびれた図書館は、今日も1人の客を歓迎した。

短編小説みんなの答え:0

大好きな君に伝えたかった

学生時代。 俺には近井明里という可愛い彼女がいた。 「おはよう!龍之介!」 「ここの問題わかんないよぉー」 「プリクラ撮ろうよ!」 俺に凄く尽くしてくれた。俺も本当は凄く嬉しかったし、大好きだったのに… 「…ね、ねぇ聞いてるのー?」 「龍之介…」 俺は彼女に甘えてた。そっけない態度をとりすぎてしまったんだ。 「龍之介…ごめん。もう…別れよう。」 俺には「嫌だ」なんて言う権利がなかったんだ。 そこから4年は話さなくなった。 でも今俺の目の前には明里がいる。 そう、名字が変わって…。 白い綺麗なウェディングドレスを着た美しい明里がいる。 もう手には届かないところで明里は他の誰かと幸せになるのだ。悔しい、凄く悔しい…だがもう遅いのだ。 でもこれだけは伝えさせてくれ。 大好きな君は幸せになってくれ。 ーーーfinーーーー 初めてこういうの書くのでへたです。すみません。今回かいたのは切ない恋愛系なんですけどわかりましたかね?(汗) こんな小説読んでくださりありがとうございました!

短編小説みんなの答え:1

ボクはヒツヨウ?

どーも、機械です。 僕は20xx年の新発売携帯機種、パイナップル7です。 皆「携帯」だの「スマホ」だの言って、名前を呼んでくれません。まあそれはいいでしょう。 僕の持ち主は、今年受験生の女の子。ひよりちゃんです。僕がひよりちゃんの受験のお手伝いをできます。電卓を使ったり、辞書を使ったり、最近流行りの曲、「彼岸花」を流すこと。 「……真っ赤で赤いー♪」 ひよりちゃんはこの、彼岸花が気に入ってる模様です。 「あー疲れたぁ。ちょっと夜食食べよ」 ひよりちゃんは下に夜食を作りに行きました。するとどうでしょう。先程まで頑張ってたチョウチョ鉛筆くんと鳥社ボールペンちゃんが来ました。彼らとはあだ名で呼び合うほど仲が良いです。 「パイナップル7くんはいいよねぇ」 チョウくんは言いました。僕は不思議でした。 「何故だい?同じ曲を何度も歌うし、素早く計算するし、ひよりちゃんの知りたいことをすぐ伝えないとだし、大変だよ。」 「でも7くんは必要とされてるわ。」 ボールちゃんも続けます。言われてから、凄く不思議でした。彼らも凄く活躍しているのに。 「ぼくの親友の鉛筆が言ってたんだ。『もう僕達は、必要なくなるのかもね。』って。」 「そうよ!必要にされることがないわ。ひよりちゃんも昔はお手紙を書くのに私の役割、ボールペンを使ってくれたのに、今じゃ7くんに頼って、【メール】を使うでしょ?」 彼らは言いたい放題言って去りました。 僕はどうしようもない不思議な気持ちになりました。いつか彼らが必要とされず、機械が活躍する毎日になったら。彼らの命はどこへ行くのか。怖くなった僕は、わざと充電を切らしました。 【作者から】 どーも、闇柱の黒亜ですっ。 まず、曲として出ている彼岸花。この歌は私のオリジナル曲であり、実在はしません。

短編小説みんなの答え:4

蜜柑色のSummer

緋、青、紫、緑、黄…… 色とりどりの花火が夜空に打ち上がる。 隣の君は大空を見上げて きらびやかな花火に見惚れてる。 そんな君は僕の気持ちなんて 知る由もないね。 なんでたった2文字が言えないんだろう。 最後の花火が打ち上がった時、 僕らの夏は終わる。 早く終わってほしいような、 終わってほしくないような。 これが本当に最後の花火。 その花火は 君の浴衣の椿柄と同じ蜜柑色。 行ってしまう。 待って。 君の手をとる。 「好きだ」

短編小説みんなの答え:1

はじめの一歩

それは、肌を焦がすような太陽が輝く暑い夏の事だった。 受験生にとっては大切な約1ヶ月半にも及ぶ夏休み。汗をかき必死に机に食らいつく受験生が多い中、同じく受験生であるはずの遥輝(はるき)はあろうことか、クーラーが効いた冷たい部屋のフローリングで大の字になって寝転がっていた。机の上に散乱している宿題にも手を付けず、ただひたすらに麦茶の中で時折カラコロとなる氷の音に耳を傾けていた。 「……進路どうしよう。」 そう呟いた独り言は誰の耳に届いたわけでもなく、ただクーラーで冷えた冷たい空気に溶けて消えていった。遥輝はおもむろに手に持っていた『第2回進路希望調査』と書かれたプリントを電気で透かし、ぼーっと見つめた。生徒名と保護者名。それ以外は何も記入されていないそれは、今や遥輝の大きな悩みとなっていた。 別に行ける高校が無いわけでは無いのだ。遥輝の頭なら周辺の高校なんざ行けるところはいくらでもあるし、今から必死に頑張ればこの辺りでは有名な高校への入学だって叶わないことではない。ではなぜこんなにも頭を抱える羽目になっているのか。簡単なことだ。ピンとくる高校がない。ただそれだけの話。花の高校生活。楽しい青春ライフ。そんな日常を送れると思える高校が見つからないのだ。我儘を言うな?知ってるさ。とりあえずいい高校に入っておけ?耳にタコができるくらい聞いた。何度周りにいる人生の先輩達に相談したことか。何度ネットで評判のいい高校を探したことか。それでも遥輝は決めかねていたのだ。 「せめて夢さえあれば専門学校行けるんだけどなぁ」 そう、夢さえあれば。夢が無い自分にとって専門学校など到底届きやしないのだ。それでもやはり、同じ職種を目指す仲間と共に夢に向かって走り続ける専門学校は、遥輝にとっては憧れに近い存在だった。 夢さえあれば。 もう何回この言葉を呟いたことか。これでも幼稚園の時には宇宙飛行士という夢があったのだ。雲よりも、空よりも高い未知の世界でいく億もの星々を見ることが出来る。なんてロマンがある話だろうか。だがしかし、そんなもの一時の夢に過ぎず今の遥輝には宇宙など眼中に無かった。 「……あー、うん。やめだやめ。考えてたらキリがない。」 分かってたさ。夢なんて持てないと。なににも興味が無いのだから。考えるだけ虚しくなる。 まるでネガティブな感情を振り払うように、遥輝は頭を左右にぶんぶんと振ると気分転換にとテレビのリモコンを手に取り、電源をつけた。ちょうどお昼のニュースが放映されている。が、政治に特段興味があるわけではないのでニュースは右から左へ流れていく。カチカチと音を鳴らし進む秒針が、時の流れを知らせる。 さぁ、長すぎる休憩ももう十分だろう。そろそろ勉強を再開しなければ。そう思い、ペンを手に取ったその時だった。 『──です。それでは次は今日のトピック!今回はあの有名料理店《夢人》の料理人を務める桜井良和(さくらい よしかず)さんに密着取材をさせて頂きました!』 不思議と手が止まった。何故か分からない。分からないけれど、それが妙に遥輝の心をくすぐるその事実だけは確かだった。 「料理人……」 呟く度にほかほかと胸が暖まった。よく分からない感情が溢れ返った。 遥輝は宿題を投げ捨ててテレビを食い入るように見た。 「すげぇ!!」 流れるような包丁さばき。目を見張るほど美しい盛り付け。料理人としてのその志。その全てに感動した。 あっという間だった。約20分もの時間がまるで一瞬のようで。心臓がドキドキした。こんなにも胸が高揚したのはいつぶりだろうか。 「料理人、俺料理人になりたい……!料理の専門学校に通いたい!」 夢が出来た。進路が見えた。道が、見えた。とにかくまずは学校を探さなければ。遥輝はそう思うが早いか早速自分のノートパソコンで検索アプリを開いた。未だに胸の高まりが抑えられず、幾分か操作が雑になっていた。けれどそんなことどうでもよかった。遥輝の頭はもう夢と希望でいっぱいなのだから。パソコンの画面に映る遥輝の顔はかつてないほどに嬉々(きき)としていた。 数分後。机上には進路の書かれた1枚の紙と机に向かい必死に勉強をする遥輝の姿があったという。

短編小説みんなの答え:5

俺の、姉さん。

『姉さん』 俺は、幼なじみの事を姉さんと呼ぶ。もちろん実の姉弟ではないのだが、幼い頃からずっとそうだった。でも歳は2つしか離れていない。姉さんは中学3年生。俺は中学1年生だ。 『んー?なあに?』 俺が呼ぶと、姉さんはふわっと笑って首をかしげる。その仕草があまりに綺麗で優しいから、ついつい何度も呼んでしまうのだ。 『・・・なんでもねぇ』 『あらら、なんでもないの?』 『ん。』 『そっかそっか!』 よしよしと頭を撫でられる。弟扱いは不満な反面、彼女の傍にいられるなら、いっそのこと弟でもいいかもしれないとも思う自分に、心底呆れた。 ・・・本当は、一人の男として見て欲しいんだけどな。 『・・・姉さん、大好き』 とりあえず、姉弟ごっこを続けよう。 姉さんが、名前に変わるその日まで。

短編小説みんなの答え:1

ひとりぼっち(怖い話なので注意)

僕はひとりぼっち。 いつも教室で寂しく誰かを待っている。 誰に話そうとも返事をしてくれない。 僕はひとりぼっち。 誰かが来てほしい。寂しい。 ずっと待っている。誰かを。 僕はひとりぼっち。 僕は誰にも見えていない。 だから、こちらに連れていく。 僕と同じ子を。 僕らはふたりぼっち。 僕はひとりじゃない。 連れてきた。あの死にたいと言った子。 僕と同じように、教室で。 青い顔をして、首を吊る。 今日も誰かを呼んでいる。 君を待って、今日もふたりぼっち。

短編小説みんなの答え:0

桜咲く

私の名前は品川胡桃(しながわくるみ)。平均的な小学五年生。 医療従事者の両親は仕事が忙しく、ここ一ヶ月は録に顔を合わせていない。いじめられている訳でもないが、特に友達もいない。 ある日の昼下がり、校舎裏の桜の木の下で一人寂しくまどろんでいると、女の子が現れた。 多分年齢は私と同じぐらいで、真っ白な髪と肌に異様に赤い目が眩しい。頬には全くと言ってもいいほど血の気がなく、桜の模様の入った薄桃色の着物を着て、髪の毛を肩のあたりで髪紐でゆるく結んでいた。 「…綺麗」 思わず声が漏れ、口を塞ぐ。 女の子は一瞬驚いたように目を見張ったが、すぐにまた笑った。 「ありがとう」 「あの、貴方の名前は?」 悪戯っぽく笑う。 「さあね。何だと思う?」 迷った末に答える。 「…桜、とか?」 「うん、じゃあ桜って呼んで」 その日から毎日、昼休みは桜の所へ行った。 「桜ー、今日も来たよー」 「はいはい。他にすることないの?」 「桜と遊ぶ方が楽しいもん」 桜は私の知らない遊びを沢山知っていた。 「今日は雪ん子をしよう」 「雪ん子?何それ」 「雪ん子っていうのはね…」 桜と会ってから三ヶ月ばかり経ったある日。いつもの桜の下に行っても、桜はいなかった。 「さ、桜?」 探してみると、桜の根本に綺麗な字で 「胡桃へ。桜より」 としたためられた手紙が置いてあった。 震える手で封を切る。 「胡桃へ。 私は幽霊でした。三百年ほど前、この容姿が原因でここにあった池に沈められ、殺されました。池が埋め立てられてなくなり、戦争が起こり、学校が出来ても、私は成仏出来ませんでした。そこで、胡桃とあったのです。胡桃は私の見た目を『綺麗だね』と誉めてくれたんです。見える人も只でさえ少ないのに、そんなことを言われたのは初めてでした。 胡桃と楽しく過ごしていると、神様から知らせが届きました。もう未練は無いので、成仏出来るそうです。 直接話せなくてごめんね。私の未練は『綺麗』って誰からも言われなかった事です。 成仏させてくれて、綺麗って言ってくれて、ありがとう。この桜の花言葉を、貴方に贈ります。 桜より   」 「…お、礼言うのは私だよぉっ、ありがとねぇっ!」 いつの間にか、私は泣いていた。 スマホで八重桜の花言葉を調べてみる。 桜の花言葉は、「精神美」。 また、涙がでてきた。 終わり

短編小説みんなの答え:3

私はモテ女

「ふーん、男子にはニュアンスウェーブが人気なのか、、、」 私は一人、この教室でそう呟いた。 私は正直、モテている。この17年の人生のなかでもう、32人に告白されてるっていう事実もあるし。 「まだ残ってたん?」 「あ、うん。ちょっとすることがあって。」 今私に話しかけたのはうちのクラスの廉くん。私が今好きな人だ。今度、クラスのみんなで遊びに行くときの作戦を今たてている、なんて言えない! 「あんさ、ちょっと聞こえてたから言うけど、男子ってそんな簡単に落ちへんで?」 「!?」 バレてる、、、 「でも、オレはそういう努力してる子、好きやで。」 「え?」 「たぶん、いろんな男子がお前に恋してる理由は、お前の努力が伝わってるんちゃう?」 「何でわかるの?」 「だって、、、オレもお前のその努力する姿に恋してんもん。」 すると、私たちを包み込むように優しい風が吹いた。

短編小説みんなの答え:0

「ずっとずっと、120%の愛を君に。」

君が私を100%好きなら、私は君に120% 恋をしている。私は幼馴染のハルトくんのことが好きなんだ。授業中だってチラチラ見ちゃうし、ずっと頭の中はハルトくんでいっぱい。そんなハルトくんが「放課後俺んちまで来てくれる?」ってラインをくれた。少しニヤけてから、「うん、分かった!」と元気よく返信した。 ~放課後~ ハルトくんちは私の家の隣の隣だ。自分の家に荷物をおいてからハルトくんの家に向かった。「なんの用事だろう…」 ハルトくんはすぐに家から出てきた。「あ、ユイカ!おまたせ」 ハルトくんは爽やかな青色のシャツを着ていた。「…!」私は顔が熱くなるのを感じた。「は…ハルトくん、どうしたの?なんかあった?私に用?」少しどもりながら聞いた。「ちょっと話したいことがあって」ハルトくんは俯きがちに言った。 何かあったのかな。ハルトくん。私は心配になってハルトくんに聞いた。「どんなことでもいいよ。私に話して」 ハルトくんは多分…いや、確かにこう言った。「最近ユイカの事ばっか見ちゃうんだ。俺、ユイカのことが好きなんだ。ユイカの全てに惚れてる」 私は長い沈黙のあとこう答えた。「ハルトくん、私も好きだよ。大好き。」 私達はお互い精一杯の愛を伝えあおうと約束して、付き合うことになった。ハルトくんが100%の愛をくれるなら、私は120%、君を愛し続けます。 ~END~

短編小説みんなの答え:4

―歩いている どこだろ   ここ 私は、"人"が怖い。 何を考えているかわからない。 とても大きな闇を抱えている"人"もいる。 そんな"人"が怖い。 "人"の目の圧に負け、逃げ出してしまったようだ。 溜息をつく。 重い 重い 溜息。 何かが前を横切った。 猫。 白くて、澄んでて、白くて。 それは綺麗で。 私は、倒れるようにしゃがみこみ、近くで眺める。 猫は、警戒しながら、近づいてくる。 眼が合う。  眼を見ていると、まるで引き込まれるような 感覚がする。 時間が止まった。 とても小さいが、自分なんかよりももっと大きな世界を見てきているのだろう。 そんな眼をしている。 ちっぽけな存在。 それより少し大きな体をした私。 それより大きな隣の電柱。 それより大きな家。 それより大きなビル。 それより大きなこの街。 それより大きな都市。 それより大きな国。 それより大きな この世界。 何故か涙が溢れてきた。 悲しい訳でもない。 私はずっと悲しくて泣いてきた。 だけど、そんなものではない。 身体が、胸の辺りが暖かくなっていく気がする。 ここで泣いたら 迷惑だ…  涙を拭き取り、立ち上がる。 猫はきょとんとした顔で私を見つめる。 ありがとね。 私は猫に向かって呟く。 ここまで読んでくれてありがとうございます! これ見ると主病んでんじゃね?って思うかもしれませんが、 これはフィクションです。(笑) ばいにゃろく!てらでしたー!

短編小説みんなの答え:1

ハンドクリーム(ちょっと長いかもです…)

ある日の休み時間、窓際の隅の席で私は 一人小説を読んでいた。 今日も杏華(ももか)ちゃんの席の周りにはたくさんの人が集まっている。 私も混じりたいけど私には無理かな… 私も杏華ちゃんみたいに人気者になれたら良いのに…… 帰り道、商店街のポップに目がいった。 ポップには「このハンドクリームを塗ればどんな人でも人気者になれます」と書いてあった。 丁度良い!私はお小遣いでそれを買った 早速明日学校で使ってみよう。 休み時間、私はあのハンドクリームを手に塗った。 すると早速クラスメイトの女の子が私の席にやっできた。 私は透かさずクリームを机の中に隠した。 「志央理(しおり)ちゃんのそのキーホルダー可愛い!」 女の子は私の鞄に着いているユニコーンのキーホルダーを指さし言った。 「あ、ありがとう。」 「どこで買ったの?」するともう一人 女の子が近づいてきた。 「原宿のアクセサリーショップで買ったよ!」 「へぇー今度一緒に行こうよ!」 「いいね!私も」 「私もーー」 「私も入れて!」 私の周りには5人のクラスメイトが集まっていた。 このハンドクリーム凄い……! 帰り道、友達と別れた後ふとあのハンドクリームが売っていたお店へ足を運んだ。 しかし、あのお店はなかった。 昨日みたものは何だったのだろうか。 「まぁ、人気者になれたんだしいっか」 私は今週の土曜日クラスメイト達と原宿へ行った。もちろんその時もあのハンドクリームをつけていた。だから友達と出かけた事がなかった私でも上手くいった 「今日は楽しかったな。」 …でも、ほんとにこれで良いのだろうか。 私がこれのおかげで人気者になってから 杏華ちゃんの人気が下がっている。 私のせいだ。私がズルしたからだ。 このクリームの成果は凄かった…できればずっと使っていたい。でも、これは自分の力じゃない………よし!私は決めた。 明日からは自分の力で友達を作ろう! もうこのクリームを二度と使わないよう 私は川へハンドクリームクリームを投げ入れた。川がポチャンと音をたてた。 うん。これで良いんだ。 よし!明日から頑張ろう! 作者です 最後まで読んで頂きありがとうございます たくさんの感想待ってます!!

短編小説みんなの答え:1

許せない・ゆるせない・ユルセナイ

元恋人が前を突っ切る。私の前を通ったあとは安心したのかゆっくりしたあしどりで、自分のデスクに腰を下ろす。 許せないと思った。元恋人 アイルは、他の女が好きになった、別れろ。そう言った。好きになった女は、私の隣にいる。許せない。ミンナミンナユルセナイ。私はアイルのことを愛していた。好きだった。自分の心という名の船の頼れる船長だった。でも、その船長アイルは違う女の船に移った。そして船長をを失った心の船は今グラグラみじめに揺れている。私は決心した。アイルを殺す、決心を。あの女の船の船長を消し去ってやる。 そしてアイルを永遠に私の物にする決心を。私は顔を隠さなかった。アイルにありのままの私を見せるために。まだ持っている合鍵でガチャリ、ドアの鍵を開けた。どんな顔するかな?そしてドアを開いた瞬間。 ズッキューン。撃たれた。アイルに銃で。アイルの吐息が聞こえる。腹を撃たれている。 アイルは私がここに来ることを知っていた。そうだろう。でも悲しくない。好きな人の前で死ねるんだから。 そしてこの部屋の中にはもう1人人がいる。あの女である。顔は恐怖心でひきつっている。死を悲しまない理由はもうひとつある。あの女に恐怖を植え付けてやったから。

短編小説みんなの答え:2

希望の花

引き出しを整理していたら、古い日記帳が出てきた。 『日記 3年4組 みやざわ ゆきの』 なつかしい日記だった。3年生だから、今からもう5年も前になる。今見ると少しへたっぴな、でも丁寧に書かれた名前。鉛筆や消しゴムのかすで少し汚れた表紙を、そっとめくった。 『11月1日 月曜日 お母さんが、スノードロップのきゅうこんをもって帰ってきました。お母さんはスノードロップの花がすきです。うちのうらにわにうめました。明日からはわたしが一生けんめい育てます。』 『11月2日 火曜日 お母さんにやり方を教えてもらって、スノードロップを育てています。…』 書いてあるのは、ほとんどスノードロップとお母さんの事だった。毎日毎日、休日でも休みなく、スノードロップの様子が記されている。『お母さんにおこられました。お水はあげすぎるといけないそうです。』『葉っぱがのびてきました。』『つぼみがついていました。』…冬になり、2月になると、育ってきた様子が嬉しそうな字で記されている。『2月18日 きのうまでつぼみだった花が、朝見たらひとつさいていました。お母さんが帰ってきたら見せてあげたいです。早く帰ってこないかな。』…次のページは、真っ白だった。一日も休まず書かれていた日記が、19日は何も書かれていない。その代わり、雫を落としたように、ページがしわしわになっていた。次も、その次も。 黙ってページをめくる。 『2月22日 前に、スノードロップは「死の象徴」だと、本で読みました。でも、お母さんにきいたら、「スノードロップはね、きぼうの花なのよ。」と言いました。わたしはこれからも、スノードロップを育てます。はじめてのつぼみは、おし花にします。お母さんの言った「きぼう」にしたいです。』 ふっと目を覚ますと、もう空が明るくなっていた。日記を読みながら寝てしまったらしい。 外に出て、裏庭のスノードロップを一輪だけ摘んだ。 家に戻り、居間に入った。仏壇に向かう。そばの小さな花瓶に、摘んできたスノードロップを活けて、仏壇の前に正座する。 無色だった雪に、自分の色を与えたスノードロップ。お母さんも、私に希望を与えてくれた。 確かに、死の象徴も間違いではないかもしれない。でも私にとって、スノードロップは希望の花だ。自分に希望をくれた母のように。 希望を与えてくれて、ありがとう。 微笑む母の遺影に呟いて、そっと手を合わせた。

短編小説みんなの答え:0

守レナカッタ、君【アドバイスお願いしゃす!ほんのり恋愛です】

俺は幼馴染の飛鳥の部屋に入った そして、目に入ったものを見て、絶句した 飛鳥が震えてる 傍には絶えず光る、スマホが1つ 「優陽?!」 飛鳥は驚いたようなこえを発した そして、スマホを隠そうと手を伸ばす それより、一瞬早く俺の手が 飛鳥のスマホを奪い取った そこに現れたメッセージ 「マジでアイツはウザいんだよ」 「お前が居なかったら全てよかったんだよ」 「運営委員なんかやって。先生にいい子ぶって」 「そのくせ、妙に明るかったよなー」 「気づかなかったのかな?お前本当はうざいんだよ嫌いなんだよ。うちに嫌われてるの分かってなかったの?(笑)」 「気づかないだろ、あんな馬鹿はw」 「それもそうだな」 「害悪でしかねーし」 「めっちゃ分かる」 そんなメッセージが絶えず送られてきている グループを見ると「元東小学校グルチャ」 と表示されている 『何で…こんなこと…』 掠れたような声しか出なかった ただ、悲しかった ただ、腹がたった 「ごめん」 『謝るなよ!お前は何も悪くないんだ!』 そう言うと、飛鳥はポツポツと話し始めた 運営委員をしているから、いい子ぶりだと言われたこと 運動神経も良く、頭も良いことを妬まれたこと 殴られ、蹴られたこと 陰口、悪口をいわれたこと 違う 違う 運動神経が良いのは、頭が良いのは 彼女の努力だ 飛鳥にだって苦手なことはたくさんある 昔は足が遅かったし、勉強も苦手だった だから、飛鳥は努力した 毎日早起きして、走りに行っていた 休日は1日に5時間。受験期間は12時間 たくさん努力しているのを、傍で見てきた 喧嘩だって、飛鳥は合気道をやっている 素人を倒すくらい、容易いだろう だが、彼女は優しい 男勝りで、言葉遣いも乱暴な彼女は 実は本当に優しい 俺は知っている じゃあ、何故守れなかった? 何故庇えなかった? 『飛鳥…』 俺は呟いて、震える彼女の体を抱きしめた 意外と小柄なその体から熱と震えが伝わってきて 一層強く抱きしめる 守れなくて、ごめん 俺は自分の不甲斐なさに涙が出そうだった ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.フィクションです 2.私に文才はありません 3.誤字脱字常習犯です

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