短編小説の相談いちらん
短編小説
みんなが作った短編小説のコーナーだよ。※2024年9月30日までの投稿で受け付けを終了いたしました。
あの子が教えてくれたこと
「疲れた…」 そんな言葉を、いつもはいている。 本当だ。心も体も、全部、ボロボロになり果てているのだ。 私の職業は、対してすごいわけでもなく、赤字なわけでもない。 私の人生は、すごく地味なものだ。 後悔しかない。…そんな人生だ。 別に誰かに必要とされているわけでもなく、「親からもらった命だから」 と言う理由一つで、この世にいる。 しょっているカバンが、顔にかけているメガネまでが、疲れで重く感じる。 「…はぁ…」 ため息、ため息、ため息の連続。 休める日なんて、少しもないのだ。 でも最近は、それに慣れてきた。 もう、人生なんかどうでもよくなった。 でも、死ぬのは嫌だ。 そんな曖昧な気持ちで、毎日毎日、苦しい。 「ねぇ、おねぇさん!」 うわっ!な、なんだ、子供か…。 「な、何?」 「おねぇさんがこの漫画描いてるんでしょ?すっごく面白い!また描いてね!」 私の目の奥から、光が沸き起こった。 そのとたん、風が吹く。 気が付けば、私の顔は、微笑みであふれていた。 別に理由があるわけでもなく、空を見る。 いつもの夕焼けが、とても素晴らしく感じた。 もう一度、人生を楽しく過ごそう。 あの子のおかげで、私はそう思えた。
運命の悪戯
小さいころは、魔法を信じ、物を浮かせたり、空を飛ぶのにあこがれていた。単純であり、純粋だった。しかし、成長するにつれ、現実を知り、少なくとも、俺みたいな奴には関係ないんだと思うことになった。目の前にあるのは普通すぎる日常だ。 俺は平凡であるがゆえ、そういう「特別」にあこがれる。魔法なんて...と思いつつ、信じるのが人間なのだ。というわけで、よく空想というか妄想?してしまう。絶対引かれるので秘密だが。 たとえば、朝起きて支度をしながら(時間ヤバい!)という焦りと同時に、(時間を止めたい!)と思う。 つまらない授業中、ぼけ~っとしながら(チョークを浮かせられたら面白いな)と思ったり。 外を見て、(自由に空中を歩けたら)と思ったり。 別の棟にある職員室に向かいながら(ワープって便利だよな)となる。 ごみの浮いた川の横で(ごみを空中に集めてエネルギーボールみたいにしたら一瞬できれいになるだろうな)と足元の缶を拾いながら想像。 宿題のため、教科書をだすが開く気にはなれない。こんなとき、(勝手にめくれるといいな)と思ったが、これはもはや怪奇現象か。 と、まあ普通の日常の中に、このような空想を盛り込むことで、わくわくをほーんの少し感じられるわけだ。 こういうのは厨二病ということになるのだろうか? ~ところ変わって、日本のどこか(?)~ 朝からシャキっとするなんて無理、と眠い目をこすり支度をする。いつものようにのろのろと制服を着る。しかし、時間は余裕たっぷりだ。そんなとき、どうも俺は体感時間を遅く感じる。ちょっぴりお得だな、と学校に入る。 いつもの授業を退屈すぎてつい、聞き流すが、先生が話しているときチョークが浮いてたんだ。ふわふわ~って。みんなちょっとざわついてたけど、俺は退屈な授業にいい刺激だと面白がってた。チョークが浮くの、これが初めてじゃないんだよな。 次は体育で、ふざけて鉄棒の上に立ってたらバランスをくずした。 ぐらっと体が傾き、前のめりになる。前頭から落ちないよう足を前に出し、思わず目をつぶる。すると、妙な手ごたえ、いや足ごたえを感じた。そのまま、階段を下りるみたいに無事、地面に着地。かすり傷ひとつ無かった。 俺の教室から一番遠い、理科室に移動しなきゃいけないときはすごく面倒くさい。うちの学校、バカみたいにでかいから。都会でもないのに。だけど、教科書ぱらぱらしてたら、いつの間にか着いてた。まだ、誰も来てない。早すぎたかな? 帰り道、家の側のごみ置き場が荒らされているのを見つけた。カラスの仕業だろう。どうしようと思っていると、風もないのにごみが集まりだした。そしてちょうど、サッカーボールぐらいの大きさにギュッと丸まってゴミ袋に収まった。面白い。 家に帰って、思い出した。今日は俺が晩御飯のおかず係だったんだ。料理本を出して考えていると、勝手にぱらぱらめくれて、開いた。 よし、じゃあ今日のおかずは肉じゃがに決定だ。家族には好評だった。 今日も楽しかった。俺の周りでは、たまに不思議なことが起こる。最近は若干慣れてきたから驚くことはないが、俺の日常の充実の理由になっている。霊などの悪いものではないと確信もしている。明日は何が起こるだろう。 今日もある男は考える。何か面白いことはないかと。また、ある男は身の回りの摩訶不思議な出来事を楽しむ。 生き物はどこにいるかも知らない、誰かと、運命の糸で繋がっているようだ。
題名ないです!考えてみて下さい!(ホラー)
私「いないいない…ばあ!(о´∀`о)」 私の「いないいないばあ」を見て きゃっきゃと笑うのは、隣の家に住む "彩葉(いろは)"ちゃん。 今は彩葉ちゃんのお母さんが買い物に 出掛けていて、彩葉ちゃんは一人に なるので、その間は私が預かることに。 私(あと十分くらいで帰るかな…?) 私がそんなことを考えていると、 彩葉ちゃんが私の服の袖を引っ張る。 彩「いろは、おうちかえりたい! おうちであそぼう?」 途切れ途切れに彩葉ちゃんが話す。 そして立ち上がり、家を出ようとする。 私「あっ、ちょっと、彩葉ちゃん…」 私は彩葉ちゃんに連れられて、 彩葉ちゃんの家に入ることになった。 彩「こっちにおもちゃあるんだよ」 そう言ってヨタヨタと歩き、 クローゼットを開ける。 私「────っ!?」 見てはいけなかった。 来てはいけなかった。 なに、これ。 クローゼットの一番上の段には、 透明の袋が山積みになって置いてあり、 袋の中には、骨が雑に入れられている。 彩葉ちゃんは気付いていない。 身長が小さくて、見えないんだろう。 私「い、いろはちゃ…」 彩「どうしたの…?」 彩葉ちゃんは不思議そうに首を傾げる。 彩葉ちゃんはこのことを知らないのか。 知らないなら、教え─── そう思ったときだった。 "ガチャリ" 玄関の鍵が開いた。 開けたのは、彩葉ちゃんのお母さん。 彩「まま、おかえ────」 私「彩葉ちゃ───!」 母「…中、見たのね」 もう遅かった。 私はどこから間違っていたんだろう。
題名付けて下さーい!!
私はまだ、初恋をひきずっている。 立花 沙彩(たちばな さあや)高校2年生。 それは小学5年生の時のこと。 私は、隣の席の木下 朔(きのした さく)君の事が好きだった。朔君は、明るくて、優しかった。ある日、朔君が筆箱を忘れてきていた。すごく緊張したけど、勇気を出して、同じ柄の消しゴム付きの鉛筆を二本貸した。朔君は笑顔で「サンキュー」と言った。私は、渡せて、良かったなと思った。 次の日 学校に行くと、机の上に、昨日貸した鉛筆が一本だけおいてあった。その鉛筆には、ガタガタの字で、「ありがとう さようなら」と書いてあった。意味が分からなくて、困惑していると、先生が話し始めた。「朔君がお家の人の仕事の都合で引っ越すことになりました…」 それを聞いた途端、さようならの意味がわかった。すごくすごく悲しかった。 (久しぶりに思い出したなー。もう、忘れないと。どこにいるかも分からないし…) 高校に、転校生がきた。 「皆さん、 はじめまして 久遠(くおん)朔です。よろしくお願いします」 (えっ朔君?いやでも苗字が違うし…) 久遠君は、私の隣の席だった。 (はぁー久遠君が朔君に見えるーやばいなー) ふと、久遠君の筆箱を見ると、あの鉛筆が入っていた。びっくりして、 「き、木下、朔君!?」と言ってしまった。 「えっ!なんで知ってるの?」 「わ、私、沙彩。その鉛筆の…」 「沙彩ーーー!?」と久遠君が声を上げた 「放課後、時間もらえる?」と小声で聞かれたので、私も「うん」と小声で答えた。 放課後久遠君は「僕ね…」と話し始めた。 久遠君によると、引っ越してから、お父さんと、お母さんが離婚して、お母さんの旧姓になったんだそう。しばらく話していると、朔君が、少し間を開けて話し始めた。 「ぼ、僕ね、小学生の頃から、沙彩のこと好きだったんだ。だから、忘れられなくてずっとあの鉛筆、持ってたんだ。バカみたいだよねー」 「わ、私もずっと好きだったよ朔君の事。それに、私もまだ鉛筆持ってるし」 私は、朔君と見つめあって、笑った。 あの鉛筆は、お守りがわりにずっーと持っておこうと約束した。 2人は、ずっーと仲良く一緒に、いたとか、いなかったとか。
1分だけの姉。
病院で、母が頑張って頑張って産んだ私の妹は、1分だけの人生だった。 難しい手術で、母は娘の命を優先した。どうしても、子供を産みたい、そう言ってた。 私は自閉症で、普通じゃない。普通じゃない私が嫌だったんだ。母は。 お医者さんがどんなに奮闘しても、妹は助からなかった。母も妹も助からず、お医者さんに八つ当たりした。父が引き止めても、暴れた。 私はこうして施設に入れられることになってしまったんだ。 こうしてぼーっとして過ごした1分は、妹の一生だったんだ。 父は、いつのまにか再婚して、その人は子供を産んだ。健康な赤ちゃんだった。 なぜ妹はこうできなかったんだろう。 「桜」と付けられた子供は、かわいい。だけど、私の妹じゃない。私はもう、父と親子ではなくなってしまったから。 それから10年。私は、結婚した。 子供はできなかったけれど、親を早くに亡くした、幼子の母になった。 名前は「妹香」まいかと読む。すくすくと成長する妹香に、妹の姿を重ねた。 こう伝えたい。「1分1分、とっても大切なんだよ」
義翼
義翼で空は飛べないの____? そんな事を思ったあの日。 勿論、私は鳥では無いから飛びはしない。 でも、8歳の私が感じたあの時の、青くて緑で赤で黄色の違和感はあれから何年経とうが忘れる事は無かった。 忘れなかった理由は何かわからないけど、ふとした瞬間に思い出すそれは何かの暗示にしか感じなかった。 そして、それは思いもよらないところでその全貌を表した。 13歳になった私は平らな毎日をただ眺めていた。 私の瞳にどうしようもなくはっきりと映るのは、いつもの教室と壊された机、黒板に書かれた歪な形の漢字の羅列。 その一文字一文字は、ありとあらゆる罵詈雑言が私へ向けて書かれていた。 『いじめ』 教室を表すのに適した言葉はまさにこれだった。 零れ落ちそうになる雫をなんとか堪え、私は壊れた机を元の位置に戻すと、何も考えれなくなり、ただ時間が過ぎるのを待っていた。 俯くと涙が頬を伝ってしまうので、窓の外を眺めたが、外はこれ以上ないくらい蒼穹で、なんだか物悲しくなり私は目を伏せた。 『ここでも私はいじめられる……』 私が皆と違うから。私の髪が真っ白で目が青いから。 私が“普通”じゃないから。 私が、普通じゃ、ない、から…… ふと思い出した。 『義翼で空は飛べないの____?』 嗚呼、これはまさしく私だ。 そう感じた、夏の日だった。 今日もまた暗くて湿った1日が終わりかけた事を知ったのは、夕日が傾きかけている空に起こされたからだ。 「あれ、私……寝てた……?」 「帰ろ……」 全てどうでもいいや、そんな事を思いながら私は教室を出ようとした。 「待って。」 透き通るような綺麗な声が響き、私は後ろを振り返った。 『 × × × × 』 その子は真っ白いワンピースに身を包み、優しそうに微笑んでいた。 やっぱり義翼でも空は飛べる____。 私が微笑み返すと、何故だか瞳から零れ落ちる涙。 それは、夕陽よりも綺麗で透き通っていた。 『 綺 麗 だ ね 』 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 前回コメントして下さった方、ありがとうございます! 渚沙
起きたら死亡フラグが立ってるキャラでした。
「受験めんどーい」 俺は、朝霧勝己まぁ今年で中学3年生の 受験ライフ真っ只中の中学生だ。 「ふぁ~ねみぃなぁ」 もういっそのこと寝てしまおう 「Zzzzzzz」 「おい!猫坂さん!」 「猫坂!」 「えっ?」 どこだ?ここ 周りは、とっても暗い… 「全部こいつのせいで!」 「お前らは、誰なんだ?」 「猫坂さん?」 「俺は、犬井海人ですあなたと旅をしていました」 こいつが言うには、俺は、猫坂愛蔵という キャラクターらしい 猫坂愛蔵は、すんごく強いらしい そして海人、侍、虹と旅をしていたそうだ そしたらボスが来て俺は、 「こいつらだけは、死なせない」 と死亡フラグを立てたらしい。 ドンッ 「?!」 「ふってめぇらが気を抜いていたからだな」 「虹!!」 「大丈夫だっ海人、侍、猫坂…」 「うっ」 ドンッ 「猫坂さん?!」 痛いな… 「本当にてめぇらは、すぐに気を抜くなw」 「猫坂さん!」 「ね…か…さ…」 …………… ジジジジジジジジジジジジ 「んあ!?」 「なんだ夢…か」 猫坂愛蔵… 検索してみるか… 「なんか凄い流行ってるゲームのキャラクターか…」 ゲームやってみようかな…… 番外編 「うおおおおお猫坂カッコいいーー」 「フィギュアもあんのかよ?!」 買ってみよ♪ すっかり猫坂の虜になった勝己だった あとがき 自分でも見てみて結構面白かった 自作漫画(ほぼ黒歴史)をぎゅっと縮めて小説化しましたw コメント、アドバイスなど待ってます! ここまで読んでくれてありがとうございました!(*´ω`*)
手が届かないものですから。
・・・・《月が綺麗ですね》・・・ 何度、そう言われたいと願ったか。 『死んでもいいわ…なんてね。』 誰しも一度は憧れるであろう。 月が綺麗ですね、死んでもいいわというやり取り。 私?勿論憧れていますとも。 見えない糸で繋がった相手に是非とも言われてみたいからね。 「やあ。えっと、今日予定ある?無かったら…」 『僕と一緒に食事でも?』 「よく分かったね。で…どうかな?」 『勿論。待ち合わせは?』 今夜は忙しくなりそうだ。 まさか、結構お高い値のレストランだなんて思いもしなかった。 願いが、叶うかも。 「美味しいかい?」 『ふふ、とっても。』 肉を口に含みながら相手の顔を伺う、少し緊張しているようだった。 「それは良かった」 『君が選んだ店だからね。美味しいよ』 相手の手が、一瞬とまった。 何やら心を落ち着かせているように見える。 「つ、月が…………綺麗ですね。」 そうか。今日は満月だった。 窓の奥には、雲一つない夜空に浮かぶ、綺麗な満月。 私は相手の目を見た。 そして、精一杯の笑顔で、 _ __ ___ ・・・・《月が綺麗ですね》・・・ 何度、そう言われたいと願ったか。 願いは叶った、でも君じゃない。 《月が綺麗ですね》 だから私はこう答えるでしょう。 『私の夜空は真っ暗です。』 手が届かないものですから。
大丈夫。
あぁ…桜だ。 私13歳!このたび中学生になりました! なんていう元気はないが、それなりにワクワクしてる部分はある。部活とか恋とか興味がないわけではない。でも私が今一番気になってるのが後者の真ん中にはえてる大きな桜の木だ。 昔、幼馴染みのKくんと中学生ごっこがしたいと夕方にこっそりこの中学校にはいりこんでしまったのだ。そしてこの桜の木の下で2人で手を繋いで 『中学校楽しみだね』 なんてたわいのない話をしてた。 でも、その夜Kくんが交通事故で帰らぬ人となってしまった。お葬式にもいったがなんせ小3だった私は周りが泣いてるのをみてなにも感じなかった。 昼休みになり、まだ中学になり友達がいなかった私は桜をみにいった。とにかくとんでもない大きな桜だったので影も大きく少し暑い今日ぐらいのときにはちょうどよかった。 するとなぜか小3の時にため込んでいた涙がほをつたった。服で涙をふいた。するとそこに1つの桜がひっついた。 とてもここちよかった。そして 『大丈夫だよ。』 と言われた気がした。 大学生になった私はいまでも筆箱のなかに桜を1枚大切にもっています。 ※この話はフィクションです。
汚れた地球環境。
時は21XX年。僕の名前は優斗(ゆうと)地球環境調査員だ。 これから今の地球の状况を教えてあげるよ。 この小説を読んでいる君達は2020年代の人だな。 地球環境は荒れていて、海面は…5cm上昇した。小さな島国は沈没し、ゴミは地下に埋める事ができなくなり、 地球上の10人に1人は今も腹を空かしている。年間60万人の子供達は死に、運良く生き延びた子も病気に苦しんだ。 大人達は別の星に逃げて行った。これまで何があった… 確かに技術は進んだ。しかし地球環境は、どんどん汚れていった。食料を取り合う戦争まで起きた。 ほとんどの生物は絶滅。夏の平均気温は55度冬でも30度と地球温暖化が進んでいく。 酸性雨が降り、一部地域ではガスマスクが必要。北極の氷はまず存在せず、南極の氷は大陸の10%未満だ。 オゾン層は破壊され紫外線素通り。そんな中、今地球人達は火星を地球化し、だんだん移住が進んでいる。 だが僕たち調査員は地球に残る。以後火星がこんな事にならないよう研究し、壊れた地球を調査する。 こんな事にならないよう、今地球のためにできる事をすればきっとこのような事は起きない。 END ど~も宇宙鉄道オタクです。 難しい内容ですが最後まで読んでくれてありがとうございます。 感想・コメント待ってま~す!
セカイカン
窓には水滴、外は曇っている。 「・・・暇だ」 気づいたらそうつぶやいていた。 何もやることがなかった。宿題も終わった。本も読んだ。なんだか、今の私には何もなくて空っぽな気がした。 ♪ピーンポーン 「・・・・」 宅配便のお兄さんに挨拶をしてから荷物を部屋の中へと運ぶ。 おかしい、この頃は何も頼んでない。 開けてみることにした。別に家族もいないから怒られるわけでもない。 「・・・?」 中にはお人形が1つ、猫の人形だった。よく見ると差出人も書いていない。 流石に最初は気味が悪かった。だが、人形を見ているうちに安心感が勝っていった。 (ああ、この子も私と同じ一人なんだ。)そう思うと泣きたくなってきた。 その日から一緒に「暮らす」ことにした。 辛いことがあれば相談し、うれしいことがあれば一緒に笑い。 もう「あの子」は家族だった。もう、一人ではない。 外には太陽がのぼり、青空が広がっていた。 大きくなり、私は結婚した。 結婚式には「あの子」も連れて行った。 「あの子」に救われた。 いつか、私も誰かを救うことができるだろうか。 目の前には笑っている赤ちゃんと旦那さんがいる。
『涼くんに言えない気持ち』~手紙~
涼くんへ 付き合い始めて一年ちょっと、楽しいことがたくさんあったね。出会ってから作り始めたアルバムも今になっては何冊にもなり、全てにたくさんの思い出がはちきれそうに詰まっているよ。まだたった一年とちょっとだけど、私たちにとってはとても濃い日々だったと思います。 そして、私が辛い時、悲しい時は、いつもいつも私が泣き止むまで頭を撫でてくれたよね。 出会ってから今日まで、いつも隣にいてくれてありがとう。 特に印象に残っているのは旅行で岡山に行った時。旅行の途中でおじいちゃんが亡くなったと聞かされて、涼くんの腕の中で初めて大声を上げて泣いたよね。あの時、本当に本当に辛かったけど、あの日から今日まで、私をずっと支えてくれた涼くんの心の強さに、私は本当に救われました。本当にありがとう。 まだまだ傷は癒えないけど、これからは私も涼くんを支えたい。もっともっと支えたい。 だからね、これからも、ずっと隣にいさせてください。 涼くん、出会ってくれて、生まれてきてくれて、本当にありがとう。大好きだよ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー はい!どうでしょう?? 「何故手紙?短編小説じゃないじゃん!」と思った方いるんじゃないでしょうか? 何故手紙にしたかというと普段、彼氏・彼女に直接言えない気持ちを手紙だと少しでも伝えることが出来るのではと思ったからです! 感想待ってます! (涼くんは仮名です!!)
何度でも…
早速始まります!↓ 寧桜(ねお) 「ねぇねぇ、あたし、竣(しゅん)くんのこと好きかも…。協力して。お願い…真古(まこ)ちゃんにしか頼れないの…」 今は学校のお昼休み。屋上で友達の寧桜と一緒にお弁当を食べている。屋上には私たちしかいないのに、端っこの方に座っている。理由?そんなの1つしかないじゃない。日焼けをしないため。私たち2人はモデル仲間として出会った。私は寧桜に憧れて入った。そこから2人はコンビとして雑誌によく特集をくまれるようになった。 寧桜の話に戻ろう。 真古 「………わ…かった。いいよ。」 私と竣はいとこ同士。小6の卒業式、竣に告白された。でも、頭が混乱して断ってしまった。今となってはとても後悔している。寧桜はその竣のことが好きみたいだ。 私はその夜、竣に久しぶりに連絡をした。寧桜はとても移り変わりが激しい子だからだ。1年前、私の好きな人は寧桜にとられた。私たちは2年以上も付き合ってたのにあっさり捨てられた。理由はこう。『寧桜の方がかわいいから』でも、寧桜は1ヶ月もしないうちに彼をふった。許せなかった。じゃあなんで友達でいるかって?寧桜に弱みを握られてるから。それしかないでしょ。おっと、話がそれてしまった。竣には幸せになってほしい。たった1人のいとこだし…。 次の日 寧桜 「昨日ぅー、竣くんに告白したの~!おっけーもらったぁー!」 真古 「…………そっか…」 私は信じられなかった。 ある日、私は竣を体育館裏に呼び出した。 真古 「ねぇ、何で寧桜と付き合ってんの?寧桜はやめた方がいいって言ったじゃん!」 私は竣を壁まで押し付ける。竣は下を向いた。 竣 「…んけ……ね…だろ」 真古 「え?」 竣 「関係ねぇだろ。俺の事もう構うなよ。」 真古 「やだ!竣は大事な大事ないとこだし…」 竣 「いとこってだけだろ…。」 真古 「ごめん、正直になれなくて…。私、やっぱり竣が好き!」 竣 「じゃあ、証拠見せろよ。」 今、何言ってんの?と思った方もいるのではないだろうか。先ほど、私は竣に告白されたと言った。告白を断った時、竣は「好きになったらこれ渡して。いつでもいいから。」と…。それは、キラキラしていた、指輪だった。おもちゃだったけど、すごく大切にして、どんなときも持っていた。それをモデルの仕事が終わったあとバックの中をみたらなかった。寧桜にも焦って言ってしまった。結局見つからなかった。竣には言わないでと寧桜に言った。それが、寧桜に掴まれた私の弱み。 (ガタッ!! 寧桜 「ごめん。私、真古ちゃんが離れていくのがこわくて…。そのためなら何をしてでも引き止めるつもりだった。」 寧桜が歩きながら話す。 竣 「っていうことは、お…まえ…」 寧桜 「私が盗んだ。だって、スタッフさんが、寧桜ちゃんより、真古ちゃんの方がいいね。次からは真古ちゃんだけの特集にしようか…って話してたの…。悔しかった。でも、ごめん。これ…」 寧桜がポケットから指輪を出した。 寧桜 「あのあと、正気にもどって…それで、返そうとしたけど、真古ちゃんが離れていくのがこわくて返せなかった。ごめん。」 寧桜は指輪を私に渡した。 竣 「お前のことはゆるせねぇ…けど、おれも悪かった…真古、お前のこと疑って怒ってごめん。」 竣は申し訳なさそうに言った。 真古 「いいよ。もう。寧桜も正直に言ってくれてありがとう。」 私と竣は付き合うことになった。寧桜はやっぱり、私のことを恨んで、竣に告白したらしい。でも、寧桜はあのあと何回も何回も謝ってくれたから私は許したの。竣にはあのあと、私からつきあってって言ったんだけど、竣は、俺なんかがいいのか?って…私は自分を責めないで…って言った。竣とはお互い助け合っていこうって決めたんだ。 寧桜とはこれから少しずつ仲良くなっていこうと思う。寧桜のことは許せないけど、寧桜は私のことが大好きなんだって知れたから…私たちは何度でもやりなおせるよね…? こんにちは!したのがわです!採用お願い致します! 意味が分からない部分があるかもしれませんが、見守って読んでください…。辛口はNGでよろしくお願いします。
いろんな愛のカタチ
はぁ…どうしよう… 私の名前はカナ。16歳。勉強は上の方だけど、運動はダメダメ。だからといって、友達がいないわけではない。みんなと仲良く高校生活を送っている。でも、やっぱり体育の授業になると気分が重くなる… そんな私とは逆に、運動神経バツグンの子がいる。ユウちゃん。ユウちゃんと私は親友だ。とても仲良しで、放課後や休日には良く遊びに行く。もともと私はユウちゃんが好きだったが、最近は恋愛的に「好き」と思いはじめた。世の中には沢山の愛の形があるというが、いざ自分がそうなるとやはりモヤモヤしてしまう。そんな気持ちを背負って、毎日生活している。 私「…」 ユ「カーナちゃん♪」 私「えっ?!」 ユ「どうしたの?ボーッとして。」 私「ウンウン!なんでもないよ~」 ユ「そっか! ところで、今週末、空いてる?もしカナちゃんがよければ、またショッピングに行きたいな~って!」 私「…うん!いいよ」 ユ「ありがと!じゃあ土曜日に○時に○○の前で待ち合わせね!じゃっ!」 ユウちゃんはそう言うと、そのままどこかへ行ってしまった。なんだか今日のユウちゃん、違和感があったような…? いや、そんなことより、これはユウちゃんに気持ちを伝えるチャンスでは?!よし、今から計画たてておこう! ~土曜日~ ユ「カナちゃーん!ごめんね~遅れちゃった!」 私「もー、自分が○時っていったんでしょ!笑」 ユ「ごめんごめん笑」 そんなことを喋りながらウロウロしていたら、お昼の時間になった。 ユ「お腹すいたね!そろそろご飯食べよっか!」 私「!」 私「そうだね~たまには外で食べない?」 ユ「いいね!」 ご飯を食べながら ユ「ん~!これおいし~!」 私「…ねぇ、ユウちゃん。」 ユ「なーに?」 私「ユウちゃんってさ…私のことどう思ってる?」 ユ「…え?」 よし、言おう。今しかない。 私「そ、その、私、ユウちゃんのことが…!」 ユ「待って!!」 私「?!」 どうしよう…やっぱりユウちゃんひいたかな…嫌われたかな…言わなきゃよかったかな… どうしよう、どうしよう… その時、ユウちゃんの口が動いた。 ユ「私、ずっとカナちゃんのことが好きだったの!!」 私「…え…」 私は耳を疑った。ユウちゃんは顔を、いや、耳まで真っ赤にしている。言葉がでない。そうか、この間ユウちゃんに違和感があったのって… ユ「ごめんね、こんなこと急に言って!でもさっきカナちゃんが言うのかなって…!あ、いや、変な期待してたわけでは…!」 最後の方は、なにを言っていたのかわからなかったが、とりあえず気持ちの整理が追いつかないようだ。2人とも。 ユ「ごめんね、ごめんね…」 ついにはユウちゃんは泣き出してしまった。 私はユウちゃんのてを握った。 私「ありがと。ユウちゃん。」 ユ「え?」 私「私もね、ずっとユウちゃんのこと、好きだったよ。」 ユ「ほんと…?」 私「うん。こんな私でよかったら、付き合ってください。」 ユ「……うん!」 涙でぐしゃぐしゃなユウちゃんの顔が、いつの間にか笑顔になっていた。私も、全く同じ顔だった。 ~おしまい~ これが我の全力じゃぁ… (´∀`)ハァ、ハァ… 誤字、脱字は見逃して下さい! 感想お待ちしてます! こんなダメダメなお話、最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
グリコの遊びで【短編小説】
グリコって知ってる?グーチョキパーで遊ぶんだよ!あ、私の名前は莉子! お姉ちゃんとグリコしてるの!お姉ちゃんが早くて追い付けないよ……でモネ…お姉ちゃんはズットズット…グーしか出さない…私は…何故かズットズット負けるの…何でかな?パーを出したつモリでもチョキなの…階段をお姉ちゃんとがズットズット先に登ってる…声も聴こえない…お姉ちゃん?お姉ちゃん?どこにイルの?もうズット…ズット待ってるのに…下から数えたらお姉ちゃんの方が上だよ?でも…上から数えたら莉子の方が上だよ?何でだと思う?………ソレはねお姉ちゃんが莉子の事…殺したからなの…ずっと殴って殴って痛かった。だから私は天国からお姉ちゃんがグーで登って来るまで待ってるんだよ…? 早く来てね?お姉ちゃん♪ ~END~ 良かったら感想お聞かせください!
【よみきり小説】*神の命トリ*
(これはコ○ナウイルスを元にしている話です。不快に思う方は見ない方がいいです。) 今、僕たちの住んでいる地球では新型coronaウイルスが流行っている。外出は禁止されている。 でも、それは神のせいだった。なぜなら僕は神を見たから。見えた理由は… *神の命トリ* coronaウイルスが発見される2か月前。皆、外出を楽しんでいた。学校も嫌がる子は多く、独身無職の大人はゲームセンターへ行ったり、人の役に立ってはいなかった。 それを見て怒った神はcoronaウイルスを作ろうと決意した。が、他の神は反対した。神は 「1か月後にcoronaウイルスを作る。その前になんとかできるかな?」 他の神は世界に広めさせないために世界の人々へ教えに行った。 僕の家は神へいつもお参りしている。いつのまにか僕は神様が見えるようになった。この世は超能力などない。けれど神が見える人はいる。 ある日僕は神様がみんなに何か伝えていた。他の子たちには見えないというのに。でも何か困っていた。 「ねぇ、神。どうしたの?」 「あっ!やっと気がつきましたか。なぜ見えないのでしょうか。うーむ…」 この神はこの世のみんなが毎日神にお参りしていると思っているみたい。昔はそんなの当たり前だけど、今はそんな人なんて少ない。だから見えないんですよ。 「そうなんですねー。」 「あっ、心よめましたか。」 「神ですから!それより避難してください!他の国からの入国を拒否してください!」 「なぜですk…」 「私の上の神がcoronaウイルスを作ると言っています!理由は人々はマスクを使っては捨てて、もったいないからと。あ、あとはですね、世の中が荒れているからと。遊びすぎって言っています!でも、人は皆楽しまないといけないですよね!もう確定してしまっていて…避難させてください!」 「神がそう言っているならいいのでは?悪い人だけを学ばせるとかなら大丈夫だと思います。」 「わ、分かり…ました。」 あの時僕はそう言った。 僕の学校はただただ嫌で行きたくない子や宿題をしない子が多くて、coronaウイルスにかかる子は多かった。そのうち悪くもない人がかかるようになってしまった。 「誰が悪いのだろうか。」 僕はそう思った。 ニュースを見ると、他の動物もかかっていた。 神の国 神は後悔した。「いくらなんでもこうなるなんて。」と。 これがあと何日。何ヶ月。何年で終わるのか。10年に一回。みんなの命が神にとられてしまう。10年前は大震災。そして今。coronaウイルスが流行っている。一体いつ幸せが戻るのか。たった1つの命をこんなことでなくなるのはもうやめたい。みんなが笑うのはいつだろうか。 *あとがき* これは僕の妄想です。これが本当ではありません。あくまでお話です。けれども、もしかしたらこうかもしれない。そうなると、神様は本当に人間がとっても悪くてコ○ナウイルスを作ったのか。コ○ナウイルスができた理由はは完全にはわかりません。 不快に思ってしまったら本当に申し訳ございません。長文読んでいただきありがとうございました。
月明かり
「わっ。月が見えるよ!」 ある冬の日が沈んだ後の公園。 少し肌寒くて薄暗い。 5時を知らせる鐘がなる。 そんな中、鬼ごっこを数名でやっていた私がいた。 最後の締めの鬼ごっこってやつ。 私は、逃げる側で彼も逃げる側。 彼っていうのは私の好きな人。 今、二人きりで逃げている。 緊張を紛らわせるため、誰もいない草原でふと空を見上げると 雲1つない空と黄色に光る月。 「わっ、月が見えるよ!」 思わずそう言うと彼は 「本当だ!綺麗」 と月に見とれてる。 こんな暗くなるまで遊んだことのない私にとっては 友達…。好きな人と初めてみる月だった。 ある帰り道。 とぼとぼふらつく足で薄暗い、肌寒い道を歩く。 ひどく落ち込んでいた私は 涙が零れそうになり空を見上げた。 雲1つない空と黄色に光る月。 ぁあ、あの時と一緒。 憎いくらいに月が綺麗。 なのに隣には彼がいない。 その事実に胸が締め付けられる。 なんで今日に、限って月が綺麗なんだ。 やけに寒い。 はあ。彼がいたらな。 認めたくなかった、現実。 そう、今日は 「失恋日」
メトロノーム~ショートショートみたいな感じです~
いつからだろうか。 俺は、この町に、人々に、この国に、違和感を感じる。 感じ続けている。 前は違った、なんて、根拠もなく、思う。 光がぼやっと射しこんできて、俺は目を擦った。 朝か。 6時21分。俺の他の家族は、もうとっくに起きて、出かけてしまったようだ。いつものことなので、俺は、身支度をしたあと、リビングへ向かう。テーブルには、朝食がおかれてあった。 少し冷めた食パンをかじりながら、俺は、やっぱり思う。 おかしい。 今日もそう思ってしまう自分に嫌気がさした。 どんよりした空だ、なんて思いながら、俺は中学校へ向かう。 この国の人々は本当に…全てが「同じ」だ。 服装。思想。歩き方や、感情、起床時間まで、全て。 いつのまにか、教室の前まで来ていた。俺はすうっと息を吸い込むと、今日も、教室の扉を開けた。 「おはよう」 「おはよう」 一斉に、俺以外の同じような顔が同じような声で挨拶を返した。 その目は、何を思っているのだろう。いつもの問題児だ、とでも思っているのだろうか。いや、何も思っていないのかもしれない。 しばらくして、担任がやってきて、昨日と代わり映えのないような授業が始まった。 みんな、同じ意見。間違えることなど、ない。俺以外は。 「じゃあ、3番さん。問3は、答えは何ですか?」 俺は、ガタッと音をさせてイスから立ち上がり、重い口を開いた。 「えと…34.2に、なりました」 俺以外の同じような目は、一斉に俺を見た。 理解できない。といった目で。 「残念。36.2ですね。座っていいですよ」 俺は座った。間違えたことが恥ずかしいとか、そういうことじゃない。 何で、俺だけ…? この国はみんな同じ。それは全てに通じて。違うことは決してない。 俺以外は……… いつからだろう。ある日から、徹底的に、全て、ぐにゃりと変わってしまったんだ…… もう、俺も、流されるだけ。できるだけ、みんなと同化できるように、今日も静かに日常を送る。そうなれるように、努力しているけど……… チャイムがなった。終わりの号令をしたあと、俺は水のみ場へ行った。 バシャバシャと顔を洗って、鏡を見た。 俺だけ顔も違うよな…「不良品」という言葉が頭に浮かんで、俺は、うつむいた。 その時、少し涙で霞んだ視界に、蛇口の横から垂れる、水をとらえた。 へえ、水漏れなんて、珍しい。初めて見た。 ぽた、ぽた、ぽた…と、テンポを刻むように落ちていた。 メトロノームのようだ。 もしかしたら、俺が気づかなかっただけで、ずっと前から垂れていたのかもな。 俺は教室に一回戻ると、ガムテープを少しちぎって、また水のみ場へやって来た。 こんなとこ誰かに見られたら、またあんな目で見られるんだろうな… なんて、思いながら、俺は、水が漏れているところにそのガムテープを巻き付けた。うまく、水は止まった。 俺はいつの間にか微笑んでいた。 そのとき、世界はぐにゃりと歪んだ。 その感覚には、昔にも、感じたことがあった。そう確信した。 気を失っていたようだ。 目を開けるとそこには、 かつての友がいて…… 「大丈夫?どうしたの?」 と、優しい目で言った。 あの冷たい目ではなく、少し光った、 全てが同じになってしまう前の、 昔のあの目で………