短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
【短編小説】母と、私と、おにぎり。
母の作るおにぎりは、いつもしょっぱい。 塩を振りすぎるからなんだ。 他の子のお母さんは、もっと器用なのに。 なぜ私の母だけ、不器用なんだろう。 そう思いながら、私はいつも、母の作ったしょっぱいおにぎりを食べる。顔を険しくさせながら。 シングルマザーの母は、早起きだ。 早朝に起きては、私のお弁当を作り始める。 朝の八時から五時までのパートで働く母の昼は、コンビニ弁当で済ませているらしい。たまに、タッパーに封じられた冷飯や、おかずなども持っていき食べるそうな。 一時期、そんな母の様子に、不安を覚えたことがあった。体調はどうか。過労などないか。我慢しているんじゃないか。 そんな考えを、朝食の並んだ食卓を挟み、口に出す。 しかし、母はいつもの通りに微笑んだ。 「あんたは子供なんだから、母さんの心配なんか、まだしなくていいの」 ……その笑顔は、毎日笑っている母の笑顔と全く同じで、変わりのないものだった。 「ちょっと、来なさい」 担任の先生から呼ばれ、私はおもむろに教室を出た。 どこか胸騒ぎがした。なぜなら、廊下を歩く先生は、険しい顔をして、始めに言ったからだ。 「今から先生の言うことを、驚かず聞いてください」と。 そして、先生の口から私へ、ゆっくりと、慎重に告げられる。 「お母さんが、倒れたそうです」 パート疲れだったのだろう。 母が横で倒れるという突然のことに、パートの同僚が混乱のあまり、慌てて救急車を呼ぶ騒ぎになったそうだが、幸い母は大事には至っておらず、単なる疲労だったらしい。 母は朝から顔色が悪く、少し貧血気味だと言っていたが……。 無理をしていたのだろうか。 私のために。 次の日から、母はパートを休んだ。休ませた、と言った方がいいのかもしれない。 とにかく、その時の私は、なぜだかもしかしたら母がパッと、どこかへ消えてしまうんじゃないか、という思いでいっぱいだった。だから、私は母へパートを休むよう言うしかなかった。 ある日家へ帰ると、母が当たり前のように料理を作っていた。 「……お母さん?」 「ああ、おかえり。 昼頃に体調良くなってきたんだ」 違うよ。そうじゃないよ。 胸の奥で何かが、きしむような音をたてた。 「何でもっと自分を大切にしてくれないの」 いつの間にか、胸の奥の想いは言葉になって、私の口から飛び出していた。まるで、慎重に、こぼれないように注いでいた水が、コップから溢れるように。 私は、母の目を見ることなく、奥歯を噛み締めながら、早足で部屋へ駆けていった。 言ってしまった。 母が頑張っているのは知っていた。 私は、それを“我慢”ではなく“愛”と受け止めることはできなかった。 私のために。 私のために。 私のせいで。 胸の奥で、その言葉は飛び交い、私の心に鋭く突き刺さっていった。 私のせいで。 その日、私は部屋から出なかった。 出れなかった。 次の朝、母はパートへ出た。 「いってきます」 という母の声を、自室の壁越しに聞きながら、私は「いってらっしゃい」とは言えなかった。 私は、その日学校を休んだ。 母には、「お腹が痛い」と仮病を使った。 そうした方が、毎朝お弁当を作ってくれたりする母の手間が、省けると思ったから。 私がいないことで、母が我慢を、苦労をすることがなくなると思ったから。 母が家を出たのを確認し、私は部屋を出た。 たまには自分で朝食を作ろうと思いキッチンへ行くと、そこには、一つのおにぎりがあった。隣あるチラシの裏に、母の筆跡で文が書かれている。 “朝ごはんは、おにぎりを食べてください。 塩はなしにしてみましたが、どうでしょう。 まだお腹が痛かったら、無理して食べなくてもいいよ” ……私は、母からの文を読みながら、思わずかすれた声を漏らした。 何故なら、その文章にはまだ続きがあったから。 “はやく元気になってね” “お母さんは、あなたのことが大好きだよ” “お母さんがいつも笑顔なのは、毎日あなたがお母さんを幸せにしてくれるからだよ” その言葉は、ボールペンで修正したように荒く線が引かれていた。 母の不器用さと、照れくささと、優しさが、伝わっていく。 私は、目の前のおにぎりへ、手を伸ばした。 食べる前に、きちんと「いただきます」と言う。 その時、目の前がかすんだ。 ……やっぱり、しょっぱいじゃん。 私は、頬をつたうしょっぱい何かを、手の甲で拭うと、むしゃむしゃとおにぎりを食べ始めた。
今日も教室の片隅で
実は僕は病気なんです。男女が逆に感じる病気。そんなの聞いたことないって?そりゃそうさ。この病気はパパが発見した。でも、証明できないから秘密にしているんだって。ま、僕はニュースとかに名前が載ったりする危機感とか不安がないからラッキーって感じなんだけどね。 「………」 今日も話しかけてくれる人はいない。教室の片隅にひっそりいます。ある日、大事件が起きたから。 2018年。4月4日。 「おはよ、優。」「お、おはよう」「今日は始業式同じクラスなれるかなぁ。楽しみだな。」「あ、ああ。じゃあな。」「おう。」 クスッ。ついつい笑ってしまった。今きた奴(名前はわからんけど多分ケン君)は超男子系タイプ。最近早めの声変わりしたばっかりで背もだいぶ高い。声が低いほど高く、高いほど低く聞こえちゃうんだよね。だから完全に声のめっちゃ高い背の高い女子が僕に向かって「おう。」って返事したわけ。想像しただけでも笑えるんじゃない? 「ケーン君。おーはよっ!」 きた!実はケンって意外とモテるんだよな。で、そいつのガールフレンド。坂口彩美。こいつは超女子系。つっても女子同士グループでイヤミとかショップの話とかはしない。そこが人気でこいつもモテる。すげぇな。朝からモテモテカップルに出会うだなんてw 「優君?なに一人でニヤニヤしてるの?」 低い声に、カッコいいヘアスタイル。イケメン。 あぁ、坂上か。そう分かったのは数秒後だった。 「え?僕ニヤニヤしてた?…ごめん。」 「別に気にしてないよ。大丈夫☆」 う、ウ、ウィンク!? 「ハハッハハハハハッ」 もう我慢できなくなって笑ってしまった。だって超男子が「大丈夫」って可愛らしい声で言ってウィンクしてんだよ。マジ笑えるわ。ほんま……に……。 「ちょっ!彩美泣くなって! 優…………!。」 見ると彩美が泣いていた。はっ……。気がついた時にはもう遅かった。 「ええと、だから、これには訳があって…」 ………。ケンの顔が真剣だった。これには勝てん、と思った。 そっか。この病気を理解してくれる人は一人もいないんだ…。何かに思い知らされたような気がした。 「彩美。優のことなんか気にすんな。教室戻ろうぜ。」「…うん。ケン君。ありがと。……」 涙声で彩美が言った。 「ハハッハハハハハッ」 あぁ~もうマジで彩美面白い。これじゃあ男子が女子に甘~い声で甘えてんだよ。低っい声でよ。 「あぁ~坂上。もうやめてって。笑える!…………!」 ケン……。ケンのあの顔は忘れられない。 「優、ええ加減にしろや…!!彩美傷ついてんだぞ!それぐらいわかれやぁ!」 そのあとはエライ喧嘩やった。だって坂上が泣いてもケンが怒鳴っても先生が喧嘩を止めようとしても笑うしかなかったんだから。 今日も一人で教室の片隅にいます。みんなにとっても教室にとってもきっと僕は自然に片隅へと追いやられているんだろう。
Psychics
『さあ、始まりました、都市伝説のお時間です!』 テレビであり得ない話をよく言っている番組だ。つまらない。でも、今日は、ある専門家が出るそうだ。僕たちにも関係する。だから仕方なく見ている。って、何に関係するんだろ、、。僕が言ったけど 『今日は、ゲストが来ています! 美浜 小百合さんです!』 パチパチと盛大な拍手が聞こえる、、。 『どうもこんにちは、超能力について研究している美浜小百合です。宜しくお願いします。』 と、ゲストの人は言っている。美浜さんか、、何故か知っているような、、 『では、今日は勿論、超能力についてお話しします。皆さんは大昔、人は猿から始まったと思われてますよね?実は違うんです。大昔、超能力者、、。つまり、Psychics。しかいなかったのです。例えば、雪使いや、魔法使い。ですが、ある日、突然変異で普通の子が産まれました。何も能力がない。その人は他の普通の人と付き合って、、と、どんどん普通の人が増えていきました。その普通の人たちを、Psychicsは人間と呼び、Psychicsは人間から避けられていきました、、。』 あぁ、確かにそういうこともあったっけなぁ、、。って、何で知ってるんだ、僕。 『そして、彼らは今もそうですが、国の収容所に閉じ込められています。反乱を起こさないようにと、何か戦争に使えるか、と考えられたからです。』 僕も外には行ったことはないけど、ここは金ぴかの部屋で過ごしやすいのさ。 『だから、今も彼らは重宝され、金と銀に囲まれた優雅な部屋に閉じ込められています。しかし、役人さんたちは私が今言うことは知りません。人間も、稀にPsychicsが産まれるということを、、。』 ふーん。それぐらい知ってるよ!って、 何で僕は知ってるんだよ、、。 『そして、彼らは超能力以外に無意識に使っている能力があります。それは、彼らの祖先の記憶を思い出せる、ということです。』 まさか、、、僕って、、。ってことはここって、、 寒気がしてきた、、。 『今、テレビの目の前にいるPsychics!わかったことがあるわ!』 急に美浜さんが言ったため、他の人も戸惑っていた。そして、CMに変える直前、、。 『そこは二十歳になると能力を使えなくなるから、国が君達に毒物を注入しようとしているわ!隣の子も居なくなっているはずよ!だから、窓でも割って早く!君達は最後の希望なんだから!その毒物を取り入れたら、、。ガチャッ』 CMに入ってしまった。まるで僕に言っているような言葉だった、、。隣の昨日二十歳を迎えた女の子も居なくなっている、、。僕はPsychics?だから、、? コンコン 「城田マラヤ君?ちょっと御願いがあるから出てもらえる?」 ヒイッ!役人が来た、、。 僕は、、僕は、、。 僕は窓に手を掛けて、久しい美浜さんのもとへと、、。 下手すぎてすみません!
書いてみましたどうですか?
わたあめ 作:瑠璃の望月 「先生、私のことキライですか…?」 私、咲妃はずっと気になっていたことを先生に聞いた。 「なんでそんな事…キライな訳ないでしょう?」 先生は本当に驚いたようだ。 「だって…私隣のクラスだし仕方ないのかもしれないけど、先生と話せることなくて、面談が女子は新田先生、男子は大橋先生だって聞いたとき、すごくうれしかった。そして、そこで聞いておこうと思ったんです。」 私は一度言葉を切った。 「話しかけたいけど、嫌われてたら嫌じゃないですか。」 つるりと涙が出てきた。 すると、新田先生が私をぎゅっと抱きしめた。 「大丈夫だよ。咲妃ちゃん。咲妃ちゃんのことを嫌いになったりしないから。」 先生の言葉で、すごく安心して涙が溢れた。 「私、また先生の授業が受けたいです…」 心に秘めていたことまで、口に出してしまった。 でも、先生はふわんと笑って、「そんな風に思ってくれて嬉しいな。2組に授業をしに行くときがあるといいね。1組の子たち、雑談ばかりで授業が進まなぁいって文句ばっか。ふふっ。咲妃ちゃんみたいに待っててくれる子がいるなら楽しくなりそう。」 やっぱり私、この先生が好きだ。笑顔、少し抜けてるところ、おこり方まで全部。何をしてもかわいいから。この笑顔を守るのが、私達の役目なのだ。わたあめのように弱い、先生の心まで。 ぐだぐだですみません。初めてということで許してください……
君との時間
君との時間。俺は幸せだったことをまだしってはいなかった。あのときはーーー…… 1年前 「ねえ、勠くん!おはよう!」 「……おはよ」 俺は勠。彼女がいる。ユリだ。明るくて、元気でかわいい。そんな彼女だが 俺はひとつだけ不信感をいだいていた それは半利という同じクラスの男だ。 どうやら、さいきん、半利が、ひんぱんにユリにはなしかけているようだ。 ……本当の彼氏は俺なのに。それに最近、ユリはつかれたようにくまができており、元気もない。声が少しくらめだ。どうしたんだろうか。でも半利と 一緒に話すユリはにくたらしく、つい 強くせめてしまう。そんなとき、いつもユリは「ごめんね。勠の心、傷つけちゃって。ごめんなさい。」 だが、もう二ヶ月もユリは学校にとうこうしてなかった。すると半利から電話がかかってきた。 『おい、勠。○▲▲病院に今すぐこい 』 えらそうなくちょうだが、すぐに○▲ ▲病院についた。そこに、一通の手紙がおかれていた 『半利くん、勠くん、先にあの世にい ちゃった。ごめんなさい。でも。私は 半利くん、勠くん、どっちも大好きだから。私はきっと空で、天国で二人を見守ってる。だから、ね……』 俺と半利は泣きながら手紙を、ふるえるてでもった。最後は涙でぐちゃぐちゃで読めなかった。 ーー君との時間……ーー 完
【短編小説】死ねない僕。
僕は相沢琉生(あいざわるい)。 いじめられている。 殴られて叩かれて蹴られて、 暴言吐かれて、閉じ込められて、 物を隠されて、捨てられて。 死にたいと何度思ったことか。 でも、これはゲーム。 いじめっ子にとってはゲームでしかない。 『遊び』でしかないんだ。 僕が死んだら、違う子がいじめられる。 こんな思いをするのは、僕だけでいいんだ。 「おい、琉生。これなんだよ?」 いじめっ子が持っているのは 今は亡くなったおばあちゃんがくれたお守り。 「それは!」 「気持ち悪いわ。琉生菌ついたし。捨てよ。」 そう言ってお守りが窓から投げ捨てられた。 「っ!」 殺してやりたい。 その気持ちに何度も蓋をする。 死にたいよ。 でも、他の子が辛い思いをするのは嫌だ。 それに、死にたくない。 本当は死にたくないんだ。 だけど、死にたいんだよ。 そんな気持ちがずっとループしている。 作者のブルーです。 どうでしたか? いじめは残酷ですよね。 感想・アドバイスをお願いします。
若宮ばあや食堂
『ばあや...生姜焼き定食頼むね』 私は、一児の母。もう私は、子育てに疲れ切っていた。 何故なら、早くても寝れるのは11時だ。それも、寝れたとしても、夜泣きで起こされる日々は、もう嫌で。今日は夫に、子育てを全て任せてしまった。私がしないといけないのに。 若宮ばあや食堂は、私が生まれる前からあった...だけど、入ったことはない。貧乏だったからだ。もやしを買うお金すら、ない日もあった。 「あいよ!ちょっと待ってな」 だけど、やっと私も稼ぐの。大人になるの。 はぁ、いい香り、今日は、お味噌汁かな。 若宮ばあやは、10分を待たずとも料理を作りあげた。 「若宮ばあやの特製生姜焼き、食べていきな」 『頂きますっ』 私は、一口だけ口に運ぶと、ほろほろと涙が溢れる。 お肉の旨味、お味噌汁はほっこりした、少し薄い味付けで、私の心を溶かしてゆく。もう、私の箸を持つ手が進むことはなかった。止まったと思えば、生姜焼きはどこかに消える。 「ばあや、ありがとう」 私は、500円のワンコイン定食を、100円多く渡し、帰宅した。ほんの、些細なお礼として。 『ばあや...さん?ハンバーグ定食あるかい...?』 俺はサラリーマンだが、上司に怒られてばかりだ。もう駄目だ、俺は。 「あいよ!ちょっと待ってな」 ばあやは、10分も待たずとも料理を作り上げた。 「若宮ばあやの特製ハンバーグ、食べていきな」 『あぁ、頂くよ』 皿の上にはハンバーグとレタス。みそ汁とご飯という、シンプルな構成が、俺のどこかをくすぐる。 母さんの料理だ。おれの母さんとそっくりだ。もう、いないけどな、ははっ... 俺は口に運ぶと、ほろほろと崩れる肉の壁。俺の心の中の壁も壊されて。 波がきたように、そこへ温かいスープが押し寄せる。俺はもう箸の手を止められない。止まったと思うと、ハンバーグはめっきり、消えていた。 「ばぁや、ありがとよ」 俺は涙をこらえ、ばあやに500円と、財布の奥にちょこんと残っていた5円もついでに支払う。ほんの、些細なお礼として。 一児の母とサラリーマンは、また次の日、若宮ばあや食堂を訪れたが、休刊日の張り紙が張られていたシャッターが、それから上がることは無かった。
君のコト(恋愛系)
「好き」という気持ちが、止まらない。 君に会う度、話す度に、「好き」の気持ちが、 大きくなる。 授業中、君と目があう。 君は、私に、「ニコッ」と、笑いかけて、 また、授業に集中する。 私は、君の「クシャッ」とした笑顔が好き。 でも、逆に、君の真剣な顏も好き。 いつ、この気持ちが伝わるんだろう? いつ、この気持ちを伝えられるんだろう? いつ、この気持ちに気づいてくれるんだろう? いつか、君にこの気持ちを伝えられる日が きますように。 読んでくれてありがとうございます。 共感した!だけでもいいので、感想ください!
夜空を眺めて
私は今日も1人夜空を眺める。 雲が多い日は月が霞んでよく見えないけれど、今日は満月がとても綺麗に浮かんでいる。 こんな満月を見られるなんて今日はラッキーだなぁ。まぁ、「今日」ってあと少しで終わるけど。 なんてつらつら取り留めも無いことを考える。この場所で1人で過ごす時間が増えてから、ふらふらと連鎖していく思考をすることが私の癖になったみたいだ。 「ぽかりと浮かぶ」っていう言葉がぴったりな満月を見ながら今考えることは頭に浮かんでは消え、浮かんでは消える人達の事だ。絶対にそうかは自分でも分からないけれど、きっとその人達は私にとって大切な人達のはずだ。うーん、大切?いい言葉は見つからないけれど。 その人達はそれぞれ色々な形で私の今までの人生に出てきた人達。いい思い出ばかりなわけじゃないし、例えばその中の1人が浮かぶと、もっと「私」を愛してほしい(その人に面倒に思われたら嫌だから言わないけどね!言えないしハハ)、なんて望んでいる自分に気付いてしまうとか、難儀な考え事。 でもね、ふとその関わりの中で嬉しかった事とか思い出すと、あぁこんな私の周りにもちゃんといてくれた人がいたんだなって少しの安心とかなんとなくの大丈夫が自分の心にそっと灯りをともした気がするな。そりは本当に弱々しい灯りでちょっとした風ですぐに消えるだろうけれど、きっと何回でも灯すことが出来る。私自身がその人達への愛を忘れなければ。 ……今日の私の心の調子はそこまで悪くないみたい。こんな穏やかな結論を出してるってことは。 あーあ、勝手な自己分析も癖になってるのかな?まあいいか。正しいことなんてきっと何一つない中で今生きてる私達は、自分の信じたい言葉や考え方で生きたっていいはずだ。いつ人生が終わるかなんて分からないし、善も悪も色とりどりの考え方がある。評論文なんか読むと本当にそう感じたなぁ。それは絶望でもあるけれど、自分と、たった1人の人だけでもいい、自分の周りにいる人が"その"瞬間笑えたらそれはきっと少なくとも悪いことではないんじゃないかな。浅いかも知れないけれど正解なんて多分ないよね。 なんて考えていたら夜も深まり、また新しい「今日」が来ていた。深夜、昼間より格段に澄んだ紺碧の空にはさっきまでは見えなかった小さくも満天の星が輝いていた。 長くなってしまいました…ごめんなさい! 状況設定などはあえて描かなかったので自由な想像で読んでほしいです。拙い文章ですが読んで頂けた方はコメントを下さると嬉しいです。
オトモダチ
サエは私の、昔からの友人だ。今でも時々会って、こうして一緒に遊んでいる。 今日はまずショッピングに行った。それからここでゆっくりお茶をしている。 「ねえ、まだ時間ある?」 サエが私に尋ねた。 「うん、あと二時間半くらい」 「そっか。じゃあ映画観に行こうよ。気になってた映画があるんだ」 平日の昼間ということもあって、映画館は空いていた。 「良かったー、席、埋まってなくて」 「そうだね、良い席が取れたかも」 今の時間から一番早い回を予約したので、上映の時間はすぐに来た。 飲み物やポップコーンを慌てて買って、シアター内に入った。 サエの観たがっていた映画は、今話題になっているアクション映画だった。 「一人だとちょっと行く気にならなくてさ」 だから私を誘ったんだ。 「うん、私も。一人で映画行くのって、ちょっと緊張するよね。サエと来れて嬉しいよ」 「本当に? ありがとう」 サエは私に嬉しそうな笑顔を向けてくれた。 シアターを出て真っ先に目についたのは、グッズが売られているコーナーだった。 そこにはさっきの映画のグッズも置かれてある。 「わ、見てよ。さっき見た映画のグッズがたくさんあるじゃん」 「本当だ。私、買って……」 ピピピ……ピピピ……。 その瞬間、会話を遮るように携帯のアラームが鳴った。 「あ、時間……ですか」 目の前の、先程まで「サエ」と私が呼んでいた女性が訊いた。 「はい、そうなります。では代金をいただきますね」 財布から取り出され、手渡されたお札を確認する。 「一万、一、二、三……」 「あの……」 女性は申し訳無さそうに言った。 「なんでしょうか」 「もう少しだけ、延長できませんか。せめてグッズを買うまでは……」 「追加料金をお支払いいただけるなら」 「そこをなんとか。数分で済ませますから」 「“仕事”ですので」 そう言うと、とうとう女性は黙り込んでしまった。 お札を数える手を再び動かし始める。 「……六、七、八と。一万八千円、ちょうどいただきました」 女性はうんともすんとも言わず、その場に突っ立っている。 「延長は」 短く訊くが、首を静かに横に振るだけだった。 「では失礼いたします」 お札を財布にしまい、私は足早にそこを後にした。 「レンタル友達」というサービスが近頃流行っているらしい。 一時間三千円で、仲の良い友達を演じて、なんでも付き合ってくれるという。 ショッピングも、カフェでお茶も、観たかった映画も。 「昔からの友人」になることも。 「一人は寂しい」「一人は嫌だ」 そんな方はどうぞ、ご利用ください。 いつでもお待ちしていますよ。 ※もちろんフィクション こういうブラックユーモア? みたいなのが結構好きで、書いてみたかったんですが、結構難しい……。
俺を好きにならない女の子
「キャー!如月(きさらぎ)様よ!」「あっちにいるぞ!俺もサイン貰うんだ!」 また、みんなが俺を見つけようとする。 「もう、こんなの嫌だ」そう暗い体育倉庫の中で呟くと上から声が聞こえた。 「どうしたの?」 「!?!?!?え!」 上にいたのは見たことのない女の人。けど、制服着てるから同じ高校? そんなことを考えていると 「大丈夫?何が嫌なの?」 とまるで子供をあやすような声で聞いてくる。 あれ、そういえばこの人。まだ俺のことを好きになってない...? 自分の眼が特別だと気づいたのは小学2年生。いや、それよりも前だったかもしれない。 もともと、俺の眼は少し違った。黒の中にピンク色が入っているんだ。 それがみんなを惹きつける、決して俺の力ではないもので好きになられても俺が好きになれない。 そうして毎回断ってしまう。 一番最初は確か伽耶(かや)ちゃんかな「史也(ふみや)くんのことが好きなの!」 スキが何かもわからない時こんなことを言われて戸惑った。 伽耶ちゃんは可愛かったけどよくわからないから断ってしまった。 それから何度も告白された。時には男子にだって告白されたこともある。 それが中学生になって恋愛ってものにみんな興味を持ち始めた時が一番ひどかった。 多い日で4人に告白された。それでも俺は誰かを好きになることはできなかったし、俺のことを好きにならない人に会ったことがなかった。 けど今回は違う、みんなと同じように迫ってこない! 「えっと、言いづらいんだけど俺のこと好きになった?」 俺のことを好きかどうかわかない相手にこれを聞くのがこんなにも恥ずかしいことだったなんて初めて知った。 「え?うん。好きになって...ない、よ?」 本当に何を言っているんだろうという顔をしてる。 けど、そんなことより俺は初めて会った俺を好きにならない人がいることがとてもうれしかった。 「本当に!?好きになってないの?やった!見つけた!」 嬉しさのあまりその場でピョンピョンと跳ねる。 そしてすぐにはっと気づいた。 もしかして、男子高校生がこんなことやってたら気持ち悪い? 俺の中に電撃が走った。...なんて恥ずかしいことをしたんだろう///穴があったら入りたい( ;∀;) 「あはは!如月様って表情がコロコロ変わるね」 如月様?もしかして俺のこと好きになったんじゃ... 「あの、如月様ってもしかして俺のこと好きに...」 「いや、違うよwクラス同じでしょ?みんなが如月様って言ってたんだ。こんな人だったなんてビックリ!もっとクールな人だと思ってた。だっていっつも無表情なんだもん」 ん?同じクラス?まって覚えてない...休み時間はみんなから逃げてたからまだまともにクラスの人と話せてないんだ。 それと、クール?毎回俺は緊張してるだけなんだけど。 けど、俺を好きにならない人がいるって分かってホッとした。 「そっか、ありがとう」と笑うと女の子はふいっと目を背ける。 ふふふ、と笑うと女の子はムッとこっちを見て「なにさ!」と言う。 本当にかわいい。 あれ、俺、可愛いって思った?あれ、あれれ? 顔がぼっと赤くなる、もしかしてこれが好きって感情? 「如月様も顔赤くなってる!」 周りにもわかるくらい赤いんだ///ともっと恥ずかしくなる。 「あのあ、如月様って恥ずかしい呼び方変えない?」 「じゃあ、史也くん?」首をかしげてこちらを見る。 「そうそう、じゃあ次は」と手を女の子のほうに向ける。 「えっと、私は陽南(ひなみ)だよ」 「そっか陽南ちゃん!これからもここで話してていい?」 「いいよ!喜んでw」 こうして俺の友達ができた。これからは憂鬱だった学校が少しは楽しくなりそうだな。と思いながら体育倉庫から出るとまた、 「見つけた!如月様よ!体育倉庫から出てきたわ!」 と声が聞こえる。少しはこれにも感謝しなくてはいけない。 だって、陽南ちゃんと会えたのはこれのおかげだから。 そして俺の中に1つ目標ができた。 「陽南ちゃんを自分の力で好きにさせる!」 そのために頑張らないとな!
Message
「山川さんは、病気で緊急入院、緊急手術をすることになりました。」 先生はそう告げた。 俺は夏澤 裕貴(なつざわ ゆうき)。山川ってのは、同級生の山川 雫乃(やまかわ しずの)。 あいつは病弱な感じでもないのに、急に入院することになるとは思ってもみない。 そして、、、、あいつは俺が好きな人だ。 「山川さんの病気は、死亡率73%の重い病気で、今日の手術で全てが決まるそうです。ただ、急に死にそうになることはないようです。 近くの総合病院にいるので、今から手紙を書いてください。2時間目の自習では、先生が手紙を届けます。なので、教務主任の西野先生に見てもらってください 今回の手紙は先生の確認はなしです。自分の思ったことを伝えてくださいね」 先生は言うと、小さな紙を配った。 俺は、みんなが察する通りのことを書く予定だ。 『好きだ。 裕貴』 _____________ 「失礼します」 そういうと、担任の先生が入って来た。 「手術、今日なんだってね。頑張れ! 今、クラスの子達が手紙を書いたのよ。 ここに置いといて、好きな時に読んでね。それじゃ、すぐ学校戻らないと行けないし、短い時間だけど顔を見れてよかったわ。じゃあね。」 先生はすぐ去っていった。おそらく私が今日手術なので、面会の時間が限られているのだろう。先生も授業をすっ飛ばしてきてるから、時間の余裕無いのかな。 私は、手紙を読んだ。 「雫乃、ガンバ! かのん」 「生きてこいよ 赤坂 樹」 「27%にかけろ! 幼馴染のモモ」 「、、、え?」 『好きだ。 裕貴』 手術は成功した。 「皆さん、今日から山川さんも来れるようになりました。まだ腕のリハビリが終わってなく、力が弱いそうです。困っていたら、積極的に手伝ってあげてね。」 先生が言うと、あいつは教室に入って来た。 涙が出た。生きてるんだ。 すると、雫乃はこっちに来た。 「付き合ってあげてもいいよ」 彼女は耳打ちすると、後ろから抱きついてきた。 「うわぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ」 「キャー!!!」 「ちょ、、ちょっと、山川さん!?夏澤さん!?」 俺は、握力もあまりない弱い手を、離さなかった。
人気者に恋をした。
私、伊藤 麗奈(れいな)。中学1年生。 ある人に恋してる。皆は恋してる?? 恋って素敵だよね~。でも時には悲しいもの。ま、それは置いといて!そのある人は渦井 直人。運動神経抜群で 頭は良い、イケメン、皆を惹き付けるような光を放ってる人気者。 麗奈「直人君に告白しようかなぁ…」 はっ、つい一人言を… 明里「あんたには無理よw止めなww」 彼女は明里ちゃん。結構可愛い。そして、同じく直人が好き。 麗奈「はいぃ?別にいいでしょ?」 明里「痛い目みないと分からない?なら、これあげるよ!バッシャーン!!」 麗奈「きゃぁ!」 …水?!びちょびちょだ… 明里「まだまだぁ…」 直人「ちょっと、何してるの?」 な、な、直人君?! 明里「聞いてよぉ直人ぉ。麗奈ちゃんがねぇ、私の事ブスってぇ…」 直人「ブスじゃん。」 明里「へ?」 直人「性格がブスじゃん。てか、俺の好きな人気付つけんでくれる?」 麗奈「す、好きな人~?!」 直人「あ、えっと…麗奈が好きです」 麗奈「私も好きですっ!」 明里「チッ、うっざ。フンだ!」 私達は結ばれた。人気者と普通の女子でも結ばれるんだねっ!
お嬢様だって恋したい。
私は夏恋(かれん)。学校にいる。お嬢様なんだけどそのせいで恋はこじれるばかり。だけど私に突然、王子様が現れた。なのに… 『シャンプー変えたんだ。分かる?』 「あぁー。確かに。いい臭いやんな」 私の王子様は永松佑。大阪出身。ライバルはゆい。さすが自信家。 「放課後、告白しようと思うんやけど、どこにすればいいと思う?」 『え…。体育館裏は……?』 「うーん。そうしよか。サンキュ」 私も近くでさりげなく聞いていたがゆいの焦りが分かる。 ~放課後体育館~ 先生に頼まれて体育館の戸締まりをすることになり体育館にいき済ませたところで話があると佑くんに呼ばれた。 「ずっと好きやった。良かったらつきあってくれへん?」 「……っ!は、はい。」 お嬢様だって恋はできる。自分に自信が少しだけ持てた。 見てくれてありがとうございました。お嬢様だからこそ恋愛は難しいのかも…と思ってかきました!
妖怪と人間
(狐の読み方…きつね ぎつねと読む場合もあります。 まりは手まりのことですが、字数の関係で省略しています。) 「ふぅ。奪えた奪えた。」 奪ったのは現金。 俺は誰かって?名前は狐人。俺は、妖怪。200年前に狐をかばって死んだ。 それで、深い関係があるものがある奴はそれに関係する妖怪になれる。 俺は狐に関係があるから狐の妖怪。物を動かせる。 俺は子狐の姿になれるし、耳と尻尾が生えた茶髪で目が赤い紺色の袴を着た少年の姿にもなれるし、耳と尻尾が生えていない少年になれる。 妖怪は300年しか生きれない。あと100年か。 あ、話が戻るけど、俺は妖怪だから、働けない。なんか個人情報とかみたいなん書いたりしないといけないから無理なんだ。だから人の家から金を動かし奪う。その金でゲーム機とか服とかを買う。 「あったかぁい。」 今、焚き火にあたっている。洞窟に住んでるから寒い。 『あんたがたどこさ。』 な、なに。 その歌に合わせてポン、ポンと音が鳴っている。 『肥後どこさ。熊本さ。』 女の子の声だ。人間。 あの音はもしかして、まり?今頃まりをやる奴がいるのか。 すると、歌とまりの音が止まった。 ポンポンポン また鳴った。 『出ておいで。』 聞いたことない曲。ということはあいつが作った曲? 『いるんでしょう、妖怪さん。』 まずい。声が出た。お、俺がいるのを知っているのか? 『洞窟に1人の妖怪。みーつけた!』 「えっ」 目の前にいたのはまりを持った、黒い長い髪の赤い浴衣を着た少女だった。 「なんで俺が妖怪って。てか、お、お前誰だよ。」 「私の名前は麻里。私が大好きなまりと同じ名前!君、狐人って名前でしょ。」 「な、なんで分かったんだよ!」 「ふふっ。君可愛いね!」 「か、可愛くなんか!」 少女…いや麻里は笑っていた。静かに。 「私ね、1人ぼっちなの。私と遊んで!」 「えっ?まりで。うん。」 俺は、生きてた頃まりが大好きだった。 それもあるけど、麻里の笑顔に惹かれているのもあった。 麻里がもう1つのまりを渡してくれた。2つも持ってるのか。 [あんたがたどこさ。肥後さ。肥後どこさ………] そんな感じで続けていった。楽しいな。久しぶりにやると。 よし、全部歌った。 ポンポンポン まだ麻里が続けている。 「私も妖怪。けどもう終わり。妖怪の人生さようなら。ありがとう。大好き。」 そう言うと麻里は消えてしまった。 洞窟にまだ温かいまりが2つ落ちた。 「こちらこそ。」 少年のかすれた小さな声が聞こえた。
聖女の双子
「小雪希…小雪希……うぅっ」 涙が止まらない。 「紗月希……もういいで…」 「萎醒、駄目よ。紗月希が、小雪希のそばに 居たがってるの。可哀想よ」 祖母と母が病室を恐る恐る出て行く。 私と…私、紗月希と小雪希は一卵性の双子。 6人兄姉の末子が小雪希。 末子じゃなくても、小雪希は可愛いから 私と小雪希は可愛がられていたの。 「紗月ちゃん、小雪ちゃん。 大事なお姉ちゃんと妹だもんね、悲しいわね」 長女の美樹が話しかけてきた。 悲しい顔をして 「でもね、紗月ちゃん。 小雪ちゃんはまだ生きれる。 その日々を大切にしよう。」 お姉ちゃんの瞳にも涙が浮かんだ。 癌で入院中の小雪希はにっこり笑顔を浮かべた 「紗月、お姉ちゃん。明日きてね。」 小雪希…… ごめんなさい、私。小雪希が癌になって 動揺していたの。 弱っている小雪希を…私が守らなきゃと思ったの。 でもね、小雪希。 どんなに頑張っても、祈っても 神様は助けてくれないよ。 翌日 プルルルルル 小雪希の携帯… 「もしもし…脩都です。」 『もしもーし、小雪ちゃん? 柚羽だよ』 柚羽ちゃんの声。 鈴のように高く小さな可愛い声だ。 『小雪ちゃん小雪ちゃん、小雪ちゃんって ズル休みしてないよね?嘘だよね』 ズル休み?私は耳を疑った。 「ズル休み!?柚羽ちゃん!どういう…」 「もしもーし、柚羽ちゃん?」 気がつくと私の手元にあった小雪の携帯は 小雪の手元にあった。 「柚羽ちゃん。私がズル休みって?」 『う、うん。砂川さんと、雄那鶴側さんが…… 小雪ちゃんに聞いたって』 おどおどした声で話し続ける。 『これが嘘なら、誤解を解かないと…… 余命も嘘じゃないから、小雪ちゃん 悲しむかなって……』 ぐすんぐすんと、なく声と 止まらないひゃっくりがきこえる。 「柚羽ちゃん…、あの日まであと3日だね。 その日に、紗月と柚羽ちゃんの隣にいたいな」 三日後? 小雪希は訳の分からないことを言い出した。 “聖女の笑みは太陽照らし、聖女の声は眠りへ誘う” “聖女の涙は癒しの涙、聖女の心は悲しい心” “聖女の死後100の時過ぎ、生まれ変わる” “聖女双肩の姉妹。ここに眠らす” “双子の聖女、妹君12で死ぬ” “姉妹の聖女、共として14で死ぬ” 何この文、まるで小雪希を表すみたいな 三日後 小雪希が冷たくなっていた。 駆けつけた柚羽ちゃんも大泣きしていた。 「こ…小雪…小雪ちゃん…やだ……いやだぁ」 柚羽ちゃん。泣かないで。 小雪が悲しくなっちゃう。 「…………小雪…」 溢れる涙、小雪希はこの日を楽しみにしてたのに…… 余命はもっと先だったのに……! 「“聖女の日”に…小雪ちゃん…死ぬなんて……」 聖女の日? 私は柚羽ちゃんに問いかけた。 「柚羽ちゃん、聖女の日って?」 柚羽ちゃんは涙を抑えて、ひゃっくりをしながら言った。 “聖女の笑みは太陽照らし、聖女の声は眠りへ誘う” 小雪希の手紙と同じ文だった。 「小雪ちゃんと紗月ちゃんは双子ですね…うっ 12の妹小雪ちゃんは、聖女の日に死亡。 小雪ちゃん、前から聖女の事よく知ってて 『柚羽ちゃん柚羽ちゃん、聖女の双子ってしってる?』 『えぇー、しらなぁい』 自慢げにはなすかと想ったら 『聖女の妹は12、聖女の姉妹は14で死去するんだって 悲しいよね、どうしてだろう』 小雪ちゃんは仲間思いでいい子 でも、悲しい心の持ち主だった… だから聖女の双子かもねって……」 私と小雪が聖女の双子? 「小雪?」 さっきと違う、涙が出ててにっこり笑顔… でも、冷たい。 小雪が笑顔になってから太陽が出てきた。 「小雪…!ごめんねぇ…」 聖女の呪い。 でも、その日使命を果たせた聖女は 片割れの双子とともに、また生まれ変わる。 私と小雪希はいつも一緒。 “聖女の双子”
私の恋の形
「好き」って言えてたら、君の隣は私だったのでしょうか? 私は、岸 風香(きし ふうか)。 私にはずっと前から好きな人がいる それは、幼馴染の颯斗(はやと)。 小さい頃から、仲が良くて大好きだった。君に、気持ちを伝えなくても君の隣は私だけだと勘違いしていた 君の隣には、私じゃない子がいる。 私が、ちゃんと君に好きだと言えばこの恋は、こんなに辛くならずに済んだでしょうか? 戻りたいけど、時間は巻き戻せない この気持ちは、君に絶対言わないから、これからも、幼馴染として仲良くしてね。 これが、私の恋の形なんだ。 最後まで、読んでくれてありがとうございます!!
私はキミに恋してたんだ
私は相澤美香子。いつも幼馴染の和馬にふりまわされる小学5年生。 「和馬!私のプリンとったでしょ!?」 「おー,でもさー体育のリレーの時俺のおかげで勝てたろ?いいじゃん」 「そうやっていっつも私の給食盗む!コラっ!」 「全然当たってませーん」って感じだ。ある日和馬が引っ越すことになった。でもまた 「私の苺食べたでしょ!返してよ!!」 「やーだね!もう食べちゃったよー」となる。 「あーも早く引っ越してーうるさいからなー美香子は」 「それはこっちのセリフ!」そして和馬は引っ越した。 「ねぇ最近美香子暗くない?和馬居なくなってからくらい」 「えっそうかな?」と大親友の真衣が言った。 「和馬好きだったの?」 「まさか!あんなやつに恋なんてしないし!気のせい気のせい!!」と言った。 家で和馬の事を考えているからかなぁ?って!私はあいつが嫌いだったから違う違う! 「美香子?美ー香ー子!あんた大丈夫?涙が出てるけど・・・なんか悲しい事会った?ママに言ってみ?」 「ううんううん!何でも無いの!本当だから!」 自分の部屋に戻って鏡を見たら本当だ・・・ あれ?もっとで出来ちゃった・・・頭の中に和馬がうかぶ そっか・・・私は和馬に恋してたんだ・・・本当は寂しくて行って欲しくなかったんだ… アドバイス,感想色々聞かせてください!